JPH0624014A - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

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Publication number
JPH0624014A
JPH0624014A JP17790692A JP17790692A JPH0624014A JP H0624014 A JPH0624014 A JP H0624014A JP 17790692 A JP17790692 A JP 17790692A JP 17790692 A JP17790692 A JP 17790692A JP H0624014 A JPH0624014 A JP H0624014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin film
armature
core
wear
impact
Prior art date
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Pending
Application number
JP17790692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kuriyama
利夫 栗山
Osamu Koshiishi
修 輿石
Takumi Sato
工 佐藤
Shigeki Mizuno
茂樹 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP17790692A priority Critical patent/JPH0624014A/ja
Publication of JPH0624014A publication Critical patent/JPH0624014A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐久性能を向上させたインパクトドットヘッド
の提供を目的とする。 【構成】アマチュア6とコア1ーaの間に表面に硬化層
4ーbを有した樹脂フィルム4を配設する。 【効果】樹脂フィルム4の硬化層4−bにより、アマチ
ュア6とコア1−aが直接衝突するまでの衝突回数を増
加でき、耐久性に優れた信頼性の高いインパクトドット
ヘッドが提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトドットプリン
タのインパクトドットヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインパクトドットヘッドは、実開
昭62ー173933に開示されているようにアマチュ
ア6とコア1−aの間に樹脂フィルム層4ーbだけから
なる樹脂フィルム4を配設したものがあった。その部分
拡大図を図4に示す。図4に示した樹脂フィルム4は、
レバー7とアマチュア6が印字終了後、復帰する際にア
マチュア6はコア1−aに直接衝突することを回避し、
アマチュア6とコア1−a間の摩耗を遅延させ、耐久性
能を確保せんとしたものである。なお、符号8は板バ
ネ、11はボビン11−aとコイル11−bよりなるマ
グネットコイルを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
樹脂フィルム4を配設したインパクトドットヘッドで
は、アマチュア6とコア1−aの衝突力により樹脂フィ
ルム4の摩耗が進み、樹脂フィルム4が摩滅するとアマ
チュア6とコア1ーaが直接衝突し双方が摩耗しアマチ
ュア6とコア1−a間の吸引ギャップが増えるため吸引
不良が発生し、印字ワイヤが飛び出したままになりリボ
ンを引っかけるため印字不能状態になる。
【0004】また、樹脂フィルム4の摩耗の進行により
アマチュア6とコア1−aの待機時の距離が短くなり吸
引力が増加するため、ドットを形成する印字力が低下し
印字不良が発生しやすくなる。
【0005】本発明は、これらの欠点を補い、耐久性能
に優れた信頼性の高いインパクトドットヘッドを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインパクトドッ
トヘッドは、コアに巻線されたコイルに通電することに
よりアマチュアを駆動し、アマチュアに固着されたレバ
ーとレバーに接合されている印字ワイヤを駆動して、印
字媒体に対し衝撃力によりドット印刷をおこなうインパ
クトドットヘッドにおいて、アマチュアとコアの間に表
面に硬化層を有した樹脂フィルムを配設したことを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記のように構成されたインパクトドットヘッ
ドの樹脂フィルムは、その表面に硬化層を持つことによ
り樹脂フィルムの摩耗が進行しにくくなり耐久性能に優
れた、信頼性の高いインパクトドットヘッドを得ること
が可能になる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の、インパクトドットヘッドの
実施例を図面にもとづいて説明する。図1は、本発明の
インパクトドットヘッドの三面図である。図2は、図1
のA−A’断面図である。本発明のインパクトドットヘ
ッドは、駆動部Bとベース部Cより構成されいる。駆動
部Bは、印字(数字、文字等の他、グラフ、画像印刷等
も含む広い概念)ワイヤ10、ワイヤガイド12、ノー
ズ14、レバー7、アマチュア6、板バネ8、バネ押え
板9、サイドヨーク5より構成している。印字ワイヤ1
0は、ノーズ14に固定されたワイヤガイド12に案内
保持され、印字ワイヤ10の片側は、レバー7の先端に
固着されている。レバー7のもう一方の他端は、アマチ
ュア6に固着され、さらにアマチュア6は板バネ8に固
着されている。板バネ8は、バネ押え板9とサイドヨー
ク5に挟まれ固定されいる。ベース部Cは、ヨーク板
3、永久磁石2、ベース板1、コア1−a、マグネット
コイル11、フレキシブルプリント回路基板(Flex
ible Print Circuit BOARD、
以後FPC基板という)17、伝熱部材13、バックス
トッパ部18、放熱板16より構成されている。ヨーク
板3、永久磁石2、ベース板1は、積層した状態で固着
されており、コア1−aはアマチュア6と対向するよう
にベース板1の上にほぼ円周状に複数個配置されてい
る。コア1−aの周囲には、ボビン11−aとコイル1
1ーbよりなるマグネットコイル11が配置され、マグ
ネットコイル11の巻線部の両端は、ベース板1に設け
られたスリットもしくは穴を通りFPC基板17にハン
ダ接合されている。FPC基板17の他端は、プリンタ
ー本体の図示せざるコネクターに差し込まれる。ほぼ円
周上に配置されたコア1−aの内側には、柱状の伝熱部
材13があり、伝熱材13の駆動部B側に面した部分に
バックストッパ部18が構成されおり、反対側には放熱
板15が配設されており、ベース板1にネジ16により
固定されている。駆動部Bとベース部Cの間には樹脂フ
ィルム4が配設され、サイドヨーク5とヨーク板3の間
に挟み込まれており、アマチュア6とコア1−a、レバ
ー7とバックストッパ18の間に挿入してある。
【0009】次に動作を説明する。図2の下半分にはマ
グネットコイル11に通電しない待機時の状態を示し、
上半分にはマグネットコイル11に通電した印字時の状
態を示してある。待機時には、アマチュア6は永久磁石
2により発生される磁束によりコア1−aに吸引される
ため、板バネ8は偏奇されることにより歪エネルギを貯
えている。印字時にはマグネットコイル11に永久磁石
2の磁束を打ち消す方向に電流を流すことによりアマチ
ュア6が解放され、板バネ8の歪エネルギによりレバー
7の端部に固着された印字ワイヤ10が、ワイヤガイド
12に案内されながら突出し、図示していないインクリ
ボン及び印字媒体に衝突して、印字媒体上に印刷ドット
を形成する。ドットを形成後、印字ワイヤ10の衝突時
の反発力と永久磁石2の磁束による吸引力により、レバ
ー7はベース部Cのバックストッパ18に、アマチュア
6はコア1−aに、樹脂フィルム4を挟んだ状態で衝突
し、アマチュア6が再びコア1−aに吸引保持され一印
字過程が終了する。
【0010】図3は、本発明の第一実施例である樹脂フ
ィルム4が、アマチュア6とコア1−aに挟まれている
状態での部分断面の拡大図である。図3に示した樹脂フ
ィルム4の硬化層4ーbの一衝突当りの摩耗量は、樹脂
フィルム層4−aよりもはるかに小さく、印字過程にお
けるアマチュア6とコア1−aの衝撃力による樹脂フィ
ルム層の摩耗は、樹脂フィルム層4−aだけのものより
遅延され、樹脂フィルム4の衝撃回数に対する耐久性が
向上する。更に、硬い硬化層4ーbの間に硬化層4ーb
よりは柔らかい樹脂フィルム層4ーaが存在するので、
樹脂フィルム層が衝撃緩衝の役割を果たす。これによ
り、アマチュア6、コア1ーaが衝突時に受ける反力は
小さくなり、アマチュア6、コア1ーaの耐摩耗性を向
上させている。樹脂フィルム4の摩耗が遅延することに
より、アマチュア6とコア1−aが直接衝突するまでの
衝突回数を増加でき、双方が摩耗し吸引ギャップが広が
り吸引力の低下を招くまでの衝突回数を増加できる。
【0011】また、図示していないがレバー7とバック
ストッパ18の衝突についても、本発明実施の樹脂フィ
ルム4により直接衝突するまでの衝突回数を増加できる
ので摩耗によるレバー7とバックストッパ18の破壊を
遅延できるので印字ヘッドとしての印字ドット数を増す
ことができる。本発明の第一実施例である樹脂フィルム
4は、厚さが20μmのポリイミド樹脂フィルム層4−
aの表面に、イオンプレーティングにより厚さ2μmの
TiNのセラミックスによる硬化層4ーbを形成したも
のである。実験によれば、従来の樹脂フィルム4による
衝突回数が4億回であったのが、50%アップの6億回
まで耐久数が向上した。
【0012】なお本発明実施例では、樹脂フィルム4の
樹脂フィルム層4−aにポリイミド樹脂、表面の硬化層
4ーbにTiNを用いて説明したが、これ以外の材質で
もよい。例えば樹脂フィルムの材質としてポリアミド、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリアミドイミド、ポリサルフォン、ポリエーテル
イミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリサルフォン
など高分子材料を、表面の硬化層としてはCrNなどを
用いても同様に耐久性能の向上が図れるという効果を得
ることができる。また、本発明の実施例では、スプリン
グチャージ型のインパクトドットヘッドを用いて、説明
してきたが、直接吸引型のインパクトドットヘッドに用
いても同様な効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】上記した本発明のインパクトドットヘッ
ドによれば、アマチュアとコアの間に表面に硬化層を有
する樹脂フィルムのスペーサを配設した構成としたの
で、アマチュアとコアの耐久性を向上させることがで
き、耐久性、信頼性に優れたインパクトドットヘッドを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインパクトドットヘッドの第1の実施
例を示す三面図。
【図2】図1の本発明のインパクトドットヘッドの印字
ヘッドのA−A’断面図。
【図3】本発明のインパクトドットヘッドの部分断面拡
大図。
【図4】従来例の説明図。
【符号の説明】
1 ベース板 1ーa コア 2 永久磁石 3 ヨーク板 4 樹脂フィルム 4−a 樹脂フィルム層 4ーb 硬化層 5 サイドヨーク 6 アマチュア 7 レバー 8 板バネ 9 バネ押え板 10 印字ワイヤ 11 マグネットコイル 11−a ボビン 11−b コイル 12 ワイヤガイド 13 伝熱部材 14 ノーズ 15 放熱板 16 放熱板 17 FPC基板 18 バックストッパ B 駆動部 C ベース部
フロントページの続き (72)発明者 水野 茂樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号セイコー エプソン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに巻線されたコイルに通電すること
    によりアマチュアを駆動し、前記アマチュアに固着され
    たレバーと前記レバーに接合されている印字ワイヤを駆
    動して、印字媒体に対し衝撃力によりドット印刷をおこ
    なうインパクトドットヘッドにおいて、前記アマチュア
    と前記コアの間に表面に硬化層を有した樹脂フィルムを
    配設したことを特徴とするインパクトドットヘッド。
JP17790692A 1992-07-06 1992-07-06 インパクトドットヘッド Pending JPH0624014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17790692A JPH0624014A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 インパクトドットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17790692A JPH0624014A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 インパクトドットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624014A true JPH0624014A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16039133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17790692A Pending JPH0624014A (ja) 1992-07-06 1992-07-06 インパクトドットヘッド

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JP (1) JPH0624014A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6789964B2 (en) * 2002-03-18 2004-09-14 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Wire dot printer head
US8306336B2 (en) 2006-05-17 2012-11-06 Qualcomm Incorporated Line or text-based image processing tools

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6789964B2 (en) * 2002-03-18 2004-09-14 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Wire dot printer head
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