JPH05521A - ワイヤ印字ヘツド及びその製造方法 - Google Patents
ワイヤ印字ヘツド及びその製造方法Info
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- JPH05521A JPH05521A JP15290391A JP15290391A JPH05521A JP H05521 A JPH05521 A JP H05521A JP 15290391 A JP15290391 A JP 15290391A JP 15290391 A JP15290391 A JP 15290391A JP H05521 A JPH05521 A JP H05521A
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- armature
- leaf spring
- yoke
- welding
- core
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Abstract
(57)【要約】
【目的】溶接作業を簡素化し、アーマチュア吸引時の板
ばねにおけるばね定数のばらつきを抑制する。 【構成】ワイヤ印字ヘッドは、先端に印字ワイヤを固着
したアーマチュア10と、該アーマチュア10に対向し
て設けられるコアと、アーマチュア10を片持ち梁式に
支持する板ばね7と、磁束を発生して該板ばね7の弾性
力に抗してアーマチュア10をコアに吸引させる永久磁
石と、上記コアに巻装され、上記永久磁石の磁束を打ち
消してアーマチュア10を解放するコイルとを有する。
上記板ばね7の可動部とアーマチュア10間を溶接する
とともに、固定部とヨーク8のみを積層した状態で両者
間を溶接する。その後、上記板ばね7の可動部とアーマ
チュア10間の溶接点21a、及び板ばね7の固定部と
ヨーク8間の溶接点21bを平らにするための表面加工
を施し、積層体をクランプによって固定する。
ばねにおけるばね定数のばらつきを抑制する。 【構成】ワイヤ印字ヘッドは、先端に印字ワイヤを固着
したアーマチュア10と、該アーマチュア10に対向し
て設けられるコアと、アーマチュア10を片持ち梁式に
支持する板ばね7と、磁束を発生して該板ばね7の弾性
力に抗してアーマチュア10をコアに吸引させる永久磁
石と、上記コアに巻装され、上記永久磁石の磁束を打ち
消してアーマチュア10を解放するコイルとを有する。
上記板ばね7の可動部とアーマチュア10間を溶接する
とともに、固定部とヨーク8のみを積層した状態で両者
間を溶接する。その後、上記板ばね7の可動部とアーマ
チュア10間の溶接点21a、及び板ばね7の固定部と
ヨーク8間の溶接点21bを平らにするための表面加工
を施し、積層体をクランプによって固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤ印字ヘッド及びそ
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤ印字ヘッドを駆動し、イン
クリボンを介して印字媒体を打撃し、その力で印字を行
うインパクトプリンタは、印字媒体の自由度が高く、ま
た比較的廉価なことから、情報処理システムなどの出力
装置をはじめ多方面に用いられている。
クリボンを介して印字媒体を打撃し、その力で印字を行
うインパクトプリンタは、印字媒体の自由度が高く、ま
た比較的廉価なことから、情報処理システムなどの出力
装置をはじめ多方面に用いられている。
【0003】上記インパクトプリンタは、ワイヤ印字ヘ
ッドの型式から、プランジャ型、ばねチャージ型、クラ
ッパ型に分けられる。この内、ばねチャージ型のもの
は、印字ワイヤを固定したアーマチュアをバイアス用の
板ばねによって揺動自在に支持し、該アーマチュアを、
あらかじめ上記板ばねの弾性力に抗して永久磁石によっ
てコアに吸引させておき、印字する際に上記コアに巻か
れたコイルを励磁させて上記永久磁石と逆方向に磁束を
発生させ、上記アーマチュアを解放させる構造となって
いるが、近年印字の高速化が求められており、高速応答
性が良好なこのばねチャージ型のワイヤ印字ヘッドが多
く採用されている。
ッドの型式から、プランジャ型、ばねチャージ型、クラ
ッパ型に分けられる。この内、ばねチャージ型のもの
は、印字ワイヤを固定したアーマチュアをバイアス用の
板ばねによって揺動自在に支持し、該アーマチュアを、
あらかじめ上記板ばねの弾性力に抗して永久磁石によっ
てコアに吸引させておき、印字する際に上記コアに巻か
れたコイルを励磁させて上記永久磁石と逆方向に磁束を
発生させ、上記アーマチュアを解放させる構造となって
いるが、近年印字の高速化が求められており、高速応答
性が良好なこのばねチャージ型のワイヤ印字ヘッドが多
く採用されている。
【0004】図2は従来のワイヤ印字ヘッドの断面図で
ある。図において、ガイドフレーム1とキャップ2との
間には、ベース3、永久磁石4、台板5、スペーサ6、
板ばね7及びヨーク8がクランプ9を介して順次積層さ
れ、クランプ9によって固定されている。上記板ばね7
の可動部にはアーマチュア10が設けられ、該アーマチ
ュア10の先端に印字ワイヤ11の基部が固着され、こ
の印字ワイヤ11の先端はガイド1aによってプラテン
側に案内されて突出するようになっている。
ある。図において、ガイドフレーム1とキャップ2との
間には、ベース3、永久磁石4、台板5、スペーサ6、
板ばね7及びヨーク8がクランプ9を介して順次積層さ
れ、クランプ9によって固定されている。上記板ばね7
の可動部にはアーマチュア10が設けられ、該アーマチ
ュア10の先端に印字ワイヤ11の基部が固着され、こ
の印字ワイヤ11の先端はガイド1aによってプラテン
側に案内されて突出するようになっている。
【0005】また、上記ベース3の中央部にはコア12
が設けられ、該コア12にコイル13が巻装されてい
る。なお、14はコイル13に通電する基板、15は基
板14の位置決めのためのスペースシートである。16
は温度検出用のサーミスタで、17はコイル13及びサ
ーミスタ16を覆う熱伝導の良い充填材である。
が設けられ、該コア12にコイル13が巻装されてい
る。なお、14はコイル13に通電する基板、15は基
板14の位置決めのためのスペースシートである。16
は温度検出用のサーミスタで、17はコイル13及びサ
ーミスタ16を覆う熱伝導の良い充填材である。
【0006】上記構成において、永久磁石4が発生する
磁束によって台板5、スペーサ6、ヨーク8、アーマチ
ュア10、コア12及びベース3を通って再び永久磁石
4に戻る磁気回路が形成され、アーマチュア10はコア
12に吸引されるとともに、板ばね7は歪みエネルギが
蓄積されて偏倚状態に置かれる。該偏倚状態において、
コイル13を励磁して磁気回路と反対方向の磁束を発生
させると、アーマチュア10を吸引する力が減少する。
そのため、板ばね7に蓄積された歪みエネルギが解放さ
れ、板ばね7が復帰することによって、アーマチュア1
0の先端に取り付けた印字ワイヤ11がガイド1aから
突出し、図示しないインクリボンと印字媒体をプラテン
に押し付ける。
磁束によって台板5、スペーサ6、ヨーク8、アーマチ
ュア10、コア12及びベース3を通って再び永久磁石
4に戻る磁気回路が形成され、アーマチュア10はコア
12に吸引されるとともに、板ばね7は歪みエネルギが
蓄積されて偏倚状態に置かれる。該偏倚状態において、
コイル13を励磁して磁気回路と反対方向の磁束を発生
させると、アーマチュア10を吸引する力が減少する。
そのため、板ばね7に蓄積された歪みエネルギが解放さ
れ、板ばね7が復帰することによって、アーマチュア1
0の先端に取り付けた印字ワイヤ11がガイド1aから
突出し、図示しないインクリボンと印字媒体をプラテン
に押し付ける。
【0007】このようにして、文字やグラフィックパタ
ーンを印字することができる。また、印字時にコイル1
3に通電することによって該コイル13に発生する熱
は、熱伝導率の良いエポキシ系樹脂などの充填材17を
介してサーミスタ16に伝えられる。そして、この熱に
よって上昇するワイヤ印字ヘッド内部の温度が監視さ
れ、コイル13の温度が耐熱温度以下になるように制御
される。
ーンを印字することができる。また、印字時にコイル1
3に通電することによって該コイル13に発生する熱
は、熱伝導率の良いエポキシ系樹脂などの充填材17を
介してサーミスタ16に伝えられる。そして、この熱に
よって上昇するワイヤ印字ヘッド内部の温度が監視さ
れ、コイル13の温度が耐熱温度以下になるように制御
される。
【0008】ところで、上記アーマチュア10は溶接に
よって板ばね7に固定されている。図3は従来のアーマ
チュアの支持構造を示す斜視図である。図において、7
は板ばね、10は該板ばね7に固定されたアーマチュ
ア、11は該アーマチュア10の先端に固着された印字
ワイヤである。上記板ばね7には、アーマチュア10に
対応する位置に突部7aが形成され、該突部7aに上記
アーマチュア10が溶接されている。21aはアーマチ
ュア10の軸方向2箇所において溶接が行われた溶接点
である。
よって板ばね7に固定されている。図3は従来のアーマ
チュアの支持構造を示す斜視図である。図において、7
は板ばね、10は該板ばね7に固定されたアーマチュ
ア、11は該アーマチュア10の先端に固着された印字
ワイヤである。上記板ばね7には、アーマチュア10に
対応する位置に突部7aが形成され、該突部7aに上記
アーマチュア10が溶接されている。21aはアーマチ
ュア10の軸方向2箇所において溶接が行われた溶接点
である。
【0009】上記構成のワイヤ印字ヘッドにおいて、製
造時においてクランプ9(図2参照)のクランプ力にば
らつきがあると、板ばね7のばね定数にばらつきが生
じ、印字品位が低下してしまう。図4は従来の板ばねの
湾曲状態を示す図である。図に示すように、アーマチュ
ア10がコア12(図2参照)に力F0で吸引される
と、板ばね7は台板5とヨーク8の反力を受けながら湾
曲し、クランプ9のクランプ力に抗してヨーク8を持ち
上げてしまう。そのため、板ばね7の自由長LがL1 か
らL2 になって長くなり、ばね定数が低下することがあ
る。
造時においてクランプ9(図2参照)のクランプ力にば
らつきがあると、板ばね7のばね定数にばらつきが生
じ、印字品位が低下してしまう。図4は従来の板ばねの
湾曲状態を示す図である。図に示すように、アーマチュ
ア10がコア12(図2参照)に力F0で吸引される
と、板ばね7は台板5とヨーク8の反力を受けながら湾
曲し、クランプ9のクランプ力に抗してヨーク8を持ち
上げてしまう。そのため、板ばね7の自由長LがL1 か
らL2 になって長くなり、ばね定数が低下することがあ
る。
【0010】そこで、板ばね7のばね定数にばらつきが
発生するのを抑制するため、板ばね7とアーマチュア1
0が溶接されるとともにスペーサ6、板ばね7及びヨー
ク8間が溶接される。図5は従来のアーマチュアの支持
構造を示す断面図である。図において、6はスペーサ、
7は板ばね、8はヨーク、10は板ばね7に固定された
アーマチュア、11は該アーマチュア10の先端に固着
された印字ワイヤである。上記アーマチュア10は板ば
ね7に溶接されている。21aはアーマチュア10の軸
方向2箇所において溶接が行われた溶接点である。ま
た、21bはスペーサ6、板ばね7及びアーマチュア1
0間において溶接が行われた溶接点である。
発生するのを抑制するため、板ばね7とアーマチュア1
0が溶接されるとともにスペーサ6、板ばね7及びヨー
ク8間が溶接される。図5は従来のアーマチュアの支持
構造を示す断面図である。図において、6はスペーサ、
7は板ばね、8はヨーク、10は板ばね7に固定された
アーマチュア、11は該アーマチュア10の先端に固着
された印字ワイヤである。上記アーマチュア10は板ば
ね7に溶接されている。21aはアーマチュア10の軸
方向2箇所において溶接が行われた溶接点である。ま
た、21bはスペーサ6、板ばね7及びアーマチュア1
0間において溶接が行われた溶接点である。
【0011】このように、スペーサ6、板ばね7及びア
ーマチュア10間の溶接を行った場合、板ばね7の自由
長はスペーサ6の内周縁ではなく、溶接点21bに対応
する固定点によって決定される。図6は従来のアーマチ
ュアの支持構造における溶接後の状態図、図7は従来の
アーマチュアの支持構造における面すり後の状態図であ
る。
ーマチュア10間の溶接を行った場合、板ばね7の自由
長はスペーサ6の内周縁ではなく、溶接点21bに対応
する固定点によって決定される。図6は従来のアーマチ
ュアの支持構造における溶接後の状態図、図7は従来の
アーマチュアの支持構造における面すり後の状態図であ
る。
【0012】スペーサ6、板ばね7及びヨーク8間にお
いて溶接を行うと、図6に示すように、溶接点21bに
おける溶接による熱影響によってスペーサ6の内周縁す
なわち板ばね支点部6aが変形してしまう。この状態で
スペーサ6の底面6bを平らにするために面すりなどを
行うと、スペーサ6は図7に示すように、微小な空間2
2を形成した状態で板ばね7に固着されることになる。
したがって、板ばね7は実質的に溶接点21bに対応す
る固定点21cで支持され、板ばね7の自由長Lは上記
固定点21cによって決定される。
いて溶接を行うと、図6に示すように、溶接点21bに
おける溶接による熱影響によってスペーサ6の内周縁す
なわち板ばね支点部6aが変形してしまう。この状態で
スペーサ6の底面6bを平らにするために面すりなどを
行うと、スペーサ6は図7に示すように、微小な空間2
2を形成した状態で板ばね7に固着されることになる。
したがって、板ばね7は実質的に溶接点21bに対応す
る固定点21cで支持され、板ばね7の自由長Lは上記
固定点21cによって決定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のワイヤ印字ヘッド及びその製造方法においては、板
ばね7とアーマチュア10間の溶接と、スペーサ6と板
ばね7とヨーク8間の溶接を2回に分けて行わなければ
ならず、治具をセットすることが煩わしいだけでなく、
溶接設備が複雑になってしまう。
成のワイヤ印字ヘッド及びその製造方法においては、板
ばね7とアーマチュア10間の溶接と、スペーサ6と板
ばね7とヨーク8間の溶接を2回に分けて行わなければ
ならず、治具をセットすることが煩わしいだけでなく、
溶接設備が複雑になってしまう。
【0014】また、板ばね7とアーマチュア10間を溶
接する時にスパッタや盛り上がりが発生するが、スペー
サ6による段差があるために面すりなどの表面加工を行
うことができず、それらを除去することができない。ま
た、スペーサ6による段差があるため、板ばね7とアー
マチュア10間の溶接を行う際に、治具によって各部品
を均一に押さえることが困難となるだけでなく、レーザ
溶接を行う場合、焦点距離を同時に溶接点21a,21
bに合わせることができない。
接する時にスパッタや盛り上がりが発生するが、スペー
サ6による段差があるために面すりなどの表面加工を行
うことができず、それらを除去することができない。ま
た、スペーサ6による段差があるため、板ばね7とアー
マチュア10間の溶接を行う際に、治具によって各部品
を均一に押さえることが困難となるだけでなく、レーザ
溶接を行う場合、焦点距離を同時に溶接点21a,21
bに合わせることができない。
【0015】本発明は、上記従来のワイヤ印字ヘッド及
びその製造方法の問題点を解決して、アーマチュア吸引
時の板ばねにおけるばね定数のばらつきを抑制すること
が可能で、溶接作業を簡素化することができるワイヤ印
字ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
びその製造方法の問題点を解決して、アーマチュア吸引
時の板ばねにおけるばね定数のばらつきを抑制すること
が可能で、溶接作業を簡素化することができるワイヤ印
字ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のワ
イヤ印字ヘッドの製造方法においては、ワイヤ印字ヘッ
ドは、先端に印字ワイヤを固着したアーマチュアと、該
アーマチュアに対向して設けられるコアと、上記アーマ
チュアが接合されるとともに片持ち梁式に支持される板
ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗して上記
アーマチュアをコアに吸引させる永久磁石と、上記コア
に巻装され、通電によってコアから磁束を発生させ、上
記永久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを解放する
コイルとを有している。
イヤ印字ヘッドの製造方法においては、ワイヤ印字ヘッ
ドは、先端に印字ワイヤを固着したアーマチュアと、該
アーマチュアに対向して設けられるコアと、上記アーマ
チュアが接合されるとともに片持ち梁式に支持される板
ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗して上記
アーマチュアをコアに吸引させる永久磁石と、上記コア
に巻装され、通電によってコアから磁束を発生させ、上
記永久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを解放する
コイルとを有している。
【0017】そして、上記板ばねの可動部とアーマチュ
ア間を溶接するとともに、上記板ばねの固定部とヨーク
のみを積層した状態で両者間を溶接する。この場合、2
箇所の溶接は同時に行い、溶接治具の取り替えなどは行
わない。その後、上記板ばねの可動部とアーマチュア間
の溶接点、及び上記板ばねの固定部とヨーク間の溶接点
を平らにするための表面加工を施し、少なくとも上記永
久磁石、板ばね、ヨークを含む積層体をクランプによっ
て固定する。
ア間を溶接するとともに、上記板ばねの固定部とヨーク
のみを積層した状態で両者間を溶接する。この場合、2
箇所の溶接は同時に行い、溶接治具の取り替えなどは行
わない。その後、上記板ばねの可動部とアーマチュア間
の溶接点、及び上記板ばねの固定部とヨーク間の溶接点
を平らにするための表面加工を施し、少なくとも上記永
久磁石、板ばね、ヨークを含む積層体をクランプによっ
て固定する。
【0018】上記アーマチュアの一部に溝を形成し、該
溝に溶接治具を配設して溶接を行うと効果的である。ま
た、本発明のワイヤ印字ヘッドにおいては、上記板ばね
の可動部とアーマチュア間、及び上記板ばねの固定部と
ヨーク間が溶接され、上記板ばねの固定部のヨークと反
対側にスペーサが配設され、少なくとも上記永久磁石、
板ばね、ヨーク、スペーサを含む積層体がクランプによ
って固定され、上記スペーサの内周縁の各アーマチュア
に対応する支点部近傍に穴を形成している。
溝に溶接治具を配設して溶接を行うと効果的である。ま
た、本発明のワイヤ印字ヘッドにおいては、上記板ばね
の可動部とアーマチュア間、及び上記板ばねの固定部と
ヨーク間が溶接され、上記板ばねの固定部のヨークと反
対側にスペーサが配設され、少なくとも上記永久磁石、
板ばね、ヨーク、スペーサを含む積層体がクランプによ
って固定され、上記スペーサの内周縁の各アーマチュア
に対応する支点部近傍に穴を形成している。
【0019】
【作用】本発明によれば、上記のようにワイヤ印字ヘッ
ドは、先端に印字ワイヤを固着したアーマチュアと、該
アーマチュアに対向して設けられるコアと、上記アーマ
チュアが接合されるとともに片持ち梁式に支持される板
ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗して上記
アーマチュアをコアに吸引させる永久磁石と、上記コア
に巻装され、通電によってコアから磁束を発生させ、上
記永久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを解放する
コイルとを有している。
ドは、先端に印字ワイヤを固着したアーマチュアと、該
アーマチュアに対向して設けられるコアと、上記アーマ
チュアが接合されるとともに片持ち梁式に支持される板
ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗して上記
アーマチュアをコアに吸引させる永久磁石と、上記コア
に巻装され、通電によってコアから磁束を発生させ、上
記永久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを解放する
コイルとを有している。
【0020】したがって、コイルに通電するとアーマチ
ュアが解放され、アーマチュアの先端に固着された印字
ワイヤがインクリボンを介して用紙を打撃し、ドット構
成の印字を行う。そして、上記板ばねの可動部とアーマ
チュア間を溶接するとともに、上記板ばねの固定部とヨ
ークのみを積層した状態で両者間を溶接する。この場
合、板ばねとアーマチュア間の溶接点と、板ばねとヨー
ク間の溶接点は同じレベルにあるので、2箇所の溶接は
同時に行い、溶接治具の取り替えなどは行わない。
ュアが解放され、アーマチュアの先端に固着された印字
ワイヤがインクリボンを介して用紙を打撃し、ドット構
成の印字を行う。そして、上記板ばねの可動部とアーマ
チュア間を溶接するとともに、上記板ばねの固定部とヨ
ークのみを積層した状態で両者間を溶接する。この場
合、板ばねとアーマチュア間の溶接点と、板ばねとヨー
ク間の溶接点は同じレベルにあるので、2箇所の溶接は
同時に行い、溶接治具の取り替えなどは行わない。
【0021】その後、上記板ばねの可動部とアーマチュ
ア間の溶接点、及び上記板ばねの固定部とヨーク間の溶
接点を平らにするための表面加工を施す。この場合も、
板ばねとアーマチュア間の溶接点と、板ばねとヨーク間
の溶接点は同じレベルにあるので作業を同時に行うこと
ができる。そして、少なくとも上記永久磁石、板ばね、
ヨークを含む積層体をクランプによって固定する。した
がって、上記板ばねとヨークは両者間の溶接点に対応す
る位置で固定され、クランプ力にばらつきがあっても板
ばねの自由長は変わらない。
ア間の溶接点、及び上記板ばねの固定部とヨーク間の溶
接点を平らにするための表面加工を施す。この場合も、
板ばねとアーマチュア間の溶接点と、板ばねとヨーク間
の溶接点は同じレベルにあるので作業を同時に行うこと
ができる。そして、少なくとも上記永久磁石、板ばね、
ヨークを含む積層体をクランプによって固定する。した
がって、上記板ばねとヨークは両者間の溶接点に対応す
る位置で固定され、クランプ力にばらつきがあっても板
ばねの自由長は変わらない。
【0022】上記アーマチュアの一部に溝を形成し、該
溝に溶接治具を配設して溶接を行うと、アーマチュアの
ヨークに対する位置決めを容易に行うことができる。ま
た、本発明のワイヤ印字ヘッドにおいては、上記板ばね
の可動部とアーマチュア間、及び上記板ばねの固定部と
ヨーク間が溶接され、上記板ばねの固定部のヨークと反
対側にスペーサが配設され、少なくとも上記永久磁石、
板ばね、ヨーク、スペーサを含む積層体がクランプによ
って固定され、上記スペーサの内周縁の、各アーマチュ
アに対応する支点部近傍に穴を形成している。
溝に溶接治具を配設して溶接を行うと、アーマチュアの
ヨークに対する位置決めを容易に行うことができる。ま
た、本発明のワイヤ印字ヘッドにおいては、上記板ばね
の可動部とアーマチュア間、及び上記板ばねの固定部と
ヨーク間が溶接され、上記板ばねの固定部のヨークと反
対側にスペーサが配設され、少なくとも上記永久磁石、
板ばね、ヨーク、スペーサを含む積層体がクランプによ
って固定され、上記スペーサの内周縁の、各アーマチュ
アに対応する支点部近傍に穴を形成している。
【0023】この場合、上記クランプは板ばねとスペー
サを点接触に近い状態で固定することになる。
サを点接触に近い状態で固定することになる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明のワイヤ印字ヘッ
ドの製造方法によって形成されたアーマチュアの支持構
造を示す断面図である。図において、7は板ばね、8は
ヨーク、10は板ばね7に固定されたアーマチュア、1
1は該アーマチュア10の先端に固着された印字ワイヤ
である。上記アーマチュア10は板ばね7に溶接されて
いる。21aはアーマチュア10の軸方向の2箇所にお
いて溶接が行われた溶接点である。また、21bは板ば
ね7及びアーマチュア10間において溶接が行われた溶
接点である。
ながら詳細に説明する。図1は本発明のワイヤ印字ヘッ
ドの製造方法によって形成されたアーマチュアの支持構
造を示す断面図である。図において、7は板ばね、8は
ヨーク、10は板ばね7に固定されたアーマチュア、1
1は該アーマチュア10の先端に固着された印字ワイヤ
である。上記アーマチュア10は板ばね7に溶接されて
いる。21aはアーマチュア10の軸方向の2箇所にお
いて溶接が行われた溶接点である。また、21bは板ば
ね7及びアーマチュア10間において溶接が行われた溶
接点である。
【0025】この場合、アーマチュア10を板ばね7及
びヨーク8に対して位置決めするために、アーマチュア
10、ヨーク8等に溝が形成され、該溝に溶接治具が配
設される。図9は溶接治具の配設状態図である。図の
(a)はアーマチュア10に溝を形成した場合、(b)
はアーマチュア10及びヨーク8に溝を形成した場合、
(c)はアーマチュア10に形成した溝を変形した場合
について示している。
びヨーク8に対して位置決めするために、アーマチュア
10、ヨーク8等に溝が形成され、該溝に溶接治具が配
設される。図9は溶接治具の配設状態図である。図の
(a)はアーマチュア10に溝を形成した場合、(b)
はアーマチュア10及びヨーク8に溝を形成した場合、
(c)はアーマチュア10に形成した溝を変形した場合
について示している。
【0026】図において、8はヨーク、8aはヨーク8
の円周方向の複数箇所に形成された凹部、10はアーマ
チュア、11は該アーマチュア10の先端に固着された
印字ワイヤである。上記アーマチュア10は板ばね7
(図1参照)に支持された状態において上記凹部8a内
に配設される。10aは上記アーマチュア10の後端に
形成された半円形状の溝、10bは上記アーマチュア1
0の後端に形成された「U」字状の溝、8bは上記凹部
8aの後端に形成された半円形状の溝である。また、3
1はアーマチュア10の先端近傍の両側に配設される溶
接治具、32は上記溝8b,10aに配設される溶接治
具、33は溝10bに配設される溶接治具である。
の円周方向の複数箇所に形成された凹部、10はアーマ
チュア、11は該アーマチュア10の先端に固着された
印字ワイヤである。上記アーマチュア10は板ばね7
(図1参照)に支持された状態において上記凹部8a内
に配設される。10aは上記アーマチュア10の後端に
形成された半円形状の溝、10bは上記アーマチュア1
0の後端に形成された「U」字状の溝、8bは上記凹部
8aの後端に形成された半円形状の溝である。また、3
1はアーマチュア10の先端近傍の両側に配設される溶
接治具、32は上記溝8b,10aに配設される溶接治
具、33は溝10bに配設される溶接治具である。
【0027】このように、アーマチュア10の一部に、
溝10aが設けられ、溶接治具31,32によってヨー
ク8に対するアーマチュア10の位置決めを行い、アー
マチュア10と板ばね7とヨーク8間の溶接を行う。ア
ーマチュア10に設けた溝10aは、(a)及び(c)
のように円形状でも「U」字状でもよい。また、(b)
のようにアーマチュア10とヨーク8のそれぞれに溝1
0a,8bを形成してもよい。
溝10aが設けられ、溶接治具31,32によってヨー
ク8に対するアーマチュア10の位置決めを行い、アー
マチュア10と板ばね7とヨーク8間の溶接を行う。ア
ーマチュア10に設けた溝10aは、(a)及び(c)
のように円形状でも「U」字状でもよい。また、(b)
のようにアーマチュア10とヨーク8のそれぞれに溝1
0a,8bを形成してもよい。
【0028】板ばね7は可動部分が溶接点21a(図1
参照)においてアーマチュア10と溶接され、固定部分
が溶接点21bにおいてヨーク8と溶接される。この場
合、スペーサ6は溶接されず段差が形成されない。した
がって、溶接点21a,21bが同一面になるので、2
箇所同時に溶接を行うことができる。続いて、溶接が終
了すると、溶接点に発生したスパッタや盛上りを除去す
るため、面すりなどの表面加工を施す。
参照)においてアーマチュア10と溶接され、固定部分
が溶接点21bにおいてヨーク8と溶接される。この場
合、スペーサ6は溶接されず段差が形成されない。した
がって、溶接点21a,21bが同一面になるので、2
箇所同時に溶接を行うことができる。続いて、溶接が終
了すると、溶接点に発生したスパッタや盛上りを除去す
るため、面すりなどの表面加工を施す。
【0029】このようにして、板ばね7とアーマチュア
10及び板ばね7とヨーク8を固定した後、板ばね7の
下にスペーサ6、台板5、永久磁石4等が積層され、そ
の積層体をワイヤ印字ヘッドの周縁に配設するクランプ
9によって固定し、ワイヤ印字ヘッドを組み立てること
ができる。上記構成の製造方法によって製造したワイヤ
印字ヘッドにおいて、アーマチュア10をコア12(図
2参照)に吸引した場合のアーマチュア10の支持構造
について説明する。
10及び板ばね7とヨーク8を固定した後、板ばね7の
下にスペーサ6、台板5、永久磁石4等が積層され、そ
の積層体をワイヤ印字ヘッドの周縁に配設するクランプ
9によって固定し、ワイヤ印字ヘッドを組み立てること
ができる。上記構成の製造方法によって製造したワイヤ
印字ヘッドにおいて、アーマチュア10をコア12(図
2参照)に吸引した場合のアーマチュア10の支持構造
について説明する。
【0030】図8は本発明のワイヤ印字ヘッドにおける
アーマチュアの支持構造を示す断面図である。図におい
て、5は台板、6はスペーサ、7は板ばね、8はヨー
ク、10はアーマチュア、21bは板ばね7とヨーク8
間を溶接するための溶接点である。この場合、板ばね7
の固定部のみをヨーク8と溶接している。したがって、
図に示すようにクランプ9(図2参照)のクランプ力に
ばらつきがあって、板ばね7が多少持ち上がった場合で
も溶接点21bによって自由長Lが決定され、板ばね7
のばね定数の低下量は少なくなる。しかも、溶接部分に
段差がないので、溶接作業を1回で済ませることができ
る。
アーマチュアの支持構造を示す断面図である。図におい
て、5は台板、6はスペーサ、7は板ばね、8はヨー
ク、10はアーマチュア、21bは板ばね7とヨーク8
間を溶接するための溶接点である。この場合、板ばね7
の固定部のみをヨーク8と溶接している。したがって、
図に示すようにクランプ9(図2参照)のクランプ力に
ばらつきがあって、板ばね7が多少持ち上がった場合で
も溶接点21bによって自由長Lが決定され、板ばね7
のばね定数の低下量は少なくなる。しかも、溶接部分に
段差がないので、溶接作業を1回で済ませることができ
る。
【0031】図10は本発明のワイヤ印字ヘッドにおけ
る他のアーマチュアの支持構造を示す図である。図にお
いて、7は板ばね、8はヨーク、10は上記板ばね7に
支持されたアーマチュア、11は該アーマチュア10の
先端に固着された印字ワイヤ、26はスペーサである。
る他のアーマチュアの支持構造を示す図である。図にお
いて、7は板ばね、8はヨーク、10は上記板ばね7に
支持されたアーマチュア、11は該アーマチュア10の
先端に固着された印字ワイヤ、26はスペーサである。
【0032】この場合、上記スペーサ26の内周縁の各
アーマチュア10に対応する支点部26bの近傍に穴2
6aを設け、クランプ9(図2参照)によるクランプ力
が効率良くスペーサ26の支点部26bに加わるように
している。すなわち、上記支点部26bの近傍に穴26
aがあると、スペーサ26と板ばね7の接触面積が小さ
くなって、支点部26bにおける接触状態が面接触から
点接触に近くなる。したがって、スペーサ26の支点部
26bにおける支持状態が安定し、クランプ9のクラン
プ力のばらつきの影響を受けにくくなる。なお、上記ス
ペーサ26は溶接されないので、支点部26bにおける
溶接時の熱変形はない。
アーマチュア10に対応する支点部26bの近傍に穴2
6aを設け、クランプ9(図2参照)によるクランプ力
が効率良くスペーサ26の支点部26bに加わるように
している。すなわち、上記支点部26bの近傍に穴26
aがあると、スペーサ26と板ばね7の接触面積が小さ
くなって、支点部26bにおける接触状態が面接触から
点接触に近くなる。したがって、スペーサ26の支点部
26bにおける支持状態が安定し、クランプ9のクラン
プ力のばらつきの影響を受けにくくなる。なお、上記ス
ペーサ26は溶接されないので、支点部26bにおける
溶接時の熱変形はない。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、板ばねの可動部とアーマチュア間を溶接するとと
もに、上記板ばねの固定部とヨークのみを積層した状態
で両者間を溶接する。この場合、板ばねとアーマチュア
間の溶接点と、板ばねとヨーク間の溶接点は同じレベル
にあるので、2箇所の溶接は同時に行い、溶接治具の取
り換えなどは行わない。したがって、溶接作業が簡素化
され、ワイヤ印字ヘッドの製造コストを低減することが
できる。
れば、板ばねの可動部とアーマチュア間を溶接するとと
もに、上記板ばねの固定部とヨークのみを積層した状態
で両者間を溶接する。この場合、板ばねとアーマチュア
間の溶接点と、板ばねとヨーク間の溶接点は同じレベル
にあるので、2箇所の溶接は同時に行い、溶接治具の取
り換えなどは行わない。したがって、溶接作業が簡素化
され、ワイヤ印字ヘッドの製造コストを低減することが
できる。
【0035】その後、上記板ばねの可動部とアーマチュ
ア間の溶接点、及び上記板ばねの固定部とヨーク間の溶
接点を平らにするための表面加工を施す。この場合も、
板ばねとアーマチュア間の溶接点と、板ばねとヨーク間
の溶接点は同じレベルにあるので作業を同時に行うこと
ができる。そして、少なくとも上記永久磁石、板ばね、
ヨークを含む積層体をクランプによって固定する。した
がって、上記板ばねとヨークは、両者間の溶接点に対応
する位置で固定され、クランプ力にばらつきがあっても
板ばねの自由長が変わることがなく、板ばねのばね定数
が一定になる。
ア間の溶接点、及び上記板ばねの固定部とヨーク間の溶
接点を平らにするための表面加工を施す。この場合も、
板ばねとアーマチュア間の溶接点と、板ばねとヨーク間
の溶接点は同じレベルにあるので作業を同時に行うこと
ができる。そして、少なくとも上記永久磁石、板ばね、
ヨークを含む積層体をクランプによって固定する。した
がって、上記板ばねとヨークは、両者間の溶接点に対応
する位置で固定され、クランプ力にばらつきがあっても
板ばねの自由長が変わることがなく、板ばねのばね定数
が一定になる。
【0036】上記アーマチュアの一部に溝を形成し、該
溝に溶接治具を配設して溶接を行うと、アーマチュアの
ヨークに対する位置決めを容易に行うことができる。ま
た、本発明のワイヤ印字ヘッドにおいては、上記板ばね
の可動部とアーマチュア間、及び上記板ばねの固定部と
ヨーク間が溶接され、上記板ばねの固定部におけるヨー
クと反対側にスペーサが配設され、少なくとも上記永久
磁石、板ばね、ヨーク、スペーサを含む積層体がクラン
プによって固定され、上記スペーサの内周縁の、各アー
マチュアに対応する支点部の近傍に穴を形成している。
溝に溶接治具を配設して溶接を行うと、アーマチュアの
ヨークに対する位置決めを容易に行うことができる。ま
た、本発明のワイヤ印字ヘッドにおいては、上記板ばね
の可動部とアーマチュア間、及び上記板ばねの固定部と
ヨーク間が溶接され、上記板ばねの固定部におけるヨー
クと反対側にスペーサが配設され、少なくとも上記永久
磁石、板ばね、ヨーク、スペーサを含む積層体がクラン
プによって固定され、上記スペーサの内周縁の、各アー
マチュアに対応する支点部の近傍に穴を形成している。
【0037】したがって、上記クランプによって板ばね
とスペーサを固定した時に、クランプ力を点接触に近い
状態で加えることができ、支持状態が安定化する。
とスペーサを固定した時に、クランプ力を点接触に近い
状態で加えることができ、支持状態が安定化する。
【図1】本発明のワイヤ印字ヘッドの製造方法によって
形成されたアーマチュアの支持構造を示す断面図であ
る。
形成されたアーマチュアの支持構造を示す断面図であ
る。
【図2】従来のワイヤ印字ヘッドの断面図である。
【図3】従来のアーマチュアの支持構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来の板ばねの湾曲状態を示す図である。
【図5】従来のアーマチュアの支持構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】従来のアーマチュアの支持構造における溶接後
の状態図である。
の状態図である。
【図7】従来のアーマチュアの支持構造における面すり
後の状態図である。
後の状態図である。
【図8】本発明のワイヤ印字ヘッドにおけるアーマチュ
アの支持構造を示す断面図である。
アの支持構造を示す断面図である。
【図9】溶接治具の配設状態図である。
【図10】本発明のワイヤ印字ヘッドにおける他のアー
マチュアの支持構造を示す図である。
マチュアの支持構造を示す図である。
6 スペーサ 7 板ばね 8 ヨーク 9 クランプ 10 アーマチュア 11 印字ワイヤ 12 コア 21a,21b 溶接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三村 隆則 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 先端に印字ワイヤを固着したアーマチュ
アと、該アーマチュアに対向して設けられるコアと、上
記アーマチュアが接合されるとともに片持ち梁式に支持
される板ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗
して上記アーマチュアをコアに吸引させる永久磁石と、
上記コアに巻装され、通電によってコアから磁束を発生
させ、上記永久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを
解放するコイルとからなるワイヤ印字ヘッドの製造方法
において、(a)上記板ばねの可動部とアーマチュア間
を溶接するとともに、上記板ばねの固定部とヨークのみ
を積層した状態で両者間を溶接し、(b)その後、上記
板ばねの可動部とアーマチュア間の溶接点、及び上記板
ばねの固定部とヨーク間の溶接点を平らにするための表
面加工を施し、(c)少なくとも上記永久磁石、板ば
ね、ヨークを含む積層体をクランプによって固定するこ
とを特徴とするワイヤ印字ヘッドの製造方法。 【請求項2】 上記アーマチュアの一部に溝を形成し、
該溝に溶接治具を配設して溶接を行う請求項1記載のワ
イヤ印字ヘッドの製造方法。 【請求項3】 先端に印字ワイヤを固着したアーマチュ
アと、該アーマチュアに対向して設けられるコアと、上
記アーマチュアが接合されるとともに片持ち梁式に支持
される板ばねと、磁束を発生して該板ばねの弾性力に抗
して上記アーマチュアをコアに吸引させる永久磁石と、
上記コアに巻装され、通電によってコアから磁束を発生
させ、上記永久磁石の磁束を打ち消してアーマチュアを
解放するコイルとからなるワイヤ印字ヘッドにおいて、
(a)上記板ばねの可動部とアーマチュア間、及び上記
板ばねの固定部とヨーク間が溶接され、(b)上記板ば
ねの固定部におけるヨークと反対側にスペーサが配設さ
れ、(c)少なくとも上記永久磁石、板ばね、ヨーク、
スペーサを含む積層体がクランプによって固定され、
(d)上記スペーサの内周縁の、各アーマチュアに対応
する支点部の近傍に穴を形成したことを特徴とするワイ
ヤ印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15290391A JPH05521A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ワイヤ印字ヘツド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15290391A JPH05521A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ワイヤ印字ヘツド及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05521A true JPH05521A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15550655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15290391A Withdrawn JPH05521A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ワイヤ印字ヘツド及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05521A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7413358B2 (en) | 2005-09-22 | 2008-08-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature damper, method of manufacturing armature damper, and dot head |
US7585124B2 (en) | 2005-10-06 | 2009-09-08 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature structure and dot head |
US7645082B2 (en) | 2005-09-22 | 2010-01-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Dot head and method of manufacturing armature structure for dot head |
US9033081B1 (en) | 2014-03-31 | 2015-05-19 | Komatsu Ltd. | Work vehicle |
US9636985B2 (en) | 2014-12-09 | 2017-05-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Fuel cell vehicle |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP15290391A patent/JPH05521A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7413358B2 (en) | 2005-09-22 | 2008-08-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature damper, method of manufacturing armature damper, and dot head |
US7645082B2 (en) | 2005-09-22 | 2010-01-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Dot head and method of manufacturing armature structure for dot head |
US7585124B2 (en) | 2005-10-06 | 2009-09-08 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature structure and dot head |
US9033081B1 (en) | 2014-03-31 | 2015-05-19 | Komatsu Ltd. | Work vehicle |
US9636985B2 (en) | 2014-12-09 | 2017-05-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Fuel cell vehicle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |