JP2931713B2 - クランプ回路 - Google Patents

クランプ回路

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JP2931713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像信号のペデスタ
ルクランプなどに用いられるクランプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クランプ回路は例えば映像信号の
ペデスタルレベルを所定の値に揃えるために用いられて
いる。図3は従来の利得制御回路の出力に用いたクラン
プ回路の構成例である。
【0003】図3は、それぞれベースに信号入力された
第1の差動対トランジスタQ1 ,Q2 のエミッタ間に2
つの抵抗R1 ,R2を直列に接続し、抵抗R1 ,R2 の
共通接続点に電流源I1 を接続している。トランジスタ
Q1 のコレクタは電圧源Vccに、トランジスタQ2 のコ
レクタは第2の差動対トランジスタQ3 ,Q4の共通エ
ミッタに接続している。トランジスタQ3 ,Q4 のベー
スには制御電圧を与え、トランジスタQ3 のコレクタは
電圧源Vccに接続し、トランジスタQ4 のコレクタは抵
抗R3 を介して電圧源Vccに接続している。トランジス
タQ4 のコレクタは、コレクタが電圧源Vccに接続され
たトランジスタQ5 のベースに接続している。
【0004】トランジスタQ5 のエミッタは電流源I2
に接続するとともに、抵抗R4の一端に接続している。
抵抗R4 の他端は、制御端子Cp に供給されるクランプ
パルスのタイミングで動作する入力端の他方を基準電圧
Vref に接続した第1の電圧制御電流源G1 の入力端の
一方に接続している。電圧制御電流源G1 の出力端は一
端を接地したコンデンサCと入力の他方を基準電圧Vre
f に接続した第2の電圧制御電流源G2 の他方の入力端
に接続している。第2の電圧制御電流源G2 の出力端
は、抵抗R4 の他端に接続し、抵抗R4 の他端から出力
Outにクランプされた出力を得ることができる。
【0005】次に上記した構成の動作について説明す
る。トランジスタQ1 ,Q2 、抵抗R1 ,R2 および電
流源I1 で、入力信号は電流に変換し、トランジスタQ
2 のコレクタから信号電流を得ることができる。このコ
レクタ電流はトランジスタQ3,Q4 で電流分割し、ト
ランジスタQ4 のコレクタからそのベースに供給された
制御電圧で電流分割の割合を制御された信号電流を得る
ことができる。このコレクタ電流は抵抗R3 で電圧に変
換され、トランジスタQ5 、抵抗R4 を介して利得制御
された出力信号を得ることができる。
【0006】しかし、出力直流電圧は上記利得制御状態
によって変化することになる。そこで、電圧制御電流源
G1 において、クランプパルスのタイミングで基準電圧
Vref と比較し、その比較結果に基づきコンデンサCを
充放電する。さらに電圧制御電流源G2 において、コン
デンサCの電圧と基準電圧Vref の比較結果に基づき、
電流を出力端に出力する。この電圧制御電流源G2 の出
力電流により、抵抗R4 に電圧が発生する。この電圧
は、出力直流電圧が基準電圧Vref と等しくなるように
制御する。従って、例えば映像信号を入力信号とし、ク
ランプパルスを映像信号のペデスタル期間内で与えるこ
とで、出力端の映像信号のペデスタル電圧は基準電圧V
ref と等しくなる。
【0007】このように上記したクランプ回路によれ
ば、利得制御より生じる直流電圧変動は、クランプパル
スを与えることで打ち消し、直流出力電圧を正確に所定
の値にすることができる。
【0008】しかしながら、図3の構成では、直流電圧
がレベルシフトをするために抵抗R4 を利用している
が、この抵抗R4 の出力端側には第1および第2の電圧
制御電流源G1 ,G2 が接続されているので、必ず浮遊
容量が付くことになる。この浮遊容量と抵抗R4 で時定
数を生じることになるので、周波数特性が劣化してしま
う。特に、最近の高品位TVでは30MHz の広帯域が
要求されるので、この周波数劣化は問題となる。周波数
特性は、電流を大きくし抵抗を小さくすれば解決できる
が、今度は消費電力の増大となり、特にIC化する場合
に於いて新たな問題となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のクラン
プ回路では、周波数特性の劣化が大きく、これを改善し
ようとすると消費電力の増大となり、IC化が難しくな
っていた。
【0010】この発明は、クランプ回路での周波数劣化
がなく、消費電力の増大もないIC化に適したクランプ
回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、信号電流を
差動対トランジスタの共通エミッタに入力し、そのベー
ス電圧により電流シェアリングを行いコレクタ電流を制
御する利得制御回路において、クランプパルスのタイミ
ングで出力レベルと基準電圧を比較し、この比較結果に
基づき前記差動対トランジスタの共通エミッタへ電流を
供給したものである。つまり、利得制御回路の出力を基
準電圧と比較し、比較結果に基づく電流を利得制御回路
の電流制御用の差動対トランジスタの共通エミッタに帰
還したものである。
【0012】
【作用】このように構成したクランプ回路では、直流電
圧のレベルシフトは利得制御回路の負荷抵抗を利用して
いるので、出力端にレベルシフト用の抵抗がないので、
出力端は低インピーダンスであり、また浮遊容量は低イ
ンピーダンスである共通エミッタに付くことになるの
で、周波数劣化を生じることもなく、電流の増加もない
ので消費電力の増大もなく、IC化が容易にできる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図面を参照し
て詳細に説明する。図1はこの発明の1実施例を示すも
のであり、図3との構成上の相違点は、抵抗R4 をなく
すとともに第2の電圧制御電流源G2 の出力を第2の差
動対トランジスタQ3 ,Q4 の共通エミッタに接続した
ことである。
【0014】図1の構成において、出力Outはトランジ
スタQ5 のエミッタそのものであることから、低インピ
ーダンス出力となっている。このため、第1の電圧制御
電流源G1 の入力容量による周波数特性への影響はな
い。また、第2の差動対トランジスタQ3 ,Q4 の共通
エミッタは低インピーダンスであることから、第2の電
圧制御電流源G2 の出力端に存在する寄生容量による周
波数特性への影響はない。特に、図3の抵抗R4 と図1
の抵抗R3 の値が等しければ、電流源の電流値は変更の
必要はなく、従って消費電力の増加なしに周波数特性を
向上させることができる。
【0015】図2はこの発明の他の実施例を示すもので
ある。図1との構成上の相違点は、ベースに制御電圧が
与えられた第3の差動対トランジスタQ6 ,Q7 と、そ
の共通エミッタに電流源I3 に接続されていることと、
入力の一方を第1の電圧制御電流源I1 の出力に接続
し、入力の他端を基準電圧Vref に接続した第3の電圧
制御電流源G3 の出力を、トランジスタQ6 ,Q7 の共
通エミッタに接続したところである。
【0016】クランプがクランプパルスのタイミングで
しか動作しないので、図1の構成では制御電圧を急激に
変化させると直流出力電圧が変動する。これを改善する
ため、この実施例では第3の差動対トランジスタQ6 ,
Q7 と電流源I3 から成る電圧補償回路と、この回路に
対するクランプ電流出力である第3の電圧制御電流源I
3 を付加している。これにより、制御電圧を急激に変化
させても出力の直流電圧への影響はなくなる。
【0017】上記した実施例はこの発明の基本的な考え
を説明するために示したものであり、必ずしもこの回路
形式に制限するものではない。要は負荷抵抗をレベルシ
フト用の抵抗として兼用するとともに、出力端で基準電
圧と比較し、比較結果に基づく電流を負荷抵抗に流れる
電流を制御している差動対トランジスタの共通エミッタ
に帰還させたものは全てこの発明に含まれる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるクラ
ンプ回路によれば、周波数特性を改善することができ、
消費電力の増大を抑えることができるIC化に適したク
ランプ回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示す回路図。
【図2】この発明の他の実施例を示す回路図。
【図3】従来のクランプ回路を示す回路図。
【符号の説明】
Q1 〜Q7 …トランジスタ、R1 〜R4 …抵抗、C…コ
ンデンサ、I1 〜I3…電流源、G1 〜G3 …電圧制御
電流源、Vref …基準電圧。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号電流を差動対トランジスタの共通エ
    ミッタに入力し、そのベース電圧により電流シェアリン
    グを行い、コレクタ電流を制御する利得制御回路におい
    て、 クランプパルスのタイミングで出力レベルと基準電圧を
    比較し、この比較結果に基づき前記差動対トランジスタ
    の共通エミッタへ電流を供給したことを特徴とするクラ
    ンプ回路。
  2. 【請求項2】 信号電流を共通エミッタに入力し、その
    ベース電圧により電流シェアリングを行い、コレクタ電
    流を制御する差動対トランジスタと、 前記差動対トランジスタの一方のトランジスタのコレク
    タにベースを接続し、そのエミッタを出力とした出力ト
    ランジスタと、 クランプパルスのタイミングで前記出力トランジスタの
    出力レベルと基準電圧を比較する手段と、 前記手段の比較結果に基づいて、前記差動対トランジス
    タの共通エミッタにそれぞれ電流を供給してなる手段と
    からなることを特徴とするクランプ回路。
  3. 【請求項3】 信号電流を共通エミッタに入力し、その
    ベース電圧により電流シェアリングを行い、コレクタ電
    流を制御する第1の差動対トランジスタと、 電流源を共通エミッタに接続し、そのベース電圧により
    電流シェアリングを行いコレクタ電流を制御する第2の
    差動対トランジスタと、 前記第1および第2の差動対トランジスタのそれぞれ一
    方のトランジスタのコレクタにベースを接続し、そのエ
    ミッタを出力とした出力トランジスタと、 クランプパルスのタイミングで前記出力トランジスタの
    出力レベルと基準電圧を比較する手段と、 前記手段の比較結果に基づいて、前記第1および第2の
    差動対トランジスタの共通エミッタにそれぞれ電流を供
    給してなる手段とからなることを特徴とするクランプ回
    路。
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