JPH05149634A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JPH05149634A
JPH05149634A JP10728092A JP10728092A JPH05149634A JP H05149634 A JPH05149634 A JP H05149634A JP 10728092 A JP10728092 A JP 10728092A JP 10728092 A JP10728092 A JP 10728092A JP H05149634 A JPH05149634 A JP H05149634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression chamber
control valve
compression
compressor
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10728092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2701658B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Tanabe
義浩 田辺
Yasuo Imashiro
康雄 今城
Katsuyuki Aoki
克之 青木
Toshihiro Tanaka
俊弘 田中
Jinichi Suzuki
仁一 鈴木
Hideaki Nagatomo
秀明 永友
Seiji Kubo
精二 久保
Katsuyuki Kawasaki
勝行 川▲さき▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4107280A priority Critical patent/JP2701658B2/ja
Publication of JPH05149634A publication Critical patent/JPH05149634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2701658B2 publication Critical patent/JP2701658B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/23Separators

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1圧縮室3と第2圧縮室4を有する圧縮機
1、凝縮器10、減圧器11、蒸発器15を順次接続し
てなる空気調和装置において、前記第1圧縮室の吐出口
5が、前記第2圧縮室の吸入口7と前記圧縮機1内に通
じる配管とに切り換え接続が可能な切り換え手段18
と、前記第1圧縮室3を前記圧縮機1の並列運転時にバ
イパスするバイパス回路22とを備える。 【効果】 2シリンダ並列運転と2シリンダ直列運転の
切り換えが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つの圧縮室をもつ
インバータ駆動の圧縮機を備えた空気調和装置特にその
高効率化・高信頼性・低騒音・低振動化に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図41は、例えば特開平2−11968
9号公報に示された、従来の冷凍サイクル装置である。
この冷凍サイクル装置は圧縮機1を備えている。この圧
縮機1は密閉容器1aを有し、この密閉容器1aの内部
にはロータリ式の第1圧縮機構3と第2の圧縮機構4お
よびこれらの圧縮機構3,4を駆動する電動機部2とが
収容されている。上記圧縮機構3,4はそれぞれ第1、
第2のシリンダの両端面には軸受が接合されているとと
もに、内部にはそれぞれロータ29,30が回転自在に
収容されている。上記各ロータ29,30を偏心回転さ
せるクランクシャフト31は上記電動機部2の回転子に
連結されている。この回転子は固定子の内部に回転自在
に挿通されている。したがって電動機部2に通電されて
回転子が回転駆動されれば、それによって上記各ロータ
29,30がシリンダ内で偏心回転させられるようにな
っている。
【0003】上記各シリンダにはそれぞれ吸入口6,7
とが接続されている。上記第1のシリンダに接続された
吸入管6はアキュムレータの流出側に接続され、上記第
2のシリンダの吸入管は第1のチェック弁27を介して
上記アキュムレータの流出側に接続されている。上記第
1のチェック弁27はアキュムレータからシリンダへの
方向にだけ流体を流すようになっている。上記第1のシ
リンダに接続された吐出管5は密閉容器1aの外部に導
出され、中間冷却器26と電磁弁23とが設けられたバ
イパス管22の一端に接続されている。このバイパス管
22の他端は上記第1のチェック弁27の下流側、つま
り第2のシリンダの吸入管に接続されている。さらに上
記第2のシリンダに接続された吐出管の密閉容器1a内
に位置する部分には第2のチェック弁28が接続されて
いる。また、上記第2のシリンダに接続された吐出管は
密閉容器内に開放されている。上記密閉容器の上部には
主吐出管8が接続されている。この主吐出管8は四方弁
9が接続されている。この四方弁9には上記アキュムレ
ータ16の流入側が接続され、さらに室内側熱交換器1
0と室外側熱交換器15との一端側が接続されている。
これら熱交換器10,15の他端は減圧器11を介して
接続されている。
【0004】次に、このように構成された冷凍サイクル
の動作について説明する。まず、流体である冷媒が循環
する。すなわち、電磁弁23を閉じて圧縮機1を運転
し、電動機部2を作動させれば、第1および第2の圧縮
機構3,4が駆動されるから、それによって各圧縮機構
3,4にアキュムレータ16から吸入管6,7を通って
吸引された冷媒が圧縮されることになる。上記第1の圧
縮機構3で圧縮された冷媒は電磁弁23が閉じているこ
とによってバイパス管22を通過することができないか
ら、吐出管5に設けられた第2のチェック弁28から密
閉容器内に吐出する。また、第2の圧縮機構4で圧縮さ
れた冷媒はその主吐出管8から密閉容器1a内に吐出す
る。そして圧縮された冷媒は四方弁9へ流れ、暖房運転
であれば室内側熱交換器10、減圧器11及び室外側熱
交換器15の順に流れる。そして、上記四方弁9を通っ
てアキュムレータ16に流入し、ここから上記各圧縮機
構3,4に吸引されることになる。すなわち、電磁弁2
3を閉じて圧縮機1を運転すれば、冷媒は第1の圧縮機
構3と第2の圧縮機構とに並列に流れるから、上記冷媒
は単段圧縮されることになる。次に、二段圧縮を行う場
合には電磁弁23を開いて圧縮機1を運転する。運転開
始時にはアキュムレータ16からの冷媒は第1の圧縮機
構3と第2の圧縮機構4とを並列に吸引される。第1の
圧縮機構3に吸引された冷媒はここで圧力P1に圧縮さ
れ、一部は第2チェック弁28とから吐出するが、殆ど
はバイパス管22を通って第1のチェック弁27よりも
下流側の箇所から第2の圧縮機構の吸入管に流入する。
それによって、上記第1のチェック弁27の下流側の圧
縮圧力よりも上昇するから、アキュムレータ16から低
圧冷媒は上記第1のチェック弁27を通って第2の圧縮
機構4に吸引されなくなる。つまりアキュムレータ16
からの冷媒は第1の圧縮機構3だけに吸引されることに
なる。
【0005】このように、第1の圧縮機構3で圧縮され
た冷媒は第2の圧縮機構4に吸引され、ここでさらに圧
力P2(P1<P2)に圧縮されてその吐出管から密閉
容器内に吐出することになる。そして、密閉容器内に吐
出される圧力がP2の冷媒によって密閉容器2の冷媒の
リークがなくなる。したがって、アキュムレータ16か
らの冷媒は、第1の圧縮機構3と第2の圧縮機構4とを
直列に流れ、上記第1の圧縮機構3で圧力P1に加圧さ
れたのち、上記第2の圧縮機構4でさらに高い圧力P2
に加圧され、主吐出管8から吐出されて四方弁へ流れる
ことになる。すなわち、電磁弁23を開いて圧縮機1を
運転すれば、冷媒を上記第1の圧縮機構と第2の圧縮機
構4とによって二段圧縮することができる。
【0006】また、第2の従来例として、高段側圧縮機
と低段側圧縮機とを直列に接続してなる二段圧縮機構を
有する冷凍サイクルにおいて、低段側圧縮機の吸入側管
路および排出側管路中に三方切換弁を配し、各三方切換
弁を側路管によって接続し、低段側圧縮機の吸入側管路
と排出側管路を二方弁と減圧機構を直列に配したレリー
ス管によって接続し、多段階の能力調整を可能にしたも
のが提案されている(特開昭58−72851号公
報)。
【0007】また、第3の従来例として低段側圧縮機の
容積を高段側圧縮機の容積よりも大きくしたものが提案
されている(特開昭63−272988号公報)。
【0008】また、第4の従来例の冷凍サイクル装置と
して、2シリンダ型ロータリ式圧縮機を備えており、吐
出容積が小さい第1のシリンダおよび吐出容積が大きい
第2のシリンダを有し、第1のシリンダおよび第2のシ
リンダの吸入ポートにそれぞれ接続した吐出管の中途部
にそれぞれ第1の吸入仕切弁と第2の吸入仕切弁を設
け、上記第1のシリンダと第2のシリンダの吐出ポート
にそれぞれ第1の吐出弁と第2の吐出弁を有する吐出管
を接続し、第1のシリンダの吸入ポートと第1の吸入仕
切弁との間の吸入管中途部と第2のシリンダ吐出ポート
に接続する吐出管の中途部とを第1の吐出仕切弁を有す
るバイパス管で連通し、上記第2のシリンダ側の吐出管
で上記バイパス管の接続部の下流側に第2の吐出仕切弁
を設けたものが提案されている(特開昭63−2127
97号公報)。
【0009】また、第5の従来例として、大容量のシリ
ンダをもつロータリ式の第1の圧縮部2とこの第1の圧
縮部とともに同一駆動源で駆動する小容量のシリンダを
もつ第2の圧縮部3とこれら第1と第2の圧縮機部のシ
リンダの吸入側にそれぞれ設けられた吸入通路を開閉す
る吸入通路手段(第2、第1切換弁)と、前記第1の圧
縮部のシリンダに設けられ圧縮途上のガスを吸入側へレ
リースするためのレリース手段とこのレリース手段およ
び前記吸入通路開閉手段を制御して能力を多段階に可変
させる制御部を具備した冷凍サイクル装置が提案されて
いる(特開昭64−60795号公報)。
【0010】また、第6の従来例として特開昭60−1
28990号公報に示されたロータリ式二段圧縮機が提
案されている。
【0011】また、第7の従来例として、容量制御時に
主圧縮要素が補助圧縮要素と直列に接続する容量制御冷
凍サイクルが提案されている(特開昭59−15099
1号公報)。
【0012】また、第8の従来例として、密閉容器内に
高圧用圧縮要素と低圧用圧縮要素とを積層状に重ねてた
ロータリ式二段圧縮機において、高圧用圧縮要素の押の
け量を低圧用圧縮要素の押のけ量の比(以後、理論押の
け量比と呼ぶ)を0.45〜0.60倍とし、かつ前記
高圧用圧縮要素の圧縮行程の位相差を180度にしたロ
ータリ式二段圧縮機が提案されている(特開昭60−1
28990号公報)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置は
以上のように構成されているので、2シリンダ並列運転
と2シリンダ二段圧縮運転の切り換えと可変速運転が可
能な空気調和装置において、二段圧縮運転時に運転効率
が低く、振動・騒音が大きいという問題点があった。
【0014】また、特開昭63−212797号公報に
示された冷凍サイクル装置は、低能力運転時(低速運転
時)の容量制御手段として、吸入管路を閉じて真空運転
する圧縮手段のみであり、振動が大きい。その結果、圧
縮機の圧縮比が高い運転を行う場合や圧縮機をインバー
タ駆動により可変速運転を可能にし、超低速運転を行う
場合に特に振動が大きくなるという問題点があった。ま
た、特開昭64−60795号公報に示された冷凍サイ
クル装置は、段階的にしか容量制御手段をもたないた
め、きめ細かく効率的な容量制御を行うことができな
い。また、圧縮機の圧縮比を検知する手段をもたないの
で、圧縮比に応じた効率的な容量制御を行うことができ
ないという問題点があった。
【0015】また、特開昭63−212797号公報に
示された冷凍サイクル装置は、低能力運転時の容量制御
手段として、吸入管路を閉じて真空運転する方式を用い
ているが、実際には圧縮室各部(ローリングピストン端
面、吐出弁等)からのリークガスを再圧縮しているた
め、入力損失が大きく効率が悪い。また振動が大きいと
いう問題点があった。また、特開昭64−60795号
公報に示された冷凍サイクル装置は、段階的にしか容量
制御手段をもたないため、連続した吹き出し空気温度が
得られず、さらに容量切り換え時急激に吹き出し空気温
度が変化するため快適性が悪いという問題点があった。
また、特開昭60−128990号公報に示されたロー
タリ式二段圧縮機は、二段圧縮運転時低段側で吐出した
高温ガス冷媒は圧縮機容器外にだされるため高段側に吸
入するまでに放熱をおこし、この結果暖房能力が低下す
るという問題点があった。
【0016】また、特開平2−119689号公報に示
される冷凍サイクル装置は、密閉容器内へ流出させる逆
止弁を、設置空間に限界がある圧縮機内部に設けている
ので、前記逆止弁の口径が大きくとれず、圧力損失が生
じ効率が悪化するとともに圧縮機の構造が複雑になりコ
ストが高くなり、密閉容器内に逆止弁を設けているの
で、前記逆止弁不良時の修理が不可能である。また、第
1および第2圧縮室の吐出容積が最適な容積比を考慮し
ていないので、二段圧縮運転時に最適な中間圧力が得ら
れず、低速運転時において圧縮負荷トルクの変動によ
り、モータの回転脈動が生じモータ効率が著しく低下す
るため運転効率が悪化し、低速運転時の振動・音が大き
くなる。そして、二段圧縮運転時の運転の向上はモータ
効率の増加分しか望めない。さらに、2シリンダ並列運
転時の効率の向上は望めないという問題点があった。ま
た、特開昭59−150991号公報に示された冷凍サ
イクルは、2シリンダ並列運転時、補助圧縮要素の吐出
口から多量の潤滑油が圧縮機外に持ち出されるため、圧
縮機が焼損するという問題点があった。
【0017】この発明は、2シリンダ並列運転と2シリ
ンダ二段圧縮運転の切り換えと可変速運転が可能な空気
調和装置において、二段圧縮運転時に高効率・低騒音・
低振動な冷暖房運転が可能な空気調和装置を提供するこ
とを目的とする。
【0018】また本発明は、インバータ駆動空気調和装
置において、高効率・低騒音・低振動および信頼性の高
い冷房暖房運転が可能な空気調和装置を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気調和装置
は、第1圧縮室と第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、
減圧器、蒸発器を順次接続してなる空気調和装置におい
て、前記第1圧縮室の吐出口が、前記第2圧縮室の吸入
口と前記圧縮機内に通じる配管とに切り換え接続が可能
な切り換え手段と、前記第1圧縮室を前記圧縮機の並列
運転時にバイパスするバイパス回路とを備えたものであ
る。
【0020】請求項2の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、
アキュムレータを順次接続してなる空気調和装置におい
て、前記第1圧縮室の吐出口と、前記第2圧縮室の吸入
口との間に設けられた第1制御弁と、前記第1圧縮室の
吐出口と、前記圧縮機内との間に設けられた第2制御弁
と、前記アキュムレータと前記第2圧縮室の吸入口との
間に設けられた第3制御弁と、前記圧縮機の圧縮比を検
出し、この圧縮比に応じて低能力運転と超低能力運転を
切り替える手段とを備えたものである。
【0021】請求項3の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、
アキュムレータを順次接続してなる空気調和装置におい
て、前記第1圧縮室の吐出口と、前記第2圧縮室の吸入
口との間に設けられた第1制御弁と、前記第1圧縮室の
吐出口と、前記圧縮機内との間に設けられた第2制御弁
と、前記アキュムレータと前記第2圧縮室の吸入口との
間に設けられた第3制御弁とを備え、高能力運転時前記
第1制御弁を閉、前記第2制御弁及び第3制御弁を開と
し、低能力運転時前記第1制御弁及び第2制御弁を開、
前記第3制御弁を閉とし、超低能力運転時第1制御弁を
開、前記第2制御弁及び第3制御弁を閉とするものであ
る。
【0022】請求項4の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有し、インバータ駆動される圧縮機、凝縮
器、減圧器、蒸発器、アキュムレータを順次接続してな
る空気調和装置において、前記第1圧縮室の吐出口と、
前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第1制御弁
と、前記第1圧縮室の吐出口と、前記圧縮機内との間に
設けられた第2制御弁と、前記アキュムレータと前記第
2圧縮室の吸入口との間に設けられた第3制御弁と、高
能力運転時前記第1制御弁を閉、前記第2制御弁及び第
3制御弁を開とし、低能力運転時前記第1制御弁及び第
2制御弁を開、前記第3制御弁を閉とし、超低能力運転
時第1制御弁を開、前記第2制御弁及び第3制御弁を閉
として圧縮方式を切り替える手段と、圧縮方式を切り替
え前の前記圧縮機の運転周波数と切り替え後の運転周波
数の中間の運転周波数で予備運転を行う手段とを備えた
ものである。
【0023】請求項5の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有し、インバータ駆動される圧縮機、凝縮
器、減圧器、蒸発器、アキュムレータを順次接続してな
る空気調和装置において、前記第1圧縮室の吐出口と、
前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第1制御弁
と、前記第1圧縮室の吐出口と、前記圧縮機内との間に
設けられた第2制御弁と、前記アキュムレータと前記第
2圧縮室の吸入口との間に設けられた第3制御弁と、高
能力運転時前記第1制御弁を閉、前記第2制御弁及び第
3制御弁を開とし、低能力運転時前記第1制御弁及び第
2制御弁を開、前記第3制御弁を閉とし、超低能力運転
時第1制御弁を開、前記第2制御弁及び第3制御弁を閉
として圧縮方式を切り替える手段と、前記第1圧縮室の
吐出口と前記第2圧縮室の吸入口及び前記圧縮機内との
間に設けられた断熱材とを備えたものである。
【0024】請求項6の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、気液分離器、減圧
器、蒸発器、アキュムレータを順次接続してなる空気調
和装置において、前記第1圧縮室の吐出口が、前記第2
圧縮室の吸入口と前記圧縮機内に通じる配管とに切り換
え接続が可能な切り換え手段と、前記第1圧縮室を前記
圧縮機の並列運転時にバイパスするバイパス回路と、前
記第1圧縮室または第2圧縮室にインジェクションポー
トを設け、前記気液分離器のガスを導入するインジェク
ション配管とを備えたものである。
【0025】請求項7の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を
順次接続してなる空気調和装置において、前記第1圧縮
室の吐出口が、前記第2圧縮室の吸入口と前記圧縮機内
に通じる配管とに切り換え接続が可能な切り換え手段
と、前記第1圧縮室を前記圧縮機の並列運転時にバイパ
スするバイパス回路とを備え、前記第2圧縮室の吐出容
積を第1圧縮室の吐出容積の0.6〜0.8倍にしたも
のである。
【0026】
【作用】請求項1の空気調和装置は、2シリンダ並列運
転と2シリンダ直列運転の切り換えが可能である。
【0027】請求項2の空気調和装置は、圧縮機の圧縮
比に応じて、圧縮方式を変化させたので、低圧縮比運転
において、高効率な運転が可能になる。また、高圧縮比
運転において、高効率でかつ低振動な運転が可能にな
る。
【0028】請求項3の空気調和装置は、超低速運転時
(超低能力運転時)、第1圧縮要素で圧縮したガス冷媒
を第2圧縮要素でさらに圧縮を行う二段圧縮運転を行う
ことにより振動の増加をおさえる。
【0029】請求項4の空気調和装置は、圧縮方式切り
換え前の運転周波数と切り換え運転後の運転周波数の中
間付近の運転周波数で、切り換え運転前にあらかじめ運
転周波数を変化させることにより、圧縮方式の切り換え
時の急激な吹き出し空気温度の変化をおさえ、快適性を
損なわせない。
【0030】請求項5の空気調和装置は、第1圧縮要素
の吐出口から第2圧縮要素の吸入口の間に断熱材をまく
ことにより、二段圧縮運転時の放熱ロスを防ぐ。
【0031】請求項6の空気調和装置は、二段圧縮運転
時の第2圧縮室に、第1圧縮室から吐出した冷媒に加
え、気液分離器からのガス冷媒をも吸入するため、高効
率な運転が可能になる。また、2シリンダ並列運転時
に、蒸発器からのガス冷媒に加え、気液分離器内のガス
冷媒をも吸入するため、高効率な運転が可能になる。
【0032】請求項7の空気調和装置は、低速運転時に
回転脈動が小さくなる。
【0033】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1を示す空気調和装置
の構成図であり、図において、1は密閉容器1aに収納
された圧縮機、2はインバータ駆動され回転数可変の電
動機、3,4は各々第1、第2圧縮室で、電動機2で駆
動される。5,6は各々第1圧縮室の吐出・吸入口で、
7は第2圧縮室4の吸入口で、8は主吐出口である。圧
縮機1は四方弁9、室内側熱交換器10、第1減圧器1
1、気液分離器25、第2減圧器14、室外側熱交換器
15、アキュムレータ16、第1圧縮室の吸入配管6と
を結ぶ冷媒回路を構成する。また、第1圧縮室3の吐出
容積は第2圧縮室4の吐出容積より大きい構成をしてい
る。第1圧縮室3の吐出口5と接続する配管17は三方
弁18を介し、圧縮機1の密閉容器1a内と接続する第
1バイパス管19と第2圧縮室の吸入口7に接続する配
管20を備えている。また第2圧縮室吸入口7に接続す
る配管20と第1圧縮室吸入口5とを第1電磁弁23を
介し接続するバイパス回路である配管22を備えてい
る。さらに気液分離器25と上記第2圧縮室吸入配管2
0を第2電磁弁24を介し接続する配管21を備えてい
る。
【0034】次に高能力暖房運転時の動作について説明
する。この運転の場合は図2に示すように切換Aすなわ
ち三方弁18は第1圧縮室3の吐出口5と圧縮機容器1
a内に接続する第1バイパス管19と導通しており、切
換手段Bすなわち第1電磁弁23は開、切換手段Cすな
わち第2電磁弁24は閉の状態になっている。また四方
弁9は暖房側に切換る。圧縮機1の第1圧縮室3はアキ
ュムレータ16を通る低温低圧のガス冷媒を吸入し、第
1圧縮室3の吐出口5から高温高圧の冷媒と圧縮室内の
潤滑油を吐出し、第1バイパス管19により圧縮機容器
1a内に導かれる。ここで高温高圧の冷媒と潤滑油とを
分離し、冷媒のみを主吐出口8より吐出させる。また第
2圧縮室4はアキュムレータ16を通る低温低圧のガス
冷媒を第2バイパス管22を通り、第2圧縮室4の吸入
口7に導かれる。ここで圧縮した高温高圧のガス冷媒は
主吐出口8より吐出する。つまりこの運転では2シリン
ダ圧縮機を並列運転を行っている。さらに主吐出口8か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁9を通り、
室内側熱交換器10に導かれる。ここでガス冷媒は液化
し、この時凝縮熱を室内に放出する。つまり暖房運転を
行う。さらに液化した高圧の冷媒は、第1減圧器11に
より中圧の気液二相冷媒となり、気液分離器25を通り
第2減圧器14により低温低圧の気液二相の冷媒となり
室外側熱交換器15に導かれる。ここで外気から熱を吸
収し、冷媒は蒸発し低温低圧のガス冷媒となり、四方弁
9へ導かれる動作を行う。図2の実線矢印が高能力暖房
運転時の冷媒の流れを、また点線矢印が高能力冷房運転
時の冷媒の流れを示す。
【0035】次に低能力暖房運転時の動作について説明
する。この運転の場合は図3に示すように切換手段であ
る切換手段Aすなわち三方弁18は第1圧縮室3の吐出
口6と第2圧縮室の吸入口7に接続する第1バイパス管
19と導通しており、切換手段Bすなわち第1電磁弁2
3は閉、切換手段Cすなわち第2電磁弁24は開の状態
になっている。さらに四方弁9は暖房側に切換る。この
運転の場合、第1圧縮室3はアキュムレータ16を通り
低温低圧のガス冷媒を第1圧縮室3の吸入口6より吸入
し、ここである程度圧縮し中温中圧のガス冷媒となり第
2圧縮室の吸入口7へ導かれる。またこの時気液分離器
25内のガス冷媒を第3気液分離器配管21を通り第2
圧縮室4に吸入される。すなわち、第2圧縮室4は第1
圧縮室3からの冷媒と気液分離器25からの冷媒を吸入
することになる。ここでさらに圧縮し高温高圧のガス冷
媒となり主吐出口8より吐出される。また、第1圧縮室
3の吐出容積は第2圧縮室4の吐出容積より大きくして
いるので最適な中間圧力になり、この時第1圧縮室3と
第2圧縮室4の圧縮仕事がほぼ等しいので低速運転での
モータの回転脈動が減少し、モータ効率の低減をおさえ
ることが可能になり、高効率・低騒音・低振動な二段圧
縮を行うことが可能になる。図3の実線矢印が低能力暖
房運転、また点線矢印が低能力冷房運転時の冷媒の流れ
を示す。
【0036】次に冷房運転における動作の説明をする。
高能力冷房運転及び低能力冷房運転は、図2及び図3に
おいて四方弁9を冷房側に変更することにより、室内側
熱交換器と室外側熱交換器とが蒸発作用と凝縮作用を逆
転するのみで後はそれぞれ高能力暖房運転及び低能力冷
房運転の動作と同様なので説明を省略する。
【0037】次に2シリンダ二段圧縮と2シリンダ並列
運転の使い分けについて説明する。二段圧縮運転は2シ
リンダ並列運転より低圧ガス冷媒を吸入する冷媒量が少
ないため高い能力運転を行うためには圧縮機の高速運転
が必要になる。この場合二段圧縮運転より2シリンダ並
列運転を行った方が有利になる。したがって2シリンダ
二段圧縮から2シリンダ並列運転との切り換えは図4に
示すように高能力運転にしたがい、二段圧縮の運転より
並列運転のほうが効率が高い場合に行う。
【0038】実施例2.実施例1では、切換手段Aは三
方弁を使用することにより第1圧縮室3から吐出した冷
媒及び潤滑油を圧縮機容器1a内に吐出する配管と、第
2圧縮室4の吸入口7へ導く配管とを切り換えていたが
図6に示すように、第1圧縮室3の吐出配管17と第2
圧縮室4の吸入配管20と第1バイパス配管とを接続
し、この第2圧縮室4の吸入配管7に第4の電磁弁3
3、第1バイパス管に第3の電磁弁32を使用してもよ
い。この場合2シリンダ並列運転を行う場合は第3の電
磁弁32は開弁し、第4の電磁弁33は閉弁する。ま
た、2シリンダ二段圧縮運転を行う場合は第3の電磁弁
32は閉弁し、第4に電磁弁33は開弁する。後は実施
例1と同等なので説明を省略する。
【0039】実施例3.実施例1では、第1圧縮室3の
吐出口5と接続する配管が、圧縮機容器1a内に吐出す
る配管と第2圧縮室4の吸入配管7とに切り換えが可能
な機構を備えた切換手段Aを三方弁18を用いて説明し
たが図7に示すように圧縮室内の圧力に応じて圧縮室容
器内に第1圧縮室3の吐出冷媒を流出させるチェック弁
を設けてもよい。すなわち図7に示すように、第2圧縮
室吸入口7は第1のチェック弁27を介して上記アキュ
ムレータ16の流出側に接続されている。上記チェック
弁27はアキュムレータ16から圧縮室の方向にだけ流
体を流すようになっている。上記第1の圧縮室3に接続
された吐出管は密閉容器1aの外部に導出され、電磁弁
23とが設けられた第2のバイパス管22の一端に接続
されている。この第2のバイパス管22の他端は上記第
1のチェック弁27の下流側、つまり第2の圧縮室4の
吸入口6に接続されている。さらに気液分離器25の第
3の配管21が第2の電磁弁24を介し第2のバイパス
管22の一端に接続している。さらに上記第1の圧縮室
3に接続された吐出口6の密閉容器内に位置する部分に
は第2のチェック弁28が接続されている。また、上記
第2の圧縮室4から吐出した冷媒は密閉容器内1aに開
放されている。上記密閉容器の上部には主吐出管8が接
続されている。圧縮機周辺の構成をしている。その他
は、実施例1と同様なので説明を省略する。
【0040】次に動作の説明をする。電磁弁23を開弁
し圧縮機を駆動すると、第1の圧縮室3の吐出冷媒は第
2チェック弁28から吐出され2シリンダ並列圧縮運転
が可能になり、また電磁弁23,24を開弁すると圧縮
機容器内が高圧状態にあるため第2チェック弁28は閉
成する。従って第1圧縮室3内の冷媒は第2チェック弁
28から吐出されず、第1圧縮室吐出口6を通り第2圧
縮室4に吸入される。またこのとき電磁弁24は開弁し
てあるので、気液分離器25からのガス冷媒も第2圧縮
室4内に吸入されることになる。従って高効率な2シリ
ンダ二段圧縮運転が可能になる。後は実施例1と同等な
ので説明を省略する。
【0041】実施例4.図8は2シリンダ並列運転方式
と第2圧縮要素ポンプ運転方式と二段圧縮運転方式に圧
縮方式を切り換えて運転可能な空気調和装置の実施例4
を示す構成図であり、この図を説明する。1は密閉容器
に収納された2シリンダ型ロータリ式圧縮機で、2はイ
ンバータ駆動され回転数可変の電動機、3,4は各々第
1,2の圧縮要素で各圧縮要素の圧縮工程の位相は18
0度ずれるように設けられており電動機2により駆動さ
れる。5,6は各々第1の圧縮要素の吐出口、吸入口
で、7は第2圧縮要素4の吸入口で、8は主吐出口であ
る。圧縮機1は四方弁9、室内側熱交換器10、減圧器
11、室外側熱交換器12、アキュムレータ13、第1
圧縮要素3の吸入口6とを結ぶ冷媒回路を構成してい
る。第1圧縮要素3の吐出口5を接続する配管17は2
つに分岐し、一方は第2圧縮要素4の吸入口7と接続
し、途中に第1制御弁36が設けられている。他方は圧
縮機1の容器内と接続し、途中に第2制御弁37が設け
られている。また第2圧縮要素吸入口7に流れる冷媒を
制御する第3の流量制御手段として、ここでは逆止弁3
8を設けている。
【0042】図8は実施例4の空調負荷に及び圧縮機の
圧縮比に応じて圧縮方式を第2圧縮要素ポンプ運転及び
二段圧縮運転に切り換え可能な空気調和装置を示す図で
ある。次に前記空気調和装置が冷房運転している状態を
例に、本発明の運転制御を図9〜11の制御フローチャ
ート図にもとづいて説明する。この実施例の運転制御を
説明するために、次に示す項目を約束事項とする。 (1)2つの圧縮室が並列運転し、運転周波数が30H
z以上の空調運転を行う場合を通常能力運転とする。 (2)上記項目以外の運転で、運転周波数20Hz以上
の運転を行う場合を低能力運転とする。 (3)前記項目(1)以外の運転で、運転周波数20H
z以下の運転を行う場合を超低能力運転とする。 (4)外気温が30度から35度までを、通常圧縮比運
転とする。 (5)外気温が30度以下の場合を低圧縮比運転とす
る。 (6)外気温が35度以上の場合を高圧縮比運転とす
る。 さらに、ここでは、圧縮機の圧縮比を検知(高圧力/低
圧力)する手段として、外気温度を検知する方式を用い
ている。
【0043】まず、電源をONし空調機を運転しはじめ
た場合、この時の空調負荷は大きいので、2つのシリン
ダの吸入口から低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮作用を行
う2シリンダ並列運転を行う。この2シリンダ並列運転
は、圧縮要素の容積が大きくなるので、得られる空調能
力も大きくなり、空調負荷の大きい運転に適している。
また2つの圧縮要素の圧縮工程の位相は180度ずれる
様にしているため圧縮負荷トルクが平滑化され低振動な
運転が可能になる。この運転を続けることにより、空調
負荷は次第に小さくなり、それに伴い運転周波数は低下
してくる。運転周波数が低下してくると、圧縮機を駆動
している電動機(モータ)の効率が悪化するため、第2
圧縮要素ポンプ運転や二段圧縮運転を行い、圧縮要素の
容積を小さくして運転したほうが効率よい運転が可能に
なる。これら圧縮方式の詳細な説明は後で行う。
【0044】前記の理由により運転周波数が前記項目
(2)の条件を満たした場合、圧縮方式を切り換え動作
を行い低能力運転を行う。この時、外気温度を検出し、
外気温度が前記項目(4)を満たしている場合は、圧縮
機が通常圧縮比運転であると判断し第2圧縮要素ポンプ
運転を行う。著者の研究によれば、通常圧縮比運転にお
いては、二段圧縮運転に比べ第2圧縮要素ポンプ運転の
ほうが、入力損失が小さく効率がよいため、ここでは第
2圧縮要素ポンプ運転を行う。
【0045】また外気温度が(5)の条件を満たしてい
る場合は、低圧縮比運転と判断し、効率及び振動とも良
好な第2圧縮要素ポンプ運転を行う。また外気温度が
(6)の条件を満たしている場合、高圧縮比運転と判断
し二段圧縮運転を行う。なぜなら第2圧縮要素ポンプ運
転は圧縮比が高くなると振動が悪化してくるのに対し、
二段圧縮運転は第1と第2圧縮要素とも圧縮作用を行う
ため振動が良好であるため、ここでは二段圧縮運転を行
う。
【0046】以上の運転方式で低能力運転を続けるにつ
れさらに空調負荷が低下し、運転周波数が(3)の条件
を満たした場合、超低能力運転を行うことになる。この
時も、外気温度を検出し、外気温度に応じた運転を行
う。すなわち外気温度が(4)の条件を満たしている場
合、通常圧縮比運転と判断し、性能及び振動とも良好な
二段圧縮運転を行う。また外気温度が(5)の条件を満
たしている場合、低圧縮比運転と判断し、性能及び振動
とも良好な第2圧縮要素ポンプ運転を行う。また(6)
の条件を満たしている場合は高圧縮比運転と判断し、二
段圧縮運転を行う。以上説明したように低能力運転、超
低能力運転の圧縮方式を圧縮機の圧縮比に応じて変化さ
せる運転制御を行う。また図4に、各種圧縮方式の性能
及び振動の特性比較を示す。
【0047】次に2シリンダ並列運転の暖房運転の動作
について説明する。この運転では図14に示すように、
第1流量制御弁36は閉成し、第2流量制御弁37は開
放状態になっている。また四方弁9は暖房側に切り換え
る。圧縮機1の第1圧縮要素3はアキュムレータ16を
通る低温低圧のガス冷媒を吸入し、第1圧縮室3の吐出
口5から高温高圧の冷媒と圧縮室内の潤滑油を吐出し、
第1流量制御弁36が閉成しているため、圧縮機容器も
どし配管34を通り圧縮容器内へ冷媒と潤滑油が流れ
る。ここで高温高圧の冷媒と潤滑油とを分離し、冷媒の
みを主吐出口8より出される。
【0048】また逆止弁38は逆圧がかかっていないた
め開放状態になり、第2圧縮要素4はアキュムレータ1
6を通る低温低圧のガス冷媒は第2圧縮室4の吸入口7
に導かれる。ここで圧縮した高温高圧のガス冷媒は主吐
出口8より吐出する。
【0049】つまりこの運転では2シリンダ圧縮機を並
列運転を行っている。さらに主吐出口8から吐出された
高温高圧のガス冷媒は、四方弁9を通り、室内側熱交換
器10に導かれる。ここでガス冷媒は液化し、このとき
凝縮熱を室内に放出する。つまり暖房運転を行う。さら
に液化した高圧の冷媒は、減圧器11により低温低圧の
気液二相冷媒となり、室外側熱交換器15に導かれる。
ここで外気から熱を吸収し、冷媒は蒸発し低温低圧のガ
ス冷媒となり、四方弁9へ導かれる動作を行う。図5の
実線矢印が高能力暖房運転時の冷媒の流れを、点線矢印
が高能力冷房運転時の冷媒の流れを示す。
【0050】次に第2圧縮要素ポンプ運転の暖房運転の
動作について説明する。この運転の場合、図15に示す
ように第1流量制御弁36及び第2流量制御弁37は開
放状態にする。また四方弁9は暖房側に切り換える。こ
の運転の場合、第1圧縮要素3はアキュムレータ16を
通る低温低圧のガス冷媒を第1圧縮室の吸入口6より吸
入し、ここで圧縮された高温高圧の冷媒と圧縮室内の潤
滑油を第1圧縮要素吐出口5より吐出する。さらに第1
流量制御弁36と第2流量制御弁37は開放状態にある
ため、第1圧縮要素吐出口5より吐出した冷媒と潤滑油
の一部は圧縮機容器内へ、一部は第2圧縮要素吸入口7
へ導かれる。
【0051】また、第2圧縮要素吸入口接続配管35か
ら高圧ガス冷媒が流れてくるため、逆止弁38は逆圧が
かかり閉成状態になる。したがって第2圧縮要素吸入口
7には、第1圧縮要素の吐出口5からの高温高圧のガス
冷媒と圧縮機容器内の高温高圧のガス冷媒を吸入する。
従って第2圧縮要素4では圧縮作用なしに冷媒を吐出す
ることになる。つまり第2圧縮要素4はポンプ運転を行
う。この結果、圧縮機1の圧縮要素の容量が小さくなる
ため、2シリンダ並列運転に比べ同一能力を得るための
運転周波数が高速になり、低速運転でのモータ効率低下
を防ぐことが可能になり、高効率な運転が得られる。
【0052】次に二段圧縮運転の暖房運転の動作につい
て説明する。図16に示すように、第1流量制御弁36
は開放状態に、第2流量制御弁37は閉成する。また四
方弁9は暖房側にする。この運転の場合、第1圧縮要素
3はアキュムレータ16を通る低温低圧のガス冷媒を第
1圧縮要素の吸入口6より吸入し、ここで圧縮された中
温中圧の冷媒と圧縮室内の潤滑油を第1圧縮要素吐出口
5より吐出する。さらに第1流量制御弁36は開放状態
にあり第2流量制御弁37は閉成状態にあるため、第1
圧縮要素吐出口5より吐出した冷媒は第2圧縮要素吸入
口7へ導かれる。
【0053】また、第2圧縮要素吸入口接続配管35か
ら中圧ガス冷媒が流れてくるため、逆止弁38は逆圧が
かかり閉成状態になる。したがって第2圧縮要素吸入口
7には、第1圧縮要素の吐出口5からの冷媒を吸入す
る。次に第2圧縮要素4では高温高圧になるまで冷媒を
圧縮し潤滑油を圧縮機容器内へもどし、冷媒のみを主吐
出口8より吐出する。つまり二段圧縮運転を行う。第1
圧縮要素3と第2圧縮要素4の圧縮工程の位相を180
度ずらしているため、圧縮負荷トルクが平滑化される。
この結果圧縮機の回転脈動が小さくなり低振動な運転が
可能になる。後は、2シリンダ並列運転と同様なのでこ
こでは説明を省略する。
【0054】次に冷房運転における動作の説明をする。
高能力冷房運転及び低能力冷房運転及び超低能力冷房運
転は図14,15,16において四方弁9を冷房側に変
更することにより、室内側熱交換器、室外側熱交換器と
が凝縮作用と蒸発作用とが逆転するのみで後はそれぞ
れ、高能力暖房運転及び低能力暖房運転及び超低能力暖
房運転と同様なので説明を省略する。
【0055】実施例5.低能力運転時の圧縮方式である
第2圧縮室ポンプ運転と二段圧縮運転時の運転効率は圧
縮機の圧縮比(高圧力/低圧力)により変化する。そこ
で、高能力運転時から低能力運転時への圧縮方式切り換
える運転周波数は、圧縮機の圧縮比により変化させた方
が効率的な運転が可能になる。そこで、圧縮機の圧縮比
を検知する手段として、外気温度を検知することを例に
説明する。
【0056】次に、実施例4で示した空気調和装置の冷
房運転時において、高能力運転(2シリンダ並列運転)
と低能力運転の切り換えを例に説明する。以下、実施例
5の動作を図12の制御フローチャート図にもとづいて
説明する。電源をONした場合、まず2シリンダ並列運
転を行う(ステップ100)。空調負荷が低下し、それ
に伴い空調機の運転周波数は低下してくるが、外気温を
検出しているので(ステップ101)、外気温が30度
から35度の場合は、通常圧縮比運転と判断し(ステッ
プ104)、運転周波数が30Hz以下の場合に低能力
運転の圧縮方式にはいる(ステップ109)。つまり、
実施例4の空気調和装置においては、第2圧縮室ポンプ
運転を行う。
【0057】以上は通常圧縮比運転における運転動作で
あるが、冷房運転の場合、外気温が高くなるほど圧縮機
は高圧縮比運転になり、通常圧縮比運転より低能力運転
の運転効率が向上する。従って、通常圧縮比運転より高
運転周波数で2シリンダ並列運転から低能力運転方式
(実施例4においては、二段圧縮運転)に切り換える。
図12においては、通常圧縮比運転で2シリンダ並列運
転から低能力運転周波数よりA Hz高い運転周波数で
切り換えている。
【0058】また、外気温が低くなるほど低圧縮比運転
になり、通常圧縮比運転より低能力運転の運転効率低下
する。したがって、通常圧縮比運転より低い運転周波数
運転で2シリンダ並列運転から低能力運転方式(実施例
4においては、第2圧縮室ポンプ運転)を切り換える。
図12においては通常圧縮比運転で2シリンダ並列運転
から低能力運転に切り換える運転周波数30Hzより、
A Hz低い運転周波数で切り換えている。以上のよう
に圧縮方式切り換え運転周波数を圧縮機の圧縮比により
変化させることにより、効率的な運転が可能になる。
【0059】実施例6.その他の実施例として、図8の
空気調和装置において、2シリンダ並列運転と二段圧縮
運転の切り換えのみに使用した場合においても同様の効
果が得られる。
【0060】実施例7.さらに、図17に示す空気調和
装置において、2シリンダ並列運転と第2圧縮要素ポン
プ運転の切り換えのみの運転においても同様の効果が得
られる。図17における空気調和装置を説明すると、第
2圧縮要素吸入口7と圧縮機容器内とを接続する配管は
第6流量制御弁42を設けている。同図の第6流量制御
弁42を開放した場合、第2圧縮要素吸入口7は圧縮容
器内の高圧ガス冷媒を吸入するため、圧縮作用がなくな
りポンプ運転を行う。また、第6流量制御弁42を閉成
した場合、第2圧縮要素吸入口7はアキュムレータ16
を通る低圧ガス冷媒を吸入する。つまり2シリンダ並列
運転を行うことになる。
【0061】実施例8.更に、実施例4,5,6に示す
空気調和装置において、2シリンダ圧縮機1の第1圧縮
要素3の圧縮容積を第2圧縮要素4の圧縮容積より大き
く設けてもよい。
【0062】実施例9.更に、実施例4,5,6に示す
空気調和装置において、圧縮機の圧縮比を検知する手段
として外気温を測定したが、室内及び室外熱交換器の配
管温度を検知し、冷媒の凝縮温度及び蒸発温度を測定し
てもよく、この方式を用いることにより、より正確に圧
縮比を検知することが可能である。
【0063】実施例10.図18は本発明の空調負荷に
応じた圧縮方式を行うことにより高効率、低騒音を可能
にした空気調和装置の実施例10を示す構成図であり、
この図を説明する。1は密閉容器に収納された2シリン
ダ型ロータリ式圧縮機で、2はインバータ駆動され回転
数可変の電動機、3,4は各々第1、2圧縮要素で各圧
縮要素の圧縮工程の位相は180度ずれるように設けら
れており電動機2により駆動される。5,6は各々第1
の圧縮要素の吐出口・吸入口で、7は第2圧縮要素の吸
入口で、8は主吐出口である。圧縮機1は四方弁9、室
内側熱交換器10、減圧器11、室外側熱交換器15、
アキュムレータ16、第1圧縮要素の吸入口6とを結ぶ
冷媒回路を構成しているる。第1圧縮要素3の吐出口5
を接続する配管17は2つに分岐し、一方は第2圧縮要
素4の吸入口と接続し、途中に第1制御弁36が設けら
れている。他方は圧縮機1の容器内と接続し、途中に第
2制御弁37が設けられている。また第2圧縮要素吸入
口7に流れる冷媒を制御する第3の流量制御手段とし
て、ここでは逆止弁18を設けている。
【0064】次に高能力暖房運転時(通常運転)の動作
について説明する。この運転では図19に示すように、
第1流量制御弁36は閉成し、第2流量制御弁37は開
放状態になっている。また四方弁9は暖房側に切り換え
る。圧縮機1の第1圧縮要素3はアキュムレータ16を
通る低温低圧のガス冷媒を吸入し、第1圧縮室3の吐出
口5から高温高圧の冷媒と圧縮室内の潤滑油を吐出し、
第1流量制御弁36が閉成しているため、圧縮機容器も
どし配管34を通り圧縮容器内へ冷媒と潤滑油が流れ
る。ここで高温高圧の冷媒と潤滑油とを分離し、冷媒の
みを主吐出口8より吐出する。
【0065】また逆止弁38は逆圧がかかっていないた
め開放状態になり、第2圧縮要素4はアキュムレータ1
6を通る低温低圧のガス冷媒は第2圧縮室4の吸入口7
に導かれる。ここで圧縮した高温高圧のガス冷媒は主吐
出口8より吐出する。
【0066】つまりこの運転では2シリンダ圧縮機を並
列運転を行っている。さらに主吐出口8から吐出された
高温高圧のガス冷媒は、四方弁9を通り、室内側熱交換
器10に導かれる。ここでガス冷媒は液化し、このとき
凝縮熱を室内に放出する。つまり暖房運転を行う。さら
に液化した高圧の冷媒は、減圧器11により低温低圧の
気液二相冷媒となり、室外側熱交換器15に導かれる。
ここで外気から熱を吸収し、冷媒は蒸発し低温低圧のガ
ス冷媒となり、四方弁9へ導かれる動作を行う。図19
の実線矢印が高能力暖房運転時の冷媒の流れを、点線矢
印が高能力冷房運転時の冷媒の流れを示す。
【0067】次に低能力暖房運転の動作について説明す
る。この運転の場合、図20に示すように第1流量制御
弁36及び第2流量制御弁37は開放状態にする。また
四方弁9は暖房側に切り換える。この運転の場合、第1
圧縮要素3はアキュムレータ16を通る低温低圧のガス
冷媒を第1圧縮室3の吸入口6より吸入し、ここで圧縮
された高温高圧の冷媒と圧縮室内の潤滑油を第1圧縮要
素吐出口5より吐出する。さらに第1流量制御弁36と
第2流量制御弁37は開放状態にあるため、第1圧縮要
素吐出口5より吐出した冷媒と潤滑油の一部は圧縮機容
器内へ、一部は第2圧縮要素吸入口7へ導かれる。
【0068】また、第2圧縮要素吸入口接続配管35か
ら高圧ガス冷媒が流れてくるため、逆止弁38は逆圧が
かかり閉成状態になる。したがって第2圧縮要素吸入口
7には、第1圧縮要素の吐出口5からの高温高圧のガス
冷媒と圧縮機容器内の高温高圧のガス冷媒を吸入する。
従って第2圧縮要素4では圧縮作用なしに冷媒を吐出す
ることになる。つまり第2圧縮要素4はポンプ運転を行
う。この結果、圧縮機1の圧縮要素の容量が小さくなる
ため、2シリンダ並列運転に比べ同一能力を得るための
運転周波数が高速になり、低速運転でのモータ効率低下
を防ぐことが可能になり、高効率な運転が得られる。
【0069】次にさらに低能力の暖房運転(超低能力運
転)の動作について説明する。この場合、圧縮機を超低
速運転を行う必要があるが、前記第2圧縮要素ポンプ運
転では、振動が大きくなるため二段圧縮運転を行う。す
なわち、図21に示すように、第1流量制御弁36は開
放状態に、第2流量制御弁37は閉成する。また四方弁
9は暖房側にする。この運転の場合、第1圧縮要素3は
アキュムレータ16を通る低温低圧のガス冷媒を第1圧
縮要素の吸入口6より吸入し、ここで圧縮された中温中
圧の冷媒と圧縮室内の潤滑油を第1圧縮要素吐出口5よ
り吐出する。さらに第1流量制御弁36は開放状態にあ
り第2流量制御弁37は閉成状態にあるため、第1圧縮
要素吐出口5より吐出した冷媒は第2圧縮要素吸入口7
へ導かれる。
【0070】また、第2圧縮要素吸入口接続配管35か
ら中圧ガス冷媒が流れてくるため、逆止弁38は逆圧が
かかり閉成状態になる。したがって第2圧縮要素吸入口
7には、第1圧縮要素の吐出口5からの冷媒を吸入す
る。次に第2圧縮要素4では高温高圧になるまで冷媒を
圧縮し潤滑油を圧縮機容器内へもどし、冷媒のみを主吐
出口8より吐出する。つまり二段圧縮運転を行う。第1
圧縮要素3と第2圧縮要素4の圧縮工程の位相を180
度ずらしているため、圧縮負荷トルクが平滑化される。
この結果、圧縮機の回転脈動が小さくなり低振動な運転
が可能になる。後は、高能力暖房運転と同様なのでここ
では説明を省略する。
【0071】次に冷房運転における動作の説明をする。
高能力冷房運転及び低能力冷房運転及び超低能力冷房運
転は図18において四方弁9を冷房側に変更することに
より、室内側熱交換器、室外側熱交換器とが凝縮作用と
蒸発作用とが逆転するのみで後はそれぞれ、高能力暖房
運転及び低能力暖房運転及び超低能力暖房運転と同様な
ので説明を省略する。
【0072】図22に従来の圧縮方式と本発明の圧縮方
式の比較を示し、図23に各圧縮方式の入力損失と振動
の比較を示す。
【0073】実施例11.図24,25は本発明の圧縮
方式切り換え時の極端な吹き出し空気温度の変化を改善
する運転制御方式を示す図である。(図24は暖房運転
時、図25は冷房運転時を示す)。図24,25におい
て同図(a)は切り換え時の運転制御を行わない場合の
吹き出し空気温度の変化を示し、同図(b)は切り換え
時の運転制御を行った場合(本発明)の吹き出し空気温
度の変化を示している。
【0074】次に、実施例10で示した空気調和装置に
おいて、高能力運転(2シリンダ並列運転)と低能力運
転(第2圧縮室ポンプ運転)の切り換えを例に説明す
る。上記運転の圧縮方式の切り換えは、圧縮機の圧縮室
容量が極端に変化するため切り換え運転時に吹き出し空
気も極端に変化する。この結果切り換え運転時の快適性
が損なわれる。そこで、次のような運転制御を行う。高
能力暖房運転から低能力暖房運転の切り換え動作を行う
場合を説明する。この場合、圧縮方式切り換え前の運転
周波数Hz1と圧縮方式切り換え後の運転周波数Hz2
の中間の運転周波数で、切り換え動作前にあらかじめ2
シリンダ並列運転の運転周波数を上昇させる。次にやや
時間が経過した後切り換え動作を行う。その後目的とす
る空気温度まで運転周波数(切り換え運転後の運転周波
数Hz2)をさらに上昇させる。
【0075】次に低能力暖房運転から高能力暖房運転の
切り換え動作を説明する。この場合、切り換え運転前の
運転周波数Hz1と切り換え運転後の運転周波数Hz2
の中間の運転周波数で、切り換え動作前にあらかじめポ
ンプ運転の運転周波数を低下させる。次にやや時間が経
過した後切り換え動作を行う。その後目的とする能力ま
で運転周波数をさらに低下させる。
【0076】さらに低能力冷房運転から高能力冷房運転
の切り換えと、高能力冷房運転から低能力冷房運転の切
り換えは、それぞれ高能力暖房運転から低能力暖房運転
の切り換えと低能力暖房運転から高能力暖房運転の運転
制御方式と同様である。
【0077】図24,25に以上の切り換え制御を行っ
た場合の吹き出し空気温度の変化の様子と、このような
制御を行わなかった場合の吹き出し空気温度の様子と比
較して示している。同図より、本発明の切り換え制御を
行うことにより、極端な吹き出し空気温度の変化が小さ
くなり、切り換え運転時の不快感をおさえることが可能
になる。
【0078】実施例12.図26は実施例12の冷凍サ
イクルの第1圧縮要素の吐出口5から、圧縮機容器内も
どし配管と第2圧縮要素吸入口接続配管までを断熱材を
まいた空気調和装置である。次に図26の詳細について
述べる。まず、通常暖房運転時について述べる。この運
転の場合、実施例10で説明したように、2シリンダ並
列運転を行う。第1圧縮要素3で圧縮された高温高圧の
冷媒は、第1圧縮要素3の吐出口5、圧縮機容器もどし
配管34を通り圧縮機容器内に導かれる。この間、第1
圧縮室で吐出された冷媒は、断熱材51により外気に放
熱されることなく、主吐出口から吐出される。したがっ
て、放熱による暖房能力低下をおさえることができる。
その他は実施例10の通常暖房運転と同様なので説明は
省略する。
【0079】次に、低能力暖房運転時について述べる。
この運転の場合、実施例10で説明したように、第2圧
縮要素ポンプ運転を行う。第1圧縮要素3で吐出した冷
媒は、第1圧縮要素吐出口5、圧縮機容器もどし配管3
4を通り圧縮機内に導かれる。この間、第1圧縮要素で
吐出された冷媒は、断熱材により外気に放熱されること
なく、主吐出口から吐出される。したがって、暖房能力
低下をおさえることができる。また、第2圧縮要素吸入
口7は第1圧縮要素吐出口からの冷媒、圧縮機容器内の
ガス冷媒を吸入するが、この間断熱材により、放熱によ
りガス冷媒の比容積が小さくなることなく第2圧縮要素
吸入口6に吸入するので、第2圧縮室の吐出損失が大き
くなることが防げる。その他は実施例10の低能力暖房
運転時と同様なので説明は省略する。
【0080】次に、超低能力運転時について述べる。第
1圧縮要素吐出口5をでた中圧中温のガス冷媒は、断熱
材51により放熱することなく、第2圧縮要素の吸入口
7へ導かれるので、放熱による暖房能力低下をおさえら
れる。その他は実施例10の超低能力運転時と同様なの
で説明は省略する。
【0081】実施例13.その他の実施例として、図1
8の空気調和装置において、2シリンダ並列運転と二段
圧縮運転の切り換えのみに使用した場合においても同様
の効果が得られる。
【0082】実施例14.さらに、図27に示す空気調
和装置において、2シリンダ並列運転と第2圧縮要素ポ
ンプ運転の切り換えのみの運転においても同様の効果が
得られる。図27において、第2圧縮要素吸入口7と圧
縮機容器内とを接続する配管は第6流量制御弁52を設
けている。同図の第6流量制御弁52を開放した場合、
第2圧縮要素吸入口7は圧縮機容器内の高圧ガス冷媒を
吸入するため、圧縮作用がなくなりポンプ運転を行う。
また、第6流量制御弁52を閉成した場合、第2圧縮要
素吸入口7はアキュムレータ16を通る低圧ガス冷媒を
吸入する。つまり2シリンダ並列運転を行うことにな
る。
【0083】実施例15.更に、実施例10,11,1
2,13に示す空気調和装置において、2シリンダ圧縮
機1の第1圧縮要素3の圧縮容積を第2圧縮要素4の圧
縮容積より大きく設けてもよい。
【0084】実施例16.図28は本発明の低騒音、高
効率、及び信頼性の高い二段圧縮運転と2シリンダ並列
運転を可能にした、空気調和装置の実施例16を示す構
成図であり、この図を説明する。1は密閉容器1aに収
納された圧縮機、2はインバータ駆動され回転数可変の
電動機、3,4は各々第1、2圧縮部で電動機2により
駆動される。5,6は各々第1の圧縮部のの吐出・吸入
口で、7は第2圧縮室4の吸入口で、8は主吐出口であ
る。圧縮機1は四方弁9、室内側熱交換器10、減圧器
11、室外側熱交換器15、アキュムレータ16、第1
圧縮室の吸入口6とを結ぶ冷媒回路を構成している。第
1圧縮室3の吐出口5を接続する配管17は三方弁18
を介し、圧縮機1の密閉容器1a内と接続する第2接続
配管19と第2圧縮室の吸入口7に接続する第3接続管
20を備えている。また第2圧縮室吸入口7に接続する
第3接続配管20を第1圧縮室吸入口6とを第1電磁弁
23を介し接続するバイパス回路である配管22を備え
ている。
【0085】次に高能力暖房運転時の動作について説明
する。この運転では図30に示すように、三方弁18は
第1圧縮室吐出口5と圧縮機容器内1a内に接続する配
管19と導通しており、電磁弁23は開の状態になって
いる。また四方弁9は暖房側に切り換える。圧縮機1の
第1圧縮室3はアキュムレータ16を通る低温低圧のガ
ス冷媒を吸入し、第1圧縮室3の吐出口5から高温高圧
の冷媒と圧縮室内の潤滑油を吐出し、第1の接続管19
により圧縮機容器1a内に導かれる。ここで高温高圧の
冷媒と潤滑油とを分離し、冷媒のみを主吐出口8より吐
出される。また第2圧縮室4はアキュムレータ16を通
る低温低圧のガス冷媒を第2圧縮室吸入バイパス管22
を通り、第2圧縮室の吸入口に導かれる。ここで圧縮し
た高温高圧のガス冷媒は主吐出口8より吐出する。つま
りこの運転では2シリンダ圧縮機を並列運転を行ってい
る。さらに主吐出口8から吐出された高温高圧のガス冷
媒は、四方弁9を通り、室内側熱交換器10に導かれ
る。ここでガス冷媒は液化し、この時凝縮熱を室内に放
出する。つまり暖房運転を行う。さらに液化した高圧の
冷媒は、減圧器11により低温低圧の気液二相冷媒とな
り、室外側熱交換器15に導かれる。ここで外気から熱
を吸収し、冷媒は蒸発し低温低圧のガス冷媒となり、四
方弁9へ導かれる動作を行う。図30の実線矢印が高能
力暖房運転時の冷媒の流れを、点線矢印が高能力冷房運
転時の冷媒の流れを示す。
【0086】次に低能力暖房運転の動作について説明す
る。この運転の場合は図29に示すように三方弁18は
第1圧縮室3の吐出口5と第2圧縮室の吸入口7に接続
する第2接続管20と導通しており、電磁弁23は閉の
状態になっており、さらに四方弁9は暖房側になってい
る。この運転の場合、第1圧縮室3はアキュムレータ1
6を通る低温低圧のガス冷媒を第1圧縮室の吸入口6よ
り吸入し、ここである程度圧縮し中温中圧のガス冷媒と
なり第2圧縮室の吸入口へ導かれる。ここでさらに圧縮
し高温高圧のガス冷媒となり主吐出口8より吐出され
る。
【0087】また、第1圧縮室3の吐出容積は第2圧縮
室4の吐出容積より大きくしているので、最適な中間圧
力になり、この時第1圧縮室3と第2圧縮室4の圧縮仕
事がほぼ等しいので低速運転でのモータの回転脈動が減
少し、回転脈動によるモータ効率の低減をおさえること
が可能になる。その結果高効率運転が可能になり、さら
に低騒音・低振動な運転が可能になる。つまりここでは
高効率な2シリンダ二段圧縮の運転を行う。図32に第
1圧縮室の吐出容積が第2の吐出容積より大きくしてあ
る場合と同一の吐出容積の場合のモータ効率の比較を示
している。後は、高能力暖房運転と同様なのでここでは
説明を省略する。
【0088】次に冷房運転における動作の説明をする。
高能力冷房運転及び低能力冷房運転は図29及び図30
において、四方弁9を冷房側に変更することにより、室
内側熱交換器と室外側熱交換器とが蒸発作用と凝縮作用
を逆転するのみで後はそれぞれ、高能力暖房運転及び低
能力暖房運転の動作と同様なので説明を省略する。
【0089】次に2シリンダ二段圧縮と2シリンダ並列
運転の使い分けについて説明する。二段圧縮運転は2シ
リンダ並列運転より低圧ガス冷媒を吸入する冷媒量が少
ないため高い能力運転を行うためには圧縮機の高速運転
が必要になる。この場合二段圧縮運転より2シリンダ並
列運転を行った方が有利になる。したがって2シリンダ
二段圧縮から2シリンダ単段圧縮との切り換えは図31
に示すように高能力運転にしたがい、二段圧縮の運転よ
り並列運転のほうが効率が高い場合に行う。
【0090】次に圧縮機1の第1圧縮要素3の吐出容積
と第2圧縮要素4の吐出容積の最適な容積比について述
べる。圧縮機の運転周波数が低速になるほど、圧縮機の
回転脈動が大きくなり、モータの効率が著しく悪化し、
かつ振動及び騒音が大きくなるので、効率よく、低振動
・低騒音で運転するためには、低速運転時(空調負荷が
小さい時)に回転脈動を少なくする必要がある。本発明
は二段圧縮運転の低速運転時に(空調負荷が小さい時)
に、第1圧縮要素3と第2圧縮要素4の圧縮仕事をほぼ
等しくなるようにして回転脈動を少なくしている。特開
昭60−128990号公報で提案された理論押のけ量
比が0.45〜0.60の二段圧縮機では、高負荷運転
時(高速運転)では、最適な中間圧力が得られるが、負
荷が小さい時(低速運転時)では、最適な中間圧力が得
られない。本発明では空調負荷が小さい時に二段圧縮運
転を行うので、図43に示すように、上記条件を満足す
るためには、最低運転周波数等によって変化するが、第
2圧縮要素4の吐出容積を第1圧縮要素の吐出容積の
0.6倍から0.8倍に設けるとよい。
【0091】実施例17.図33は実施例16の二段圧
縮運転時及び2シリンダ並列運転時をさらに効率改善を
行った、空気調和装置の構成図である。この図において
28は第2のインジェクション配管であって、途中に逆
止弁66を気液分離器25内のガス冷媒を圧縮室を第2
の圧縮室に導入できる方向に接続され、前記配管は気液
分離器と圧縮室内のインジェクションポート67とを第
3の電磁弁69を介して接続している。図37は、圧縮
機の一つの圧縮室内を示しており、64はシリンダ、6
0はローリングピストン、61はスライドベーン、67
はインジェクションポートを示している。
【0092】次にこのように構成された空気調和装置の
動作について説明する。まず高能力運転時の動作につい
て説明する。この運転では三方弁18は圧縮機容器1a
内に接続する配管と接続しており、第1電磁弁23は
開、第2電磁弁24は閉、第3電磁弁69は開の状態に
なっている。圧縮機1の第1及び第2圧縮室3,4はア
キュムレータ16を通る低温低圧のガス冷媒を吸入する
が、このとき気液分離器25内の中圧ガス冷媒も第2イ
ンジェクション配管68、インジェクションポート67
を経て前記圧縮室内に注入される。この結果冷媒のエン
タルピーが低下し主吐出口8をでる冷媒量が増加するた
め、暖房及び冷房運転時の能力が増加し効率が向上す
る。その他の動作は実施例17と同等なので説明を省略
する。図36の実線矢印が高能力暖房運転時の冷媒の流
れを、点線矢印が高能力冷房運転時の冷媒の流れを示
す。
【0093】次に低能力運転時の動作について説明す
る。この運転は、実施例17の低能力運転時と同等なの
で説明を省略する。図35の実線矢印が低能力暖房運転
時の冷媒の流れを、点線矢印が高能力冷房運転時の冷媒
の流れを示す。
【0094】実施例18.実施例16,17では、切換
手段Aは三方弁を使用することにより第1圧縮機から吐
出した冷媒を圧縮機容器内に吐出する配管と、第2圧縮
室の吸入口へ導く配管とを切り換えていたが図37に示
すように、第1圧縮室の吐出に接続する第1接続配管1
7を第2圧縮室の吸入口7に接続する第3接続配管20
と圧縮機の密閉容器に接続する第2接続配管19に接続
し、この第2接続配管19の途中に第4の電磁弁72
を、第3接続配管の途中に第5の電磁弁73を使用して
もよい。この場合、2シリンダ並列運転を行う場合は第
4の電磁弁32は開弁し、第5の電磁弁33は閉成す
る。また、2シリンダ二段圧縮運転を行う場合は第3の
電磁弁32は開弁し、第4の電磁弁33は開弁する。後
は実施例16,17と同等なので説明を省略する。
【0095】実施例19.前記実施例16〜19では、
第2圧縮室吸入口に接続する配管20と第1圧縮室吸入
口とを接続するバイパス配管22の途中に電磁弁23を
設けているが、前記電磁弁の代わりに逆止弁を第2圧縮
室の吸入口へのみ冷媒が流れる向きに設けてもよい。ま
た、前記実施例18では、第3接続配管の途中に第5の
電磁弁73を使用したが、電磁弁73の代わりに圧縮機
容器内1aに冷媒が流れる方向に逆止弁75bを設けて
もよい。
【0096】図38に実施例19の冷媒回路を示す。次
に図38の動作について説明する。まず高能力暖房・冷
房運転時の動作について説明する。この運転の場合電磁
弁73は閉状態になっている。従って、第2圧縮室の吸
入口7に接続する接続配管は低圧状態にあるため、逆止
弁75aは開状態になりアキュムレータ16を通る低圧
のガス冷媒は、第2圧縮室へ吸入することになる。ま
た、圧縮機容器内1aと第1接続配管17は同一圧力状
態にあるので、逆止弁75bは開状態になる。つまり、
2シリンダ並列運転が可能になる。その他は実施例16
〜19の各高能力運転時の動作と同様なので、説明を省
略する。
【0097】次に低能力暖房・冷房運転時の動作につい
て説明する。この運転の場合は電磁弁73は閉状態にな
っている。従って、第1接続配管17は中圧状態にある
ため、逆止弁23は開状態になり低圧のガス冷媒が第2
の圧縮室内に吸入されなくなる。また、圧縮機容器内1
aは高圧であるのに対し、第1接続配管17は中圧であ
るため、逆止弁75bは閉状態になる。つまり、二段圧
縮運転が可能になる。その他は実施例16〜19の各低
能力運転時の動作と同様なので、説明を省略する。
【0098】実施例20.前記実施例17において、第
1及び第2の各圧縮室にインジェクションポートを設け
第2のインジェクション配管28と接続しているが、図
39に示すように第2圧縮室のみにインジェクションポ
ートを設け、第2のインジェクション配管68と接続し
てもよい。この場合、二段圧縮運転時、第2の圧縮室4
は中間圧力以上になるため、中間圧力状態にある気液分
離器25内のガス冷媒はほとんど第2圧縮室に注入され
ない。従って、図33の第2インジェクション配管に設
けた第3電磁弁69は不要になり安価になる。この場合
の動作は、高能力冷房暖房運転時、つまり2シリンダ並
列運転時に気液分離器からガス冷媒を第2圧縮室内のみ
に注入されることになる。その他の動作は実施例17と
同様である。
【0099】
【発明の効果】請求項1の空気調和装置は、第1圧縮室
と第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器
を順次接続してなる空気調和装置において、前記第1圧
縮室の吐出口が、前記第2圧縮室の吸入口と前記圧縮機
内に通じる配管とに切り換え接続が可能な切り換え手段
と、前記第1圧縮室を前記圧縮機の並列運転時にバイパ
スするバイパス回路とを備えた構成にしたので、2シリ
ンダ並列運転と2シリンダ直列運転の切り換えが可能で
ある。
【0100】請求項2の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、
アキュムレータを順次接続してなる空気調和装置におい
て、前記第1圧縮室の吐出口と、前記第2圧縮室の吸入
口との間に設けられた第1制御弁と、前記第1圧縮室の
吐出口と、前記圧縮機内との間に設けられた第2制御弁
と、前記アキュムレータと前記第2圧縮室の吸入口との
間に設けられた第3制御弁と、前記圧縮機の圧縮比を検
出し、この圧縮比に応じて低能力運転と超低能力運転を
切り替える手段とを備えた構成にしたので、圧縮機の圧
縮比に応じて、圧縮方式を変化させたので、低圧縮比運
転において、高効率な運転が可能になる。また高圧縮比
運転において、高効率でかつ低振動な運転が可能にな
る。
【0101】請求項3の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、
アキュムレータを順次接続してなる空気調和装置におい
て、前記第1圧縮室の吐出口と、前記第2圧縮室の吸入
口との間に設けられた第1制御弁と、前記第1圧縮室の
吐出口と、前記圧縮機内との間に設けられた第2制御弁
と、前記アキュムレータと前記第2圧縮室の吸入口との
間に設けられた第3制御弁とを備え、高能力運転時前記
第1制御弁を閉、前記第2制御弁及び第3制御弁を開と
し、低能力運転時前記第1制御弁及び第2制御弁を開、
前記第3制御弁を閉とし、超低能力運転時第1制御弁を
開、前記第2制御弁及び第3制御弁を閉とする構成にし
たので、低能力運転時高効率な運転が可能であり、さら
に超低能力運転時の低振動、高効率な運転が可能にな
る。
【0102】請求項4の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有し、インバータ駆動される圧縮機、凝縮
器、減圧器、蒸発器、アキュムレータを順次接続してな
る空気調和装置において、前記第1圧縮室の吐出口と、
前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第1制御弁
と、前記第1圧縮室の吐出口と、前記圧縮機内との間に
設けられた第2制御弁と、前記アキュムレータと前記第
2圧縮室の吸入口との間に設けられた第3制御弁と、高
能力運転時前記第1制御弁を閉、前記第2制御弁及び第
3制御弁を開とし、低能力運転時前記第1制御弁及び第
2制御弁を開、前記第3制御弁を閉とし、超低能力運転
時第1制御弁を開、前記第2制御弁及び第3制御弁を閉
として圧縮方式を切り替える手段と、圧縮方式を切り替
え前の前記圧縮機の運転周波数と切り替え後の運転周波
数の中間の運転周波数で予備運転を行う手段とを備えた
構成にしたので、切り換え運転時の急激な吹き出し空気
温度の変化をおさえることが可能になり不快感を低減で
きる。また、インバータ駆動の圧縮機であるので連続的
に吹き出し空気温度を変化できる。
【0103】請求項5の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有し、インバータ駆動される圧縮機、凝縮
器、減圧器、蒸発器、アキュムレータを順次接続してな
る空気調和装置において、前記第1圧縮室の吐出口と、
前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第1制御弁
と、前記第1圧縮室の吐出口と、前記圧縮機内との間に
設けられた第2制御弁と、前記アキュムレータと前記第
2圧縮室の吸入口との間に設けられた第3制御弁と、高
能力運転時前記第1制御弁を閉、前記第2制御弁及び第
3制御弁を開とし、低能力運転時前記第1制御弁及び第
2制御弁を開、前記第3制御弁を閉とし、超低能力運転
時第1制御弁を開、前記第2制御弁及び第3制御弁を閉
として圧縮方式を切り替える手段と、前記第1圧縮室の
吐出口と前記第2圧縮室の吸入口及び前記圧縮機内との
間に設けられた断熱材とを備えた構成にしたので、放熱
ロスによる暖房能力低下を抑えることが可能になる。
【0104】請求項6の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、気液分離器、減圧
器、蒸発器、アキュムレータを順次接続してなる空気調
和装置において、前記第1圧縮室の吐出口が、前記第2
圧縮室の吸入口と前記圧縮機内に通じる配管とに切り換
え接続が可能な切り換え手段と、前記第1圧縮室を前記
圧縮機の並列運転時にバイパスするバイパス回路と、前
記第1圧縮室または第2圧縮室にインジェクションポー
トを設け、前記気液分離器のガスを導入するインジェク
ション配管とを備えた構成にしたので、二段圧縮運転時
に第2圧縮室に、第1圧縮室から吐出した冷媒に加え、
気液分離器からのガス冷媒をも吸入するため、実施例1
よりさらに高効率な運転が可能になる。また、二段圧縮
運転時に加え2シリンダ並列運転時にも、気液分離器内
のガス冷媒をも吸入するため、高効率な運転が可能にな
る。
【0105】請求項7の空気調和装置は、第1圧縮室と
第2圧縮室を有する圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を
順次接続してなる空気調和装置において、前記第1圧縮
室の吐出口が、前記第2圧縮室の吸入口と前記圧縮機内
に通じる配管とに切り換え接続が可能な切り換え手段
と、前記第1圧縮室を前記圧縮機の並列運転時にバイパ
スするバイパス回路とを備え、前記第2圧縮室の吐出容
積を第1圧縮室の吐出容積の0.6〜0.8倍にした構
成にしたので、低速運転時に回転脈動が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による空気調和装置の構成
図である。
【図2】この発明の実施例1による空気調和装置の高能
力暖房運転及び冷房運転時の冷媒の流れを示す図であ
る。
【図3】この発明の実施例1による空気調和装置の低能
力暖房運転及び冷房運転時の冷媒の流れを示す図であ
る。
【図4】2シリンダ二段圧縮と2シリンダ並列圧縮の性
能を示す図である。
【図5】この発明の実施例1による空気調和装置のモー
タ効率の図である。
【図6】この発明の実施例2による空気調和装置の構成
図である。
【図7】この発明の実施例3による空気調和装置の構成
図である。
【図8】この発明の実施例4による空気調和装置の構成
の概略図である。
【図9】この発明の実施例4による空気調和装置のフロ
ーチャート図である。
【図10】この発明の実施例4による空気調和装置のフ
ローチャート図である。
【図11】この発明の実施例4による空気調和装置のフ
ローチャート図である。
【図12】この発明の実施例4を示すフローチャート図
である。
【図13】各種圧縮方式の性能及び振動の比較図であ
る。
【図14】この発明の実施例4による空気調和装置を高
能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を示
す図である。
【図15】この発明の実施例4による空気調和装置を低
能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を示
す図である。
【図16】この発明の実施例4による空気調和装置を超
低能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を
示す図である。
【図17】この発明の実施例6による空気調和装置の概
略構成図である。
【図18】この発明の実施例10による空気調和装置の
構成の概略図である。
【図19】この発明の実施例10による空気調和装置を
高能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を
示す図である。
【図20】この発明の実施例10による空気調和装置を
低能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を
示す図である。
【図21】この発明の実施例10による空気調和装置を
超低能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向
を示す図である。
【図22】この発明の能力別の圧縮方式を示す図であ
る。
【図23】この発明で示した圧縮方式別の入力損失と振
動の特徴を示す図である。
【図24】この発明の暖房運転時の圧縮方式切り換え制
御を示す図である。
【図25】この発明の冷房運転時の圧縮方式切り換え制
御を示す図である。
【図26】この発明の実施例12による空気調和装置の
構成図である。
【図27】この発明の実施例14による空気調和装置の
構成図である。
【図28】この発明の実施例16による空気調和装置の
構成の概略図である。
【図29】この発明の実施例16による空気調和装置を
低能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を
示す図である。
【図30】この発明の実施例16による空気調和装置を
高能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を
示す図である。
【図31】2シリンダ二段圧縮と2シリンダ並列圧縮の
性能を示す図である。
【図32】この発明の空気調和装置によるモータ効率の
図である。
【図33】この発明の実施例17による空気調和装置の
構成の概略図である。
【図34】この発明の実施例17による空気調和装置の
圧縮機の圧縮部を示す概略図である。
【図35】この発明の実施例17による空気調和装置を
低能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を
示す図である。
【図36】この発明の実施例17による空気調和装置を
高能力暖房及び冷房運転をしたときの冷媒の流れ方向を
示す図である。
【図37】この発明の実施例18による空気調和装置の
構成図である。
【図38】この発明の実施例19による空気調和装置の
構成図である。
【図39】この発明の実施例20による空気調和装置の
構成の概略図である。
【図40】圧縮機の第1圧縮要素に対する第2圧縮要素
の最適な吐出容積比を示す図であり、低負荷運転時(二
段圧縮運転時)の圧力状態を示す図である。
【図41】従来の空気調和装置の構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 第1圧縮室 4 第2圧縮室 5 第1圧縮室吐出口 7 第2圧縮室吸入口 10 室内熱交換器 11 減圧器 15 室外熱交換器 18 三方弁 22 第2バイパス回路 36 第1制御弁 37 第2制御弁 38 第3制御弁 43 外気温センサー 44 室内気温センサー 51 断熱材 52 第6流量制御弁 60 ローリングピストン 61 スラストベーン 64 シリンダ 66 逆止弁 67 インジェクションポート 68 第2インジェクション配管 69 第3電磁弁 72 第4電磁弁 73 第5電磁弁 75 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊弘 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 鈴木 仁一 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 永友 秀明 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 久保 精二 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 川▲さき▼ 勝行 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1圧縮室と第2圧縮室を有する圧縮
    機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次接続してなる空気調
    和装置において、前記第1圧縮室の吐出口が、前記第2
    圧縮室の吸入口と前記圧縮機内に通じる配管とに切り換
    え接続が可能な切り換え手段と、前記第1圧縮室を前記
    圧縮機の並列運転時にバイパスするバイパス回路とを備
    えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 第1圧縮室と第2圧縮室を有する圧縮
    機、凝縮器、減圧器、蒸発器、アキュムレータを順次接
    続してなる空気調和装置において、前記第1圧縮室の吐
    出口と、前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第
    1制御弁と、前記第1圧縮室の吐出口と、前記圧縮機内
    との間に設けられた第2制御弁と、前記アキュムレータ
    と前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第3制御
    弁と、前記圧縮機の圧縮比を検出し、この圧縮比に応じ
    て低能力運転と超低能力運転を切り替える手段とを備え
    たことを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 第1圧縮室と第2圧縮室を有する圧縮
    機、凝縮器、減圧器、蒸発器、アキュムレータを順次接
    続してなる空気調和装置において、前記第1圧縮室の吐
    出口と、前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第
    1制御弁と、前記第1圧縮室の吐出口と、前記圧縮機内
    との間に設けられた第2制御弁と、前記アキュムレータ
    と前記第2圧縮室の吸入口との間に設けられた第3制御
    弁とを備え、高能力運転時前記第1制御弁を閉、前記第
    2制御弁及び第3制御弁を開とし、低能力運転時前記第
    1制御弁及び第2制御弁を開、前記第3制御弁を閉と
    し、超低能力運転時第1制御弁を開、前記第2制御弁及
    び第3制御弁を閉とすることを特徴とする空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 第1圧縮室と第2圧縮室を有し、インバ
    ータ駆動される圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、アキ
    ュムレータを順次接続してなる空気調和装置において、
    前記第1圧縮室の吐出口と、前記第2圧縮室の吸入口と
    の間に設けられた第1制御弁と、前記第1圧縮室の吐出
    口と、前記圧縮機内との間に設けられた第2制御弁と、
    前記アキュムレータと前記第2圧縮室の吸入口との間に
    設けられた第3制御弁と、高能力運転時前記第1制御弁
    を閉、前記第2制御弁及び第3制御弁を開とし、低能力
    運転時前記第1制御弁及び第2制御弁を開、前記第3制
    御弁を閉とし、超低能力運転時第1制御弁を開、前記第
    2制御弁及び第3制御弁を閉として圧縮方式を切り替え
    る手段と、圧縮方式を切り替え前の前記圧縮機の運転周
    波数と切り替え後の運転周波数の中間の運転周波数で予
    備運転を行う手段とを備えたことを特徴とする空気調和
    装置。
  5. 【請求項5】 第1圧縮室と第2圧縮室を有し、インバ
    ータ駆動される圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器、アキ
    ュムレータを順次接続してなる空気調和装置において、
    前記第1圧縮室の吐出口と、前記第2圧縮室の吸入口と
    の間に設けられた第1制御弁と、前記第1圧縮室の吐出
    口と、前記圧縮機内との間に設けられた第2制御弁と、
    前記アキュムレータと前記第2圧縮室の吸入口との間に
    設けられた第3制御弁と、高能力運転時前記第1制御弁
    を閉、前記第2制御弁及び第3制御弁を開とし、低能力
    運転時前記第1制御弁及び第2制御弁を開、前記第3制
    御弁を閉とし、超低能力運転時第1制御弁を開、前記第
    2制御弁及び第3制御弁を閉として圧縮方式を切り替え
    る手段と、前記第1圧縮室の吐出口と前記第2圧縮室の
    吸入口及び前記圧縮機内との間に設けられた断熱材とを
    備えたことを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 第1圧縮室と第2圧縮室を有する圧縮
    機、凝縮器、気液分離器、減圧器、蒸発器、アキュムレ
    ータを順次接続してなる空気調和装置において、前記第
    1圧縮室の吐出口が、前記第2圧縮室の吸入口と前記圧
    縮機内に通じる配管とに切り換え接続が可能な切り換え
    手段と、前記第1圧縮室を前記圧縮機の並列運転時にバ
    イパスするバイパス回路と、前記第1圧縮室または第2
    圧縮室にインジェクションポートを設け、前記気液分離
    器のガスを導入するインジェクション配管とを備えたこ
    とを特徴とする空気調和装置。
  7. 【請求項7】 第1圧縮室と第2圧縮室を有する圧縮
    機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次接続してなる空気調
    和装置において、前記第1圧縮室の吐出口が、前記第2
    圧縮室の吸入口と前記圧縮機内に通じる配管とに切り換
    え接続が可能な切り換え手段と、前記第1圧縮室を前記
    圧縮機の並列運転時にバイパスするバイパス回路とを備
    え、前記第2圧縮室の吐出容積を第1圧縮室の吐出容積
    の0.6〜0.8倍にしたことを特徴とする空気調和装
    置。
JP4107280A 1991-06-20 1992-04-27 空気調和装置 Expired - Lifetime JP2701658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4107280A JP2701658B2 (ja) 1991-06-20 1992-04-27 空気調和装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14867391 1991-06-20
JP3-148673 1991-06-20
JP4107280A JP2701658B2 (ja) 1991-06-20 1992-04-27 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05149634A true JPH05149634A (ja) 1993-06-15
JP2701658B2 JP2701658B2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=26447325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4107280A Expired - Lifetime JP2701658B2 (ja) 1991-06-20 1992-04-27 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2701658B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1748191A1 (fr) * 2005-07-29 2007-01-31 Patrice Saillard Unité de compression et installation thermique comprenant une telle unité
JP2007232280A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2010065562A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Daikin Ind Ltd 二段圧縮機
JP2010082113A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Sanyo Electric Co Ltd ヒートポンプ式乾燥機
US8393172B2 (en) 2008-09-30 2013-03-12 Sanyo Electric Co., Ltd. Heat pump drying machine
JP2015048970A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社富士通ゼネラル ヒートポンプ装置
CN104879942A (zh) * 2015-05-13 2015-09-02 广东美芝制冷设备有限公司 制冷制热循环系统
WO2016113785A1 (ja) * 2015-01-15 2016-07-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷凍サイクル装置及びそれに用いられる圧縮機
CN106705473A (zh) * 2015-08-17 2017-05-24 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 换热系统
CN107806415A (zh) * 2017-11-24 2018-03-16 安徽美芝精密制造有限公司 压缩机组件和具有其的制冷装置
CN107816817A (zh) * 2017-11-24 2018-03-20 安徽美芝精密制造有限公司 压缩机及其制冷装置
CN108007004A (zh) * 2017-11-24 2018-05-08 安徽美芝精密制造有限公司 制冷装置
CN110107500A (zh) * 2019-05-31 2019-08-09 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种双缸变容压缩机系统、变容增焓系统及控制方法
CN110243102A (zh) * 2019-07-10 2019-09-17 上海加冷松芝汽车空调股份有限公司 一种制冷及制热系统及其控制方法
CN110617645A (zh) * 2019-10-23 2019-12-27 珠海凌达压缩机有限公司 一种二氧化碳压缩机及其制冷系统
CN111022322A (zh) * 2019-12-02 2020-04-17 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 双级补气压缩机、冷冻冷藏制冷系统及控制方法
CN111594442A (zh) * 2020-05-12 2020-08-28 珠海凌达压缩机有限公司 一种压缩机组件、空调系统及其控制方法
WO2020203708A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029555A (ja) * 1983-07-27 1985-02-14 株式会社日立製作所 2シリンダ回転式圧縮機の冷凍サイクル
JPH01114668A (ja) * 1987-10-28 1989-05-08 Toshiba Corp 2段圧縮冷凍サイクル装置
JPH0237259A (ja) * 1988-07-26 1990-02-07 Toshiba Corp 2段圧縮冷凍サイクル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029555A (ja) * 1983-07-27 1985-02-14 株式会社日立製作所 2シリンダ回転式圧縮機の冷凍サイクル
JPH01114668A (ja) * 1987-10-28 1989-05-08 Toshiba Corp 2段圧縮冷凍サイクル装置
JPH0237259A (ja) * 1988-07-26 1990-02-07 Toshiba Corp 2段圧縮冷凍サイクル

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1748191A1 (fr) * 2005-07-29 2007-01-31 Patrice Saillard Unité de compression et installation thermique comprenant une telle unité
FR2889296A1 (fr) * 2005-07-29 2007-02-02 Patrice Saillard Unite de compression comportant desux compresseurs et installation thermique comprenant une telle unite
JP2007232280A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2010065562A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Daikin Ind Ltd 二段圧縮機
JP2010082113A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Sanyo Electric Co Ltd ヒートポンプ式乾燥機
US8393172B2 (en) 2008-09-30 2013-03-12 Sanyo Electric Co., Ltd. Heat pump drying machine
JP2015048970A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 株式会社富士通ゼネラル ヒートポンプ装置
WO2016113785A1 (ja) * 2015-01-15 2016-07-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷凍サイクル装置及びそれに用いられる圧縮機
CN107110566A (zh) * 2015-01-15 2017-08-29 松下知识产权经营株式会社 制冷循环装置及其使用的压缩机
JPWO2016113785A1 (ja) * 2015-01-15 2017-10-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷凍サイクル装置及びそれに用いられる圧縮機
US20170350623A1 (en) * 2015-01-15 2017-12-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Refrigeration cycle device and compressor used in same
CN104879942A (zh) * 2015-05-13 2015-09-02 广东美芝制冷设备有限公司 制冷制热循环系统
CN106705473A (zh) * 2015-08-17 2017-05-24 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 换热系统
CN107816817A (zh) * 2017-11-24 2018-03-20 安徽美芝精密制造有限公司 压缩机及其制冷装置
CN108007004A (zh) * 2017-11-24 2018-05-08 安徽美芝精密制造有限公司 制冷装置
CN107806415A (zh) * 2017-11-24 2018-03-16 安徽美芝精密制造有限公司 压缩机组件和具有其的制冷装置
CN107806415B (zh) * 2017-11-24 2023-12-01 安徽美芝精密制造有限公司 压缩机组件和具有其的制冷装置
CN108007004B (zh) * 2017-11-24 2023-07-28 安徽美芝精密制造有限公司 制冷装置
JP2020165647A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置
EP3936787A4 (en) * 2019-03-29 2022-05-18 Daikin Industries, Ltd. REFRIGERATION CIRCUIT DEVICE
WO2020203708A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置
CN110107500A (zh) * 2019-05-31 2019-08-09 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种双缸变容压缩机系统、变容增焓系统及控制方法
CN110243102A (zh) * 2019-07-10 2019-09-17 上海加冷松芝汽车空调股份有限公司 一种制冷及制热系统及其控制方法
CN110617645A (zh) * 2019-10-23 2019-12-27 珠海凌达压缩机有限公司 一种二氧化碳压缩机及其制冷系统
CN111022322A (zh) * 2019-12-02 2020-04-17 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 双级补气压缩机、冷冻冷藏制冷系统及控制方法
CN111022322B (zh) * 2019-12-02 2023-11-28 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 双级补气压缩机、冷冻冷藏制冷系统及控制方法
CN111594442A (zh) * 2020-05-12 2020-08-28 珠海凌达压缩机有限公司 一种压缩机组件、空调系统及其控制方法
CN111594442B (zh) * 2020-05-12 2024-05-14 珠海凌达压缩机有限公司 一种压缩机组件、空调系统及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2701658B2 (ja) 1998-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2701658B2 (ja) 空気調和装置
JP5306478B2 (ja) ヒートポンプ装置、二段圧縮機及びヒートポンプ装置の運転方法
WO2006013834A1 (ja) 冷凍装置
AU2009323588A1 (en) Refrigerating apparatus
WO2006028218A1 (ja) 冷凍装置
JP4039024B2 (ja) 冷凍装置
CN107191372B (zh) 旋转式压缩机和具有其的制冷装置
WO2009098899A1 (ja) 冷凍装置
JP4214021B2 (ja) エンジンヒートポンプ
JP4096544B2 (ja) 冷凍装置
JPH02230995A (ja) ヒートポンプ用圧縮機及びその運転方法
JP4300712B2 (ja) 冷蔵庫
JP2019015435A (ja) 空気調和装置
JP3619657B2 (ja) 多段圧縮冷凍装置
JP2007232280A (ja) 冷凍装置
JP5971633B2 (ja) 冷凍サイクル装置
CN111486609B (zh) 一种空调系统和控制方法
JP3561598B2 (ja) 圧縮機および空気調和機
JP2646894B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JPH03260391A (ja) 密閉型ロータリー圧縮機
JP2001207983A (ja) 気体圧縮機
JPH0544678A (ja) 密閉型ロータリー圧縮機
KR100724442B1 (ko) 다단 로터리 압축기 및 이를 적용한 에어콘
KR101098608B1 (ko) 용량 가변형 냉동 사이클 시스템
JPS6230698Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003