JPH05139712A - 導電性多孔質炭素材の製造方法 - Google Patents

導電性多孔質炭素材の製造方法

Info

Publication number
JPH05139712A
JPH05139712A JP3303382A JP30338291A JPH05139712A JP H05139712 A JPH05139712 A JP H05139712A JP 3303382 A JP3303382 A JP 3303382A JP 30338291 A JP30338291 A JP 30338291A JP H05139712 A JPH05139712 A JP H05139712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated
porous carbon
carbon material
surface area
specific surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3303382A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kitajima
嶋 栄 二 北
Takashi Oyama
山 隆 大
Toshifumi Ishitobi
飛 利 文 石
Hiroichi Teraoka
岡 博 一 寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koa Oil Co Ltd
Original Assignee
Koa Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koa Oil Co Ltd filed Critical Koa Oil Co Ltd
Priority to JP3303382A priority Critical patent/JPH05139712A/ja
Publication of JPH05139712A publication Critical patent/JPH05139712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/22Electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】電気二重層キャパシタや種々の二次電池の電極
材料として多孔質炭素材の提供。 【構成】賦活状態にある炭素質材料および/または賦活
処理が施された炭素質材料を黒鉛化したのち、さらにこ
の黒鉛化物に対して賦活処理を施すことを特徴とする、
導電性多孔質炭素材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素材に関し、特に導
電性と多孔質特性の双方にすぐれた導電性多孔質炭素材
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】多孔質炭素材、特に活性
炭はその優れた吸着能の故に種々の気体、液体から不純
物の除去並びに有用物質の回収等に従来から広く利用さ
れている。
【0003】ところで、近年、マイクロコンピュータな
どの電子機器に超LSIが用いられるようになってきて
おり、それに伴い、ICのメモリ部分(RAM)等の電
源断に対するバックアップ用電源の需要が高まってお
り、これに応えるものとして電気二重層キャパシタや種
々の二次電池が研究開発され、製品化されている。
【0004】この様な状況の中で、電気二重層キャパシ
タや種々の二次電池の電極材料として多孔質炭素材の適
用が研究開発されている。
【0005】このような電極材への適用を目的とする多
孔質炭素材としては、従来の活性炭に要求される様な高
比表面積、高細孔容積、適度な細孔分布に加えて、高い
導電性が要求されている。
【0006】従来の活性炭は、樹脂廃棄物等の有機性廃
棄物、パルプ製造残査、石炭、石炭コークス、木材、ヤ
シガラ、石炭タール、石油ピッチ等を原料として用い、
1回の賦活処理および熱処理によって製造されている。
また、この場合の賦活方法としては、一般に水蒸気およ
びCOやOなどの酸化性ガスを用いるものや、カセ
イソーダ、水酸化カリウム、塩化亜鉛、塩化マグネシウ
ム、塩化カルシウム、塩化錫、消石灰、生石灰、りん
酸、硫酸、硼酸、りん酸カルシウム、硫酸カルシウム等
の賦活助剤を用いるものがある(JW、ハスラー「活性
炭」p155、共立出版)。
【0007】これら従来の活性炭は、結晶構造が無定形
であったり、最終的な熱処理温度が最大でも1200℃
であるために結晶構造が発達しておらず、このため電気
比抵抗が高く、すなわち導電性が悪いため、電極材とし
ては不適当である(特公昭60−53425)。
【0008】一方、電極材に要求される導電性を付与す
るために、易黒鉛化性の炭素材を原料にした活性炭を2
000℃以上で熱処理することによって黒鉛化する方法
があるが、この方法では不可避的に熱収縮や結晶成長が
起こるために、炭素材中の細孔が大幅に減少してしまう
か、または消滅してしまい、したがって活性炭の特徴で
ある高表面積、高細孔容積が失われることとなる(細川
健次、山口克、「炭素」No.97、p54、1979
年)。
【0009】また、易黒鉛化性の炭素材を2000℃以
上の温度で黒鉛化処理した後、賦活することによって導
電性多孔質炭素材を製造することが考えられるが、易黒
鉛化性の炭素材を2000℃以上の温度で黒鉛化処理す
ると、結晶が高度に発達し過ぎるため賦活処理における
反応活性点が著しく減少するため、賦活しても細孔が得
られず、したがって導電性と多孔性の双方を具備する炭
素材は得ることができない。
【0010】一方、近年、上記の従来の活性炭の製造方
法以外の方法が幾つか提案されている。そのひとつは、
カーボンブラックを2000℃以上の温度で黒鉛化処理
した後、乾燥空気中600℃程度で賦活する方法である
が、この方法によって得られる炭素材は比表面積が1m
2 /g以下で非常に小さく、したがってやはり電極材と
しては不適当である(MORENO, CASTILLA etc, J Colloi
d InTerface Sci,vol112、p293〜295 、1986年)。
【0011】また、結晶性がよいといわれている光学的
異方性のメソカーボンマイクロビーズを原料として、4
00℃〜900℃で賦活された比表積が約4000m2
/gを有するメソカーボンマイクロビーズ系の活性炭の
利用が提案されている(特開平1−230414)。し
かし、このメソカーボンマイクロビーズ系の活性炭は、
黒鉛化処理された易黒鉛化性の炭素材に比べると導電性
は相当劣るものである。また、このメソカーボンマイク
ロビーズ系の活性炭を黒鉛化処理した場合、導電性は良
好となるものの、前述したように、黒鉛化処理によって
約4000m2 /gあった比表面積が1m2 /g以下に
減少してしまう。即ち、黒鉛化処理によって、黒鉛化処
理前に有していた活性炭としての細孔が消滅してしまう
のである。さらに、特開平2−184511号によれ
ば、緻密なSiC材料をハロゲンガスを含有する雰囲気
中で加熱処理することによりグラファイト化し、導電性
多孔質炭素材を製造する方法が提案されている。しかし
ながら、この方法では原料として高価なSiCを用いる
ため、工業的に製造することが困難となり、したがって
実用的な方法とは必ずしもいえない。
【0012】結局、現在においては、黒鉛化処理された
易黒鉛化性の炭素材と同様の高導電性を有し、しかも活
性炭と同様の機能、即ち相当の比表面積を有する多孔質
炭素材は提供されていないのが現状である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであっ
て、導電性と多孔性の双方の特性を具備する導電性多孔
質炭素材を製造するための方法を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による導電性多孔質炭素材の製造方法は、賦
活状態にある炭素質材料および/または賦活処理が施さ
れた炭素質材料を黒鉛化したのち、さらにこの黒鉛化物
に対して賦活処理を施すことを特徴とするものである。
【0015】以下、本発明をさらに詳細に説明する。炭素質材料 本発明において原料として用いる炭素質材料は、賦活状
態にある炭素質材料および/または賦活処理が施された
炭素質材料である限り特に限定されるものではない。具
体的には、賦活処理によって細孔が形成し、活性炭並び
に活性炭素繊維になりうる炭素質材料もしくは、活性
炭、活性炭素繊維などが好ましく用いられ得る。例え
ば、樹脂廃棄物等の有機性廃棄物、パルプ製造残査、石
炭、石炭コークス、木材、ヤシガラ、石炭タール、石油
ピッチ等並びにそれぞれを1200℃以下の温度で熱処
理したもの等の活性炭原料並びに種々の炭素繊維の製造
過程で生成する生繊維および不融化繊維、または炭化繊
維もしくは、これらを賦活して得られる活性炭、活性炭
素繊維が用いられ得る。
【0016】これらの炭素質材料から製造された活性
炭、活性炭素繊維は、材料によって程度の差があるもの
の2000℃以上の熱処理により黒鉛結晶が発達する。
【0017】特に、易黒鉛化性材料であるピッチ系炭素
繊維の製造過程で生成する生繊維及び不融化繊維、炭化
繊維や石油コークスやピッチの熱処理過程で生成するメ
ソカーボンマイクロビーズは、高温の熱処理によって結
晶が大きく発達し、良好な導電性を示すので、本発明の
原料として好ましい。
【0018】また、炭素質材料の形状は、特に限定され
るものでなく、例えば粉状、粒状、球状、繊維状のいず
れのものでもよい。賦活処理 本発明においては、少なくとも2段階の賦活処理を行う
ことを特徴としている。ただし、黒鉛化処理の対象とな
る炭素質材料が既に賦活状態にあるものであれば、黒鉛
化処理後に少なくとも1回賦活処理を施すこととなる。
この場合の賦活処理は複数回であってもよい。すなわ
ち、黒鉛化処理の前後において対象炭素質材料に賦活処
理が施されるかあるいは賦活状態が実現されているかぎ
りにおいて本発明の範囲に含まれる。
【0019】黒鉛化処理の前後及び/または後に行う賦
活処理の方法は、双方ともに特に限定されるものではな
く、水蒸気およびCOやOなどの酸化性ガスを用い
るものや、カセイソーダ、水酸化カリウム、塩化亜鉛、
塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化錫、消石灰、
生石灰、りん酸、硫酸、硼酸、りん酸カルシウム、硫酸
カルシウム等の賦活助剤を用いるもののいずれのものを
用いてもよく、これらの少なくとも一種を使用すること
ができる。好ましくは、水蒸気を用いることがコストの
面からみて望ましい。
【0020】水蒸気を用いて賦活する場合は、水蒸気の
付与量は、原料の炭素質材料の重量の1〜100倍重量
とすることが好ましい。また、賦活の程度は、水蒸気の
付与量にほぼ比例するので、該付与量により多孔質炭素
材の比表面積を調整することが可能であるカセイソーダ
や水酸化カリウム等の薬品を賦活助剤として使用する場
合は、賦活助剤の付与量は原料の炭素質材料の重量の1
〜10倍重量とすることが好ましい。
【0021】賦活の程度は、賦活助剤の付与量にほぼ比
例するので、該付与量により多孔質炭素材の比表面積を
調整することが可能である。
【0022】賦活処理は、賦活助剤を付与し、若しくは
付与しない炭素質材料を400〜1000℃程度に加熱
することにより行ことができる。昇温速度および加熱保
持時間は特に限定されない。
【0023】賦活時の雰囲気は、水蒸気賦活の場合は、
水蒸気の付与量が、原料の炭素質材料の重量の1〜10
0倍重量になるように水蒸気量を調整しながら窒素、ア
ルゴン等の不活性ガスを注入するが、一酸化炭素、酸素
等が存在していてもよい。
【0024】一方、上記薬品を賦活助剤として用いる場
合は、窒素、アルゴン等の不活性雰囲気であっても、あ
るいは水蒸気、一酸化炭素、酸素等が存在する酸化性雰
囲気であってもよい。黒鉛化処理 黒鉛化処理は、不活性雰囲気下において2000℃以上
の温度条件下で行われ得る。
【0025】ここで、高温で熱処理するほど黒鉛結晶が
成長しやすく、導電性が向上するが、その反面、その後
の再賦活処理における細孔形成が困難になる傾向がみら
れるので、加熱温度は目的とする導電性に鑑みて適宜選
択することが望ましい。また、黒鉛化処理の回数は特に
限定されるものではなく、複数回であってもよい。導電
性多孔質炭素材の主な性状本発明によって得られる導電
性多孔質炭素材は、導電性と多孔質特性の双方にすぐれ
ている。具体的には、比表面積が100m2 /g以上で
あり、平均細孔径が40オングストローム以上、結晶性
を表すX回折のd002 が3.42以下のものを得ること
が可能である。
【0026】特に、易黒鉛化性の炭素質材を原料にした
場合には、結晶性を表すX回折のd002 が3.38と非
常に良い結晶性を有しており、電気比抵抗も市販の活性
炭に比べ著しく小さいものが得られる。
【0027】従来の活性炭は、結晶構造が無定形であっ
たり、最終的な熱処理温度が最大でも1200℃である
ために結晶構造が発達しておらず、このため電気比抵抗
が高く、すなわち導電性が悪いため、そのままの状態で
は電極材として不適当である。一方、電極材に要求され
る導電性を付与するために、易黒鉛化性の炭素材を原料
にした活性炭を2000℃以上で熱処理すると熱収縮や
結晶成長が起こるために、細孔が大幅に減少するか、ま
たは消滅してしまい、活性炭の特徴である高表面積、高
細孔容積が失われてしまう。
【0028】また、易黒鉛化性の炭素材を2000℃以
上の温度で黒鉛化熱処理した後、賦活することによって
導電性多孔質炭素材を製造することが考えられるが、易
黒鉛化性の炭素材を2000℃以上の温度で黒鉛化熱処
理すると、結晶が高度に発達し過ぎるため賦活処理にお
ける反応活性点が著しく減少するため、賦活しても細孔
が得られず導電性多孔質炭素材が得られない。
【0029】本発明者は、以上の状況を踏まえて新規な
導電性多孔質炭素材を発明するに至ったものであり、好
ましい一例を用いて本発明のメカニズムを説明すると以
下の通りである。
【0030】たとえば、炭素質材料を400〜1000
℃の温度範囲で水蒸気や薬品等の賦活助剤を用いて賦活
すると、その比表面積が1000m2 /g以上の活性炭
あるいは活性炭素繊維が得られる。これを1000〜3
000℃の範囲において不活性雰囲気下で加熱処理(黒
鉛化)すると、温度の上昇に伴って熱収縮や結晶成長が
起こるために細孔が大幅に減少し、比表面積が20m2
/g以下になるが一回目に賦活したときに生成した細孔
の痕跡は残存すると考えられる。この痕跡は、BET吸
着法によっても測定できないほど小さい細孔からなる。
【0031】ここで、加熱処理により結晶成長が起こる
ために電気比抵抗が著しく低下、すなわち導電性が著し
く向上する。さらにまた、この高導電性でかつ細孔の痕
跡を有する炭素材を再度400〜1000℃の温度範囲
で水蒸気や薬品等の賦活助剤を用いて賦活すると、細孔
の痕跡が賦活反応の反応開始点となって再び比表面積が
100m2 /gを有する導電性多孔質炭素材が生成する
ものと考えられる。
【0032】上述した具体例においては、賦活処理、加
熱処理(黒鉛化)、賦活処理といった3段階の処理によ
って導電性多孔質炭素材が製造されるが、本発明の範囲
に含まれる限りこれらの具体例に限定されるものではな
い。
【0033】ここで、原料の炭素質材料が易黒鉛化性の
性質を示すものほど本発明の処理によって得られる多孔
質炭素材の結晶性および導電性が良好なものとなる。ま
た、炭素質材料を賦活せずに、あるいは賦活状態にない
炭素質材料をそのまま黒鉛化処理したとしても、賦活反
応の反応開始点が生成されていないので、さらにこれを
賦活処理したとしても細孔は形成されることはない。一
方、炭素質材料を賦活処理したのちに黒鉛化処理を施す
だけでは、熱収縮や結晶成長が優勢となるため、細孔の
痕跡は残るものの比表面積は著しく小さなものに止ま
る。本発明における第1賦活処理、黒鉛化、第2賦活処
理からなる3段階の処理の意義はここにある。
【0034】
【実施例】種々の炭素質材料を原料にして導電性多孔質
炭素材の調整を行った。
【0035】得られた多孔質炭素材についてBET測定
法により比表面積及び平均細孔径を、X線回折法により
002面の面間隔(d002 )及び002面からの結晶子
の大きさ(Lc)を測定した。
【0036】また、導電性については、得られた多孔質
炭素材の未成形品と成形品について評価した。
【0037】未成形品については、内径0.7mmφ、長
さ12mmのガラス製キャピラリーに得られた多孔質炭素
材の2.5mgを充填し、その両端を導電性銀ペーストで
封印した後、両端に一定電圧を印加し、その時の電流値
を測定し、多孔質炭素材の体積固有抵抗値を求めた。
【0038】成形品については、得られた多孔質炭素材
を一定の大きさに成形したものを電極とし、1mol KC
l溶液中における電流‐電位曲線電流規制方式で求める
ことで行った(増子昇著「電気化学測定法」、電気化学
協会編、11頁、1972年)。
【0039】なお、対極には白金極を、参照電極には塩
化銀電極を用いポテンシオスタットを用いて測定した。実施例1 光学的異方性ピッチを原料にしたピッチ系炭素繊維の製
造過程で得られる不融化繊維(繊維径10μm)の0.
3gを石英ボートに乗せ、石英製の反応管に入れ、窒素
を200ml/分、水蒸気を0.2g/分の割合で注入し
ながら室温から850℃まで5℃/分の昇温速度で加熱
し、同温度に1時間保持した後、室温まで冷却して取り
出した。収率は、30%であった。得られた反応生成物
の比表面積は900m2 /g、細孔容積は0.61ml/
g、平均細孔径は31オングストロームであった。
【0040】この反応生成物1gをタンマン炉に入れ、
アルゴン雰囲気下で室温から2500℃まで20℃/分
の昇温速度で加熱し、同温度に30分保持した後、室温
まで冷却して取り出した。収率は、93%であった。得
られた生成物の比表面積は、BET測定法では検出でき
ない程小さいものであった。
【0041】この生成物0.3gを再度石英ボートに乗
せ、石英製の反応管に入れ、窒素を200ml/分、水蒸
気を0.2g/分の割合で注入しながら室温から950
℃まで5℃/分の昇温速度で加熱し、同温度に1時間保
持した後、室温まで冷却して取り出した。収率は、90
%であった。得られた反応生成物の比表面積は100m
2 /g、細孔容積は0.22ml/g、平均細孔径は59
オングストロームであった。結晶性は、表1に示す通
り、市販の活性炭に比べ非常に結晶が発達したものであ
り、体積固有抵抗は、4×10-4Ω・cmと非常に低いも
のが得られた。
【0042】また、図1に示す通り一定電流下の電圧が
市販の活性炭に比べ著しく小さいことから、この反応生
成物の成形体の導電性は、非常に優れていることが認め
られた。実施例2 光学的異方性ピッチを原料にしたピッチ系炭素繊維の製
造過程で得られる炭化繊維(繊維径10μm)を用い
て、実施例1と同様な方法で処理し、導電性多孔質炭素
材を得た。得られた導電性多孔質炭素材の収率、比表面
積、細孔容積、平均細孔径、体積固有抵抗は、表1に示
すとおり実施例1で得られたものとほぼ同じ収率、性状
であった。さらに、導電性多孔質炭素材の成形体の導電
性も図1に示すように良好なものであった。実施例3 光学的等方性ピッチを原料にしたピッチ系汎用炭素繊維
の製造過程で得られる不融化繊維(繊維径18μm)を
用いて、実施例1と同様な方法で処理し導電性多孔質炭
素材を得た。得られた導電性多孔質炭素材の収率、比表
面積、細孔容積、平均細孔径は、表1に示すとおり実施
例1で得られたものとほぼ同じ収率、性状であった。
【0043】また、体積固有抵抗及び導電性は、それぞ
れ表1及び図1に示すように良好なものであった。実施例4 粉末状の市販活性炭(比表面積1000m2 /g、細孔
容積0.63ml/g、平均細孔径26オングストロー
ム、武田薬品工業(株)製、商品名白鷺)を用いて、実
施例1と同様な方法で2500℃で加熱処理した。収率
は、87%であった。得られた生成物の比表面積は、1
5m2 /g、細孔容積は0.03ml/g、平均細孔径は
68オングストロームであった。この生成物0.3gを
石英ボートに乗せ、石英製の反応管に入れ、窒素を20
0ml/分、水蒸気を0.2g/分の割合で注入しながら
室温から950℃まで5℃/分の昇温速度で加熱し、同
温度に1時間保持した後、室温まで冷却して取り出し
た。収率は、69%であった。得られた反応生成物の比
表面積は140m2 /g、細孔容積は0.34ml/g、
平均細孔径は59オングストロームであった。
【0044】また、体積固有抵抗及び導電性は、それぞ
れ表1及び図1に示すように良好なものであった。実施例5 実施例2で用いた光学的異方性ピッチを原料にしたピッ
チ系炭素繊維の製造過程で得られる炭化繊維(繊維径1
0μm)1gと水酸化カリウム2gとの混合物に10ml
の水と1mlのエチルアルコールを加え、攪拌した後10
0℃で水及びエチルアルコールを蒸発、乾固した。次い
で、該混合物をステンレスボートに乗せ、ステンレス製
の反応管に入れ、窒素を200ml/分の割合で注入しな
がら、室温から850℃まで5℃/分の昇温速度で加熱
し、同温度に1時間保持した後、室温まで冷却して取り
出した。次いで、水洗し100℃で乾燥した。収率は、
30%であつた。得られた反応生成物の比表面積は11
00m2 /g、細孔容積は0.64ml/g、平均細孔径
は30オングストロームであった。
【0045】この反応生成物1gをタンマン炉に入れ、
アルゴン雰囲気下で室温から2500℃まで20℃/分
の昇温速度で加熱し、同温度に30分保持した後、室温
まで冷却して取り出した。収率は、90%であった。得
られた生成物の比表面積は、BET測定法では検出でき
ない程小さいものであった。
【0046】この生成物0.3gと水酸化カリウム0.
6gの混合物に10mlの水と1mlのエチルアルコールを
加え、攪拌後、100℃で水及びエチルアルコールを蒸
発、乾固した。ついで該混合物をステンレスボートに乗
せ、ステンレス製の反応管に入れ、窒素を200ml/分
の割合で注入しながら、室温から850℃まで5℃/分
の昇温速度で加熱し、同温度に1時間保持した後、室温
まで冷却して取り出した。次いで、水洗し100℃で乾
燥した。収率は、30%であった。得られた反応生成物
の比表面積は110m2 /g、細孔容積は0.22ml/
g、平均細孔径は70オングストロームであった。
【0047】また体積固有抵抗は、4×10-4Ω・cmと
非常に低いものが得られ、さらに、反応生成物の成形体
の導電性は、図1に示したように非常に優れていること
が認められた。比較例1 光学的異方性ピッチを原料にしたピッチ系炭素繊維の製
造過程で得られる不融化繊維(繊維径10μm)の0.
3gを石英ボートに乗せ、石英製の反応管に入れ、窒素
を200ml/分、水蒸気を0.2g/分の割合で注入し
ながら室温から850℃まで5℃/分の昇温速度で加熱
し、同温度に1時間保持した後、室温まで冷却して取り
出した。収率は、30%であった。得られた反応生成物
の比表面積は900m2 /g、細孔容積は0.61ml/
g、平均細孔径は31オングストロームであったが、体
積固有抵抗は1×10-2Ω・cmと高いものであった。ま
た、結晶性は、表1に示す通り非常に悪かった。
【0048】また反応生成物の成形体の導電性は図1に
示すとおり一定電流下における電圧が非常に高いことか
ら、導電性が非常に悪かった。比較例2 光学的異方性ピッチを原料にしたピッチ系炭素繊維の製
造過程で得られる炭化繊維(繊維径10μm)1gと水
酸化カリウム2gとの混合物に1lの水を加え、攪拌後
100℃で蒸発、乾固した。次いで、該混合物をステン
レスボートに乗せ、ステンレス製の反応管に入れ、窒素
を200ml/分の割合で注入しながら、室温から850
℃まで5℃/分の昇温速度で加熱し、同温度に1時間保
持した後、室温まで冷却して取り出した。次いで、水洗
し100℃で乾燥した。収率は、30%であった。得ら
れた反応生成物の比表面積は1100m2 /g、細孔容
積は0.64ml/g、平均細孔径は30オングストロー
ムであったが、体積固有抵抗は1×10-2Ω・cmと高い
ものであった。また、結晶性は、表1に示す通り非常に
悪かった。さらに、反応生成物の成形体の導電性も図1
に示すとおり非常に悪かった。比較例3 光学的異方性ピッチを原料にしたピッチ系炭素繊維の製
造過程で得られる炭化繊維(繊維径10μm)1gをタ
ンマン炉に入れ、アルゴン雰囲気下で室温から2500
℃まで20℃/分の昇温速度で加熱し、同温度に30分
保持した後、室温まで冷却して取り出した。収率は、9
4%であった。この生成物0.3gを石英ボートに乗
せ、石英製の反応管に入れ、窒素を200ml/分、水蒸
気を0.2g/分の割合で注入しながら室温から950
℃まで5℃/分の昇温速度で加熱し、同温度に1時間保
持した後、室温まで冷却して取り出した。収率は、25
%であった。得られた反応生成物の比表面積はBET測
定法では検出できない程小さいものであった。
【0049】なお、体積固有抵抗及び結晶性については
表1に示した。比較例4 メソカーボンマイクロビーズ(直径約20μm)1gと
水酸化カリウム5gとの混合物に20mlの水と2mlのエ
チルアルコールを加え、攪拌後100℃で蒸発、乾固し
た。ついで、該混合物をステンレスボートに乗せ、ステ
ンレス製の反応管に入れ、窒素ガスを200ml/分の割
合で流入しながら、室温から900℃まで1.6℃/分
の昇温速度で加熱し、900℃の温度で1時間保持した
後、室温まで冷却して取り出した。ついで水洗し、10
0℃で乾燥した。得られた反応生成物の収率は、原料メ
ソカーボンマイクロビーズに対して50%であった。
【0050】また、得られた反応生成物の比表面積は3
000m2 /g、細孔容積は1.71ml/g、平均細孔
径は20オングストロームであったが、体積固有抵抗は
2×10-2Ω・cmであり、実施例1に比べて相当大きな
値であった。また、反応生成物を成形した後の導電性
は、図1に示すように非常に悪かった。
【0051】さらに、結晶性についても表1に示すよう
に良好なものではなかった。比較例5 比較例4で得られた反応生成物(高比表面のメソカーボ
ンマクイロビーズ)1gをタンマン炉に入れ、アルゴン
雰囲気下で室温から2500℃まで20℃/分の昇温速
度で加熱し、2500℃で30分保持して黒鉛化処理を
行った。収率は90%であった。
【0052】黒鉛化処理した反応生成物の比表面積はB
ET法では検出できない程比表面積が減少してしまっ
た。なお、体積固有抵抗は、表1に示すように、比較例
4に比べて改善された。
【0053】 表1(最終生成物の性状) 比表面積 細孔容積 平均細孔径 d Lc 体積固有抵抗 2 002 (m /g) (ml/g) (A) (A) (A) (Ω・cm) 実施例1 100 0.22 59 3.38 240 4×10-4 実施例2 110 0.23 60 3.38 230 4×10-4 実施例3 420 0.41 41 3.41 70 8×10-3 実施例4 140 0.34 59 3.41 150 8×10-3 実施例5 110 0.22 59 3.38 240 4×10-4 比較例1 900 0.61 31 3.44 21 1×10-2 比較例2 1100 0.64 30 3.44 21 1×10-2 比較例3 Trace Trace 3.39 250 4×10-4 比較例4 3000 1.71 20 3.42 50 2×10-2 比較例5 Trace Trace 3.37 750 2×10-3
【0054】
【発明の効果】本発明は、高導電性でありながら高比表
面積を有する導電性多孔質炭素材を比較的低コストかつ
簡易な方法で製造する方法を提供するものであり、さら
に本発明によって得られた導電性多孔質炭素材は電気二
重層キャパシタや二次電池の電極性能を大幅に向上する
上においてすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電性特性を示す電流‐電圧曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 4/04 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】賦活状態にある炭素質材料および/または
    賦活処理が施された炭素質材料を黒鉛化したのち、さら
    にこの黒鉛化物に対して賦活処理を施すことを特徴とす
    る、導電性多孔質炭素材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記黒鉛化を2000℃以上の温度条件下
    で行う、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記賦活処理が施された炭素質材料が、活
    性炭または活性炭素繊維である、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】前記賦活状態にある炭素質材料が、120
    0℃以下の温度で熱処理された易黒鉛化性の炭素質材料
    である、請求項1に記載の方法。
JP3303382A 1991-11-19 1991-11-19 導電性多孔質炭素材の製造方法 Pending JPH05139712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3303382A JPH05139712A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 導電性多孔質炭素材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3303382A JPH05139712A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 導電性多孔質炭素材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05139712A true JPH05139712A (ja) 1993-06-08

Family

ID=17920346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3303382A Pending JPH05139712A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 導電性多孔質炭素材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05139712A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09243035A (ja) * 1996-03-12 1997-09-16 Jinbo:Kk 焼却装置
WO2000011688A1 (en) * 1998-08-25 2000-03-02 Kanebo, Limited Electrode material and method for producing the same
JP2001085063A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Ngk Insulators Ltd 電気化学キャパシタ
JP2002128514A (ja) * 2000-10-16 2002-05-09 Nisshinbo Ind Inc 炭素質材料、電気二重層キャパシタ用分極性電極及び電気二重層キャパシタ
US6627352B1 (en) 1996-08-22 2003-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lithium ion secondary battery and its negative electrode
WO2005088658A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Power Systems Co., Ltd. 蓄電要素及び電気二重層キャパシタ
JP2005347517A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Nisshinbo Ind Inc 電気二重層キャパシタ電極用活性炭の製造方法
JP2006339587A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kuraray Co Ltd 分極性電極の製造方法、分極性電極及び電気二重層キャパシタ、並びに炭素質材料の選別方法
JP2008050258A (ja) * 2007-09-12 2008-03-06 Mitsubishi Chemicals Corp 炭素質物質及びそれを用いた電気二重層キャパシター
JP2008085358A (ja) * 2007-11-07 2008-04-10 Kureha Corp 電気二重層キャパシタ電極用炭素材
JP2009087871A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Nippon Oil Corp リチウムイオン二次電池負極用人造黒鉛及びその製造方法
JP2011037705A (ja) * 2007-04-04 2011-02-24 Sony Corp 多孔質炭素材料、吸着剤、充填剤、マスク、吸着シート及び担持体
JP2011042569A (ja) * 2007-04-04 2011-03-03 Sony Corp 多孔質炭素材料、吸着剤、充填剤、マスク、吸着シート及び担持体
KR101530870B1 (ko) * 2007-11-08 2015-06-23 제이엑스 닛코닛세키에너지주식회사 리튬 이온 2차 전지 음극 재료용 원료탄 조성물 및 이의 제조 방법
WO2015118849A1 (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 三井化学株式会社 リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用負極用合材ペーストおよびリチウムイオン二次電池用負極の製造方法
JP2015536901A (ja) * 2012-12-13 2015-12-24 ビーエーエスエフ コーポレーション 炭素体及び強磁性炭素体
JP2016006011A (ja) * 2007-04-04 2016-01-14 ソニー株式会社 電極材料、キャパシタ用材料及び多孔質炭素材料、並びに、電子機器及びキャパシタ
EP3006399A1 (en) * 2007-04-04 2016-04-13 Sony Corporation Porous carbon material, process for producing the same, adsorbent, mask, adsorbent sheet and supporting member
US20220149370A1 (en) * 2019-03-13 2022-05-12 Toyobo Co., Ltd. Carbon electrode material and redox battery
US20230020290A1 (en) * 2021-07-14 2023-01-19 Suncor Energy Inc. Production of carbon fiber from asphaltenes
US11667850B2 (en) 2019-01-15 2023-06-06 Suncor Energy Inc. Combined process to produce both a pipelineable crude and carbon fiber from heavy hydrocarbon

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09243035A (ja) * 1996-03-12 1997-09-16 Jinbo:Kk 焼却装置
US6627352B1 (en) 1996-08-22 2003-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lithium ion secondary battery and its negative electrode
WO2000011688A1 (en) * 1998-08-25 2000-03-02 Kanebo, Limited Electrode material and method for producing the same
KR100547455B1 (ko) * 1998-08-25 2006-02-01 후지 주코교 카부시키카이샤 전극재
JP2001085063A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Ngk Insulators Ltd 電気化学キャパシタ
JP2002128514A (ja) * 2000-10-16 2002-05-09 Nisshinbo Ind Inc 炭素質材料、電気二重層キャパシタ用分極性電極及び電気二重層キャパシタ
US7626804B2 (en) 2004-03-10 2009-12-01 Masaki Yoshio Power storage element and electric double layer capacitor
WO2005088658A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Power Systems Co., Ltd. 蓄電要素及び電気二重層キャパシタ
JP2005347517A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Nisshinbo Ind Inc 電気二重層キャパシタ電極用活性炭の製造方法
JP2006339587A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kuraray Co Ltd 分極性電極の製造方法、分極性電極及び電気二重層キャパシタ、並びに炭素質材料の選別方法
JP2011042569A (ja) * 2007-04-04 2011-03-03 Sony Corp 多孔質炭素材料、吸着剤、充填剤、マスク、吸着シート及び担持体
US11545665B2 (en) 2007-04-04 2023-01-03 Sony Corporation Carbon-polymer complex
JP2011037705A (ja) * 2007-04-04 2011-02-24 Sony Corp 多孔質炭素材料、吸着剤、充填剤、マスク、吸着シート及び担持体
US11955638B2 (en) 2007-04-04 2024-04-09 Sony Corporation Sheet-shaped member
EP4122883A1 (en) * 2007-04-04 2023-01-25 Sony Group Corporation Carbon-polymer complex and adsorbent comprising the same
JP2016006011A (ja) * 2007-04-04 2016-01-14 ソニー株式会社 電極材料、キャパシタ用材料及び多孔質炭素材料、並びに、電子機器及びキャパシタ
EP3006399A1 (en) * 2007-04-04 2016-04-13 Sony Corporation Porous carbon material, process for producing the same, adsorbent, mask, adsorbent sheet and supporting member
JP2017017336A (ja) * 2007-04-04 2017-01-19 ソニー株式会社 多孔質炭素材料の製造方法
US10714750B2 (en) 2007-04-04 2020-07-14 Sony Corporation Porous carbon materials and production process thereof, and adsorbents, masks, adsorbing sheets and carriers
US10756346B2 (en) 2007-04-04 2020-08-25 Sony Corporation Porous Carbon Material
JP2008050258A (ja) * 2007-09-12 2008-03-06 Mitsubishi Chemicals Corp 炭素質物質及びそれを用いた電気二重層キャパシター
JP2009087871A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Nippon Oil Corp リチウムイオン二次電池負極用人造黒鉛及びその製造方法
JP2008085358A (ja) * 2007-11-07 2008-04-10 Kureha Corp 電気二重層キャパシタ電極用炭素材
KR101530870B1 (ko) * 2007-11-08 2015-06-23 제이엑스 닛코닛세키에너지주식회사 리튬 이온 2차 전지 음극 재료용 원료탄 조성물 및 이의 제조 방법
JP2015536901A (ja) * 2012-12-13 2015-12-24 ビーエーエスエフ コーポレーション 炭素体及び強磁性炭素体
WO2015118849A1 (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 三井化学株式会社 リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用負極用合材ペーストおよびリチウムイオン二次電池用負極の製造方法
US11667850B2 (en) 2019-01-15 2023-06-06 Suncor Energy Inc. Combined process to produce both a pipelineable crude and carbon fiber from heavy hydrocarbon
US20220149370A1 (en) * 2019-03-13 2022-05-12 Toyobo Co., Ltd. Carbon electrode material and redox battery
US20230020290A1 (en) * 2021-07-14 2023-01-19 Suncor Energy Inc. Production of carbon fiber from asphaltenes
US11731878B2 (en) * 2021-07-14 2023-08-22 Suncor Energy Inc. Production of carbon fiber from asphaltenes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05139712A (ja) 導電性多孔質炭素材の製造方法
CA3055280C (en) Method for producing activated carbon
US7232790B2 (en) Activated carbon, method for production thereof and use thereof
KR101731494B1 (ko) 질소 함유 다공질 탄소재료와 그 제조방법, 및 상기 질소 함유 다공질 탄소재료를 이용한 전기 이중층 캐패시터
JP5860600B2 (ja) 多孔質炭素
CN113135568A (zh) 一种氮掺杂多孔碳材料及其制备方法和应用
JPH09320906A (ja) 電気二重層コンデンサ電極用活性炭並びにその製造方法および電気二重層コンデンサ電極
KR101956993B1 (ko) 고성능 다공성 활성탄 및 그의 제조방법
TWI773263B (zh) 多孔碳製造方法
JP3712972B2 (ja) 繊維状炭素ナノ材料の製造方法及びこれを用いた電気化学キャパシタ用電極材
CN117735525B (zh) 一种生物质硬碳材料及其两阶段碳化制备方法和应用
JP5860601B2 (ja) 多孔質炭素
JP6216359B2 (ja) 多孔質炭素
JP6175014B2 (ja) 多孔質炭素及び多孔質炭素を用いた吸着/脱離装置
JP6426582B2 (ja) 多孔質炭素
JP4179581B2 (ja) 活性炭及びその製造方法並びにその用途
KR100914136B1 (ko) 전기이중층 캐패시터용 전극재 및 그 제조방법
KR101432598B1 (ko) 탄소 원료의 전처리 방법 및 그를 이용하여 제조되는 커패시터 전극용 탄소 재료
JPH11307405A (ja) 電気二重層キャパシタ、電極及び活性炭並びにその製造方法
JP2003206121A (ja) 活性炭およびその製造方法
KR100444141B1 (ko) 리튬 이차전지용 음극 활물질, 이를 이용한 음극판 및이차전지
KR100444140B1 (ko) 고성능 이차전지용 도전재 및 이를 이용한 이차전지
JP2015048256A (ja) 黒鉛材料の製造方法、および黒鉛材料
CN114477160B (zh) 一种制备高纯度多孔石墨的方法
JPS5812202B2 (ja) フツカコクエンノ セイゾウホウ