JPH0513513U - フイルター - Google Patents
フイルターInfo
- Publication number
- JPH0513513U JPH0513513U JP6886491U JP6886491U JPH0513513U JP H0513513 U JPH0513513 U JP H0513513U JP 6886491 U JP6886491 U JP 6886491U JP 6886491 U JP6886491 U JP 6886491U JP H0513513 U JPH0513513 U JP H0513513U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter paper
- filter
- woven fabric
- perforated film
- subjected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯電処理を施した不織布より成る濾紙の毛羽
立ちを防止し、且つ該濾紙よりの発塵が外部へ漏出する
のを阻止する。 【構成】 帯電処理を施した不織布より成る濾紙1全体
が、合成樹脂製の通気細孔2を多数穿設した有孔フィル
ム3で覆囲されている。
立ちを防止し、且つ該濾紙よりの発塵が外部へ漏出する
のを阻止する。 【構成】 帯電処理を施した不織布より成る濾紙1全体
が、合成樹脂製の通気細孔2を多数穿設した有孔フィル
ム3で覆囲されている。
Description
【0001】
本考案は、帯電処理を施した不織布より成る濾紙を備えたフィルターであって 、濾紙からの繊維離脱が生じてはならない用途に使用されるフィルターに関する ものである。
【0002】
従来、塵埃の捕集能力を高めるために、帯電処理を施したポリプロピレンの不 織布より成る濾紙11が、図7に示すようにポリプロピレン、またはポリエステ ルの長繊維より成る不織布12で被覆されて、その外周縁部を溶着してフィルタ ーとして使用されていた。
【0003】
前記従来のフィルターでは、帯電処理を施した不織布より成る濾紙11が長繊 維より成る不織布12で被覆され、その外周縁部を溶着されているため、前記濾 紙11の毛羽立ちを抑え、該濾紙11を構成する繊維の断端から離脱した繊維粉 などによる発塵を抑止するという目的は達せられるが、前記濾紙11の繊維が不 織布12の繊維間を貫通して濾紙11の繊維が毛羽立ち、該濾紙11と不織布1 2を構成する繊維の断端から離脱した繊維粉などによる発塵を生ずる虞れがある という問題点があり、更にこれら毛羽立ちにより、フィルターに近接した部品へ の繊維断端の干渉による不具合を起こすという問題点もあった。
【0004】 また、前記濾紙11と不織布12からの毛羽立ちを防止するためには、前記濾 紙11を不織布12で被覆して、その外周縁部を溶着した後、該不織布12の毛 羽立ち処理加工という後処理工程が必要であるため、非常に手間と時間がかかり 、フィルターがコスト高になるという問題点があった。
【0005】 本考案は、前記のような従来の問題点を解決することを目的とするフィルター を提供しようとするものである。
【0006】
本考案は、帯電処理を施した不織布より成る濾紙の全体を、合成樹脂製の通気 細孔を多数穿設した有孔フィルムで覆囲するか、または帯電処理を施した不織布 より成る濾紙の上下面に、長繊維より成る不織布を重合すると共に、該不織布を 重合した前記濾紙の全体を、合成樹脂製の通気細孔を多数穿設した有孔フィルム で覆囲するという手段を採用することにより、上記問題点を解決した。
【0007】
上記構成より成る本考案によれば、帯電処理を施した不織布より成る濾紙全体 が、合成樹脂製の有孔フィルムで覆囲されて、前記濾紙の毛羽立ちが防止され、 濾紙よりの発塵が生じない。
【0008】
図1は本考案の第1実施例を示す一部を切欠した斜視図、図2は同縦断面図で あり、帯電処理を施したポリプロピレン等の不織布より成る濾紙1の全体を、ポ リプロピレン、またはポリエチレン等の合成樹脂より成る通気細孔2を多数穿設 した有孔フィルム3で覆囲してフィルター4が形成されている。
【0009】 前記フィルター4の成型方法は任意であるが、好ましくは図3に示すように、 シート状の濾紙1の上下面にシート状の有孔フィルム3を重合し、所定大きさの 外周縁部を、例えば高周波で溶着して溶断するか、または熱溶着して熱溶断して 濾紙1の全体を有孔フィルム3で覆囲してフィルター4を成型することが推奨さ れる。この成型方法を採用すれば、フィルター4が巾3cm前後の小型の場合、 複数個のフィルター4を同時に成型加工することが可能である。
【0010】 前記第1実施例によれば、濾紙1の全体が有孔フィルム3で覆囲されているた め、濾紙1の毛羽立ちが阻止され、その結果濾紙1を構成する繊維の断端からの 発塵が生ずることもなく、更に有孔フィルム3は繊維ではないため、これ自体が 毛羽立ち発塵することもない。
【0011】 図4は本考案の第2実施例を示す一部を切欠した斜視図、図5は同縦断面図で あり、帯電処理を施したポリプロピレン等の不織布より成る濾紙5の上下面に、 ポリプロピレン、またはポリエステルの長繊維より成る不織布6を重合し、更に 前記不織布6を重合した濾紙5の全体を、ポリプロピレン、またはポリエチレン 等の樹脂より成る通気細孔7を多数穿設した有孔フィルム8で覆囲してフィルタ ー9が形成されている。
【0012】 この第2実施例によるフィルター9と前記第1実施例によるフィルター4とは 、長繊維より成る不織布6が介装されているか否かの違いであって、第2実施例 の場合長繊維より成る不織布6と有孔フィルム8とで濾紙5の毛羽立ちと発塵が 2重に阻止されているが、前記第1実施例の場合の有孔フィルム3の通気細孔2 と同一径の通気細孔7が有孔フィルム8に穿設されていると、圧力損失が大とな るので、第2実施例の場合の有孔フィルム8の通気細孔7は、第1実施例の有孔 フィルム3の通気細孔2の径より大きく形成して圧力損失を小とする必要がある 。
【0013】 前記第2実施例のフィルター9の成型方法は任意であるが、好ましくは図6 に示すように、前記第1実施例の場合とほぼ同様であるが、シート状の濾紙5の 上下面にシート状の長繊維より成る不織布6とシート状の有孔フィルム8とを夫 々重合し、所定大きさの外周縁部を、例えば高周波で溶着して溶断するか、また は熱溶着して熱溶断して濾紙5の全体を有孔フィルム8で覆囲してフィルター9 を成型することが推奨される。この成型方法を採用すれば、フィルター9が巾3 cm前後の小型の場合、複数個のフィルター9を同時に成型加工することが可能 である。
【0014】
【考案の効果】 本考案は上述のように、帯電処理を施した不織布より成る濾紙全体が、通気細 孔を多数穿設した有孔フィルムで覆囲されているので、濾紙の毛羽立ちが防止さ れ、その結果濾紙を構成する繊維の断端からの発塵が生ずることなく、然も有孔 フィルム自体からの発塵もなく、本考案フィルターは濾紙からの繊維離脱が生じ てはならない、例えばハードディスク装置に内蔵される循環用フィルターとして 利用するのが最適である。 また、本考案フィルターはプリーツ状に折曲してフィルターケースに収納する ことにより、プリーツ型フィルターとしても使用することができる。 更に、濾紙を覆囲する有孔フィルムは繊維ではないので、これ自体毛羽立った り、発塵することもないので、従来のように毛羽立ち処理加工という後処理をす る必要がなく、コストダウンを図ることができる。
【図1】本考案フィルターの第1実施例を示す一部を切
欠した斜視図である。
欠した斜視図である。
【図2】本考案フィルターの第1実施例を示す縦断面図
である。
である。
【図3】第1実施例によるフィルターの製造方法を示す
一部を切欠した平面図である。
一部を切欠した平面図である。
【図4】本考案フィルターの第2実施例を示す一部を切
欠した斜視図である。
欠した斜視図である。
【図5】本考案フィルターの第2実施例を示す縦断面図
である。
である。
【図6】第2実施例によるフィルターの製造方法を示す
一部を切欠した平面図である。
一部を切欠した平面図である。
【図7】従来例を示す一部を切欠した斜視図である。
1 濾紙、 2 通気細孔、 3 有孔フィルム、 4
フィルター、 5濾紙、 6 不織布、 7 通気細
孔、 8 有孔フィルム、 9 フィルター。
フィルター、 5濾紙、 6 不織布、 7 通気細
孔、 8 有孔フィルム、 9 フィルター。
Claims (2)
- 【請求項1】 帯電処理を施した不織布より成る濾紙の
全体を、合成樹脂製の通気細孔を多数穿設した有孔フィ
ルムで覆囲して成るフィルター。 - 【請求項2】 帯電処理を施した不織布より成る濾紙の
上下面に、長繊維より成る不織布を重合すると共に、該
不織布を重合した前記濾紙の全体を、合成樹脂製の通気
細孔を多数穿設した有孔フィルムで覆囲して成るフィル
ター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6886491U JPH0513513U (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | フイルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6886491U JPH0513513U (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | フイルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513513U true JPH0513513U (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=13385956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6886491U Pending JPH0513513U (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | フイルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513513U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01307216A (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-12 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH06319927A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-22 | Sankei Kk | フィルタ装置及びその使用方法 |
JP2009529750A (ja) * | 2006-01-10 | 2009-08-20 | ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド | 筐体から汚染物質を除去するための低繊維ディスク/シュラウドフィルタ構造体 |
JP2015073954A (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-20 | 株式会社コーワ | フィルター及び乾燥炉 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6391116A (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-21 | Toyo Roshi Kk | エアフイルタ |
JPS63267538A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-04 | Asahi Chem Ind Co Ltd | エレクトレツト用不織布積層体 |
JPH02284614A (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-22 | Japan Gore Tex Inc | フィルター材 |
JPH0352610A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-06 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | エアフィルタ用濾材 |
JPH0372908A (ja) * | 1989-08-11 | 1991-03-28 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | エアフイルタ用濾材 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP6886491U patent/JPH0513513U/ja active Pending
Patent Citations (5)
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JP2015073954A (ja) * | 2013-10-10 | 2015-04-20 | 株式会社コーワ | フィルター及び乾燥炉 |
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