JPH0513434A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
タクト孔111を同時形成する場合に、各コンタクト孔
を適正に形成でき、したがって半導体基板101に与え
るダメージを減少してリーク電流を抑制できるととも
に、ゲート電極104と配線層114との短絡を防止で
きる半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 上面が酸化膜105で覆われたゲート電極1
04上に、第1の層間絶縁膜107,エッチングストッ
パー膜108,第2の層間絶縁膜109を設ける。エッ
チングストッパー膜108は、第1,第2の層間絶縁膜
に対して選択的にエッチング可能な材料からなる。第1
のコンタクト孔111を第2の層間絶縁膜109に形成
した後、第1,第2の層間絶縁膜107,109に対して
選択的にエッチングストッパー膜108を除去し、続い
て半導体基板101表面が露出するまで第1の層間絶縁
膜を異方性エッチングする。
Description
法に関し、より詳しくは、半導体基板と配線層とを接続
するためのコンタクト孔の形成方法に関する。
ば図6(a)に示すように、まず半導体基板401上にフ
ィールド酸化膜402、ゲート酸化膜403、ゲート電
極(ワード線)404、ソースドレイン領域405、層間
絶縁膜406を形成する。次に、図6(b)に示すよう
に、フォトリソグラフィおよびエッチングを行って、層
間絶縁膜406表面から半導体基板401表面に至るコ
ンタクト孔407を形成する。そして、この上に、ソー
スドレイン領域405につながる図示しない配線層を形
成する。上記層間絶縁膜406の厚さが異なる箇所にコ
ンタクト孔を同時に形成する場合は、エッチング時間を
最も深いコンタクト孔が仕上がる時間に合わせることに
よって、すべてのコンタクト孔が開口するようにしてい
る。
来の製造方法では、エッチング時間を最も深いコンタク
ト孔が開口する時間に合わせているため、浅いコンタク
ト孔に対してオーバーエッチングとなる。このため、半
導体基板にダメージを与えることとなり、リーク電流が
増加するという問題がある。また、コンタクト孔407
の近傍でゲート電極404と配線層とが短絡するという
問題がある。このことは、高集積化、微細化が進んで、
ゲート電極404とコンタクト孔407との間で設計上
の分離マージンが少なくなるにつれて顕著になってい
る。
厚さが異なる箇所にコンタクト孔を同時形成する場合
に、各コンタクト孔を適正に形成でき、したがって半導
体基板に与えるダメージを減少してリーク電流を抑制で
きるとともに、ゲート電極と配線層との短絡を防止でき
る半導体装置の製造方法を提供することにある。
に、この発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
に、上面が絶縁膜で覆われたゲート電極を形成する工程
と、上記基板上に、均一な厚さで第1の層間絶縁膜を堆
積する工程と、上記第1の層間絶縁膜上に、この第1の
層間絶縁膜に対して選択的にエッチング可能な材料から
なるエッチングストッパー膜を堆積する工程と、上記エ
ッチングストッパー膜上に、このエッチングストッパー
膜に対して選択的にエッチング可能な材料からなる第2
の層間絶縁膜を堆積する工程と、上記基板上にレジスト
を塗布し、フォトリソグラフィを行って、上記レジスト
の所定箇所に開口を設ける工程と、上記開口を通して、
上記エッチングストッパー膜に対して選択的に上記第2
の層間絶縁膜を異方性エッチングして、上記第2の層間
絶縁膜表面から上記エッチングストッパー膜表面に至る
第1のコンタクト孔を形成する工程と、上記エッチング
ストッパー膜のうち上記コンタクト孔の底部に露出した
部分を、上記第1,第2の層間絶縁膜に対して選択的に
エッチングして除去する工程と、上記第1の層間絶縁膜
のうち上記第1のコンタクト孔の底部に露出した部分を
異方性エッチングして、上記第1の層間絶縁膜表面から
上記基板表面に至る第2のコンタクト孔を形成するとと
もに、上記ゲート電極の側面に上記第1の層間絶縁膜を
残す工程を有することを特徴としている。
施例により詳細に説明する。
置の製造工程を順に示している。
順によって、半導体基板101上にフィールド酸化膜1
02と、ゲート酸化膜103と、上面がシリコン酸化膜
105で覆われたゲート電極104と、ソースドレイン
領域106とを形成する。
相成長法(CVD法)により、第1の層間絶縁膜としての
シリコン酸化膜107と、エッチングストッパー膜とし
ての窒化シリコン膜108とをそれぞれ100nm程度の
均一な厚さで順次堆積する。さらに、この上に第2の層
間絶縁膜としてのBPSG(ボロン・リン・シリケート
・ガラス)膜109を700nm程度の厚さで堆積する。
この後、窒素ガス雰囲気中でアニールを行って、上記B
PSG膜109をリフローし、表面の平坦化を行う。
ト110を塗布し、フォトリソグラフィを行って、ゲー
ト電極104の間のソースドレイン領域106上に直径
0.5μm程度の開口110aを設ける。
トレジスト110をマスクとして、窒化シリコン膜10
8に対して選択的に上記BPSG膜109を異方性エッ
チングして、BPSG膜109表面から窒化シリコン膜
108表面に至る第1のコンタクト孔111を形成す
る。窒化シリコン膜108をエッチングストッパー膜と
しているので、たとえBPSG膜109の厚さが異なる
箇所に同時にコンタクト孔111を形成する場合であっ
ても、窒化シリコン膜108でエッチングを停止させる
ことができ、半導体基板101の表面にオーバーエッチ
ングによるダメージを与えるのを防止できる。したがっ
て、リーク電流を抑制することができる。
ジスト110を剥離した後、上記窒化シリコン膜108
のうちコンタクト孔111の底部に露出した部分をBP
SG膜109,シリコン酸化膜107に対して選択的に
エッチングして除去する。この例では、燐酸を用いてエ
ッチングを行った。
部のシリコン酸化膜107を異方性エッチングして、ゲ
ート電極104に対して自己整合的に分離され、かつ上
記シリコン酸化膜107表面からソースドレイン領域1
06表面に至るコンタクト孔112を形成する。このと
き、全面エッチバックのためBPSG膜109表面もエ
ッチングされるが、シリコン酸化膜107の膜厚が10
0nmであるのに対し、BPSG膜109の膜厚が700
nmであるため問題ない。また、シリコン酸化膜107を
均一な厚さとしているので、オーバーエッチングの問題
を生じることはなく、したがって、基板101にダメー
ジを与えることもない。また、異方性エッチングを行っ
ているので、ゲート電極104の側面にシリコン酸化膜
107が残される。ゲート電極104の上面では、シリ
コン酸化膜105が少しエッチングされるが、完全には
除去されず、一部残される。したがって、たとえゲート
電極104とコンタクト孔111,112との間に設計
上の分離マージンが全く無い場合であっても、ゲート電
極104がコンタクト孔111,112の内面に露出す
ることは無い。
手順によって、上記コンタクト孔111,112にタン
グステンプラグ113を埋め込んだ後、このタングステ
ンプラグ113にアルミ配線114を接続して、DRA
Mの作製を完了する。ゲート電極104をシリコン酸化
膜105,107でもって完全に覆っているので、ゲー
ト電極104とタングステンプラグ113,アルミ配線
114とが短絡するのを防止することができる。
置の製造工程を順に示している。この例では、エッチン
グストッパー膜として上記窒化シリコン膜108に代え
て多結晶シリコン膜208を用いている。
施例と同様に、半導体基板201上に、フィールド酸化
膜202と、ゲート酸化膜203と、上面がシリコン酸
化膜205で覆われたゲート電極204と、ソースドレ
イン領域206とを形成する。
り、第1の層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜207
と、エッチングストッパー膜としての多結晶シリコン膜
208をそれぞれ100nm程度の均一な厚さで順次堆積
し、さらに、この上に第2の層間絶縁膜としてのBPS
G膜209を600nm程度の厚さで堆積する。この後、
窒素ガス雰囲気中でアニールを行って、BPSG膜20
9をリフローし、表面の平坦化を行う。
トを塗布し、フォトリソグラフィを行って、ゲート電極
204の間のソースドレイン領域106上に直径0.5
μm程度の図示しないレジスト開口を設ける。
晶シリコン膜208に対して選択的に上記BPSG膜2
09を異方性エッチングして、BPSG膜209表面か
ら多結晶シリコン膜208表面に至る第1のコンタクト
孔210aを形成する。多結晶シリコン膜208をエッ
チングストッパー膜としているので、たとえBPSG膜
209の厚さが異なる箇所に同時にコンタクト孔210
aを形成する場合であっても、多結晶シリコン膜208
でエッチングを停止させることができ、半導体基板20
1の表面にオーバーエッチングによるダメージを与える
のを防止できる。したがって、リーク電流を抑制するこ
とができる。
ちコンタクト孔210aの底部に露出した部分をBPS
G膜209,シリコン酸化膜207に対して選択的にエ
ッチングして除去する。
第1のコンタクト孔210aの底部に露出した部分を異
方性エッチングして、自己整合的に、上記シリコン酸化
膜207表面からソースドレイン領域206表面に至る
コンタクト孔210bを形成する。このとき、シリコン
酸化膜207を均一な厚さとしているので、オーバーエ
ッチングの問題を生じることはなく、したがって基板2
01にダメージを与えることもない。また、異方性エッ
チングを行っているので、ゲート電極204の側面にシ
リコン酸化膜207が残される。ゲート電極204の上
面では、シリコン酸化膜205が少しエッチングされる
が、完全には除去されず、一部残される。したがって、
たとえゲート電極204とコンタクト孔210a,210
bとの間に設計上の分離マージンが全く無い場合であっ
ても、ゲート電極204がコンタクト孔210a,210
bの内面に露出することは無い。この後、上記フォトレ
ジストを剥離して除去する。
り30nm程度の薄いシリコン酸化膜211を堆積して、
コンタクト孔210aの内壁に露出している多結晶シリ
コン膜208の端部を覆う。この後、エッチバックを行
って、コンタクト孔210bの底部にソースドレイン領
域206を露出させる一方、コンタクト孔210a,21
0bの内壁に上記シリコン酸化膜211を残す。
手順によって、上記コンタクト孔210a,210bにタ
ングステンプラグ212を埋め込んだ後、このタングス
テンプラグ212にアルミ配線213を接続して、半導
体装置の作製を完了する。ゲート電極204をシリコン
酸化膜205,207,211でもって完全に覆っている
ので、ゲート電極204とタングステンプラグ212,
アルミ配線213とが短絡するのを防止することができ
る。また、多結晶シリコン膜208をシリコン酸化膜2
11で覆っているので、この多結晶シリコン膜208と
タングステンプラグ212,アルミ配線213とが短絡
するのを防止することができる。
用して作製したDRAMを示している。この場合、メモ
リセル部でシリコン酸化膜305,層間絶縁膜310に
コンタクト孔320を形成し、周辺回路部でシリコン酸
化膜305および層間絶縁膜310,313にコンタク
ト孔321を形成している。そして、エッチングストッ
パー膜の役割を容量プレート電極(多結晶シリコン膜か
らなる)309に持たせている。ここで、301は半導
体基板、302はフィールド酸化膜、303はゲート酸
化膜、304はゲート電極、306はソースドレイン領
域、307は容量蓄積電荷領域、308は容量絶縁膜、
311は多結晶シリコンプラグ、312はタングステン
シリサイド配線(ビット線)、314はタングステンプラ
グ、315はアルミ配線をそれぞれ示している。このD
RAM半導体装置では、ゲート電極304の距離0.4
μmの隙間に直径0.4μmのコンタクト孔320,32
1を設けている。ゲート電極304とコンタクト孔32
0,321との間に設計上の分離マージンは無いが、既
に述べたように、ゲート電極304と上部配線312,
315とが短絡することはない。
導体装置の製造方法は、半導体基板上に、上面が絶縁膜
で覆われたゲート電極を形成する工程と、上記基板上
に、均一な厚さで第1の層間絶縁膜を堆積する工程と、
上記第1の層間絶縁膜上に、この第1の層間絶縁膜に対
して選択的にエッチング可能な材料からなるエッチング
ストッパー膜を堆積する工程と、上記エッチングストッ
パー膜上に、このエッチングストッパー膜に対して選択
的にエッチング可能な材料からなる第2の層間絶縁膜を
堆積する工程と、上記基板上にレジストを塗布し、フォ
トリソグラフィを行って、上記レジストの上記ゲート電
極近傍の所定箇所に開口を設ける工程と、上記開口を通
して、上記エッチングストッパー膜に対して選択的に上
記第2の層間絶縁膜を異方性エッチングして、上記第2
の層間絶縁膜表面から上記エッチングストッパー膜表面
に至る第1のコンタクト孔を形成する工程と、上記エッ
チングストッパー膜のうち上記コンタクト孔の底部に露
出した部分を、上記第1,第2の層間絶縁膜に対して選
択的にエッチングして除去する工程と、上記第1の層間
絶縁膜のうち上記第1のコンタクト孔の底部に露出した
部分を異方性エッチングして、上記第1の層間絶縁膜表
面から上記基板表面に至る第2のコンタクト孔を形成す
るとともに、上記ゲート電極の側面に上記第1の層間絶
縁膜を残す工程を有しているので、層間絶縁膜の厚さが
異なる箇所にコンタクト孔を同時形成する場合に、各コ
ンタクト孔を適正に形成できる。したがって、半導体基
板に与えるダメージを減少してリーク電流を抑制できる
とともに、ゲート電極と配線層との短絡を防止できる。
方法を説明する工程図である。
方法を説明する工程図である。
方法を説明する工程図である。
方法を説明する工程図である。
した半導体装置を示す断面図である。
図である。
コンタクト孔 113、212、314 タングステンプラグ 114、213、315 アルミ配線 208 多結晶シリコン膜 307 容量蓄積電荷領域 308 容量絶縁膜 309 容量プレート電極 310、313 層間絶縁膜 311 多結晶シリコンプラグ 312 タングステンシリサイド配線
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体基板上に、上面が絶縁膜で覆われ
たゲート電極を形成する工程と、 上記基板上に、均一な厚さで第1の層間絶縁膜を堆積す
る工程と、 上記第1の層間絶縁膜上に、この第1の層間絶縁膜に対
して選択的にエッチング可能な材料からなるエッチング
ストッパー膜を堆積する工程と、 上記エッチングストッパー膜上に、このエッチングスト
ッパー膜に対して選択的にエッチング可能な材料からな
る第2の層間絶縁膜を堆積する工程と、 上記基板上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィを
行って、上記レジストの所定箇所に開口を設ける工程
と、 上記開口を通して、上記エッチングストッパー膜に対し
て選択的に上記第2の層間絶縁膜を異方性エッチングし
て、上記第2の層間絶縁膜表面から上記エッチングスト
ッパー膜表面に至る第1のコンタクト孔を形成する工程
と、 上記エッチングストッパー膜のうち上記コンタクト孔の
底部に露出した部分を、上記第1,第2の層間絶縁膜に
対して選択的にエッチングして除去する工程と、 上記第1の層間絶縁膜のうち上記第1のコンタクト孔の
底部に露出した部分を異方性エッチングして、上記第1
の層間絶縁膜表面から上記基板表面に至る第2のコンタ
クト孔を形成するとともに、上記ゲート電極の側面に上
記第1の層間絶縁膜を残す工程を有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。
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JP3166820A JP2905314B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 半導体装置の製造方法 |
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