JPH0513645Y2 - - Google Patents

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JPH0513645Y2
JPH0513645Y2 JP1987147927U JP14792787U JPH0513645Y2 JP H0513645 Y2 JPH0513645 Y2 JP H0513645Y2 JP 1987147927 U JP1987147927 U JP 1987147927U JP 14792787 U JP14792787 U JP 14792787U JP H0513645 Y2 JPH0513645 Y2 JP H0513645Y2
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switch
cam body
cam
rotating body
turn signal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用ステイアリングハンドルの回
転方向を、スイツチ機構によつて検出する車両用
方向指示器のキヤンセルスイツチの改良に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、自動車の方向指示器用ターンシグナルス
イツチは、例えば実公昭57−2201号公報に係る技
術のように、ステイアリングポストに取付けられ
ていた。しかして、ステイアリングホイールと一
体的に回転されるように係合されたキヤンセルカ
ムが、このステイアリングホイールの所定の戻し
回転操作時にカム従動片と衝当して、ターンシグ
ナル用スイツチを自動的に復帰させ方向指示器の
作動を停止させていた。
しかしながら、上記従来の技術においては、タ
ーンシグナルスイツチの取付位置がステイアリン
グポストに制限されるのみならず、ステイアリン
グホイールとの相互関係等で、その構成は極めて
複雑であり、またスペース的にも大型化となり、
他の各種スイツチとのコンビネーシヨン化する上
でも種々の制約が伴ない障害となる等の欠点があ
つた。
そこで、このような問題点を解決した技術とし
て、例えば、実開昭56−99475号公報に係る技術
がある。これは、ねじりバネにより通常は中立位
置に保持している回転子の先端に形成した突起
が、ステイアリングハンドルに連動する回転筒の
突条に衝当されることにより、その作動に基づ
き、スイツチングさせるものである。しかして、
この従来の技術によれば、キヤンセルスイツチと
ターンシグナルスイツチを分離し、ターンシグナ
ルスイツチは必ずしもステイアリングハンドルに
取付けることを必要とせず、操作形態や構成に適
応させ、所望する部位を選定して取付けることが
できるようにすると共に、ハンドルコラム部の大
きさが大幅に縮少され、小型化になる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の技術にあつては、ステイアリングハ
ンドルを回転させて、回転筒の突条と回転子の突
起との引掛りがはずれた時に、回転子はねじりバ
ネの付勢力により急激に中立位置へ戻るため、そ
の時の復帰音が乗員の耳ざわりになるという問題
がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点に鑑み考案されたもので
あり、方向指示器スイツチのスイツチ信号に基づ
き方向指示灯を点灯させる車両用方向指示器にお
いて、外周面へ山形カムを有しステイアリングハ
ンドルに連動して回転するカム体と、該カム体と
当接する単一のピンを先端へ付勢かつ伸縮自在に
装着し通常は節度機構によつて中立位置で保持す
ると共に該カム体の回転に際し、該カム体の移動
に追従して一定角度回転する回転体と、該回転体
に応動し該方向指示器スイツチのスイツチ信号を
キヤンセルする単一のスイツチとを備えると共
に、該単一のピンの付勢力を該節度機構の保持力
よりも大に設定したことを特徴とする車両用方向
指示器のキヤンセルスイツチを構成し、上記問題
点を解消するものである。
〔作用〕
上記した構成によれば、ステイアリングハンド
ルの回転に伴い、カム体における山形に形成され
た山形カムに沿つてピンが当接することになり、
また、それによつて回転体が一定角度回転し、い
わゆる首振り運動をする。
従つて、回転体の復帰音がほとんど生じなくな
り、また、カム体から回転体への回転力の伝達が
円滑に行なわれる。
また、回転体の回転が何らかの原因でロツクし
た場合には、カム体の移動に追従してピンが退行
するので、ステイアリングハンドルの回転が阻害
されない。
〔実施例〕
本考案の好適な一実施例を、添付図面に基づき
詳述する。
第1図及び第2図において、1はステイアリン
グハンドル(図示せず)に連動して回転するカム
体であり、例えば、該ステイアリングハンドルの
下部に配設される。カム体1の外周面には所定角
度間隔で2つの山形カム1a,1aを形成してい
る。山形カム1aは、カム体1の周方向に対し上
り斜面と下り斜面とを有する、断面形状が略三角
形や台形等の概ね山形に形成している。
2は車両の固定側に配置された固定盤である。
3は回転体であり、3つのアーム3a〜3cを有
する略T字形状に形成し、そのアームの交点位置
を、軸受4を介して支持軸5によつて固定盤2へ
回転自在に軸支されている。6は支持軸5に対し
回転体3の軸方向移動を阻止する止め輪である。
第1アーム3aの先端には、カム体1の外周面1
bに向い圧縮バネ7によつて付勢されるピン8
を、進退自在に嵌装している。ピン8は、カム体
1の外周面1bに対して若干の空隙を有して対向
し、且つ山形カム1aの頂部を乗り越え可能範囲
まで退行し得るように、係合突起8aと長穴3d
の係合関係が設定されている。第1アーム3aの
反対方向にある第2アーム3bの先端には、固定
盤2の節度溝2aの方向に圧縮バネ9によつて付
勢される、ステイールボール10を嵌装すること
により、通常状態において中立位置に保持する節
度機構を構成している。第3アーム3cは他のア
ーム3a,3bの中間から垂下しており、その先
端近傍には長穴3eを形成し、可動子11の係合
ピン11aを嵌入している。
可動子11は固定盤2の裏面にあつて、長穴2
bから係合ピン11aを突出している。可動子1
1には、可動接点12が押え板13に挟持され、
リベツト14で固着されている。15は可動接点
12と対向して2組の固定接点16a,16b,
17a、及び17bを配備した基盤である。18
は後述するキヤンセル制御部19等を備えた電気
回路盤であり、固定盤2の裏面に配備している。
尚、上記回転体3における第1アーム3aに嵌
装した圧縮バネ7の付勢力は、第2アーム3bに
嵌装した圧縮バネ9より強く設定している。従つ
て、通常はカム体1の回転力によつて圧縮バネ9
の付勢力に抗し、回転体3が一定角度回転する。
また、何等かの原因で回転体3が回転を停止する
という異常状態にあつては、カム体1の回転力に
よつて圧縮バネ7の付勢力に抗し、ピン8が退行
するので、該カム体1の回転作動が阻害されな
い。
第5図は車両用方向指示装置の電気回路図であ
る。20は方向指示器スイツチであり、該方向指
示器スイツチ20を右折方向位置Rまたは左折方
向位置Lへ操作することにより、それぞれ対応す
る方向指示灯21あるいは22に接続される固定
接点20a,20bとフラツシヤユニツト23に
接続される第1可動接点20cと該第1可動接点
20cに連動する第2可動接点20dと、該第2
可動接点20dによつて切換え接離される固定接
点20e,20fとで構成する。24はソレノイ
ドであり、通電された際に方向指示器スイツチ2
0の各可動接点20c,20dを中立位置Nへ自
動復帰させるものである。固定接点20eは、第
2図で示す基盤15に配備した一方の固定接点1
7a,17bを介し、また、固定接点20fは、
他方の固定接点16a,16bを介して、それぞ
れキヤンセル制御部19の入力端子19aと接続
している。
キヤンセル制御部19は、抵抗R1,R2及びコ
ンデンサCから構成すると共に所定の充放電時定
数を有するタイマ回路とNPN型トランジスタT
の接続構成でなる。該NPN型トランジスタTは、
エミツタがアースし、コレクタが上記ソレノイド
24を介して直流電源25の正極と接続してい
る。
次に、上記構成の作用を説明する。
今、例えば、自動車を右折走行すべく、方向指
示器スイツチ20を右折方向位置Rに操作する
と、フラツシヤユニツト23の作動により右方向
指示灯21が点滅する。そして、更に、ステイア
リングハンドルを右回転すると、カム体1も連動
して第1図で示すR1方向に回転する。従つて、
山形カム1aがピン8を徐々に押圧することによ
り、回転体3は圧縮バネ9の付勢力に抗して、該
カム体1と反対方向に一定角度回転する。而し
て、可動接点12は第2図で示す基盤15のN0
位置からR0位置へ摺動し、固定接点16a,1
6b間をONする。この時において、キヤンセル
制御部19は入力信号がなく不作動である。カム
体1の回転に伴い、ピン8が山形カム1aの頂部
を乗り越えると、その下り斜面により該ピン8へ
の押圧が徐々に解除され、圧縮バネ9の付勢力に
よりステイールボール10が節度溝2a中央に復
帰するので、回転体3は第1図に示す中立位置へ
自動復帰する。
次に、自動車の右折走行が完了し、ステイアリ
ングハンドルを左方向へ戻し回転操作すると、カ
ム体1も第1図で示すL1方向へ回転する。従つ
て、回転体3は該カム体1と反対方向に一定角度
回転する。而して、可動接点12は第2図で示す
基盤15のN0位置からL0位置へ摺動し、固定接
点17a,17bをONする。すると、キヤンセ
ル制御部19は入力端子19aに入力信号を受
け、コンデンサCと抵抗R1とによる充電時定数
を小さく設定してあるので、ほぼ瞬時にNPN型
トランジスタTがONする。また、カム体1の回
転に伴い、回転体3は第1図で示す中立位置へ自
動復帰する。この時、固定接点17a,17b間
はOFFになり、コンデンサCと抵抗R2から成る
タイマ回路の所定の放電時間、NPN型トランジ
スタTがON作動を持続する。従つて、ソレノイ
ド24はNPN型トランジスタTがON中におい
て励磁し、方向指示器スイツチ20の各可動接点
20c,20dを第5図で示す中立位置Nへ自動
復帰させることにより、右方向指示灯21を消灯
させる。即ち、方向指示器スイツチ20は、可動
接点12と各固定接点16a,16b,17a,
17bで構成する単一のスイツチの作動によつて
スイツチ信号がキヤンセルされ、右方向指示灯2
1を消灯させる。
また、方向指示器スイツチ20を左方向位置L
へ操作した場合でも、上記右方向位置Rへの操作
時と同様の作動により、左方向指示灯22が点消
灯する。
尚、上記実施例において、回転体3を中立位置
へ保持する保持手段として、節度溝2a,圧縮バ
ネ9及びステイールボール10から成る節度機構
の構成で説明したが、相互に左右相反する方向へ
付勢する2個のネジリバネ、圧縮バネや引張バネ
等の組合せ構成でもよい。また、1個の引張バネ
によつて回転体3を中立位置へ付勢する構成でも
よい。
また、可動接点12と各固定接点16a,16
b,17a及び17bから成るスイツチ機構は、
摺動接点構成に限定されず、例えば、タツチ接点
機構、マグネツトとホールICの組合せやマグネ
ツトとリードスイツチの組合せによる磁気的構
成、フオトインタラプタと光遮蔽板の組合せによ
る光学的構成等でもよい。
更に、回転体3は各アーム3a〜3cの先端付
近に配設した各部材の配列は、上記実施例に限定
されず、例えば、節度機構とスイツチ機構とを逆
に配列したり、同方向に配列してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、山形カム
を有するカム体の移動に追従して、単一のピンが
当接することにより、通常は節度機構によつて中
立位置に保持する回転体が首振り運動をし、単一
のスイツチを作動する構成なので、簡易な構成で
あると共に、該回転体の復帰音がほとんど生じな
くなり、また、カム体から回転体への回転力の伝
達が円滑に行なわれる。
また、回転体が何らかの原因で回転を停止した
場合には、カム体の移動に追従して単一のピンが
退行するので、ステイアリングハンドルの回転が
阻害されない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係る車両用方向
指示器のキヤンセルスイツチの一実施例を示し、
第1図は平面図、第2図は分解斜視図、第3図は
第1図における矢視A−A線方向断面図、第4図
は第1図における矢視B−B線方向断面図、第5
図は電気回路図である。 1……カム体、1a……山形カム、3……回転
体、8……ピン、12……可動接点、16a,1
6b,17a,17b……固定接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方向指示器スイツチのスイツチ信号に基づき方
    向指示灯を点灯させる車両用方向指示器におい
    て、外周面へ山形カムを有しステイアリングハン
    ドルに連動して回転するカム体と、該カム体と当
    接する単一のピンを先端へ付勢かつ伸縮自在に装
    着し通常は節度機構によつて中立位置で保持する
    と共に該カム体の回転に際し、該カム体の移動に
    追従して一定角度回転する回転体と、該回転体に
    応動し該方向指示器スイツチのスイツチ信号をキ
    ヤンセルする単一のスイツチとを備えると共に、
    該単一のピンの付勢力を該節度機構の保持力より
    も大に設定したことを特徴とする車両用方向指示
    器のキヤンセルスイツチ。
JP1987147927U 1987-09-28 1987-09-28 Expired - Lifetime JPH0513645Y2 (ja)

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JP1987147927U JPH0513645Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JPS6451546U JPS6451546U (ja) 1989-03-30
JPH0513645Y2 true JPH0513645Y2 (ja) 1993-04-12

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Families Citing this family (1)

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JPS572201U (ja) * 1980-06-04 1982-01-07

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JPS6191438U (ja) * 1984-11-22 1986-06-13

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JPS572201U (ja) * 1980-06-04 1982-01-07

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JPS6451546U (ja) 1989-03-30

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