JPH05142867A - 静電写真用マゼンタ液体現像剤 - Google Patents

静電写真用マゼンタ液体現像剤

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JPH05142867A
JPH05142867A JP32960491A JP32960491A JPH05142867A JP H05142867 A JPH05142867 A JP H05142867A JP 32960491 A JP32960491 A JP 32960491A JP 32960491 A JP32960491 A JP 32960491A JP H05142867 A JPH05142867 A JP H05142867A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水不溶性アゾ顔料とキナクリドン系顔料との
2種の顔料の混合系からなり、しかもこれら顔料の一部
を相互に固溶化するか又はこれら顔料を特定のワックス
及び樹脂の組み合わせでフラッシング処理したものを着
色剤として使用する。 【効果】 色調を任意に選定でき、その色相角は(固溶
化する)顔料の比率によって直線的に変えられるため、
異なる2種の顔料比の(固溶化顔料での)色相角から計
算によって規定することができるものであり、色重ね現
像によりカラー画像を得るときの色再現性を向上させる
ことができる。フラッシング処理した着色剤の場合は、
地肌カブリを発生させることがなく、且つ透明性にも優
れているため、更なる色再現性の向上が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体あるいは
静電記録体に形成した静電潜像に、トナー粒子を静電気
的に付着させて可視像化して色重ねするプロセスに用い
られる、静電写真用マゼンタ液体現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真あるいは静電記録によりフルカ
ラー画像を得るには、電子写真感光体や静電記録紙等に
常法により静電潜像を形成し、滅法混色法に従った原色
のカラー液体現像剤中のトナー粒子により静電気的に付
着させて可視像化して色重ねすることで得られる。
【0003】そうして、この方法に用いられる液体現像
剤は、シアン、マゼンタ及びイエロー用の各顔料を、そ
れぞれロジン、アマニ油、大豆油、変性アルキッド樹
脂、スチレン/ブタジエン樹脂、アクリル樹脂等の樹脂
又は油脂とともに、脂肪族炭化水素のような高絶縁性低
誘電率の担体液中で粉砕分散することによって調製され
ている。
【0004】カラー静電写真は、前述のように各原色の
トナーを重ね合わせるために、液体現像剤には種々の性
能を持つことが望まれているが、特に良好な色再現が得
られることが必要である。
【0005】一般にマゼンタトナーに用いられる顔料と
しては、鮮明な紫みの色調と優れた透明性から、カーミ
ン6Bに代表されるアゾレーキ顔料が用いられるが、ア
ゾレーキ顔料を用いて得られるトナーは、すべて地肌カ
ブリの劣るものであった。この原因は完全には明かでな
いが、アゾレーキ顔料の構造中にはカルボキシル基のよ
うな親水基があるため、非水系である担体液体中ではト
ナー粒子の凝集を起こし易く、またカルボキシル基のよ
うな酸性基の存在により、トナー粒子の極性が不明瞭に
なっているためと考えられる。
【0006】マゼンタ単色画像の色調改善のための別の
方法としては、顔料としてローダミン系顔料とキナクリ
ドン系顔料とを用いること(特開昭56−75660号
公報)も試みられ、理想のマゼンタ色に近い色調の単色
画像が表現されている。しかしながら、色重ねにより2
次色の表現を行なうプロセスでは、色重ね順序や他の色
の色調に応じて、理想色に対してより赤みの強い又は青
みの強いマゼンタ色が要求されることがあり、前記の顔
料混合系では、色調(特に色相角)の調整範囲が狭いた
め、こういったプロセスに対応することは困難である。
また、この顔料系の内のローダミン系顔料は概して耐光
性に劣り、そのために画像の色調が経時により変化する
という問題がある。
【0007】逆に、地肌カブリを解消するための方法と
して、ナフトールAS系水不溶性アゾ顔料、ナフトール
ASベンズイミダゾロン顔料やβナフトール顔料をトナ
ー顔料として使用することも検討されているが(特開昭
64−2065号、特開平1−94353号、特開平1
−116565号各公報)、これらの顔料を単独で用い
た液体現像剤では地肌カブリは改善され、且つ他の異常
も見られなかったものの、色調が理想のマゼンタ色に比
べて赤色側にずれてしまい、また任意且つ連続的に色調
を設定できないため、他の色の液体現像剤の選択によっ
ては、色重ねによるレッド及びブルーにおいても良好な
色再現性が得られなかった。また、その色調の改善のた
めに、本発明者らは先に、色調の異なる2種以上の顔料
を併用するという方法を提案した(特願平2−1575
47号)。
【0008】更に、前述のような方法によって調製され
た液体現像剤では、顔料が一次粒子にまで分散されない
ために透明性が悪く、色再現性の悪さの一因となってい
る。そこで、透明性を改良する製造手段として、特開昭
57−34720号、同57−19376号などの公報
にみられるように、加熱担体液中にワックス及び顔料を
分散し、急冷により顔料のワックス処理を行ない、これ
を樹脂とともに担体液中に分散することや、特開昭57
−201248号公報にみられるように、ワックス及び
顔料を混練りし、スプレードライヤーで噴霧造粒し、こ
れを樹脂とともに担体液中に分散すること等が提案され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの提
案も未だ充分満足されるものではない。例えば、色調の
異なる2種以上の顔料を併用する方法には、樹脂の選び
方によっては、2種の顔料のうち一方により多くの電荷
が保持されて、大きな電荷をもつトナー粒子となり、そ
れが、他方の顔料による電荷の小さいトナー粒子よりも
現像に多く寄与することがあった。即ち、現像によって
画像上に付着するトナー粒子中の顔料の割合が、もとも
と顔料を混合したときの割合と異なるため、顔料比を変
えたときの色相角の大きさは、用いられるそれぞれの顔
料単独からなる色相角の加成性からずれることになり、
ランニングによって色調が変化するという問題のあるこ
とが分かった。
【0010】また、ワックス及び顔料を処理し、これを
樹脂とともに担体液中に分散する方法では、ワックスと
顔料とのなじみが思わしくないため、依然としてトナー
は一次粒子まで分散されておらず、透明性も悪い。
【0011】従って、本発明の目的は、このような課題
を解決した、即ち色重ね順序などの出画システムの特性
やマゼンタ色以外の液体現像剤の色調に応じて任意に色
調を設定することにより、色重ねによる2次色の色再現
性を向上させることのできる、重ね現像型のカラー静電
写真に適したマゼンタ色液体現像剤を提供することにあ
り、またその色調が顔料の比率に応じて直線的に変化す
るように、一般化されたマゼンタ色液体現像剤を提供す
ることにある。また、本発明の更なる目的は、地肌カブ
リ、画像染まりや経時による画像色調の変化といった前
述のような問題を発生させることなしに上記目的を達成
し得る、重ね現像型のカラー静電写真に適したマゼンタ
色液体現像剤を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため従来より研究を重ねてきたが、着色剤とし
て特定の顔料組み合わせを選択し、且つこれらを一体化
するか、又はこれらを特定のワックス及び樹脂の組み合
わせでフラッシング処理することにより、解決し得るこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0013】即ち、本発明によれば、担体液体中に分散
してなる着色剤及び樹脂を主成分とするトナー粒子を静
電潜像に静電気的に付着させて可視像化して色重ねする
プロセスに用いるマゼンタ液体現像剤において、該着色
剤が2種以上の顔料の混合系からなり、しかも前記顔料
の少なくとも1種が水不溶性アゾ顔料であり、且つ他の
顔料のうちの少なくとも1種がキナクリドン系顔料であ
って、その上これらの顔料の少なくとも一部が相互に固
溶しているものであることを特徴とする静電写真用マゼ
ンタ液体現像剤が提供される。
【0014】また、本発明によれば、担体液体中に分散
してなる着色剤及び樹脂を主成分とするトナー粒子を静
電潜像に静電気的に付着させて可視像化して色重ねする
プロセスに用いるマゼンタ液体現像剤において、該着色
剤が2種以上の顔料を軟化点が60〜130℃で酸価
1.0KOHmg/g以下のポリエチレンワックス及び
エチレン/酢酸ビニル共重合体によりフラッシング処理
したものであって、しかも前記顔料の少なくとも1種が
水不溶性アゾ顔料であり、且つ他の顔料のうちの少なく
とも1種がキナクリドン系顔料であることを特徴とする
静電写真用マゼンタ液体現像剤が提供される。
【0015】この内、あまりにもかけ離れた色相角を持
つ2種の顔料を混合して用いると、色が濁り、鮮やかさ
がなくなる(彩示の低下)。そこで、画像の色調を調整
するための顔料の好ましい選択としては、前記水不溶性
のアゾ顔料及びキナクリドン系顔料を単独で用いて液体
現像剤としたとき、それによって可視像化した画像のL
CH表色系で示される色相角がそれぞれ0〜40度及び
330〜360度であるものがよい。
【0016】また、前記水不溶性アゾ顔料としては、ナ
フトールAS系水不溶性アゾ顔料、ベンズイミダゾロン
系水不溶性アゾ顔料又はβナフトール系水不溶性アゾ顔
料を用いることが地肌カブリを低減させることに関して
好ましく、中でも下記一般式(I)、一般式(II)又
は一般式(III)で示される顔料より選択し使用する
ことがより好ましい。更にこのとき、地肌カブリを発生
させることなしに、且つ用いた顔料のうち一方のみを現
像過程で選択的に消費し、ランニングによって色が変る
といった現象(選択泳動による色相角の変化)を実質的
に起こさないためには、キナクリドン系顔料としては、
下記一般式(IV)で示される顔料を使用することが好
ましい。
【0017】
【化1】一般式(I)
【0018】
【化2】一般式(II)
【0019】
【化3】一般式(III)
【0020】
【化4】一般式(IV)
【0021】本発明で使用されるナフトールAS系水不
溶性アゾ顔料の具体例としては、例えば表1〜表3に示
されるものが挙げられる。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】また、本発明で使用されるベンズイミダゾ
ロン系水不溶性アゾ顔料としては、例えば表4に示され
るものが挙げられる。
【0026】
【表4】
【0027】なお、本発明で使用されるβナフトール系
水不溶性アゾ顔料としては、例えば表5に示されるもの
が挙げられる。
【0028】
【表5】
【0029】また、本発明で使用されるキナクリドン系
顔料としては、例えば表6に示されるものが挙げられ
る。
【0030】
【表6】
【0031】請求項1に係る発明においては、着色剤が
前記の水不溶性アゾ顔料の少なくとも一種と前記のキナ
クリドン系顔料との混合系からなり、しかもこれら両顔
料の少なくとも一部が相互に固溶していることを特徴と
する。この固溶化顔料を着色剤として用いて得られる液
体現像剤は、色調が任意に設定でき、しかもその色相角
は固溶化する顔料の比率によって直線的に変えられるた
め、異なる2種の顔料比の固溶化顔料での色相角から計
算によって規定することができ、その結果、色再現性を
向上させることができるものとなるし、またその色調を
簡単に決めることができるものとなる。
【0032】この顔料の固溶化は、顔料の混合、仮焼、
粉砕を数回繰り返して行なう熱的方法や、メカノケミカ
ル反応を応用した機械的方法などの公知方法、又はそれ
らを組み合わせた方法によって行なうことができる。た
だ、熱的方法を用いる場合は、温度によっては顔料の分
解が生じることがあるため、仮焼時にその雰囲気を調節
し、更に場合によっては加圧を行なう必要がある。な
お、固溶化処理の際には、必要に応じて固溶を促進させ
るための助剤を、顔料の色調や諸物性に影響を与えない
範囲で添加することができる。
【0033】また、請求項2に係る発明においては、着
色剤が、前記の水不溶性アゾ顔料の少なくとも一種と前
記のキナクリドン系顔料とを、軟化点が60〜130℃
で酸価1.0KOHmg/g以下のポリエチレンワック
スとエチレン/酢酸ビニル共重合体によりフラッシング
処理したものであることを特徴とする。このフラッシン
グ処理した顔料を着色剤として使用して得られる液体現
像剤は、地肌カブリを発生させることなく、色調も任意
に設定でき、しかもその色相角は顔料の比率によって直
線的に変えられるため、異なる2種の顔料比の色相角か
ら計算によって規定することができ、その上透明性にも
優れたものであり、その結果、色重ね現像によりカラー
画像を得るときの色再現性を向上させることができるも
のとなる。
【0034】この顔料のフラッシング処理は、次のよう
にして行なわれる。先ず、顔料又は顔料含水ペースト
を、樹脂(前記のポリエチレンワックス及びエチレン/
酢酸ビニル共重合体)溶液とともにフラッシャーと呼ば
れるニーダーに入れて、よく混合する。この過程で、顔
料の周りに存在する水が樹脂溶液により置換される。こ
れをニーダーより取り出し水層を捨て、乾燥し溶剤を除
去した後、得られた塊状物を粉砕する。このものを、本
発明では“フラッシング処理した着色剤”と呼ぶ。な
お、ニーダーで混練りしながら減圧して、水及び溶剤を
除去する手段を取ってもよい。なお、フラッシング処理
は、含水ペーストを材料として使用できること及びニー
ダーで混練りしながら処理できることから、分散が非常
に良いものとして知られている。
【0035】顔料をフラッシング処理する際に用いるポ
リエチレンワックスとしては、酸価が大きいと正電荷に
なりにくく、画像濃度が上がらず、しかも分散安定性も
悪い。また、軟化点が低いと高温保存時の安定性が悪
く、逆に軟化点が高いと定着性が悪くなる。従って、本
発明では、軟化点が60〜130℃で且つ酸価が1.0
KOHmg/g以下であるポリエチレンワックスが使用
される。
【0036】本発明で用いられるポリエチレンワックス
の市販品としては、例えば以下のものが挙げられる。 製造者 商 品 名 軟化点 酸価 三洋化成 サンワックス131P 108 0 〃 151P 107 0 〃 161P 111 0 〃 165P 107 0 〃 171P 105 0 三井石油 ハイワックス100P 121 0 〃 110P 113 0 〃 220MP 113 1.0 BASF WAX A 98〜108 0 〃 AM−6 95〜102 0 アライド ACポリエチレン1702 85 0 ケミカル 〃 6&6A 106 0 〃 9&9A 117 0 ヘキスト ヘキストワックス PA−520 103〜107 0 PA−130 119〜125 0
【0037】また、フラッシング処理において用いられ
るエチレン/酢酸ビニル共重合体の市販品としては、例
えば以下のものが挙げられる。 製 造 者 商 品 名 酢酸ビニル含有量(%) 三井デュポンケミカル エバフレックス 45X 46 〃 150 33 〃 220 28 〃 310 25 〃 410 19 〃 550 14 住 友 化 学 スミテート PB10 10 〃 HA20 20 〃 KA10 28 〃 MB11 32 〃 RB11 41
【0038】上記ポリエチレンワックスとエチレン/酢
酸ビニル共重合体との使用比率は、重量比で90:10
〜40:60の範囲が好ましい。ポリエチレンワックス
が上記範囲よりも多くなると、分散が悪くなって、画像
の鮮鋭度が低下する。逆に、エチレン/酢酸ビニル共重
合体が上記範囲を越えると、画像濃度や密着性が悪くな
る。
【0039】前記のようにして得られた、即ち固溶化処
理された又はフラッシング処理された着色剤を用いて液
体現像剤を調製するには、該着色剤と結着剤と担体液と
を、アトライター、ボールミル、サンドミルなどで混練
分散して濃縮トナーとし、必要によりこれを同様な担体
液で希釈すればよい。なお、着色剤とその他との混合比
については、固溶化処理された着色剤の場合は、該着色
剤1〜10重量部に対し、結着剤(固形分)1〜50重
量部及び担体液40〜100重量部とするのが適切であ
り、またフラッシング処理された着色剤の場合は、該着
色剤5〜20重量部に対し、結着剤(固形分)5〜50
重量部及び担体液30〜90重量部とするのが適当であ
る。また、必要に応じて、電荷量を所望の値に調節する
ために、電荷制御剤を濃縮トナー分散時及び/又は希釈
時に添加することができる。
【0040】本発明において結着剤としては、アルキッ
ド樹脂、ロジン変性フェノールホルムアルデヒド樹脂、
水素添加ロジンの多価アルコールエステル、ポリアクリ
ル又はポリメタクリルエステル樹脂、スチレン樹脂、塩
化ゴム等が使用されるが、特に下記樹脂(V)及び樹脂
(VI)の混合樹脂の使用が効果的である。
【0041】樹脂(V) スチレン/ブタジエン樹脂又
はビニルトルエン/ブタジエン樹脂のうち少なくとも一
種類と、下記一般式(VII)から選ばれる少なくとも
一種類のモノマーとを重合して得られる非水系樹脂。 樹脂(VI)ラウリルメタクリレート/グリシジルメタ
クリレート/メチルメタクリレート(8/1/1)共重
合体。
【0042】樹脂(V)を製造するには、スチレン/ブ
タジエン共重合体を非水系溶媒に溶解したのち、一般式
(VII)のモノマーを滴下し、アゾビスイソブチロニ
トリル(AIBN)、ベンゾイルパーオキサイド(BP
O)のような比較的低温で重合を開始させる重合開始剤
の存在下に、60〜120℃程度の温度で重合反応を行
なえば良い。
【0043】
【化5】
【0044】前記一般式(VII)で表わされるモノマ
ーは、重合後も溶媒和成分となり得るモノマーで、その
具体例としては、ラウリルメタクリレート、ラウリルア
クリレート、ステアリルメタクリレート、ステアリルア
クリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、ドデシルメタクリレー
ト、ドデシルアクリレート、ヘキシルメタクリレート、
ヘキシルアクリレート、オクチルメタクリレート、オク
チルアクリレート、セチルメタクリレート、セチルアク
リレート、ビニルラウレート、ビニルステアレート、ノ
ニルメタクリレート、ノニルアクリレート、デシルメタ
クリレート、デシルアクリレート、シクロヘキシルメタ
クリレート、シクロヘキシルアクリレート、等がある。
【0045】本発明で使用される重合開始剤としては、
前記のAIBN、BPOの他にフェニルアゾトリフェニ
ルメタン、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキサイド等が挙げられる。
【0046】本発明の液体現像剤に使用する担体液とし
ては、脂肪族炭化水素又はその誘導体が好ましい。その
具体例を挙げると、例えばパラフィン系又はイソパラフ
ィン系炭化水素(エッソ社製のアイソパーH、アイソパ
ーG、アイソパーL、アイソパーK、No.6ソルベッ
ソ100など)、リグロイン、n−ヘキサン、n−ヘプ
タン、イソオクタン、n−オクタン、四塩化炭素、トリ
クロロトリフルオロエタン、シクロヘキサン等が単独で
あるいは2種以上が組み合わされて使用される。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下に示す部はいずれも重量基準である。
【0048】(固溶化顔料の製造) 製造例1 前記顔料具体例(7)の水不溶性アゾ顔料20部と顔料
具体例(31)の顔料5部を精密天秤によって計り取
り、メノウ乳鉢を用いて混合した。得られた混合粉体を
オートクレーブによって、ヘリウム雰囲気下で、240
℃/3時間仮焼を行ない、デシケーター中で放冷した後
に、再度メノウ乳鉢を用いて、100メッシュ以下に粉
砕した。上記の仮焼、粉砕の操作を合計3回繰り返すこ
とによって、固溶化顔料(1)を得た。
【0049】製造例2 製造例1において、顔料具体例(7)の水不溶性アゾ顔
料及び顔料具体例(31)の顔料の秤量値をそれぞれ1
5部と10部とした以外は、製造例1と同様にして固溶
化顔料(2)を得た。
【0050】製造例3 製造例1において、顔料具体例(7)の水不溶性アゾ顔
料及び顔料具体例(31)顔料の秤量値をそれぞれ10
部と15部とした以外は、製造例1と同様にして固溶化
顔料(3)を得た。
【0051】製造例4 製造例1において、顔料具体例(7)の水不溶性アゾ顔
料及び顔料具体例(31)の顔料の秤量値をそれぞれ5
部と20部とした以外は、製造例1と同様にして固溶化
顔料(4)を得た。
【0052】製造例5〜8 製造例1〜4において、顔料具体例(7)の顔料及び顔
料具体例(31)の顔料を、夫々顔料具体例(22)の
ベンズイミダゾロン系水不溶性アゾ顔料及び顔料具体例
(32)のキナクリドン系顔料に変えた以外は、製造例
1〜4と同様にして製造例5〜8の固溶化顔料を得た。
【0053】製造例9〜12 製造例1〜4において、顔料具体例(7)の顔料を顔料
具体例(25)のβナフトール系水不溶性アゾ顔料に変
えた以外は、製造例1〜4と同様にして製造例9〜12
の固溶化顔料を得た。
【0054】実施例1〜4 表7に示される組成の混合物をボールミルに入れ、24
時間分散して濃縮トナーを作成した。この濃縮トナー3
0部をアイソパーH750部で希釈して、液体現像剤を
調整した。
【0055】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色調が任意に調整された、色再
現性の良い画像が得られた。特に実施例2及び3におい
ては、本来静電写真用液体現像剤に望まれる色調(色相
角が±5度以内)が得られた。また、これらの色相角は
固溶化顔料作成時に使用した元顔料の比率に従って直線
的に変化した。表8に評価結果を示す。
【0056】実施例5〜8 表7の樹脂、電荷制御剤欄中の組成を、ラウリルメタク
リレート/グリシジルメタクリレート/メチルメタクリ
レート(8/1/1)共重合体(アイソパーH分散液、
固形分30%)40部、スチレンブタジエン/2エチル
ヘキシルメタクリレート(1/2)共重合体(アイソパ
ーH分散液、固形分40%)10部、アルキルサリチル
酸カルシウム1部とし、溶剤欄中の組成をアイソパーH
44部とした以外は、実施例1〜4と同様の方法で分
散、希釈して液体現像剤を調整した。
【0057】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色相角は固溶化顔料作成時に使
用した元顔料の比率に従って直線的に変化した。表8に
評価結果を示す。このことは、固溶化顔料を用いた系に
おいては、2種の顔料の現像に寄与する大きさは、樹脂
に依存しないことを示している。
【0058】比較例1〜4 表7に示される組成、即ち未処理の2種の顔料を用いた
組成による混合物をボールミルに入れ、24時間分散し
て濃縮トナーを作成した。この濃縮トナー30部をアイ
ソパーH750部で希釈して、液体現像剤を調整した。
【0059】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色相角は使用した元顔料の比率
に従って直線的に変化した。表8に評価結果を示す。
【0060】比較例5〜8 実施例5〜8において、顔料として比較例1〜4の顔料
を用いた以外は、実施例5〜8と同様の方法で分散、希
釈して液体現像剤を調整した。
【0061】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色調は調整されてはいるもの
の、その変化のしかたは、赤味側にずれていて、顔料具
体例(7)の顔料がより多く現像に寄与していることが
分かった。表8に評価結果を示す。このことは、未処理
の2種の顔料を用いた組成による混合系においては、樹
脂によって2種の顔料の現像に寄与する大きさが異な
り、顔料比対色相角の曲線は、それぞれの樹脂で固有の
ものとなることを示している。
【0062】
【表7】 注)比較例顔料欄の数字は、顔料具体例(7)の顔料
と顔料具体例(31)の顔料の比率を示す。
【0063】実施例9〜12 実施例1〜4において、製造例1〜4の固溶化顔料を製
造例5〜8の固溶化顔料に変えた以外は、実施例1〜4
と同様にして液体現像剤を調整した。
【0064】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色相角は固溶化顔料作成時に使
用した元顔料の比率に従って直線的に変化した。表8に
評価結果を示す。
【0065】実施例13〜16 実施例1〜4において、製造例1〜4の固溶化顔料を製
造例9〜12の固溶化顔料に変えた以外は、実施例1〜
4と同様にして液体現像剤を調整した。
【0066】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色相角は固溶化顔料作成時に使
用した元顔料の比率に従って直線的に変化した。表8に
評価結果を示す。
【0067】
【表8】 注)色調は、ミノルタ社製色彩色差計(CR−121)
により、マゼンタ画像のLab値を測定し、以下の式に
従った色相角で比較した。(値が大きいほど赤味が強
い。) a>0 のとき、H=tan-1(b/a) a=0, b>0のとき、H=90 a<0, b≧0のとき、H=tan-1(b/a)+18
0 a<0, b<0のとき、H=tan-1(b/a)−18
0 a=0, b<0のとき、H=−90
【0068】なお、実施例3の現像液において、現像液
を補充しながらのランニングを行なった結果、ランニン
グ前後の色調のずれは殆ど認められず、問題ないことが
分かった。更に、前記実施例1〜16の現像液につい
て、3カ月間保存試験を行なった結果、画像に対する不
具合は全く見られなかった。
【0069】(フラッシング処理顔料の製造) 製造例13〜18 表9に示される混合物をフラッシャーで良く撹拌し、1
40℃に保ちながら4時間混練りした。次いで、加熱減
圧により水及び溶剤を除去したあと粉砕して、紫味赤色
着色剤を得た。
【0070】
【表9】 (注)ペースト1:顔料具体例(7)の顔料含水ペース
ト(顔料分10%)。 ペースト2:顔料具体例(31)のキナクリドン系顔料
含水ペースト(顔料分10%)。 顔料ペースト混合物配合量:100部。
【0071】製造例19〜24 製造例13〜18において、顔料具体例(7)の顔料を
顔料具体例(21)のべンズイミダゾロン系水不溶性ア
ゾ顔料に変えた以外は、製造例13〜18と同様にして
製造例19〜24の着色剤を得た。
【0072】製造例25〜30 製造例13〜18において、顔料具体例(7)の顔料及
び顔料具体例(31)の顔料を、夫々顔料具体例(2
7)のβナフトール系水不溶性アゾ顔料及び顔料具体例
(32)のキナクリドン系顔料に変えた以外は、製造例
13〜18と同様にして製造例25〜30の着色剤を得
た。
【0073】実施例17〜22 表10に示される組成の混合物をボールミルに入れ、2
4時間分散して濃縮トナーを作成した。この濃縮トナー
30部をアイソパーH750部で希釈して、液体現像剤
を調整した。
【0074】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、地肌汚れがなく、色調が任意に
調整された色再現性の良い画像が得られた。特に実施例
19及び20においては、本来静電写真用液体現像剤に
望まれる色調(色相角が±5度以内)が得られた。また
これらの色相角は顔料混合比率に従って直線的に変化し
た。なお、濃縮トナーをPETフィルム上に塗布し、自
然乾燥後の光透過率を測定したところ、透明性は高いも
のであった。評価結果を表12に示す。
【0075】実施例23〜28 実施例17〜22において用いた結着剤を、ラウリメタ
クリレート/グリシジルメタクリレート/メチルメタク
リレート(8/1/1)共重合体(アイソパーH分散
液、固形分30%)30部、スチレンブタジエン/2エ
チルヘキシルメタクリレート(1/2)共重合体(アイ
ソパーH分散液、固形分40%)10部、アルキルサリ
チル酸カルシウム1部、アイソパーH54部とした以外
は、実施例17〜22と同様の方法で分散、希釈して液
体現像剤を調整した。
【0076】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、実施例17〜22とは異なるも
のの、色相角は顔料の混合比率に従って直線的に変化し
た。評価結果を表12に示す。
【0077】実施例29〜34 実施例17〜22において、使用結着剤を製造例19〜
24のものとした以外は、実施例17〜22と同様の方
法で分散、希釈して液体現像剤を調整した。
【0078】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、実施例17〜22とは異なるも
のの、色相角は顔料の混合比率に従って直線的に変化し
た。評価結果を表12に示す。
【0079】実施例35〜40 実施例17〜22において、使用結着剤を製造例25〜
30のものとした以外は、実施例17〜22と同様の方
法で分散、希釈して液体現像剤を調整した。
【0080】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、実施例17〜22とは異なるも
のの、色相角は顔料の混合比率に従って直線的に変化し
た。評価結果を表12に示す。
【0081】比較例9〜14 表11に示される組成、即ちフラッシング処理していな
い2種の顔料を用いた組成による混合物をボールミルに
入れ、24時間分散して濃縮トナーを作成した。この濃
縮トナー30部をアイソパーH750部で希釈して、液
体現像剤を調整した。
【0082】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンターブロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色調は調整されてはいるもの
の、その変化のしかたは赤味側にずれていて、顔料具体
例(7)の顔料がより多く現像に寄与していることが分
かった。なお、濃縮トナーをPETフィルム上に塗布
し、自然乾燥後の光透過率を測定したところ、透明性は
実施例17〜22と比較して低いものであった。評価結
果を表13に示す。
【0083】比較例15〜20 比較例9〜14において用いた結着剤を、ラウリルメタ
クリレート/グリシジルメタクリレート/メチルメタク
リレート(8/1/1)共重合体(アイソパーH分散
液、固形分30%)30部、スチレンブタジエン/2エ
チルヘキシルメタクリレート(1/2)共重合体(アイ
ソパーH分散液、固形分40%)10部、アルキルサリ
チル酸カルシウム1部、アイソパーH54部とした以外
は、比較例9〜14と同様の方法で分散、希釈して液体
現像剤を調整した。
【0084】続いてこの液体現像剤を用い、静電カラー
プリンタープロッターCE−3436(バーサテック社
製)で印字したところ、色調は調整されてはいるもの
の、その変化のしかたは赤味側にずれていて、顔料具体
例(7)の顔料がより多く現像に寄与していることが分
かった。この赤味側へのずれは、比較例9〜14よりも
大きいものであった。このことは、樹脂によって2種の
顔料の現像に寄与する大きさが異なり、顔料比対色相角
の曲線は、それぞれの樹脂で固有のものとなることを示
している。評価結果を表13に示す。
【0085】
【表10】
【0086】
【表11】 注)顔料1:顔料具体例(7)の顔料 顔料2:顔料具体例(31)のキナクリドン系顔料 顔料混合物配合量 5部
【0087】実施例17〜28の評価結果を表12に、
また比較例9〜20の評価結果を表13に、それぞれ示
す。
【0088】なお、評価方法は以下の通りである。 *1:地肌濃度は、マクベス濃度計RD−914で測定
した。 *2:透明性は、PETフィルム上にトナー層を設け、
光透過率を測定した。 *3:色調は、ミノルタ社製色彩色差計(CR−12
1)により、マゼンタ画像のLab値を測定し、以下の
式に従った色相角で比較した。(値が大きいほど赤味が
強い。) a>0 のとき、H=tan-1(b/a) a=0, b>0のとき、H=90 a<0, b≧0のとき、H=tan-1(b/a)+18
0 a<0, b<0のとき、H=tan-1(b/a)−18
0 a=0, b<0のとき、H=−90
【0089】
【表12】
【0090】
【表13】
【0091】なお、実施例19の現像液において、現像
液を補充しながらのランニングを行なった結果、ランニ
ング前後の色調のずれは殆ど認められず、問題ないこと
が分った。更に、実施例17〜40の現像液について、
3カ月間保存試験を行なった結果、画像に対する不具合
は全く見られなかった。
【0092】
【発明の効果】請求項1の静電写真用マゼンタ液体現像
剤は、前述の構成としたことから、実施例及び比較例の
対比から明らかなように、色調が任意に設定でき、その
色相角は固溶化する顔料の比率によって直線的に変えら
れるため、異なる2種の顔料比の固溶化顔料での色相角
から計算によって規定することができるものであり、色
重ね現像によりカラー画像を得るときの色再現性を向上
させることができ、また、その色調を簡単に決めること
ができる等、顕著な効果を奏するものである。
【0093】また、請求項2の静電写真用マゼンタ液体
現像剤は、前述の構成としたことから、実施例及び比較
例の対比から明らかなように、地肌カブリを発生させる
ことなく、色調も任意に設定でき、その色相角は顔料の
比率によって直線的に変えられるため、異なる2種の顔
料比の色相角から計算によって規定することができる。
また、透明性にも優れるものであるので、色重ね現像に
よりカラー画像を得るときの色再現性を向上させること
ができる等、顕著な効果を奏するものである。
【0094】以上の他に、本発明が静電写真法による単
色(任意の赤糸)カラー画像を得るための静電写真用カ
ラー液体現像剤に応用できることは、もちろんである。
フロントページの続き (72)発明者 木下 宣孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体液体中に分散してなる着色剤及び樹
    脂を主成分とするトナー粒子を静電潜像に静電気的に付
    着させて可視像化して色重ねするプロセスに用いるマゼ
    ンタ液体現像剤において、該着色剤が2種以上の顔料の
    混合系からなり、しかも前記顔料の少なくとも1種が水
    不溶性アゾ顔料であり、且つ他の顔料のうちの少なくと
    も1種がキナクリドン系顔料であって、その上これらの
    顔料の少なくとも一部が相互に固溶しているものである
    ことを特徴とする静電写真用マゼンタ液体現像剤。
  2. 【請求項2】 担体液体中に分散してなる着色剤及び樹
    脂を主成分とするトナー粒子を静電潜像に静電気的に付
    着させて可視像化して色重ねするプロセスに用いるマゼ
    ンタ液体現像剤において、該着色剤が2種以上の顔料を
    軟化点が60〜130℃で酸価1.0KOHmg/g以
    下のポリエチレンワックス及びエチレン/酢酸ビニル共
    重合体によりフラッシング処理したものであって、しか
    も前記顔料の少なくとも1種が水不溶性アゾ顔料であ
    り、且つ他の顔料のうちの少なくとも1種がキナクリド
    ン系顔料であることを特徴とする静電写真用マゼンタ液
    体現像剤。
  3. 【請求項3】 前記水不溶性アゾ顔料及びキナクリドン
    系顔料が、夫々を単独で用いて液体現像剤としたとき、
    それによって可視像化した画像のLCH表色系で示され
    る色相角が夫々0〜40度及び330〜360度である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の静電写真用マ
    ゼンタ液体現像剤。
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