JPH05138968A - プリンタの紙送り機構 - Google Patents
プリンタの紙送り機構Info
- Publication number
- JPH05138968A JPH05138968A JP30921391A JP30921391A JPH05138968A JP H05138968 A JPH05138968 A JP H05138968A JP 30921391 A JP30921391 A JP 30921391A JP 30921391 A JP30921391 A JP 30921391A JP H05138968 A JPH05138968 A JP H05138968A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- printer
- printing surface
- continuous
- feeding mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリンタの紙送り機構に於て、信頼性の低下
無しに紙送り精度を向上させる。 【構成】 用紙搬送経路の印字面Aより上手側に波状の
紙案内12a、12bを設けた。 【効果】 波状紙案内12a、12bに連続用紙11を
通過させることにより、用紙の折り癖による印字面での
紙のたるみを通常の張力を与えることで除去し、紙送り
精度を向上させた。
無しに紙送り精度を向上させる。 【構成】 用紙搬送経路の印字面Aより上手側に波状の
紙案内12a、12bを設けた。 【効果】 波状紙案内12a、12bに連続用紙11を
通過させることにより、用紙の折り癖による印字面での
紙のたるみを通常の張力を与えることで除去し、紙送り
精度を向上させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタに用いられる
記録紙搬送装置に関する。
記録紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタに於ける送り孔付連続用
紙搬送手段は、実開昭58−171356号公報に示さ
れる如きものが知られている。そこで開示されている内
容は、図5に於て、用紙両端部の孔と嵌合するピンフィ
ードトラクタ8によって用紙を印字面Aに送り出し、印
字面Aの下手側に於て用紙のたるみを除去するために、
紙送りローラ10とプラテン1による用紙送り出し速度
よりわずかに増速した紙送り手段を設けていたというも
のである。また、実開昭58−175948号公報にて
提案されているように、図6に於て前記トラクタ8を印
字面Aの下手側に配し、印字面Aの上手側に於て屈曲板
6、7によって用紙を屈曲させて負荷を与え用紙のたる
みを除去するような構造が用いられたものも有る。
紙搬送手段は、実開昭58−171356号公報に示さ
れる如きものが知られている。そこで開示されている内
容は、図5に於て、用紙両端部の孔と嵌合するピンフィ
ードトラクタ8によって用紙を印字面Aに送り出し、印
字面Aの下手側に於て用紙のたるみを除去するために、
紙送りローラ10とプラテン1による用紙送り出し速度
よりわずかに増速した紙送り手段を設けていたというも
のである。また、実開昭58−175948号公報にて
提案されているように、図6に於て前記トラクタ8を印
字面Aの下手側に配し、印字面Aの上手側に於て屈曲板
6、7によって用紙を屈曲させて負荷を与え用紙のたる
みを除去するような構造が用いられたものも有る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、連続用紙は
長くつながった紙を折り畳んでスタックしてあるため
に、用紙に折り癖を生じている。この折り癖は用紙の厚
みが厚くなるほど強くなり、この折り癖による紙のたる
みを完全に取り除くためには大きな張力を用紙に与えな
ければならず、この張力によって用紙の送り孔がトラク
タのフィードピンを乗り越えて紙ジャムを引き起こすと
いう問題を有していた。この様な問題に対しては、実開
昭61−71453号公報に示されるように、図7に於
て印字面Aの上手側にガイド部材16を設け、プラテン
1とガイド部材16によって用紙を挟み込んで紙の折れ
目を平らにするという手段が提案されているが、平らに
するだけでは用紙の折り癖を除去するに至らずガイド部
材を通過した後は再び折り癖部分が現れてしまった。従
って、印字面Aでの紙の折り癖によるたるみを完全に除
去するには至っておらず、トラクタによる用紙の送り量
がこのたるみ部分で吸収されて紙送り量にバラツキを生
じ、紙送り精度向上の妨げとなっていた。
長くつながった紙を折り畳んでスタックしてあるため
に、用紙に折り癖を生じている。この折り癖は用紙の厚
みが厚くなるほど強くなり、この折り癖による紙のたる
みを完全に取り除くためには大きな張力を用紙に与えな
ければならず、この張力によって用紙の送り孔がトラク
タのフィードピンを乗り越えて紙ジャムを引き起こすと
いう問題を有していた。この様な問題に対しては、実開
昭61−71453号公報に示されるように、図7に於
て印字面Aの上手側にガイド部材16を設け、プラテン
1とガイド部材16によって用紙を挟み込んで紙の折れ
目を平らにするという手段が提案されているが、平らに
するだけでは用紙の折り癖を除去するに至らずガイド部
材を通過した後は再び折り癖部分が現れてしまった。従
って、印字面Aでの紙の折り癖によるたるみを完全に除
去するには至っておらず、トラクタによる用紙の送り量
がこのたるみ部分で吸収されて紙送り量にバラツキを生
じ、紙送り精度向上の妨げとなっていた。
【0004】本発明はそのような問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、連続用紙に於て紙ジ
ャムを起こすことなく紙送り精度の高い紙送り機構を提
供することにある。
もので、その目的とするところは、連続用紙に於て紙ジ
ャムを起こすことなく紙送り精度の高い紙送り機構を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の紙送り機構は、送り孔付連続用紙からなる記録
媒体上に入力情報に応じたドット像を形成する記録書き
込み手段と、記録媒体を移送する搬送手段と搬送経路を
有するプリンタに於て、搬送経路の記録書き込み手段の
印字面より上手側に記録媒体の折り癖を矯正する手段を
設けたことを特徴とする。
本発明の紙送り機構は、送り孔付連続用紙からなる記録
媒体上に入力情報に応じたドット像を形成する記録書き
込み手段と、記録媒体を移送する搬送手段と搬送経路を
有するプリンタに於て、搬送経路の記録書き込み手段の
印字面より上手側に記録媒体の折り癖を矯正する手段を
設けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0007】図1は本発明の一実施例をなすプリンタの
紙送り機構の全容を示したもので、図2は図1の断面B
B、図3は記録媒体の折り癖を矯正する手段の詳細図で
ある。
紙送り機構の全容を示したもので、図2は図1の断面B
B、図3は記録媒体の折り癖を矯正する手段の詳細図で
ある。
【0008】図中符号3は、図示していない左右のフレ
ーム間に懸渡された2本のガイド軸4、5に沿って連続
用紙11の幅方向に左右に移動するヘッドキャリアで、
印字ヘッド2が連続用紙11上に像を形成するように配
設されている。連続用紙11はピンフィードトラクタ8
によって印字面Aに搬送される。連続用紙11は紙送り
ローラ9、10の送り力と、紙案内補助板6によって与
えられる負荷によって印字面Aに於て張力が与えられて
いる。
ーム間に懸渡された2本のガイド軸4、5に沿って連続
用紙11の幅方向に左右に移動するヘッドキャリアで、
印字ヘッド2が連続用紙11上に像を形成するように配
設されている。連続用紙11はピンフィードトラクタ8
によって印字面Aに搬送される。連続用紙11は紙送り
ローラ9、10の送り力と、紙案内補助板6によって与
えられる負荷によって印字面Aに於て張力が与えられて
いる。
【0009】折り畳んで積み重ねられている連続用紙1
1は、図3に示すように紙が引き出された状態に於いて
も山と谷の折り癖が残っており、少々の張力が与えられ
ても図4に示すように印字面Aに於いて折り癖による紙
のたるみを生じてしまう。そこで、波状紙案内12a、
12bによって波状の紙経路を形成し、この経路を紙が
通過すると山と谷の2つの屈曲部によって、連続用紙1
1の山と谷の折り癖はそれぞれ逆の屈曲がなされるた
め、この波状紙案内12a、12bを通過した後の連続
紙は折り癖が矯正されてピンフィードトラクタへと供給
されて行くことになる。従って、波状紙案内12a、1
2bを通過した紙は印字面での折り癖による紙のたるみ
を完全に取り除かれているために、連続用紙11の用紙
孔がピンフィードトラクタ8のピンを乗り越えてしまう
ような過度の張力を与えることなく、連続用紙11の折
り癖のない部分と同様の小さな張力の範囲内でたるみ除
去が実現可能となるため、過度の張力に起因する、連続
用紙11の用紙孔がピンフィードトラクタ8のピンを乗
り越えて発生する紙ジャムを防止でき、精度の良い紙送
りが紙ジャムによる紙送りの信頼性低下無しに可能とな
る。
1は、図3に示すように紙が引き出された状態に於いて
も山と谷の折り癖が残っており、少々の張力が与えられ
ても図4に示すように印字面Aに於いて折り癖による紙
のたるみを生じてしまう。そこで、波状紙案内12a、
12bによって波状の紙経路を形成し、この経路を紙が
通過すると山と谷の2つの屈曲部によって、連続用紙1
1の山と谷の折り癖はそれぞれ逆の屈曲がなされるた
め、この波状紙案内12a、12bを通過した後の連続
紙は折り癖が矯正されてピンフィードトラクタへと供給
されて行くことになる。従って、波状紙案内12a、1
2bを通過した紙は印字面での折り癖による紙のたるみ
を完全に取り除かれているために、連続用紙11の用紙
孔がピンフィードトラクタ8のピンを乗り越えてしまう
ような過度の張力を与えることなく、連続用紙11の折
り癖のない部分と同様の小さな張力の範囲内でたるみ除
去が実現可能となるため、過度の張力に起因する、連続
用紙11の用紙孔がピンフィードトラクタ8のピンを乗
り越えて発生する紙ジャムを防止でき、精度の良い紙送
りが紙ジャムによる紙送りの信頼性低下無しに可能とな
る。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、連続
用紙搬送経路の印字面より上手側に連続用紙の紙の折り
癖を矯正する波状の紙案内を設けることによって、紙の
たるみが取れるために印字面に於て紙に対して過度の張
力を与えることなく適正な張力の設定が可能となり、紙
ジャムのない精度の良い紙送り機構が実現できるという
効果がある。
用紙搬送経路の印字面より上手側に連続用紙の紙の折り
癖を矯正する波状の紙案内を設けることによって、紙の
たるみが取れるために印字面に於て紙に対して過度の張
力を与えることなく適正な張力の設定が可能となり、紙
ジャムのない精度の良い紙送り機構が実現できるという
効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す装置の斜視図である。
【図2】同上装置の要部を示した断面図である。
【図3】同上装置の要部を示した拡大図である。
【図4】従来技術を示す概略図である。
【図5】従来技術を示す概略図である。
【図6】従来技術を示す概略図である。
【図7】従来技術を示す概略図である。
【符号の説明】 1 プラテン 2 印字ヘッド 3 ヘッドキャリア 6 紙案内補助板 7 紙案内 8 ピンフィードトラクタ 9 紙送りローラ 10 紙押エローラ 11 連続伝票用紙 12 波状紙案内
Claims (1)
- 【請求項1】 送り孔付連続用紙からなる記録媒体上に
入力情報に応じたドット像を形成する記録書込み手段
と、前記記録媒体を移送する搬送手段と搬送経路を有す
るプリンタに於て、前記搬送経路の前記記録書き込み手
段の印字面より上手側に前記記録媒体の折り癖を矯正す
る手段を設けたことを特徴とするプリンタの紙送り機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30921391A JPH05138968A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | プリンタの紙送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30921391A JPH05138968A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | プリンタの紙送り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138968A true JPH05138968A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17990293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30921391A Pending JPH05138968A (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | プリンタの紙送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05138968A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100221058A1 (en) * | 2009-03-02 | 2010-09-02 | Seiko Epson Corporation | Printer |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP30921391A patent/JPH05138968A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100221058A1 (en) * | 2009-03-02 | 2010-09-02 | Seiko Epson Corporation | Printer |
US8523465B2 (en) * | 2009-03-02 | 2013-09-03 | Seiko Epson Corporation | Printer with multi-curved intermediate transportation path |
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