JPH05140928A - 非対称u型鋼矢板 - Google Patents
非対称u型鋼矢板Info
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- JPH05140928A JPH05140928A JP32814991A JP32814991A JPH05140928A JP H05140928 A JPH05140928 A JP H05140928A JP 32814991 A JP32814991 A JP 32814991A JP 32814991 A JP32814991 A JP 32814991A JP H05140928 A JPH05140928 A JP H05140928A
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Abstract
打設回数を半減し、工事期間の短縮を図る。 【構成】 横断面形状がU形の鋼矢板11の継手112
・113の形状を左右非対称とし、横断面形状を同一方
向にそろえて直線状に結合して矢板壁12を形成可能と
する。
Description
における土留め用として用いられる鋼矢板に関するもの
である。
あるが、このうち建築・土木工事における土留め・締め
切り用等として使用される鋼矢板としては、U型とZ型
の鋼矢板が一般的である。このうちU型鋼矢板11 ・1
2は、図8(イ)(ロ)に示すように、左右対称形であ
り、これらU型鋼矢板11 ・12 を用いて構成される矢
板壁2は、図9に示すように、1枚毎、上下逆方向に接
続して打設される。
に、左右非対称形であり、これらZ型鋼矢板3を用いて
構成される矢板壁4は、U型鋼矢板11 ・12 を使用し
た場合と同様、図11に示すように、1枚毎、左右逆方
向に接続して打設される。
3を用いて形成される矢板壁2・4は、ほぼ同じであ
り、曲げ中心が継手部となるのがU型鋼矢板11 ・12
であり、端部となるのがZ型鋼矢板3である。
型鋼矢板を使用して矢板壁を形成する場合には、上記し
たように、1枚毎に鋼矢板を上下又は左右逆方向にして
打設しなければならないため、矢板壁の形成に要する期
間が長くなっていた。従って、人手不足の関係から、鋼
矢板の打設回数を少なくし、工事期間の短縮を図るべ
く、鋼矢板を2枚結合した状態で出荷するべく製造者に
要求するようになってきた。
合、矢板壁形成に際し、打設回数は半減するが、製造者
にとっては鋼矢板を2枚結合することは設備上困難であ
る。
ものであり、従来のU型やZ型の鋼矢板を用いた矢板壁
と同等の耐力を有し、かつ従来の鋼矢板を2枚結合した
形状を圧延によって一体として製造可能な非対称U型鋼
矢板を提供することを目的としている。
に、本発明に係る非対称U型鋼矢板は、矢板壁に用いる
横断面形状がU形の鋼矢板であって、その継手の形状が
左右非対称で、横断面形状を同一方向にそろえて直線状
に結合して矢板壁の構成が可能であることを要旨として
いるのである。
イプでも一重爪タイプでも良い。また、積載時、上下の
鋼矢板の継手が接触しないようにフランジの傾斜角やウ
ェブ長さ、フランジの2段化等を考慮しても良い。
矢板壁を形成する際には、鋼矢板を同一方向に打設する
だけで良く、また形成された矢板壁は、従来のU型やZ
型の鋼矢板を用いた場合と同等の耐力を有する。
図7に基づいて説明する。図1は本発明鋼矢板の一実施
例(一重爪タイプ)の断面形状を示す図、図2は図1に
示す鋼矢板を用いた矢板壁の断面形状を示す図、図3は
本発明鋼矢板の他の実施例(二重爪タイプ)の断面形状
を示す図、図4は図1に示す鋼矢板を積載した状態図、
図5は圧延用ロールの孔型を示す図で、(イ)は従来の
Z型鋼矢板用、(ロ)は図1に示す本発明鋼矢板用、図
6は本発明鋼矢板を圧延する際のミルのレイアウト図、
図7は図5に示す本発明鋼矢板用の圧延用ロールの孔型
を示す図である。
示すように、断面形状U形の両端をウェブ111 と平行
に外方へ延長し、その両端に継手112 ・113 を設け
た形状である。そして、本発明では、前記両端の継手1
12 ・113 の形状を、その開口部が左右で異なるよう
に形成し、図2に示すように、矢板壁12を形成する際
に、鋼矢板11を同一方向に打設すればよいようにして
いる。また、本実施例では、図2に示すように、鋼矢板
11を接合した際の、継手112 ・113 を含む平坦部
121 の長さL2 を、鋼矢板11のウェブ111 の長さ
L1 と同一となるように形成している。更に、本実施例
では、継手112 ・113 の支持部114 の厚さt2 を
ウェブ111 の厚さt1 と同一となるように形成してい
る。
したように構成しているので、矢板壁12を形成する際
の鋼矢板の打設に要する工数や時間の短縮が図れ、かつ
矢板壁12と成した際の耐力も、従来のU型やZ型の鋼
矢板を使用した場合と同等となる。
その継手形状は、図1に示すような一重爪タイプであっ
ても、また図3に示すような二重爪タイプであっても良
い。また、図4に示すような鋼矢板11の積載時に、上
下に位置する鋼矢板11の継手同士が接触しないよう、
フランジ115 の傾斜角やウェブ111 の長さ、フラン
ジ115 の2段化等を考慮しても良い。
は、左右の継手112・113 を除けば左右対称形とな
るため、左右非対称形のZ型鋼矢板3と比較して、その
圧延時には図5に示すように非常に安定した圧延が可能
となる。
高さHが200mm 、ウェブ111 の長さL1 が360mm 、継
手支持長さL4 が180mm で、一方の継手112 は上開き
の二重爪、他方の継手113 は下開きの二重爪を有する
図3に示す本発明鋼矢板11を、図6に示すミルレイア
ウトの圧延工場で製造した。素材としては、300mm ×70
0mm の連続鋳造ブルームを用い、BD、SI、SFの3
台のスタンドで各々3パス以上のリバース圧延を行って
製造した。この際、中間パス以降については、下開き側
の継手形状部分がテーブル走行中に変形しないように、
図7に示す如く継手支持部114 を一部曲げ、爪突起部
がローラテーブルに接触しないようにした。
(イ)に示す断面形状の従来のU型鋼矢板11 (結合中
心間距離L3 が400mm、高さHが100mm)を使用して、図
12に示すように矢板壁2を形成した場合と同じ寸法と
なる。
るものとしては、図13(イ)に示すようなコーナ異形
鋼矢板5があるが、これは図13(ロ)に示すように、
矢板壁6の方向を90°変更する偶部に用いられるもので
あるため、本発明鋼矢板とはその目的とするところが異
なる。
用することにより、矢板壁を形成するに際し、従来の鋼
矢板を使用した場合と比較して鋼矢板の打設回数が半減
できるので、工事の大幅な期間短縮が可能となる。また
鋼矢板製造の圧延時においても、従来のU型鋼矢板と略
同形状であるので、きわめて安定した圧延が可能であ
り、コスト的にも大きな増大はない。
面形状を示す図である。
示す図である。
断面形状を示す図である。
のZ型鋼矢板用、(ロ)は図1に示す本発明鋼矢板用で
ある。
る。
型を示す図である。
示す図である。
断面形状を示す図である。
る。
面形状を示す図である。
の寸法関係を示す図である。
を示す図、(ロ)は(イ)のコーナ異形鋼矢板を用いた
矢板壁の断面形状を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 矢板壁に用いる横断面形状がU形の鋼矢
板であって、その継手の形状が左右非対称で、横断面形
状を同一方向にそろえて直線状に結合して矢板壁の構成
が可能であることを特徴とする非対称U型鋼矢板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3328149A JP2689794B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 熱間圧延による非対称u型鋼矢板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3328149A JP2689794B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 熱間圧延による非対称u型鋼矢板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140928A true JPH05140928A (ja) | 1993-06-08 |
JP2689794B2 JP2689794B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=18207036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3328149A Expired - Lifetime JP2689794B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 熱間圧延による非対称u型鋼矢板 |
Country Status (1)
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-
1991
- 1991-11-15 JP JP3328149A patent/JP2689794B2/ja not_active Expired - Lifetime
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