JP3503300B2 - 画像形成装置の印字ヘッド - Google Patents

画像形成装置の印字ヘッド

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JP3503300B2 JP26721195A JP26721195A JP3503300B2 JP 3503300 B2 JP3503300 B2 JP 3503300B2 JP 26721195 A JP26721195 A JP 26721195A JP 26721195 A JP26721195 A JP 26721195A JP 3503300 B2 JP3503300 B2 JP 3503300B2
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勇一 村上
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Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の印
字ヘッドに係り、とくにヨークとアーマチュアとの接触
面の耐磨耗構造に関する。 【0002】文字や図形を形成する画像形成装置、例え
ばインパクト型ドットプリンタの印字ヘッドは、印字ワ
イヤが衝撃的に駆動されるため、長期間の駆動によりヨ
ークとアーマチュアとの接触面が磨耗し、印字品質を悪
くしている。この接触面の耐磨耗性を向上するため、ヨ
ークとアーマチュアとの接触面に衝撃緩衝体を介在して
いるが、作業性のよい組立構造が強く要望されている。 【0003】 【従来の技術】図3(a),(b) の要部側面図及びそのC−
C断面図に示すように、従来の釈放型の印字ヘッドは、
コイル(消磁コイル)1aを挟む一対のヨーク1でなる
ヨーク構体と、アクチュエータ2とで構成される。 【0004】消磁コイル1aは、ボビン1a−1に巻線
1a−1dを巻回したものである。ヨーク1は、ボビン
1a−1の中央空間部に永久磁石1bを挿入固着した消
磁コイル1aの両側に図示しない接着剤で固着され、両
側一対のヨーク1の一部はアクチュエータ2のアーマチ
ュア2cに接触する位置まで延びて磁路を形成してい
る。ボビン1a−1は、図4(a),(b) の単体斜視図及び
そのD−D断面図に示すように、合成樹脂材のモールド
成形でなり、リング状に成形した巻心部1a−1aと、
この巻心部1a−1aの片側に一体成形したフランジ部
1a−1bとこのフランジ部1a−1bの一部にインサ
ートモールドした2本のリード端子1a−1cとで構成
されている。 【0005】図3に戻って、アクチュエータ2は、所定
数のヨーク構体を所定間隔に並べ接着剤で固着したヘッ
ド取付フレーム3〔図3(a) に2点鎖線で示す〕に、板
ばね2dの一端が固定されて他端にアーマチュア2cが
一対のヨーク1に対向して連接され、さらにその先端に
印字ワイヤ2aを直角に固着したビーム2bを連接して
いる。 【0006】また、印字ワイヤ2aの先端部はワイヤガ
イド3aに案内されており、ヨーク1とアーマチュア2
cとの間には衝撃による接触面の磨耗を防止するポリイ
ミド樹脂など、耐熱、耐衝撃性を有する耐磨耗シート4
が介挿されている。 【0007】さらに、消磁コイル1aの両側に固着した
一対のヨーク1は、アーマチュア2cに接触する位置ま
で延びて磁路を形成するが、先に本特許出願人が平成7
年6月14日に出願した特願平7−147332に記載
しているように、そのヨーク1間に形成された凹所1c
内には、ヨーク1の素材より体膨張係数の大きな耐熱、
耐衝撃性を有する耐磨耗材でなるブロック状の衝撃緩衝
体1c−1〔図3(a)の斜線部分〕が固着されている。
そして、一対のヨーク1の、アーマチュア2cとの接触
面及び衝撃緩衝体1c−1は同時平面研削により略面一
に仕上げられている。 【0008】このように構成された印字ヘッドは、消磁
コイル1aに通電することにより、永久磁石1bの磁束
を打ち消して板ばね2dのばね力に抗して永久磁石1b
に常時、吸引されているアーマチュア2cを釈放する。
釈放されると、印字ワイヤ2aが板ばね2dの復帰ばね
力により飛び出す。印字ワイヤ2aの先端とプラテン5
との間にはインクリボン6(普通用紙の場合に必要)と
印刷用紙7とがあり、インパクトプリントを行ってい
る。 【0009】なお、行プリンタ装置では印字ヘッドは1
個でなく、複数の印字ヘッドがヘッド取付フレームに印
刷の桁方向に列設されてユニット化されている。この行
プリンタ装置では1行の桁数に合わせて所定数の印字ユ
ニットが組み込まれ、その複数の印字ヘッドの中、印字
パターンに対応した印字ワイヤが印字命令により駆動さ
れて印刷が行われる。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記印字ヘッドのヨークとアーマチュアとの接触面
に対する耐磨耗構造によれば、衝撃緩衝体はヨーク間の
アーマチュアとの接触面位置に形成した狭い凹所内に固
着されるため、組立の作業性が極めて悪いといった問題
があった。 【0011】上記問題点に鑑み、本発明は衝撃緩衝体の
組込みを作業性のよい組立構造にした画像形成装置の印
字ヘッドを提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係る印字へッドは、コイルが
巻かれた巻き芯部と巻き芯部の片側に形成されたフラン
ジ部とで構成されたボビンと、前記巻き芯部の両側から
前記ボビンを挟む1対のヨークと、を備え、前記1対の
ヨークの一端面に、印字ワイヤーに連なるアーマチュア
を吸引衝突させる画像形成装置の印字ヘッドにおいて、
前記ボビンに、前記1対のヨークの一端面と略面一とな
る衝撃緩衝部を一体成形する構成とした。 【0013】請求項1に記載の画像形成装置の印字ヘッ
ドは、ボビンの巻き芯部の両側から1対のヨークで挟ん
で組立てると、ボビンに一体成形された衝撃緩衝部が1
対のヨークの間に組み込まれる。したがって、組立作業
を簡易化し作業性を改善することができる。 【0014】しかも、ボビンに一体成形された衝撃緩衝
部は、アーマチュアを吸引衝突させる1対のヨークの一
端面と略面一となっているので、従来同様にアーマチュ
アの衝撃力を緩衝し、ヨークとアーマチュアの双方の接
触面の磨耗の進行を抑制することができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施例に基づ
いて本発明の要旨を詳細に説明する。なお、全図をとお
して従来において説明した構成要素と同一のものは同一
符号を用い説明を省略する。 【0016】図1(a),(b) の要部側面図及びそのA−A
断面図に示すように、本発明の釈放型の印字ヘッドにお
いては、従来と同じように消磁コイル11の両側を挟む
一対のヨーク1でなるヨーク構体とアクチュエータ2と
で構成するが、一対のヨーク1間のアーマチュア2cと
の接触位置に形成された凹所1cを埋める衝撃緩衝部1
1a−4を消磁コイル11のボビン11aと一体化した
点が従来とは異なる。 【0017】ボビン11aは、その素材にヨーク1の素
材、即ちパーメンジュールより体膨張係数の大きな耐
熱、耐衝撃性を有する耐磨耗性樹脂材、例えばポリイミ
ド樹脂やカーボン繊維入りのポリフェニレンサルファイ
ド樹脂(PPS)を用い、前者は圧縮成形により、後者
はモールド成型により形成する。なお、磨耗試験によれ
ば、後者が優れる。 【0018】このボビン11aは、図2(a),(b) の単体
斜視図及びそのB−B断面図のそれぞれに示すようにリ
ング状に成形した巻心部11a−1と、巻心部11a−
1の片側に一体成形したフランジ部11a−2と、この
フランジ部11a−2の後端縁部を突出させてインサー
トモールドした2本のリード端子11a−3(巻線11
cの両端がそれぞれに接続される)と、フランジ部11
a−2の中央前縁部をヨーク1間の凹所1c(図1参
照)まで一体膨出し2点鎖線で示す巻線11cが巻線作
業時に触れない形状の衝撃緩衝部11a−4とを備え構
成する。 【0019】ヨーク構体の組立は、先ず、ボビン11a
の巻心部11a−1に巻線11cをフランジ部11a−
2の内側面に沿って所定回数だけ巻回し、巻線11cの
両端をリード端子11a−3にはんだ付け接続して消磁
コイル11を完成する。 【0020】次いで、消磁コイル11のボビン11aの
中央空間部に永久磁石1bを挿入し、さらにボビン11
aのフランジ部11a−2の外側面と巻線11cの外側
面のそれぞれにヨーク1を当てて、図示しない治具によ
り位置決めして永久磁石1bと共に図示しない接着剤で
固着することで、一対のヨーク1と消磁コイル11とを
一体化したヨーク構体を完成する。 【0021】そのとき、一対のヨーク1間の凹所1cに
はボビン11aの衝撃緩衝部11a−4が存在する。さ
らに、所定数のヨーク構体をヘッド取付フレーム3に図
示しない治具を用いて桁方向、所定間隔に位置決めし接
着剤で固着する。そうして、各ヨーク構体間の隙間には
弾性を有する接着剤(図示略)を注入固着し、固着後、
衝撃緩衝部11a−4及びヨーク1の、アーマチュア2
cとの接触面を一括して同時平面研削により面一に研磨
する。 【0022】この後、それぞれのヨーク構体に対応して
板ばね2d、アクチュエータ2及び耐磨耗シート4を組
み込んで印字ヘッドとし、所定数の印字ヘッドでなる印
字ヘッドユニットを完成する。 【0023】このように、一対のヨーク間のアーマチュ
アとの接触位置に形成された凹所を埋める衝撃緩衝部を
消磁コイルのボビンの一部に一体的に付加することによ
り、消磁コイルを一対のヨークで挟んで組み立てたとき
には、ボビンと一体化された衝撃緩衝部が凹所に位置し
て組み込まれることになるため、従来の別体の衝撃緩衝
体を別作業で埋設するのに比べて組立作業が簡易化され
作業性を改善向上することができる。 【0024】しかも、ボビンの素材は、ヨークの素材よ
り体膨張係数の大きなモールド成形可能な耐磨耗材を用
い、ヨークの接触面と面一の接触面を凹所に露出するこ
とにより、従来同様にアーマチュアとの衝撃を緩衝し、
アーマチュアとヨークのそれぞれの接触面及び耐磨耗シ
ートの磨耗の進行を抑制することができる。 【0025】 【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
消磁コイルのボビンを耐磨耗樹脂材で成型し、そのフラ
ンジ部の一部を衝撃緩衝部に形成し一対のヨーク間の凹
所に埋めて組立てることにより、組立ての作業性を改善
できるとともに、この衝撃緩衝部はヨーク、アーマチュ
ア及び耐磨耗シートの磨耗の進行をも抑制することがで
きるといった産業上極めて有用な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明による一実施例の要部側面図及びその
A−A断面図 【図2】 図1のボビンの単体斜視図及びそのB−B断
面図 【図3】 従来技術による要部側面図及びそのC−C断
面図 【図4】 図3のボビンの単体斜視図及びそのD−D断
面図 【符号の説明】 1 :ヨーク 1c :凹所 2c :アーマチュア 11 :コイル(消磁コイル) 11a :ボビン 11a−2 :フランジ部 11a−4 :衝撃緩衝部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−148943(JP,A) 特開 平7−227975(JP,A) 特開 平6−227002(JP,A) 特開 平4−351557(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/28 B41J 2/235

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コイルが巻かれた巻き芯部と巻き芯部の
    片側に形成されたフランジ部とで構成されたボビンと、 前記巻き芯部の両側から前記ボビンを挟む1対のヨーク
    と、を備え、 前記1対のヨークの一端面に、印字ワイヤーに連なるア
    ーマチュアを吸引衝突させる画像形成装置の印字ヘッド
    において、 前記ボビンに、前記1対のヨークの一端面と略面一とな
    る衝撃緩衝部を一体成形することを特徴とする画像形成
    装置の印字ヘッド。
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