JP2611526B2 - カラー熱転写記録装置 - Google Patents

カラー熱転写記録装置

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JP2611526B2 JP2261787A JP26178790A JP2611526B2 JP 2611526 B2 JP2611526 B2 JP 2611526B2 JP 2261787 A JP2261787 A JP 2261787A JP 26178790 A JP26178790 A JP 26178790A JP 2611526 B2 JP2611526 B2 JP 2611526B2
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  • Electronic Switches (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーライン型熱転写記録装置に関し、特
に面順次にカラーインクが塗布されたインクリボンを使
用したカラー熱転写記録装置に関する。
〔従来の技術〕
面順次に塗布されたインクリボンを用いたカラー熱転
写記録装置の全体的構成図を第3図に示す。この第3図
において、符号6は、面順次にカラーインクが塗布され
たインクリボンを示す。画像記録が行われるときにイン
クリボン6は、サーマルヘッド7に押圧され、記録用紙
1を介してプラテンローラ2に圧接されている。このと
き、記録用紙1はフィードローラ3と記録用紙1をフィ
ードローラ3に圧接せしめるピンチローラ4の駆動力に
より第2図の矢印A方向に搬送される。
このようにして第一色目の記録が終了したとき、サー
マルヘッド7は、記録用紙1をプラテンローラ2に対し
て離反させ、プラテンローラ2に圧接したリバースロー
ラ5により記録用紙1は第3図の矢印B方向に逆送りさ
れる。そして記録用紙が再び印字開始位置にまで戻され
ると、カラーインクリボン6の次色により再び記録動作
にはいる。
このようにして記録用紙の往復動作を繰り返すことに
より、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の3
色またはY,M,C,B(ブラック)の4色のカラー画像記録
が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のプラテンローラ2及びリバースローラ
5は、ともに記録用紙の幅よりも長いゴムまたは金属か
らなるローラ部分で構成されており、リバースローラ5
の両端に荷重をかけることによりプラテンローラ2に圧
接させる。リバースローラ5の駆動はプラテンローラ2
によってなされる。
また、プラテンローラ2の近傍に設けられた記録紙用
のフィードローラ及びピンチローラもゴム又は金属
からなるローラ部分で構成されており、ピンチローラ
の両端に荷重をかけることにより、フィードローラ
圧接される。
この様な状態で記録用紙1を搬送する際には、フィー
ドローラとピンチローラのフィードローラ力が大き
くなった場合、記録用紙1は矢印A方向へは必要以上に
搬送され、矢印B方向へは正しい逆送りをするという状
態が続き、カラー記録を行った際には、各色毎に記録用
紙1に対する色ずれが発生するという欠点がある。
さらに、記録用紙1は印字の際、静電気力によりイン
クリボン6と密着し、引っ張られるという事態が生じ、
これがためカラーの記録を行った時に、各色毎に記録用
紙1に対する色ズレが発生するという不都合が生じてい
た。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善
し、とくに色ずれの発生を有効に防止することのできる
カラー熱転写記録装置を提供することを、その目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のライン型の熱記録装置では、記録情報に応じ
て発熱体部が選択的に通電加熱するサーマルヘッドと、
面順次にカラーインクが塗布されたインクリボンを前記
サーマルヘッドに記録用紙を介してプラテンローラに圧
接し、一色分の記録を行い、またサーマルヘッドに記録
用紙をプラテンに対して離反させ記録用紙の逆送りを行
った後、次色の印字動作を行う記録用紙の搬送機構にお
いて、プラテンの近傍に所定の間隔で離間して設けられ
た記録紙用フィードローラと、フィードローラに圧接す
るピンチローラと、これらフィードローラ及びピンチロ
ーラのほぼ反対側でプラテンローラに圧接する記録用紙
のリバースローラと、リバースローラに圧接するブレー
キ機構を有する、という構成を採っている。これによっ
て前述した目的を達成しようとするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第2図に基づ
いて説明する。
この第1図ないし第2図において、まず、最初に記録
用紙1はホッパー9の中に重ねられており、ピックロー
ラ10によってピックされる。そして、記録用紙1の先端
はペーパセンサ11によって検知され、記録用紙1の先端
がプラテンローラ2とリバースローラ5の間に入ったと
ころでプラテンローラが回転駆動される。これにより記
録用紙1の先端が、図示の如くプラテンローラ2から所
定の間隔だけ離間したフィードローラ3とピンチローラ
4の間にクリップされる。このとき、サーマルヘッド7
は、カム12によりプラテンローラ2より離反している。
符号6は面順次にカラーインクが塗布されたインクリ
ボンを示す。このインクリボン6は、リボンセンサ13に
より各色毎の頭に印刷されたバーコードを認識され、こ
れにより本体制御部(図示せず)では各色の判別を行
う。画像記録が行われるときに、インクリボン6はカム
12によりサーマルヘッド7に記録用紙1を介してプラテ
ンローラ2に圧接される。このとき記録用紙1は、フィ
ードローラ3と記録用紙1をフィードローラ3に圧接せ
しめるピンチローラ4の駆動力により、第2図の矢印A
方向に搬送される。
かかる状態において、図2に示す如く、記録用紙1
は、プラテンローラ2とリバースローラ5との接地点か
ら、当該プラテンローラ2を挟んで反対側における離間
した位置からフィードローラ3及びピンチローラ4によ
り張力を受け、リバースローラ5が後述するプレート14
による制動力を受けていることと相まって記録用紙1
は、プラテンローラ2の外周面の一部に沿って弛み無く
良好に接した状態となる。
このようにして第一色目の記録が終了したとき、サー
マルヘッド7はカム12により記録用紙1をプラテンロー
ラ2に対して離反させる。プラテンローラ2に圧接した
リバースローラ5により、記録用紙1は第2図の矢印B
方向に逆送りされる。そして記録用紙1が再び印字開始
位置にまで戻され、カラーインクリボン6の次色のバー
コードがサーチされたところで、再び記録動作にはい
る。
このようにして記録用紙の往復動作を繰り返すことに
より、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の3
色またはY,M,C,B(ブラック)の4色のカラー画像記録
が得られる。
ここで、ピンチローラ4の駆動力が大きくなる場合、
必要以上に記録用紙1が搬送されるのを、リバースロー
ラ5に圧接せしめるプレート14の制動力により防止す
る。また、同様にインクリボン6のもつ静電気力によ
り、記録用紙1が引っ張られることを防止する。
このようにして、記録用紙1が適正な量だけ搬送され
ることから、カラーの記録を行った際に、各色毎に記録
用紙1に対する色ずれの発生が防止される。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によると、リバースローラに圧接
するブレーキ機構の作用により、記録用紙の搬送時にフ
ィードローラによって記録用紙が引っ張られたり、また
インクリボンのもつ静電気力により記録用紙が引っ張ら
れたりすることなく記録用紙が常に適正な量だけ搬送さ
れる。
また、記録用紙は、プラテンとリバースローラとの接
地点から、当該プラテンを挟んで反対側における離間し
た位置からフィードローラ及びピンチローラにより適度
の張力を受け、リバースローラがブレーキ機構による制
動力を受けていることと相まって記録用紙は、プラテン
ローラの外周面の一部に沿って弛み無く良好に接した状
態で印刷が行われる。
このため、それぞれのカラーを記録していくときに、
各色ごとに記録用紙に対する色ずれをなくすことができ
るという従来にない優れたカラー熱転写記録装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の矢印II側からみた正面図、第3図は従来例を示す全
体的構成図である。 1……記録用紙、2……プラテンローラ、3……フィー
ドローラ、4……ピンチローラ、5……リバースロー
ラ、6……インクリボン、7……サーマルヘッド、10…
…ピックローラ、11……ペーパーセンサ、12……カム、
13……リボンセンサ、14……ブレーキ機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンに対向して配設され記録情報に応
    じて発熱体部が選択的に通電加熱するサーマルヘッド
    と、前記プラテンを半巻回して走行する記録用紙と、こ
    の記録用紙と前記サーマルヘッドとの間に配設され前記
    記録用紙に直行する方向に往復走行すると共に面順次に
    カラーインクが塗布されたインクリボンと、前記記録用
    紙の前記サーマルヘッドの下流側に装備された用紙フィ
    ードローラおよびピンチローラと、この記録用紙の前記
    サーマルヘッドの上流側に装備され当該記録用紙をプラ
    テンに圧接するリバースローラとを備えたカラー熱転写
    記録装置において、 前記リバースローラの両端部に、当該リバースローラを
    常時適度に制動するブレーキ機構を併設すると共に、前
    記用紙フィードローラおよびピンチローラを前記プラテ
    ンから所定の間隔で離間して配設し且つ前記リバースロ
    ーラを前記プラテンを挟んで前記用紙フィードローラお
    よびピンチローラのほぼ反対側に配設したことを特徴と
    するカラー熱転写記録装置。
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JPS62211175A (ja) * 1986-03-12 1987-09-17 Hitachi Ltd カラ−ハ−ドコピ−装置のインクフイルム供給方式
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JPH0617785Y2 (ja) * 1988-12-06 1994-05-11 富士通機電株式会社 ブレーキローラの圧力調整機構

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