JPH03115632A

JPH03115632A - 開閉式屋根

Info

Publication number: JPH03115632A
Application number: JP25064889A
Authority: JP
Inventors: Toru Aoyanagi; 徹青柳
Original assignee: Obayashi Corp
Current assignee: Obayashi Corp
Priority date: 1989-09-28
Filing date: 1989-09-28
Publication date: 1991-05-16
Anticipated expiration: 2011-03-13
Also published as: JPH0826610B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は野球場、陸上競技場等の開閉式屋根（こ関する
。

（従来の技術）最近の野球場や競技場では天候に関係なく使用できるよ
うに、空気膜構造による屋根を設備しｔ二ものが知られ
ている。そして更に、晴天時の開方交感を得るために、
開閉式屋根についても種々の検討が行なわれている。

特に、移動屋根板を多段構造として開放運動に伴う移動
屋根板の収納状態を積層状にし、収納スペースを小さく
し且つ開口率を大きくすることが検討課題になっている
。開閉式屋根を構成する移動屋根板の運動方向は、上下
方向、水弔方向かありそれぞれ一長一短ではあるが、移
動動力の省力化を目的とする場合には水平方向が有利で
あり、これは移動屋根板をそのまま水平に左右方向へ運
動させるものである。

（発明が解決しようとする課題）ところで、移動屋根板を水平に移動させる場合にはその
収納面積を小さくすることが一つの課題であり、移動屋
根板を折り畳み式にするかあるいは蛇腹式の積層構造に
するのであるが、移動屋根版自体の構造が開閉機構と相
俟って複雑になるという問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は移動動力を省力化させ、また開口率を大きくし、
なおかつ移動屋根板自体の構造を簡単にできる開閉式屋
根の提供を目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明の開閉式屋根は、半球
体状の屋根を放射状に分割して形成した複数の移動屋根
板と、一つの移動屋根板に残りの移動屋根板を重ね合せ
るために、これら残りの移動屋根板を周方向に移動させ
る周回レールと、つの移動屋根板を固定支持すると共に
一つの移動屋根板に重ね合わされた残りの移動屋根板を
支持しつつ全体を径方向外方へ移動させる移動道床とを
備えたことを特徴とする。

（作　用）放射状に分割した移動屋根板は、移動道床上に固定支持
した一つの移動屋根板を除き、周回シル上に移動される
ようになっており、屋根が閉じた状態のときには、移動
屋根板が半球体状に３６０°に展開し、開いた状態のと
きには残りの移動屋根板が周回レール上を一つの移動屋
根板側へ移動されて重ね合わされ、一つの移動屋根板と
共に移動道床上に支持される。

そして移動道床は、移動屋根板が開いた状態のとき、一
つの移動屋根板及び残りの移動屋根板を支持した状態で
周回レールよりも外側の径方向外方へ水平移動され、屋
根の開口率を上げる。

（実　施　例）以下、本発明の好適な実施例について図面を参照して詳
細に説明する。

本発明は基本的には、半球体状の屋根を放射状に分割し
て形成した複数の移動屋根板５．５ａ。

５ｂと、一つの移動屋根板５ｂに残りの移動屋根板５，
５ａを重ね合せるために、これら残りの移動屋根板５，
５ａを周方向に移動させる周回レール６．６ａと、一つ
の移動屋根板５ｂを固定支持すると共に一つの移動屋根
板５ｂに重ね合わされた残りの移動屋根板５，５ａを支
持しつつ全体を径方向外方へ移動させる移動道床７とを
備えて構成される。

第１図はグランド１ｏに適用した開閉式屋根１の全景を
示すもので、円形外壁２の内周面にスタンド３を有し、
その内周個人面の中心にて回動軸４で結合した三枚の移
動屋根板５．５ａ、５ｂを具えて成り、これら移動屋根
板５，５ａ、５ｂで外壁２の内側天面を覆うものである
。

移動屋根板５，５ａ、５ｂは、天面を覆う半球体を各々
回動軸４から外壁２の方向へ放射状に１２０°間隔で３
分割したようにして形成され、回動軸４からの半径を夫
々穴にする底端面を有し、移動屋根板５，５ａは外壁２
上に敷設した曲率の異なる各周回レール６．６ａで支承
されている。

すなわち、各移動屋根板５，５ａ、５ｂの曲率は、これ
らを互いに重ね合せることができるように、移動屋根板
５から他の移動屋根板５ｂへと順次に大きな膨らみを持
つもので、これら異なる曲率の移動屋根板、殊に周方向
に移動される移動屋根板５，５ａにそれぞれ対応する曲
率で各周回レール６．６ａが形成されている。

他方、外壁２の一側部には、この外壁２に連続し且つ外
壁２から径方向外方へ嵌脱自在に移動される大型フレー
ムで成る移動道床７が設けられ、この移動道床７上には
、外壁２側の周回レール６６ａと連続される周回レール
６．６ａが敷設されている。またこの移動道床７には、
一つの移動屋根板５ｂが固定支持されている。

移動道床７は、その下方であって外壁２に接する位置か
ら外壁２の径方向外方へ突出された建造物８の屋上に、
径方向外方へ向かって平行に敷設された複数の水平移動
レール９で支持されている。

移動道床７および移動屋根板５．５ａは走行輪を具備し
、夫々のレール６．６ａ、９上を走行移動する。第１図
、第２図は移動屋根板５，５ａが旋回移動して開いた状
態を示している。

このように開いたとき、第２図の如く移動屋根板５，５
ａはレール６．６ａを走行して旋回運動を行い、一つの
移動屋根板５ｂに重ね合せられて移動道床７上に収まっ
ている。

第３図に開閉式屋根１の平面を示す。回動軸４を中心に
して１２０”の間隔による放射方向へ分割構成した三枚
の移動屋根板５．５ａ、５ｂのうち、曲率半径の一番大
きい外側の移動屋根版５ｂは移動道床７に一体的に固定
してあり、その内側に収まるように移動屋根板５ｂより
も少し小さな曲率半径で形成した移動屋根板５ａはレー
ル６ａで支承している。一番手さな曲率半径を有する内
側の移動屋根板５はレール６で支承している。

レール６は、移動屋根板５，５ａが互いに接する閉塞位
置から右回り方向へ延び、移動道床７の左端位置まで達
している。

レール６ａは、レール６よりも若干大きな曲率半径で左
回り方向へ延び、移動道床７の右端位置まで達している
。

したがって移動屋根板５は、右回り方向へ旋回して移動
道床７上において移動屋根板５ｂの下側に重なり収まる
。移動屋根板５ａは、左回り方向へ旋回して移動道床７
上において移動屋根板５ｂと移動屋根板５との間に重な
り収まる。

即ち、これらの移動屋根板５，５ａ、５ｂは移動道床７
上に集合重複して開放状態となる。

スタンド３で囲まれたグランド１０の天面は移動屋根板
５，５ａの分だけ開放され、回動輪４を中心に２４０°
の開口が得られている。

この開口率を更に高める目的で、移動道床７は、各移動
屋根板５．５ａ、５ｂを支持したまま建造物８上の水平
移動レール９に沿ってスタンド３の径方向外方へ後退す
るものである。

第４図〜第６図に移動屋根板５と移動道床７の移動手段
を例示している。移動屋根板５ａについても移動屋根板
５と同様の構造を採用しているので、図では移動屋根板
５について示す。

移動屋根板５は周回レール６上に２軸式の屋根服用台車
１１で支承され、移動道床７の方は３軸式の道床用台車
１２で水平移動レール９上に支持されている。

レール６．９はいずれもＨ形鋼の上フランジに二本平行
に敷設されていると共に、台車１１，１２の車輪１４に
はいずれも中央部分に周方向に沿ってフランジ１５が形
成され、これら車輪１４は、フランジ１５がそれぞれ二
本のレール６．９に挾み込まれて脱輪が防止されるよう
になっている。

更にまたこれら屋根服用台車１１及び道床用台車１２は
、移動屋根板５あるいは移動道床７を載置する取付台座
１６と、取付台座１６にイコライザー軸１７を介して回
動自在に軸着されたイコライザー式台車枠１８と、更に
イコライザー軸１７にイコライザー式台車枠１８の外側
から軸着され、Ｈ形ｍｌＢの上フランジの裏面から車輪
１４と共にレール６．９を挟み込んで台車１１．１２の
浮き上がりを規制する浮上り防止枠組１９とを備えて構
成されている。

Ｈ形鋼１３の上フランジ裏面にはレール２０が添設され
、浮上り防止枠組１つの下端部内側に軸支した浮上り防
止輪２１が、このレール２０上を走行するようになって
いる。

移動屋根成用台車１１と移動道床用台車１２との相違は
、台車１２が移動屋根５．５ａ、５ｂを全て乗せたまま
移動するためのものであることから、台車１１の場合イ
コライザー式台車枠１８の中央部をイコライザー軸１７
で軸支して台車枠１８を左右に延出する左右均衡型であ
るのに対し、台車１２の方はイコライザー軸１７でそれ
らの端部が枢着された２枚のイコライザー式台車枠１８
ａ、１８ｂを有しており、台車枠１８ａとイコライザー
軸１７との中間部で他方の台車枠１８ｂの一端を回動自
在に連結している。

こうして台車１２の方は、鉛直荷重を３軸で負担する。

またこの台車１２は、左右に２台並設した２車式として
いる。

またこれらの台車１．１．１２は各レール６．９の敷設
方向に複数台縦列配置され、そのうちの少なくとも１台
に自走用のモーター等を組み込んでいる。なお、３軸式
の台車１２の台車枠１８と取付台座１６との間に連結板
２２を設け、これらの間をイコライザー軸１７ａで連結
すれば、よりよい安定を得ることができる（第４図参照
）。

（効　果）以上詳細に説明したように本発明の開閉式屋根によれば
、移動屋根板の周回レールに沿って旋回移動する際の登
板角は、はぼ水平に近い状態であり、またこれらを収納
移動する移動道床は水平移動なので、屋根を開閉するた
めの移動動力を小さくすることが可能であり、このこと
は移動に係る機構全体の強度確保についても補強材を節
約し、軽量化も図れるなど相乗的に有利である。

また、移動屋根板は周回レールによって移動道床上に重
ね合わされるばかりではなく、移動道床に集合して重な
り合った状態から更に径方向外方へ移動されるので、集
合状態が小さくまとまり、しかも開口率を高める効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図は第１図
の側面図、第３図は開閉状態を説明するための平面図、
第４図は移動道床の部分を説明するための要部側面図、
第５図は移動屋根服用台車を示すもので、第５図（Ａ）
はその正面図、第５図（Ｂ）はその側面図、第６図は移
動道床用台車を示す正面図である。１・・・・・・開閉式屋根　　　　２・・・・・・円形
外壁３・・・・・・スタンド　　　　　４・・・・・・
回動軸５・・・・・・移動屋根板　　　　５ａ・・・移
動屋根板５ｂ・・・移動屋根板６・・・・・・周回レール８・・・・・・建造物１０・・・グランド１２・・・道床用台車１４・・・車輪１６・・・取付台座１８・・・台車枠２０・・・レール２２・・・連結板

Claims

【特許請求の範囲】

半球体状の屋根を放射状に分割して形成した複数の移動
屋根板と、一つの移動屋根板に残りの移動屋根板を重ね
合せるために、これら残りの移動屋根板を周方向に移動
させる周回レールと、上記一つの移動屋根板を固定支持
すると共に該一つの移動屋根板に重ね合わされた残りの
移動屋根板を支持しつつ全体を径方向外方へ移動させる
移動道床とを備えたことを特徴とする開閉式屋根。