JPS584867B2 - スイチヨクヘンコウカイロ - Google Patents

スイチヨクヘンコウカイロ

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JPS584867B2
JPS584867B2 JP7952375A JP7952375A JPS584867B2 JP S584867 B2 JPS584867 B2 JP S584867B2 JP 7952375 A JP7952375 A JP 7952375A JP 7952375 A JP7952375 A JP 7952375A JP S584867 B2 JPS584867 B2 JP S584867B2
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voltage
output
transistor
coupling capacitor
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はOTL出力の垂直偏向回路に関するもので、特
に出力段中点バイアス電圧安定化回路に係るものである
従来用いられてきた垂直偏向回路の実施例を第1図に示
す。
第1図について説明する。1は鋸歯状波電圧発生回路、
2はドライブトランジスタ3の入力結合コンデンサ、4
はドライブトランジスタ3のコレクタ負荷抵抗、5,6
は出力トランジスタで、完全コンプリメンタリ回路を形
成している。
7,8は出力トランジスタ5,6のベース・エミツタの
スレツショルド電圧を補償するダイオード、9は出力結
合コンデンサ、10は偏向コイルである。
11は出力段中点バイアス電圧安定化用トランジスタ、
12.13はトランジスタ11のベースバイアス抵抗、
14,15.16は出力トランジスタ5,6からの出力
電圧波形を平滑して平均値を作り出すフィルタ回路を構
成するとともに、トランジスタ11に負帰還信号を供給
する回路を構成する抵抗およびコンデンサ、11はドラ
イブトランジスタ3のベースとアース間に挿入された抵
抗である。
第1図の動作について簡単に説明する。
鋸歯状波電圧発生回路1の出力a点には第2図Aの様な
波形の信号が現われ、この信号は入力結合コンデンサ2
を通ってドライブトランジスタ3のベースb点に伝達さ
れ、b点には第2図Bの様に第2図Aと直流電圧レベル
だけ異なった波形が現われる。
この信号はドライブトランジスタ3で増巾され、出力端
C点には第2図Cの点線Cの様な電圧波形が現われる。
そして偏向コイル10の両端には第2図Cの実線dに示
すような走査期間ts中はほぼ直線に近い電圧波形が現
われる(もつとも実像管の表面の曲率に応じて逆S字補
正を行なう必要があるが全体的にみてほぼ直線になる)
e点には第2図Dの点線eに示すような電圧波形が、ま
たf点には第2図Dの実線fに示すような電圧波形が現
われる。
これらの波形について説明する。
第2図Dの点線eは出力トランジスタ5,6の中点Cの
平均直流電圧に相当する直流電圧であり、C点の電圧波
形および平滑フィルタ回路を構成する抵抗14.15お
よびコンデンサ16の値により完全な直流波形の場合も
あるが、多少脈流をもつた波形となることが多い。
a点の電圧波形とC点の電圧波形を抵抗14,15で分
割したのがf点の電圧波形(第2図Dのf)であり、こ
のf点の電圧波形のパルスの尖頭値Vpf1は出力トラ
ンジスタ5,6の中点であるC点の平均直流に応じて変
化する。
トランジスタ11はこのf点の電圧波形の帰線期間tr
のパルス信号でのみ導通ずるようにベースバイアスが選
定されている。
トランジスタ11は帰線期間のみ導通し、そのコレクタ
電流は抵抗11に流れると同時に入力結合コンデンサ2
も充電し、ドライブトランジスタ3のベースに必要とす
るバイアス電圧を供給する。
入力結合コンデンサ2に充電された電荷は抵抗11、ド
ライブトランジスタ3を通して放電されるが、この放電
々流は微少であり、コンデンサ2の端子電圧は時間とと
もに少し小さくなるが大きな影響はなく、次の帰線パル
スの信号で充電されるため、入力結合コンデンサ2の端
子電圧はほぼ一定の電圧値を保つ。
出力段中点バイアス電圧安定化動作は次のように行われ
る。
今、仮りに出力段中点バイアス電圧が上昇しようとする
(第2図CのCの電圧波形が上昇する)と、出力段中点
の平均直流値である第2図Dのeの電圧波形も上昇し、
その結合点であるf点の電圧波形(第2図Dのfの電圧
波形)の帰線期間のパルスのピーク値Vpf1も上昇し
、トランジスタ11をより深く導通させる。
よってそのコレクタ電流は増加し、入力結合コンデンサ
2の充電電流は増加し、その結果、入力結合コンデンサ
2の端子電圧は大きくなり、ドライブトランジスタ3の
ベース電圧は上昇し、出力トランジスタ5,6の中点で
あるC点の電圧を下げようと動作する。
従って、その結果トランジスタ11のベースバイアスで
決定される電圧でバランスがとれ、出力段中点バイアス
電圧は安定化される。
さてここで問題となるのがf点の電圧波形である。
出力コンデンサ9,平滑コンデンサ16および抵抗14
,15の各値を充分大きくすれば、第1図のC点、e点
、f点の電圧波形は各々第3図A,B,Cに示すように
走査期間中、脈流分の小さな波形が得られ、定常動作と
しては問題なく正常に動作するが、スイッチをオンした
瞬間、コンデンサ9,16に定常状態まで充電するのに
時間がかかるために画面の垂直方向が一瞬現われなかっ
たり(画面では水平方向に1本、明かるい線が見える)
、スイッチオン直後画面の垂直振巾が小さく、その後徐
々に大きくなっていくといった過渡現象が生じ、又、画
面が現われてもコンデンサに充電する充電時定数の差か
ら画面が上下方向に振動したりすることがある。
そこで上記の不都合をなすために出力結合コンデンサ9
、平滑コンデンサ16および抵抗14,;15の値を小
さくして、スイッチオンの瞬間に画面の振巾が縮んだり
振動もせずに安定に出るようにすると、第1図のC点、
e点、f点の電圧波形は脈流分の大きな波形となり、各
々第4図A,B,Cのごときになる。
ここで問題となるのが第4図Cの電圧波形でvpf1と
vpf2の値が非常に近よってくることである。
本来、本回路方式の場合は、帰線パルス期間の間のみト
ランジスタ11が動作し、他の走査期間の間はカットオ
フでなければならない。
vpf2が大きくなると走査期間の途中でもトランジス
タ11が動作し、ドライブトランジスタ3のベースバイ
アスを変動させることになり、画面のりニアリテイが悪
くなるという不都合が生じる。
仮りに常温でvpf2がVpf1より少し低く、vpf
2でトランジスタ11が動作しなくても周囲温度の変化
、電流電圧の変化等でトランジスタ11のベースバイア
スが変動してvpf2で動作し、画面のりニアリテイが
悪くなるという不都合があった。
ここでまず、上記欠点を除去するために本発明に先だっ
て考察された垂直偏向回路について第5図、第6図とと
もに説明を加える。
その一実施例を第5図に示す。
図において第1図と同じ回路素子には同一符号をつけて
ある。
本発明回路は集積回路に適した回路構成である。
第5図について説明する。
トランジスタ18,19,20で第1図のトランジスタ
11の回路に相当する出力段中点バイアス電圧安定化回
路を構成している。
また、トランジスタ19,20は差動アンプを構成する
トランジスタ回路で、その定電流源回路となるトランジ
スタ18はパルス発生回路21の出力でパルス制御され
、帰線期間の間のみ動作し、他の走査期間はカットオフ
になるようにしてある。
22,23はトランジスタ19,20のエミツタ抵抗で
トランジスタのバランスを良くする為に入れてあり、な
くても良い。
24,25はトランジスタ19のベース・バイアス抵抗
で間接的に出力トランジスタ5,6の中点の平均値電圧
を決定する。
差動アンプを構成するもう一方のトランジスタ20のベ
ースには抵抗26、コンデンサ27で平滑された出力段
中点電圧の平均値が加わる。
第5図の回路動作について簡単に述べる。
今、かりに出力トランジスタ5,6の中点電位が上昇し
ようとすると、d点の中点電位の平均値電圧が上昇し、
差動アンプが動作して一方トランジスタ19のコレクタ
電流が増加しようとする。
この動作以後は第1図の場合と同じであるから省略する
が、出力トランジスタ5,6の中点電圧の平均値レベル
は抵抗24.25で決まる電圧で安定化される。
さて、ここで注意すべきことはトランジスタ18,19
.20の出力段中点バイアス電圧安定化回路は帰線パル
スの期間のみしか動作しないことである。
d点の波形がどのように脈流をもったものであろうと、
走査期間の間は完全に動作は遮断されるため、前述した
ように画面のリニアリテイが悪くなるといった不都合は
ない。
又、コンデンサ9,27、抵抗26を任意に選ぶことが
出来、スイツオン時に画面が振動したりスイッチオンの
瞬間垂直方向に画面が現われなかったりすることはない
又、前述したような周囲温度の変化、部品の値のバラツ
キ等により画面のリニアリテイに影響をおよぼすことは
全くない。
第6図は第5図の回路を更に改良した回路の実施例を示
す。
なお、第5図と同じ素子は同一符号で示してある。
第5図と第6図の相異点は出力トランジスタ5,6の中
点電圧の平均値のとり出し方にある。
第5図は抵抗26とコンデンサ27の平滑回路で出力ト
ランジスタ5,6の中点であるC点の電圧波形を平滑し
てとり出しているが、第6図の場合は第5図の偏向コイ
ル10と出力結合コンデンサ9の接続を入れかえて、出
力結合コンデンサ9と偏向コイル10の接続点に現われ
る出力段の結合コンデンサ9の両端に現われる電圧を出
力段中点バイアス電圧安定化回路の入力信号に用いてい
る。
出力結合コンデンサ9に現われる端子電圧は、容量値が
非常に大きい場合は、第3図Bの様にほとんど脈流分の
ない出力段中点電位の平均値の電圧が現われる。
しかし、結合コンデンサ9の値をコスト上必要最小限の
値にしたときは第4図Bの様な脈流分の比較的大きな出
力段中点電位の平均電圧が現われる。
この信号を出力段中点電圧安定化回路の入力信号として
用いても第5図の場合と同じ動作をすることは明らかで
ある。
但し、この場合抵抗24 .25の値を変えてトランジ
スタ19のバイアス電圧を変えなければならない。
第6図の場合は、第5図と比較しても明らかなように平
滑用抵抗26とコンデンサ27が除去でき安価な回路と
なる。
またIC回路とした場合、特にコンデンサは外付部品と
なるから、コンデンサが除去出来る効果は大きい。
また、第6図と第15図とを比較した場合、スイッチオ
ン後の安定な状態になるまでの時間は第6図の方が早い
如何なら第5図の場合は出力結合コンデンサ9が充電さ
れてC点の電圧が上昇し正常な動作となる電圧になって
から一定時間後(抵抗26、コン一デンサ27の時定数
で決まる時間)になって安定な電圧(出力段中点の平均
直流値)になり、その後回路が安定な正常動作を行なう
ところが第6図の場合、出力段中点の平均直流値をとり
出す点が出力結合コンデンサ9の端子間電圧であり、第
5図の場合の抵抗26、コンデンサ27による安定な電
位になるまでの時間の遅れの分がない。
即ち、スイッチオン後の回路が安定な動作状態になるま
での時間は第6図の方が短く、良好である。
ここで、第6図の場合のスイッチオン時の回路の過渡動
作について考える。
(第5図の場合も同じであるので、第6図の場合を代表
して考える。
)スイッチオン時、g点の電圧上昇は電源Vccの上昇
傾斜を抵抗24.25で分割した比で上昇するが、d点
の上昇は出力結合コンデンサ9の充電時定数に関係し、
出力結合コンデンサ9の値が大きいとそれだけg点の上
昇より遅くなる。
従って、定電流源トランジスタ18がスイッチオン直後
から正常に動作しているとなると、スイツチオン後、ト
ランジスタ20のベース電圧はトランジスタ19のベー
ス電圧より低いため、トランジスタ20はオンとなり、
トランジスタ19はオフとなる。
このとき鋸歯状波発生回路1の出力a点の直流電圧レベ
ルが低いと、ドライブトランジスタ3および出力トラン
ジスタの一方6はオフとなり、出力には出力信号は現わ
れないが出力結合コンデンサ9にもう一方の出力トラン
ジスタ5がエミツタフオロアとして入り偏向コイル10
を通して充電電流が流れることにより、出力結合コンデ
ンサ9の端子電圧は徐々に上昇し、この上昇に従って出
力端に出力波形が徐々に現われ、完全に充電されると、
平常の正常動作をする。
この間、出力には所定の電圧波形は現われず、スイッチ
オン直後は直流状の波形で徐々に振巾が増加していく鋸
歯状波出力波形(帰線パルスも含んだ)となる。
従ってスイッチオン後の画面は垂直方向の振巾が出す、
その後、徐々に振巾が伸びていくような出画状態となり
、好ましくない。
この不都合をなくしたのが第1図に示す本発明の回路で
ある。
この回路の特徴は鋸歯状波発生回路1にあって、定常状
態での入力結合コンデンサ2の端子電圧を小さく、0〜
0.2V附近にすることにある。
即ち、定常状態でのa点の直流電位とb点の直流電位を
ほとんど同じにしておく。
このようにしておくと以下のごとき良好なる動作となる
スイッチオン直後は入力結合コンデンサ2の端子電圧は
“0”(放電してしまっているため)であり、かつトラ
ンジスタ19はカットオフ状態であるためドライブトラ
ンジスタ3のべ一スバイアス電圧はa点の直流電位と同
じになる。
そしてこのa点の直流電位はドライブトランジスタ3が
正常動作を行う値になっているか、それに近い値となっ
ており、したがってドライブトランジスタ3はスイッチ
オン直後でも動作を開始する。
従って出力トランジスタ5,6も動作を開始しはじめる
即ち、第7図の場合はスイッチオンの瞬間、垂直方向の
振巾が全く現われなかったり、振巾が縮んで出たりする
ことはなく、かりにあっても第5図、第6図より程度が
少なく、時間も短く瞬間的に正常な振巾を持った画面が
現われる。
第7図の動作について説明する。
第6図と比較して判るように、出力結合コンデンサ9に
直列に抵抗28を接続し、抵抗28に現われる波形をス
イッチングトランジスタ29のエミツタに加え、スイッ
チングトランジスタ29のコレクタに現われる鋸歯状波
の直流レベルを制御しようとするものである。
ここで、30はスイッチングトランジスタ29のエミツ
タ抵抗でなくても良い。
31は鋸歯状波電圧発生用コンデンサ、32,33はコ
ンデンサ31を充電する抵抗および可変抵抗である。
さらに第1図の回路の動作を第8図を用いて説明する。
スイッチングトランジスタ29のベースには第8図Aに
示すような帰線期間Trのパルス巾を持ったパルス信号
が加わる。
(実際には同期信号によるトリガパルスと、出力段の帰
線期間のパルスを重ねて加える。
)スイツチングトランジ1スタ29がカットオフの間(
走査期間Ts・・・・・・T1〜T2の間)、コンデン
サ31には電源より抵抗32、可変抵抗33を通って充
電電流が流れて充電され、第8図Cの実線のt1〜t2
間の様にゆるやかな正の傾斜を持った波形が現われる。
時間tがt2にきたときスイッチングトランジスタ29
は導通し、コンデンサ31と充電された電荷を急速に放
電させる。
スイッチングトランジスタ29のエミツクには抵抗28
の両端に現われる第8図BまたはCの点線で示したよう
な波形が加わっているため、t=t2〜t4の間このエ
ミツタの波形と、放電電流による電圧波形が重畳した電
圧波形がスイッチングトランジスタ29のコレクタに現
われ、第8図Cの実線の様な波形となる。
即ち、t=t2〜t3の間はスイッチングトランジスタ
29のエミツタ電圧は低いから波形は急速に下降するが
、t=t3〜t4ではスイッチングトランジスタ29の
エミツタ電圧波形によっておし上げられる。
t=14になるとスイッチングトランジスタ29はカッ
トオフとなり、コンデンサ31は再び抵抗32、可変抵
抗33より充電電流が流れて、充電され、1=t1の動
作より繰り返す。
さて、ここで注意するのが第8図CのVcpと、VBp
である。
VBpはスイッチングトランジスタ29のエミツタに現
われる電圧波形のピーク値であり、vcpはスイッチン
グトランジスタ29のコレクタ電圧波形の走査開始点の
電圧値である。
のコレクタ電圧波形の走査開始点の電圧値である。
VCpとVEp陣の差はスイッチングトランジスタ29
のコレクタ・エミツタ飽和電圧vcE(sat)であり
ほぼ一定である。
従って、vcpの値はVBpによって左右されることに
なる。
VBpの値は偏向コイル10に流れる電流と抵抗28の
値によって決まる。
偏向コイル10に流れる電流はブラムン管、高圧、偏向
コイルが決まれば決定される。
従って、抵抗28の値を変えることによりVCpを変え
ることが出来、即ち、鋸歯状波発生回路1の出力である
a点の鋸歯状波の直流レベルを変えることが出来る。
第7図の回路を用いれば、抵抗28の値を適当に選定し
て定常動作状態で入力結合コンデンサ2の端子電圧を0
〜0.2V程度にすることが出来、前述したように、ス
イッチオン後、瞬間に画像が現われ、良好な特性を得る
ことが出来る。
尚、d点の電圧は出力結合コンデンサ9の端子間電圧波
形と抵抗28の端子間に現われる電圧波形(第8図B)
とか重畳したものとなるが、抵抗28の端子間電圧波形
の振巾は小さくd点の電圧波形の脈流分がわずかに増加
したにすぎない程度であり、ほとんど無視出来る。
第9図に示す本発明の回路は第1図の回路を改良したも
ので、周囲温度の変化に対してもスイッチオン後の画面
の出方を良好にしようとするものである。
回路は鋸歯状波発生回路1の部分のみを示したが他の回
路は全て第7図と同じであるため省略する。
第7図と異なる点は第T図の抵抗28のところに抵抗2
8に代って感温抵抗素子34を接続したことにある。
周囲温度が変化すると感温抵抗素子34の値が変化し、
従って、a点に現われる鋸歯状波電圧の直流電圧レベル
が変化するのを利用している。
ドライブトランジスタ3のベース・エミツタ順方向電圧
も周囲温度が変化すると変化する。
従って、ドライブトランジスタ3のベース・エミツタ順
方向電圧VBE3の温度変化に合わせて、感温抵抗素子
34の値を決めてやれば、周囲温度変化によって入力結
合コンデンサ2の端子電圧の変化をほとんど”零”に出
来、使用される周囲温度の全領域で安定した画面の出方
(スイッチオン時の画面の出方)を得ることが出来る。
実際には、周囲温度が上昇すると、トランジスタのベー
ス・エミツタ順方向電圧は小さくなるので、a点に現わ
れる鋸歯状波電圧の直流電圧が下がるようにするために
、感温抵抗素子34の両端に現われる波形の振巾が小さ
くなるようにすればよく、感温抵抗素子34としてサー
ミスタを用いれば良い。
第9図の回路は感温素子34を1ヶのみ用いたが、補償
特性を最適なものとするため、感温抵抗素子と普通の抵
抗素子との直列接続、又は並列接続、場合によっては直
列接続と並列接続の組合わせの回路を用いても良いこと
は明らかである。
このように本発明による第9図のごとき回路を用いれば
周囲温度が変化してもスイッチオン後の画面の出方に安
定した良好な特性を得ることができる。
さらに本発明によればこの効果以外に画面の垂直振巾が
周囲温度の上昇により縮少する度合いを小さくすること
ができる。
それは出力が定電圧出力方式のためC点に現われる電圧
波形は一定であるが、偏向コイル10は周囲温度が上昇
すると巻線の損失が増加するため、偏向コイル10に流
れる電流が減少する。
一方、偏向コイル10に直列に接続された感温抵抗素子
34(サーミスタCの値が減少するため、偏向コイル1
0に流れる電流の減少を打ち消す方向に動作するためで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の垂直偏向回路の電気結線図、第2図A−
D、第3図、第4図A−Cは第1図の動作説明用の各部
電圧波形図、第5図、第6図は従来の欠点を除去するた
めに本発明に先だって考察された垂直偏向回路の電気結
線図、第7図、第9図は本発明の互いに異なる実施例を
示す垂直偏向回路の電気結線図、第8図A−Cは第7図
の動作説明のための各部電圧波形図である。 1・・・・・・鋸歯状波電圧発生回路、2・・・・・・
入力結合コンデンサ、3・・・・・・ドライブトランジ
スタ、5,6・・・・・・出力トランジスタ、9・・・
・・・出力結合コンデンサ、18,19,20・・・・
・・トランジスタ、21・・・・・・パルス発生回路、
29・・・・・・スイッチングトランジスタ、31・・
・・・・コンデンサ、32,33・・・・・・抵抗、3
4・・・・・・感温抵抗素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ベースに垂直同期パルスが印加されコレクタに鋸歯
    状波電圧を発生させる充放電回路を接続したスイッチン
    グトランジスタ回路により構成された鋸歯状波電圧発生
    回路と、ドライブ段入力結合コンデンサと、エミツタ接
    地型トランジスタ回路のドライブ段と、前記ドライブ段
    と直結された垂直偏向出力段と、この垂直偏向出力段に
    接続された偏向コイルと出力結合コンデンサの直列回路
    と、出力信号の直流信号分を検出して前記ドライブ段の
    入力に信号を負帰還して出力信号の動作点を安定に保つ
    バイアス安定化回路とを備え、前記偏向コイルと出力結
    合コンデンサの直列回路の出力段側と異なる端子を前記
    スイッチングトランジスタ回路のエミツタ回路に接続し
    、この接続点とアース電位間に感温素子を接続したこと
    を特徴とする垂直偏向回路。
JP7952375A 1975-06-20 1975-06-24 スイチヨクヘンコウカイロ Expired JPS584867B2 (ja)

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JP7952375A JPS584867B2 (ja) 1975-06-24 1975-06-24 スイチヨクヘンコウカイロ
US05/695,402 US4052645A (en) 1975-06-20 1976-06-14 Vertical deflection circuit
GB24612/76A GB1533447A (en) 1975-06-20 1976-06-14 Vertical deflection circuit
CA255,122A CA1066800A (en) 1975-06-20 1976-06-17 Vertical deflection circuit
FR7618375A FR2315208A1 (fr) 1975-06-20 1976-06-17 Circuit de deviation verticale
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020228057A1 (zh) * 2019-05-10 2020-11-19 深圳市华星光电技术有限公司 框胶及液晶显示面板

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WO2020228057A1 (zh) * 2019-05-10 2020-11-19 深圳市华星光电技术有限公司 框胶及液晶显示面板

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JPS523327A (en) 1977-01-11

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