JPH0796814B2 - 開閉式屋根 - Google Patents

開閉式屋根

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JPH0796814B2
JPH0796814B2 JP21873489A JP21873489A JPH0796814B2 JP H0796814 B2 JPH0796814 B2 JP H0796814B2 JP 21873489 A JP21873489 A JP 21873489A JP 21873489 A JP21873489 A JP 21873489A JP H0796814 B2 JPH0796814 B2 JP H0796814B2
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JP
Japan
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roof
movable
moving
slab
roof slab
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JP21873489A
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JPH0384140A (ja
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一樹 長村
保雄 田中
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は開閉式屋根、特に円形ドーム屋根の構成を跳上
げ式にした開閉式屋根に関する。
《従来の技術》 最近、全天候型の競技場を提供するために開閉自在な屋
根を具えたいわゆる開閉式ドーム屋根が提案されてお
り、これらはいずれも移動屋根版を上下方向へ移動さ
せ、あるいは水平方向に平行移動させ、又は外周壁に沿
って回動移動させるものが主流である。これらはいずれ
も移動屋根を台車等で支持し、台車には制動機構と動力
機構が組込まれていた。そして台車を自走走行させるこ
とにより、屋根がそれぞれ開閉方向に移動してグランド
天面を開閉させるものであった。
《発明が解決しようとする課題》 上記従来の開閉式屋根では、開閉式屋根を構成するそれ
ぞれの移動屋根版の大きさがドームの直径方向に股がる
大きさであり、あるいは上下開閉式においては開口率を
上げるためにそれぞれの移動屋根版の大きさを小さくし
て上下に重ねる積層構造になっており、いずれの場合に
も大きさが著しく大きいか又は構成が複雑になってい
た。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は開閉式屋根を組立てる場合やその保守管理等に便
利であるように開閉式屋根を構成する移動屋根版の単位
構成をできるだけ小さくできるようにするとともに、開
閉機構もできるだけ簡略化した開閉式屋根を提供するに
ある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために本発明の開閉式屋根は、グラ
ンドの周方向に沿って互いに隣接して放射状に配設さ
れ、底部が回動自在に取り付けられると共に頂部先端が
互いに集合され跳ね上げられてグランドを開閉する移動
屋根版と、各移動屋根版の底部側にその回動端が回動自
在に取り付けられ展動端が吊りワイヤを介して移動屋根
版の頂部先端に連結された可動梁と、これら可動梁に巻
取りワイヤを介してそれぞれ連結されこれら可動梁をそ
の回動端回りに回動させるウインチとを備えたことを特
徴とする。
《作用》 移動屋根版はグランド側に傾斜しているが、この屋根版
に接続した吊りワイヤの端部が可動梁にも接続してある
ために、移動屋根版の傾斜角は可動梁で一定に保持して
いる。従って、吊りワイヤを短くすれば移動屋根版の傾
斜角は仰角方向へ移動調整できる。長くすれば逆に俯角
方向へ調整できるようになっている。こうして吊りワイ
ヤの傾斜角を一定に保っている。次に、ウインチを駆動
したときに巻取りワイヤをウインチで巻き取れば可動梁
を巻取りワイヤが外周囲方向へ引き寄せることになり、
可動梁がその回動端部を回動軸にして外周囲方向へ移動
するとき、これとともに移動屋根版も外周囲方向へ回動
移動する。すなわち、巻取りワイヤをウインチで巻き取
ることによって移動屋根版を上の方へ跳上げるようにな
る。
ウインチを巻き戻せば巻取りワイヤが緩み移動屋根版の
重さによって自然にグランド側に徐々に傾く。
《実施例》 以下、本発明の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。
本発明は基本的には、開閉式屋根において、グランド10
の周方向に沿って互いに隣接して放射状に配設され、底
部が回動自在に取り付けられると共に頂部先端が互いに
集合され跳ね上げられてグランド10を開閉する移動屋根
版4と、各移動屋根版4の底部側にその回動端が回動自
在に取り付けられ展動端が吊りワイヤ6を介して移動屋
根版4の頂部先端に連結された可動梁7と、これら可動
梁7に巻取りワイヤ5を介してそれぞれ連結されこれら
をその回動端回りに回動させるウインチ3とを備えて構
成される。
第1図に本発明の開閉式屋根の概略を示し、円形に外壁
1を立設し、その円周方向には間欠的に外壁1の天面か
ら外径方向へ水平に突出させたブラケット2が一体的に
構成してある。
そして、それぞれのブラケット2の下の方には外壁1の
外周面に固定させたウインチ3が設置してある。
移動屋根版4は外壁1で囲んだ内部の天面を覆うもの
で、外壁1の中心天部から外壁1の方へ放射状に画成し
た小単位を隣接接合してなる。
更に、ブラケット2の突出端部から移動屋根版4の頂点
を結ぶ軸線に沿って巻取りワイヤ5および吊りワイヤ6
を張っている。
これらのワイヤ5,6を張るには、開脚形に曲成した可動
梁7の頂点がブラケット2の突出先端から移動屋根版4
の頂点を結ぶ軸線上に沿って移動するように、上記軸線
を挟むように開脚形の可動梁7の回動端部を外壁1の天
面に移動屋根版4の骨組であるラチスの底部とともに回
動自在に軸着し、移動屋根版4の頂部にある吊りワイヤ
継手金具と可動梁7の展動端部とを吊りワイヤ6で結ぶ
とともに、可動梁7の展動端部に一端を係止し、他端を
ウインチ3に巻回し、その中途部をブラケット2の突出
先端部に設けたシーブ9で案内した巻取りワイヤ5にて
支承している。
これらの巻取りワイヤ5,吊りワイヤ6の様子を第2図に
示している。外壁1で囲んでグランド10を構成し、さら
にグランド10の天面を、ラチスで組んだ骨組に屋根幕を
張って構成した移動屋根版4で覆い、この移動屋根版4
はその底部を可動梁7とともに外壁1の頂部に回動軸11
で回動自在に軸着している。そして、移動屋根版4はグ
ランド10の方に傾斜するように適宜の傾斜角で可動梁7
と移動屋根版4の吊りワイヤ継手金具8との間に渡した
吊りワイヤ6で吊るようにして支持している。従って、
ウインチ3で巻取りワイヤ5を巻き込んだときには可動
梁7の展動端が外壁1の外周囲方向へ引かれるので、ウ
インチ3をそのまま駆動し巻取りワイヤ5をどんどん巻
き込めば可動梁7はさらに外壁1の外周囲方向へ仰角傾
斜する結果、吊りワイヤ6とともに移動屋根版4は一体
的に引張り上げられ、移動屋根版4は回動軸11を回動点
にしてその頂部先端部の方が上に開く。
これらの移動屋根版4は外壁1の円周方向に多数の小単
位を隣接配置してドーム状に構成されているので、それ
らの隣接接合部および雨仕舞については第3図に示すよ
うになっている。説明の便宜上移動屋根版4をその円周
方向に向かって順次1,2,3,……というように番号を付し
たとき、それぞれの移動屋根版4を一枚おきに例えば奇
数番だけあるいは偶数番だけというように分けてそれぞ
れの隣接縁に雨樋12,12aを設ける。そのときに、奇数番
の移動屋根版4の雨樋12は上向きに折り曲げた形状であ
り、この上向きに折り曲げた雨樋12にその外側が入り込
むように下向きに曲成した雨樋12aの方は偶数番の移動
屋根版4に設けている。それ故に移動屋根版4を全て閉
じるときには奇数番の移動屋根版4の雨樋12の内側へ偶
数番の移動屋根版4の雨樋12aが収まるようになる。
従って、これらの移動屋根版4を開くときには偶数番か
ら開き、閉じるときは奇数番の移動屋根版4から閉じる
ことになる。
《効果》 以上詳細に説明したように本発明の開閉式屋根によれ
ば、開閉式屋根において、グランドの周方向に沿って互
いに隣接して放射状に配設され、底部が回動自在に取り
付けられると共に頂部先端が互いに集合され跳ね上げら
れてグランドを開閉する移動屋根版と、各移動屋根版の
底部側にその回動端が回動自在に取り付けられ展動端が
吊りワイヤを介して移動屋根版の頂部先端に連結された
可動梁と、これら可動梁に巻取りワイヤを介してそれぞ
れ連結されこれらをその回動端回りに回動させるウイン
チとを備えたので、可動梁の傾斜角を変えることによっ
て移動屋根版の開閉角度を任意に変えることができる。
また、移動屋根版はグランドの中心部から半径方向へ放
射状に分割した複数の小区分になっているので、開閉式
屋根を構成する移動単位が小区分となって重量的にも軽
くまた大きさも小さく取扱いに便利である。また、移動
屋根版の開閉動力はウインチから繰り出した巻取りワイ
ヤを可動梁に係止しており、このウインチを正逆回転す
ることにより可動梁の回動位置を任意に決めることがで
きる。従ってこのことにより吊りワイヤを介して移動屋
根版を開閉操作することができるのであり、開閉機構は
極めて簡単な構成で得られる。その際に、移動屋根版は
既に説明したようにドームの半径方向へ放射状に細かく
区分することができるので、その重量が極めて軽くな
り、ウインチの動力容量も小さくて足りるし、また吊り
ワイヤや巻取りワイヤの太さも比較的大径化せず、取扱
いや維持管理の点で有利になっている。さらにまた、移
動屋根版の上下運動方向には何等妨げるものが無いので
その回動角は移動屋根版を開くときほぼ垂直に近い角度
まで移動させることが可能であり、開放感も極めて高い
開閉式ドーム屋根を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る開閉式屋根を利用した開閉式ドー
ム屋根を示す斜視図、第2図は開閉式屋根を構成する移
動屋根版の支持状態を説明するための断面図、第3図は
開閉式屋根を構成する移動屋根版の雨仕舞を説明する断
面図である。 1…外壁、2…ブラケット 3…ウインチ、4…移動屋根版 5…巻取りワイヤ、6…吊りワイヤ 7…可動梁、8…吊りワイヤ継手金具 9…シーブ、10…グランド 11…回動軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉式屋根において、グランドの周方向に
    沿って互いに隣接して放射状に配設され、底部が回動自
    在に取り付けられると共に頂部先端が互いに集合され跳
    ね上げられて上記グランドを開閉する移動屋根版と、各
    移動屋根版の底部側にその回動端が回動自在に取り付け
    られ展動端が吊りワイヤを介して該移動屋根版の頂部先
    端に連結された可動梁と、これら可動梁に巻取りワイヤ
    を介してそれぞれ連結されこれら可動梁をその回動端回
    りに回動させるウインチとを備えたことを特徴とする開
    閉式屋根。
JP21873489A 1989-08-28 1989-08-28 開閉式屋根 Expired - Lifetime JPH0796814B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP21873489A JPH0796814B2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 開閉式屋根

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JP21873489A JPH0796814B2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 開閉式屋根

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Publication Number Publication Date
JPH0384140A JPH0384140A (ja) 1991-04-09
JPH0796814B2 true JPH0796814B2 (ja) 1995-10-18

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JP21873489A Expired - Lifetime JPH0796814B2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 開閉式屋根

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JP4816331B2 (ja) * 2006-08-28 2011-11-16 ソニー株式会社 吸盤装置
JP7064186B2 (ja) * 2018-06-05 2022-05-10 久米彦 河野 回転式屋根構造、及び競技場

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JPH0384140A (ja) 1991-04-09

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