JP3034275B2 - 積分回路 - Google Patents
積分回路Info
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- JP3034275B2 JP3034275B2 JP2136705A JP13670590A JP3034275B2 JP 3034275 B2 JP3034275 B2 JP 3034275B2 JP 2136705 A JP2136705 A JP 2136705A JP 13670590 A JP13670590 A JP 13670590A JP 3034275 B2 JP3034275 B2 JP 3034275B2
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Description
る自動色制御(ACC)回路においてバースト信号レベル
を検出して利得制御信号を作り出すループに使用される
積分回路に関する。
クロマ信号用ACC回路は、第9図に示すように構成され
ており、積分回路が使用されている。
入力され、利得制御を受けて出力端子3に導出される。
この場合、クロマ信号は一定のレベルとなるように利得
制御を受ける。
回路4に供給される。ピーク検波回路4では、両波整流
した信号の波高値を検出し、積分回路4に供給する。積
分回路4ではピーク検波を行い定電圧Vrefとの比較を行
い、その差出力を利得制御信号としてACC回路2の利得
制御端子に帰還している。
ーク検波回路4からの検波出力は、トランジスタQ3、Q4
のベース間に供給される。トランジスタQ3,Q4は差動増
幅器を構成しており、共通エミッタは、基準電流源Iref
を介して接地されている。またトランジスタQ3のコレク
タは、トランジスタQ1のコレクタ及びベースに接続され
ている。トランジスタQ1、Q2はカレントミラー回路を形
成しており、互いのベースは共通接続され、エミッタは
電源ラインに接続されている。
コレクタから導出され、コンデンサCに供給される。コ
ンデンサCの一方の電極は、トランジスタQ4のコレクタ
とトランジスタQ6のベースに接続され、他方の電極は電
源ラインに接続されている。トランジスタQ6、Q7、Q8
は、ダーリントン接続されており、トランジスタQ6のコ
レクタは、トランジスタQ5のエミッタに接続され、トラ
ンジスタQ7、Q8のコレクタは電源ラインに接続されてい
る。トランジスタQ5のコレクタは電源ラインに接続さ
れ、ベースはトランジスタQ2のベースと共通である。ま
たトランジスタQ8のエミッタは、出力端子に接続される
とともに定電流源I0を介して接地されている。
Irefがバーストゲートパルスによりオンし、コンデンサ
Cの充放電作用が得られる(積分期間)。これ以外の期
間(保持期間)では、電流源Irefがオフしており、コン
デンサCの電圧はホールド状態となり、トランジスタQ6
を駆動する。
持精度を上げるために、トランジスタQ6のベース電流I
BQ6を補償している。つまりコンデンサCの電荷がベー
ス電流IBQ6として放電しないようにしている。即ち、
電流源Irefがオフのときは、トランジスタQ5には、トラ
ンジスタQ6のコレクタ電流とほぼ同じ電流が流れる。こ
れによりトランジスタQ5のベースを介して、トランジス
タQ6のベースに、ベース電流IBQ6が折り返されてく
る。よって、トランジスタQ6のベース電流IBQ6は、コ
ンデンサCから放出する必要がないので、コンデンサC
の端子電圧が変動しない。トリプル・ダーリントン接続
を行っている理由は、補償されるIBQ6の値を小さくす
ることによりコンデンサCの電圧保持精度の誤差を低減
するためである。
ントン接続のように多段のバッファを用いているため
に、回路のダイナミック・レンジが狭いという問題があ
る。
えられる。
すべて等しいと仮定した値、 VCE(sat):トランジスタQ5、Q6の飽和コレクタ・エミ
ッタ間電圧を等しいと仮定した値である。
すると最低でも約3.4V以上のVccが必要となりダイナミ
ック・レンジを広くとるためには、Vccをかなり大きく
設定する必要がある。
値となってしまう。このために液晶用テレビジョンなど
のようにVccを大きくとれない低電圧回路においては、D
rangを大きくとれないばかりか、回路動作に不良をきた
すことにもなりかねない。
性能を維持しつつ、さらにダイナミック・レンジを大き
くとれるようにし、低電圧回路においても良好な動作を
得る積分回路を提供することを目的とする。
間に入力電圧が供給される第1極性の第1及び第2のト
ランジスタからなる差動増幅器と、コレクタ及びベース
が前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、エミ
ッタが電源ラインに接続された第2極性の第3のトラン
ジスタ及びコレクタが前記第2のトランジスタのコレク
タに共通に接続され、ベースが前記第3のトランジスタ
のベースに共通に接続され、エミッタが前記電源ライン
に接続された第2極性の第4のトランジスタからなるカ
レントミラー回路と、前記第2及び第4のトランジスタ
のコレクタ共通接続点に接続された反転入力端子と、出
力端子を有し、ベースが前記反転入力端子に接続された
第1極性の第5のトランジスタ及び前記第3及び第4の
トランジスタのベース共通接続点にベースが接続され、
エミッタが前記第5のトランジスタのコレクタに接続さ
れ、コレクタが前記電源ラインに接続された第1極性の
第6のトランジスタを含んで構成された反転増幅器と、
前記反転増幅器の出力端子と反転入力端子との間に接続
された容量とを備えるものである。
端子間に積分容量が接続されているために出力側の電位
変化が直接得られダイナミック・レンジを広く得られ
る。
b間には例えばピーク検波回路からの検波出力Vinが供給
され、電圧電流変換器12に導入される。この電圧電流変
換器12の電流出力は、次段の反転増幅器13の反転入力端
子に供給される。反転増幅器13の出力端子15と、反転入
力端子間には、積分容量14が接続されている。反転増幅
器13の非反転入力端子は、接地されている。積分容量14
は帰還路を形成することにより、反転増幅器13部は入力
の積分作用を得る。
成しているために、入力端子では電圧は振れずに出力端
子15側において振れる。つまり積分値の変化が得られ
る。電圧電流変換器12からの電流Iinは全て積分容量C
を介して流れるので、このIinによる変化電圧をVoutと
すれば、次の(2)式で示す積分出力を得ることができ
る。
子の反対側が、出力端子となるために、積分容量Cが充
電中であるときは、出力電流が流れることになる。
図と同一部分には同一符号を付している。
成するpnp型トランジスタQ11、Q12と、差動増幅器を形
成するnpn型トランジスタQ13、Q14により構成されてい
る。トランジスタQ13、Q14のベースには入力端子11a、1
1bが接続されこの間に入力電圧Vinが供給される。トラ
ンジスタQ13、Q14の共通エミッタは、スイッチング可能
な電流源Irefを介して接地されており、トランジスタQ1
3のコレクタは、トランジスタQ11のコレクタ及びトラン
ジスタQ11とQ12のベースに接続されている。またトラン
ジスタQ14のコレクタはトランジスタQ12のコレクタに接
続されるとともにトランジスタQ16のベースに接続され
ている。トランジスタQ11、Q12のエミッタは電源ライン
に接続されている。
構成され、トランジスタQ15のベースはトランジスタQ1
1、Q12のベースと共通接続され、コレクタは電源ライン
へ、またエミッタはトランジスタQ16のコレクタへ接続
されている。トランジスタQ16、Q17、Q18はダーリント
ン接続されており、トランジスタQ18のエミッタは抵抗
Rを介して接地されている。そしてトランジスタQ17の
コレクタは電源ラインに接続され、トランジスタQ18の
コレクタは出力端子15に接続されるとともに、定電流源
I0を介して電源ラインに接続されている。
ベース、つまり電流入力部間に接続されている。
入力端子11a,11b間に供給された電圧Vinに比例する差動
電流IinがトランジスタQ16のベースに入力する。この差
動電流Iin入力部20は、反転増幅器13の仮想接地点に対
応するので差動電流Iinは、積分容量14を介してトラン
ジスタQ18に全て流れ込むことになる。つまりトランジ
スタQ12のコレクタ電流ICQ2、トランジスタQ16のベー
ス電流IBQ16、トランジスタQ14のコレクタ電流ICQ14、
積分容量14の充電電流ic間には次の(3)式が成立す
る。
がオフのとき、つまり電圧保持期間では以下のことが言
える。
路が理想的な動作をするとすれば、 ICQ11=ICQ12=IBQ15 …(4) ICQ14=0 ……(5) ICQ11:トランジスタQ11のコレクタ電流 IBQ15:トランジスタQ15のベース電流 ここでトランジスタQ15とQ16のベース電流が等しいも
のとすれば、(3)、(4)、(5)式より積分容量14
に流れ込む電流icは零となり、充電は行われないことに
なる。
電流を有し、これがトランジスタQ16のベースに流れ込
む。よって積分容量14の漏れ放電電流は、相殺されて流
れず、このときの出力電圧の値を仮にVとすればこの値
を精度良く保持することができる。
てもベース電流補償用の電流を流すことができる。すな
わち、トランジスタQ15は、そのベースで反転増幅器の
入力バイアス電流ICQ12をモニターし、カレントミラー
回路の電流入力端子に供給している。
られる積分期間についてさらに説明する。トランジスタ
Q11、Q12で構成されるカレントミラー回路が理想的な動
作をするとすれば、以下の式が成立する。
とすれば、(3)、(6)、(7)式より、積分容量14
に流れる電流icは、2Iinとなり、2Iinは、積分容量14を
介して流れることにより積分容量を充放電することにな
る。この場合、出力は先の電圧Vと(2)式で求めた積
分出力Voutの分の形で現される。
器13に供給された場合、出力としては同図(b)に示す
ような積分波形出力を得ることができる。
てみると、次の(8)式のようになる。
成するにはPNPトランジスタを用いることになる)とト
ランジスタQ15の飽和コレクタ・エミッタ間電圧を等し
いとしたものである。
という極めて大きな値のダイナミックレンジの拡大がは
かれることがわかる。
3.8V、従来の回路では0.6Vであり、この発明の効果はこ
の例をみても絶大であることがわかる。
反転増幅器部としては各種の実施例が可能である。
トランジスタQ24、定電流源Ioからなるエミッタフォロ
ア回路を設けた回路である。即ち、トランジスタQ18の
コレクタにトランジスタQ24のベースが接続され、この
トランジスタQ24コレクタは電源ラインに接続され、エ
ミッタは出力端子15に接続されるとともに定電流源I0に
接続されている。トランジスタQ18のコレクタは先の定
電流源I1を介して電源ラインに接続されている。
イブ電流が必要な場合に有利である。
ンジスタQ21のコレクタに接続され、コレクタがトラン
ジスタQ22のベースに接続される。トランジスタQ21のベ
ースには積分電流が入力する。トランジスタQ21のエミ
ッタは、トランジスタQ23のベースに接続されるととも
にトランジスタQ22のコレクタに接続される。トランジ
スタQ23のエミッタは抵抗Rを介して接地され、コレク
タは出力端子15に接続されるとともに定電流源I0を介し
て電源ラインに接続される。
的にPNPトランジスタを構成し、トリプルダーリントン
接続により実現していた複合トランジスタの代わりとし
ている。この構成であると、第2図の実施例では最低動
作Vccが4VF+2VCE(sat)であったものが、3VF+2V
CE(sat)になりVFだけ低電圧動作が可能となる。この値
は約2.7Vであることから3Vの電源でも動作させることが
できる。
路と較べると、トランジスタQ21のエミッタの接続箇所
がトランジスタQ23のエミッタに代わっている。この回
路でもトランジスタQ21、Q22、Q23は等価的にPNPトラン
ジスタQを構成している。この接続であると、最低動作
Vccが2VF+2VCE(sat)となりさらにVFだけ低電圧化を得
ることができ、約1.9Vとなる。
はVcc−2VCE(sat)であり、Vccに対する利用効率は高
い。
加えた回路構成となっている。即ち、トランジスタQ18
のエミッタにトランジスタQ19のエミッタを接続して、
このトランジスタQ19のベースには直流電源VBを接続し
ている。トランジスタQ18のコレクタはトランジスタQ20
aのコレクタに接続され、トランジスタQ19のコレクタは
トランジスタQ20bのコレクタおよびベース、トランジス
タQ20aのベースに接続されている。トランジスタQ20a、
Q20bのエミッタは電源ラインに接続されている。他の部
分は第2図の回路と同じである。トランジスタQ19は1
つだけ示されているが、複数段であってもよい。
とQ20bで構成されるカレントミラー回路により折り返さ
れ、アクティブロードとなる。反転入力端子であるトラ
ンジスタQ16のベースは、仮想接地であるという着目点
からみると、VBから2VFの範囲の電圧となる。積分電流
入力端子の電圧がこの電圧であるから、前段の電圧電流
変換器の出力電位に何等かの制約があるような場合。V
Bを適宜選定することにより、容易に整合をとることが
できる。例えば前段にダーリントン接続したい場合、ト
ランジスタQ16のベース電位が高いほうがよい場合に便
利である。
タQ24、定電流源I1で形成されるエミッタフォロア回路
を設けた例である。なおエミッタったフォロア回路を付
加することは、第5図、第6図の回路のいずれであって
も可能である。また、図面に示したトランジスタの極性
を逆にした回路も実現してもこの発明の内容を損なうも
のではない。
仮想接地点と出力端子間に積分容量を接続し、反転増幅
器の出力端子から直接積分出力を導出することによりダ
イナミックレンジを拡大でき、低電圧電源でも良好な動
作を得ることができ、加えてベース電流による積分容量
の漏れ放電を抑圧することにより電圧保持性能がすぐれ
た積分回路を得ることができる。
1図の回路の具体例を示す回路図、第3図はこの発明の
回路の動作を説明するために示した波形図、第4図乃至
第8図はこの発明の要部の他の実施例をそれぞれ示す回
路図、第9図はACC回路部に採用される積分回路の説明
図、第10図は第9図の回路をさらに詳しく示した回路図
である。 12……電圧電流変換器、13……反転増幅器、14……積分
容量。
Claims (1)
- 【請求項1】エミッタが共通に接続され、ベース相互間
に入力電圧が供給される第1極性の第1及び第2のトラ
ンジスタからなる差動増幅器と、 コレクタ及びベースが前記第1のトランジスタのコレク
タに接続され、エミッタが電源ラインに接続された第2
極性の第3のトランジスタ及びコレクタが前記第2のト
ランジスタのコレクタに共通に接続され、ベースが前記
第3のトランジスタのベースに共通に接続され、エミッ
タが前記電源ラインに接続された第2極性の第4のトラ
ンジスタからなるカレントミラー回路と、 前記第2及び第4のトランジスタのコレクタ共通接続点
に接続された反転入力端子と、出力端子を有し、ベース
が前記反転入力端子に接続された第1極性の第5のトラ
ンジスタ並びに前記第3及び第4のトランジスタのベー
ス共通接続点にベースが接続され、エミッタが前記第5
のトランジスタのコレクタに接続され、コレクタが前記
電源ラインに接続された第1極性の第6のトランジスタ
を含んで構成された反転増幅器と、 前記反転増幅器の出力端子と反転入力端子との間に接続
された容量とを具備したことを特徴とする積分回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2136705A JP3034275B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 積分回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2136705A JP3034275B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 積分回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0435294A JPH0435294A (ja) | 1992-02-06 |
JP3034275B2 true JP3034275B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=15181559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2136705A Expired - Lifetime JP3034275B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 積分回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034275B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR940001436B1 (ko) * | 1991-08-20 | 1994-02-23 | 삼성전자 주식회사 | 색상조절회로 |
KR101110335B1 (ko) * | 2009-10-13 | 2012-02-15 | 경북대학교 산학협력단 | 글루쿠론산 올리고머를 함유하는 배지를 이용한 미생물 셀룰로오스의 제조방법 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP2136705A patent/JP3034275B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0435294A (ja) | 1992-02-06 |
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