JP2618218B2 - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル共重
合体樹脂含有接着剤組成物に関するものである。更に詳
しく述べるならば、本発明は金属−プラスチックの接
着、特に鋼材−ポリ塩化ビニル樹脂材料の接着に有用
な、特に耐水性および低温接着性にすぐれ、しかも耐熱
水性および耐低温性などの耐久性に優れた接着剤組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板に、ポリ塩化ビニル樹脂のフィルム
をラミネートし、又は、鋼板にポリ塩化ビニル樹脂のゾ
ルをコーティングして得られる、所謂塩ビ鋼板はそのす
ぐれた美粧性および耐久性により、従来から家電製品、
鋼製家具製品、建築材料、日常用小物製品などの各種用
途に広く使用され、その生産量も年毎に増大している。
【0003】一般に塩ビ鋼板の製造方法としては、
(1)鋼板に接着剤を塗布して焼き付け、これにポリ塩
化ビニルフィルムをラミネートする方法、(2)鋼板に
接着剤を塗布して焼き付け、これにポリ塩化ビニルゾル
を塗布し、焼き付ける方法。および、(3)鋼板に接着
剤を塗布して焼き付け、その上にポリ塩化ビニル樹脂を
シート状(フィルム状)に溶融押し出しながら加圧融着
する方法、などが知られている。
【0004】上記製造方法(1)〜(3)のいづれにお
いても鋼板に接着剤を塗布し、接着剤からその溶剤を気
化除去する工程、および、200℃以上の板温における
ポリ塩化ビニル樹脂材料の高圧接着工程などが必要であ
る。
【0005】従来、鋼板−ポリ塩化ビニル樹脂層間の接
着剤としては、ポリ塩化ビニル樹脂に対する親和性の比
較的良いポリメチルメタクリレートを主成分とし、これ
にカルボキシル基および/又は、グリシジル基などの官
能基を導入して得られるポリアクリル系樹脂と、これに
配合されたエポキシ樹脂および/又はフェノール樹脂な
どからなる接着剤組成物が用いられている。このような
従来のポリアクリル系樹脂接着剤組成物は、高温で活性
化され、架橋反応により強い凝集力を示し、かつすぐれ
た接着力を示す溶剤型接着剤である。
【0006】しかしながら、近年、生産性向上を目的と
する製造ラインの高速化に伴い、接着温度の低温化が強
く望まれるようになった。また、200℃以上の板温に
おける高温ラミネートにおいては、ポリ塩化ビニル樹脂
が加熱により軟化しやすいため、製品上に形成したエン
ボス模様が変形し、製品の外観を損ねるなどの問題も生
じている。
【0007】上記のような理由により低温接着の可能な
鋼板ーポリ塩化ビニル樹脂材料間に有用な接着剤の開発
が強く望まれている。しかしながら、従来のポリアクリ
ル系樹脂を主成分とする接着剤組成物を、板温200℃
未満の低温接着工程に供すると、ポリ塩化ビニル樹脂材
料に対する親和性が著るしく低下し、架橋反応も不十分
になるため、実用的に十分な接着効果を得ることが困難
である。
【0008】また、線状飽和ポリエステル樹脂を主成分
とする接着剤は、金属材料やポリ塩化ビニル樹脂材料に
対する親和性が良好で、かつ、板温160〜180℃に
おける低温接着が可能である(特公昭52−15092
号、特開昭54−110080号、特開昭57−133
173号、特開昭57−165475号、特開昭57−
212228号および特開昭59−232119号な
ど)。しかしながら、従来の線状飽和ポリエステル樹脂
を主成分とする接着剤は耐水性、耐熱水性および耐低温
性が不十分であり、屋外用途に用いられる物品のよう
に、特に苛酷な耐水性や接着強度を要求される用途に用
いるには不適当である。
【0009】上述のように、金属材料(鋼板)、および
プラスチック材料(ポリ塩化ビニル樹脂材料)の両者に
対し、十分な初期接着性を有し、低温接着が可能であ
り、かつ耐水性にすぐれた接着剤は、未だ得られていな
いのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の接着
剤の問題点を解消し、金属材料(鋼板)およびプラスチ
ック材料(ポリ塩化ビニル樹脂材料)に対してすぐれた
親和性を有し、200℃未満、特に160℃程度の板温
における低温接着が可能であり、かつ、耐水性および耐
低温性などの接着性能にもすぐれ、苛酷な屋外用途にも
実用可能な接着剤組成物を提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の接着剤組成物
は、(A)100重量部のポリエステル共重合体樹脂
と、(B)1〜20重量部のポリイソシアネート化合物
とを主成分として含み、前記ポリエステル共重合体
(A)が下記共重合成分:(i)(a)30〜70モル
%のイソフタル酸と、(b)70〜30モル%のテレフ
タル酸と、を含むジカルボン酸成分と、(ii)(c)1
0〜50モル%のエチレングリコールと、(d)40〜
84モル%のネオペンチルグリコールと、(e)1〜4
0モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールと、お
よび(f)5〜20モル%の、第二級水酸基を有する少
なくとも1種のグリコール化合物と、を含むジオール成
分と、並びに(iii)前記ジカルボン酸成分に対し、0.
1〜10モル%の、少なくとも1種のトリアジン化合物
からなるトリアジン成分と、の共重合体である、ことを
特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の接着剤組成物は、少なく
とも1種の特定ポリエステル共重合体樹脂(A)と、そ
の重量の1〜20%の少なくとも1種のポリイソシアネ
ート化合物(B)とを主成分として含むものである。ポ
リエステル共重合体樹脂(A)は、ジカルボン酸成分
(i)と、ジオール成分(ii)と、および、トリアジン
成分(iii)との共重合体である。
【0013】ジカルボン酸成分(i)は、30〜70モ
ル%のイソフタル酸(a)と、30〜70モル%のテレ
フタル酸とからなるものである。ジカルボン酸成分中の
イソフタル酸(a)の含有率が30モル%より低く、従
って、テレフタル酸(b)の含有率が70モル%より高
い場合、得られる接着剤組成物の低温接着性が不満足な
ものとなる。また、ジカルボン酸成分中のイソフタル酸
(a)の含有率が70モル%よりも高く、従ってテレフ
タル酸(b)の含有率が30モル%より低い場合には、
得られる接着剤組成物の凝集性および耐熱水性が不十分
となる。
【0014】ジオール成分(ii)はエチレングリコール
(c)、ネオペンチルグリコール(d)1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール(e)および第二級水酸基を有す
る少なくとも1種のグリコール化合物(f)をそれぞ
れ、(c):10〜50モル%、(d):40〜84モ
ル%、(e):1〜40モル%、好ましくは3〜15モ
ル%および(f):5〜20モル%の含有率で含むもの
である。
【0015】エチレングリコール(c)の含有率が10
モル%より低くなり、および/又は、ネオペンチルグリ
コール(d)の含有率が84モル%より高くなると、得
られるポリエステル共重合体は、十分に高い重合度を持
つことが困難となり、その軟化温度が低くなり、従っ
て、得られる接着剤組成物の耐熱性が不十分となる。ま
た、エチレングリコール(c)の含有率が50モル%よ
り高くなり、および/又は、ネオペンチルグリコール
(d)の含有率が40モル%より低くなると、得られる
ポリエステル共重合体の溶剤溶解性が不十分となり、得
られる接着剤組成物の接着性が不十分となる。
【0016】更にジオール成分(ii)中の1,4−シク
ロヘキサンジメタノール(e)の含有率が1モル%より
低くなると、得られる接着剤組成物のポリ塩化ビニルに
対する親和性(又は相溶性)が不十分となり、また、こ
れを40モル%より高くしても得られる接着剤組成物の
ポリ塩化ビニルに対する親和性を更に向上させる効果は
小さく、却って重合成分混合物のポリエステル共重合体
への重合性を低下させ、また製造コストを押し上げると
いう不利がある。
【0017】また、ジオール成分(ii)は、前述のエチ
レングリコール(c)、ネオペンチルグリコール(d)
および1,4−シクロヘキサンジメタノール(e)に加
えて、接着剤溶液のポットライフを向上させる為に5〜
20モル%の、第二級水酸基を有するグリコール化合物
(f)の少なくとも1種が添加されている。この場合、
ジオール成分(ii)中のグリコール化合物(f)の含有
率が5モル%未満であると、得られる接着剤溶液のポッ
トライフ向上効果が不十分になり、また、それが20モ
ル%を越えて大きくなると、得られる重合反応混合物の
重合性が低下し、得られる接着剤組成物の接着性が不十
分となる。
【0018】ポリエステル共重合体樹脂(A)のトリア
ジン成分(iii)は、ジカルボン酸成分(i)含有量に対
し0.1〜10モル%の、少なくとも1種のトリアジン
化合物からなるものである。このトリアジン化合物は例
えばメラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、
プロピルグアナミンおよびイソプロピルグアナミンなど
から選ばれる。
【0019】トリアジン成分(iii)の含有率が0.1モ
ル%より小さくなると、得られる接着剤組成物の、金属
に対する接着性が不十分となり、かつ得られる接着物の
耐水性が不十分となり、また、それが10モル%よりも
高くなると、得られる接着剤組成物の溶剤溶解性が低下
し、場合によってはゲル化するおそれがある。
【0020】ポリエステル共重合体樹脂(A)の製造に
際しては、従来公知のポリエステル共重合体樹脂の重合
操作をそのまま適用できる。例えばジカルボン酸成分
(i)とジオール成分(ii)とトリアジン成分(iii)と
を直接重縮合させてエステル化してもよいし、あるいは
ジカルボン酸のエステル形成性誘導体とジオール成分と
をエステル交換し、トリアジン成分(iii)とともに加熱
減圧下で重縮合反応を実施してポリエステル共重合樹脂
(A)を得てもよい。これらの場合、必要に応じて公知
の反応促進触媒や耐熱安定剤を添加使用してもよい。
【0021】ポリエステル共重合体(A)(ジオール成
分(ii)が、グリコール化合物(f)を含んでいる。)
は、GPC法による重量平均分子量で20,000以上
の分子量を有することが好ましく、20,000〜6
5,000の範囲内にあることがより好ましい。この分
子量が20,000より小さくなると、得られる接着剤
組成物の接着性が不十分となることがある。またポリエ
ステル共重合体(A)の分子量が65,000を越えて
大きくなると、その溶剤溶解性が不十分になったり、お
よび/又は溶液の粘度が過大になったりすることがあ
る。
【0022】本発明の組成物において、ポリエステル共
重合体樹脂(A)に配合されるポリイソシアネート化合
物(B)は2以上のイソシアネート基を有する化合物で
あれば、特に限定されることなく、各種のポリイソシア
ネート化合物を使用することができる。本発明に使用で
きる代表的なポリイソシアネート化合物(B)として
は、2,4−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、ジアニシジンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリス(4
−フェニルイソシアネートチオフォスフェート)、N,
N′−(4,4′ジメチル−3,3′−ジフェニルジイ
ソシアネート)ウレジオン、4,4′,4″−トリメチ
ル−3,3′,3″−トリイソシアネート−2,4,6
−トリフェニルシアヌレート、2,6−ジイソシアネー
トメチルカプロエート等が挙げられる。
【0023】ポリイソシアネート化合物(B)は、共重
合ポリエステル樹脂(A)100重量部に対して、1〜
20重量部の量で添加される。ポリイソシアネート化合
物(B)の配合量が1重量部未満では得られる接着剤組
成物の接着性および耐水性が不十分となり、また、20
重量部を超えると得られる接着剤組成物のポットライフ
が短くなる。
【0024】本発明の接着剤組成物には、上記の主成分
の他に、酸化チタン、カーボンブラック等の無機顔料、
フタロシアニンブルー、赤色レーキ顔料等の有機顔料、
ストロンチウムクロメート、カルシウムクロメート、バ
リウムクロメート等のクロム化合物や塩基性クロム酸塩
鉛、鉛酸カルシウム等の鉛化合物等の無機防錆顔料等が
通常の添加量で添加されていてもよい。
【0025】本発明の接着剤組成物は、溶剤に溶解して
使用することができ、溶剤としては、ベンゼン、トルエ
ン、アセトン、クロロホルム、酢酸エチル、酢酸−n−
ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロヘキ
サノン、メチルエチルケトン、フェノール等の溶剤の一
種または二種以上の混合物を使用することができる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0027】実施例1〜5並びに比較例1および2 実施例1〜5並びに比較例1および2の各々において、
テレフタル酸、イソフタル酸、エチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、表1に記載のグリコール化合物および表1に記
載のトリアジン化合物を表1に記載のモル量で反応器に
仕込み、窒素気流下185〜240℃に徐々に加熱昇温
してエステル化反応を行なった。その後反応混合物の温
度を260℃に昇温し、これに重合触媒を添加し、徐々
に減圧して過剰のジオール成分を留出させ、最終的に1
mmHg以下の減圧下に3時間重縮合反応を実施し、表1に
記載された重量平均分子量を有するポリエステル共重合
体(A)を得た。
【0028】得られた共重合ポリエステル樹脂100重
量部と、表1に示されたジイソシアネート化合物の、表
1に示された量とをシクロヘキサノン300重量部に溶
解して、接着剤組成物の溶液を調製した。この接着剤溶
液を室温に放置し、そのポットライフを測定した。この
接着剤溶液を0.8mm厚さの化成処理鋼板(商標:ボン
デライト♯3960、日本テストパネル(株)社製)上
に、固形膜厚さが4μmになるように塗布し、板温を1
分間で160℃に加熱昇温し、接着剤層上にポリ塩化ビ
ニル樹脂シートを貼り合わせ、冷却して塩ビ鋼板を得
た。
【0029】得られた塩ビ鋼板のポリ塩化ビニル樹脂シ
ート層に3mm間隔の井桁状カットを施し、エリクセン試
験機を用いて塩ビ鋼板の裏面から、井桁状カット部の中
心部分を、8mm突き出し、鋼板−ポリ塩化ビニル樹脂シ
ート層との初期接着性をテストし、ポリ塩化ビニルシー
トの強制剥離性を観察しその結果を下記の5段階に評価
した。クラス ポリ塩化ビニル樹脂シートの強制剥離性 5 強制剥離極めて困難 4 強制剥離やゝ困難 3 強制剥離可能 2 強制剥離やゝ容易 1 自然に剥離 (クラス4および5が合格)
【0030】また、上記と同様にして、塩ビ鋼板のポリ
塩化ビニル樹脂シート層に5mm間隔の井桁状カットを施
し、これを沸水中に2時間浸漬し、上記と同じ剥離テス
トを施し、シート層の強制剥離性を観察し、上記と同様
に評価した。
【0031】更に、5mm間隔の井桁状カットを施した塩
ビ鋼板に−20℃で2時間の低温処理を施し、これに上
記と同じ剥離テストを施し、シート層の強制剥離性を観
察し、上記と同様に評価した。ポリエステル共重合体
(A)の共重合成分組成を表1に示し、テスト結果を表
2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1の註 (a):イソフタル酸 (b):テレフタル酸 (c):エチレングリコール (d):ネオペンチルグリコール (e):1,4−シクロヘキサンジメタノール (f):第2級水酸基含有グリコール化合物 (f−1):2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキ
シル)プロパン (f−2):1,4−ビス(2−ヒドロキシプロピルオ
キシ)ベンゼン (f−3):1,4−ビス(2−ヒドロキシプロピルオ
キシ)シクロヘキサン (*)1:ジカルボン酸成分モル量に対するモル% (*)2:ポリエステル共重合体(A)100重量部に
対する重量部 (*)3:商標;コロネートL、日本ポリウレタン社製 (*)4:商標;タケネートD−140N、武田薬品社
製 (*)5:商標;コロネートHL、日本ポリウレタン社
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、金属材料(鋼
板)とプラスチック材料(ポリ塩化ビニル樹脂材料)と
を、200℃より低い接着温度において強固に接着する
ことができ、かつ得られる接着物は、すぐれた耐水性、
耐熱水性および耐低温性を有する。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 正光 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60 号 三菱レイヨン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−199241(JP,A) 特開 昭58−138760(JP,A) 特開 昭63−196626(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)100重量部のポリエステル共重
    合体樹脂と、 (B)1〜20重量部のポリイソシアネート化合物とを
    主成分として含み、 前記ポリエステル共重合体(A)が下記共重合成分: (i)(a)30〜70モル%のイソフタル酸と、
    (b)70〜30モル%のテレフタル酸と、を含むジカ
    ルボン酸成分と、 (ii)(c)10〜50モル%のエチレングリコール
    と、(d)40〜84モル%のネオペンチルグリコール
    と、(e)1〜40モル%の1,4−シクロヘキサンジ
    メタノールと、および(f)5〜20モル%の、第二級
    水酸基を有する少なくとも1種のグリコール化合物とを
    含むジオール成分と、および (iii)前記ジカルボン酸成分に対し、0.1〜10モル
    %の、少なくとも1種のトリアジン化合物からなるトリ
    アジン成分と、の共重合体である、ことを特徴とする接
    着剤組成物。
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