JP6159664B2 - 通気抵抗が少ないプリーツタイプのフィルタ用不織布製濾材並びにその製造方法 - Google Patents
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Description
更に本発明は、前記濾材の製造方法であって、基材となる不織布に、畝出加工を行う工程を含むことを特徴とする濾材の製造方法も包含する。前記畝出加工において、針番手25〜40番のフォークニードルを用いて、ニードルパンチ加工を行うことが好ましく、ニードルの針深さが5.2〜9.5mmであることがより望ましい態様である。
図1は、本発明に係る濾材の実施態様の一例を示す概略断面図である(矢印は、濾材にエアを流入する方向を示す)。濾材10は、第1の不織布層を有する濾材であって、前記不織布層1の片面に、不織布の繊維束が部分的に盛り上がった凸部3aが複数存在する点に特徴を有する。図1に示すように、前記凸部3aは、複数個の凸部3aが集まって列を形成していてもよい(本発明では、複数個の凸部3aが形成する列を「畝」と称する)。また前記凸部3aは、濾材10をプリーツ加工した際に、折り曲げられた濾材の対向する面にそれぞれ存在する凸部3aが、互いの頂部で接触できるような間隔で濾材10の片面に形成されていてもよい。前記凸部3aは、繊維束の中心が最も盛り上がった形態であり、特に凸部3aは、円を底面とし繊維束がループ状の釣鐘状もしくはお椀状(半月型に盛り上がった形)であることが好ましい。隣り合う凸部3aは、凸部3aの根元が一部重なっていてもよいが、重なっていなくてもよい。
濾材の基材となる不織布について説明する。基材となる不織布の構成は、特に限定されるものではなく、得られる濾材の用途や、要求される性能(被濾過物の大きさ)等により適宜変更可能である。基材は、単一の不織布層であってもよく、繊度の異なる繊維の配合比率あるいは絡合度(緻密度)や圧密度が異なる2種以上の層からなる積層体であってもよい。
なお、濾材を密度勾配のある2層の不織布層から形成する場合、第1の不織布層の低融点繊維は1〜5dtexが好ましく、より好ましくは1.5〜3dtex未満である。また第2の不織布層の低融点繊維は2〜15dtexが好ましく、より好ましくは3〜10dtexである。
次に濾材の製造方法について説明する。濾材の製造方法は、
基材となる不織布を製造する工程(不織布製造工程)、
前記不織布製造工程により得られた不織布に、畝出加工を行う工程(畝出工程)、
必要に応じて、畝出工程で得た濾材を加熱する工程(加熱処理工程)、
を含む点に特徴を有する。このように本発明に係る濾材の製造方法は、畝出加工を含む点に特徴を有する。
畝出加工とは、コードカーペットにおけるコードを形成する方法に類似し、具体的には、濾材の幅方向及び長さ方向に、不織布を構成する繊維が複数個連続して集束及び突き出された凸部(畝)を形成する加工法をいう。なお、本発明において、凸部(畝)は不織布前面に亘って形成する必要はない。畝出加工は、基材のエア流出側表面に、繊維が高く突き出た突起を形成できるものであれば特に限定されるものではない。
1.目付; JIS L1913 6.2に準じた。
2.畝出加工前・後の厚さ; JIS L1913 6.1に準じた。
3.凸部面積;JIS鋼尺あるいはノギスにて凸部の底部長さを計測し、底部形状を円形断面と仮定して、計測した長さを円形断面の直径とし、この値を元に円の面積を計算した。
4.通気抵抗;
JIS D1612(自動車用エアクリーナ試験方法)に準じ、以下の条件で通気抵抗試験を実施した。
有効濾過面積:1760cm2
投影面積:281cm2
空気量:5.7cm3/分
空気速度:54cm/秒
濾材の有無による空気の流れにくさをPaで表す。
エレメントの作成;実施例及び比較例に記載の方法で得られた濾材を、幅110mmで切断した後、濾材の凸部形成面を内側にして、高さ50mm、ピッチ16mmでプリーツ加工を行った。このようにして得られたプリーツ後の濾材の周囲をシーリング材を用いてプラスチックボードに密封固定し、エレメントを作成した(幅110mm×長さ255mm×高さ50mm)。
(1)ニードルパンチ不織布の作製
繊度2.2dtex、繊維長51mmのレギュラーポリエステル10重量%と、繊度2.2dtex、繊維長51mm、融点160℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%からなる密層(第1の不織布層)用ウェブを作製した。また同様の方法で、繊度17dtex、繊維長51mmのレギュラーポリエステル10重量%と、繊度4.4dtex、繊維長51mm、融点160℃で芯鞘タイプのポリエステル複合繊維90重量%を、計量後、混綿、カーディング、ラッピングを行い、粗層(第2の不織布層)用ウェブを作製した。
密層用ウェブと粗層用ウェブを積層後、密層側からニードルパンチ針番手40番(オルガン製FPD1−40)で針深さ8.5mm、ペネ数60ケ/cm2にてニードルパンチ加工を行いニードルパンチ不織布を得た。
(2)畝出加工
次いで、得られたニードルパンチ不織布を、針番手32番のフォークニードル(オルガン製FPK2−25)を用い、幅方向に2本/10cm、流れ方向一列に8本植えた畝出専用のボードを用いて、粗層側から針深さ5.5mm、ペネ数6ケ/cm2の畝出加工を行った。これにより、綺麗なコード調のニードルパンチ不織布からなる濾材を製造した。
(3)加熱処理
次いで熱風の温度215℃に保ったコンベア式連続熱処理機の中にて47秒間加熱処理を行い、低融点繊維を融解・固着し、濾材を製造した。この濾材を用いてエレメントを作製し、通気抵抗を測定した。
畝出加工を行わず、表に示す条件で加熱処理を行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
畝出加工の条件を表に示すように変更して凸部高さを変え、加熱処理を表に示す条件で行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で濾材を製造した。なお、(1)工程で得られる畝出加工前のニードルパンチ不織布は、目付が同じであっても、厚さにバラツキが出る場合がある。
畝出加工の条件を表に示すように変更して畝数を変え、加熱処理を表に示す条件で行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で濾材を製造した。なお、(1)工程で得られる畝出加工前のニードルパンチ不織布は、目付が同じであっても、厚さにバラツキが出る場合がある。
密層・粗層ウェブの目付を変更し、畝出加工及び加熱処理を表に示す条件で行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
比較例2では、凸部が低すぎて濾材が面同士で接触したため、通気抵抗の値が大きくなった。
比較例3では、凸部が高すぎて、凸部が、接触する他の凸部により倒れてしまった。
比較例4では、別途測定した引張強さの値が下がってしまい、強度の点で問題があった。
比較例5では、目付が小さく濾材が薄いため、十分に粒子を捕集できなかった。
比較例6では、目付が大きすぎたため、通気抵抗が大きくなってしまった。
2 第2の不織布層(粗層)
3a 凸部
3b 畝
4 接触点
10 濾材
x 畝出方向
Claims (10)
- 第1の不織布層を有する濾材であって、
前記不織布層の片面に、不織布の繊維束が部分的に盛り上がった凸部又は前記凸部が1列に複数個並び形成された畝が複数規則的に存在し、
前記各凸部の高さが1.2〜5.5mmであり、目付が180〜550g/m2であることを特徴とする濾材。 - 前記畝は、濾材幅方向に10cmあたり0.8〜4.7列となるように存在するか、あるいは、
プリーツ加工したときに向かい合う凸部同士が接触するようにして存在している請求項1に記載の濾材。 - 前記第1の不織布層の凸部が形成されていない側に、前記不織布層よりも繊維の密度が低い第2の不織布層が積層されている、異なる2層以上の積層構造を有する請求項1又は2に記載の濾材。
- 第1の不織布層が、第1の繊維と、この第1の繊維よりも融点の低い繊維とを含み、前記低融点繊維の配合比率が、濾材100重量%中40〜100重量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の濾材。
- 前記凸部又は畝を構成する第1の繊維が、前記低融点繊維を介して融着されている請求項4に記載の濾材。
- 前記凸部の数が、畝長さ1cm当たり2〜6個であり、前記凸部の断面積が2〜10mm2である請求項1〜5のいずれか1項に記載の濾材。
- 各凸部が、向かい合う凸部と接触するようにプリーツ加工されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の濾材。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の濾材の製造方法であって、
基材となる不織布に、畝出加工を行う工程を含むことを特徴とする濾材の製造方法。 - 前記畝出加工において、針番手25〜40番のフォークニードルを用いて、ニードルパンチ加工を行う請求項8に記載の濾材の製造方法。
- ニードルの針深さが5.2〜9.5mmである請求項8又は9に記載の濾材の製造方法。
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