JPH0127017Y2 - - Google Patents

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JPH0127017Y2
JPH0127017Y2 JP16124487U JP16124487U JPH0127017Y2 JP H0127017 Y2 JPH0127017 Y2 JP H0127017Y2 JP 16124487 U JP16124487 U JP 16124487U JP 16124487 U JP16124487 U JP 16124487U JP H0127017 Y2 JPH0127017 Y2 JP H0127017Y2
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compressor
gas
port
turbine
main compressor
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) (産業上の利用分野) 本考案は、圧縮式冷凍サイクルの能力増加装置
に関する。
(従来の技術) 従来、圧縮式冷凍サイクルにおいて、主圧縮機
よりの吐出ガスの速度エネルギを利用して膨脹機
を駆動し、これによりブースタ圧縮機(過給用圧
縮機)を運転して、このブースタ圧縮機により蒸
発器から吸入した冷媒を圧縮し、これを主圧縮機
の中間圧ポートに導入してサイクルの能力を増加
させるものがある。本出願人の先出願に係る実願
昭57−86509号の考案がそれである。この考案に
おいては、第1図に示すように、駆動機2により
主圧縮機としてのスクリユー式圧縮機1を駆動し
て冷媒を圧縮しこれを吐出ガス管12へ吐出す
る。高圧の冷媒ガスはその速度エネルギにより膨
脹機3を駆動し駆動軸7によりブースタ圧縮機6
を回転させた後、管15から凝縮器4に流入して
凝縮し、液管16を通り膨脹弁10で減圧膨脹し
つつ蒸発器5に流入して蒸発する。蒸発した冷媒
は一部が吸入管17を流れて吸入口19からスク
リユー式圧縮機1内に流入し、他の冷媒は吸入管
18を流れブースタ圧縮機6により圧縮された
後、中間圧ポート20からスクリユー式圧縮機1
内に流入する。
このような装置によれば、圧縮式冷凍サイクル
の負荷変動や部分負荷運転に対して影響されるこ
となく装置の運転ができるが、膨脹機3と駆動軸
7で連結されているブースタ圧縮機6との間に
は、駆動軸7を通して、高圧と低圧の大きな圧力
差が存在しいるため、これを遮断するためのシー
ル機構を必要とすることになり、それによる摩擦
抵抗のため、ブースタ圧縮機6の能力が減殺され
てしまう欠点を免れない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は前記先行技術の欠点を解消し、一層能
率のよい能力増加装置を得ることを目的とする。
(考案の構成) (問題点を解決するための手段) 本考案の圧縮式冷凍サイクルの能力増加装置は
前記の問題点を解決するために、主圧縮機を駆動
する原動機の排気により駆動されるタービンにブ
ースタ圧縮機を連結し、このブースタ圧縮機の吸
入口を蒸発器側に、また吐出口を前記主圧縮機の
吸入側にそれぞれ連通させることによりに構成さ
れるものである。
なお、冷凍機は加熱のための手段としても用い
られるものであるから、本考案において冷凍サイ
クルとはヒートポンプサイクルも含む。したがつ
て本考案はヒートポンプサイクルにおけるヒート
ポンプ能力の能力増加装置も含む。
(作用) 本考案はこのような構成でるから、前記先行技
術に比べて前記の圧力差が小となる。すなわち、
先行技術においては、膨脹機を駆動するガスは主
圧縮機から出た高圧冷媒ガスであるに対し、本考
案においては、タービンを駆動するガスは主圧縮
機を駆動する原動機から排出された排気であるか
ら、その圧力は先行技術の場合よりも低く、した
がつてタービンと駆動軸で連結されるブースタ圧
縮機との間の駆動軸を通しての圧力差は小とな
り、そのシールは容易であり、摩擦抵抗も小さく
てすむので効率がよい。
(実施例) 本考案の第1の実施例を第2図により説明す
る。主圧縮機25は駆動軸31を介してエンジン
またはガスタービン26と連結され圧縮機ユニツ
トBを形成する。主圧縮機25により圧縮された
高圧の冷媒ガスは、吐出口24より吐出管34を
経て凝縮器27に流入して液化され、次いで液管
35を経て膨脹弁33により減圧された後、蒸発
器28に流入し蒸発する。エンジンまたはガスタ
ービン26からの排気ガスは導入管37を経てガ
スタービン29に流入し膨脹して駆動軸32を介
してブースタ圧縮機30を駆動した後、排出管3
8より排出される。ガスタービン29、駆動軸3
2、ブースタ圧縮機30によりターボチヤージヤ
Aが形成される。ブースタ圧縮機30は吸入口3
9から蒸発器28内の低圧冷媒ガスを吸入して圧
縮し、吐出口40より吐出管33に流出し、吸入
口41より主圧縮機25に流入して圧縮され、吐
出口24より流出する。
二段圧縮機の低段側のブースタ圧縮機を駆動す
るために、他の動力手段(モータ、エンジン)を
使用することなく、高段側の主圧縮機を駆動する
エンジンまたはガスタービンからの排気ガスを利
用するガスタービンを使用するので、サイクルの
効率が低下することがない。ブースタ圧縮機30
から流出する吐出ガスの温度が高いときは、吐出
管33の途中に中間冷却器(図示せず)を設置
し、ガスの温度を下げてから主圧縮機25に導入
する。
本実施例において、ガスタービン29を作動さ
せる排気ガスの圧力とブースタ圧縮機30に流入
する蒸発ガスの圧力(蒸発圧力)との圧力差が小
さいので、ターボチヤージヤAの効率が低下しな
い。前記実施例では26をエンジンまたはガスタ
ービンとしたが、これは他の動力源例えば蒸気タ
ービンであつてもよく、この場合、ガスタービン
29を排気タービンに置き換える。また、本実施
例をヒートポンプとして使用するときは、主圧縮
機25を駆動する原動機の排熱の一部を吸入ガス
側に伝えてその能力増加の一助とすることもでき
る。
次に本考案の第2の実施例を第3図により説明
する。この実施例は、主圧縮機25をスクリユー
式とし、その吸入側である吸入口41を蒸発器2
8に連通するとともに、ブースタ圧縮機30の吐
出口40を主圧縮機25の吸入側である中間圧ポ
ート20に連通させた点において、第1の実施例
と異なるものであり、第2図と同一符号の部分は
同一の構造の部分を指し、その作動も同一である
ので説明を省略する。
すなわち、この実施例は、本考案を先行技術
(第1図)のような「中間圧ポート吸入併用方式」
(圧縮機への冷媒の吸入を中間圧ポートからも行
なう方式)に適用したものであつて、蒸発器28
において蒸発した冷媒は一部が吸入管17を流れ
て吸入口41より主圧縮機25に流入し、他の冷
媒は吸入管18を流れ吸入口39からブースタ圧
縮機30に流入して圧縮された後、吐出口40か
ら吸入管21を経て中間圧ポート20より主圧縮
機25内に流入する。
この実施例においても、ガスタービン29を作
動させる排気ガスの圧力とブースタ圧縮機30に
流入する蒸発ガスの圧力との圧力差が小さいこと
は第1の実施例の場合と全く同一であるから、タ
ーボチヤージヤAに効率が低下しない。
(考案の効果) 本考案によれば、ブースタ圧縮機に連結される
タービンを駆動するガスは、主圧縮機を駆動する
原動機からの排気ガスである。先行技術の場合に
は、前記タービンを駆動するガスは主圧縮機から
出た高圧冷媒ガスであつたが、この高圧冷媒ガス
に比べて本考案において用いれる排気ガスは、そ
の圧力が低く、したがつてタービンと駆動軸で連
結されるブースタ圧縮機側とタービン側の圧力差
が小さくなり、駆動軸のシールは比較的容易とな
り、シールによる摩擦抵抗も小さくてすむのでタ
ーボチヤージヤの効率が低下せず、装置の良好な
運転ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の系統図、第2図は本考案の
第1の実施例の系統図、第3図は本考案の第2の
実施例の系統図である。 20……中間圧ポート、25……主圧縮機、2
6……原動機としてのエンジンまたはガスタービ
ン、28……蒸発器、29……タービンとしての
ガスタービン、30……ブースタ圧縮機、39…
…吸入口、40……吐出口、41……吸入口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 主圧縮機を駆動する原動機の排気により駆動
    されるタービンにブースタ圧縮機を連結し、こ
    のブースタ圧縮機の吸込口を蒸発器側に、また
    吐出口を前記主圧縮機の吸入側にそれぞれ連通
    させたことを特徴とする圧縮式冷凍サイクルの
    能力増加装置。 (2) ブースタ圧縮機の吐出口を主圧縮機の吸入口
    に連通させた実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の圧縮式冷凍サイクルの能力増加装置。 (3) ブースタ圧縮機の吐出口を主圧縮機の中間圧
    ポートに連通させた実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の圧縮式冷凍サイクルの能力増加装
    置。
JP16124487U 1987-10-21 1987-10-21 Expired JPH0127017Y2 (ja)

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JPS6375758U JPS6375758U (ja) 1988-05-20
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