JPH05147325A - 印字ヘツド - Google Patents

印字ヘツド

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JPH05147325A
JPH05147325A JP3314763A JP31476391A JPH05147325A JP H05147325 A JPH05147325 A JP H05147325A JP 3314763 A JP3314763 A JP 3314763A JP 31476391 A JP31476391 A JP 31476391A JP H05147325 A JPH05147325 A JP H05147325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
print head
printing head
nose
dot printer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3314763A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiro Yamagata
清宏 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP3314763A priority Critical patent/JPH05147325A/ja
Publication of JPH05147325A publication Critical patent/JPH05147325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパクトドットプリンタの印字ヘッドにお
いて、騒音低減を図る。 【構成】 印字ヘッド1に微小隙間をもって、ノーズ8
側に開口部を有する内面が有底円筒状の放熱器2を装着
する。 【効果】 印字ヘッド1に微小隙間をもって、ノーズ8
側に開口部を有する内面が有底円筒状の放熱器2を装着
することによって、印字ヘッド1の放熱特性を損なうこ
となく微小隙間によって印字ヘッド1から発生する振動
の固体伝搬音を絶縁し、かつ放熱器2によって空気伝搬
音を遮音することにより、低騒音のインパクトドットプ
リンタの印字ヘッドを簡単な構成で安価に提供すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトドットプリ
ンタの印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印字ヘッドに放熱器を装着する手
段として特開平2ー281962号公報に開示されてい
るようなものが知られている。そこで開示されている内
容は図6に示すように、放熱器30の印字ヘッド1への
装着手段としては、リアカバー33に対する放熱器30
に設けられた度当たり30aと、固定ばね31に2本以
上備えた腕31aに切り起こしの先端がノーズ32側に
あるばね性を有する微小切り起こし31bを印字ヘッド
1に対し外側にそれぞれ1箇所以上設け、かつ放熱器3
0の内壁に、微小切り起こし31bの中のひとつと対応
する位置に設けた段差30bを嵌合させるというもので
あった。
【0003】また他の印字ヘッドに放熱器を装着する手
段として、シリコン樹脂等の高熱伝導率を有する物質を
印字ヘッドと放熱器間に充填して接着によって装着を行
うというものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
2ー281962号公報に開示されている従来技術にお
いては、一般にアルミダイカストで成形される放熱器3
0内に段差30bを形成するためには成形型の構造上、
リアカバー33に対向する放熱器の後部に開口部30c
が必要であった。ところが、印字ヘッド1から発せられ
る印字騒音のうち、駆動ワイヤーが復帰時にダンパーを
介してリアカバー33に衝突することによって励起され
るリアカバー33の振動によるものの寄与率は非常に高
く、リアカバー33に対向する面の放熱器30に少しで
も開口部があると、開口部の音波に関するインピーダン
スは0なのでここから音が洩れ、印字騒音が大きいとい
う問題点を有していた。
【0005】また他の従来知られている印字ヘッドに放
熱器を装着する手段においては、接着によって接合して
いるので接着剤が乾燥するまでに長い時間がかかると共
に、接着後は、印字ヘッドと放熱器がリジットに結合さ
れてしまい、印字ヘッドの振動が固体伝搬音としてその
まま放熱器に伝わり、印字騒音が大きいという問題点を
有していた。
【0006】そこで本発明は従来のこのような問題点を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、防音カバー等の新たな付加部品を加える事なく、放
熱器に防音カバーの役割を兼ねさせ、印字ヘッドの放熱
特性を損なうことなく低騒音のインパクトドットプリン
タの印字ヘッドを簡単な構成で安価に提供するところに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のインパクトドットプリンタの印字ヘッドは、
ワイヤーガイドを保持するノーズに対し、印字ワイヤを
駆動するための機能部品を積層して固定ばねにより締結
し、放熱器を外周に装着したインパクトドットプリンタ
の印字ヘッドにおいて、放熱器はノーズ側に開口部を有
する内面が有底円筒状に形成され、固定ばねは少なくと
も2本の腕を有し、これらの腕上に少なくとも2箇所づ
つ、先端がノーズ側を向いているばね性を有する微小切
り起こし部を備え、微小切り起こし部の内1箇所と、放
熱器の側面に設けた固定用の穴を嵌合させることによっ
て放熱器を装着し、かつ残りの微小切り起こし部のばね
性で放熱器の内壁面を保持し、印字ヘッドと放熱器間に
微小隙間を有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1から図4の図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第一実施例を示す
インパクトドットプリンタの印字ヘッド1と放熱器2の
分解斜視図であり、図2は放熱器2の印字ヘッド1への
装着を示す模式断面図であり、図3は印字ヘッド1の側
面図である。
【0009】印字ヘッド1から発生する騒音のメカニズ
ムを明らかにするために、印字ヘッド1の構造と印字動
作について以下に説明する。
【0010】図4は本発明の印字ヘッド1の図1におけ
る断面A−A、及び断面A−A’を示す断面図で、区間
Cにおいては断面A−Aを示し、区間Dにおいては断面
A−A’を示している。
【0011】印字ヘッド1の構成要素である、ノーズ
8、フレーム9、リアカバー5等の各部材は積層され固
定ばね3の角穴部3aがノーズ8のフック部8aにロッ
クされ締結固定されている。図4下半分には電磁コイル
17に通電していない待機時の状態を示し、上半分には
電磁コイル17に通電した印字時の状態を示している。
【0012】回転運動による変位を拡大し、印字ワイヤ
4を駆動する駆動レバー19は支点押えバネ18とヨー
ク22、及び支点板23の間で上下左右に挟持された支
点部19aにおいて回転自在となっており、電磁コイル
17が巻回されているコア12に対向する位置にプラン
ジャ19bを備えている。駆動レバー19の先端に固着
された印字ワイヤー4は所定の間隔をおいて配置された
ワイヤーガイド7、及び先端ガイド6により所定の位置
へ案内されている。待機状態を示す図4下半分に示すよ
うに圧縮コイルスプリングよりなる復帰ばね16はばね
座15と駆動レバー19との間に圧縮状態で挟み込ま
れ、駆動レバー19をリアカバー5上のダンパ20に押
し付けることにより駆動レバー19を待機位置に位置決
めする役割を果たしている。
【0013】印字しようとするときには、電磁コイル1
7に通電することによりコア12,ヨーク22,プラン
ジャ19bを回る磁束を発生させプランジャ19b,コ
ア12間の吸引力により駆動レバー19を支点部19a
回りに回転させる。この時印字ワイヤー4は、てこの原
理により(印字ワイヤー4と駆動レバー19の支点部1
9aの距離)/(プランジャ19bと駆動レバー19の
支点部19aの距離)の比でプランジャ19bの変位よ
り増幅された変位だけワイヤーガイド7、及び先端ガイ
ド6に案内されながら前進し、インクリボン10を介し
て印字紙11をプラテン13に打ち付け衝撃印字する。
この過程で復帰ばね16は待機状態より更に圧縮され、
たわみエネルギーを蓄える。印字を終了すると電磁コイ
ル17への通電を停止することにより、プランジャ19
bとコア12の間の吸引力が消滅し、印字ワイヤー4が
インクリボン10介して印字紙11をプラテン13に打
ち付けた時の衝撃反力と復帰ばね16に蓄えられたたわ
みエネルギーによる力で、駆動レバー19がリアカバー
5上のダンパ20へ押し付けられた待機状態に復帰し1
印字サイクルを終了する。
【0014】以上の印字サイクルにおいて、印字ワイヤ
ー4がプラテン13を打撃する際と、駆動レバー19が
復帰動作時にダンパ20に衝突する際に印字ヘッド1は
衝撃音を発し、これらの衝撃音が印字ヘッド1が発する
主騒音となる。放熱器2はこれらの騒音のうち後者を遮
音するためにノーズ8側に開口部を有する内面が有底円
筒状に形成されて印字ヘッド1に装着されている。ま
た、放熱器2は、印字時に電磁コイル17に通電する事
によって発生する熱を効率よく空気中に放出する役割も
果たしている。
【0015】この様に、放熱器2に放熱と遮音の2つの
役割を兼ねさせることによって、印字ヘッド1の騒音低
減のために防音カバー等の新たな付加部品を加える必要
がないので、コストアップする事はない。また放熱器2
の形状変更によって遮音を行なっているので、構成も簡
単で済む。
【0016】印字ヘッド1は、ワイヤーガイド7、及び
先端ガイド6を保持するノーズ8に対し、印字ワイヤー
4を駆動するための機能部品を積層した後、固定ばね3
の腕の先端部に設けた角穴部3aとノーズ8のフック部
8aを係合することによって組み立てられている。固定
ばね3は、少なくとも2本の腕を備えており、これらの
腕上には少なくとも2箇所づつ設けられたばね性を有
し、先端がノーズ8側を向いている微小切り起こし部3
b,3cを具備している。これら微小切り起こし部のう
ち微小切り起こし部3bと放熱器2の側面に設けた固定
用穴2aを嵌合させることによって放熱器2を装着し、
かつ残りの微小切り起こし部3cのばね性で放熱器2の
内壁面を保持し、印字ヘッド1と放熱器2の間に微小隙
間を形成している。この様な手段によって、印字ヘッド
1に放熱器2を装着することにより、接着によって装着
する場合に比べて接着剤を塗布する必要と、接着剤の乾
燥時間を待つ必要がなくなり、大幅に印字ヘッド1の組
立性を向上することができる。
【0017】前述の様に放熱器2は、印字ヘッド1と固
定ばね3の微小切り起こし部3b,3cのみで接触し、
印字ヘッド1と放熱器2間には微小隙間が有るので、印
字ヘッド1と放熱器2がリジッドに結合されていること
に起因する、印字ヘッド1の振動が固体伝搬音としてそ
のまま放熱器2に伝搬することはない。また、放熱器2
はノーズ8側に開口部を有し内面が有底円筒状に形成さ
れ、リアカバー5と対向する面に開口部を有していない
ので、駆動レバー19が復帰動作時にダンパ20に衝突
することによりリアカバー5が駆動レバー19の運動方
向である矢印B方向に加振されることによって発生する
衝撃音を効果的に遮音できる。
【0018】本放熱器2は印字ヘッド1との固定のため
に、側面に小さな固定用穴2aを有しているが、衝撃に
よるリアカバー5の振動方向は大部分が駆動レバー19
の運動方向である矢印B方向で、これと垂直方向の振動
成分は微小であるので、この方向に小さな開口部があっ
ても外部に洩れる騒音は微小となる。
【0019】実験によれば放熱器2のリアカバー5と対
向する面に開口部がある場合に比べ、開口部が無い場合
には印字ヘッド1の騒音レベルは3dB下がった。一
方、側面の小さな開口部の有無による騒音レベルには有
意差がなかった。また印字ヘッド1と放熱器2の間に充
填されていたシリコン樹脂等の高熱伝導率物質を除去
し、固定ばね3上の微小切り起こし3b,3cにより印
字ヘッド1との間に微小隙間を設けて放熱器2を装着す
ることによって、印字ヘッド1と放熱器2がリジッドに
結合されていたことに起因する、印字ヘッド1の振動の
放熱器2への固体伝搬音を除去でき、かつ放熱器2で印
字ヘッド1から発生する振動による空気伝搬音を遮音す
ることによって、騒音レベルで6dBの低減効果があっ
た。なお、高熱伝導率物質除去による放熱効率の低下に
よって電磁コイル17の飽和温度は10度程度上昇する
が、これは印字デューティに換算すると数パーセントの
低下で済み、実使用上の問題はないレベルである。
【0020】図5は本発明の第二の実施例を示す放熱器
2の印字ヘッド1への装着を示す模式断面図で、印字ヘ
ッド1のリアカバー5に対向するように放熱器2の内側
へ吸音材40を設けたものである。この様に構成するこ
とにより、遮音と吸音の2つの手段によってより大きな
騒音低減効果を得ることができる訳である。
【0021】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
ノーズ8側に開口部を有する内面が有底円筒形状の放熱
器2を、固定ばね3の腕上に設けた、先端がノーズ8側
を向いているばね性を有する微小切り起こし部3b,3
cと、放熱器2の側面に設けた固定用の穴2a、及び放
熱器2の内壁面によって印字ヘッド1と係合し、印字ヘ
ッド1と放熱器2間に微小隙間を設けることによって、
印字ヘッド1の組立性を向上すると共に、印字ヘッド1
の振動による固体伝搬音を除去し、かつ放熱器2で印字
ヘッド1の振動による空気伝搬音を遮音することによっ
て、印字ヘッド1から発生する騒音の低減を図り、しか
も印字ヘッド1の放熱特性の低下を損なうことなく、低
騒音のインパクトドットプリンタの印字ヘッドを防音カ
バー等の新たな付加部品を加えることなく、簡単な構成
で安価に提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す印字ヘッドと放熱
器の装着状態の分解斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す放熱器の印字ヘッ
ドへの装着を示す模式断面図である。
【図3】本発明の第一の実施例を示す印字ヘッドの側面
図である。
【図4】図1における放熱器を装着した印字ヘッドのA
−A、及びA−A’断面図である。
【図5】本発明の第二の実施例を示す放熱器の印字ヘッ
ドへの装着を示す模式断面図である。
【図6】従来技術を示す放熱器の印字ヘッドへの装着を
示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 放熱器 2a 固定用穴 3 固定バネ 3a 角穴部 3b,3c 微小切り起こし部 5 リアカバー 8 ノーズ 8a フック部 40 吸音材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーガイドを保持するノーズに対
    し、印字ワイヤを駆動するための機能部品を積層して固
    定ばねにより締結し、放熱器を外周に装着したインパク
    トドットプリンタの印字ヘッドにおいて、前記放熱器は
    前記ノーズ側に開口部を有する内面が有底円筒状に形成
    され、前記固定ばねは少なくとも2本の腕を有し、該腕
    上に少なくとも2箇所づつ、先端が前記ノーズ側を向い
    ているばね性を有する微小切り起こし部を備え、該微小
    切り起こし部の内1箇所と、前記放熱器の側面に設けた
    固定用の穴を嵌合させることによって前記放熱器を装着
    し、かつ残りの前記微小切り起こし部のばね性で前記放
    熱器の内壁面を保持し、前記印字ヘッドと前記放熱器間
    に微小隙間を有することを特徴とする印字ヘッド。
JP3314763A 1991-11-28 1991-11-28 印字ヘツド Pending JPH05147325A (ja)

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JP3314763A JPH05147325A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 印字ヘツド

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JP3314763A Pending JPH05147325A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 印字ヘツド

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