JPH02144436A - 開閉式屋根 - Google Patents

開閉式屋根

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JPH02144436A
JPH02144436A JP63296448A JP29644888A JPH02144436A JP H02144436 A JPH02144436 A JP H02144436A JP 63296448 A JP63296448 A JP 63296448A JP 29644888 A JP29644888 A JP 29644888A JP H02144436 A JPH02144436 A JP H02144436A
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movable
segment
fan
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Takenori Kumagai
武紀 熊谷
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Shimizu Corp
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    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B7/00Roofs; Roof construction with regard to insulation
    • E04B7/16Roof structures with movable roof parts
    • E04B7/166Roof structures with movable roof parts characterised by a translation movement of the movable roof part, with or without additional movements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H3/00Buildings or groups of buildings for public or similar purposes; Institutions, e.g. infirmaries or prisons
    • E04H3/10Buildings or groups of buildings for public or similar purposes; Institutions, e.g. infirmaries or prisons for meetings, entertainments, or sports
    • E04H3/14Gymnasiums; Other sporting buildings
    • E04H3/16Gymnasiums; Other sporting buildings for swimming
    • E04H3/165Gymnasiums; Other sporting buildings for swimming having movable parts

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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばイベント会場等の屋根の架設・退去を
自在に行えるようにした開閉式屋根に関するものである
〔従来の技術〕
本出願人等は、上部に屋根が架設されたいわゆる有蓋空
間と上部が開放された開放空間との双方を同一敷地上に
形成可能とすべく開閉自在とした屋根、つまり開閉式・
屋根を先に発明し、既に提供している。
第13図ないし第15図は、それら既に提供した開閉式
屋根の一例(特願昭61−81858号明細書「移動式
屋根」)を示すものである。
この開閉式屋根(移動式屋根)1は、扇形に形成された
少なくとも2つの屋根ユニット2,2゜・・・を、その
扇形の中心部を回転中心として回動移動させることによ
り屋根架設対象(敷地)I7への屋根の架設・退去を自
在とするものであって、前記屋根ユニット2はそれぞれ
同一回転中心を共有し、かつ、該ユニット2が構成する
扇形の弧の近傍および前記回転中心の近傍には、第15
図に示すように、それぞれ該屋根ユニット2を支持する
第1支持脚3と第2支持脚4とが設けられ、さらに、こ
れら第1と第2の支持脚3,4は、それぞれ円弧軌道5
,6に沿って移動するスライド゛機構を備えていること
を特徴とするものである。符号7は観覧席8上部を覆う
固定屋根である。また、図示は省略しであるが第1支持
脚3の下端部には駆動装置が装備されており、その駆動
装置により軌道5に係合する車輪が軌道5上を走行する
ようになっている。
上記開閉式屋根1によれば、屋根ユニット2をその扇形
の中心部を回動中心として回動させることが可能となり
、例えば第14図に示すように該開閉式屋根1が4個の
屋根ユニット2により構成されている場合には、それら
4個の屋根ユニット2を全て隣接させることにより屋根
架設対象り上部を一様に覆うことができ、一方、隣接す
る4個の屋根ユニット2を2個ずつ前記固定屋根7の方
へ移動させて離間させることにより屋根架設対象し上部
を開放することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記の開閉式屋根1によれば、屋根の屋根架
設対象りへの架設、屋根架設対象りからの退去を任意に
しかも簡単に行え、それにより天候等への対応が全く自
在に行えるようになる、といった優れた効果を奏するも
のであるが下記の如き不都合が生じていた。
すなわち、上記の如ぐ特に円形(扇形)の屋根において
、屋根を扇形の屋根ユニットに分割し、それら屋根ユニ
ットの回動移動により開放する構造のものでは回動中ノ
ら1部、つまり屋根架設対象りの中央部に支柱9が存在
することとなり、広大な屋根架設対象りを有効利用する
上での障害となるとなったことである。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、有蓋
空間と開放空間とを創出し得るといった優れた作用を発
揮する円形あるいは扇形の開閉式屋根において、開放時
にはその開放部を完全に開放し得、しかも屋根架設対象
に支持体等を設ける必要のない開閉式屋根を実現するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る開閉式屋根は、開状態において全体として
平面形状扇形または円形に形成され、その扇形中心また
は円形中心から一定半径で区切られた中央部側を移動屋
根部とする一方、外周部側を固定屋根部とし、前記移動
屋根部をほぼ同一中心角を有する複数の扇形屋根ユニッ
トに分割し、これら屋根ユニットをそれぞれ前記固定屋
根部に向けて自身の半径方向へ放射状に移動させること
により扇形または円形の中央部を開放するものであって
、前記各屋根ユニットを、それら頂点部をリング状に結
ぶワイヤー状のつなぎ部材により互いに連結状態とし、
かつ、前記屋根ユう;yト(7)少な(とも一つに、前
記つなぎ部材の巻取り・解除を行うことにより該つなぎ
部材の各屋根ユニット間に形成するリング径を縮径およ
び拡径せしめる巻取り手段を設けたものである。
〔作用〕
開閉屋根の開状態から各屋根ユニットの頂点部どうしを
リング状に結んだつなぎ部材の一端を巻取り手段で巻き
取ると、つなぎ部材のリング径が縮径されて各屋根ユニ
ットどうしがそれぞれ求心方向へ移動するので、各頂点
部が当接して開口部を閉じるとともに有蓋空間が形成さ
れる。
この開状態からつなぎ部材の巻き取りを解除すると、つ
なぎ部材のリング径が拡径されて各屋根ユニットどうし
がそれぞ−れ固定屋根部へ向けて遠心方向へ移動するの
で、開閉屋根の中央部が開放されて開放空間が形成され
る。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を添付の図面を参照しなか・ら説
明する。
第1ないし第2図は、本発明に係る開閉式屋根の全開状
態から全開状態に移行する様子を示した図であって、第
、1図(a)〜(d)は後述する移動側屋根仕上体の全
開状態から全開状態に移行する様子を示す上面図であり
、また、第2図(a)〜(d)は後述する移動側屋根構
造支持体の全開状態から全開状態に移行する様子を示す
裏面図である。本実施例においては開閉式屋根を全体と
して平面形状円形のものに構成している。
第1図(d)において、本開閉式屋根10の中央部分、
すなわち屋根10の円形中心0から一定半径で区切られ
た中央部側の部分が移動屋根部12、また、該移動屋根
部12の外周部を形成する部分が固定屋根部13である
前記移動屋根部12は、同一中心角゛を有する複数(図
示例では8個)の扇形屋根ユニット11により構成され
ており、本発明に係る開閉式屋根10は、それら屋根ユ
ニット11をそれぞれ前記固定屋根部13に向けて自身
の半径方向へ放射状に移動させることにより扇形または
円形の中央部を第1図(a)の如く開放するものである
前記固定屋根部13はこの場合、第1図(a)等に示す
如く中央部が開口した円形状すなわちリング状に形成さ
れているもので、第3図等に示すように、外周部から内
周部に向かうにしたがい漸次上昇する傾斜面を形成し、
しかもその傾斜は上に凸となる若干のアールを形成した
ものとなっている。この固定屋根部13は立体トラス構
造を形成する構造支持体(固定側構造支持体)14と該
構造支持体14上部に付設される屋根仕上体(固定側屋
根仕上体)15とから構成されている。また、リング状
となるこの固定屋根部13には、第2図に示すように半
径方向に延びる4本の弦材(主材)17に囲まれること
により箱抜きされたトラスボックス16が、第2図(a
)、等に示す如く放射状に等間隔で8箇所形成されてい
る。第6図は第2図(a)の1−1矢視断面図であって
、この図において、符号23は後述する扇形屋根ユニソ
)11を構成する構造支持体く移動側構造支持体)であ
り、前記トラスボックス16を構成する前記弦材17お
よび該弦材17間に架設されるラチスやプレース等のつ
なぎ材18の内側には、その構造支持体23を摺動可能
に支持するためのベアリング20か所定箇所に多数、等
間隔で設けられている。一方、前記屋根仕上体15上面
には、第1図(a)等に示すレール21が敷設されてい
る。レール21は2本を1組として成っており、前記ト
ラスボックス16を中心に挾む位置に平行に設けられて
いる。
これらレール21および前記トラスボックス16は共に
、以後に詳述する前記扇形屋根ユニット11をスライド
させるためのガイドとなるものである。
前記移動屋根部12を構成する前記扇形屋根ユニット1
1は、第3図に示すように、前記トラスボックス16と
同様に4本の弦材22を有して細長箱型の立体トラスを
構成する構造支持体く移動側構造支持体)23と該構造
支持体23上部に設けられた扇形の屋根仕上体く移動側
屋根支持体)24とから成っている。移動側構造支持体
23は前記固定側構造支持体14と同じアールを付加さ
れており、第4図に示す如く前記トラスボックス16の
内側に設けられたベアリング2o(第6図参照)に外周
部を支持されることによりトラスボックス16内を長手
方向に摺動可能に構成されている。また、この移動側構
造支持体23は、第2図等に示すように先端部において
溝幅が先窄まりに形成されており、その先端部の頂角α
は45°となっている。この構造支持体23の上部に設
けられる扇形の屋根仕上体24は、第3図および第4図
に示すように、その頂角部分に車輪25が、また扇形の
弧側に形成される後端側の2つの頂点部にそれぞれ車輪
26.26  が設けられ、この車輪26が前記レール
21に係合した状態となっている。すなわち、この移動
側屋根仕上体24と移動側構造支持体23とは離・間し
ており、その間隙部に固定側屋根仕上体15が入り込む
ような構成となっているのである。
さてここで、前記移動屋根部12および固定屋根部13
を構成するそれぞれの構造支持体23゜1・4の弦材2
2,17には第7図等に示すように、PC鋼線30が内
蔵されている。PC鋼線3oはそれぞれの上弦材(第7
図では構造支持体14のみ図示)の双方に設けられてい
る。また、図示は省略しであるが固定屋根部13につい
ては、放射状に設けられた8箇所の前記トラスボックス
16以外の部分、すなわちトラスボックス16の間に形
成される部分も立体トラスより構成されており、そのト
ラスの弦材にも同様にPC鋼線30が内蔵されたものと
なっている。これらPC鋼線30は、例えば固定側構造
支持体14の方を例にとって説明すれば、一端(上端)
が定着具31により構造支持体14の先端部に定着され
る一方、他端(下端)は前記PC鋼線30に緊張力を付
与する油圧式緊張ジヤツキ(図示せず)を介して定着具
32に定着固定された構成となっている。
さらに、8箇所に形成された前記移動側構造支持体23
の先窄まりとなった先端部には、第2図に示すように、
それら各構造支持体23をリング状につなぐ形態にワイ
ヤー36が設けられている。
この場合、第4図に示す如く構造支持体23の上弦材2
2a先端部にワイヤー36を通すための挿通孔37が形
成されるともに、該挿通孔37にはワイヤーを前後双方
より離脱不能に保持する滑車38が設けられている。各
移動側構造支持体23の先端部をリング状につなぐ前記
ワイヤー36の一端は、前記滑車38から前記移動側構
造支持体23の下弦材22bに設けられた滑車39にガ
イドされかつ下弦材22bに沿ってトラスボックス16
の方に延在され、該トラスボックス16に設けられた巻
き取り機40に巻回されている。
同様に、8箇所に形成された前記移動側屋根仕上体24
の先窄まりとなった先端部には、第1図に示すように、
それら各屋根仕上体24をリング状につなぐ形態にワイ
ヤー41が設けられており、このワイヤ41の一端は・
、前記移動側構造支持体23のワイヤ36と同様に、屋
根仕上体24の先端から挿通孔わよび滑車(図示せず)
を介して、屋根仕上体24の後方に延在され、該屋根仕
上体24の内面に設けられた巻き取り機42に巻回され
ている。
なお、屋根ユニット11(移動側構造支持体23 )の
構造としては、このプレストレスを導入された立体トラ
ス梁に限定されるものでなく、さほど長大なものでなけ
れば、−射的な、つまり−1−記のようなプレストレス
を導入されないトラス構造でもよいし、あるいは、ラメ
ラ構造などとしてもよい。
第8図ないし第10図は本実施例にかかる開閉式屋根1
0の移動屋根部12の水切り部の構造を示している。
第8図(b)は同図(a)におけるa−a断面を示して
いる。この図において、移動屋根部12を構成する扇形
の屋根仕上体2・1はその半径方向に延びる両り:1シ
が互いに段違いになるように形成されている。したがっ
て、互いに隣接する扇形ユニット(移動側屋根仕上体)
11においては第8図(b)に示すように互いに当接す
る端部、どうしが段違いとなる。これら段違いとなる両
端部のうち高レベル側の方は端縁24aに向かうにした
がって尖るように内面にテーバ部50が形成されており
、さらにこのテーバ部50には該テーバ部50に沿って
摺動可能な係止部材51が設けられている。この係止部
材51は、第11図に示すように、その傾斜上面に蟻溝
51aが形成され、テーバ部50と互いに蟻溝結合され
ている。
・一方、低レベル側における端縁24bには若干上方に
持ち上げられて第1の突条52が形成されるとともに該
突条52より若干内側に入った部位には、第9図(b)
に示すように、第1の突条52より上方への突出高さを
大とされた第2の突条53が形成されている。これら第
1、第2突条52.53は前記移動係止部材51の幅と
同等かそれよりも若干大きめの間隔を隔てて平行に形成
されている。
次に上記の如く構成さ−れた開閉式屋根の作用について
説明する。
第1図(a)に示す状態において各扇形屋根ユニノ)1
1はそれぞれ放射状に広がりリング状の固定屋根13と
重なる。つまり、第2図(a)あるいは第・3図の如く
移動側構造支持体23は、固定側構造支持体14のトラ
スボックス16内に収まり、その移動側構造支持体23
に支持される扇形の移動側屋根仕上体24は固定側屋根
仕上体15の上方に重畳された状態である。この状態で
は円形なる屋根10の中心部が開口され、該屋根10が
架設された対象地(イベント会場など)に開放空間が提
供され、人々は日光や新鮮な空気などを存分に享受する
ことができる。なお、この段階では、前記PC鋼線30
は固定側構造支持体14および移動側構造支持体23と
もに緊張力は付加されていない。
この状態より開閉式屋根10を閉状態とするには、まず
先に、第2図(a)〜(d)に示す如(、移動側構造支
持体23を閉じるわけであるが、巻取り機40を駆動さ
せてワイヤ36をゆっくりと巻き取っていく。ワイヤ3
6は上述のように滑車38・・・に通され、8個全ての
移動側構造支持体23の先端部をリング状につないでい
るから、これによりワイヤ36はそのリング径を次第に
縮径して行き、それに伴い各移動側構造支持体23は第
4図に示すようにトラスボックス16内を摺動しながら
それらの先端部を互いに屋根10の開口中心に向けて同
時に接近して行き、やがて第2図(d)に示す如くそれ
ぞれの移動側構造支持体23,23・・・どうしの先端
部が全て当接され、よって屋根10の開口部にはこれら
移動側構造支持体23が放射状にかつドーム状に組まれ
る。そして、この状態で油圧式緊張ジヤツキで各PC鋼
線30に緊張力を与え、各移動側構造支持体23・・・
にプレストレスを導入する。
次いで、第1図(a)〜(d)に示す如く、各移動側屋
根仕上体24・・・を閉じるわけであるが、巻取り機4
2を駆動させてワイヤ41をゆっくりと巻き取っていく
。ワイヤ41は上述のように滑車・・・に通され、8個
全ての移動屋根仕上体24の先端部をリング状につない
でいるから、これによりワイヤ41はそのリング径を次
第に縮径して行き、それに伴い各移動側屋根仕上体24
は第5図に示すようにそれらの先端部を互いに屋根10
の開口中心に向けて同時に接近して行き、やがて第1図
(b)〜(d)に示す如くそれぞれの移動側屋根仕上体
24.24・・・どうしの先端部が全て当接され、よっ
て屋根10の開口部にはこれら移動側屋根仕上体24が
放射状にかつドーム状に組まれる。
なお、ここで各移動側屋根仕上体24・・・の閉動作に
ともなう屋根10の水切り部の作用について、第8図な
いし第10図を参照しながら説明する。
第8図に示す状態の各移動屋根仕上体24・・・を開口
中心へ向けて第9図の如く互いに接近させると、隣接す
る屋根仕上体24.24  の高レベル側の端縁24a
と低レベル側の端縁24bとが互いに接近し、高レベル
側の係止部材51が第11図(b)に示す如く、低レベ
ル側の第1の突条52を越えて第2の突条53に当接し
係止する。この状態から各移動側屋根仕上体24・・・
どうしを第12図の如くさらに接近させると、テーパ部
50と第2の突条53で係止された係止部材51との作
用によって、該係止部材51がテーパ部50を摺動下降
して第10図(b)に示す如く突条52,53 間の溝
に収納され水切り部が完成する。また、閉動作の際には
係止部材51は突条52に当接するが、テーパ部50を
摺動上昇するので突条52との係合が外れ移動側屋根仕
上体24の閉動作が可能となる。
なお、開閉屋根10を閉状態から開放状態にするには、
以上説明した手順を逆に行えばよい。
本実施例によれば、以下に示すような優れた効果を奏す
る。
■移動側構造支持体23にプレストレスを導入したので
、屋根ユニットllの撓みを低減させることが可能であ
るばかりでな(、導入されたプレストレスにより移動側
構造支持体23の上弦材22aおよび下弦材22bに加
わる引張り荷重の一部を負担させることがで・き、その
分、!根二二。
)11の軽量化をも実現する。これにより、特に屋根ユ
ニット11を長大スパン構造とすることが可能である。
以上のことは、固定屋根部13についても言える。
■各屋根ユニット11をその開閉方向へ移動させるにあ
たっては、各屋根ユニット11(移動側構造支持体23
および移動側屋根仕上体24 )の頂点部にリング状に
通したワイヤ36.41を2つの巻取り機40.42で
それぞれ巻取り・解除するだけで各屋根ユニット11・
・・が同時に求心方向あるいは遠心方向へ移動するから
、各屋根ユニット11ごとに駆動させるような面倒な操
作がな(なり、移動屋根部12の開閉操作を速やかに行
うことができて、天候の急激な変化等にも十分に対応さ
せることができる。
■移動屋根部12の水切り部の構造において、隣り合う
移動側屋根仕上体24.24  の端縁24a、 24
 bどうしが互いに段違いとされているので、長期の使
用に伴う両者の若干のずれを許容させることができ、し
かも、両者の閉状態で、一方の端縁24aの係止部材5
1がテーバ面50の作用により他方の端縁24bの突条
52.53  間の溝に係合するので、常時一定の水切
り効果を確保することができる。
第12図は本発明の他の実施例を示すもので、前記実施
例における移動屋根部12の開閉駆動手段として、巻き
取り機の代わりに油圧ジヤツキを用いたものである。
この図に示すように、開閉式屋根lの内側に位置して屋
根構築対象し上に油圧ジヤツキ50の基端部50aが縦
回動可能に定着されている。この油圧ジヤツキ50はそ
の先端ロッド51を油圧によりジヤツキ本体52から伸
縮させるもので、先端ロッド51の先端51aは移動側
構造支持体23のほぼ中央に縦回動可能に連結されてお
り、先端ロブド51を伸縮させることによって、該先端
ロッド51に支持された移動側構造支持体23をその開
閉方向へ向けて移動させるように構成されている。
この実施例によると、・油圧ジヤツキ50の先端ロッド
51に移動側構造支持体23の荷重の一部を負担させる
ことで、移動側構造支持体23にプレストレスを導入さ
せることなくスパンの長大化を図ることができ、また、
屋根の開閉時に、移動側屋根仕上体24と移動側構造支
持体23とを一体な構造体としてその荷重を十分に支持
しつつ同時に開閉操作することができる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明の開閉式屋根は、閉
状態において全体として平面形状扇形または円形に形成
し、その扇形中心または円形中心から一定半径で区切っ
た中心部側を移動屋根部とする一方、外周部側を固定屋
根部とし、前記移動屋根部をほぼ同一中心角を有する複
数の扇形屋根ユニットに分割し、これら屋根ユニットを
それぞれ前記固定屋根部に向けて自身の半径方向へ放射
状に移動させることにより扇形または円形の中央部を開
放する開閉式屋根であって、前記各屋根ユニットを、そ
れら頂点部をリング状に結ぶワイヤー状のつなぎ部材に
より互いに連結状態とし、かつ、前記屋根ユニットの少
なくとも一つに、前記つなぎ部材の巻取り・解除を行う
ことにより該つなぎ部材の各屋根ユニット間に形成する
リング径を縮径あるいは拡径せしめる巻取り手段を設け
た構成としたので、各屋根ユニットを自身の半径方向へ
放射状に移動させて屋根の中央部を開閉させることによ
り、屋根架設対象の中央部に支柱等の障害物のない完全
な開放空間を創出確保することができ、この開放空間を
有効利用することができる。しかも、その開閉操作は、
つなぎ部材を巻き取りあるいは解除して各屋根ユニット
を同時に移動させることにより、容易かつ速やかに行え
るから天候等の変化に対しても即応させることができる
。さらには、上記したような屋根の開閉機構が簡単であ
って支柱等もいらないことから開閉屋根の施工コストの
低減化に寄与することができる等の優れた効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本発明の開閉式屋根の全開状態か
ら全開状態に移行する様子を示した図で、第1図(a)
〜(d)は移動側屋根仕上体の移行状態を示す上面図、
第2図(a)〜(d)は移動側屋根構造体の移行状態を
示す裏面図、第3図ないし第5図は開閉式屋根の全開状
態から全開状態に移行する様子を示した一部断面側面図
、第6図は第3図のI−【矢視断面図、第7図(aXb
)は固定側屋根構造支持体の要部を示す一部断面側面図
、第8図ないし第10図は開閉式屋根の水切り部の構造
を示すもので、第8図(a)、第9第(a)、10図(
a)はそれぞれ開閉式屋根の上面図、第8図(b)、1
9図(b)。 第1O図(b)はそれぞれ第8図(a)、第9図(a)
、第1O図(a)におけるa −a、b −b、c −
c矢視断面図、第1I図は第10図(b)におけるd−
d矢視断面図、第12図は本発明の他の実施例を示すも
ので、開閉式屋根の縦断面図、第13図ないし第15図
は開閉式屋根の従来例を示すもので、第13図は開閉式
屋根の一部断面側面図、第14図はその上面図、第15
図は移動屋根トラス梁の架設構造を示す側面図である。 10 ・・・ I I ・・・ 12 ・・・ l 3 ・・・ 36、4 40、4 ・・・開閉式屋根、 ・・・屋根ユニット、 ・・・移動屋根部、 ・・・固定屋根部、 ■・・・・・・ワイヤー(つなぎ部材)、2・・・・・
・巻取り機(巻取り手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 閉状態において全体として平面形状扇形または円形に形
    成され、その扇形中心または円形中心から一定半径で区
    切られた中心部側が移動屋根部とされる一方、外周部側
    が固定屋根部とされ、前記移動屋根部はほぼ同一中心角
    を有する複数の扇形屋根ユニットに分割され、これら屋
    根ユニットをそれぞれ前記固定屋根部に向けて自身の半
    径方向へ放射状に移動させることにより扇形または円形
    の中央部を開放する開閉式屋根であって、 前記各屋根ユニットは、それら頂点部をリング状に結ぶ
    ワイヤー状のつなぎ部材により互いに連結状態とされ、
    かつ、前記屋根ユニットの少なくとも一つには、前記つ
    なぎ部材の巻取り・解除を行うことにより該つなぎ部材
    の各屋根ユニット間に形成するリング径を縮径および拡
    径せしめる巻取り手段が設けられていることを特徴とす
    る開閉式屋根。
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