JP4528326B2 - ハット型鋼矢板の形状設定方法 - Google Patents

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本発明は、たとえば、土木建築分野における地下土留め、基礎構造、護岸構造や地中における止水壁に用いる鋼矢板に関するものであり、特にハット型鋼矢板の形状およびその設定方法に関するものである。
本願発明においてハット型鋼矢板とは、
幅Bf[mm]のフランジ、フランジの両端に接続され互いに線対称関係にある幅Bw[mm]のウェブ、ウェブのフランジが接続されていない端部に接続されたフランジとほぼ平行なアーム、アームのウェブが接続されていない端部に接続された継手から構成された鋼矢板を意味する。
図1は、ハット型鋼矢板の有効幅B[mm]、高さH[mm]、フランジ幅Bf[mm]、ウェブ幅[Bw]、フランジ厚みt[mm]をそれぞれ示したものである。尚、鋼矢板の有効幅Bは、左の継手の嵌合中心から右の継手の嵌合中心までの距離である。
鋼矢板には、代表的なものとしてU型鋼矢板、ハット型鋼矢板がある。図8にU型鋼矢板、ハット型鋼矢板の外観を示す。
鋼矢板は、継手を介して複数の鋼矢板を連結することによって鋼製の壁を構成するように用いられるため、鋼矢板の有効幅(B[mm])を広くするとことによって施工枚数を減少させることは経済的に大きなメリットを提供できるものである。しかしながら従来の鋼矢板は有効幅がせいぜい600mmであった。
また、鋼矢板に対してはその用途に応じて所定の断面剛性が要求される。断面剛性は断面二次モーメントI[cm/m](=断面積×(鋼矢板重心軸までの距離))としてとして計算され、一般的にはI>6,000[cm/m]であるが、同じ断面剛性の鋼矢板であれば鋼矢板単位重量W[kg/m](鋼矢板壁面単位面積当たりの鋼矢板重量)が小さいもの、すなわち断面性能(I/W)に優れたものが経済的である。
そこで、有効幅が700mm以上で施工枚数を減少させることができかつ、従来以上の断面性能を有する鋼矢板が切望されていた。
建築施工法ポケットブック 243頁 昭和37年2月20日株式会社オーム社発行
まず、本願発明者は既存のU型鋼矢板とハット型鋼矢板について断面性能を調査分析した。図2に、横軸を鋼矢板壁面単位面積当たりの鋼矢板重量W[kg/m]とし、縦軸を断面二次モーメントI[cm/m]とするグラフ上に従来の鋼矢板のデータをプロットしたものを示す。その結果、本願発明者は、従来の鋼矢板は概ね「I<470W−38,000」であることを見出した。
断面剛性は断面二次モーメントI[cm/m](=断面積×(鋼矢板重心軸までの距離))として計算することができる。
Figure 0004528326
(Jx:断面二次モーメント、y:重心軸からの距離、A:断面積)
そこで本願発明は、必要とされる断面剛性を有し、有効幅が700mm以上であるハット型鋼矢板において、従来以上の断面性能、すなわち「I>470W−38,000」を満足する鋼矢板の形状およびその設定方法を提供するものである。
第1発明のハット型鋼矢板の形状設定方法では、フランジ厚みが10mm以上28mm以下、有効幅Bが700mm以上1200以下で、バイブロハンマーのチャッキング装置がチャッキングすることができ大きくても下記条件により設定される値の幅Bf[mm]のフランジ、フランジの両端に接続され互いに線対称関係にある幅Bw[mm]のウェブ、ウェブのフランジが接続されていない端部に接続されたフランジとほぼ平行なアーム、アームのウェブが接続されていない端部に接続された継手からなる、所定の断面二次モーメントI[cm/m]、所定の有効幅B[mm]、所定の高さH[mm]を有するハット型鋼矢板の形状設定方法であって、前記所定の断面二次モーメントI[cm/m]と有効幅B[mm]を設定した後、鋼矢板の高さH[mm]と、アームの延長面とウェブがなす角度θ[degree]を調整して、前記所定の断面二次モーメントとするにあたり、フランジ幅Bf[mm]と有効幅B[mm]との下記関係式(1)と、断面二次モーメントI[cm/m]と鋼矢板の高さH[mm]と有効幅B[mm]との下記関係式(2)を満足するようにハット型鋼矢板の高さH[mm]を調整してハット型鋼矢板の形状を設定することを特徴とする。
Bf≦0.0005×B−0.05×B・・・・・(1)
−0.073×B+0.0043×I+230≦H≦380・・・・(2)
また、第2発明では、第1発明のハット型鋼矢板の形状設定方法において、更に以下の条件を満足するようにハット型鋼矢板の形状を設定することを特徴とする。
Bf×0.6≦B−Bf−Bw×2≦Bf×1.1
また、第3発明では、第2発明のハット型鋼矢板の形状設定方法において、断面二次モーメントが9,500〜10,500[cm/m]となるように、有効幅B[mm]、フランジ幅Bf[mm]、高さH[mm]が、更に以下の条件を満たすようにハット型鋼矢板の形状を設定することを特徴とする。
890≦B≦920、 280≦Bf≦350、 210≦H≦350
本発明の構成により、700mm以上に広幅化させ経済性を向上させたハット型鋼矢板形状に対して、断面性能が従来よりも優れたハット型鋼矢板を提供可能とする。
本願発明者はまず、所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与えるハット型鋼矢板を高さ(H[mm])を変えて複数設計し、I>470W−38,000となる形状を検討した。
ある所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与えるハット型鋼矢板の形状に対して、鋼矢板の高さ(H[mm])を高く、フランジ幅(Bf[mm])を小さく、フランジとその両側のウェブとにより形成される溝側において、アームの溝側延長面Fとウェブがなす角度θ [degree] (ウェブ角度)を小さくすることによって、同じ断面二次モーメント(I)と有効幅(B)でありながら高さやフランジ幅の異なる別形状のハット型鋼矢板を準備することができる。ある所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与える、異なる高さのハット型鋼矢板の概要図を図3に示す。
検討に当たって、断面二次モーメント(I[cm/m])は前述した方法で求めた。
また、所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与える複数のハット型鋼矢板断面形状は、次のステップで決定した。
すなわち、概ねの形状を仮決定し、断面二次モーメントを算出した結果、断面二次モーメントが所定値に不足していれば、高さを大きくするか、フランジ角度を大きくする方向で調整し、再計算を繰り返すことで所定値の断面2次モーメントに近づけ、逆に計算した断面二次モーメントが所定値を超えていれば、高さを小さくするか、フランジ角度を小さくする方向で調整することにより、最終的な形状に絞り込んでいく。
所定のハット型鋼矢板の断面二次モーメント(I[cm/m])として、10,000[cm/m]、25,000[cm/m]、45,000[cm/m]を選んだ。
また、所定のハット型鋼矢板の有効幅(B[mm])として、700mm、750mm、800mm、850mm、900mm、1,000mmを選んだ。
具体的には、I=10,000[cm/m]、B=700[mm]のハット型鋼矢板を、高さ(H[mm])を変えて複数設計し、I>470W−30,000となる点を見つける。次にI=10,000[cm/m]、B=750[mm]のハット型鋼矢板を高さ(H[mm])を変えて複数設計し、I>470W−38,000となる点を見つける。この作業を断面二次モーメント(I[cm/m])と有効幅(B[mm])を変えて繰り返して、所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与えるハット型鋼矢板において、I>470W−38,000となる形状を検討した。
所定の断面二次モーメントと所定の有効幅で、I>470W−38,000となるハット型鋼矢板に関する、有効幅(B[mm])と「フランジ幅(Bf[mm])/有効幅(B[mm])」の関係を図4に示す。
図4は、断面二次モーメントI=10,000[cm/m]の場合を示すものであり、図中の近似直線よりも下側であればI>470W−38,000を満足する結果が得られた。即ち、本願発明者は有効幅(B[mm])とフランジ幅(Bf[mmm])がBf/B≦0.0005B−0.05、即ち、Bf≦0.0005B−0.05B
の関係を満足すれば従来の断面性能よりも優れた、すなわちI>470W−38,000となるハット型鋼矢板を提供することができることを見出したのである。
さらに驚くべきことに、I>470W−38,000を満足する有効幅(B[mm])とフランジ幅(Bf[mm])の関係は、断面二次モーメント(I[cm/m])によらずBf/B≦0.0005B−0.05 (Bf≦0.0005B−0.05B) であることも合わせて見出した。
さて、前記の有効幅(B[mm])とフランジ幅(Bf[mm])の関係は、所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与えるハット型鋼矢板について高さを変えて検討した結果導き出されたものであり、所定の高さ以上であればI>470W−37,600を満足し、その場合に有効幅(B[mm])とフランジ幅(Bf[mm])がBf/B≦0.0005B−0.05 (Bf≦0.0005B−0.05B) であることを示している。
ある所定の有効幅(B[mm])を与えるハット型鋼矢板の形状に対して、鋼矢板の高さ(H[mm])を一定として、フランジ幅(Bf[mm])を小さく、アームとウェブがなす角度 θ [degree] (ウェブ角度)を小さくすると、Bf/B≦0.0005B−0.05 (Bf≦0.0005B−0.05B)を満足しても断面二次モーメントが小さくなり、断面性能は悪化する。
そこで、発明者はBf/B≦0.0005B−0.05 (Bf≦0.0005B−0.05B)を満足し、しかも断面性能が従来以上であるハット型鋼矢板の断面形状を提供するべく、鋼矢板の高さ(H[mm])の下限について更なる検討を加えた。
所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与えるハット型鋼矢板について高さを変えて見出される、従来の断面性能よりも優れている形状は、Bf/B≦0.0005B−0.05 (Bf≦0.0005B−0.05B)を満足することは先に述べたとおりであるが、発明者は、この形状の有効幅(B[mm])と鋼矢板高さ(H[mm])についても関係があることを見出した。
図5は、所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])で、I>470W−38,000となるハット型鋼矢板について、有効幅(B[mm])と高さ(H[mm])下限の関係を示したものである。
即ち、発明者は鋼矢板の高さ(H[mm])が「−0.073×B+0.0043×I+230≦H」を満足し、かつBf/B≦0.0005B−0.05を満足すれば従来の断面性能よりも優れた、すなわちI>470W−38,000となるハット型鋼矢板を提供することができることを見出した。
尚、上記の知見は鋼矢板のフランジ厚みt[mm]が10[mm]から28[mm]の範囲で同様であることも発明者によって確認された。
従来より優れた断面性能を発揮するためのハット型鋼矢板の有効幅、フランジ幅、高さの条件については以上の通りであるが、その他の形状要件について以下に説明する。
同じ断面積のハット型鋼矢板においては、重心軸が鋼矢板高さの概ね半分の位置にくる場合に断面二次モーメントが最大になる。重心軸が鋼矢板高さの概ね半分の位置にくるようにする為には、継手の重量にもよるが、フランジ幅Bfと有効幅Bが概ね次の関係式を満足すればよい。
Bf×0.6≦B−Bf−Bw×2≦Bf×1.1
図9にハット型鋼矢板を複数枚連結して鋼製連続壁を構成した際の概要を示す。
「Bf×0.6≦B−Bf−Bw×2≦Bf×1.1」とすることで、重心軸が鋼矢板高さの概ね半分の位置にくるようにすることが可能である。
鋼矢板は鋼スラブから圧延設備を用いて製造される。このため、圧延設備のロール有効径の制約から鋼矢板の高さ(H[mm])は380[mm]以下であることが望ましい。また、圧延荷重能力の制約から鋼矢板の有効幅(B[mm])が1,200[mm]以下、鋼矢板フランジ厚み(t[mm])が28[mm]以下であることが望ましい。
また、鋼矢板を打設する場合、バイブロハンマーで鋼矢板のフランジ部分をチャッキングする必要がある。図6はハット型鋼矢板をバイブロハンマーでチャッキングした際の概略を示すものである。
通常、バイブロハンマーのチャッキング装置は200〜250[mm]の幅がある。そこで、フランジ幅(Bf[mm])については、鋼矢板を打設する際に用いられるバイブロハンマーがハット型鋼矢板のフランジ部分をチャッキングすることができるように、前記通常のチャッキング装置の最小幅200[mm]〜250[mm]を考慮し、余裕代を考慮して280[mm]以上であることが望ましい。
更に、「フランジ幅(Bf[mm])/フランジ厚み(t[mm])」が大きくなると、ハット型鋼矢板を打設する際にその施工荷重によって局部挫折が生じたり、壁面として使用している最中に局部挫折が生じて壁面が崩れてしまう。局部挫折を防ぐために、「フランジ幅(Bf[mm])/フランジ厚み(t[mm])」<32.4であることが望ましい。
例えば断面二次モーメントが9,500〜10,500[cm/m]で、有効幅B[mm]が890≦B≦920であるハット型鋼矢板の場合、形状を以下のように決定すればよい。
まず、フランジ幅Bf[mm]が280≦Bf≦350であれば常に、「280≦Bf≦0.0005×B−0.05×B」を満足する。また、高さH[mm]については、210[mm]以上であれば常に、「−0.073×B+0.0043×I+230≦H≦380」を満足する。高さH[mm]の上限については380[mm]以下であれば製造可能であるが、より製造しやすくするために350[mm]を上限として設定することができる。その上で、Bf×0.6≦B−Bf−Bw×2≦Bf×1.1となるようにフランジ幅、高さを仮決定し、断面二次モーメントを算出した結果、断面二次モーメントが9,500〜10,500[cm/m]に不足していれば、高さを大きくするか、フランジ角度を大きくする方向で調整し、再計算を繰り返すことで所定値の断面二次モーメントに近づけ、逆に計算した断面二次モーメントが9,500〜10,500[cm/m]を超えていれば、高さを小さくするか、フランジ角度を小さくする方向で調整することにより、最終的な形状に絞り込んでいく。
以上の通り、従来、有効幅が700mm以上でかつ断面性能に優れたハット型鋼矢板が商品化されていなかったところ、本願発明者はハット型鋼矢板の形状を、鋼矢板の有効幅(B[mm])が700mm以上1200mm以下とし、フランジの幅(Bf[mm])が「290≦Bf≦0.0005B−0.05B」を満足するようにし、鋼矢板の高さ(H[mm])が「−0.073×B+0.0043×I+230≦H≦380」を満足するようにすることによって、有効幅が700mm以上でかつ断面性能に優れたハット型鋼矢板を提供できることを見出したのである。
以下の条件(1)、(2)、(3)を全て満足するハット型鋼矢板と、そうでないものをいくつか設計して断面性能等の評価をした。
(1) 鋼矢板の有効幅(B[mm])
700≦B≦1200
(2) 鋼矢板のフランジの幅(Bf[mm])
280≦Bf≦0.0005×B−0.05×B
Bf×0.6≦B−Bf−Bw×2≦Bf×1.1
(3) 鋼矢板の高さ(H[mm])
−0.073×B+0.0043×I+230≦H≦380
尚、ハット型鋼矢板は当業者に良く知られている通常の方法で作製できる。以下に簡単に説明する。
ハット型鋼矢板は、ブルームまたはスラブと呼ばれる鋼片を、加熱炉で約1250℃前後に加熱した後、圧延することで製造される。鋼矢板の圧延は複雑な形状の孔型と呼ばれるロールの間を何回も通過する間に、方形の鋼片から徐々に成形が重ねられて最終の断面形状へ近づけられる。最終断面形状へ成形された鋼矢板は、高温の状態で所定の製品長さに切断され、冷却される。その後、ローラー矯正機やプレス矯正機をとおり、圧延時に生じた曲がり・そりなどを矯正し、最終商品となる。
ハット鋼矢板の外観を図1に示す。ハット型鋼矢板1は、略U字形状であり、フランジ2、フランジ2の両端から斜め方向に伸びるウェブ3、ウェブ部3の端部からフランジ2とほぼ平行に伸びるアーム4、アーム4の先端に形成される継手5により構成される。
設計したハット型鋼矢板について、その形状(有効幅、フランジ幅、高さ、ウェブ角度、等)と評価結果を図7に示す。
尚、断面二次モーメントは前述の式によって求めた。
上記(1)、(2)、(3)の全ての条件を満足するハット型鋼矢板は、従来よりも断面性能に優れていた。
一方、上記(1)、(2)、(3)のいずれかの条件を満足していない例については、従来よりも断面性能が劣っていた。
本発明のハット型鋼矢板の断面を示す図。 従来の鋼矢板に関する鋼矢板壁面単位面積鋼矢板重量と断面二次モーメントの関係を示す図。 所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を与える、異なる高さのハット型鋼矢板の概要を示す図。 所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を有し、I>470W−38,000となるハット型鋼矢板について、有効幅(B[mm])と「フランジ幅(Bf[mm])/有効幅(B[mm])」の関係を示す図。 所定の断面二次モーメント(I[cm/m])と所定の有効幅(B[mm])を有し、I>470W−37,600となるハット型鋼矢板について、有効幅(B[mm])と高さ(H[mm])の関係を示した図。 ハット型鋼矢板をバイブロハンマーでチャッキングした際の概略を示す図。 各種形状のハット型鋼矢板に関する断面性能評価の結果を示す図。 代表的な鋼矢板であるU型鋼矢板、ハット型鋼矢板の概要を示した図。 ハット型鋼矢板を複数枚連結して鋼製連続壁を構成した際の概要を示す図。
符号の説明
1:ハット型鋼矢板
2:フランジ
3:ウェブ
4:アーム
5:継手
6:U型鋼矢板

Claims (3)

  1. フランジ厚みが10mm以上28mm以下、有効幅Bが700mm以上1200以下で、バイブロハンマーのチャッキング装置がチャッキングすることができ大きくても下記条件により設定される値の幅Bf[mm]のフランジ、フランジの両端に接続され互いに線対称関係にある幅Bw[mm]のウェブ、ウェブのフランジが接続されていない端部に接続されたフランジとほぼ平行なアーム、アームのウェブが接続されていない端部に接続された継手からなる、所定の断面二次モーメントI[cm/m]、所定の有効幅B[mm]、所定の高さH[mm]を有するハット型鋼矢板の形状設定方法であって、前記所定の断面二次モーメントI[cm/m]と有効幅B[mm]を設定した後、鋼矢板の高さH[mm]と、アームの溝側延長面とウェブがなす角度θ[degree]を調整して、前記所定の断面二次モーメントとするにあたり、フランジ幅Bf[mm]と有効幅B[mm]との下記関係式(1)と、断面二次モーメントI[cm/m]と鋼矢板の高さH[mm]と有効幅B[mm]との下記関係式(2)を満足するようにハット型鋼矢板の高さH[mm]を調整してハット型鋼矢板の形状を設定することを特徴とするハット型鋼矢板の形状設定方法。
    Bf≦0.0005×B−0.05×B・・・・・(1)
    −0.073×B+0.0043×I+230≦H≦380・・・・(2)
  2. 更に以下の条件を満足するようにハット型鋼矢板の形状を設定することを特徴とする請求項1に記載のハット型鋼矢板の形状設定方法。
    Bf×0.6≦B−Bf−Bw×2≦Bf×1.1
  3. 断面二次モーメントが9,500〜10,500[cm/m]となるように、有効幅B[mm]、フランジ幅Bf[mm]、高さH[mm]が、更に以下の条件を満たすようにハット型鋼矢板の形状を設定することを特徴とする請求項2に記載のハット型鋼矢板の形状設定方法。
    890≦B≦920、 280≦Bf≦350、 210≦H≦350
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