JPH0513645B2 - - Google Patents

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JPH0513645B2
JPH0513645B2 JP1167354A JP16735489A JPH0513645B2 JP H0513645 B2 JPH0513645 B2 JP H0513645B2 JP 1167354 A JP1167354 A JP 1167354A JP 16735489 A JP16735489 A JP 16735489A JP H0513645 B2 JPH0513645 B2 JP H0513645B2
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JP
Japan
Prior art keywords
insert
molding material
sole body
adhesive layer
molded
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1167354A
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English (en)
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JPH0330702A (ja
Inventor
Toshihiro Takano
Makoto Aramaki
Hiroshi Kumakawa
Katsunori Furukawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Corp
Original Assignee
Asahi Corp
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Publication date
Application filed by Asahi Corp filed Critical Asahi Corp
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Granted legal-status Critical Current

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、多色靴底の圧縮成形法に関するも
のである。 (従来の技術) 従来、特公昭60−6641号によつて、1.2ポリブ
タジエンにシエン系ゴムを添加したものを主成分
として発泡成形された硬度の相違する発泡シート
を上下に重ねて、これを加熱加圧して上下の発泡
シートを溶着積層一体化する靴底材の製造方法が
提案されている。しかしながら上下の発泡シート
が単に溶着積層一体化されているため接着強度が
不充分で、使用中上下の発泡シートが剥離し、耐
久性に欠ける欠点があつた。従つて実際的には上
下の発泡シートを積層一体化するに当つて、上下
の発泡シートの接着面の双方にクロロプレン系ま
たはウレタン系の接着剤を塗布した後、上下の発
泡シートを重ねて加熱加圧積層一体化していた。
従つて、本願発明者は多色靴底の成形において本
願発明に先立つて靴底本体成形材とインサート成
形材との積層面に予めクロロプレン系またはウレ
タン系の接着剤を塗布して、靴底本体成形材とイ
ンサート成形材とを加熱加圧して圧縮一体化する
試みを行つたが圧縮成形時における靴底本体成形
材の圧縮にともなつて接着剤がインサート成形さ
れるインサート片の周囲にはみ出し、その周囲に
しみ出し外観を著しく低下させる欠点があつた。
またクロロプレン系、ウレタン系の接着剤はポツ
トライフを有するため、成形作業は時間的にシビ
アな管理が要求された。 さらにこれらの欠点を除去するため、この圧縮
成形法において接着剤をインサート成形材のみに
塗布する試みを行つたが接着性は不充分で耐久性
に欠る欠点があつた。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は、成形が簡単で外観が良好で耐久性
に優れた多色靴底を提供しようとするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) この発明は少なくともそのいずれか一方が発泡
倍率1.3〜2.0倍の発泡体でなる靴底本体成形材1
とこれとは異色なインサート成形材2とをそれぞ
れ結晶化度が10〜40%の1.2ポリブタジエン40〜
90重量部とジエン系ゴム10〜60重量部との混合ポ
リマーを主成分として架橋成形する工程と、イン
サート成形材2の上面21に結晶化度が10〜40%
の1.2ポリブタジエンを主成分とする接着剤を塗
布して接着層3を成形する工程と、モールド4の
底面に区画壁411によつて区画形成されたイン
サート室41にインサート成形材2をセツトし、
その上面に靴底本体成形材1をセツトする工程
と、これらを110〜115℃で加熱加圧して発泡体で
形成された靴底本体成形材1とインサート成形材
2の双方またはその一方を60〜80%に圧縮して靴
底本体1′とインサート片2′を成形するとともに
接着層3を介して靴底本体1′とインサート片
2′を積層する工程とよりなることを特徴とする
多色靴底の圧縮成形法を発明の要旨とするもので
ある。この発明において靴底本体成形材1とイン
サート成形材2を成形する成分中結晶化度が10〜
40%の1.2ポリブタジエンは例えば日本合成ゴム
株式会社よりJSRRB810、RB820、RB830、
RB840の商品名で市販されているものが使用さ
れる。これらの1.2ポリブタジエンを使用した発
泡体は架橋発泡成形後においても熱可塑性を残存
しており、成形型での加熱加圧によつて圧縮成形
することによつて、その表面を緻密化して鮮明な
凹凸意匠を型付することが可能であるが、圧縮成
形後の発泡体の収縮が大きく、寸法安定性が悪
く、しかも引つ張り強度、引裂強度等に問題があ
る。機械的強度に関しては、これらの1.2ポリブ
タジエンに上記の範囲でジエン系ゴムの一種また
は二種以上を混合することによつて、その改善を
図ることができる。ジエン系ゴムとしては、天然
ゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレン
ゴム、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリルブ
タジエンゴム、クロロプレンゴム等が使用される
が天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエ
ンゴム、スチレンブタジエンゴムが好適である。 この発明において、1.2ポリブタジエンとジエ
ン系ゴムとの混合重量比を50〜90:10〜50とした
のは、ジエン系ゴムの混合重量比がそれ以下とな
れば機械的強度が低下し、またジエン系ゴムの混
合重量比がそれ以上となれば発泡シートの熱可塑
性が低下し、圧縮成形が不可能となるからであ
る。 この発明において上記混合ポリマーに、さらに
架橋剤、着色剤とが添加されるが、添加される架
橋剤としては、硫黄、ジクミルパーオキサイド、
2.5−ジメチル−2.5ジ(第3−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン、ベンゾイルパーオキサイド、第3
−ブチルパーオキサイド等の通常ゴムの架橋に使
用される架橋剤が使用される。さらに靴底本体成
形材1とインサート成形材2の双方またはいずれ
か一方のうち発泡成形するものの成分中には発泡
剤が添加されるが、発泡剤としては、アゾジカル
ボンアミド等のアゾ系の化合物、ジニトロソペン
ダメチレンテトラミン等のニトロソ化合物、P.
P′オキシビスベンゼンスルフオニルヒドラジツド
等の発泡剤が使用される。 着色剤は靴底本体成形材1用とインサート成形
材2用とはそれぞれ異色のものが適宜選定用使用
される。その他、必要に応じて上記混合ポリマ−
に架橋助剤、架橋促進剤、ホワイトカーボン、カ
ーボンブラツク、炭酸カルシユウム、炭酸マグネ
シユウム等の充填剤、安定剤を添加し、これをバ
ンバリーミキサー、ヘンシエルミキサー、ミキシ
ングロール、ニーダー等の混合機によつて均一に
混合してプレス金型で加熱加圧して架橋成形する
ものである。この場合、靴底本体成形材1とイン
サート成形材2の成形成分中発泡剤が添加されて
いるものは同時に発泡成形されることになる。 そして発泡成形された成形材はさらにオーブン
等で110℃〜150℃で1〜3時間加熱して、これ等
の成形材を5〜10%収縮させて縮み取りしておけ
ば、圧縮成形後における熱収縮が回避され寸法安
定性に優れた多色靴底が得られる。 この発明において、インサート成形材2に対す
る接着層3の形成は、靴底本体成形材1ならびに
インサート成形材2の成形に使用される1.2ポリ
ブタジエンを加熱溶融状態で塗布、またはこの
1.2ポリブタジエンをベンゼン、トルエンキシレ
ン等の芳香族炭化水素、四塩化炭素、トリクロル
エチレン、イソプロピルクロライド等のパゲン化
炭火水素等の溶剤に溶かして塗布することによつ
て形成される。この発明においてインサート室4
1は、常法によつてモールド4の底面に区画壁4
11を突出させることによつて区画形成されてい
る。このようにして準備された靴底本体成形材1
とインサート成形材2は、必要によつてさらにモ
ールドキヤビテイ40、インサート室41の形状
に合わせてそれぞれ裁断して、インサート成形材
2をインサート室41にセツトし、その上に靴底
本体成形材1を重ねてモールドキヤビテイ40に
セツトした後、上型5によつて加熱加圧して発泡
体で形成された靴底本体成形材1とインサート成
形材2の双方またはその一方をそれらの容積の60
〜80%に圧縮して靴底本体成形材1によつて靴底
本体1′を成形するとともに接地面にインサート
成形材2によつてインサート片2′をインサート
成形し、さらにインサート成形時の加熱によつて
接着層3を溶融して靴底本体とインサート片を溶
着して一体化することによつてこの発明による多
色靴底が成形される。 実施例 第1表に示す配合で靴底本体成形材1を常法に
よつて発泡倍率1.6部で肉厚15mmに、インサート
成形材2を発泡倍率1.6倍で肉厚7mmにそれぞれ
発泡成形した後、これらをオーブンで12.5℃で3
時間加熱して7%収縮させて縮み取りした後、イ
ンサート成形材2の表面にさらにJSRRB820(日
本合成ゴム株式会社製の1.2ポリブタジエン)100
重量部をトルエン900重量部に溶かして形成され
た接着剤を塗布し、これを乾燥させて接着層3を
形成した。このようにして準備した靴底本体成形
材1をモールドキヤビテイ40の形状に、インサ
ート成形材2をインサート室41の形状にそれぞ
れ裁断し、このインサート成形材2を接着層3を
上面にしてインサート室41にセツトし、その上
に靴底本体成形材1を重ねてモールドキヤビテイ
40にセツトした後、これらを130℃で加熱する
とともに、上型5で100Kg/cm2(プレスゲージ圧)
でそれらの容積が70%になるように圧縮して、本
願発明による多色靴底を圧縮成形した。 このようにして成形された多色底を同様にして
発泡成形された靴底本体成形材とインサート成形
材の双方にウレタン系接着剤を塗布乾燥したもの
によつて圧縮成形された多色底の外観と接着性を
比較して第1表下段に示す。
【表】
【表】 ※…接着剤のインサート片の周囲へのはみ出
しが発生
(発明の効果) この発明において接着層3を形成する1.2ポリ
ブタジエンが熱可塑性でポツトライフがなく、し
かも靴底本体成形材1とインサート成形材2を構
成する成分と共通するため、圧縮成形時の加熱に
よつて溶融して、靴底本体成形材1とインサート
成形材2とに相互に相溶融してそれらを強力に接
着させることが出来るので、成形作業が簡単で耐
久性に優れたものであり、しかもこの発明によつ
て得られた多色靴底は接着層3がインサート成形
材2のみに塗布成形されしかも接着層3を備えた
インサート成形材2の圧縮成形時における水平方
向への圧縮がインサート室を区画形成する区画壁
411によつて制限されているので圧縮成形時
に、接着層3がインサート片2′の周囲にはみ出
すことがなく、外観が良好である。
【図面の簡単な説明】
図面は本願発明の実施状態を示す要部断面図で
ある。 符合の説明、1……靴底本体成形材、2……イ
ンサート成形材、21……上面、3……接着層、
4……モールド、40……モールドキヤビテイ、
41……インサート室、411……区画壁、5…
…上型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくともそのいずれか一方が発泡倍率1.3
    〜2.0倍の発泡体でなる靴底本体成形材1とこれ
    とは異色なインサート成形材2とをそれぞれ結晶
    化度が10〜40%の1.2ポリブタジエン40〜90重量
    部とジエン系ゴム10〜60重量部との混合ポリマー
    を主成分として架橋成形する工程と、インサート
    成形材2の上面21に結晶化度が10〜40%の1.2
    ポリブタジエンを主成分とする接着剤を塗布して
    接着層3を成形する工程と、モールド4の底面に
    区画壁411によつて区画形成されたインサート
    室41にインサート成形材2をセツトし、その上
    面に靴底本体成形材1をセツトする工程と、これ
    らを110〜150℃で加熱加圧して発泡体で形成され
    た靴底本体成形材1とインサート成形材2の双方
    またはその一方を60〜80%に圧縮して靴底本体
    1′とインサート片2′を成形するとともに接着層
    3を介して靴底本体1′とインサート片2′を積層
    する工程とよりなることを特徴とする多色靴底の
    圧縮成形法。
JP1167354A 1989-06-28 1989-06-28 多色靴底の圧縮成形法 Granted JPH0330702A (ja)

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JPH0330702A JPH0330702A (ja) 1991-02-08
JPH0513645B2 true JPH0513645B2 (ja) 1993-02-23

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JP2006028360A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Jsr Corp 発泡成形体の製造方法
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