JPS6323941Y2 - - Google Patents
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- JPS6323941Y2 JPS6323941Y2 JP1981004459U JP445981U JPS6323941Y2 JP S6323941 Y2 JPS6323941 Y2 JP S6323941Y2 JP 1981004459 U JP1981004459 U JP 1981004459U JP 445981 U JP445981 U JP 445981U JP S6323941 Y2 JPS6323941 Y2 JP S6323941Y2
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- Japan
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- nonwoven fabric
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
本考案はフイルターに付着したダストの払い落
し性に優れ、目詰りの少ない高性能不織布フイル
ターに関する。 従来、不織布フイルターで含塵エアーなどを
過すると、エアー中に含まれるダストはフイルタ
ーの内部に捕集され、次第に堆積されてゆき、
徐々に過効率が低下してゆくのが普通である。 したがつて、このダストが堆積したフイルター
からダストを簡単に取り除くことができれば、再
び使用することが可能であるが、従来の不織布フ
イルターはダストが一旦フイルター内部に堆積す
ると簡単な操作、たとえば機械的払い落しなどに
よつては十分に除去することが難しく、過効率
を復元させることができなかつた。 また強制的な手段でダストを除去しようとする
とフイルターが破損したり、形態がくずれ過機
能を失うことが多く、いずれの場合にも長期にわ
たつて使用することが困難であつた。このフイル
ターの形態保持性を改良したフイルターとしては
不織布の表面を部分的に熱融着させ、融着部をフ
イルム化した凹凸構造を有する不織布フイルター
が提案されている(特公昭43−16274および実公
昭45−28530)が、形態保持性は改良されるとし
ても圧力損失の増大が著しく、必ずしもフイルタ
ーとして好ましいものとは云えない。また、実開
昭51−29375号公報には、布帛に接着剤を介して
点状または線状に長い毛羽を植毛し、この植毛毛
羽を折伏せて非植毛部分を毛羽で完全に覆いつく
したフイルタ用植毛布が提案されている。さら
に、特開昭54−83183号公報には、太繊維で構成
された不織繊維層と細繊維で構成された不織短繊
維層を接着剤を介して接着し、不織短繊維層の表
面を全面的に起毛した真空掃除機用フイルターが
提案されている。しかし、これらはいずれも全面
を毛羽で被覆しているので過面積が少なく、し
かも植毛部分は接着剤で通気性がなくなるので、
より過面積が減少することになる。このためダ
スト風速が上昇して捕集効率を低下させる。さら
にはダスト風速が速いため、堆積ダストの密度が
上昇して圧力損失が大きくなる。さらにフイルタ
ー表面に付着、堆積したダストの払い落し性に劣
るという欠点がある。 本考案者らは、先に上記欠点を解消したフイル
ターとして粗密構造を有する不織布において、粗
構造と密構造とが間欠的に一体化して凹凸を有す
る不織布フイルターを提案したが、さらに検討を
進めて本考案を見出したものである。 すなわち、本考案の目的とするところは、ダス
トの払い落し性が簡単で、目詰りの少ない復元性
の優れた不織布フイルターを提供するにあり、他
の目的は、前記本考案者らの提案に係るフイルタ
ーと同等以上の清浄効率を有し、しかもその製造
工程並びにコストの面で著しく有利なフイルター
を提供するにある。 本考案は次の構成を有する。主として熱可塑性
繊維からなる粗構造と密構造とが間歇的に一体化
した凹凸部を表面に有する不織布であつて、凹部
は密で通気性が小さく、凸部は粗で通気性が大き
く、かつ該凸部の表面繊維が起毛され、その面積
比がフイルター表面の40〜80%である間歇的な起
毛面を有する不織布フイルター。 本考案のフイルターは、ダストが最初に直接接
触するフイルター表面に凹凸を設け、該凸部の表
面のみを起毛することにより、フイルター表面に
起毛面が間歇的に形成されるので、凹部の目詰り
を防止すると共に、フイルターの表面に付着、堆
積したダストの払い落し性を著しく改良したもの
である。 このような本考案のフイルターを構成する繊維
素材としては、公知のポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフインなどの熱可塑性繊維を単独も
しくは混合したもの、あるいはその他の綿、羊毛
などの天然繊維やセルロースなどの再生繊維を混
用したものなどがあり、不織布として熱可塑性を
示し後述する賦型手段により表面に凹凸を付与で
きるものであればよい。しかしながら、ポリエチ
レンテレフタレートや、ポリブチレンテレフタレ
ートなどのポリエステル又はその共重合体からな
るフイラメントとこれらのポリエステル系重合体
より融点が低い、たとえば融点差が少なくとも20
℃以上の低融点のポリエステル共重合体からなる
フイラメントとの混繊糸からなる不織布は、本考
案に有利に使用することができる。 この本考案のフイルター表面に設ける凹凸部は
前記熱可塑性不織布を浅いエンボス溝を有し、熱
可塑性繊維の融点近くまで加熱した高温ロール
と、深い点状、線状、網状、格子状のいずれかの
パターンを有し、該高温ロールの温度より約30〜
60℃低温のロールとの間を、目付に応じた適当な
クリアランスを持たせて加圧通過させるなどの賦
型手段によつて形成される。 この賦型すべき不織布としては、ニードルパン
チやウオータージエツトのような絡合手段によつ
て得られる不織布のように、起毛によつて凸部の
立毛もしくは毛羽がループ状になるものは使用中
凸部に付着したダストを強くホールドし、ダスト
の払い落し性を低下させることがあるので好まし
くない。したがつて前記熱可塑繊維不織布は、ニ
ードリングなどの絡合処理をしないで、賦型時に
加熱して構成繊維相互の熱融着を行うのがよい。 また、本考案フイルターの凸部のフイルター表
面における面積比は約40〜80%、好ましくは約45
〜75%の範囲とするのがよく、かつ前記凹部は毛
羽を生じていないものが望ましい。 すなわち、凸部の面積比が40%以下では毛羽の
効果が少なく、また80%以上になると凹部の溝が
狭くなり、ダスト離れ性を低下させる原因とな
る。また、凹部に毛羽を生じたものは、フイルタ
ーのダスト離れ性を低下させるので好ましくな
い。 また、本考案フイルターの目付は、200g/m2
以下では厚みが薄いため凹凸の効果が少なく、
400g/m2以上ではフイルターとしての圧力損失
が高くなり実用性に乏しい。 以下、本考案の1態様を図面により説明する。 第1図は、本考案になるフイルターの1例を示
す模式断面図であつて、本考案のフイルター1は
繊維密度が粗なる表面繊維層2と繊維密度が密な
る繊維層3からなる二層構造を有している。 繊維密度が粗である繊維層2はフイルター表面
の凸部4を構成し、また繊維密度が密である繊維
層3は凹部5を構成している。該凸部4の表面は
バフイング等により起毛6されて先端が切断した
毛羽が形成されている。 第2図は、プリーツ加工を行つた本考案フイル
ターの1例を示す斜視図である。 第3図は、本考案のフイルターを用いてダスト
捕集を行つた後の状態を示し7はダストの堆積層
を示す。第3図に示すように、本発明の凹凸のあ
る起毛フイルターにおいては、繊維密度が粗なる
表面繊維層2の起毛6中心にダストが捕集され、
次第に堆積されていつてダストの堆積層7が形成
され、起毛6がフイルター内部へのダスト進入を
妨げるので目詰りが著しく減少する。しかもフイ
ルターの表面が凹凸エンボスパターンであるため
過面積を大きくする特徴があり圧力損失を低下
させる。つまり、本考案のフイルターは、フイル
ター表面の面積比が40〜60%という凸部表面の部
分的な起毛により堆積ダストの払い落し効果が得
られるのである。一方、毛羽のない部分は凹部
(凸部側面も含む)として過面積の増加を図り、
繊維間を通過する真のダスト風速を低下させ、捕
集効率の向上を図るのである。このため堆積ダス
トの密度が小さく、圧力損失の上昇が少ない。 また、従来のロ紙や不織布フイルターは、ダス
ト捕集面がフラツトなためダストが緻密に付着し
てダスト離れを悪くしていたが、本考案のフイル
ターは、図からわかるようにその表面の起毛され
た凸面が捕集したダストをポーラスな状態で堆積
させるのでダスト離れを良好にしている。 また、この場合に起毛が倒れて重ねられること
により清浄効果を良くすることができる。 次に実施例により、本発明の効果をさらに具体
的に説明する。 実施例1及び比較例1 繊度3d、目付280g/m2のポリエステルフイ
ラメントと低融点ポリエステル繊維の接着剤から
なる不織布に縦溝パターンエンボスを施し、これ
を起毛したもの、および起毛しないものの2種に
ついてフイルター性能をテストした結果を第1表
に示す。
し性に優れ、目詰りの少ない高性能不織布フイル
ターに関する。 従来、不織布フイルターで含塵エアーなどを
過すると、エアー中に含まれるダストはフイルタ
ーの内部に捕集され、次第に堆積されてゆき、
徐々に過効率が低下してゆくのが普通である。 したがつて、このダストが堆積したフイルター
からダストを簡単に取り除くことができれば、再
び使用することが可能であるが、従来の不織布フ
イルターはダストが一旦フイルター内部に堆積す
ると簡単な操作、たとえば機械的払い落しなどに
よつては十分に除去することが難しく、過効率
を復元させることができなかつた。 また強制的な手段でダストを除去しようとする
とフイルターが破損したり、形態がくずれ過機
能を失うことが多く、いずれの場合にも長期にわ
たつて使用することが困難であつた。このフイル
ターの形態保持性を改良したフイルターとしては
不織布の表面を部分的に熱融着させ、融着部をフ
イルム化した凹凸構造を有する不織布フイルター
が提案されている(特公昭43−16274および実公
昭45−28530)が、形態保持性は改良されるとし
ても圧力損失の増大が著しく、必ずしもフイルタ
ーとして好ましいものとは云えない。また、実開
昭51−29375号公報には、布帛に接着剤を介して
点状または線状に長い毛羽を植毛し、この植毛毛
羽を折伏せて非植毛部分を毛羽で完全に覆いつく
したフイルタ用植毛布が提案されている。さら
に、特開昭54−83183号公報には、太繊維で構成
された不織繊維層と細繊維で構成された不織短繊
維層を接着剤を介して接着し、不織短繊維層の表
面を全面的に起毛した真空掃除機用フイルターが
提案されている。しかし、これらはいずれも全面
を毛羽で被覆しているので過面積が少なく、し
かも植毛部分は接着剤で通気性がなくなるので、
より過面積が減少することになる。このためダ
スト風速が上昇して捕集効率を低下させる。さら
にはダスト風速が速いため、堆積ダストの密度が
上昇して圧力損失が大きくなる。さらにフイルタ
ー表面に付着、堆積したダストの払い落し性に劣
るという欠点がある。 本考案者らは、先に上記欠点を解消したフイル
ターとして粗密構造を有する不織布において、粗
構造と密構造とが間欠的に一体化して凹凸を有す
る不織布フイルターを提案したが、さらに検討を
進めて本考案を見出したものである。 すなわち、本考案の目的とするところは、ダス
トの払い落し性が簡単で、目詰りの少ない復元性
の優れた不織布フイルターを提供するにあり、他
の目的は、前記本考案者らの提案に係るフイルタ
ーと同等以上の清浄効率を有し、しかもその製造
工程並びにコストの面で著しく有利なフイルター
を提供するにある。 本考案は次の構成を有する。主として熱可塑性
繊維からなる粗構造と密構造とが間歇的に一体化
した凹凸部を表面に有する不織布であつて、凹部
は密で通気性が小さく、凸部は粗で通気性が大き
く、かつ該凸部の表面繊維が起毛され、その面積
比がフイルター表面の40〜80%である間歇的な起
毛面を有する不織布フイルター。 本考案のフイルターは、ダストが最初に直接接
触するフイルター表面に凹凸を設け、該凸部の表
面のみを起毛することにより、フイルター表面に
起毛面が間歇的に形成されるので、凹部の目詰り
を防止すると共に、フイルターの表面に付着、堆
積したダストの払い落し性を著しく改良したもの
である。 このような本考案のフイルターを構成する繊維
素材としては、公知のポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフインなどの熱可塑性繊維を単独も
しくは混合したもの、あるいはその他の綿、羊毛
などの天然繊維やセルロースなどの再生繊維を混
用したものなどがあり、不織布として熱可塑性を
示し後述する賦型手段により表面に凹凸を付与で
きるものであればよい。しかしながら、ポリエチ
レンテレフタレートや、ポリブチレンテレフタレ
ートなどのポリエステル又はその共重合体からな
るフイラメントとこれらのポリエステル系重合体
より融点が低い、たとえば融点差が少なくとも20
℃以上の低融点のポリエステル共重合体からなる
フイラメントとの混繊糸からなる不織布は、本考
案に有利に使用することができる。 この本考案のフイルター表面に設ける凹凸部は
前記熱可塑性不織布を浅いエンボス溝を有し、熱
可塑性繊維の融点近くまで加熱した高温ロール
と、深い点状、線状、網状、格子状のいずれかの
パターンを有し、該高温ロールの温度より約30〜
60℃低温のロールとの間を、目付に応じた適当な
クリアランスを持たせて加圧通過させるなどの賦
型手段によつて形成される。 この賦型すべき不織布としては、ニードルパン
チやウオータージエツトのような絡合手段によつ
て得られる不織布のように、起毛によつて凸部の
立毛もしくは毛羽がループ状になるものは使用中
凸部に付着したダストを強くホールドし、ダスト
の払い落し性を低下させることがあるので好まし
くない。したがつて前記熱可塑繊維不織布は、ニ
ードリングなどの絡合処理をしないで、賦型時に
加熱して構成繊維相互の熱融着を行うのがよい。 また、本考案フイルターの凸部のフイルター表
面における面積比は約40〜80%、好ましくは約45
〜75%の範囲とするのがよく、かつ前記凹部は毛
羽を生じていないものが望ましい。 すなわち、凸部の面積比が40%以下では毛羽の
効果が少なく、また80%以上になると凹部の溝が
狭くなり、ダスト離れ性を低下させる原因とな
る。また、凹部に毛羽を生じたものは、フイルタ
ーのダスト離れ性を低下させるので好ましくな
い。 また、本考案フイルターの目付は、200g/m2
以下では厚みが薄いため凹凸の効果が少なく、
400g/m2以上ではフイルターとしての圧力損失
が高くなり実用性に乏しい。 以下、本考案の1態様を図面により説明する。 第1図は、本考案になるフイルターの1例を示
す模式断面図であつて、本考案のフイルター1は
繊維密度が粗なる表面繊維層2と繊維密度が密な
る繊維層3からなる二層構造を有している。 繊維密度が粗である繊維層2はフイルター表面
の凸部4を構成し、また繊維密度が密である繊維
層3は凹部5を構成している。該凸部4の表面は
バフイング等により起毛6されて先端が切断した
毛羽が形成されている。 第2図は、プリーツ加工を行つた本考案フイル
ターの1例を示す斜視図である。 第3図は、本考案のフイルターを用いてダスト
捕集を行つた後の状態を示し7はダストの堆積層
を示す。第3図に示すように、本発明の凹凸のあ
る起毛フイルターにおいては、繊維密度が粗なる
表面繊維層2の起毛6中心にダストが捕集され、
次第に堆積されていつてダストの堆積層7が形成
され、起毛6がフイルター内部へのダスト進入を
妨げるので目詰りが著しく減少する。しかもフイ
ルターの表面が凹凸エンボスパターンであるため
過面積を大きくする特徴があり圧力損失を低下
させる。つまり、本考案のフイルターは、フイル
ター表面の面積比が40〜60%という凸部表面の部
分的な起毛により堆積ダストの払い落し効果が得
られるのである。一方、毛羽のない部分は凹部
(凸部側面も含む)として過面積の増加を図り、
繊維間を通過する真のダスト風速を低下させ、捕
集効率の向上を図るのである。このため堆積ダス
トの密度が小さく、圧力損失の上昇が少ない。 また、従来のロ紙や不織布フイルターは、ダス
ト捕集面がフラツトなためダストが緻密に付着し
てダスト離れを悪くしていたが、本考案のフイル
ターは、図からわかるようにその表面の起毛され
た凸面が捕集したダストをポーラスな状態で堆積
させるのでダスト離れを良好にしている。 また、この場合に起毛が倒れて重ねられること
により清浄効果を良くすることができる。 次に実施例により、本発明の効果をさらに具体
的に説明する。 実施例1及び比較例1 繊度3d、目付280g/m2のポリエステルフイ
ラメントと低融点ポリエステル繊維の接着剤から
なる不織布に縦溝パターンエンボスを施し、これ
を起毛したもの、および起毛しないものの2種に
ついてフイルター性能をテストした結果を第1表
に示す。
【表】
【表】
なお、縦溝エンボスパターンの凹凸比は1:2
とし、凸部起毛の程度は起毛前目付に対して約2
%の目付重量減程度バツフイングしたもの。ダス
トテストはJIS8種を用いて過速度は12m/min
とし、ダスト濃度は9〜10g/m3の条件でテスト
した。
とし、凸部起毛の程度は起毛前目付に対して約2
%の目付重量減程度バツフイングしたもの。ダス
トテストはJIS8種を用いて過速度は12m/min
とし、ダスト濃度は9〜10g/m3の条件でテスト
した。
第1図は本考案フイルターの断面図、第2図は
本考案フイルターのプリーツ加工状態の斜視図、
第3図はダスト捕集後のダスト堆積状態を示す断
面図を示す。 図中、1はフイルター、2は粗なる層、3は密
なる層、4は凹凸エンボスの凸面(起毛面)、5
は凹凸エンボスの凹面、6は起毛、7はダストの
堆積層を示す。
本考案フイルターのプリーツ加工状態の斜視図、
第3図はダスト捕集後のダスト堆積状態を示す断
面図を示す。 図中、1はフイルター、2は粗なる層、3は密
なる層、4は凹凸エンボスの凸面(起毛面)、5
は凹凸エンボスの凹面、6は起毛、7はダストの
堆積層を示す。
Claims (1)
- 主として熱可塑性繊維からなる粗構造と密構造
とが間歇的に一体化した凹凸部を表面に有する不
織布であつて、凹部は密で通気性が小さく、凸部
は粗で通気性が大きく、かつ該凸部の表面繊維が
起毛され、その面積比がフイルター表面の40〜80
%である間歇的な起毛面を有する不織布フイルタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981004459U JPS6323941Y2 (ja) | 1981-01-19 | 1981-01-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981004459U JPS6323941Y2 (ja) | 1981-01-19 | 1981-01-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57119721U JPS57119721U (ja) | 1982-07-24 |
JPS6323941Y2 true JPS6323941Y2 (ja) | 1988-07-01 |
Family
ID=29802885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981004459U Expired JPS6323941Y2 (ja) | 1981-01-19 | 1981-01-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6323941Y2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61268316A (ja) * | 1985-05-23 | 1986-11-27 | Toyo Roki Seizo Kk | 濾過材 |
JPS61268323A (ja) * | 1985-05-23 | 1986-11-27 | Toyo Roki Seizo Kk | 濾過材 |
JPS61268320A (ja) * | 1985-05-23 | 1986-11-27 | Toyo Roki Seizo Kk | 濾過材 |
JPS61268317A (ja) * | 1985-05-23 | 1986-11-27 | Toyo Roki Seizo Kk | 濾過材 |
JPS61270931A (ja) * | 1985-05-25 | 1986-12-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 光伝送信号確認装置 |
JPH0215535Y2 (ja) * | 1985-07-22 | 1990-04-26 | ||
US20120174787A1 (en) * | 2011-01-12 | 2012-07-12 | General Electric Company | Filter having flow control features |
JP6159664B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2017-07-05 | 呉羽テック株式会社 | 通気抵抗が少ないプリーツタイプのフィルタ用不織布製濾材並びにその製造方法 |
WO2021205500A1 (ja) * | 2020-04-06 | 2021-10-14 | 三菱電機株式会社 | フィルタ、空気調和機およびフィルタの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5483183A (en) * | 1977-12-16 | 1979-07-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Filter for vacuum cleaner |
JPS5599315A (en) * | 1979-01-24 | 1980-07-29 | Toray Ind Inc | Filter made of nonwoven fabric |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129375U (ja) * | 1974-08-28 | 1976-03-03 |
-
1981
- 1981-01-19 JP JP1981004459U patent/JPS6323941Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5483183A (en) * | 1977-12-16 | 1979-07-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Filter for vacuum cleaner |
JPS5599315A (en) * | 1979-01-24 | 1980-07-29 | Toray Ind Inc | Filter made of nonwoven fabric |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57119721U (ja) | 1982-07-24 |
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