JPH05147000A - 多重式連続型打抜方法およびこれを実施する装置 - Google Patents

多重式連続型打抜方法およびこれを実施する装置

Info

Publication number
JPH05147000A
JPH05147000A JP31454091A JP31454091A JPH05147000A JP H05147000 A JPH05147000 A JP H05147000A JP 31454091 A JP31454091 A JP 31454091A JP 31454091 A JP31454091 A JP 31454091A JP H05147000 A JPH05147000 A JP H05147000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
cutting
sheet
kerf
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31454091A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Suzuki
正一 鈴木
Takeyuki Suzuki
健之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP31454091A priority Critical patent/JPH05147000A/ja
Publication of JPH05147000A publication Critical patent/JPH05147000A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は例えば紙、ゴム等のシート状の被加
工物を型抜きを行うのに最適な多重式連続型打抜方法お
よびこれを実施する装置に関し、有効加工面積を広げて
生産能率が高くコスト安にし、用紙の抜代を極小にして
も切刃の食付きがなく、仕上がりや切断端面が綺麗で製
品の歩留りを良くすることを目的とする。 【構成】 シート状の被加工物を載置するテーブル1に
対して抜型4を所望寸法づつ相対的に移動自在に設け且
つテーブル1を昇降自在に設け、切刃を分解した分解切
刃要素を抜型4に整列化して設ける構成により、被加工
物に形成される先行する切溝と後続の切溝とを合成し、
組合せて所望形状の製品Sを型抜きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば紙、プラスチッ
ク・フィルム、ゴム等のシート状の被加工物に所望形状
の型抜きを行うのに最適な多重式連続型打抜方法および
これを実施する装置に関し、被加工物を連続して抜型に
より打抜かれる切溝の合成組合せによって完成された所
望形状の製品に型抜きが行え、装置の有効加工面積の有
効利用をはかるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば包装用箱、包装用パッキ
ン、台紙等を一定サイズの用紙から型抜きを行うのには
図19および図20に示すようなプレス型抜装置を使用
することによって所望形状の製品に型抜きしていた。
【0003】すなわち図19および図20に示すプレス
型抜装置は、供給される用紙yを加工位置に位置決め
し、且つモータM′等の駆動源からの回転駆動力を偏心
カム51と、該偏心カム51を回動可能に抱持する転動
輪52を一端に設けたクランク軸53等の動力伝達部品
を介して直線的な往復運動(上下運動)に変換して型枠
取付ベース54に対して昇降自在に設けたテーブル50
と、該型枠取付ベース54の下面に着脱可能に装着され
る抜型55とから形成されるものがあった。
【0004】そしてテーブル50の上面の所定加工位置
に用紙yを手動によって供給するかまたはローラ・コン
ベア、真空吸着装置等の自動供給装置により用紙yをテ
ーブル50上の所定加工位置に供給すると、モータM′
が駆動して偏心カム51が回転し、該偏心カム51を抱
持する転動輪52を一端に有するクランク軸53,53
の昇降操作により該型枠取付ベース54に取付けられた
抜型55に対して前記テーブル50が上昇し、用紙yに
前記抜型55の下面に僅かに露出している切刃によって
一度に数個分の箱の展開状態に相当する製品を型抜き
し、その後、型抜きされた用紙yを図20において向側
または手前側としての旧位に排出することにより型抜作
業を行っていた。
【0005】そして従来の抜型55は図22に示すよう
に、例えばベニヤ合板によって形成されるベース基板5
7と、該ベース基板57に刃先部56aが僅かに露出す
るように所望の箱の展開形状に基部が植設された切刃5
6と、型抜きされた紙形を次期の型抜きに備えて切刃5
6に対する食付から分離して復帰するためにベニヤ合板
の所望個所に適宜数、接着した復帰用の緩衝体58とか
ら形成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って図19および図
20に示す上記従来のプレス抜型装置を使用してテーブ
ル50上に供給される一定サイズの用紙yから例えば図
21に示すような包装用箱等の製品S″を型抜きする場
合に、抜型55および型枠取付ベース54に対してテー
ブル50上の所定個所に供給されて来る用紙yがテーブ
ル50と一緒に装置の一定個所において抜型55に対し
て昇降自在になる構造であり、テーブル50上には型抜
作業と、用紙yのテーブルへの挿入作業と、型抜後の用
紙yの排出作業との各作業工程に必要な面積をテーブル
上に確保しなければならないため、装備される型枠取付
ベース54および抜型55の大きさを大きくすると、装
置全体が大型化されるという不都合が見られた。
【0007】このため無制限に装置全体を大きいものを
用いることは工場等の敷地面積の関係から実際上でき
ず、製品S″を型抜きする場合の装置の有効加工面積
M′は一定の制約を受けていた。
【0008】しかも従来の型抜方法においては製品S″
の型抜作業には、用紙yのテーブル50への供給工程
と、テーブル50の繰返しの昇降操作によって行われる
型抜工程と、型抜後の用紙yの排出工程とより1工程を
終了するが、一定個所に備え付けられた抜型55に対し
てテーブル50が昇降操作することにより型抜きが行わ
れる構造であるので、1工程の下で1枚の用紙yから型
抜きされる箱の略展開形状の製品S″の型抜数に限りを
生じ、生産能率が低くなっていた。しかも複雑な形状で
複雑な加工を要する製品の型抜きには抜型自体の構造、
特に切刃56の配列等が複雑で緻密になり、その製作に
時間と手間がかかり、コスト高になる等、不向きであっ
た。
【0009】また製品S″を型抜きするのには1度のテ
ーブル50の昇降動作によって用紙yに型抜きするの
で、生産効率をあげようとして抜型55には例えば箱の
展開形状の切刃56を数個設置するのに隣接する切刃5
6間の間隙tが充分に広い場合には、抜型55の製作お
よび設計は容易であるが、抜型55が大面積化すること
になる。
【0010】しかも型抜時における製品S″の用紙yに
占める割合よりも廃棄されるべき用紙yの抜代(残余
部)の面積が広くなるので、用意される用紙yの無駄に
なり不経済であるとともに結局、1度に型抜きされる製
品S″の数が小数になり、生産能率は低く、コスト高に
なっていた。
【0011】反対に抜型55における輪郭線を描く切刃
56,56相互間の間隙tが極小であり、用紙yの製品
S″,S″相互間に形成される抜代(残余部)が例えば
1mm以下の抜代になる場合には、型抜工程時に用紙y
がテーブル50とともに抜型55に対して上昇すると、
切刃56,56によって型抜きされる製品S″,S″の
切溝が1箇所に複数回、形成されるという重ね抜きを生
じて完全な製品S″を得ることができなかったり、用紙
yに切刃56が食付いて型抜作業が円滑に行えなかった
り、折角、型抜きされた略箱形の製品が応力により塑性
変形し、所望の綺麗な仕上がり面や切断端面を有する完
全な製品S″を得ることはできず、歩留りが悪くなる。
その上、抜型55に対する用紙yの位置決め等を正確に
行わなければならない等の熟練さを必要としていた。
【0012】本発明は上記従来の不都合を解決し、装備
される型枠取付ベースおよび抜型の大きさが一定寸法で
あっても1台の装置当りの有効加工面積を広げ、製品の
型抜数を増大して生産能率を高くコスト安にし、また複
雑な形状の製品の型抜きを容易にし、しかも製品相互間
の間隙を極力狭めて用紙の抜代を極小にするのを可能に
するとともに抜型の用紙等に対する切刃の食付きを生ぜ
ず円滑に型抜きが行え、さらには型抜きされる製品が応
力により塑性変形するのを阻止して綺麗な仕上がり面や
切断端面の製品が得られ、製品の歩留りが良い多重式連
続型打抜方法およびこれを実施する装置を提供するのに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本方法発明は上記課題を
解決するために、シート状の被加工物を載置し且つ昇降
自在になるテーブルと、所望の完成形状をなす切刃を分
解した数区分の分解切刃要素を単一のベース基板に設け
前記テーブルに対して相対的に所望寸法づつ移動自在に
テーブルの上方に設けた抜型とを備え、該抜型を前記テ
ーブルに対して所望寸法づつ相対的に且つ間欠的に移動
送りしながら前記テーブルの昇降動作を繰り返して前記
被加工物に前記分解切刃要素にて切溝を順次形成し、該
切溝のうち先行する切溝と以後の後続の切溝との合成組
合せにより完成された所望形状の切溝を型抜きするとい
う手段を採用した。
【0014】また本装置発明は、シート状の被加工物を
載置するテーブルと、所望の完成形状をなす切刃を数区
分に分解した分解切刃要素を単一のベース基板に設け且
つ前記テーブルの上方に設けた抜型とから成り、前記テ
ーブルまたは前記抜型の一方を他方に対して相対的に長
手方向に移動自在に設けるとともに該長手方向に対して
高さ方向に前記テーブルまたは前記抜型の何れかを昇降
自在に設けるという手段を採用した。
【0015】
【作用】テーブル上に一定サイズの用紙を供給すると、
テーブルに対して抜型が所望寸法づつ移動するとともに
抜型に対してテーブルが昇降動作を繰り返すことによ
り、抜型に整列化して配列した分解切刃要素にて用紙に
は切溝が順次形成され、この切溝の先行するものに後続
のものを合成して組合わせられ、製品の型抜が連続して
行なえる。
【0016】
【実施例】以下、図1乃至図9に従って本特定発明の一
実施例を使用する装置とともに説明する。図1、図2に
おいて1はシート状の被加工物としての用紙yを所望寸
法づつ間欠送りし且つ後記抜型4に対して長手方向Xに
交叉する高さ方向Zに昇降自在に設けられたテーブルで
あり、このテーブル1は脚部2が床面3に設置固定され
る固定テーブル1Aと、該固定テーブル1Aに対して長
手方向Xに移動自在に設けられた可動テーブル1Bとか
ら形成される。
【0017】図3および図4に示す如く前記固定テーブ
ル1Aは、対向する左右の内側壁に断面略コ字状の案内
溝1a,1aを設け、この案内溝1a,1a内には前記
可動テーブル1Bの左右の外側に設けた案内凸条部1
b,1bが摺動自在に遊嵌されることによって前記可動
テーブル1Bは固定テーブル1Aに長手方向Xに移動自
在に支持される。
【0018】この実施例に使用する前記被加工物として
は、後記抜型4の大きさよりも僅かに縦横の寸法が大き
い一定サイズの紙で形成された図1および図2に示すよ
うな用紙yが使用されているが、被加工物としてはこの
外にプラスチック・フィルム、ゴム、マグネット・ゴ
ム、スポンジ、フェルト、布、金属薄板等のシート状物
が使用される。
【0019】図1乃至図6において4は前記テーブル1
に対して前記長手方向Xに相対的に所望寸法づつ移動自
在になるように設けられた抜型であり、この抜型4は前
後左右を囲繞する型枠保持フレーム5内に図示の実施例
においては、例えば所望個数のクランプ・ジャッキ6等
の機械的な締付固定具によって着脱自在に取付けられ
る。
【0020】このような機械的な締付固定具によって抜
型4を前記型枠保持フレーム5内に着脱自在に固定する
ほか、抜型4の合成ベニヤ4′にマグネット等の磁気吸
着部品を数個、装着することにより、その磁気吸着力を
利用して抜型4を型枠保持フレーム5に着脱自在に固定
するようになしてもよい。
【0021】図1乃至図3において前記テーブル1の可
動テーブル1Bを長手方向Xに所望寸法づつ移動自在に
する手段としては、駆動源としてのモータM1と、該モ
ータM1の駆動力を例えばモータ・シャフト7に装着し
たプーリ8、ベルト9、該ベルト9に捲回されたプーリ
10等の動力伝達部品を介して回転されるボールスクリ
ュウ・ロッド11と、前記可動テーブル1Bの下面に装
着され該ボールスクリュウ・ロッド11に螺合されるボ
ール・ネジ部12とから形成される。
【0022】そして駆動源としてのモータM1が回転駆
動することにより、プーリ8、ベルト9、プーリ10等
の動力伝達部品を介してボールスクリュウ・ロッド11
が回転駆動されるので、このボールスクリュウ・ロッド
11に螺合されているボール・ネジ部12を下面に装着
している可動テーブル1Bは長手方向Xに移動自在にな
る。
【0023】また前記テーブル1を高さ方向Zに移動自
在にする手段としては、図2乃至図4に示す如く前記固
定テーブル1Aの略中央の左右側面に突設された摺動突
起13,13と、該摺動突起13,13を高さ方向Zに
摺動自在に支持するように対向して前記脚部2に設けた
平面略コ字状の案内壁部14,14と、駆動源としての
モータM2と、該モータM2のモータシャフト15に装
着されるプーリ16と、テーブル1の下方に回転自在に
架設される駆動軸17と、該駆動軸17に装着されるプ
ーリ18と、前記プーリ16,18に捲回されるベルト
19と、前記駆動軸17の左右端に装着される偏心カム
20a,20aと、該偏心カム20a,20aを回転自
在に抱持するための転動輪20を一端(下端)に設ける
とともに他端(上端)が前記固定テーブル1Aの左右の
下面を固定して支持するクランク軸21,21とから形
成される。
【0024】そして駆動源としてのモータM2が回転駆
動されると、その回転駆動力はプーリ16、ベルト1
9、プーリ18等の動力伝達部品を介して駆動軸17が
回転されるので、この駆動軸17の回転に伴って偏心カ
ム20a,20aは一体に回転される。従ってこの偏心
カム20a,20aを抱持する転動輪20を一端に設け
ているクランク軸21,21は直線的に上下方向に移動
自在になるので、テーブル1は高さ方向Zに移動自在に
なる。
【0025】また前記抜型4は、図5および図6に示す
ように、単一のベース基板としてのベニヤ合板4′と、
所望の完成形状、例えば図16に示すような従来の平面
略矩形をなす切刃60を基準として異方向性成分、例え
ば縦方向成分イと横方向成分ロとの数区分に分解して整
列化し、それ等の刃先部22a,23aが各々露出する
ように基部22b,23bを前記ベニヤ合板4′に植設
した分解切刃要素22,23と、型抜きされる用紙yを
分解切刃要素22,23の食付きからその弾性復元力に
て食付きを解放するために前記ベニヤ合板4′の所望個
所に接着するスポンジ・ゴム等の復帰用の緩衝体4′a
とから形成される。
【0026】このうち切刃の横方向成分ロは、長さが略
10mmの多数の分解切刃要素22を縦方向(図5、図
6においては横方向)に略3mm間隔に多段に整列化し
て配列し、また前記縦方向成分イの分解切刃要素23は
前記分解切刃要素22から略10mmの間隔をあけて最
上段(図5において左列)から最下段(図5において右
列)までの前記分解切刃要素22,22相当する長さL
にわたって縦1列に配列される。
【0027】また前記抜型4と、この抜型4を型抜きに
際して着脱自在に支持、固定するための型枠保持フレー
ム5とをテーブル1に対して相対的に長手方向Xへ所望
寸法づつ移動自在にするための手段としては、前記案内
壁部14,14の上面に前記テーブル1を横切るように
架設され且つその対向する左右の内側にガイド溝24
a,24aを有するヘッド本体24と、回転自在なモー
タ・シャフトをスクリュウ・ロッド25として形成する
とともに前記ヘッド本体24に一体的に固定された駆動
源としてのモータM3と、前記ヘッド本体24の前記ガ
イド溝24a,24a内に遊嵌される摺動突条部26
a,26aを左右の側面に設け、前記スクリュウ・ロッ
ド25が螺合されるように前記ヘッド本体24の天板2
4bと、該天板24bに対するすり合わせ面とに衝合す
ることによって略正円を形成するような断面略半円状の
雌ねじ部26b,24cを有する型枠取付ベースとして
のスライド板26とから形成される。
【0028】そしてテーブル1の所望位置に被加工物と
しての用紙yが供給されて駆動源としてのモータM3が
回転駆動し、スクリュウ・ロッド25が回転されると、
このスクリュウ・ロッド25に夫々、上下から衝合され
ることによって略正円をなすように螺合される夫々断面
略半円状の雌ねじ部26b,24cのうち、下側の雌ね
じ部24cを有するスライド板26は所望寸法づつ、固
定テーブル1Aに固定したヘッド本体24に対して長手
方向Xに摺動自在になる。
【0029】なお型枠保持フレーム5をスライド板26
に着脱自在に固定するのには、例えばスライド板26の
左右の側面にガイド長溝26cを設け、このガイド長溝
26c内を摺動自在になる吊金具5A,5Aによって型
枠保持フレーム5をスライド板26の下面に摺動自在に
取付ける等の公知の方法による(図5、図6参照)。
【0030】本発明を実施するのに使用する装置の一例
は以上の如くであり、本特定発明の一実施例を以下、工
程順に説明する。
【0031】先ず第1工程として一定サイズの用紙yを
使用して縦が略3mmの長さで横が略10mmの長さの
略矩形の製品S(図17および図18参照)を多段、多
列に打抜、成型するにはテーブル1の可動テーブル1B
の挿入位置に用紙yをセットする(図1、図2参照)。
【0032】これには図には示さないストッパに当接す
るまでテーブル1の可動テーブル1B上に用紙yを手動
によるかまたは図には示さない真空吸着装置、ローラ・
コンベア等の自動供給装置によって供給し、可動テーブ
ル1Bの所定位置に載置する。
【0033】テーブル1の所定の挿入位置に用紙yが供
給されると、駆動源としてのモータM1が駆動し、プー
リ8、このプーリ8に捲回されているベルト9、プーリ
10等の動力伝達部品を介してボールスクリュウ・ロッ
ド11が回転されるので、このボールスクリュウ・ロッ
ド11に螺合されているボール・ネジ部12を介して可
動テーブル1Bが固定テーブル1Aに対して所定の加工
位置Iまで前進する(図1参照)。
【0034】この際、可動テーブル1Bの停止位置を検
知するのには例えば公知のリミット・スイッチ、マイク
ロ・スイッチ、磁気スイッチ等が使用され、そのほか光
学的または磁気的なセンサーを使用し、モータM1の駆
動を制御することにより行う。
【0035】次いで第2工程としてこのように所定の加
工位置Iまで用紙yが移動すると、駆動源としてのモー
タM2が駆動し、このモータM2の回転力をプーリ1
6、ベルト19、プーリ18等の動力伝達部品を介して
駆動軸17が回転されるので、この駆動軸17の左右の
端部に装着されている偏心カム20a,20aを抱持す
る転動輪20,20を一端に有するクランク軸21,2
1は上下動する(図4参照)。これによりこのクランク
軸21,21の上端に支持されているテーブル1は、そ
の左右に突設した摺動突起13,13が脚部2に対向し
て設けた平面略コ字状の案内壁部14,14内を摺動、
案内されて上昇する。
【0036】従って可動テーブル1Bの所定の加工位置
Iに供給されている用紙yには、その挿入側の端(図1
および図2において右端)から所定の位置に、図16
(A),(B)の平面略矩形の完成形状をなす従来の切
刃60を基準にして図5および図6に示す如く前記切刃
60を分解することにより夫々整列化して抜型4に設け
た異方向成分である横方向成分ロとしての分解切刃要素
22によって図7の実線にて示すように、略3mm毎の
間隔をあけて略10mmの長さに横方向に切込まれた多
数の切溝K1と、縦1列に設けた縦方向成分イとしての
分解切刃要素23によって図7の実線に示すような縦長
の1本の切溝K2とが前記切溝K1の一端から略10m
mの間隔をあけて縦に形成される。
【0037】このように前記工程によって一定サイズの
用紙yに第1列に形成された横方向の多数の切溝K1
と、第2列目には縦方向の1本の切溝K2とが夫々切込
まれた後は、第3工程として駆動源としてのモータM2
が駆動することにより、クランク軸21,21が降下し
てテーブル1は抜型4に対して降下する。
【0038】なおテーブル1の昇降動作は、図には示さ
ないスイッチによってモータM2の駆動を制御し、昇降
高さを制御することによって行う。
【0039】その後、第4工程として駆動源としてのモ
ータM3を駆動してスクリュウ・ロッド25を回転する
と、ヘッド本体24とのすり合わせ面にスクリュウ・ロ
ッド25が螺合する断面略半円状の雌ねじ部26bを有
するスライド板26は、所望寸法、例えば本実施例にお
いては最初の加工位置Iから略10mm程度前進する。
従ってこのようなスライド板26の前進に伴ってこのス
ライド板26の下面に着脱自在に取付けられている型枠
保持フレーム5および抜型4はスライド板26と一緒に
略10mm程度の距離を移動して停止する。
【0040】この際、モータM3の駆動制御は、例えば
リミット・スイッチ、マイクロ・スイッチ、磁気スイッ
チによって制御されるほか、磁気スケール等の磁気セン
サー、そのほか光学的なセンサー等を使用することによ
り移動距離を計測し、停止位置を検知する等することに
より容易に行なえる。
【0041】そして第5工程として再びモータM2が駆
動し、クランク軸21,21が上昇すると、このクラン
ク軸21,21の上端に固定されているテーブル1が抜
型4に対して上昇するので、用紙yには図8の実線に示
すように抜型4に対するテーブル1の第1番目の上昇に
よって形成された横方向の多数の切溝K1に一端が連続
し、他端が第1番目に形成された縦長の切溝K2に達す
るような破線にて示され横方向に長さ略10mm程度に
伸びた多数の切溝K′1が形成される。
【0042】また同時に図8の実線に示すようにテーブ
ル1の第1回目の上昇によって縦長に形成された前記切
溝K2に対して略並行に略10mm程度の間隔をあけて
点線に示すような縦長の切溝K′2が形成される。
【0043】その後、第6工程として駆動源としてのモ
ータM2が駆動してクランク軸21,21が再び降下す
ると、型枠保持フレーム5およびこの型枠保持フレーム
5に取付けられた抜型4に対してテーブル1が降下す
る。
【0044】そして第7工程としてモータM3が駆動す
ることにより、スクリュウ・ロッド25が駆動し、この
スクリュウ・ロッド25に螺合している雌ねじ部26b
を有するスライド板26およびこのスライド板26の下
面に取付けられている型枠保持フレーム5、抜型4は、
一体に所望寸法、この実施例においては略10mm程度
前進して停止する。
【0045】それから第8工程として駆動源としてのモ
ータM2が駆動してクランク軸21,21が再び上昇す
ると、抜型4に対してテーブル1が上昇して図9の実線
に示すように用紙yには第1回目の前記テーブル1の上
昇によって形成される縦方向の切溝K2に一端が連続し
他端が2回目のテーブル1の上昇によって破線で示した
縦方向の切溝K′2に達するまで一点鎖線に示すような
長さが略10mm程度の横方向の多数の切溝K″1が連
続して形成されるとともにテーブル1の2回目の上昇に
よって切込まれた切溝K′2に対して平行に一点鎖線に
示す切溝K″2が切込まれる。こうして図9に示すよう
に、用紙yには縦の長さが略3mm程度で、横の長さが
略10mm程度の略矩形の製品Sが多数、多段に形成さ
れる。
【0046】以後上記操作と同様に、駆動源としてのモ
ータM3を駆動して抜型4をテーブル1に対して所望寸
法づつ間欠的に所望回数、移動しながら、モータM2を
駆動して抜型4に対してテーブル1の昇降動作を繰返し
て行うと、用紙yには抜型4に形成される異方向成分と
しての縦方向成分イである分解切刃要素23によって後
続の縦長の切溝K″2が先行する縦長の切溝K′2に略
並行に形成され、また横方向成分ロである分解切刃要素
22にて後続の横長の切溝K′1,K″1が先行する切
溝K1に連続して多数、多段に合成され、組合わされる
とともに横長の多段の前記切溝K1,K′1,K″1に
対して先行する縦長の切溝K2,K′2,K″2が交叉
して切込まれて合成され、組合わせることにより、縦の
長さが略3mmで且つ横の長さが略10mm程度の略矩
形の製品Sが多数、多段に自動的に型抜きされる。
【0047】さらに駆動源としてのモータM1が駆動し
てボールスクリュウ・ロッド11が逆回転すると、この
ボールスクリュウ・ロッド11が螺入しているボール・
ネジ部12を有する可動テーブル1Bが抜型4に対して
相対的に挿入方向とは反対方向(旧方向)に後退するの
で、可動テーブル1Bと一緒に前記工程において多段、
多列に製品Sが型抜きされた用紙yは挿入方向(前方)
とは反対方向に移動して排出される。
【0048】また上記説明では被加工物としての用紙y
から製品Sを型抜きする場合に、用紙yが可動テーブル
1Bの移動によって加工位置Iへの挿入と、旧方向への
排出位置との往復方向に移動し、しかもこの加工位置I
への挿入と排出位置との間で用紙yを所望寸法づつ間欠
的に移動するとともに相対移動する抜型4に対してテー
ブル1上の用紙yを昇降動作させることによって用紙y
から製品Sを連続的に多数、多段に型抜きを行うが、型
抜後の用紙yを排出するのには、前記モータM1を正転
してボールスクリュウ・ロッド11を正転させることに
より、可動テーブル1Bを前進して用紙yを挿入方向
(前方)へ排出するようにしてもよい。
【0049】以後は型抜きされた用紙yを可動テーブル
1Bから取外し、その後、この用紙yから製品Sを抜取
ることにより、所望の寸法、すなわち縦が略3mmで横
が略10mm程度の長さの平面略矩形の製品Sを得る。
【0050】このようにして抜型4に対して被加工物が
相対的に長手方向Xへ移動することにより、異方向成分
を構成する横方向成分ロとしての分解切刃要素22と、
縦方向成分イとしての分解切刃要素23とを単一の取付
ベースとしてのベニヤ合板4′に整列化して設けた抜型
4によって用紙yには先行する切溝K1,K2と、以後
の後続の切溝K′1,K′2;K″1,K″2とが合成
され、組合わされることにより、所望の大きさの略矩形
の製品Sが連続して型抜きされるので、装置の有効加工
面積Mは抜型が一個所に取付けられている固定的な従来
の装置および方法とは異なりテーブル1の略全域に拡張
され、装置全体に及ぶ。
【0051】しかも縦方向成分イと横方向成分ロとの分
解切刃要素22,23により形成される切溝K1,K
2;K′1,K′2;K″1,K″2の連続した組合わ
せによる合成加工によって一度に多段、多列の製品Sが
連続して用紙yには型抜きされるので、隣接する製品S
相互間の抜代は縦横とも図9に示すように不要になると
ともに用紙yに縦方向成分イおよび横方向成分ロの夫々
の分解切刃要素22,23が食付いたり、製品Sに分解
切刃要素22,23および抜型4からの無理な荷重がか
からないので、製品Sは応力により塑性変形を起こさず
綺麗な仕上がり面を呈し、しかも分解切刃要素22,2
3による切断端面は歪みがなく、綺麗な切口になる。従
って出来上がる製品Sの歩留りは良い。
【0052】なお図10乃至図14に示すものは本方法
発明の第2実施例を示すものであり、この第2実施例は
図15(A)に示すような略馬蹄形の製品S′を用紙y
から型抜きするのに、抜型4の切刃を異方向成分、例え
ば図14に示す如く横方向成分ロを略馬蹄形の外刃に相
当する第1の分解切刃要素22Aと、該分解切刃要素2
2Aに対して略同心円的に組合わすことにより、合成さ
れる略馬蹄形の内刃に相当する第2の分解切刃要素22
Bと、さらには前記第1および第2の分解切刃要素22
A,22Bの解放端を閉鎖する縦方向成分イとしての縦
長の第3の分解切刃要素23Aとの数区分に分解し、整
列化してそれ等の刃先部22a,23aが各々露出する
ように前記分解切刃要素22A,22B,23Aの基部
を単一のベース基板としてのベニヤ合板4′に植設し
た。
【0053】そして図14に示すように、第1の前記分
解切刃要素22Aの半円部40の直径φ1は略7mm程
度であり、該半円部40から略並行して伸びる直線状の
解放足部41,41の長さは夫々略7mm程度に形成さ
れる。この第1の分解切刃要素22Aは、例えばベニヤ
合板4′の左端4′Aから略15mm程度の位置に配列
され且つベニヤ合板4′の上端4′Bから略38mm程
度の余白長さをもって縦1列に多数が、整列化して多段
に設けられる。しかも上段に位置する分解切刃要素22
Aとその下段に位置する分解切刃要素22A相互間の間
隙は略6mm程度をもって配列されている。
【0054】また第2の前記分解切刃要素22Bは、そ
の半円部42の直径φ2が略5mm程度であり、該半円
部42から略並行して伸びる直線状の解放足部43,4
3の長さは夫々5mm程度に形成される。しかもこの分
解切刃要素22Bは、ベニヤ合板4′の左端4′Aから
略32mm程度の位置に配列され、且つベニヤ合板4′
の上端4′Bから略40mm程度の余白長さをもって縦
1列に多数、整列化して多段に設けられる。しかも上段
に位置する分解切刃要素22Bと、その下段に位置する
分解切刃要素22B相互間の間隙は略10mm程度をあ
けて配列される(図14参照)。
【0055】さらに前記第3の分解切刃要素23Aは、
前記ベニヤ合板4の左端4′Aから略59mm程度、ベ
ニヤ合板21の上端から略38mm程度の余白長さ個所
を始点として略14mm程度の長さをもって縦1列に配
列される。この際、上段に位置する分解切刃要素23A
とその下段に位置する分解切刃要素23Aの間隙は略6
mm程度の長さをもって配列される点が上記第1実施例
の抜型4とは異なる。
【0056】このようにして、可動テーブル1B上の所
望位置に用紙yをセットした後にこのスライド板26お
よびこのスライド板26の下面に着脱自在に取付けた抜
型4に対して用紙yをテーブル1上の所望位置に挿入し
て供給すると、駆動源としてのモータM2が駆動して第
1番目の上昇が行われる。
【0057】そして抜型4に対してテーブル1の第1番
目の上昇によって用紙yには図10の実線に示すように
用紙yの挿入端から所望の型抜余白を介して第1列目に
は異方向成分、すなわち横方向成分ロとしての第1の分
解切刃要素22Aによって多数、多段に切溝K1が整列
化して形成されると同時に所望寸法、すなわち左右方向
には型抜余白が略1mmと後続の前記切溝K′1が組合
わされて合成されるべき造作幅を略2mm程度との合計
略3mm程度の寸法を採った位置に第2の分解切刃要素
22Bによって多数、多段の切溝K2が整列化して1列
に形成されるとともに1列目の切溝K1の挿入端から略
59mmの位置には第3の分解切刃要素23Aによって
3列目の縦長の切溝K3が多段に夫々形成される。
【0058】そして、駆動源としてのモータM2が駆動
して抜型4に対してテーブル1が降下した後に、モータ
M3が駆動し、スクリュウ・ロッド25が回転すること
によりスライド板26とともに抜型4は略15mm程度
の所望寸法、前進する。
【0059】その後、モータM2を駆動して第2回目の
テーブル1の上昇を行うと、図11の破線で示すように
用紙yの2列目には横方向成分ロの第1の分解切刃要素
22Aによって切込まれた略馬蹄形の切溝K′1が第2
の分解切刃要素22Bによって既に形成されている先行
の切溝K2に組合わされて切込まれ、さらに3列目には
第2の分解切刃要素22Bによって形成される略馬蹄形
の切溝K′2に対して既に第3番目の分解切刃要素23
Aによって形成されている縦の切溝K3が組合わされ
る。
【0060】その後、モータM3の駆動によってスクリ
ュウ・ロッド25が回転してスライド板26および抜型
4が再び略15mm程度の所望寸法、前進した後にモー
タM2が回転することによって抜型4に対して第3回番
目のテーブル1の上昇が行われると、用紙yには図12
の想像線に示すように第3列目には第1の分解切刃要素
22Aによって形成された切溝K″1が実線と破線とで
夫々示した先行の略馬蹄形の切溝K′2と直線の切溝K
3とに夫々組合わされて略馬蹄形の製品Sが多段に型抜
きされる。
【0061】同時に用紙yの次段には分解切刃要素22
Bによって想像線で示す略馬蹄形の切溝K″2とさらに
次段には分解切刃要素23Aによって想像線で示す切溝
K″3とが夫々切込まれる。
【0062】以後、順次モータM3を駆動してスライド
板26とともに抜型4を用紙yに対して所望寸法づつ長
手方向Xに移動しながら、モータM2を駆動してクラン
ク軸21,21を上下動することによりテーブル1を抜
型4に対して昇降運動を繰返すと、横方向成分ロとして
の第1および第2の先行の切溝K1,K2と、縦方向成
分イとしての切溝K3とを後続の切溝K′1,K′2,
K′3;K″1,K″2,K″3に順次、組合わせて合
成することにより用紙yには完成された略馬蹄形の製品
Sを多段、多列に得ることができる(図12、図13参
照)。
【0063】なお上記第1および第2の何れの実施例に
おいてもモータM3を駆動してスライド板26および抜
型4を可動テーブル1B上にセットした用紙yに対して
所望寸法づつ、移動(前進)させて型抜きを行うように
しているが、用紙yをセット固定している可動テーブル
1Bの移動量と抜型4の移動量とを異にすることによ
り、可動テーブル1Bに対して抜型4を相対的に移動
し、用紙yが抜型4に対して絶対移動差を生ずるように
して型抜きを行うこともできる。
【0064】またこの場合、上記各実施例には説明しな
かったが、用紙yに型抜きされる製品S,S′の外周に
規格化された外形切溝を形成して用紙yの1シート当り
の製品S,S′の個数を把握して製品管理や在庫管理に
役立たせる場合に、抜型4と可動テーブル1Bとを相対
的に移動して可動テーブル1Bを抜型4に対して昇降動
作することにより用紙yに外形切溝を形成し、そして可
動テーブル1Bと抜型4とを相対的に順送りすることに
より外形切溝内に各分解切刃要素によって型抜きされる
切溝を合成して多数の製品S,S′を型抜きすることも
できる。
【0065】また上記説明においては被加工物としては
紙で形成された用紙yを使用しているが、被加工物とし
てはこのほかにプラスチック・フィルム、ゴム、マグネ
ット・ゴム、スポンジ、フェルト、布、金属薄板等のシ
ート状物が挙げられる。
【0066】そしてこの被加工物が、紙で形成される用
紙ではなくプラスチック・フィルム、ゴム、マグネット
・ゴム、スポンジ等の薄いシート状物を用いる場合に、
テーブル1等に対する摩擦によって静電気等が被加工物
に帯電する場合、または金属箔や金属薄板のように屈曲
されたり、表面に皺を生ずるおそれがある場合には、真
空吸着装置のような非接触式の自動供給装置をシート状
の被加工物の移動に使用することにより、被加工物に静
電気等が帯電したり、被加工物が屈曲されたり、表面に
皺を生ずるのを防止することができるとともに製品を容
易に型抜きできる。
【0067】さらに上記各実施例においては、モータM
1を駆動源として可動テーブル1Bを、またモータM3
を駆動源として抜型4とスライド板26とを移動し、さ
らにモータM2を駆動源としてテーブル1を夫々昇降動
作するようにしているが、これらのモータM1,M2,
M3の代わりにシリンダ等を駆動源とした駆動機構を用
いることによって可動テーブル1Bを移動したり、抜型
4を移動したり、テーブル1を昇降動作するようにして
もよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明は、一定サイズのシ
ート状の被加工物をセットするテーブルに対して抜型を
所望寸法づつ相対的に且つ間欠的に移動送りしながら、
抜型に対してテーブルを昇降動作することにより、被加
工物に抜型の分解切刃要素にて切溝を順次、整列化して
形成し、先行する切溝と後続の切溝とを合成して組合せ
ることにより、完成された所望形状の製品を連続して型
抜できる。
【0069】従って製品を型抜きすべき装置の有効加工
面積は、抜型が一定取付個所に固定的に取付けられた従
来とは異なり抜型が被加工物に対して移動し得るテーブ
ル上の略全面にまで拡張することができる。
【0070】しかも型抜きされる製品相互間の間隙を極
小にして抜代を狭くすることができるとともに抜代が狭
い場合にも切刃に被加工物が食付くことがなく、型抜き
される製品が応力により塑性変形することがない所望の
綺麗な仕上がり面や切断端面の製品を能率良く生産する
ことができ、製品の歩留りが良くなるとともに複雑な形
状、複雑な加工を要する製品の型抜きを行う場合に好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型打抜装置の一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】同じく半断側面図である。
【図3】同じく図1に示すD−D半断面図である。
【図4】同じく図1に示すD′−D′半断面図である。
【図5】本実施例に使用する抜型および該抜型を取付け
る型枠保持フレームの一例を示す下面図である。
【図6】同じく抜型の一例を示す拡大横断面図である。
【図7】本特定発明の第1実施例において用紙に略矩形
の製品を型抜きする第1工程の平面図である。
【図8】同じく第2工程を示す用紙の平面図である。
【図9】同じく第3工程を示す用紙の平面図である。
【図10】本特定発明の第2実施例を示し、略馬蹄形の
製品を用紙に型抜きする第1工程を示す平面図である。
【図11】同じく第2工程を示す用紙の平面図である。
【図12】同じく第3工程を示す用紙の平面図である。
【図13】同じく型抜途中の平面図である。
【図14】同じく第2実施例において使用する抜型を示
す下面図である。
【図15】(A)は従来の抜型によって型抜きされる略
馬蹄形の製品を示す平面図である。(B)は上図(A)
のE−E拡大断面図である。
【図16】(A)は略矩形の切刃を有する従来の抜型を
示す下面図である。(B)は横断面図である。
【図17】図16に示す抜型によって型抜きされる略矩
形の製品を示す平面図である。
【図18】図17の横断面図である。
【図19】従来のプレス抜型装置の一例を示す側面図で
ある。
【図20】同じく正面図である。
【図21】箱の展開形状を型抜きした用紙を示す従来の
一例を示す平面図である。
【図22】同じく従来の抜型を示す下面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 4 抜型 4′ ベニヤ合板 22 分解切刃要素 23 分解切刃要素 22A 分解切刃要素 22B 分解切刃要素 23A 分解切刃要素 I 加工位置 K1 切溝 K2 切溝 K3 切溝 K′1 切溝 K′2 切溝 K′3 切溝 K″1 切溝 K″2 切溝 K″3 切溝 M1 モータ M2 モータ M3 モータ イ 縦方向成分 ロ 横方向成分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の被加工物を所望位置に載置し
    且つ昇降自在になるテーブルと、所望の完成形状をなす
    切刃を分解した数区分の分解切刃要素を単一のベース基
    板に設け前記テーブルに対して相対的に所望寸法づつ移
    動自在にテーブルの上方に設けた抜型とを備え、該抜型
    を前記テーブルに対して所望寸法づつ相対的に且つ間欠
    的に移動送りしながら前記テーブルの昇降動作を繰り返
    して前記被加工物に前記分解切刃要素にて切溝を順次形
    成し、該切溝のうち先行する切溝と以後の後続の切溝と
    の合成組合せにより完成された所望形状の切溝を型抜す
    ることを特徴とした多重式連続型打抜方法。
  2. 【請求項2】 前記被加工物が挿入位置と排出位置とに
    往復移動され、前記挿入位置と排出位置との間で前記被
    加工物に対して前記抜型を所望寸法づつ間欠送りして型
    抜きを行うことを特徴とした請求項1に記載の多重式連
    続型打抜方法。
  3. 【請求項3】 前記被加工物が紙、プラスチック・フィ
    ルム、ゴム、マグネット・ゴム、スポンジ、フェルト、
    布、金属薄板、セラミック、炭素繊維、または前記材料
    の二種以上の複合材料等のシート状物であることを特徴
    とした請求項1に記載の多重式連続型打抜方法。
  4. 【請求項4】 シート状の被加工物を載置するテーブル
    と、所望の完成形状をなす切刃を数区分に分解した分解
    切刃要素を単一のベース基板に設け且つ前記テーブルの
    上方に設けた抜型とから成り、前記テーブルまたは前記
    抜型の一方を他方に対して相対的に長手方向に移動自在
    に設けるとともに該長手方向に対して高さ方向に前記テ
    ーブルまたは前記抜型の何れかを昇降自在に設けたこと
    を特徴とする多重式連続型打抜装置。
  5. 【請求項5】 前記テーブルを長手方向に移動自在に設
    けるとともに前記抜型を該テーブルに対して長手方向に
    相対的に移動自在に設け、前記抜型に対して前記テーブ
    ルを昇降自在に設けたことを特徴とする請求項4に記載
    の多重式連続型打抜装置。
JP31454091A 1991-11-28 1991-11-28 多重式連続型打抜方法およびこれを実施する装置 Pending JPH05147000A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31454091A JPH05147000A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 多重式連続型打抜方法およびこれを実施する装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31454091A JPH05147000A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 多重式連続型打抜方法およびこれを実施する装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05147000A true JPH05147000A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18054526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31454091A Pending JPH05147000A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 多重式連続型打抜方法およびこれを実施する装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05147000A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019000976A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 住華科技股▲ふん▼有限公司 切取抜型、それを用いた切取装置及び切取方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62282067A (ja) * 1986-05-28 1987-12-07 大鈴工業株式会社 布地のプレス型裁断機における裁断方法及びその裁断装置
JPH0253399B2 (ja) * 1981-12-25 1990-11-16 Seiko Epson Corp

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253399B2 (ja) * 1981-12-25 1990-11-16 Seiko Epson Corp
JPS62282067A (ja) * 1986-05-28 1987-12-07 大鈴工業株式会社 布地のプレス型裁断機における裁断方法及びその裁断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019000976A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 住華科技股▲ふん▼有限公司 切取抜型、それを用いた切取装置及び切取方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100715422B1 (ko) 다공정 프레스 시스템
CN207859344U (zh) 一种螺母上料机
JPH05147000A (ja) 多重式連続型打抜方法およびこれを実施する装置
CN218555272U (zh) 多工位高精密超薄异料模内铆合冷冲压模具
CN212102887U (zh) 一种二维图案冲孔制造装置
CN114378171A (zh) 一种用于黄金产品加工的冲压成型机
JPH0544498U (ja) 多重式連続抜型
CN210233262U (zh) 一种塑料产品加工装置
CN112404251A (zh) 一种双滑轨的机器人上下料冲压自动生产线
KR20100006812A (ko) 단차적층 프레스 금형장치
KR100794111B1 (ko) 판재 성형 장치 및 방법
CN215967246U (zh) 全自动多工位表带装配机
CN214866220U (zh) 一种双曲面铝板的加工设备
CN113926918B (zh) 一种连续模系统及连续冲压工艺
CN214639551U (zh) 一种切菜机料斗板的冲孔装置
CN211868429U (zh) 一种可调整产品方向的取料机构和自动冲切系统
CN213469259U (zh) 一种汽车零部件冲孔送料机
KR101583607B1 (ko) 박판 성형장치 및 이를 이용한 제조방법
CN117283648B (zh) 一种用于尼龙拉链加工的尼龙开口冲孔设备
CN110239783B (zh) 工作交替连续式气调包装机
CN212976420U (zh) 一种五金件冲压装置
JPH041133Y2 (ja)
CN212238760U (zh) 一种冲压装置
CN218838047U (zh) 一种零间隙高精度冲切模具
JPH06263225A (ja) 間歇送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950425