JPS6230698Y2 - - Google Patents

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JPS6230698Y2
JPS6230698Y2 JP8650982U JP8650982U JPS6230698Y2 JP S6230698 Y2 JPS6230698 Y2 JP S6230698Y2 JP 8650982 U JP8650982 U JP 8650982U JP 8650982 U JP8650982 U JP 8650982U JP S6230698 Y2 JPS6230698 Y2 JP S6230698Y2
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JP
Japan
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compressor
supercharging
main compressor
gas
evaporator
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JP8650982U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は圧縮式冷凍サイクルの冷凍能力増加装
置に関する。
〔従来の技術〕
圧縮式冷凍サイクルにおいて、主圧縮機よりの
吐出ガスの速度エネルギを利用して過給用圧縮機
を駆動することにより密度の高い冷媒を主圧縮機
へ押し込み冷凍能力を増大させることは従来、知
られている(例えば特開昭51−3445号公報・
F25B11/00)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら前記公知のものは次のような欠点
がある。
(イ) 冷凍機の部分負荷運転や運転条件の変動に際
し過給用圧縮機を駆動するタービンと過給用圧
縮機の間に運転のバランスがくずれ運転不能に
なるおそれがある。
すなわち、例えば主圧縮機の負荷が減少する
と、主圧縮機からの吐出ガスの速度及び流量も
減少し翼型タービンの効率は著しく減少してし
まい、過給用圧縮機の運転は実際上不能となつ
てしまう。ところが、過給用圧縮機と主圧縮機
とが直列になつているので、過給用圧縮機の運
転が不能になると冷凍機の運転も不能になる。
これは冷凍サイクルの設計条件に比して蒸発温
度が上昇したり下降したり、部分負荷運転を行
うと、過給用圧縮機は主圧縮機に対して逆に流
体抵抗となり過給用圧縮機の役目を果さなくな
るからである。
(ロ) 過給用圧縮機(ターボ圧縮機)が低段側で主
圧縮機が容積型圧縮機で高段側となつている二
段圧縮機の構成と同様と考えられるので、部分
負荷運転となつたとき、その負荷に対応して前
記高、低両段をそれぞれ能力制御しなければな
らなくなるが、低段側の圧縮機は過給用圧縮機
であつてターボ型であり、タービンと同軸であ
るため任意の調整制御ができず、部分負荷運転
は困難となる。
本考案は前記の公知技術の欠点を解消すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は圧縮式冷凍サイクルの冷凍能力増加装
置において主圧縮機、該主圧縮機から吐出される
ガスにより駆動される膨脹機、該膨脹機により駆
動される過給用圧縮機、前記膨脹機から吐出され
るガスを凝縮する凝縮器、膨脹弁及び蒸発器を有
し、前記蒸発器を前記主圧縮機の低圧位置に連通
させるとともに、前記過給用圧縮機の吸入側を前
記蒸発器にまた吐出側を前記主圧縮機の中間圧位
置にそれぞれ連通させたものである。膨張機とし
てはタービン又はスクリユー膨脹機等が用いられ
る。
本考案における冷凍サイクルにはヒートポンプ
サイクルも含まれる。したがつてヒートポンプサ
イクルのヒートポンプ能力の増加装置も包含して
いる。
〔作用〕
蒸発器において発生した蒸気を主圧縮機の低圧
位置から吸入するとともに、発生蒸気の一部を過
給用圧縮機により圧縮して主圧縮機の中間圧位置
からも吸入することにより、負荷変動や部分負荷
に応じて両圧縮機の良好な制御運転をすることが
できる。
〔実施例〕
本考案の実施例について説明する。第1図にお
いて、駆動機2により主圧縮機としてのスクリユ
ー式圧縮機1を駆動し、冷媒を圧縮して吐出ガス
管12へ吐出する。高圧の冷媒ガスはその速度エ
ネルギで膨脹機3を駆動し駆動軸7により過給用
圧縮機6を回転させ、続いて管15から凝縮器4
に流入して凝縮し、液管16を通り膨脹弁10で
減圧膨脹しつつ蒸発器5に流入して蒸発する。
蒸発した冷媒は一部が吸入管17を流れて低圧
位置の吸入ポート19からスクリユー式圧縮機1
内に流入し、他の冷媒は吸入管18を流れ過給用
圧縮機6により圧縮された後、吐出管21を経て
中間圧ポート20からスクリユー式圧縮機1内に
流入する。
過給用圧縮機6(ターボ圧縮機)は負荷変動や
部分負荷運転に対してスクリユー式圧縮機1の吸
入管17に何等影響なく(別個の配管にしてある
ため)、過給用圧縮機6で圧縮機された吐出ガス
は吸入管17の圧力より高いので吐出ガス管21
を経て吸入ポート19より高い圧力の中間圧ポー
ト20からスクリユー式圧縮機1内に導入され
る。
13は吐出ガス管12のバイパス回路であつて
膨脹機3が故障等のとき利用される回路である。
また8,9は電磁弁である。
第2図は第1図の実施例の装置においてスクリ
ユー式圧縮機1の駆動機としてエンジン2aを使
用し、その排気を利用して排気ガスタービン等の
膨脹機25を回転し、駆動軸7と同軸の駆動軸2
4によつても過給用圧縮機6を駆動するようにし
たものである。この実施例によれば過給用圧縮機
6は膨脹機2と膨脹機25の両方により駆動され
ることになるため、この分だけスクリユー式圧縮
機1を小型のものとすることができる。22は排
気ガス管、23は排気管である。他の構造は第1
図と同様である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、冷凍サイクルの蒸発器におい
て吸熱して発生した蒸気は主圧縮機の低圧位置か
ら吸入されるとともに、発生蒸気の一部が過給用
圧縮機により圧縮されて主圧縮機の中間圧位置か
らも吸入されるので、負荷変動や部分負荷に応じ
て両圧縮機の良好な運転制御を行なうことができ
る。
なお、前記公知技術においては、過給用圧縮機
で圧縮する処理ガス増量分だけ主圧縮機の処理ガ
ス量が増大し動力が余計にかかるが、本考案にお
て主圧縮機としてスクリユー式圧縮機を用い、そ
の中間圧位置をガス閉じ込み後の位置とすれば、
該閉じ込み後の位置から過給用圧縮機により圧縮
されたガスを圧送するとき、圧送による処理ガス
の増量分による主圧縮機の動力の増加が比例的に
増加せず僅かですむ(スクリユー圧縮機の特性)
ので冷凍能力の増加に寄与することろが大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1及び第2の実
施例の系統図である。 1……主圧縮機としてのスクリユー式圧縮機、
2a……エンジン、3……膨脹機、4……凝縮
器、5……蒸発器、6……過給用圧縮機、10…
…膨脹弁、20……中間圧位置としての中間圧ポ
ート、25……膨脹機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 主圧縮機、該主圧縮機から吐出されるガスに
    より駆動される膨脹機、該膨脹機により駆動さ
    れる過給用圧縮機、前記膨脹機から吐出される
    ガスを凝縮する凝縮器、膨脹弁及び蒸発器を有
    し、前記蒸発器を前記主圧縮機の低圧位置に連
    通させるとともに、前記過給用圧縮機の吸入側
    を前記蒸発器にまた吐出側を前記主圧縮機の中
    間圧位置にそれぞれ連通させたことを特徴とす
    る圧縮式冷凍サイクルの冷凍能力増加装置。 (2) 主圧縮機をスクリユー式とし、中間圧位置を
    ガス閉じ込み後の位置とすることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の圧縮式冷
    凍サイクルの冷凍能力増加装置。 (3) 主圧縮機駆動用のエンジンからの排気を利用
    する膨脹機を併用して過給用圧縮機を駆動する
    ようにしたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項記載の圧縮式冷凍サイ
    クルの冷凍能力増加装置。
JP8650982U 1982-06-10 1982-06-10 圧縮式冷凍サイクルの冷凍能力増加装置 Granted JPS58188557U (ja)

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JPS58188557U JPS58188557U (ja) 1983-12-14
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US9222706B2 (en) 2010-03-25 2015-12-29 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle apparatus and operating method of same
WO2012042698A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 三菱電機株式会社 冷凍空調装置

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JPS58188557U (ja) 1983-12-14

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