JPH05137883A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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Publication number
JPH05137883A
JPH05137883A JP3301520A JP30152091A JPH05137883A JP H05137883 A JPH05137883 A JP H05137883A JP 3301520 A JP3301520 A JP 3301520A JP 30152091 A JP30152091 A JP 30152091A JP H05137883 A JPH05137883 A JP H05137883A
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JP
Japan
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air outlet
main body
hot air
water
warm air
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Application number
JP3301520A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fukuchi
毅 福地
Kenji Natsuno
憲治 夏野
Kiyoshi Suzuki
潔 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本体部が垂直,横のいずれの姿勢においても凝
縮水の廃水が確実に排水する。 【構成】洗濯水および凝縮水を排水する排水口は垂直姿
勢および横姿勢のいずれにおいても本体部を構成する外
槽の最下側になる外槽の位置に設けた。 【効果】外槽の最下側に位置する排水口から凝縮水は残
らず排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一槽式洗濯機に、槽全体
を回転して垂直と水平の状態を自由に選べる回動装置
と、乾燥ユニットとを組込んで、洗濯から乾燥までを一
気通貫に行うようにした洗濯乾燥機に係り、特にこの方
式に最適な乾燥機構に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯から乾燥までを一気通貫に自動的に
行う洗濯乾燥機として、撹拌翼を有する内槽と、これを
内包する外槽等から成る本体部に、ファンやヒータ等の
乾燥ユニットを載置し、かつこれら全体を垂直姿勢から
ほぼ水平の姿勢まで回動自在に構成した一槽式の洗濯乾
燥機が提案されている。即ち、本体部を垂直姿勢に置い
て洗濯から脱水までを行い、次に回動して水平姿勢にす
るとともに乾燥ユニットから熱風を送り込み、所謂「ド
ラム式乾燥機」に変換して乾燥する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方式において従来
は、垂直姿勢で行う脱水時に起こる激しい振動と、水平
姿勢に回動する時の大きな位置変化に対応するため、ヒ
ータ,ファンとその駆動モータ等から成る乾燥ユニット
を本体部の外槽上に一体的に載置し、両者を固定ダクト
で結び温風の循環流路を形成していた。
【0004】そして温風は、本体部の底部から入れて、
上部(垂直姿勢において上部に当る)から出す、又は上部
から入れて上部から出す循環流路が一般的であった。
【0005】この様な従来方式は、乾燥ユニットが本体
部と一体で、両者が固定ダクトで連結されているので振
動や回動動作には支障ない温風循環流路が確保される
が、次のような大きな技術的問題が派生し解決困難であ
った。
【0006】(1)乾燥ユニットが脱水時に激しい振動に
さらされるため、温度の自己制御力を持ち火災安全性の
高い半導体ヒータ所謂PTCヒータが使えない。PTC
素子と接触端子間で接触不良を起こす恐れがあるためで
ある。またリード線の接続部等も接触不良を起こし易
く、大電流が流れることから過熱が心配であった。
【0007】(2)垂直姿勢での洗濯,すすぎ行程で給水
制御不能となって異常溢水したとき、ヒータなど導電部
に浸水し漏電の危険があった。
【0008】(3)乾燥ユニットが本体部の内槽の回転軸
に対し不平衝重量となるため、脱水時の振動が大きくな
る。
【0009】(4)本体部が回動し姿勢変化をするとき、
乾燥ユニットも一緒に動くので、この分余分なスペース
を要し、製品寸法が大きくなる。
【0010】(5)乾燥ユニットは、本体部の外槽天蓋上
に載置するのが一般的なので、その分布の投入口が小さ
くなり、布の出入れがしにくい。
【0011】これらの欠点を解決するために、乾燥ユニ
ットを本体部より分離,独立して外枠フレーム上に固定
し両者間を、本体部の振動や回動動作に支障なく、かつ
温風循環流路も確保できるようにした案が提案されてい
る。例えば、伸縮と屈曲が自在なフレキシブルダクトで
連結する案などである。
【0012】この乾燥ユニット分離式は、従来の乾燥ユ
ニット本体部載置式が持つ先記の諸問題を解決すること
ができるが、新たに次のような問題が派生しその技術解
決に困難を極めている。即ち内径の小さい可撓性フレキ
シブルダクト2本で本体部と乾燥ユニットを連結し温風
循環流路を形成するので流通抵抗が大きく、大きいファ
ンを要しその分電力の損失が大きくなる。又、ダクトの
表面積が大きくなり放熱損失が大きくなる等により乾燥
性能が低下してしまう。
【0013】これを補うために除湿用凝縮器の効率向上
化をめざさねばならないが従来のドラム式乾燥機で使用
中のファン式熱交換器など空冷式凝縮器は大きな熱交換
面積を要し、これを空冷するためのファンの消費電力が
更に乾燥効率を低下させる。その対策として水冷式凝縮
器を使いたいが、その凝縮後の廃水の処理が難しい。垂
直,水平(横)のいずれかの姿勢においても凝縮器やダ
クト内の水が残らず機外へ確実に排水する必要がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために本体部の外槽の天蓋上に温風入口、また姿
勢が垂直のとき底部にあり、水平のとき上部となる位置
に温風出口を、また垂直,水平いずれの場合も最底部と
なる位置に排水口を設け、かつ、先記温風出口の近傍に
水冷式凝縮装置を設けて凝縮後の廃水を外槽底板に沿っ
て流下させて排水口より機外へ流出させる構成をとって
いる。
【0015】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、凝
縮性能の良い水冷式凝縮装置を採用し、しかもその凝縮
作業を終わった廃水を洗濯〜脱水時の排水機構部をその
まま利用して、機外へ排水できるので構造が簡単で、故
障も少なく、かつ乾燥効率の良い洗濯乾燥機を得ること
ができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。本洗濯乾燥機の全体構成を示す図1において、外
枠フレーム1内に、4本の吊り棒2及び防振ばね3によ
り本体支持フレーム4を懸垂し、この支持フレーム4に
本体部5を回動自在に軸受支持する。6がその回動軸を
示す。
【0017】本体部5は本洗濯乾燥機の主要な機構部
で、洗濯槽,脱水槽そして乾燥ドラムの3役を担う内槽
11及びこれを内包する外槽12,駆動用モータやクラ
ッチ機構部等から成る。即ち、内槽11は底部に撹拌翼
7、内周面に多数の脱水穴8と乾燥時布をかき上げるリ
フターの役目をする複数本の縦リブ9、口部にリング状
の流体バランサー10を具備し、これを内包する外槽1
2の底部に水密に軸受支持されている。そして内槽11
又は撹拌翼7は、洗濯兼脱水モータ13又は乾燥モータ
14によりクラッチ機構部15を介して選択的に駆動さ
れる。
【0018】外槽12の上面は天蓋16に密閉される。
天蓋16上には、布の投入口を開閉自在に施蓋する内蓋
17,給水装置27からの水を受ける受水口28及び乾
燥ユニット50からの温風を送り込む温風入口66が設
けられている。
【0019】外槽12の最底部には排水口18aと排水
弁装置18が設けられ、外槽12内の水は可撓性の排水
ホース19により外枠ベース20の中継部21を経て機
外へ放水される。ここで排水口8aは図1,図2に示す
垂直姿勢の時に外槽12の最底部であるとともに図3,
図4に示す水平姿勢においても最底部になるような位置
に設けられている。また排水ホース19は本体部5の回
動動作に支障のないよう充分な長さの余裕が与えられて
いる。
【0020】外枠フレーム1の上面全体をおおうトップ
カバー25には、独立した2つの電磁弁からなる給水弁
26があり、水道蛇口からの水を、一方は給水装置27
を経て本体部5の上蓋17上の水受口28から外槽12
内に給水する。他方は水冷凝縮装置用の給水系統で凝縮
水ホース40を経てノズル61により温風出口ダクト6
2内に噴霧状に放水される。
【0021】ここで本体部5は回動装置の働きにより図
1に示す垂直姿勢と図3,図4等に示す水平姿勢を自由
に選べる構造になっている。この回動装置は、外槽12
上に固定された回動モータ30の出力軸に固定された回
動クランク31、その先端にある回転ピン32と、外槽
12上の回転ピン33とを結ぶ、図示しない回動レバー
34から成る。回動モータ30を、即ち回動クランク3
1を回転すると回動レバー34を介して本体支持フレー
ム4上の回動ピン33が、回動軸6を中心とする回動ト
ルクを受ける。従って外槽12全体が本体支持フレーム
4に対して回動軸6を中心に回動する構成となってい
る。
【0022】次に図2〜図4により乾燥ユニットについ
て説明する。図2は本体部5の垂直状態を示す斜視図
で、乾燥ユニット50が本体部5が回動して倒れる方向
と反対側の外枠フレーム1上に固定されている。
【0023】乾燥ユニット50は外枠ベース20上に防
振支持されたファンモータ51によりベルト52を介し
て駆動されるファン53と、これを内包するファンケー
シング54、及びその吐出口55に設けられたPTCヒ
ータ56を内包するヒータケース57,ファンケーシン
グ54の吸込口58と、その前に設けた着脱自在のリン
トフィルター59等から成る。図2はリントフィルター
59を外した状態を示している。さらに図1,図2に示
す垂直姿勢において外槽12の底部にあり、かつ回動し
て水平姿勢になったときには上部になる位置に温風出口
60を設けて、ここにL字状に曲った温風出口ダクト6
2を固定する。この温風出口ダクト62の上部出口とフ
ァンケーシング54の吸込口63に設けた自在継手64
の間をフレキシブルダクト65にて連結している。垂直
姿勢にあっては自在継手64と温風出口ダクト62は上
下の位置関係になっている。
【0024】そしてこの温風出口ダクト62は水冷凝縮
器を兼ねており、凝縮水ホース40を経て送られて来た
水道水がノズル61により、噴霧状にされ、温風出口ダ
クト62内に噴出する。噴出後は凝縮水ガイド80によ
りガイドされ外槽12の底板12aに沿って又は一部は
底板12a表面上を流下して排水口18aに至り機外へ
排出されるようになっている。
【0025】一方、外槽12の天蓋16には温風入口6
6が設けられ、ヒータケース57の温風出口67との間
をフレキシブルダクト68にて連結する。ヒータケース
57の温風出口67と天蓋16上の温風入口67はほぼ
同一の高さにあるので図2に示すように垂直姿勢におい
てフレキシブルダクト68の途中がU字状に垂れさがる
ようにして連結して脱水中の本体部5の振動が乾燥ユニ
ットに伝わらないようにするとともに、図3に示すよう
に回動して水平姿勢になったとき、軽快に屈曲し、まっ
すぐに伸びて追従できるようにしている。
【0026】一方、ファンケーシング54の吸込口63
と外槽12上の温風出口ダクト62とは先記したように
上下の位置関係にあるため、フレキシブルダクト65を
68のようにU字状に垂れ下げることができない。そこ
で自在継手64を使って、この摺動回転による方向転換
対応性とフレキシブルダクト65の屈曲性とで回動移動
に対応できるように構成している。
【0027】以上の構成になる本発明の動作について説
明する。図1,図2に示すように、本体部5が垂直姿勢
において通常の洗濯から脱水までの行程を行う。まず内
蓋17を開いて衣類を内槽11に投入し、内蓋17を閉
じて給水弁26を開いて水道水を給水装置27を経て受
入口28より内槽11に給水する。規定水位に達したと
き、給水を止め洗濯脱水モータ13及びクラッチ機構1
5の働きで撹拌翼7を回転し洗濯,すすぎを行う。次に
排水弁装置18を開いて内槽11の洗濯水又はすすぎ水
を排水ホース19を経て機外へ排出する。次にクラッチ
機構15の動作を切替えて内槽11と撹拌翼7を同時に
高速回転し脱水を行う。このとき本体部5全体が激しく
振動するが、フレキシブルダクト65と68の可撓性に
より、乾燥ユニット50への振動伝達は軽微におさえら
れる。
【0028】脱水が終了後、回動モータ30を駆動し、
回動クランク31,回動レバー34を介して本体部5を
回動軸6を中心に回動して図3,図4に示すように、ほ
ぼ水平の姿勢になるまで倒す。
【0029】この時、フレキシブルダクト68はU字状
に曲っていた部分が伸ばされる形で変形し軽快に追従す
る。一方、フレキシブルダクト65は温風出口ダクト6
2の移動により張力を受けるが、自在継手64の回転と
ダクト自体の可撓性とでスムーズに追従することができ
る。
【0030】次に、乾燥モータ14とクラッチ機構15
の働きで、内槽11と撹拌翼7を一緒に、毎分60〜7
0回転の低速度で回転し濡れた衣類をかき上げては落す
所謂タンブリング運動をさせる。一方、ファンモータ5
1を回転し、本体部5内の湿った温風を、温風出口6
0,温風出口ダクト62,フレキシブルダクト65を経
て、ファンケーシング吸込口63に吸込み、リントフィ
ルター59でリントを除去した後、ファン吸込口58を
経てファン53に吸込む。この途中湿った温風は、温風
出口ダクト62を通過するとき、給水弁26,凝縮水ホ
ース40を経てノズル61によって噴霧状に放水された
水により急冷され,凝縮され,除湿される。
【0031】ファン53により高圧化された低温度化し
た温風は、ヒータケース57に流入し、PTCヒータ5
6により100〜130℃にまで加熱され、相対湿度の
低い乾いた高温の温風となってヒータケース57の温風
出口67,フレキシブルダクト68を経て外槽12の天
蓋16上に設けられた温風入口66より、外槽12内に
噴出する。そして内槽11内でタンブリング運動を繰返
えしている濡れた衣類に吹きつけ、かつ衣類と衣類、又
は衣類と内槽11の内周面を吹き抜けて、内槽底の撹拌
翼7の面や脱水穴から外槽12内へと流出する。この過
程で衣類の水分を蒸発させ、乾燥していく。そして温風
自体は相対湿度90〜100%で温度60〜80℃の温
風となって温風出口60より出ていく。
【0032】このような循環を繰返えすことにより衣類
の水分を除去する所謂乾燥が行われる。
【0033】ここで、乾燥効率上最も重要なことは水冷
式凝縮装置による除湿性能の向上であり、その廃水の処
理方法である。これに対して本発明においては種々の新
しいアイデアが盛込まれている。
【0034】まず先記したように、水平姿勢における乾
燥時、凝縮装置を兼ねる温風出口ダクト62が、外槽1
2の底部,底板12aの付近でかつ上部になる位置に設
けられ、図4に示すように、その流路を横切る形で20
℃前後の冷たい水道水がノズル61により霧状に噴霧さ
れる。その中を60〜80℃の高湿度の温風を通過する
ことで一気に冷されて含んでいた蒸気を露として放出
し、低温度に見合った飽和蒸気圧の湿風となってファン
に吸込まれていく。この凝縮水と結露して出来た水分と
は一緒になって温風出口60より外槽12内部にしたた
り落ちようとするが、凝縮水ガイド80により受けら
れ、底板12aに沿って落下するように案内される。こ
れによって回転中の内槽11や内槽受板81に当って内
槽11内に入り、せっかく乾いた衣類をぬらしてしまう
ことが防がれるとともに、底板12aに沿って落下する
とき、底板12a自体を冷却し、これに接触する温風を
凝縮させる効果が生ずる。つまり外槽12の底板12a
自体を凝縮用フィンとして利用することができるように
構成している。この2次冷却に使用することにより、水
道水の使用量を0.2〜0.5リットル/分という少量の
消費で、充分な凝縮効果を生むことができるようになっ
ている。また、凝縮水が底板12aを流下するとき、洗
濯中にたまった石けんかす等の汚れをクリーニングする
作用も生じる等の波及効果も生まれている。そして、こ
れらの廃水は全て排水口18aより排水弁装置18を経
て機外へ排水される。凝縮水のための特別な排水装置を
必要としないので構造簡単で、生産性の高い利点を生む
とともに、乾燥中に発生する大量のリントが外槽12の
内周面につくが、垂直姿勢で洗濯したときの大量の排水
が流れるので、これと一緒にリントも洗い流すことがで
き、外槽内にたまるのを防ぐことができる。
【0035】また、この凝縮水ガイド80は、乾燥中に
リントが温風出口60から吸い込まれるのを阻止するの
でダクト内のリントつまりを大幅に軽減する一方、垂直
姿勢にて洗濯から脱水までを行うとき、ハンカチ,クツ
下などが内槽11外へとび出しても、この凝縮水ガイド
80があるので、温風出口60がふさがれることがない
ガード効果も狙っている。
【0036】また、温風出口60,温風出口ダクト62
を本体部5が直立のとき底部になるように設けた利点と
して、乾燥中に温風出口ダクト62内に凝縮水により捕
集されたリントが垂直姿勢での洗濯時の貯水とその排水
により一緒に温風出口60から外槽12内に流れ出し、
排水口18aより流し出せることである。
【0037】このように、リントのつまりに対しても安
全性が高い効果も生ずる。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように構成され
ているので、毎分0.2〜0.5リットルという少量の水
道水の消費で、充分な除湿効果のある水冷式凝縮装置を
得ることができ、乾燥効率の大幅に向上した洗濯乾燥機
を得ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構造説明図である。
【図2】洗濯から脱水の行程を行う場合を示す要部の斜
視図である。
【図3】本体部を水平姿勢に倒して行う乾燥行程を示す
要部の斜視図である。
【図4】図3における内部動作を示す動作説明図を示
す。
【符号の説明】
1…外枠フレーム、5…本体部、11…内槽、12…外
槽、12a…底板、16…天蓋、17…内蓋、18a…
排水口、50…乾燥ユニット、53…ファン、54…フ
ァンケーシング、56…PTCヒータ、57…ヒータケ
ース、61…ノズル、64…自在継手、65,68…フ
レキシブルダクト、80…凝縮水ガイド、81…内槽受
板。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この乾燥ユニット分離式は、従来の乾燥ユ
ニット本体部載置式が持つ記の諸題を解決すること
ができるが、新たに次のような題が派生しその技術解
決に困難を極めている。即ち内径の小さい可撓性フレキ
シブルダクト2本で本体部と乾燥ユニットを連結し温風
循環流路を形成するので流通抵抗が大きく、大きいファ
ンを要しその分電力の損失が大きくなる。又、ダクトの
表面積が大きくなり放熱損失が大きくなる等により乾燥
性能が低下してしまう。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本体部5は本洗濯乾燥機の主要な機構部
で、洗濯槽,脱水槽そして乾燥ドラムの3役を担う内槽
11及びこれを内包する外槽12,駆動用モータやクラ
ッチ機構部等から成る。即ち、内槽11は底部に複数の
通気穴を有する撹拌翼7、内周面に多数の脱水穴8と乾
燥時布をかき上げるリフターの役目をする複数本の縦リ
ブ9、口部にリング状の流体バランサー10を具備し、
これを内包する外槽12の底部に水密に軸受支持されて
いる。そして内槽11又は撹拌翼7は、洗濯兼脱水モー
タ13又は乾燥モータ14によりクラッチ機構部15を
介して選択的に駆動される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】外枠フレーム1の上面全体をおおうトップ
カバー25には、独立した2つの電磁弁からなる給水弁
26があり、水道蛇口からの水を、一方は給水装置27
を経て本体部5の16上の水受口28から外槽12
内に給水する。他方は水冷凝縮装置用の給水系統で凝縮
水ホース40を経てノズル61により温風出口ダクト6
2内に噴霧状に放水される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ここで本体部5は回動装置の働きにより図
1に示す垂直姿勢と図3,図4等に示す水平姿勢を自由
に選べる構造になっている。この回動装置は、外槽12
上に固定された回動モータ30の出力軸に固定された回
動クランク31、その先端にある回転ピン32と、本体
支持フレーム4上の回転ピン33とを結ぶ、図示しない
回動レバー34から成る。回動モータ30を、即ち回動
クランク31を回転すると回動レバー34を介して本体
支持フレーム4上の回動ピン33が、回動軸6を中心と
する回動トルクを受ける。従って外槽12全体が本体支
持フレーム4に対して回動軸6を中心に回動する構成と
なっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】一方、ファンケーシング54の吸込口63
と外槽12上の温風出口ダクト62とは記したように
上下の位置関係にあるため、フレキシブルダクト65を
68のようにU字状に垂れ下げることができない。そこ
で自在継手64を使って、この摺動回転による方向転換
対応性とフレキシブルダクト65の屈曲性とで回動移動
に対応できるように構成している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ファン53により高圧化された低温度化し
た温風は、ヒータケース57に流入し、PTCヒータ5
6により100〜130℃にまで加熱され、相対湿度の
低い乾いた高温の温風となってヒータケース57の温風
出口67,フレキシブルダクト68を経て外槽12の天
蓋16上に設けられた温風入口66より、外槽12内に
噴出する。そして内槽11内でタンブリング運動を繰返
えしている濡れた衣類に吹きつけ、かつ衣類と衣類、又
は衣類と内槽11の内周面を吹き抜けて、内槽底の撹拌
翼7の通気穴や脱水穴から外槽12内へと流出する。こ
の過程で衣類の水分を蒸発させ、乾燥していく。そして
温風自体は相対湿度90〜100%で温度60〜80℃
の温風となって温風出口60より出ていく。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠フレームと、この外枠フレーム内に防
    振支持される本体部と、この本体部を構成する外槽と、
    この外槽内に回転自在に支承され、底部に撹拌翼を有す
    る内槽と、本体部を垂直姿勢から横姿勢に傾斜させる回
    動装置と、加熱部および送風部等からなる乾燥ユニット
    を備えている洗濯乾燥機において、 乾燥ユニットから送られて本体部に流入する温風の温風
    入口は垂直姿勢および横姿勢のいずれにおいても外槽の
    上側になる外槽の位置に設け、本体部内を流れて乾燥ユ
    ニットに戻る温風の温風出口は垂直姿勢にあっては外槽
    の下側に、横姿勢にあっては外槽の上側になる外槽の位
    置に設け、洗濯水および乾燥運転時の凝縮水を排水する
    排水口は垂直姿勢および横姿勢のいずれにおいても外槽
    の最下側になる外槽の位置に設けたことを特徴とする洗
    濯乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、本体部の温
    風入口と乾燥ユニットの吐出口を連通するダクトおよび
    本体部の温風出口と乾燥ユニットの流入口を連通するダ
    クトをそれぞれフレキシブルのホースで形成したことを
    特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】請求項1において、外槽底部の温風出口と
    乾燥ユニットのファンケーシングを結ぶダクト内に水冷
    凝縮器を設け、水平姿勢にて乾燥時の凝縮作用後の廃水
    を温風出口より外槽内に流し込み、その排水口より機外
    へ排水するようにしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】上記請求項3において、横姿勢での乾燥時
    凝縮作用後の廃水を温風出口より外槽内に流し込むと
    き、内槽にかかって乾燥した衣類がぬれるのを防止する
    ため、温風出口の内側にガイド板を設けたことを特徴と
    する洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】上記請求項3において、横姿勢での乾燥時
    凝縮作用後の廃水を温風出口より外槽内に流し込むと
    き、外槽底板表面を伝わって流下させ、外槽底板を冷却
    するように温風出口の内側に外槽底板流下用ガイド板を
    設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 【請求項6】請求項1において、垂直姿勢にて洗濯〜脱
    水の行程を行うとき、万一落下した衣類で温風出口がふ
    さがないように外槽の温風出口の内側にガードを設けた
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  7. 【請求項7】請求項1において、垂直姿勢にて洗濯〜脱
    水の行程を行うとき、外槽の温風出口とファンケーシン
    グを結ぶダクト内の残水,リントと水冷凝縮器内の残水
    が全て温風出口より外槽内に流れおちるように構成した
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
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