JPH0624713U - エアーフィルター - Google Patents

エアーフィルター

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JPH0624713U
JPH0624713U JP4537892U JP4537892U JPH0624713U JP H0624713 U JPH0624713 U JP H0624713U JP 4537892 U JP4537892 U JP 4537892U JP 4537892 U JP4537892 U JP 4537892U JP H0624713 U JPH0624713 U JP H0624713U
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JP
Japan
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melting point
heat
point component
resin net
air filter
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Pending
Application number
JP4537892U
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English (en)
Inventor
修二 堀
健太郎 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwabo Co Ltd
Daiwabo Holdings Co Ltd
Original Assignee
Daiwabo Co Ltd
Daiwabo Holdings Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0624713U publication Critical patent/JPH0624713U/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維ウェブの接合により形成された濾過層の
形態安定性を高め、強固なプリーツ成型を可能にする。 【構成】 高融点成分と低融点成分とかなる熱接着性
複合繊維のウエブと、熱接着性複合繊維の高融点成分よ
りも融点の低い合成樹脂ネットを使用し、その樹脂ネッ
ト(1) の両面に上記熱接着性複合繊維をサンドウィッチ
状に重ね合わせ、上記熱接着性複合繊維の低融点成分の
融点温度以上、高融点成分の融点温度以下の温度で加熱
処理して、樹脂ネット(1) の表裏に繊維間が接合されか
つ樹脂ネット(1) と一体化された熱接着性複合繊維によ
る濾過層(2)(3)を形成し、樹脂ネットにより補強された
エアーフィルター(4) となした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工場やビル内の空気清浄機用に好適なエアーフィルターに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工場やビル内の空気清浄用の濾過装置は、例えば実開昭53−4766 8号公報の第2図に示されているように、ケース枠内にエアーフィルターがジク ザク状に装入され、前面から後面に向かって流れる空気が清浄濾過されるように なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記した濾過装置に使用されている従来のエアーフィルターは、濾過 精度の向上のための工夫がなされているが、フィルター自体が比較的柔軟である ため、ジグザグ状のプリーツ型のフィルターをケース枠内においてそれぞれの折 り目コーナー部を支持棒でもって支持しなけらばならず、フィルターの交換作業 が著しく不便である。そのうえ通風量が多いとフィルター面に後面側への膨らみ たわみが生じ、その膨らみによる張力によって目開きして濾過精度に支障をきた すという恐れがある。
【0004】 本考案は濾過精度に支障をきたすことなくフィルターの剛性を高め、耐張力性 と形態保持性が付与されたエアーフィルターを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はエアーフィルターの濾過層を表裏2層の繊維ウェブで形成するととも にその濾過層間に補強用のネットを介装することによつて上記課題を解決したも のである。即ち本考案のエアーフィルターは、高融点成分と低融点成分とかなる 熱接着性複合繊維のウエブが、上記高融点成分よりも融点の低い合成樹脂ネット の両面にサンドウィッチ状に重ね合わされ、上記低融点成分の融点温度以上、高 融点成分の融点温度以下の温度で加熱処理されて樹脂ネットの表裏に繊維間が接 合された熱接着性複合繊維による濾過層が形成されていることを特徴としている ものである。
【0006】 上記エアーフィルターの補強用に用いる合成樹脂ネットとしては、縦方向およ び横方向に延びる線条部の幅が約1〜3mm、厚さが約0.5〜1mm、網目の 大きさが100〜400mm2 のポリエチレン樹脂成型ネットが好ましく適用で きる。
【0007】 濾過面を形成する高融点成分と低融点成分とかなる熱接着性複合繊維としては 、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1、エチレ ン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフ ィン系重合体もしくは共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ レフタレート等のポリエステル系重合体もしくは共重合体、ナイロン6、ナイロ ン66、ナイロン12等のポリアミド系重合体もしくは共重合体等の中から融点 差を有する適宜の2成分を選択して複合溶融紡糸することよつて得ることができ るが、20℃以上の融点差を有する2成分を使用し、少なくともその低融点成分 の一部が繊維表面を形成しているものが望ましい。そしてその繊維の融点成分と 同系統に属する成分で成型されている樹脂ネットを用いてエアーフィルターとな すことが特に好ましい。
【0008】 濾過面を形成する上記熱接着性複合繊維の太さおよびそのウェブの目付けにつ いては特に限定を要するものではないが、空気清浄機用のエアーフィルターとし ては、繊維の太さは1〜6デニール、片側1層の目付けは、50〜200g/m 2 程度が望ましい。目付けが50g/m2 以下であると均整なウェブの形成が困 難であるとともに濾過精度に支障をきたすことになる。また200g/m2 てと なるとエアーフィルターとしての好ましい通気度の維持が困難となる。
【0009】 上記熱接着性複合繊維の2枚のウェブ間に樹脂ネットを挟み、熱接着性複合繊 維の低融点成分と高融点成分の融点温度近傍に加熱したプレスローラー間を通過 させることにより、本考案のエアーフィルターを得ることができる。この熱加工 時のローラー間の隙間は、樹脂ネットの厚みよりもやや小さい程度がよい。
【0010】 かくして得られたエアーフィルターは両面の熱接着性複合繊維の低融点成分と 樹脂ネットの表面の溶融にによって3層が一体化され、剛性と耐張力性に富んだ 不織布形態維持し、加熱しながらプリーツ加工をすると永久的な硬い折り目を形 成することができる。
【0011】 また表裏の熱接着性複合繊維の太さやウェブ目付けを変えることによって繊維 密度や空隙孔径等表裏の濾過層の濾過性能の異なるエアーフィルターとなる。
【0012】
【作用】
熱接着性複合繊維は加熱により強固な繊維間結合をもたらし、樹脂ネットはエ アーフィルターに形態安定性を付与し、支持棒に依存する必要のないプリーツの 形成に役立つ。
【0013】
【実施例】
[実施例1] 高融点成分と低融点成分とかなる熱接着性複合繊維として、芯 成分がポリプロピレン(融点165℃)、鞘成分がポリエチレン(融点130℃ )の芯鞘型熱接着性複合繊維(3D×51mm)を使用し、この熱接着性複合繊 維でもって目付けが60g/m2 のカードウェブとなした。また上記高融点成分 よりも融点の低い樹脂ネットとして、縦方向および横方向に延びる線条部の幅が 約2mm、厚さが約1mm、網目の大きさが16mm×16mmのポリエチレン 樹脂成型ネットを使用し、この樹脂ネットの表裏面に上記カードウェブを重ね合 わせ、140℃にて熱風処理を施しながら一対のプレスローラにて加圧し、図1 に示したように、樹脂ネット(1) の表裏面に、繊維間が接着されかつ表裏のウェ ブが樹脂ネット(1) を介して一体化された濾過層(2)(3)を有するエアーフィルタ ー(4) となした。
【0014】 [実施例2] 実施例1のカードウエブの目付けを100g/m2 となし、上 記と同様の手法によって樹脂ネット(1) の表裏面に濾過層(2)(3)がて一体化され たエアーフィルター(4) となした。
【0015】 [実施例3] 上記実施例1の熱接着性複合繊維(3D×51mm)のカード ウェブ(目付け約80g/m2 )および同じ構成の熱接着性複合繊維(1.5D ×51mm)のカードウェブ(目付け約70g/m2 )を使用し、この2種のカ ードウェブを樹脂ネット(1) の表裏面に重ね合わせ、実施例1と同様に熱風処理 および加圧処理を行って、濾過層(2)(3)間に樹脂ネット(1) が一体的に介装され たエアーフィルター(4) となした。 このエアーフィルター(4) は表裏の濾過層(2)(3)に繊維密度差を有しているか ら深層濾過能を備えている。
【0016】 そして上記実施例1〜3のエアーフィルター(4) を加熱して図2に示したよう にプリーツ状に成型したところ、フィルター面の部分および折り目部分はともに 適度な剛直性を具備し、従来のように折り目部に支持棒を配しなくても成型形態 を保持して使用することができた。
【0017】
【考案の効果】
このように本考案のエアーフィルターは、高融点成分と低融点成分とかなる熱 接着性複合繊維のウエブが、上記高融点成分よりも融点の低い樹脂ネット(1) の 両面にサンドウィッチ状に重ね合わされ、上記低融点成分の融点温度以上、高融 点成分の融点温度以下の温度で加熱処理されて樹脂ネット(1) の表裏に繊維間が 接合された熱接着性複合繊維による濾過層(2)(3)が形成されてなるものであるか ら、剛性と耐張力性に優れ、プリーツ加工すれば折り目の成型形態が安定し、従 来の用に支持棒がなくてもケース枠内にセットすることができ、フィルターの交 換作業が容易となる。また樹脂ネット(1) を芯材としてその両面から繊維ウェブ が重ね合わされて濾過層(2)(3)となしているから、表裏の繊維の太さや密度ある いは目付け等を適宜選定することにより、通気度、密度勾配、濾過精度など任意 の濾過性能のフイルター(4) を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアーフィルターの部分破断斜視図で
ある。
【図2】プリーツ成型して使用している状態の一部断面
斜視図である。
【符号の説明】
1.剛性樹脂ネット 2.熱接着性複合繊維による濾過層 3.熱接着性複合繊維による濾過層 4.エアーフィルター

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高融点成分と低融点成分とかなる熱接着
    性複合繊維のウエブが、上記高融点成分よりも融点の低
    い合成樹脂ネットの両面にサンドウィッチ状に重ね合わ
    され、上記低融点成分の融点温度以上、高融点成分の融
    点温度以下の温度で加熱処理されて樹脂ネットの表裏に
    繊維間が接合された熱接着性複合繊維による濾過層が形
    成されていることを特徴とするエアーフィルター。
  2. 【請求項2】 上記樹脂ネットの表裏の濾過層に繊維密
    度差を有している上記請求項1記載のエアーフィルタ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記濾過層の少なくとも一方の面に熱ロ
    ーラ処理が施され、その表面が平滑化されている上記請
    求項1記載のエアーフィルター。
JP4537892U 1992-06-05 1992-06-05 エアーフィルター Pending JPH0624713U (ja)

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JPH0624713U true JPH0624713U (ja) 1994-04-05

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003292688A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Daiwabo Co Ltd 難燃性ポリオレフィン樹脂成形物およびこれを用いた積層体とエアフィルター
JP2014237124A (ja) * 2013-05-10 2014-12-18 ポール・コーポレーションPallCorporation サポート部材
JP2015000378A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 倉敷繊維加工株式会社 エアフィルタ濾材、その製造方法およびエアフィルタ
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KR20190020498A (ko) * 2017-08-21 2019-03-04 (주)카이로스 초미세먼지 차단용 나노방진망 및 그 제조방법

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