JPH07107293B2 - 開閉膜屋根構造物 - Google Patents

開閉膜屋根構造物

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JPH07107293B2
JPH07107293B2 JP62112596A JP11259687A JPH07107293B2 JP H07107293 B2 JPH07107293 B2 JP H07107293B2 JP 62112596 A JP62112596 A JP 62112596A JP 11259687 A JP11259687 A JP 11259687A JP H07107293 B2 JPH07107293 B2 JP H07107293B2
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JP
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truss
arch
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horizontal
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孝次 柳澤
薫 西川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は屋外音楽堂、野球場、集会場等方向性のある空
間を形成するのに適した大規模開閉膜屋根構造物に係る
ものである。
(従来の技術) 従来大規模開閉屋根構造物として、下部構造物よりその
上部空間に放射状に屋根ユニットの案内フレームを配設
し、同フレームに沿って、複数段の環状体を所要分割し
てなる弧状の屋根ユニットを昇降自在に装架し、屋根面
開放時に上下に隣る屋根ユニットが重合して格納される
ように構成されたものが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら前記従来の構造物においては、屋根面開放
時に案内フレームが残り、また下部構造物上に、互いに
重合された相当大きい表面積を有する弧状の屋根ユニッ
トが重合状態で残り、十分に屋根面が開放されないとい
う問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような問題点を解決するために提案された
もので、円弧状の上弦材及び下弦材をラチス材で連結し
てなり、構造物の内部に至るに伴って成が漸減するトラ
ス材と、前記上弦材より所要間隔毎に側方に突設された
水平材とよりなり、同各水平材に亘って膜パネルが張設
され、前記トラス材の下端部の妻側にトラス構面が組立
てられるとともに、同トラス構面には車輪が装架され、
前記各水平材及びトラス構面の各自由端部が、相隣る水
平材を転動する車輪が装架された受材で連結されてな
り、且つ前記構造物の内部に至るに伴って幅が漸減する
平面楔状のアーチエレメントを複数構成し、同各アーチ
エレメントにおける前記構造物の内央部側端部が、同構
造物における支持架構上にそれぞれが扇の要状に回転自
在に重合して枢支されるとともに、同支持架構に設けら
れた妻側面開放部に敷設された水平の円弧状案内部材上
にトラス構面の車輪を介して走行自在に載架されてなる
ことを特徴とする開閉膜屋根構造物に係るものである。
(作用) 本発明は前記したように構成されているので、前記支持
架構の妻側面開放部の一側、または両側に互いに重合す
るように収納された前記垂直のトラス材と、これに直交
する、同トラス材の上弦材より側方に突設された水平材
に亘って張設された膜パネルとよりなる倒L形断面の複
数のアーチエレメントを順次、同各エレメントの膜パネ
ル部分及びトラス材が雁行するように前記妻側面開放部
に敷設された水平の円弧状案内部材に沿って走行させる
と、各アーチエレメントは前記支持架構上の枢支部を中
心として扇状に展開し、相隣るアーチエレメントの膜パ
ネルが羽重ね状に重合することによって、前記開放部が
アーチエレメントによって俺覆される。
また収納時には前とは逆に前記各エレメントを前面開放
部の一側、または両側に移動させると、各アーチエレメ
ントにおけるトラス材は水平方向に、また膜パネルは上
下方向に重合するようにコンパクトな形で収納される。
(発明の効果) このように本発明によれば梁成が漸変するトラス材と、
同トラス材の上弦材及び同上弦材より突設された水平材
に亘って張設された膜パネルとよりなる倒L型断面のア
ーチエレメント上端を、それぞれが扇の要状に支持架構
上に枢支するとともに、下端部を同支持架構の妻側面開
放部に敷設された水平の円弧状案内部材に走行自在に載
架したことにより、前記開放部を自由に開閉しうるもの
であり、開放時には前記アーチエレメントが互いに重合
した最小容積に折り畳まれた状態で、前記開放部の一
側、または両側に格納されるので、開放部に前記従来の
構造におけるように、屋根ユニットや同ユニット案内フ
レームが残ることがなく、前記開放部を最大限に開放で
き、本発明は屋外音楽堂の屋根、野球場等の方向性のあ
る空間を作る開閉膜屋根構造物に適している。
また本発明においては、前記アーチエレメントの骨組
が、倒L型断面に形成されているので、水平力に対して
安定した構造となっている。
また本発明によれば、前記したように垂直面トラスと水
平面トラスとを組み立てた断面倒L型トラスにおける剛
性を有する水平面に膜パネルが張設されているので、屋
根の全開放時及び開閉途中でも前記膜パネルは緊張され
ており、風による「ばたつき」が生起することなく、膜
パネルの破損を生起することがない。
更にまた前記膜パネルは屋根の全開放時、及び開閉途中
で折り曲げられることがないので、ガラス等の剛性材の
使用が可能となる。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(A)はアーチエレメントで、円弧状の上弦材(1)及
び下弦材(2)をラチス材(3)で連結してなる構造物
の内部に至るに伴って成が漸減するトラス材(a)にお
ける前記上弦材(1)と、同上弦材(1)より所要間隔
毎に突設した水平材(4)とに亘って膜パネル(b)を
張設し、前記トラス材(a)の下端部の妻側面開放部に
トラス構面(5)が組立てられ、同トラス構面(5)に
は支持架構(B)の妻側面開放部(C)の基盤上に敷設
された水平の円弧状案内レール(6)上を転動する車輪
(7)が装架されている。図中(8)は前記各水平材
(4)及びトラス構面(5)の各自由部材を連結する受
材である。而して複数の前記アーチエレメント(A)の
各内側端部が、前記支持架構(B)上、若しくは支持柱
上に、夫々が扇の要状に互いに回転自在なように重合さ
れ、ヒンジ(9)を介して枢支されている。
また前記アーチエレメント(A)は開放部(C)の内部
側に位置する部材ほど、成、及びヒンジ(9)からの長
さが漸減するように配設され、同各エレメントにおける
前記構面(5)に装架された車輪(7)は開放部(C)
上に配設された半径の異なる各案内レール(6)上を夫
々走行するように構成されている。
また受材(8)には相隣るアーチエレメント(A)の相
対移動を容易ならしめるため、相隣るアーチエレメント
(A)の水平材(4)を転動するゴム車輪(10)が装架
されている。その他図中(11)は膜パネル(b)におけ
る受材(8)を超えて延び、相隣るアーチエレメント
(A)の膜パネル(b)上に垂下する雨水侵入防止部片
である。
図示の実施例は前記したように構成されているので、前
記支持架構(B)の前面開放部(C)の一側または両側
の収納部分(第3図の(A′))に重合状態で格納され
ていた倒L形断面のアーチエレメント(A)を、適宜駆
動機構を介して順次各エレメントの膜パネル(b)部分
及びトラス材(a)が雁行するように、前記開放部
(C)に敷設された各案内レール(6)上をアーチエレ
メント(A)の外側端のトラス構面(5)に装架され走
行車輪(7)を介して走行させると、各アーチエレメン
ト(A)は前記支持架構(B)上のヒンジ(9)を中心
として扇状に展開し、相隣るアーチエレメント(A)の
膜パネル(b)部分が羽重ね状に重合することによっ
て、前記開放部(C)がアーチエレメント(A)によっ
て閉塞される。
この際、各アーチエレメント(A)の下端部は妻側に設
けたトラス構面(5)、車輪(7)を介して案内レール
(6)に力を伝達する。
次に前記開放部(C)を開放する場合、前とは逆に各ア
ーチエレメント(A)を同開放部の一側または両側に移
動させると、各アーチエレメント(A)のトラス材
(a)は水平方向に重合し、膜パネル(b)は上下方向
に重合し、コンパクトな形で収納される。この際、前記
開放部(C)には従来の構造におけるように、屋根ユニ
ットや、同ユニットの案内フレームが残ることなく、前
記開放部(C)が最大限に開口される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る開閉膜屋根構造物の一実施例の部
分斜視図、第2図はその縦断側面図、第3図及び第4図
は夫々その開放部の閉塞時並びに開放時の状態を示す平
面図、第5図は前記開放部の閉鎖時におけるアーチエレ
メント間の関係を示す縦断面図第6図は前記開放部の開
放時におけるアーチエレメントの格納状態を示す縦断面
図である。 (A)…アーチエレメント、(B)…支持架構、(C)
…前面開放部、(1)…上弦材、(4)…水平材、
(6)…案内レール、(7)…走行車輪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円弧状の上弦材及び下弦材をラチス材で連
    結してなり、構造物の内部に至るに伴って成が漸減する
    トラス材と、前記上弦材より所要間隔毎に側方に突設さ
    れた水平材とよりなり、同各水平材に亘って膜パネルが
    張設され、前記トラス材の下端部の妻側にトラス構面が
    組立てられるとともに、同トラス構面には車輪が装架さ
    れ、前記各水平材及びトラス構面の各自由端部が、相隣
    る水平材を転動する車輪が装架された受材で連結されて
    なり、且つ前記構造物の内部に至るに伴って幅が漸減す
    る平面楔状のアーチエレメントを複数構成し、同各アー
    チエレメントにおける前記構造物の内央部側端部が、同
    構造物における支持架構上にそれぞれが扇の要状に回転
    自在に重合して枢支されるとともに、同支持架構に設け
    られた妻側面開放部に敷設された水平の円弧状案内部材
    上にトラス構面の車輪を介して走行自在に載架されてな
    ることを特徴とする開閉膜屋根構造物。
JP62112596A 1987-05-11 1987-05-11 開閉膜屋根構造物 Expired - Fee Related JPH07107293B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4566475A (en) 1983-09-23 1986-01-28 Josef Wund Outdoor recreation area cover

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