JPH05140340A - 塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方法 - Google Patents
塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方法Info
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- JPH05140340A JPH05140340A JP3303247A JP30324791A JPH05140340A JP H05140340 A JPH05140340 A JP H05140340A JP 3303247 A JP3303247 A JP 3303247A JP 30324791 A JP30324791 A JP 30324791A JP H05140340 A JPH05140340 A JP H05140340A
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- Japan
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- steel plate
- vinyl chloride
- adhesive
- chloride resin
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】鋼板または表面処理鋼板の表面に、芳香族ジカ
ルボン酸とジオール成分よりなるポリエステルポリオー
ルにポリイソシアネート化合物を配合してなる数平均分
子量5,000〜30,000、酸価50〜300当量
/106 g、水酸基価100〜250当量/106 gの
ウレタン変性ポリエステル樹脂に対し硬化剤として2個
以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
合物をNCO/OH比2〜10含有してなる接着剤を塗
布し、180℃以下の硬化温度で乾燥した後、その上に
塩化ビニル樹脂フィルムを積層しロール圧着するこをと
特徴とする塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方法。 【効果】従来のような高温ではなく、低温で鋼板と塩化
ビニル樹脂フィルムを接着できるようになったので、塩
化ビニル樹脂フィルムの外観変化のない高品質な意匠鋼
板が得られる。
ルボン酸とジオール成分よりなるポリエステルポリオー
ルにポリイソシアネート化合物を配合してなる数平均分
子量5,000〜30,000、酸価50〜300当量
/106 g、水酸基価100〜250当量/106 gの
ウレタン変性ポリエステル樹脂に対し硬化剤として2個
以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
合物をNCO/OH比2〜10含有してなる接着剤を塗
布し、180℃以下の硬化温度で乾燥した後、その上に
塩化ビニル樹脂フィルムを積層しロール圧着するこをと
特徴とする塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方法。 【効果】従来のような高温ではなく、低温で鋼板と塩化
ビニル樹脂フィルムを接着できるようになったので、塩
化ビニル樹脂フィルムの外観変化のない高品質な意匠鋼
板が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩ビ(塩化ビニル樹脂
の略称、以下同様)フィルムの鋼板への積層接着におい
て特定の熱硬化接着剤を使用することにより、従来法よ
り剥離強度ならびに耐熱水処理性に優れかつ低温接着を
可能とする塩ビラミネート鋼板の製造方法に関するもの
である。
の略称、以下同様)フィルムの鋼板への積層接着におい
て特定の熱硬化接着剤を使用することにより、従来法よ
り剥離強度ならびに耐熱水処理性に優れかつ低温接着を
可能とする塩ビラミネート鋼板の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、塩ビラミネート鋼板は、社会の多
様化とあいまって内装、外装用途等、様々なところに使
用されており、着実にその実績を伸ばしている。従来塩
ビラミネート鋼板は、鋼板上に接着剤を塗布し、200
〜250℃という高温で短時間加熱硬化した後、直ちに
塩ビフィルムを重ねロール圧着し水冷するという方法で
製造されている。
様化とあいまって内装、外装用途等、様々なところに使
用されており、着実にその実績を伸ばしている。従来塩
ビラミネート鋼板は、鋼板上に接着剤を塗布し、200
〜250℃という高温で短時間加熱硬化した後、直ちに
塩ビフィルムを重ねロール圧着し水冷するという方法で
製造されている。
【0003】近年、被覆鋼板の全般的な高級化に伴い、
塩ビラミネート鋼板においても意匠性の高いラミネート
鋼板の要求が高くなっている。しかし、200℃以上と
いう高温における接着のため塩ビフィルム上のエンボス
模様がだれたり艶戻りがおこるなどの外観に変化が問題
になっている。
塩ビラミネート鋼板においても意匠性の高いラミネート
鋼板の要求が高くなっている。しかし、200℃以上と
いう高温における接着のため塩ビフィルム上のエンボス
模様がだれたり艶戻りがおこるなどの外観に変化が問題
になっている。
【0004】この問題を解決するために、塩ビフィルム
と鋼板のラミネート用接着剤に関して、できるだけ接着
剤の硬化温度を低くすることの模索が続いている。たと
えばアクリル系接着剤としては、特公昭50−2010
3、特開昭56−90874、ポリエステル系接着剤と
しては特開昭55−95565号などがある。
と鋼板のラミネート用接着剤に関して、できるだけ接着
剤の硬化温度を低くすることの模索が続いている。たと
えばアクリル系接着剤としては、特公昭50−2010
3、特開昭56−90874、ポリエステル系接着剤と
しては特開昭55−95565号などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら接着剤
においても180℃を越える接着剤の硬化温度が必要で
ある。このような高温の鋼板に塩ビフィルムを圧着する
と、塩ビ表面のエンボスがだれたり表面の光沢が上昇す
るなど塩ビフィルム側の外観変化が生じるという問題は
依然として残る。また、180℃以下の硬化温度の場
合、接着剤層の硬化度が低く初期密着性、耐沸水性が著
しく低下するという問題が生じる。すなわち、本発明
は、このような問題を解決することができる塩化ビニル
樹脂ラミネート鋼板の製造方法を提供することを目的と
する。
においても180℃を越える接着剤の硬化温度が必要で
ある。このような高温の鋼板に塩ビフィルムを圧着する
と、塩ビ表面のエンボスがだれたり表面の光沢が上昇す
るなど塩ビフィルム側の外観変化が生じるという問題は
依然として残る。また、180℃以下の硬化温度の場
合、接着剤層の硬化度が低く初期密着性、耐沸水性が著
しく低下するという問題が生じる。すなわち、本発明
は、このような問題を解決することができる塩化ビニル
樹脂ラミネート鋼板の製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼板または表
面処理鋼板の表面に、芳香族ジカルボン酸とジオール成
分よりなるポリエステルポリオールにポリイソシアネー
ト化合物を配合してなる数平均分子量5,000〜3
0,000、酸価50〜300当量/106 g、水酸基
価100〜250当量/106 gのウレタン変性ポリエ
ステル樹脂に対し硬化剤として2個以上のイソシアネー
ト基を有するポリイソシアネート化合物をNCO/OH
比2〜10含有してなる接着剤を塗布し、180℃以下
の硬化温度で乾燥した後、その上に塩化ビニル樹脂フィ
ルムを積層しロール圧着することを特徴とする塩化ビニ
ル樹脂ラミネート鋼板の製造方法を提供するものであ
る。
面処理鋼板の表面に、芳香族ジカルボン酸とジオール成
分よりなるポリエステルポリオールにポリイソシアネー
ト化合物を配合してなる数平均分子量5,000〜3
0,000、酸価50〜300当量/106 g、水酸基
価100〜250当量/106 gのウレタン変性ポリエ
ステル樹脂に対し硬化剤として2個以上のイソシアネー
ト基を有するポリイソシアネート化合物をNCO/OH
比2〜10含有してなる接着剤を塗布し、180℃以下
の硬化温度で乾燥した後、その上に塩化ビニル樹脂フィ
ルムを積層しロール圧着することを特徴とする塩化ビニ
ル樹脂ラミネート鋼板の製造方法を提供するものであ
る。
【0007】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本
発明はウレタン変性ポリエステル樹脂およびポリイソシ
アネート化合物含有硬化剤を含有する接着剤を用いて、
鋼板表面に塩化ビニル樹脂を、180℃以下の低温で被
着する方法であり、以下にそれぞれの限定理由について
説明する。
発明はウレタン変性ポリエステル樹脂およびポリイソシ
アネート化合物含有硬化剤を含有する接着剤を用いて、
鋼板表面に塩化ビニル樹脂を、180℃以下の低温で被
着する方法であり、以下にそれぞれの限定理由について
説明する。
【0008】本発明で使用されるウレタン変性ポリエス
テル樹脂は数平均分子量5000〜30000である。
数平均分子量5000未満では樹脂の凝集力が低く、凝
集破壊が起こり塩ビと密着しない。また分子量が300
00を越えると塩ビとの濡れ性が悪くなり密着しない。
酸価は50当量/106 g未満では、金属との密着性が
悪くなる。また、300当量/106 g超では塩ビフィ
ルム界面との密着性が低下する。水酸基価は、100当
量/106 g未満では、金属との密着性が悪くなる。ま
た、250当量/106 g超では塩ビフィルム界面との
密着性が低下する。したがって、ウレタン変性ポリエス
テル樹脂の酸価は50〜300当量/106 g、水酸基
価は100〜250当量/106 gにするのがよい。
テル樹脂は数平均分子量5000〜30000である。
数平均分子量5000未満では樹脂の凝集力が低く、凝
集破壊が起こり塩ビと密着しない。また分子量が300
00を越えると塩ビとの濡れ性が悪くなり密着しない。
酸価は50当量/106 g未満では、金属との密着性が
悪くなる。また、300当量/106 g超では塩ビフィ
ルム界面との密着性が低下する。水酸基価は、100当
量/106 g未満では、金属との密着性が悪くなる。ま
た、250当量/106 g超では塩ビフィルム界面との
密着性が低下する。したがって、ウレタン変性ポリエス
テル樹脂の酸価は50〜300当量/106 g、水酸基
価は100〜250当量/106 gにするのがよい。
【0009】本発明で用いるポリエステルポリオールを
構成するジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸などの芳香族ジカルボン酸であり、ジオール成分
として、ネオペンチルグリコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン等を挙げることができる。
構成するジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸などの芳香族ジカルボン酸であり、ジオール成分
として、ネオペンチルグリコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン等を挙げることができる。
【0010】上記ポリエステルポリオールをウレタン変
性するのに使われるポリイソシアネート化合物として
は、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、テトラメ
チレンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物及
びこれらジイソシアネートの二量体または三量体を代表
的に挙げることができる。
性するのに使われるポリイソシアネート化合物として
は、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、テトラメ
チレンジイソシアネート等のジイソシアネート化合物及
びこれらジイソシアネートの二量体または三量体を代表
的に挙げることができる。
【0011】上記ポリイソシアネート化合物によって変
性して得られたウレタン変性ポリエステル樹脂に対して
硬化剤として使用する2個以上のイソシアネート基を有
するポリイソシアネート化合物としては、2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートから
誘導されるポリフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、4,4−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートなど
の脂肪族、脂環式、または芳香族ジまたはトリイソシア
ネート化合物が挙げられる。
性して得られたウレタン変性ポリエステル樹脂に対して
硬化剤として使用する2個以上のイソシアネート基を有
するポリイソシアネート化合物としては、2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートから
誘導されるポリフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、4,4−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートなど
の脂肪族、脂環式、または芳香族ジまたはトリイソシア
ネート化合物が挙げられる。
【0012】本発明の重要な構成であるウレタン変性ポ
リエステル樹脂に対して硬化剤として使用されるポリイ
ソシアネート化合物の添加量は、NCO/OH比2〜1
0である。NCO/OH比2未満では、金属板との接着
性が低くなり、一次加工密着性が低下する。また、NC
O/OH比10超では、未反応のイソシアネートが、ウ
レタン変性ポリエステル樹脂を可塑化させる傾向にあ
り、接着剤の凝集力が低下し、塩ビフィルムと鋼板間に
おいて接着剤の凝集破壊が起こる。また接着剤のポット
ライフが極端に短くなり実用上問題になる。
リエステル樹脂に対して硬化剤として使用されるポリイ
ソシアネート化合物の添加量は、NCO/OH比2〜1
0である。NCO/OH比2未満では、金属板との接着
性が低くなり、一次加工密着性が低下する。また、NC
O/OH比10超では、未反応のイソシアネートが、ウ
レタン変性ポリエステル樹脂を可塑化させる傾向にあ
り、接着剤の凝集力が低下し、塩ビフィルムと鋼板間に
おいて接着剤の凝集破壊が起こる。また接着剤のポット
ライフが極端に短くなり実用上問題になる。
【0013】本発明で用いる接着剤は、上記成分のほか
に、各種の添加剤を加えることができる。例えば、溶
剤、防錆顔料、硬化促進剤、消泡剤、その他添加剤であ
る。
に、各種の添加剤を加えることができる。例えば、溶
剤、防錆顔料、硬化促進剤、消泡剤、その他添加剤であ
る。
【0014】本発明における接着方法は、上記のような
接着剤を用い従来のラミネート法で塩ビフィルムと鋼板
とを接着させることができる。接着剤は、鋼板に固形分
換算で5〜10g/m2にて均一に分布する。接着剤硬化条
件は、板温到達温度180℃以下、好ましくは130℃
以上、硬化時間30〜120秒が適正である。塩ビフィ
ルムと鋼板はロール圧着後、好ましくは急水冷する。硬
化温度180℃超では塩ビフィルムに対する外観変化が
生じる。また、硬化温度130℃未満では、接着剤の硬
化が不十分であり接着しない場合が生じる。本発明の製
造方法で用いられる鋼板は、熱延鋼板、冷延鋼板、ステ
ンレス鋼板等が挙げられ、表面処理鋼板としては、これ
らに溶融亜鉛めっき、溶融亜鉛系合金めっき、溶融アル
ミめっき、各種電気めっきを施したもの等が用いられ、
これらに化成処理を施すのが一般的である。
接着剤を用い従来のラミネート法で塩ビフィルムと鋼板
とを接着させることができる。接着剤は、鋼板に固形分
換算で5〜10g/m2にて均一に分布する。接着剤硬化条
件は、板温到達温度180℃以下、好ましくは130℃
以上、硬化時間30〜120秒が適正である。塩ビフィ
ルムと鋼板はロール圧着後、好ましくは急水冷する。硬
化温度180℃超では塩ビフィルムに対する外観変化が
生じる。また、硬化温度130℃未満では、接着剤の硬
化が不十分であり接着しない場合が生じる。本発明の製
造方法で用いられる鋼板は、熱延鋼板、冷延鋼板、ステ
ンレス鋼板等が挙げられ、表面処理鋼板としては、これ
らに溶融亜鉛めっき、溶融亜鉛系合金めっき、溶融アル
ミめっき、各種電気めっきを施したもの等が用いられ、
これらに化成処理を施すのが一般的である。
【0015】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0016】(実施例1)接着剤の基本成分であるポリ
エステルポリオールはネオペンチルグリコールにイソフ
タル酸とテレフタル酸を3:1に混合したものを共重合
し、数平均分子量2500のポリエステルポリオールに
2,2ジメチロールプロピオン酸を添加しトリレンジイ
ソシアネートでウレタン化反応を行い、数平均分子量5
000、酸価50当量/106 g、水酸基価100当量
/106 gのウレタン変性ポリエステル樹脂100重量
部を得た。これにポリメチレンポリフェニルポリイソシ
アネート(NCO/OH比=4)(日本ポリウレタン工
業社製、ミリオネートMR400)を5.5重量部を混
合した接着剤をリン酸亜鉛処理鋼板に塗布量7g/m2にて
均一に塗布し、硬化温度170℃で60秒間加熱処理し
た。その直後に、200μmの軟質性塩化ビニルフィル
ム(三宝樹脂(株)製、Tクリーム)を線圧4.5kg/c
m でロール圧着させた。
エステルポリオールはネオペンチルグリコールにイソフ
タル酸とテレフタル酸を3:1に混合したものを共重合
し、数平均分子量2500のポリエステルポリオールに
2,2ジメチロールプロピオン酸を添加しトリレンジイ
ソシアネートでウレタン化反応を行い、数平均分子量5
000、酸価50当量/106 g、水酸基価100当量
/106 gのウレタン変性ポリエステル樹脂100重量
部を得た。これにポリメチレンポリフェニルポリイソシ
アネート(NCO/OH比=4)(日本ポリウレタン工
業社製、ミリオネートMR400)を5.5重量部を混
合した接着剤をリン酸亜鉛処理鋼板に塗布量7g/m2にて
均一に塗布し、硬化温度170℃で60秒間加熱処理し
た。その直後に、200μmの軟質性塩化ビニルフィル
ム(三宝樹脂(株)製、Tクリーム)を線圧4.5kg/c
m でロール圧着させた。
【0017】同様にウレタン変性ポリエステル樹脂を種
々変化させた試料が発明例の2〜4の試料である。ま
た、比較例を1〜8に示した。上記試料について下記の
試験を行ない、結果を表1に示した。
々変化させた試料が発明例の2〜4の試料である。ま
た、比較例を1〜8に示した。上記試料について下記の
試験を行ない、結果を表1に示した。
【0018】(一次加工密着性)JISK6744に規
定されるエリクセン試験によって剥離の度合を評価し
た。なお、剥離は、ピンセットで強制的に行った。剥離
の状態を肉眼で観察し、全く異常のないもの◎、最下位
部まで剥がれるもの××とし、◎、○、△、×、××の
5段階評価した。
定されるエリクセン試験によって剥離の度合を評価し
た。なお、剥離は、ピンセットで強制的に行った。剥離
の状態を肉眼で観察し、全く異常のないもの◎、最下位
部まで剥がれるもの××とし、◎、○、△、×、××の
5段階評価した。
【0019】(2次加工密着性)JISK6744に規
定されるエリクセン試験を行った試料を沸騰水に2hr
浸漬した後乾燥し、ピンセットで強制的に皮膜の剥離を
行い1次加工密着性と同様の基準で評価した。
定されるエリクセン試験を行った試料を沸騰水に2hr
浸漬した後乾燥し、ピンセットで強制的に皮膜の剥離を
行い1次加工密着性と同様の基準で評価した。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の塩ビラミ
ネート鋼板の製造方法により低温接着が可能になり、塩
ビフィルムの外観変化のない高品質な意匠鋼板が得られ
る。
ネート鋼板の製造方法により低温接着が可能になり、塩
ビフィルムの外観変化のない高品質な意匠鋼板が得られ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】鋼板または表面処理鋼板の表面に、芳香族
ジカルボン酸とジオール成分よりなるポリエステルポリ
オールにポリイソシアネート化合物を配合してなる数平
均分子量5,000〜30,000、酸価50〜300
当量/106 g、水酸基価100〜250当量/106
gのウレタン変性ポリエステル樹脂に対し硬化剤として
2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネー
ト化合物をNCO/OH比2〜10含有してなる接着剤
を塗布し、180℃以下の硬化温度で乾燥した後、その
上に塩化ビニル樹脂フィルムを積層しロール圧着するこ
とを特徴とする塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303247A JPH05140340A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303247A JPH05140340A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140340A true JPH05140340A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17918652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3303247A Withdrawn JPH05140340A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 塩化ビニル樹脂ラミネート鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05140340A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001107015A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-17 | Kansai Paint Co Ltd | 熱硬化型接着剤 |
KR100496049B1 (ko) * | 2001-12-31 | 2005-06-17 | 주식회사 디피아이 | 열경화성 우레탄 변성 폴리에스테르 수지 조성물 |
JP2009262501A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Nippon Carbide Ind Co Inc | 金属調フィルム |
JP2012106346A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd | ポリ塩化ビニル樹脂被覆鋼板の製造方法 |
JP2015231698A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 東洋鋼鈑株式会社 | ポリ塩化ビニル積層基材及び防水パネル基材 |
JP2018047682A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-29 | 日鐵住金建材株式会社 | 樹脂積層金属板及びその製造方法 |
JP2018196962A (ja) * | 2017-05-24 | 2018-12-13 | 日鐵住金建材株式会社 | 樹脂積層金属板及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP3303247A patent/JPH05140340A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
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