JP2571784B2 - 可動屋根 - Google Patents

可動屋根

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JP2571784B2
JP2571784B2 JP11200987A JP11200987A JP2571784B2 JP 2571784 B2 JP2571784 B2 JP 2571784B2 JP 11200987 A JP11200987 A JP 11200987A JP 11200987 A JP11200987 A JP 11200987A JP 2571784 B2 JP2571784 B2 JP 2571784B2
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JP
Japan
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roof
building
opening
fixed roof
movable
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JP11200987A
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JPS63277336A (ja
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信行 松井
英二 松下
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、競技施設等の建物の上方を覆う屋根部分
として使用され、晴天時等に屋根部分の形成状態を解除
して建物の上方を開放させることをできる大規模な可動
屋根に関するものである。
〔従来技術〕
従来、この種の可動屋根としては種々提案されている
が、その構成部材である各屋根板を、建物における屋根
中心部の方向へ吊り上げ、地上より直進的に移動させる
ことで、建物の上方を覆う屋根部分を形成するものが一
般に知られている。
〔この発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述した従来の可動屋根では、各屋根板を屋
根中心部まで吊り上げる構造としなければならず、晴天
時には屋根部分を開放できると共に、雨天時には屋根部
分を確実に塞ぐことができるようにする、屋根板の駆動
機構あるいは支持機構などの可動屋根用機構を、建物に
設ける必要がある。そのため、建物における屋根部分の
構造を複雑にすると共に、建物全体の構造をも複雑にす
る問題点があった。
また、このような従来の可動屋根のように、建物に係
わる部分があると、可動屋根を有する建物が必要な場合
には、新たに、可動屋根付き建物を建設する必要があっ
た。
この発明は前述した事情に鑑み創案されたもので、そ
の目的は建物における屋根部分を確実に形成することが
でき、しかも、建物に可動屋根用の駆動機構や支持機構
を設ける必要のない可動屋根を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の可動屋根における建物は、上部に開口部を
有するように形成されているドーム状の固定屋根部と、
この固定屋根部における開口部をその上方で覆えるよう
に、移動自在に設けられた二枚の屋根板で構成されてい
る移動屋根部とを有し、また、移動屋根部の各屋根板
は、それぞれ建物の近傍位置に建物を挟んで立設されて
一対をなす二組の支持タワーに固定屋根部の開口部上方
において、吊り橋状に架設されていると共に、二組の揺
動タワーは、下端部が枢着してあり、それぞれ立設した
状態の位置と逆方向へ傾斜した状態となるように構成し
てあり、この両支柱に下端部位置および略中央位置にお
いて枢着されたリンクアームを設け、支柱タワーは2本
の支柱とリンクアームとにより平行四節リンク機構を形
成し、支柱に枢着したシリンダー部の作動によって、移
動屋根部の各屋根板は、二組の支持タワーがそれぞれ立
設した状態の時に、固定屋根部における開口部を覆う位
置となり、二組の支持タワーがそれぞれ逆方向へ傾斜し
た状態の時に、固定屋根部のおける開口部を覆わない位
置となるように構成されている。
このようなこの発明の可動屋根では、その固定屋根部
を建物に設けると共に、その移動屋根部を建物とは別に
設け、複雑な屋根移動用の機構を建物に設ける必要を無
くすことで、建物を簡単な構造とする。
また、建物とは全く別なものである移動屋根部の移
動、即ち、二組の各支持タワーの傾動による各屋根板の
移動を行うだけで、移動屋根部の各屋根板によって、建
物の上方を覆う屋根部分を確実に形成できるようにす
る。このことから、可動屋根としても、建物に可動屋根
用としての機構を設ける必要をなくし、建物を複雑な構
造のものとしてしまうことを無くする。
さらに、各屋根板の駆動機構あるいは支持機構などの
複雑な専用の機構を建物に設ける必要を無くして、競技
施設等の既存の建物に簡単な構造の固定屋根部を増築す
るだけで、既存の建物に屋根部分を形成できるようにす
る。
〔実 施 例〕
以下、この発明の可動屋根を、図示する実施例によっ
て説明する。
可動屋根1(第1図〜第4図参照)は、建物2は上部
に開口部3aを有するように形成されているドーム状の固
定屋根部3と、この固定屋根部3における開口部3aをそ
の上方で覆えるように、移動自在に設けられた二枚の屋
根板4で構成されている移動屋根部5とを有している。
この可動屋根1における移動屋根部5の各屋根板4
は、それぞれの建物2の近傍位置に建物2を挟んで立設
されて一対をなす二組の支持タワー6に、固定屋根部3
の開口部3a上方において吊り橋状に架設されている。ま
た、二組の支持タワー6は、それぞれ立設した状態の位
置と逆方向へ傾斜した状態の位置との間を揺動自在とな
っている。
そして、この可動屋根1における移動屋根部5の各屋
根板4は、二組の支持タワー6がそれぞれ立設した状態
の時に、固定屋根部3における開口部3aを覆う位置とな
り、二組の支持タワー6がそれぞれ逆方向へ倒れかかり
斜めに傾斜した状態の時に、固定屋根部3における開口
部3aを覆わない位置となるように構成されている。
なお、この実施例での建物2は競技施設であり、その
周囲から連続的に立上がって、固定屋根部3が形成され
ている。
また、この実施例での移動屋根部5における各屋根板
4は、固定屋根部3によって形成した開口部3aの面積の
半分を覆えるように形成されている長方形状の板体であ
り、両端部よりも中央部かやや上方位置となるように全
体としてやや湾曲している。そして、この各屋根板4
は、建物2を挟んだ位置の両支持タワー6(支柱7)間
に架け渡した二本のケーブル10を利用して、吊り橋状に
吊着されている。
この屋根板4は、固定屋根部3によって形成した開口
部3aの面積の半分を覆える形状であるならば、図示した
実施例のように長方形状に限らず、どの様な形状でもよ
い。また、この屋根板4は、図示した実施例のように一
枚板状のものに限らず、例えば、全体が長方形状なら
ば、長手方向へ複数に分割して一体的に連結したもので
もよい。このように複数分割すれば、屋根板4の形状を
ある程度自由に変更でき、開口部3aの形状が変形してい
る場合でも対応することができる。
さらに、この実施例での支持タワー6は、各屋根板4
の幅距離と同距離間隔で並設されており、下端部におい
て、建物2の近傍位置地表面に枢着されている二本の支
柱7と、この両支柱7の下端部位置および略中央部位置
において、両支柱7を連結するように枢着されている両
リンクアーム8と、外側の支柱7にロッドが枢着されて
いるシリンダ部9とからなっている。そして、支持タワ
ー6は2本の支柱7と、リンクアーム8とにより、平行
四節リンク機構を形成している。
このような構成からなる可動屋根1において、第3図
に示すように建物2の屋根部分を開放している状態、即
ち、固定屋根部3が形成している開口部3aを各屋根板4
が覆っていない状態から、第1図に示すように建物2の
屋根部分を形成している状態、即ち、各屋根板4が開口
部3aを覆っている状態にする時には、シリンダ部9を作
動させて、各支持タワー6を揺動させて、傾倒した状態
(第4図参照)から起立した状態(第2図参照)にす
る。
そして、このことにより、建物2の両側位置に離れて
いた移動屋根部5の各屋根板4が固定屋根部3における
開口部3aの上方で当接し、両屋根板4が一体的に開口部
3aを覆って、第1図に示すように、建物2の屋根部分を
形成することとなる。
なお、逆に、移動屋根部5の各屋根板4が形成してい
る屋根部分を開放(形成解除)する時には、揺動シリン
ダ部9の作動によって、各支持タワー6をそれぞれ逆方
向へ揺動させて、移動屋根部5の各屋根板4を建物2の
両側位置に離すことで行われる。
〔発明の効果〕 この発明の可動屋根によれば、そのドーム状の固定屋
根部を建物に設けると共に、その移動屋根部を建物とは
別に設けることで、複雑な屋根移動用の機構を建物に設
ける必要を無くして、建物を簡単な構造にすることがで
きる。
また、建物とは全く別なものである移動屋根部におけ
る各屋根板の移動は、即ち、平行四節リンク機構で連結
され、シリンダー部の作動によって操作される二組の支
持タワーの揺動による各屋根板の移動を行うだけで、移
動屋根部の各屋根板によって、建物の上方を覆う屋根部
分を確実に形成することができる。そのため、可動屋根
としても、建物尾に可動屋根用としての専用機構を設け
る必要がなく、建物を複雑な構造のものとしてしまうこ
とがない。
さらに、各屋根板の駆動機構あるいは支持機構などの
複雑な専用の機構を建物に設ける必要がないことは、競
技施設等の既存の建物に簡単な構造の固定屋根部を増築
するだけで、既存の建物に屋根部分を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の可動屋根の閉塞状態を示す斜視図、
第2図はその正面図、第3図は可動屋根の開放状態を示
す斜視図、第4図はその正面図である。 1……可動屋根、2……建物、3……固定屋根部、3a…
…開口部、4……屋根板、5……移動屋根部、6……支
持タワー、7……支柱、8……リンクアーム、9……シ
リンダ部、10……ケーブル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物は、上部に開口部を有するように形成
    されているドーム状の固定屋根部と、この固定屋根部に
    おける開口部をその上方で覆えるように、移動自在に設
    けられた二枚の屋根板で構成されている移動屋根部とを
    有し、 前記移動屋根部の各屋根板は、それぞれ前記建物の近傍
    位置に建物を挟んで立設されて一対をなす二組の支持タ
    ワーに、前記固定屋根部の開口部上方において、吊り橋
    状に架設されていると共に、前記二組の支持タワーは下
    端部が地表面に枢着してあり、それぞれ立設した状態の
    位置と逆方向へ傾斜し状態となしうるように構成してあ
    り、 支持タワーは、2本の支柱とこの両支柱の下端部位置お
    よび略中央位置において枢着されたリンクアームとによ
    り平行四節リンク機構を形成し、支柱に枢着したシリン
    ダー部の操作によって前記移動屋根部の各屋根板は、前
    記二組の支持タワーがそれぞれ立設した状態の時に、前
    記固定屋根部における開口部を覆う位置となり、前記二
    組の支持タワーがそれぞれ逆方向へ傾斜した状態の時
    に、前記固定屋根部における開口部を覆わない位置とな
    るように構成されていることを特徴とする可動屋根。
JP11200987A 1987-05-08 1987-05-08 可動屋根 Expired - Lifetime JP2571784B2 (ja)

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JPS63277336A JPS63277336A (ja) 1988-11-15
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