JP2571712B2 - 2段階開閉式ドーム屋根 - Google Patents

2段階開閉式ドーム屋根

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JP2571712B2
JP2571712B2 JP1007632A JP763289A JP2571712B2 JP 2571712 B2 JP2571712 B2 JP 2571712B2 JP 1007632 A JP1007632 A JP 1007632A JP 763289 A JP763289 A JP 763289A JP 2571712 B2 JP2571712 B2 JP 2571712B2
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吉明 山口
利之 川口
真 山室
美貞 宗村
浩二 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は運動競技場等の建築構造物における開閉式ド
ーム屋根に係るものである。
(従来の技術) 従来この種の技術としてドーム本体を半径方向に2分
割する仮想平面に沿う方向に帯状の開口部を形成し、同
開口部に開閉自在な蓋体を設けたのが特開昭59−126835
号公報において提案されている。
またドーム屋根を径方向にほぼ同一幅に分割され、且
つ同一球心で曲率半径の異なる球面状に屈曲された複数
の可動屋根材より構成し、各可動屋根材の両端を、外壁
周縁に装架されたガイド部材に移動自在に支持したもの
が、特開昭61−274029号公報において提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら前者はドーム屋根の一部を開閉するだけ
で、屋根構造部材等によって自然環境が損なわれ、快適
な運動競技場を提供することができない。
後者の場合、屋根材料を固定したまま開閉する構造の
ため、風の影響等により屋根構造部材や開閉手段にコス
トがかかり、安全面やランニングコストの面で問題があ
る。
また後者の平面形状では、同一平面積で観覧席を多く
とれず、特に運動競技場は、トラック、各種コートの形
状に長方形が適しているため、一層不利であり、更に球
面状のドーム屋根では、発生音が一点に集中し、音響効
果が悪い。更にまた可動屋根の支持トラス脚部がほぼ三
角形状となり、走行レールの敷設本数が多くなり、走行
装置を複雑となる。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、敷地の有効利用が図
られ、特に運動競技場に適した平面形状を有し、音響効
果がよく、屋根の開閉機構及び可動屋根の走行装置の構
造が簡略化される開閉式ドーム屋根を提供する点にあ
る。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る開閉式ドー
ム屋根は、運動競技場等の建築構造物の外壁間に亘って
配設されたドーム屋根の平面形状を長方形とするととも
に、同長方形平面の同ドーム屋根の長辺方向の縦断面形
状を鶏卵状とし、且つ長方形平面の前記ドーム屋根の短
辺方向の縦断面形状をほぼ円弧状とし、前記長方形平面
のドーム屋根をその長辺方向に亘ってほぼ等分割して夫
々同長方形平面の短辺方向の縦断面形状がほぼ円弧状の
それぞれ独立した複数の可動分割屋根片を形成し、同各
可動分割屋根片を、両端部が前記構造物外壁に敷設され
た前記長方形平面のドーム屋根の長辺方向に延びるレー
ル部材に移動自在に載架された屋根構造部材と、同屋根
構造部材上に前記長方形平面のドーム屋根の短辺方向に
移動自在に載架された屋根材とより構成されたものであ
る。
(作用) 本発明は前記したように構成されているので、小規模
な開閉を行う場合、または可動屋根を移動開閉する場
合、長方形平面のドーム屋根をその長辺方向に亘ってほ
ぼ等分割して夫々同長方形平面のドーム屋根の短辺方向
の縦断面形状がほぼ円弧状された、それぞれ独立して形
成された複数の可動分割屋根片におけるドーム屋根の長
辺方向に延びるレール部材に移動自在に載架された屋根
構造部材上に、前記長方形平面のドーム屋根の短辺方向
に移動自在に装架された屋根材を、同構造部材に沿って
移動開閉し、前記屋根構造部材は停止した状態としてお
く。
前記屋根材の開閉操作が完了したのち、前記分割屋根
の屋根構造部材を外壁に架設された長手方向に延びるレ
ール部材に沿って移動せしめることによって、可動屋根
による移動開閉操作を行なうものである。
なお無風の場合は前記2段階の操作を同時に行って、
前記ドーム屋根の開閉時間を短縮してもよい。
(実施例) 以下本発明を全天候型の野球場におけるドーム屋根開
閉装置に適用した図示の実施例について説明する。
前記ドーム屋根面は平面形状が長方形で、同長方形平
面のドーム屋根の長辺方向の縦断面形状が鶏卵状とさ
れ、打球が屋根面に衝突しないようにセカンドベース
(S)上部が最高高さとなり、且つ打球軌跡をカバーし
た曲線形とされている。また前記長方形平面のドーム屋
根の短辺方向の縦断面形状はほぼ円弧状に形成されてい
る。
而して前記長方形平面のドーム屋根をその長辺方向に
亘ってほぼ等分割された、同長方形平面のドーム屋根の
短辺方向の縦断面形状がほぼ円弧状のそれぞれ独立した
複数の可動分割屋根片(A)より構成する。
而して前記可動分割屋根片(A)の両端部に装架され
た後述の走行装置を介して、外壁(1)に長方形平面の
ドーム屋根の長辺方向に亘って敷設されたレール部材
(2)上に沿って走行自在に装架されたトラス架構の円
弧状屋根構造部材(3)と、同構造部材(3)にその長
手方向に亘って配設された案内レール上を走行する鋼製
パネルよりなる複数の屋根材(4)とより構成されあ、
同各屋根材(4)は望遠鏡筒式に展開、収納されるよう
になっている。図中(5)は屋根材に装架された駆動装
置で、前記屋根構造部材(3)の長手方向に亘って配設
されたラック状レール(図示せず)に噛合する歯輪より
構成されている。
図中(B)は観客席、(C)はグランドである。
第8図乃至第10図は走行装置(6)を示し、可動分割
屋根片(A)における長方形平面のドーム屋根の短辺方
向両端脚部に取付けられた走行枠(7)に駆動モータ
(8)が装架され、同モータ(8)によって伝動部材
(9)を介して駆動される駆動輪(10)が前記レール部
材(2)上に架乗している。図中(11)は同レール部材
(2)上に架乗している従動輪である。
その他図中(D)はドーム屋根の長辺方向両端に配設
された固定屋根である。
図示の実施例は前記したように構成されているので、
第1段階の開閉な長方形平面のドーム屋根の小規模な開
閉を必要とする場合、或いは可動分割屋根片(A)を移
動開閉する場合、先ず前記屋根材(4)を屋根構造部材
(3)に沿って開閉し、屋根構造部材(3)は停止した
状態としておく。
第2段階の開閉は、前記可動分割屋根片(A)を前記
長方形平面のドーム屋根の長辺方向に移動開閉する場合
で、前記した第1段階の操作終了後、前記走行装置によ
って左右に2個づつ可動分割屋根片(A)を移動し、固
定屋根(D)上に重層状態で停止しておく。
また無風の場合は、第1段階及び第2段階の操作を同
時に行って、開閉時間を短縮してもよい。
なお前記各可動分割屋根片(A)は前記長方形平面の
ドーム屋根の長辺方向にほぼ同一幅に分割され、同長方
形平面のドーム屋根の短辺方向に延びる縦断面形状がほ
ぼ円弧上の屋根に構成されているので、可動分割屋根片
(A)の脚部は長方形となり、レール部材(2)は各可
動分割屋根片(A)の脚部に1条乃至2条敷設するだけ
でよく、走行装置(6)が簡略化される。
また前記実施例によればドーム屋根の平面形状を長方
形とすることによって、ドーム屋根が同一球心の曲率半
径の異なる球面状に形成された円形平面の前記従来構造
と同じ敷地面積で観覧席を多くとれ、特に運動競技場は
トラック、各種コート形状が長方形であるので、一層有
利である。
更に前記野球場を多目的利用する場合、例えばコンサ
ート用としてセンター側にステージを設けて使用した場
合、前記従来構造の如く同心曲面のドーム屋根に構成さ
れた場合には、発生音が重なり合う率が大きくなって音
響環境を損なうことが多いが、前記実施例においては長
方形平面のドーム屋根の長辺方向の縦断面形状が鶏卵状
とされているので音を分散させることができ、音響環境
が大幅に改善される。
第11図は本発明の他の実施例を示し、前記屋根材
(4)は複数の電動鋼製シャッタースラットより構成さ
れ、両端のトラス部材に夫々ガイド部材を設け、同ガイ
ド部材に沿って各シャッタースラットを同スラットに装
架した駆動装置(12)を介して移動せしめて、前記屋根
材(4)を開閉したのち、可動分割屋根片(4)を長辺
方向に移動せしめるように構成されている。
図中、前記実施例と均等部分には同一符号が附されて
いる。
第12図は本発明の更に他の実施例を示し、屋根材
(4)が膜材で構成され、長方形平面のドーム屋根の短
辺方向両端の回転ドラム(13)及び同各ドラム(13)に
連絡して長方形平面のドーム屋根の短辺方向の両端部に
沿って延びる一双のガイド部材(14)を設け、下部回転
ドラム(13)に捲装された膜材よりなる屋根材(4)の
先端に前記ガイド部材(14)に沿って滑動するスライダ
ーを設け、同スライダーに繋着したワイヤーをトラス頂
部に装着したウインチ(15)に捲装し、同ウインチ(1
5)によって膜材よりなる屋根材(4)を開閉したの
ち、可動分割屋根片(A)を長方形平面のドーム屋根の
長辺方向に移動させるように構成されている。
図中、前記実施例と均等部分には同一符号が附されて
いる。
(発明の効果) 本発明によればドーム屋根の平面形状が長方形とされ
たことによって、円形平面の従来構造に比して同一敷地
面積で観覧席が多くとれ、特に運動競技場は、トラッ
ク、各種コートが長方形であるのでより一層有利であ
る。
また前記各可動分割屋根片は、長方形平面のドーム屋
根の長辺方向に亘ってほぼ等分割された同長方形平面の
ドーム屋根の短辺方向に延びる縦断面形状がほぼ円弧状
に形成されているので、脚部が長方形状となり、外壁に
敷設されるレール部材は各可動分割屋根片毎に1条また
は2条でよく、走行装置を簡略化される。
更に本発明によれば前記可動分割屋根片を、両端部が
外壁に敷設された長方形平面のドーム屋根の長辺方向に
延びるレール部材に移動自在に載架された屋根構造部材
と、同屋根構造部材上に前記長方形平面のドーム屋根の
短辺方向に移動自在に載架された屋根材とより構成した
ことにより、同屋根材を開閉する第1段階の開閉操作は
容易で、ドーム屋根の局部的な小規模の開閉には便利
で、ランニングコストが低廉で済む。
また前記可動分割屋根片を前記長方形平面のドーム屋
根の長辺方向に移動開閉することによって、ドーム屋根
全面が開放された快適な運動競技場が構成され、可動屋
根は屋根材を閉鎖位置に固定したまま開閉しないので、
風の影響が少なく、安全で、ランニングコストが低廉で
済み、経済的である。
更にまた本発明においては長方形平面のドーム屋根の
長辺方向の縦断面形状を鶏卵状としたことによって、ド
ーム内の音響効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る2段階開閉式ドーム屋根の一実施
例を示す縦断面図、左半部が閉鎖状態を、右半部が開放
状態を示す。第2図及び第3図並に第4図は夫々その開
放状態を示す縦断側面図及び側面図並に平面図、第5図
及び第6図並に第7図は夫々その閉鎖状態を示す縦断側
面図、及び側面図並に平面図、第8図は可動分割屋根片
の端部走行装置を示す斜視図、第9図は第8図の矢視IX
−IX図、第10図は第8図の矢視X−X図、第11図及び第
12図は夫々本発明の他の各実施例を示す縦断断面図で、
夫々左半部が閉塞状態を、右半部が開放状態を示す。 (A)……可動分割屋根片、(1)……外壁、(2)…
…レール部材、(3)……屋根構造部材、(4)……屋
根材、(6)……走行装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四方 正武 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 フジタ工業株式会社内 (72)発明者 山口 吉明 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 フジタ工業株式会社内 (72)発明者 川口 利之 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 フジタ工業株式会社内 (72)発明者 山室 真 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 フジタ工業株式会社内 (72)発明者 宗村 美貞 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 フジタ工業株式会社内 (72)発明者 山本 浩二 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 フジタ工業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運動競技場等の建築構造物の外壁間に亘っ
    て配設されたドーム屋根の平面形状を長方形とするとと
    もに、同長方形平面の同ドーム屋根の長辺方向の縦断面
    形状を鶏卵状とし、且つ長方形平面の前記ドーム屋根の
    短辺方向の縦断面形状をほぼ円弧状とし、前記長方形平
    面のドーム屋根をその長辺方向に亘ってほぼ等分割して
    夫々同長方形平面の短辺方向の縦断面形状がほぼ円弧状
    のそれぞれ独立した複数の可動分割屋根片を形成し、同
    各可動分割屋根片を、両端部が前記構造物外壁に敷設さ
    れた前記長方形平面のドーム屋根の長辺方向に延びるレ
    ーム部材に移動自在に載架された屋根構造部材と、同屋
    根構造部材上に前記長方形平面のドーム屋根の短辺方向
    に移動自在に載架された屋根材とより構成してなること
    を特徴とする2段階開閉式ドーム屋根。
JP1007632A 1989-01-18 1989-01-18 2段階開閉式ドーム屋根 Expired - Fee Related JP2571712B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101661429B1 (ko) * 2015-06-19 2016-09-29 주식회사 상아이크린 원터치형 치실 홀더

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KR101661429B1 (ko) * 2015-06-19 2016-09-29 주식회사 상아이크린 원터치형 치실 홀더

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