JPH0514767A - クランプ回路 - Google Patents

クランプ回路

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JPH0514767A
JPH0514767A JP3165622A JP16562291A JPH0514767A JP H0514767 A JPH0514767 A JP H0514767A JP 3165622 A JP3165622 A JP 3165622A JP 16562291 A JP16562291 A JP 16562291A JP H0514767 A JPH0514767 A JP H0514767A
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Kenji Furuyama
健志 古山
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Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、IC化に適し、しかも後段の回路
に悪影響を与えることもないクランプ回路を提供するこ
とを目的とする。 【構成】一対のトランジスタQ21,Q22で構成され
る差動回路23と、この差動回路23の負荷となるカレ
ントミラー回路25と、このカレントミラー回路25の
出力に対応した電流を差動回路23の入力端に帰還する
電流帰還手段Q25と、差動回路23の入力端に定常時
に供給されるクランプコンデンサC21からの放電電流
を低減させる電流補償手段Q26〜Q29と、電流帰還
手段Q25の帰還電流に対応した電流をトランジスタQ
26によって流出させる制御手段Q30〜Q32とを備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種電子回路に用い
られるクランプ回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクランプ回路は、図2に示すよう
に構成される。映像信号を発生する信号源11は、内部
抵抗R11,交流電源V11及び直流電源E11の直列
接続として等価的に表わされる。信号源11の一端は接
地され、他端はコンデンサC11を介して入力端子12
に接続される。入力端子12は、抵抗R12を介して接
地されるとともに、NPN型トランジスタQ11のエミ
ッタ,PNP型トランジスタQ12のコレクタ及びNP
N型トランジスタQ13のベースにそれぞれ接続され
る。
【0003】トランジスタQ11のベースは、直流電源
E12を図示極性に介して接地される。トランジスタQ
11のコレクタは、トランジスタQ12のベースに接続
されるとともに、抵抗R13を介して電源端子13に接
続される。トランジスタQ12のエミッタ及びトランジ
スタQ13のコレクタは、共に電源端子13に接続され
る。トランジスタQ13のエミッタは、出力端子14に
接続されるとともに、電流源I11を介して接地され
る。
【0004】図2に示す回路は、一般的に映像信号のシ
ンクチップクランプ回路として使用され、入力端子12
に映像信号のシンクチップ部が入力されると、トランジ
スタQ11がオンされコンデンサC12が充電される。
トランジスタQ12は、トランジスタQ11がオンした
ときのコンデンサC11への電流供給能力を高める働き
を行なうもので、基本的なクランプ動作は以上の説明で
完了する。
【0005】しかしながら、APL(アベレージ・ピク
チャー・レベル)が変動した場合、例えばAPL100
%の状態からAPL50%へと移行した場合、APL1
00%分の電荷が蓄積されていたコンデンサC11は放
電を開始する。この場合、トランジスタQ13のベース
電流によりコンデンサC11から放電が行なわれる。こ
のため、入力端子12でのシンクチップ電位が上昇し、
これによって、波形歪などの障害が発生する。そこで、
抵抗R12を設けて常に微小電流を流出させるようにし
ておき、障害の発生に対処している。
【0006】トランジスタQ11がオンしている間にコ
ンデンサC11に蓄積される電荷量Q1は、充電電流を
I1とし水平周期期間をHとすると、 Q1=I1×(0.075H) …(1) で表わされる。シンクチップ期間以外にコンデンサC1
1から放電される電荷量Q2は、放電電流をI2とする
と、 Q2=I2×(1−0.075H) …(2) で表わされる。
【0007】この場合、放電電流I2は、トランジスタ
Q13のベース電流分のみとなるため、定常状態で等し
い(1),(2)式は、トランジスタQ13のベース電
流をIb(Q13)とすると、 I1=12.3×Ib(Q13) …(3) と書き換えられる。
【0008】一般に、トランジスタQ13のベース電流
Ib(Q13)は1μA程度で、信号源11の内部抵抗
R11は260Ω程度であるため、内部抵抗R11の両
端に発生する電位差V(R11)は、 V(R11)=I1×R11 …(4) =12.3×1μA×260 …(5) で略3.2mVとなり、映像信号中のシンクチップレベ
ルは正規のシンクチップレベルよりも3.2mV縮んで
出力される。このため、入力される映像信号のレベルに
もよるが、後段に同期分離回路等を接続した場合、障害
を生じることがある。
【0009】以上説明したが、抵抗R12は微小電流を
流すため非常に高抵抗である必要があり、クランプ時に
オフ状態になるトランジスタQ12は抵抗R13への依
存度が高くばらつきに弱いため、IC(集積回路)内部
で構成することは非常に困難である。さらに、シンクチ
ップ縮みが起こるため、後段の回路に悪影響を与える場
合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
クランプ回路では、IC内部で構成する際に、高抵抗の
ような非常に製造しにくい部分や、製造上のばらつきに
対して弱い部分等を含んでおり、IC化することが困難
であるとともに、後段の回路に悪影響を与える場合もあ
るという問題を有している。
【0011】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、IC化に適し、しかも後段の回路に悪影
響を与えることもない極めて良好なクランプ回路を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクランプ
回路は、入力信号がクランプコンデンサを介して供給さ
れるものを対象としている。そして、一方のベースが入
力端となり他方のベースが基準電位端となる一対のトラ
ンジスタで構成される差動回路と、この差動回路を構成
する一対のトランジスタの負荷となるカレントミラー回
路と、このカレントミラー回路の出力電流に対応した電
流を、差動回路の入力端に帰還する電流帰還手段と、差
動回路の入力端にベースが接続されたトランジスタを有
し、このトランジスタの出力電流に基づいて、差動回路
の入力端に定常時に供給されるクランプコンデンサから
の放電電流を低減させる電流補償手段と、電流帰還手段
の帰還電流に対応した電流を、差動回路の入力端にベー
スが接続されたトランジスタによって流出させる制御手
段とを備えるようにしたものである。
【0013】
【作用】上記のような構成によれば、差動回路,カレン
トミラー回路及び電流帰還手段により、入力信号のクラ
ンプ動作が行なわれるとともに、電流補償手段により、
定常時におけるクランプコンデンサからの放電電流が遮
断されるため、APL変動及びシンクチップ歪に対し
て、外付けの高抵抗を必要とせずに良好な特性を得るこ
とができる。そして、クランプコンデンサ以外は全てI
C内に構成することができ、IC化に好適するものとな
る。また、電流帰還手段の帰還電流に対応した電流を、
差動回路の入力端にベースが接続されたトランジスタに
よって流出させることにより、電流補償手段によって完
全に遮断することができなかった放電電流によるシンク
チップ期間のシンク縮みを補償することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、映像信号を発生
する信号源21は、内部抵抗R21,交流電源V21及
び直流電源E21の直列接続として等価的に表わされ
る。信号源21の一端は接地され、他端はコンデンサC
21を介して入力端子22に接続される。入力端子22
は、NPN型トランジスタQ21のベースに接続され
る。トランジスタQ21は、同型のトランジスタQ22
とエミッタ共通接続されて、差動増幅回路23を構成し
ている。
【0015】トランジスタQ21,Q22のエミッタ共
通接続点は、電流源I21を介して接地される。トラン
ジスタQ22のベースは、直流電源E22を図示極性に
介して接地されることにより、基準電位が印加される。
トランジスタQ21,Q22の各コレクタは、それぞれ
PNP型トランジスタQ23,Q24のコレクタに接続
される。トランジスタQ23,Q24は、トランジスタ
Q23のベース・コレクタが共通接続され、それぞれの
エミッタが電源端子24に接続されることにより、カレ
ントミラー回路25を構成している。
【0016】カレントミラー回路25の出力端であるト
ランジスタQ24のコレクタは、PNP型トランジスタ
Q25のベースに接続される。トランジスタQ25は、
そのエミッタが電源端子24に接続され、そのコレクタ
が前記入力端子22に接続される。そして、上記トラン
ジスタQ21〜Q25よりなる回路が、トランジスタQ
22のベース電位を基準電位とするボルテージフォロワ
を構成している。
【0017】また、入力端子22は、NPN型トランジ
スタQ26のベースに接続される。トランジスタQ26
のコレクタは、同型のトランジスタQ27のエミッタに
接続される。トランジスタQ27は、そのコレクタが電
源端子24に接続され、そのベースがPNP型トランジ
スタQ28のコレクタに接続される、トランジスタQ2
8は、そのベース・コレクタが共通接続されるととも
に、エミッタ面積がトランジスタQ28に比べて2倍広
い同型のトランジスタQ29とベース共通接続される。
トランジスタQ28,Q29の各エミッタは、電源端子
24に接続される。そして、トランジスタQ26〜Q2
9よりなる回路が、ベース電流補償回路を構成してお
り、このベース電流補償回路の出力端であるトランジス
タQ29のコレクタが、入力端子22に接続される。
【0018】さらに、トランジスタQ25のベースは、
同型のトランジスタQ30のベースに接続される。トラ
ンジスタQ30は、そのエミッタが電源端子24に接続
され、そのコレクタがNPN型トランジスタQ31のコ
レクタに接続される。トランジスタQ31は、そのベー
ス・コレクタが共通接続されるとともに、同型のトラン
ジスタQ32とベース共通接続されてカレントミラー回
路26を構成している。トランジスタQ31,Q32の
各エミッタは接地される。
【0019】カレントミラー回路26の出力端であるト
ランジスタQ32のコレクタは、トランジスタQ26の
エミッタ及び出力端子27にそれぞれ接続されるととも
に、電流源I22を介して接地される。
【0020】上記のような構成によれば、トランジスタ
Q22のベース端を基準電位点とするトランジスタQ2
1〜Q25よりなるボルテージフォロワにより、トラン
ジスタQ21のベース端を映像信号の入力端としてクラ
ンプ動作が行なわれる。さらに、トランジスタQ26〜
Q29よりなるベース電流補償回路により、定常時にお
けるコンデンサC21からの放電電流が遮断される。
【0021】これにより、定常時におけるコンデンサC
21からの放電電流が低減できるため、APL変動及び
シンクチップ歪に対して、外付けの高抵抗を必要とせず
に良好な特性を得ることができる。そして、コンデンサ
C21以外は全てIC内に構成することができ、IC化
に好適するものとなる。
【0022】ところで、コンデンサC21の放電電流
は、著しく低減することはできるが全く0にすることは
できず、これが若干のシンク縮みにつながる。このた
め、シンクチップ期間にオンするトランジスタQ30の
出力電流を、カレントミラー回路26を介してトランジ
スタQ26のエミッタから流出させることにより、シン
クチップ期間のシンク縮みを補償している。なお、この
発明は上記実施例に限定されるものではなく、この外そ
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
IC化に適し、しかも後段の回路に悪影響を与えること
もない極めて良好なクランプ回路を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクランプ回路の一実施例を示す
回路構成図。
【図2】従来のクランプ回路を示す回路構成図。
【符号の説明】
11…信号源、12…入力端子、13…電源端子、14
…出力端子、21…信号源、22…入力端子、23…差
動増幅回路、24…電源端子、25,26…カレントミ
ラー回路、27…出力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力信号がクランプコンデンサを介して
    供給されるクランプ回路において、一方のベースが入力
    端となり他方のベースが基準電位端となる一対のトラン
    ジスタで構成される差動回路と、この差動回路を構成す
    る一対のトランジスタの負荷となるカレントミラー回路
    と、このカレントミラー回路の出力電流に対応した電流
    を前記差動回路の入力端に帰還する電流帰還手段と、前
    記差動回路の入力端にベースが接続されたトランジスタ
    を有し、このトランジスタの出力電流に基づいて前記差
    動回路の入力端に定常時に供給される前記クランプコン
    デンサからの放電電流を低減させる電流補償手段と、前
    記電流帰還手段の帰還電流に対応した電流を前記差動回
    路の入力端にベースが接続されたトランジスタによって
    流出させる制御手段とを具備してなることを特徴とする
    クランプ回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8454258B2 (en) 2007-05-15 2013-06-04 Nitta Corporation Swivel joint
US9233475B2 (en) 2012-09-26 2016-01-12 Fanuc Corporation Umbilical member attachment device of robot
JP2021075262A (ja) * 2020-06-02 2021-05-20 株式会社センシンロボティクス 飛行体、点検方法及び点検システム
JP2021075263A (ja) * 2020-06-02 2021-05-20 株式会社センシンロボティクス 飛行体、点検方法及び点検システム

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