JPH0860743A - 開閉式ドーム - Google Patents

開閉式ドーム

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Publication number
JPH0860743A
JPH0860743A JP21325794A JP21325794A JPH0860743A JP H0860743 A JPH0860743 A JP H0860743A JP 21325794 A JP21325794 A JP 21325794A JP 21325794 A JP21325794 A JP 21325794A JP H0860743 A JPH0860743 A JP H0860743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
movable
dome
movable roof
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP21325794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Kodera
正孝 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH0860743A publication Critical patent/JPH0860743A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動屋根を傾斜した環状の軌条路に配置し、
固定屋根の凹弧状部上に重なる可動屋根の凸弧状部の中
央上部又は上部を垂直線に対し傾斜した線上の回動中心
として、ドーム頂部付近の雨仕舞性能、信頼性とともに
ドーム開閉性能を向上している。 【構成】 固定屋根1と、回動して固定屋根1上に重合
される可動屋根5によつてドーム屋根を形成し、可動屋
根5を傾斜した環状の軌条路22に配置して、固定屋根
1に設けた凹弧状部2上に可動屋根5に設けた凸弧状部
6を重合せしめ、可動屋根5の凸弧状部6の中央上部を
垂直線aに対し傾斜αした線b上の回動中心8とした開
閉式ドームに特徴を有し、また、前記の開閉式ドームに
おいて、前記の可動屋根5を2個の可動屋根15a,1
5bで形成し、各可動屋根15a,15bの凸弧状部1
6a,16bの上部を垂直線aに対し傾斜αした線b上
の回動中心8としたことに特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定屋根に対し可動屋
根を回動して開閉する開閉式ドームに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉式ドームは、横断円弧状の固
定屋根と、回動して固定屋根上に重合される横断円弧状
の可動屋根によりドーム屋根を形成し、又は、複数の可
動屋根によりドーム屋根を形成して、この固定屋根を固
設して可動屋根を水平の軌条路上に回動可能に配置する
とともに、固定屋根と可動屋根の重なり合う部分の中央
上部間をドーム中心の垂直線上に設けた垂直回転軸によ
り連結し、可動屋根を垂直回転軸(垂直線)を中心に回
動しドーム屋根を開閉する構造になつている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】従来の開閉式ドーム
は、前記のように可動屋根を垂直線上の垂直回転軸を中
心に回動する構造になつているため、ドーム頂部付近を
開放できずその開放性能に限界があるとともに、ドーム
頂部付近の屋根の重なり合う部分がほぼ水平になつて雨
仕舞の構造が複雑になるなどの課題がある。
【0004】本発明は、前記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、可
動屋根を傾斜した環状の軌条路上に配置し、固定屋根の
凹弧状部上に重なる可動屋根の凸弧状部の中央上部又は
上部を垂直線に対し傾斜した線上の回動中心として、ド
ーム頂部付近の雨仕舞性能、信頼性とともにドーム開閉
性能を向上した開閉式ドームを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】固定屋根と可動屋根によ
つてドーム屋根を形成し、可動屋根を傾斜した環状の軌
条路に配置して、固定屋根に設けた凹弧状部上に可動屋
根に設けた凸弧状部を重合せしめ、可動屋根の凸弧状部
の中央上部を垂直線に対し傾斜した線上の回動中心とし
たことにより、ドーム頂部付近を広く開放可能としその
雨仕舞性能、信頼性を高めて前記のような課題を解決し
ている。
【0006】また、前記の可動屋根を2個の可動屋根に
より形成し、各可動屋根の凸弧状部の上部を垂直線に対
し傾斜した線上の回動中心としたことにより、開閉操作
を容易にするとともに同様に前記のような課題を解決し
ている。
【0007】
【作用】固定屋根と可動屋根によつてドーム屋根を形成
し、可動屋根を傾斜した環状の軌条路に配置して、固定
屋根に設けて凹弧状部上と可動屋根に設けた凸弧状部を
重合せしめ、可動屋根の凸弧状部の中央上部を垂直線に
対し傾斜した線上の回動中心として、可動屋根を回動し
固定屋根上に重合するとドーム頂部付近が広く開放さ
れ、可動屋根を逆方向に適度に回動して多様な開放状態
にされるとともに、さらに回動してドームを完全に閉塞
すると、ドーム頂部付近における前記の凹弧状部と凸弧
状部が下り勾配で重合されて、雨仕舞性能、信頼性が高
められる。
【0008】また、前記の可動屋根を2個の可動屋根で
形成し、各可動屋根の凹弧状部の上部を垂直線に対し傾
斜した線上の回動中心として、開閉操作を容易にすると
ともに、ドーム頂部付近とともにさらにその両側を広く
開放可能にしている。
【0009】
【実施例】図1及び図2に本発明の第1実施例、図3に
第2実施例を示す。図中1,11は横断円弧状の固定屋
根、2,12は固定屋根の凹弧状部、5,15a,15
bは横断円弧状の可動屋根、6,16a,16bは可動
屋根の凸弧状部、8は可動屋根の回動中心、21は下部
構造20上の水平基礎、22は下部構造に設けた軌条2
3,23a,23bを有する傾斜した環状の軌条路、2
5は下部構造に設けたスタンド26付きグラウンド、a
はドーム中心O上の垂直線、bは垂直線に対し傾斜αし
た回動中心8上の線(傾斜線)、αは垂直線に対し傾斜
した線の傾斜又は傾斜角であつて、図1及び図2に示す
第1実施例は、固定屋根1と、回動して固定屋根1上に
重合される可動屋根5によつてドーム屋根を形成し、可
動屋根5を傾斜した環状の軌条路22に配置して、固定
屋根1に設けた凹弧状部2上に可動屋根5に設けた凸弧
状部6を重合せしめ、可動屋根5の凹弧状部2の中央上
部を垂直線aに対し傾斜αした線b上の回動中心8とし
た開閉式ドームになつている。
【0010】図3に示す第2実施例は、前記の開閉式ド
ームにおいて、前記の可動屋根5を2個の可動屋根15
a,15bで形成し、可動屋根15a,15bの凸弧状
部16a,16bの上部を垂直線aに対し傾斜αした線
b上の回動中心8としたことを特徴とする開閉式ドーム
になつている。
【0011】さらに詳述すると、第1実施例(図1,図
2参照)において、固定屋根1は、横断円弧状に形成し
下部構造20上の水平基礎21(必要に応じ可動屋根5
に対応した傾斜基礎も可能)に適宜の手段で固設され、
可動屋根5に対向する縁部を凹円弧状に形成した凹弧状
部2を設けている。また、可動屋根5は、横断円弧状に
形成するとともに、固定屋根1に対し少し大型に形成し
てその外側に回動して重合可能に形成され、その下縁部
には駆動装置(図示省略)により作動制御される駆動車
輪や多数の回動用車輪7を配設し、軌条23を有する傾
斜した軌条路22上に配置して回動制御される。また、
固定屋根1の凹弧状部2に対応させてその対向する縁部
を凸円弧状に形成した凸弧状部6を設け、凸弧状部6の
中央上部をドーム中心O上の垂直線aに対し傾斜αした
線b(軌条路22に対し直角)上の回動中心8として、
この回動中心8を固定屋根1の凹弧状部2の中央上部に
対応させて、可動屋根5は回動中心8を中心にして回動
される。
【0012】第1実施例において、可動屋根5は、軌条
23を有する傾斜した軌条路22上で回動中心8(垂直
線aに対し傾斜αした線b上)を中心にして回動制御さ
れ、晴天時等において、図1に示すように可動屋根5を
回動して固屋根1の外側に重合せしめると、ドーム頂部
付近も広く開放Sされドーム開放が効果的に増大されて
採光、通風等が良好となり、ドーム内は野外の運動場や
音楽会、各種の会場等として効果的に利用される。ま
た、可動屋根5をX又はY方向に回動してドーム開放を
多様に設定でき、強風に対応せしめたり採光を調整する
などの部分開放が可能であるなど、優れたドーム開閉性
能が得られる。
【0013】さらに、雨天や強風時等において、可動屋
根5をさらに回動し固定屋根1の凹弧状部2上に可動屋
根5の凸弧状部6を重ね合わせた配置とし、ドームを完
全に閉塞し屋内施設して使用される。この閉塞時は、固
定屋根1の凹弧状部2上に可動屋根5の凸弧状部6が重
なり合い、ドーム頂部付近では、その重なり合いの部分
がドーム頂点から偏位した位置になつて、その凹弧状部
2と凸弧状部6が適度の下り勾配で重合し、その雨仕舞
が良好になつて雨仕舞の構造が簡素化されるなど、優れ
た雨仕舞性能、信頼性が得られる。
【0014】第2実施例(図3参照)は、図示のように
固定屋根11と2個の可動屋根15a,15bによつて
ドーム屋根を形成し、傾斜した環状の軌条路22に軌条
23a,23bを敷設するとともに、固定屋根11には
各可動屋根15a,15bに対応させて2個の凹弧状部
12を設け、可動屋根15a,15bには凸弧状部16
a,16bを設けて重なり合う部分とし、両可動屋根1
5a,15bの凸弧状部16a,16bの上部を前記と
同様な回動中心8とし、この回動中心8を固定屋根11
の両凹弧状部12の間の上部に対応せしめた構成にして
いる。図中19a,19bは可動屋根15aと15bの
重なり合う部分である。
【0015】この第2実施例は、図3(A)に示すよう
に両可動屋根15a,15bを回動して固定屋根11上
に重合しドームを開放すると、ドーム頂部付近が広く開
放Sされるとともにその両側も広く開放S1され、ま
た、各可動屋根15a,15bは容易に素早く回動操作
されるなど、優れた開閉操作性、ドーム開閉性能が得ら
れる。図示例は2個の可動屋根になつているが、必要に
応じ可動屋根の個数をさらに分割して増加することも可
能である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、前述のように固定屋根と可動
屋根によつてドーム屋根を形成し、可動屋根を傾斜した
環状の軌条路に配置して、固定屋根の凹弧状部と可動屋
根の凸定弧状部を重合せしめ、可動屋根の凸弧状部の中
央上部を垂直線に対し傾斜した線上の回動中心としてい
るため、可動屋根を回動して固定屋根上に重合した配置
にするとドーム頂部付近が広く開放され、可動屋根を適
度に回動して多様な開放状態にできる。さらに回動して
ドームを完全に閉塞すると、ドーム頂部付近における固
定屋根の凹弧状部と可動屋根の凸弧状部が下り勾配で重
なり合うなど、その雨仕舞性能、信頼性とともにドーム
開閉性能が著しく向上されている。
【0017】また、前記の可動屋根を2個の可動屋根に
より形成し、固定屋根の凹弧状部の上部を垂直線に対し
傾斜した線上の回動中心としているため、開閉操作が容
易になるとともに、ドーム頂部付近とともにさらにその
両側が広く開放可能となり、開閉操作性とともにドーム
開閉性能をさらに高めている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す開放時の側面図
(A)とその断面図(B)及び平面図(C)
【図2】第1実施例の閉塞時の側面図(A)とその断面
図(B)及び平面図(C)
【図3】第2実施例の開放時の平面図(A)と閉塞時の
平面図(B)である。
【符号の説明】
1,11 固定屋根 2,12 凹弧状部 5,15a,15b 可動屋根 6,16a,16b 凸弧状部 8 回動中心(傾斜した線上) 22 軌条路(傾斜した環状) a 垂直線 b 傾斜した線 α 傾斜(傾斜角)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定屋根と、回動して固定屋根上に重合
    される可動屋根によつてドーム屋根を形成し、可動屋根
    を傾斜した環状の軌条路に配置して、固定屋根に設けた
    凹弧状部上に可動屋根に設けた凸弧状部を重合せしめ、
    可動屋根の凹弧状部の中央上部を垂直線に対し傾斜した
    線上の回動中心としたことを特徴とする開閉式ドーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の開閉式ドームおいて、前
    記の可動屋根を2個の可動屋根で形成し、各可動屋根に
    設けた凸弧状部の上部を垂直線に対し傾斜した線上の回
    動中心としたことを特徴とする開閉式ドーム。
JP21325794A 1994-08-16 1994-08-16 開閉式ドーム Pending JPH0860743A (ja)

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JP21325794A JPH0860743A (ja) 1994-08-16 1994-08-16 開閉式ドーム

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JP21325794A JPH0860743A (ja) 1994-08-16 1994-08-16 開閉式ドーム

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JPH0860743A true JPH0860743A (ja) 1996-03-05

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ID=16636108

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JP21325794A Pending JPH0860743A (ja) 1994-08-16 1994-08-16 開閉式ドーム

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