JPH05133013A - 鋼材の接合構造 - Google Patents

鋼材の接合構造

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JPH05133013A
JPH05133013A JP32648791A JP32648791A JPH05133013A JP H05133013 A JPH05133013 A JP H05133013A JP 32648791 A JP32648791 A JP 32648791A JP 32648791 A JP32648791 A JP 32648791A JP H05133013 A JPH05133013 A JP H05133013A
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Shinji Tsuda
慎司 津田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャンネル材の外側にボルト等を突出させず
にチャンネル材と他の鋼材とを接合することができる鋼
材の接合構造を提供すること。 【構成】 チャンネル材からなる傾斜天井梁16,17 のウ
ェブ25およびフランジ26で囲まれた内部空間にアングル
材24を取付ける。アングル材24の接続面24B と、柱9Bに
固定された接続ブラケット22の接続面22A とを密接して
ボルト28およびナット27で固定する。ボルト28およびナ
ット27は、梁16,17の内部空間に配置されるため、梁16,
17 の外側に突出しない。また、アングル材24は、耐力
面24A を備えているので十分な接合強度を得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼材の接合構造に係
り、例えば建物ユニットを構成する柱および梁の接合等
に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、ユニット工法で用いられる建物ユニ
ットとして、角筒状の柱と断面C型のチャンネル材から
なる梁とで骨組みが構成されたものがある。この建物ユ
ニットの柱および梁は、通常溶接により接合されるが、
接合部分の一部をピン接合とする場合等にボルトにより
接合する場合もある。
【0003】ボルト接合する場合は、通常、図5に示す
ように、柱50の側面に梁51のウェブ51Aに平行な
接続片52を立設し、この接続片52とウェブ51Aと
を密接させ、これら接続片52およびウェブ51Aを介
してボルト53およびナット54を螺合してボルト接合
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
梁51のウェブ51Aを用いてボルト接合をすると、梁
51の外側にボルト53が突出することになる。このた
め、梁51に沿って外壁パネル55を設ける場合には、
外壁パネル55をボルト53等の突出寸法以上に梁51
から離して設けるか、図5に示すように外壁パネル55
にボルト53を収納する凹部55Aを設ける必要があっ
た。
【0005】しかしながら、外壁パネル55を梁51か
ら離して設ける場合には、外壁パネル55および梁51
間にブラケット等を設けなければならず、外壁パネル5
5の支持強度が低下するという問題があった。また、外
壁パネル55に凹部55Aを設ける場合には、外壁パネ
ル55の製造が煩雑になって生産効率が低下するととも
に、パネル55の強度も低下するという問題があった。
【0006】本発明の目的は、チャンネル材の外側にボ
ルト等を突出させずにチャンネル材と他の鋼材とを接合
することができる鋼材の接合構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼材の接合構造
は、少なくとも一方がチャンネル材からなる鋼材同士を
接合する鋼材の接合構造であって、チャンネル材のウェ
ブおよびフランジで囲まれた内部空間に、前記ウェブお
よびフランジに直交する耐力面と前記ウェブに平行な接
続面とを有するアングル材を取付け、このアングル材の
接続面と他方の鋼材の接続面とを密着して接合したこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明においては、チャンネル材と他の鋼材と
は、チャンネル材のウェブおよびフランジで囲まれた内
部空間に設けられたアングル材の接続面と、他方の鋼材
の接続面とを密着してボルト止めなどをすることで接合
される。この際、接続に用いられるボルト、ナット等は
チャンネル材の空間内に配置されるので、従来のウェブ
部分を用いてボルト止めする場合のようにチャンネル材
の外側にボルトが突出することがない。また、耐力面を
有するアングル材を介して接合しているので、チャンネ
ル材のようにフランジの一端側のみにウェブを有し、他
端側が開放されている鋼材、つまり強軸に対して断面が
非対称の鋼材であってもアングル材の耐力面で補強さ
れ、十分な接合強度が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。図1に示すように、本実施例は北側斜線
制限などに対応できるように、いわゆる台形状に形成さ
れた建物ユニット20の柱と梁の接合部の一部に本発明
を用いたものである。
【0010】建物ユニット20は、床パネル1と、この
床パネル1の相対する側縁部に立設された高さの異なる
妻パネル2A,2Bと、この両妻パネル2A,2Bの上
端部間に掛け渡される天井パネル3とから構成される。
床パネル1は、2本の床梁5,6と、この2本の床梁
5,6間を連結する複数本の根太7とから構成されてい
る。妻パネル2Aは、2本の長寸柱8A,9Aと、これ
らの長寸柱8A,9Aの上端部間および下端部間を連結
する上梁10Aおよび下梁11Aとから構成されてい
る。妻パネル2Bは、2本の短寸柱8B,9Bと、これ
らの短寸柱8B,9Bの上端部間および下端部間を連結
する上梁10Bおよび下梁11Bとから構成されてい
る。
【0011】天井パネル3は、2本の水平天井梁12,
13およびこれらの天井梁12,13間を連結する複数
本の小梁14から形成された水平状天井部15と、前記
水平天井梁12,13の先端に下方へ傾斜状に溶接固定
された2本の傾斜天井梁16,17およびこれら天井梁
16,17間を連結する小梁14から形成された傾斜状
天井部18とを含み構成されている。
【0012】各パネル1〜3の梁5,6,10A,10
B,11A,11B,12,13,16,17はそれぞ
れ同一高さ寸法の断面C型のチャンネル材により構成さ
れ、傾斜天井梁16,17を除いて柱8A,8B,9
A,9Bにそれぞれ溶接固定されて剛接合とされてい
る。また、天井パネル3の水平状天井部15および傾斜
状天井部18は、それぞれブレース21により補強され
ている場合もある。
【0013】図2〜図4には、本実施例の傾斜天井梁1
6,17と短寸柱8B,9Bとの接合構造が拡大して示
されている。短寸柱8B,9Bには、平面略T字状の連
結ブラケット22が溶接固定され、このブラケット22
にはブレース21の端部がボルト止めされるブレース固
定板23が溶接固定されている。また、短寸柱8B,9
Bの内部には、柱8B,9B間に掛け渡される上梁10
Bの高さに合わせてダイヤフラム19が取付けられてい
る。
【0014】一方、傾斜天井梁16,17には、平面L
字形のアングル材24が溶接固定されている。アングル
材24は、上梁10Bのウェブ25に直交にかつ上梁1
0Bの端面近傍に設けられた耐力面24Aと、ウェブ2
5に平行にかつ上梁10Bのフランジ26の幅寸法の略
中央部に配置された接続面24Bとを備え、上梁10B
のウェブ25およびフランジ26に囲まれた内部空間に
配置されている。アングル材24の接続面24Bに溶接
固定されたナット27には、連結ブラケット22の接続
面22Aを介してボルト28が螺合されており、アング
ル材24および連結ブラケット22が、つまり傾斜天井
梁16,17および短寸柱8B,9Bがボルト28およ
びナット27によりピン接合されている。
【0015】このような本実施例においては、工場にお
いて床パネル1,妻パネル2A,2B、天井パネル3を
それぞれ組立て、さらにこれらをそれぞれ溶接により剛
接合して建物ユニット20を組立てる。この際、妻パネ
ル2Bと天井パネル3の傾斜状天井部18との接合のみ
は、妻パネル2Bの短寸柱8B,9Bに溶接固定された
連結ブラケット22の接続面22Aと、傾斜状天井部1
8の傾斜天井梁16,17に溶接固定されたアングル材
24の接続面24Aとを密接させてボルト28およびナ
ット27を螺合してピン接合する。
【0016】このようにして工場で組立てられた建物ユ
ニット20をトラック等で建設現場に輸送し、直方体状
の通常の建物ユニットとともに組み合わせてユニット住
宅等を施工する。
【0017】このような本実施例によれば、短寸柱8
B,9Bと傾斜天井梁16,17とを接合するにあたっ
て、傾斜天井梁16,17の内部空間にアングル材24
を固定し、このアングル材24の接続面24Bと連結ブ
ラケット22の接続面22Aとをボルト止めしているの
で、チャンネル材からなる天井梁16,17のフランジ
26およびウェブ25で囲まれた内部空間でピン接合を
行えて梁16,17の外側にナットやボルトが配置され
ることがない。このため、外壁パネル等を取付ける場合
に、ブラケット等を設けて外壁パネルを天井梁16,1
7から離して設ける必要がなく、外壁パネルの支持強度
を向上できる。また、外壁パネルに凹部等を設ける必要
がないため外壁パネルの強度や生産性を向上できる。
【0018】また、アングル材24は、接続面24Bに
直交する耐力面24Aを備えているので、例えば天井梁
16,17に接続面24B部分のみを有する板材を固定
してピン接合する場合に比べて接合強度を向上でき、特
に片側が開放された断面C型のチャンネル材からなる天
井梁16,17であってもその変形等を防止することが
できる。
【0019】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
発明は、前記実施例のように建物ユニット20の天井パ
ネル3の傾斜天井梁16,17と、妻パネル2Bの短寸
柱8B,9Bとの接合に限らず、チャンネル材同士、あ
るいはチャンネル材と他の鋼材との接合であれば種々の
箇所に適用できる。
【0020】また、前記実施例では、アングル材24の
接続面24Bと、連結ブラケット22の接続面22Aと
をボルト28,ナット27を用いてボルト接合していた
が、各接続面22A,24Aを溶接して接合してもよ
い。要するに、本発明は、チャンネル材の内部空間で接
合すればよく、接合方法は限定されない。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明の鋼材の接合構造に
よれば、チャンネル材の外側にボルト等を突出させずに
チャンネル材と他の鋼材とを接合することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した建物ユニットの骨
組みを示す斜視図である。
【図2】本実施例の接合構造を示す斜視図である。
【図3】本実施例の接合構造を示す側面図である。
【図4】本実施例の接合構造を示す平面図である。
【図5】本発明の従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
8B,9B 短寸柱 16,17 傾斜天井梁 22 連結ブラケット 22A,24B 接続面 24 アングル材 24A 耐力面 25 ウェブ 26 フランジ 27 ナット 28 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方がチャンネル材からなる
    鋼材同士を接合する鋼材の接合構造であって、チャンネ
    ル材のウェブおよびフランジで囲まれた内部空間に、前
    記ウェブおよびフランジに直交する耐力面と前記ウェブ
    に平行な接続面とを有するアングル材が取付けられ、こ
    のアングル材の接続面と他方の鋼材の接続面とが密着さ
    れて接合されていることを特徴とする鋼材の接合構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60102449A (ja) * 1983-11-10 1985-06-06 日本鋼管株式会社 鉄骨プレハブ建物の骨組接合金物
JPS6140807U (ja) * 1984-08-17 1986-03-15 株式会社 神崎高級工機製作所 農用トラクタ−の作業機制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6140807U (ja) * 1984-08-17 1986-03-15 株式会社 神崎高級工機製作所 農用トラクタ−の作業機制御装置

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