JPH05148349A - 共重合ポリエステルならびにそれより成る成形体 - Google Patents
共重合ポリエステルならびにそれより成る成形体Info
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Abstract
れた共重合ポリエステル及びその成形体を得る。 【構成】 ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジオ
ール成分としてエチレングリコールを主成分とし、ま
た、少量ジオール成分としてシクロヘキサンジメタノー
ル、ジエチレングリコールを含み、環状三量体含有量が
0.35重量%以下、更に、極限粘度、密度、低温結晶
化ピーク温度が特定範囲にある共重合ポリエステル及び
その成形体。
Description
ートなどに有用な共重合ポリエステルに関する。詳しく
は、成形時に金型などの汚染を起こしにくいオリゴマー
含量が少なく、耐熱性に優れた共重合ポリエステルおよ
びその成形体に関する。
「PET]という。)は機械的強度、化学的安定性、透
明性、衛生性などに優れており、また軽量、安価である
ために、各種のシート、容器として幅広く包装材料に用
いられ、特に、炭酸飲料、果汁飲料、液体調味料、食用
油、酒、ワイン用の容器としての伸びが著しい。
合、射出成形機で中空成形体用のプリフォームを成形
し、このプリフォームを所定形状の金型中で延伸ブロー
する。また、果汁飲料などのように熱充填を必要とする
内容液の場合には、そのブロー金型中あるいは、別途設
けた金型中で更に、熱固定してボトルに成形されるのが
一般的である。
プ中には、オリゴマーが主成分の環状三量体の量とし
て、溶融重合チップで通常1〜2重量%、個相重合チッ
プでも通常0.5〜1.0重量%含有しており、これら
オリゴマー類が、成形時に金型などの装置類に付着し、
汚染する。この金型などの汚染は、成形品の表面肌荒れ
や白化などの原因となる。このため、金型などをなるべ
く頻繁に清掃する必要がある。
り、触媒量を多くして低オリゴマー化が試みられている
が、このような方法によるオリゴマーの低減には限度が
あり、かつ、経済的な方法ではない。一方、PETに類
似した性質を有する共重合ポリエステル、例えば、ジカ
ルボン酸成分としてテレフタル酸とイソフタル酸を用い
た共重合ポリエステルや、グリコール成分として、エチ
レングリコールとジエチレングリコールを用いた共重合
ポリエステルなども多く知られている。しかしながら、
オリゴマー量がある程度以上に低減され、かつ、PET
と同等またはそれ以上の物性を有する共重合ポリエステ
ルは具体的に知られていなかった。
時に金型などの汚染を起こしにくい、オリゴマー含量が
少なく、かつ、従来のPETと同等以上の耐熱性を有す
る共重合ポリエステルを提供することにある。
成するために鋭意検討した結果、従来のPETに少量の
シクロヘキサンジメタノール及びジエチレングリコール
が含まれた特定の物性範囲の共重合ポリエステルを見い
出し、本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨は、
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジオール成分と
してエチレングリコールを主成分とする共重合ポリエス
テルであって、(1) ジオール成分としてシクロヘキ
サンジメタノールが0.1〜5.0モル%、ジエチレン
グリコールが0.2〜3.0モル%であり、(2) 環
状三量体の含有量が0.35重量%以下、(3) 極限
粘度が0.50〜1.50dl/g、(4) 密度が
1.37g/cm3以上、(5) 差動走査型熱量計で
求めた低温結晶化ピーク温度(Tc)が120〜185
℃、であることを特徴とする共重合ポリエステル、なら
びにそれより成る成型体に存する。
共重合ポリエステルは、主成分のテレフタル酸、エチレ
ングリコールについては、公知のPETで用いられる原
料を用いればよい。また、本発明のシクロヘキサンジメ
タノール原料としては、1,2−1,3−および1,4
−シクロヘキサンジメタノールが挙げられ、そのシス、
トランス体比は、任意の割合の混合物でよい。このう
ち、通常は、1,4−シクロヘキサンジメタノールで、
シス/トランス比が(20〜80)/(80〜20)の
割合のものが特に好ましく使用される。
G」という)については、重合反応中にエチレングリコ
ールより一部副生してくるので、ジエチレングリコール
またはそのエステル形成性誘導体の所定量を重合原料と
して用いる場合のほか、反応条件、添加剤などを適宜選
択することのみでDEGの含有量をコントロールするこ
ろができる。例えば、トリエチルアミン、トリ−n−ブ
チルアミン、ベンジルジメチルアミンなどの第3級アミ
ン、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラブ
チルアンモニウム、水酸化トリメチルベンジルアンモニ
ウムなどの水酸化第4級アンモニウムおよび炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酢酸ナトリウムな
どの塩基性化合物を少量添加し、DEGの生成を抑制す
ることができる。一方、硫酸などの無機酸、安息香酸な
どの有機酸を重合原料中に少量添加すれば、DEGの生
成を促進し、含有量を増加させることもできる。
応じ、通常、全重合原料の0.001〜10重量%、好
ましくは、0.005〜1重量%使用される。本発明の
共重合ポリエステルでは、全ジオール成分を基準とし
て、シクロヘキサンジメタノールが0.1〜5.0モル
%、好ましくは0.2〜3.5モル%であり、かつ、D
EGが0.2〜3.0モル%、好ましくは0.2〜2.
5モル%の範囲で含有される。該範囲に満たない場合
は、オリゴマーの低減効果が少なく、従来のPET以上
の優位性が認められない。一方、該範囲を超える場合は
オリゴマー量が増加傾向となり、結晶性も低下するので
好ましくない。以上の原料組成において、オリゴマーの
主成分である環状三量体の含有量が0.35重量%以下
の共重合体ポリエステルを容易に得ることができる。
粘度は、フェノール/テトラクロロエタン(重量比1/
1)の混合溶液中で30℃で測定して、0.50〜1.
50dl/g、好ましくは0.70〜1.00dl/g
である。0.5dl/g未満では、得られた共重合ポリ
エステルの強度が低く、重合反応修了後、反応缶から抜
き出してチップ化するのが困難であり、成形品としても
十分な強伸度を持ち得ない。また、1.5dl/gを超
える場合は、溶融粘度が、高くなり過ぎ、射出、押出成
形時、バルブ内での剪断発熱が大きくなるため、一旦低
減化したオリゴマーが再度多量に副生するため、結果的
には、金型などの汚染改良が認められず、好ましくな
い。
塩化炭素/n−ヘプタンの混合溶媒を用いた密度勾配管
により、23℃で測定した時、1.37g/cm3以
上、好ましくは1.38g/cm3以上、更に好ましく
は1.39g/cm3以上である。1.37g/cm3以
下では、まだ、共重合ポリエステルの非晶分率が高いた
め、オリゴマーを効率よく減少することができない。
化特性としては、低温結晶化ピーク温度(Tc)が12
0〜185℃、好ましくは130〜180℃、更に好ま
しくは135〜170℃である。Tcは、差動走査型熱
量計で、共重合ポリエステル試料を300℃、5分間溶
融保持した後、該試料を一旦外部に取り出し、速やかに
液体窒素に数秒間漬けて急冷し、室温で放置後、試料を
装置にもどして室温より20℃/分で昇温したときの加
熱曲線の低温結晶化による発熱ピークより求められる。
Tcが、上述の範囲を外れた場合は、通常の成形材料と
して適当な結晶性が得られにくく、また、耐熱性も低下
する傾向にある。
ETについて従来から公知の方法で、溶融重合およびそ
れに引き続く固相重合を行うことにより製造される。以
下、製造方法について詳細に述べる。溶融重合法として
は、例えば、テレフタル酸、エチレングリコールおよび
シクロヘキサンジメタノールを用いて加圧下で直接エス
テル化反応を行った後、更に昇温すると共に次第に減圧
とし重縮合反応させる方法がある。あるいは、テレフタ
ル酸のエステル誘導体、例えば、テレフタル酸ジメチル
エステルと、エチレングリコールおよびシクロヘキサン
ジメタノールを用いてエステル交換反応を行い、その後
得られた反応物を更に重縮合することで製造できる。こ
れらの重縮合反応においてシクロヘキサンジメタノール
はエステル化反応、エステル交換反応又は、重縮合反応
初期の任意の時期に加えることが、突沸等のトラブル防
止の為には、エステル化または、エステル交換反応の初
期に加えるのが好ましい。
ても、複数段階に分けて行なってもよい。複数段階で行
なう場合、重縮合反応条件は、第1段階目の重縮合の反
応温度が通常250〜290℃、好ましくは260〜2
80℃であり、圧力が通常500〜20トール、好まし
くは200〜30トールであり、また最終段階の重縮合
反応の温度が通常265〜300℃、好ましくは270
〜295℃であり、圧力が通常10〜0.1トール、好
ましくは5〜0.5トールである。
第1段目および第2段目の重縮合反応条件は、それぞれ
上記の範囲であり、3段階以上で実施する場合には、第
2段目から最終段目の1段前までの重縮合反応の反応条
件は上記1段目の反応条件と最終段目の反応条件との間
の条件である。たとえば、重縮合反応が3段階で実施さ
れる場合には、第2段目の重縮合反応の反応温度は通常
260〜295℃、好ましくは270〜285℃であ
り、圧力は通常50〜2トール、好ましくは40〜5ト
ールの範囲である。これらの重縮合反応工程の各々にお
いて到達される極限粘度は特に制限はないが、各段階に
おける極限粘度の上昇の度合が滑らかに分配されること
が好ましく、さらに最終段目の重縮合反応器から得られ
る共重合ポリエステルの極限粘度は、通常0.45〜
0.80dl/g、好ましくは0.50〜0.75dl
/g、また、密度は、通常1.33〜1.35g/cm
3である。このようにして得られた共重合ポリエステル
は、通常、溶融押出成形法によって粒状のチップに成形
される。
プは、通常2.0〜5.5mm、好ましくは2.2〜
4.0mmの平均粒径を有することが望ましい。これら
のエステル化反応、エステル交換反応および重縮合反応
では、エステル化触媒、エステル交換触媒、重縮合触
媒、安定剤などを使用することが好ましい。
物、例えば、カルシウム、マンガン、亜鉛、チタン、ナ
トリウム及びリチウム化合物などの1種以上を用いるこ
とができるが透明性の観点からマンガンまたはチタン化
合物が特に好ましい。重合触媒としては公知のアンチモ
ン、ゲルマニウム、チタン及びコバルト化合物などの1
種以上を用いることができるが、好ましくはアンチモ
ン、チタンまたはゲルマニウムの化合物が用いられる。
触媒量は、エステル化触媒及び重合触媒とも、金属量と
して、全重合原料中、通常0.0005〜0.2重量
%、好ましくは0.001〜0.05重量%の範囲で用
いられる。
ェート、トリエチルホスフェート、トリ−n−ブチルホ
スフェート、トリオクチルホスフェート、トリフェニル
ホスフェート、トリクレジルホスフェートなどのリン酸
エステル類、トリフェニルホスファイト、トリスドデシ
ルホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイトな
どの亜リン酸エステル類、メチルアシッドホスフェー
ト、イソプロピルアシッドホスフェート、ブチルアシッ
ドホスフェート、ジブチルホスフェート、モノブチルホ
スフェート、ジオクチルホスフェートなどの酸性リン酸
エステルおよびリン酸、亜リン酸、ポリリン酸などのリ
ン化合物が用いられる。安定剤は、安定剤中のリン原子
の重量として、全重合原料中、通常0.001〜0.1
重量%、好ましくは0.002〜0.02重量%の範囲
で用いられる。
ない限りにおいては、テレフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸以外のジカルボン酸成分、及びエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノー
ル以外のジオール成分を少量含んでいてもよい。これら
のジカルボン酸成分としては、フタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸ジフェニルスルホンジカル
ボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸及びこれら
の構造異性体、マロン酸、コハク酸、アジピン酸などの
脂肪族ジカルボン酸、オキシ酸またはその誘導体として
は、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸
エステル、グリコール酸などが挙げられる。また、ジオ
ール成分としては、1,2−プロパンジオール、1,3
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、ジエチレングリコールなどの脂肪
族グリコールやさらにはビスフェノールA、ビスフェノ
ールSなどの芳香族ジヒドロキシ化合物誘導体などを挙
げることができる。全ジオール成分と全ジカルボン酸成
分は実質的に当量となる量が用いられる。
ためには、上記のように溶融重合により得られた粒状の
共重合ポリエステルチップを、更に固相重合処理を施す
必要がある。固相重合に供給される共重合ポリエステル
チップは、予め固相重縮合を行なう温度より低い温度に
加熱して予備結晶化を行なった後、固相重縮合工程に供
給してもよい。このような予備結晶化工程は、共重合ポ
リエステルチップを乾燥状態で、通常120〜200
℃、好ましくは130〜180℃の温度に1分〜4時間
加熱して行なうこともでき、あるいは該チップを水蒸気
または水蒸気含有不活性ガス雰囲気下で通常、120〜
200℃の温度に1分間以上加熱して行なうこともでき
る。
プが供給される固相重合工程は少なくとも1段からな
り、重合温度が通常190〜230℃、好ましくは19
5〜225℃であり、圧力が、通常1kg/cm2G〜
10トール、好ましくは常圧ないし100トールの条件
下で、窒素、アルゴン、二酸化炭素などの不活性ガス雰
囲気下で実施される。重合時間は、温度が高いほど短時
間で所望の物性に到達するが、通常1〜50時間、好ま
しくは5〜30時間、更に好ましくは10〜25時間で
ある。
ることにより、本発明の共重合ポリエステルを得ること
ができる。このようにして得られた本発明のポリエステ
ルは、PETで一般的に用いられる溶融成形法を用いて
フィルム、シート、容器、その他の包装材料を成形する
ことができる。また、該共重合ポリエステルを少なくと
も一軸方向に延伸することにより機械的強度を改善する
ことが可能である。
伸温度は本発明の共重合ポリエステルのガラス転移温度
とそれより70℃高い温度の間に設定すればよく、通常
40〜170℃、好ましくは60〜140℃である。延
伸は一軸でも二軸でもよいが、好ましくはフィルム実用
物性の点から二軸延伸である。延伸倍率は、一軸延伸の
場合であれば通常1.1〜10倍、好ましくは1.5〜
8倍の範囲で行ない、二軸延伸の場合であれば、縦方向
及び横方向ともそれぞれ通常1.1〜8倍、好ましくは
1.5〜5倍の範囲で行えばよい。また、縦方向倍率/
横方向倍率は通常0.5〜2、好ましくは0.7〜1.
3である。得られた延伸フィルムは、更に熱固定して、
耐熱性、機械的強度を改善することもできる。熱固定
は、通常、圧空などによる緊張下120℃〜融点、好ま
しくは150〜230℃で、通常数秒〜数時間、好まし
くは数十秒〜数分間行われる。
は、射出シートに公知の圧空成形、真空成形あるいは、
プレス成形等を施すことにより製造される。この際、原
反シートは、軽度に延伸配向のかかったものでも良い
が、未配向のものが好ましく使用される。成形温度は、
該原反シートを、50〜200℃、好ましくは、70〜
170℃に、数秒〜数分、好ましくは、数秒〜数十秒間
加熱後、上述の手法に従って成形すれば良い。成形後
は、ガラス転位温度以下まで急冷しても良いし、100
℃以上の温度に保持し、熱固定してもよい。
明の共重合ポリエステルから形成したプリフォームを延
伸ブロー成形してなるもので、従来よりPETのブロー
成形で用いられている装置を用いることができる。具体
的には、例えば、射出成形または押出成形で一旦プリフ
ォームを成形し、そのままで、あるいは口栓部、底部を
加工後それを再加熱し、二軸延伸ブローすればよい。本
発明の共重合ポリエステルには、ホットパリソン法ある
いはコールドパリソン法などの二軸延伸ブロー成形法の
いずれもが適用される。この場合の成形温度、具体的に
は成形機のシリンダー各部およびノズルの温度を、通常
260〜280℃の範囲で、一般のPETの場合より1
〜10℃低く設定でき、オリゴマー量を低く抑えること
が容易である。延伸温度は、通常70〜120℃、好ま
しくは80〜110℃で、延伸倍率は、通常、縦方向に
1.5〜3.5倍、円周方向に2〜5倍の範囲で行えば
よい。
るが、特に果汁飲料、ウーロン茶などのように熱充填を
必要とする内容液の場合には、一般に、更にブロー金型
内で、熱固定し、更に耐熱性を付与して使用される。熱
固定は、通常、圧空などによる緊張下、100〜200
℃、好ましくは120〜180℃で、数秒〜数時間、好
ましくは数秒〜数分間行われる。
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。また、本実施例で用いた種
々の測定法を以下に示す。なお、極限粘度と密度の測定
法は前述のとおりである。 (1)ジエチレングリコール(DEG)およびシクロヘ
キサンジメタノール量 常法により加水分解し、生成したジオール成分をガスク
ロマトグラフで定量した。 (2)環状三量体量(以下「CT量」という) 共重合ポリエステル試料200mgを、クロロホルム/
ヘキサフルオロイソプロパノール(容量比3/2)混液
2mlに溶融し、更にクロロホルム20mlを加えて希
釈した。これに、メタノール10mlを加え、試料を再
析出させ、ろ過した後のろ液を得た。該ろ液を乾固後、
残渣にジメチルホルムアミド25mlに溶解した液につ
いて逆相クロマトグラフ法にて分析定量した。 (3)低温結晶化温度(Tc) 差動熱量計としてSEIKO I&E、SSC/580
(DSC20)サーマルコントローラー(セイコー電子
工業(株)製)を用いて測定した。 (4)アセトアルデヒド量 160℃で2時間水抽出後、ガスクロマトグラフで定量
した。 (5)不活性気体流量 不活性気体流量は単位時間(hr)当たりおよび単位樹
脂重量(kg)当りの流通した気体量を1気圧、25℃
に換算した体積量(L)で示した。 (6)強伸度特性 JIS K7113に従い、23℃、50%RHで、I
NTESCO Model 2001(INTESCO
社製)により測定した。
2kgおよび1,4−シクロヘキサンジメタノール(シ
ス/トランス3/7)0.27kgのスラリーを調整
し、予め0.30kgのビス−β−ヒドロキシエチルテ
レフタレートを添加し、250℃に保持したエステル化
槽に4時間かけて順次供給した。フィード終了後、1時
間エステル化を進行させた後、半量を重縮合槽に移し、
リン酸1.15g(対ポリマー150ppm)および二
酸化ゲルマニウム0.92g(対ポリマー120pp
m)を仕込み、250℃から280℃まで漸次昇温する
とともに、常圧から漸次減圧し、0.5トールに保持し
た。反応を3時間行なった後、CT量0.93重量%、
極限粘度0.54dl/g、の共重合ポリエステルチッ
プ(プレポリマーチップ)を得た。
晶化機(Bepex社製)にて150℃で結晶化させた
後、静置式固相重合塔に移し、201/kg−hrの窒
素流通下、約140℃で3時間乾燥後、210℃で20
時間固相重合し、固相重合チップを得た。表−1に該チ
ップの物性を示す。
用し、シリンダー各部およびノズル温度270℃、スク
リュー回転数100rpm、射出時間10秒、金型冷却
水温10℃に設定した東芝(株)製射出成形機IS−6
0Bでプリフォームを成形した。このプリフォームの口
栓部を自製結晶化機で加熱結晶化させた後、予熱炉温度
90℃、ブロー圧力20kg/cm2、成形サイクル1
0秒に設定した延伸ブロー成形機でブロー成形し、胴部
平均肉厚300μm、内容積11の瓶とし、引続いて1
50℃に設定した金型内で圧空緊張下、10秒間熱固定
した。該ボトルの物性値を表−1に示す。また、100
0本の瓶を連続成形したが、射出、吹込み、および熱固
定のいずれの金型も汚染は認められなかった。
オレンジ果汁液を上述の瓶に充填し、密栓後15分間倒
置したが、液洩れや、口栓部、肩部および胴部などの変
化は全く認められなかった。
ルの各部温度を275℃、スクリュー回転数40rp
m、押出吐出量100g/分に設定した30mmφ押出
機で、肉厚1.0mmのシートを成形した。該シートの
密度は1.33、降伏強度は560kg/cm2、破断
強度は715kg/cm2、CT量は0.4/重量%で
あった。この際、10時間連続してシートを押出した
が、冷却ドラム表面の汚染は認められなかった。
空4.0kg/cm2、真空℃500mmHg、冷却金
型40℃に設定した圧空真空成形機((株)浅野研究所
製)を用い、シート状の薄肉容器を製造した。該容器片
の降伏強度は570kg/cm2、破断強度は720k
g/cm2であり、その物性は表−1に示した。比較例
4のPET薄肉容器と同等の機械的強度を示し、一方C
T量は、大幅な低下を示した。
の1,4−シクロヘキサンジメタノール(シス/トラン
ス=3/7)を用いた以外は、実施例1と同様にエステ
ル化を行った。その半量を重縮合槽に移し、1.74g
の三酸化アンチモン(対ポリマー225ppm)を用い
た以外は、実施例1と同様に重縮合反応を行い、CT量
0.94重量%、極限粘度0.55dl/gのプレポリ
マーを得た。次に、実施例1と同様にして、210℃で
20時間固相重合した。該固相重合チップの物性を表−
1に示す。
ズルの各部温度を275℃、スクリュー回転数40rp
m、押出量80g/分に設定した30mmφ押出機で肉
厚300μmのシートを成形した。連続的に10時間押
出成形を継続したが、冷却ドラムの汚染はほとんど認め
られなかった。更に、この押出シートを槽内90℃に設
定したロング延伸機(T.M.Long社製)で3×3
倍に同時に二軸延伸した後、緊張下、オーブン中、20
0℃で120秒間熱固定し、100μm肉厚の延伸フィ
ルムを得た。該フィルムの物性を表−1に示す。
ル4.66kg、1,4−シクロヘキサンジメタノール
(シス/トランス4/6)0.25kgおよび酢酸マン
ガン・4水塩1.39gを反応缶に仕込み、160℃か
ら220℃まで4時間かけて漸次昇温し、エステル化を
行った。この反応物にリン酸1.50g、二酸化ゲルマ
ニウム0.90gを加え、最終的に275℃、0.5ト
ール下、重合時間3時間、として、CT量0.87重量
%、極限粘度0.60dl/gのプレポリマーを得た。
次に、実施例1と同様にして、210℃で20時間固相
重合した。該固相重合チップの物性を表−1に示す。こ
のチップより実施例1と同様にして、1l容量の熱固定
瓶を得た。該瓶の物性を表−1に示す。また、実施例1
と同様に連続運転を行っても金型の汚染は認められなか
った。更に、実施例1と同様に実施した熱充填試験でも
瓶に全く変化は認められなかった。
以外は実施例1と同様に操作し、CT量1.01重量
%、極限粘度0.55dl/gのプレポリマーを得た。
次に、実施例1と同様にして、210℃で20時間固相
重合した。該固相重合チップの物性を表−1に示す。こ
のチップより実施例1と同様にして得た1l容量の熱固
定瓶の物性を表−1に示す。また、該瓶では実施例1と
同様の熱充填試験の結果は良好であったが、連続成形試
験として成形後の金型を観察したところ、薄い白膜状の
付着物が認められた。
ヘキサンジメタノール(シス/トランス:3/7)0.
81kgを用いた以外は実施例1と同様に操作し、CT
量の0.80重量%、極限粘度0.54dl/gのプレ
ポリマーを得た。次に、実施例1と同様にして、210
℃で20時間固相重合した。該固相重合チップの物性を
表−1に示す。このチップより実施例1と同様に操作
し、1l容量の熱固定瓶を製造した。該瓶の物性を表−
1に示す。また、実施例1と同様の連続成形試験では、
金型の汚染はほとんど認められなかったが、熱充填試験
を行ったところ、瓶全体に変形が認められるとともに口
栓部から少量の液もれが認められた。
0.35kg添加した以外は実施例1と同様に操作し、
CT量0.83重量%、極限粘度0.58dl/gのプ
レポリマーを得た。次に、実施例1と同様にして、21
0℃で20時間重合した。該重合チップの物性を表−1
に示す。このチップより実施例1と同様にして得た1l
容量の熱固定瓶の物性を表−1に示す。また、連続成形
試験では、金型表面への薄い白膜の付着が認められた。
更に、熱充填試験では瓶の変形及び口栓部からの液もれ
が認められた。
同様に操作してシート状薄肉容器を製造した。該容器の
降伏強度は、580kg/cm2、破断強度は720k
g/cm2であり、その他の物性を表−1に示した。実
施例3と同様にして行った10時間の連続押出成形によ
る原反シート製造時、冷却ドラム表面に、白粉状の付着
物が認められた。
外は、実施例3と同様に操作し、および二軸延伸フィル
ムを製造した。固相重合チップこれらの物性を表−1に
示す。 また、実施例3と同様にして行った10時間の
連続押出成形による原反製造時、冷却ドラム表面に僅か
な白粉状付着物が認められた。
ー含量が少なく、成形時の金型汚染が発生しにくい。従
って、成形品を製造する際に成形装置を頻繁に洗浄を行
う必要がないため、ボトル、フィルム、シートなどの成
形品の生産性を向上させることができる。しかも、本発
明の共重合ポリエステルは耐熱性、機械的強度などに優
れており、耐熱性を要する果汁飲料用の容器などの成形
材料として特に好適である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ジカルボン酸成分としてテレフタル
酸、ジオール成分としてエチレングリコールを主成分と
する共重合ポリエステルであって、(1) ジオール成
分としてシクロヘキサンジメタノールが0.1〜5.0
モル%、ジエチレングリコールが0.2〜3.0モル%
であり、(2) 環状三量体の含有量が0.35重量%
以下、(3) 極限粘度が0.50〜1.50dl/
g、(4) 密度が1.37g/cm3以上、(5)
差動走査型熱量計で求めた低温結晶化ピーク温度(T
c)が120〜185℃、であることを特徴とする共重
合ポリエステル。 - 【請求項2】 請求項1に記載の共重合ポリエステルを
射出成形または押出成形によってプリフォームを成形し
た後、二軸延伸ブロー成形して成る共重合ポリエステル
製中空容器。 - 【請求項3】 請求項1に記載の共重合ポリエステル
を射出成形または押出成形して得られたシート状物。 - 【請求項4】 請求項3に記載のシート状物を成形し
て成る共重合ポリエステル製容器。 - 【請求項5】 請求項3に記載のシート状物を、少な
くとも一方向に延伸して成る共重合ポリエステル製延伸
フィルム。
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- 1991-11-28 JP JP31501791A patent/JP3099473B2/ja not_active Expired - Fee Related
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