JP2764198B2 - 発泡靴底の成形法 - Google Patents

発泡靴底の成形法

Info

Publication number
JP2764198B2
JP2764198B2 JP6025993A JP2599394A JP2764198B2 JP 2764198 B2 JP2764198 B2 JP 2764198B2 JP 6025993 A JP6025993 A JP 6025993A JP 2599394 A JP2599394 A JP 2599394A JP 2764198 B2 JP2764198 B2 JP 2764198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sole
molding cavity
ground
cavity
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6025993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07213307A (ja
Inventor
岩方俊男
塚本孝二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI KOOHOREESHON KK
Original Assignee
ASAHI KOOHOREESHON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASAHI KOOHOREESHON KK filed Critical ASAHI KOOHOREESHON KK
Priority to JP6025993A priority Critical patent/JP2764198B2/ja
Publication of JPH07213307A publication Critical patent/JPH07213307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2764198B2 publication Critical patent/JP2764198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は発泡靴底の成形法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、第4図に示すように底面に滑り止
め凹凸意匠を設けた靴底成形キャビティに発泡性の靴底
成形用のゴム生地を導入し、これを加熱加圧してゴム生
地を発泡加硫する発泡ゴム靴底の成形法が一般に慣用さ
れている。しかしながら、靴底成形キャビティに介在さ
れた空気やゴム生地発泡の際の余剰ガスが、成形される
ゴム靴底の外周上縁、即ち靴底成形型と蓋型の嵌合部よ
り排出されるため、成形される靴底の接地面にモ−ルド
キャビテイ中の空気や発泡ガスが気泡となって封入さ
れ、靴底接地面の凹凸意匠が欠けたり靴底接地面にクレ
−タ−状の窪みに形成されたりして、完成された靴底の
不良率が高く不経済であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、靴底成形
型を接地底成形型と上底成形型に分割し、接地底成形キ
ャビティ、上底成形キャビテイ並びに接地底成形キャビ
ティの底部に簡単な工夫を施すことによって、ゴム靴底
成形時のモ−ルドキャビティ中に介在された空気や発泡
ガスを靴底側面より排出して、外観良好な発泡靴底を経
済的に提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下、この発明の実施図
面によって説明すれば、短手方向においてその両側部に
開口部に向って三角形、半円、多角形状等に拡大された
接地底成形キャビティ0に、その長形方向における中心
部辺aから短手方向における両側縁b.bにかけて一定
の間隔をおいて接地底成形キャビティ0の深さにほぼ対
応する高さの突梁11.11…を設けた接地底成形型1
の接地底成形キャビティ0に、靴底成形用の発泡性の未
架橋ゴム生地2をセットし、上記の接地底成形キャビテ
ィ0に対応して、短手方向においてその両側部に開口部
に向って三角形、半円、多角形状等に拡大された上底成
形キャビティ03を形成した上底成形型3を、上底成形
キャビティ03を接地底成形キャビティ0に対応させて
接地底成形型1に嵌合し、接地底成形キャビティ0と上
底成形キャビティ03とによって形成された靴底成形キ
ャビティ00に導入された該ゴム生地2を加熱加圧する
ことにより、発泡加硫することを特徴とする発泡靴底の
成形法を発明の要旨とするものである。
【0005】この発明において、接地底成形キャビティ
0に形成される突梁11.11…は、靴底成形時に塑形
される発泡性の未架橋ゴム生地2の流れと、接地底成形
キャビティ0中に介在された空気と、該ゴム生地2塑形
時に発生する発泡ガスを、接地底成形キャビティ0の中
央部辺aから両側辺に向って誘導するとともに、成形さ
れる靴底の接地面に溝41.41…を形成するものであ
り、接地底成形キャビティ0の中央部辺aから外側縁
b.bにかけて、直線状または曲線状に一定間隔を置い
て配置されている。そして突梁11.11…の両縁11
1.111…は、接地底成形キャビティ0の外周辺に、
拡大された部分で形成されるはみ出し部011.011
…を通って接地底成形キャビティ0の両側縁b.bまで
延設されており、靴底塑形時に靴底成形用の発泡性の未
架橋のゴム生地2と接地底成形キャビティ0中に介在さ
れた空気や発泡ガスが、突梁11.11…に沿ってはみ
出し部011.011…に誘導流入される。
【0006】この発明において、上底成形キャビティ0
3の深さは、成形される靴底の厚みに応じて適宜決定さ
れる。
【0007】この発明において靴底成形用の発泡性の未
架橋のゴム生地2は、天然ゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、アクリ
ロニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム等のジエ
ン系ゴムの1種または2種以上の混合物またはこれらに
さらにポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンと酢酸
ビニルとの共重合体、1、2ポリブタジエン等の熱可塑
性合成樹脂を添加したものを主成分とし、これに硫黄、
ジクミルパ−オキサイド、2.5ジメチル−2.5ジ
(第3−プチルペルオキシ)ヘキサン、ベンゾイルパ−
オキサイド等の通常ゴムの架橋に使用される架橋剤、ア
ゾジカルボンアミド等のアゾ系の化合物、ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン等のニトロソ化合物、P.P’
オキシビスベンゼンスルフォニルヒドラジド等の発泡
剤、その他必要に応じて架橋助剤、架橋促進剤、ホワイ
トカ−ボン、カ−ボンブラック、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム等の充填剤、顔料、安定剤等のゴム用の配
合薬品を添加し、これをバンバリ−ミキサ−、ヘンシェ
ルミキサ−、ミキシングロ−ル、ニ−ダ−等の混合機に
よって均一に混合してこれをシ−ティングし、成形され
る発泡靴底の予定された発泡倍率を考慮して接地底成形
キャビティ0と上底成形キャビティ03によって形成さ
れる靴底成形キャビティ00の容積に対応してその容積
より3〜15%多く秤量して、所定形状に裁断して発泡
性の未架橋ゴム生地2が準備される。
【0008】この発明において以上のように準備された
発泡性の未架橋ゴム生地2は、接地底成形型1の接地底
成形キャビティ0にセットされ、しかる後上底成形型3
を上底成形キャビティ03を接地底成形キャビティ0に
面させて、接地底成形型1に嵌合させて靴底成形キャビ
ティ00を形成し、このキャビティ00に導入された該
ゴム生地2を、140℃〜180℃で65kg〜250
kg/cm2(プレスゲ−ジ圧)5〜20分加熱加圧し
て1.1〜2.0倍に発泡架橋するものであるが、加熱
加圧の初期において発泡性の未架橋ゴム生地2がガスを
発生しながら軟化流動されて、その接地面側で突梁1
1.11…に沿って接地底成形キャビティ0と上底成形
キャビティ03とで構成される靴底成形キャビティ00
の外側辺に形成されているはみ出し部011.011に
向って、靴底成形キャビティ00に介在された空気とと
もに発泡ガスが流入され、靴底成形キャビティ00が靴
底成形用のゴム生地2で充填される。そしてはみ出し部
011.011に充填された発泡性の未架橋ゴム生地2
と空気と発泡ガスは、はみ出し部011.011の外側
縁において、接地底1と上底成形型3の嵌合面より容易
にバリとして靴底成形キャビティに排出される。従って
靴底の接地面に気泡が封入されることがない。このよう
にして靴底成形キャビテイ00で発泡性の未架橋ゴム生
地2を塑形架橋した後、上底型3を離脱して加圧を解け
ば、塑形された靴底が最終的な所望の発泡倍率に発泡さ
れる。このようにして発泡成形された靴底4を成形型よ
り脱型し、はみ出し部011.011によって靴底の外
側面部に形成された余剰部42.42をバフ等によって
除去して、靴底として完成される。
【0009】
【発明の作用効果】この発明は以上のように、靴底成形
時に靴底成形用の発泡性の未架橋ゴム生地2が、接地面
において突梁11.11…によって靴底成形キャビテイ
00の外側辺部に形成されたはみ出し部011.011
方向に、キャビテイ00中に介在された空気や発泡ガス
とともに流動され、はみ出し部011.011を通して
さらに接地底成形型1と上底成形型2との嵌合部より外
気に排出されるので、発泡が均一でしかも接地面に気泡
が均一で外観良好な接地面を有する靴底が得られる。ま
たはみ出し部011.011によって靴底の側面に形成
される余剰部42.42をバフ等のよって除去すれば内
部気泡が均一であるため、靴底の側部にクレ−タ−状の
窪みも形成されることなく不良率を著しく低下させた経
済的な靴底を提供できる。またこのようにして成形され
た靴底は、接地面において突梁11.11…によって長
手方向中心部から短手方向における側縁にかけて溝4
1.41…が形成されるので、雨天着用の際接地面と路
面に介在される水は、溝41.41…によって靴底側部
に排出されるので、接地面によって膜状に水が付着され
ることなく防滑性に優れた靴底とすることができる。ま
た接地底成形型1と上底成形型3は、それぞれモ−ルド
キャビティの開口部へ向って、キャビティが拡大されて
いるので靴底成形後、靴底の脱型性が良好で作業性が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に使用する接地底成形型と上底成形
型の見取図である。
【図2】 この発明による発泡靴底の成形状態を示す図
1の接地底成形型のX−X線に沿った要部断面図であ
る。
【図3】 この発明によって成形された靴底の踵部にお
ける短手方向断面図である。
【図4】 従来例における発泡靴底の成形状態を示す要
部断面図である。
【符号の説明】
00.靴底成形キャビティ 0.接地底成形キャ
ビティ 1.接地底成形型 11.突梁 2.未架橋ゴム生地 03.上底成形キャ
ビティ 3.上底成形型 a.接地底成形キャビティの長手方向における中心部辺 b.接地底成形キャビティの短手方向における側縁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 21:00 105:04 B29L 31:50 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A43D 25/06 A43D 86/00 B29C 43/00 - 43/58 B29C 44/00 - 44/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短手方向においてその両側部に開口部に
    向かって拡大された接地底成形キャビティ0に、その長
    手方向における中心部辺aから短手方向における両側縁
    b.bにかけて一定の間隔をおいて接地底成形キャビテ
    ィ0の深さにほぼ対応する高さの突梁11.11…を設
    けた接地底成形型1の接地底成形キャビティ0に、靴底
    成形用の発泡性の未架橋ゴム生地2をセットし、上記の
    接地底成形キャビティ0に対応して、短手方向において
    その両側部に開口部に向って拡大された上底成形キャビ
    ティ03を形成した上底成形型3を、上底成形キャビテ
    ィ03を接地底成形キャビティ0に対応させて接地底成
    形型1に嵌合し、接地底成形キャビティ0と上底成形キ
    ャビティ03とによって形成された靴底成形キャビティ
    00に導入された該ゴム生地2を加熱加圧することによ
    り、発泡加硫することを特徴とする発泡靴底の成形法。
JP6025993A 1994-01-29 1994-01-29 発泡靴底の成形法 Expired - Lifetime JP2764198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025993A JP2764198B2 (ja) 1994-01-29 1994-01-29 発泡靴底の成形法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025993A JP2764198B2 (ja) 1994-01-29 1994-01-29 発泡靴底の成形法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07213307A JPH07213307A (ja) 1995-08-15
JP2764198B2 true JP2764198B2 (ja) 1998-06-11

Family

ID=12181247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6025993A Expired - Lifetime JP2764198B2 (ja) 1994-01-29 1994-01-29 発泡靴底の成形法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2764198B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100256180B1 (ko) * 1997-08-29 2000-05-15 박수관 이질재료영역을갖는사출발포물및그제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07213307A (ja) 1995-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US1735986A (en) Rubber-soled shoe and method of making the same
JP2764198B2 (ja) 発泡靴底の成形法
US2962738A (en) Method of making shoes
JP2898894B2 (ja) 発泡スラッシュ成形靴およびその製造法
JPS606641B2 (ja) 靴底材の製造方法
JP2004136018A (ja) 発泡長靴及びその製造方法
JPH08196309A (ja) 発泡スラッシュ成形靴およびその製造法
JPH0243206Y2 (ja)
KR20000063527A (ko) 겉창과 중창의 동시 성형 및 접착으로 이루어진 신발용밑창 및 그 제조방법
KR20000059180A (ko) 겉창과 중창의 동시 성형 및 접착으로 이루어진 신발용밑창 및 그 제조방법
KR100256181B1 (ko) 이질재료영역을 갖는 사출발포물
CA1145932A (en) Footbed insole cushion
JPS62101203A (ja) ミクロ発泡構造の靴底を有する靴の製造法
JPH0116483B2 (ja)
US3074185A (en) Shoe with vulcanized on sole structure
JPH0470887B2 (ja)
JPH0513646B2 (ja)
JP2618782B2 (ja) 鋲螺着可能な靴底の製造法
JPH05293003A (ja) 硬度差を有する靴底の製造法
JPH0142201B2 (ja)
JP4001252B2 (ja) 靴底
JPH0330702A (ja) 多色靴底の圧縮成形法
JPS6268402A (ja) スタビライザ−を備えた中間底の成形法
TW202325520A (zh) 環保無廢料的發泡鞋材製程方法,及其鞋材半成品與鞋體成品
JPS628161B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees