JPH05129852A - 差動増幅回路 - Google Patents
差動増幅回路Info
- Publication number
- JPH05129852A JPH05129852A JP28580091A JP28580091A JPH05129852A JP H05129852 A JPH05129852 A JP H05129852A JP 28580091 A JP28580091 A JP 28580091A JP 28580091 A JP28580091 A JP 28580091A JP H05129852 A JPH05129852 A JP H05129852A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential amplifier
- circuit
- amplifier circuit
- transistor
- emitter follower
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エミッタフォロワ回路を前置きした差動増幅回
路において、その回路電流を低減すること。 【構成】エミッタフォロワ回路を前置した差動増幅回路
において、トランジスタQ3 のエミッタをトランジスタ
Q1 のベース及び負荷抵抗R1 の一端に、トランジスタ
Q4 のエミッタをトランジスタQ2 のベース及び負荷抵
抗R2 の一端に接続し、エミッタフォロワ回路のバイア
ス電流I1 及びI2 を差動増幅回路のバイアス電流とす
ることで、回路電流を低減出来る。
路において、その回路電流を低減すること。 【構成】エミッタフォロワ回路を前置した差動増幅回路
において、トランジスタQ3 のエミッタをトランジスタ
Q1 のベース及び負荷抵抗R1 の一端に、トランジスタ
Q4 のエミッタをトランジスタQ2 のベース及び負荷抵
抗R2 の一端に接続し、エミッタフォロワ回路のバイア
ス電流I1 及びI2 を差動増幅回路のバイアス電流とす
ることで、回路電流を低減出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は差動増幅回路に関し、特
にエミッタフォロワ回路を前置し低ノイズ,低消費電力
の差動増幅回路に関する。
にエミッタフォロワ回路を前置し低ノイズ,低消費電力
の差動増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の差動増幅回路においては、差動端
子間の耐圧を得るため差動増幅回路の前にエミッタフォ
ロワ回路を付加した回路が、図3である。図3におい
て、トランジスタQ1 ,Q2 と、それらの共通エミッタ
に接続された定電流源I0 と、コレクタに接続された負
荷抵抗R1 ,R2 とから構成された差動増幅回路と、そ
れに前置したトランジスタQ3 ,Q4 及び定電流源
I1 ,I2 からなるエミッタフォロワ回路とがある。
子間の耐圧を得るため差動増幅回路の前にエミッタフォ
ロワ回路を付加した回路が、図3である。図3におい
て、トランジスタQ1 ,Q2 と、それらの共通エミッタ
に接続された定電流源I0 と、コレクタに接続された負
荷抵抗R1 ,R2 とから構成された差動増幅回路と、そ
れに前置したトランジスタQ3 ,Q4 及び定電流源
I1 ,I2 からなるエミッタフォロワ回路とがある。
【0003】定電流源I1 ,I2 による電流は、エミッ
タフォロワ回路を構成するトランジスタQ3 ,Q4 のバ
イアス電流となり、定電流源I0 はトランジスタQ1 ,
Q2 による差動増幅回路のバイアス電流となる。トラン
ジスタQ3 ,Q4 のベース間には信号線Vs が接続され
る。以上の回路には、電源Vccによって、バイアス電圧
が印加される。
タフォロワ回路を構成するトランジスタQ3 ,Q4 のバ
イアス電流となり、定電流源I0 はトランジスタQ1 ,
Q2 による差動増幅回路のバイアス電流となる。トラン
ジスタQ3 ,Q4 のベース間には信号線Vs が接続され
る。以上の回路には、電源Vccによって、バイアス電圧
が印加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の差動
増幅回路では、差動端子間耐圧を得るために、差動増幅
回路の前にエミッタフォロワ回路を置いているが、低ノ
イズの特性が必要であるときには、差動増幅回路のノイ
ズだけでなく、エミッタフォロワ回路のノイズも小さく
しなければならないが、そのためにはエミッタフォロワ
回路のバイアス電流を多くしなければならず、そうする
と消費電流も増えることになる。
増幅回路では、差動端子間耐圧を得るために、差動増幅
回路の前にエミッタフォロワ回路を置いているが、低ノ
イズの特性が必要であるときには、差動増幅回路のノイ
ズだけでなく、エミッタフォロワ回路のノイズも小さく
しなければならないが、そのためにはエミッタフォロワ
回路のバイアス電流を多くしなければならず、そうする
と消費電流も増えることになる。
【0005】集積回路とする場合には電力消費が大きく
パッケージの許容損失内に収まらなくなるという欠点が
ある。また電池駆動のセットにおいては、電池の寿命が
短くなるという欠点もある。
パッケージの許容損失内に収まらなくなるという欠点が
ある。また電池駆動のセットにおいては、電池の寿命が
短くなるという欠点もある。
【0006】本発明の目的は、前記欠点を解決し、消費
電流を増加させることなく、低ノイズ化を実現した差動
増幅回路を提供することにある。
電流を増加させることなく、低ノイズ化を実現した差動
増幅回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の差動増幅回路の
構成は、差動増幅回路を構成する第1,第2のトランジ
スタとエミッタフォロワ回路を構成する第3,第4のト
ランジスタとで構成された差動増幅回路において、前記
第3のトランジスタのエミッタを前記第1のトランジス
タのベース及び前記第1のトランジスタのコレクタに接
続された第1の負荷抵抗の他端とに接続し、前記第4の
トランジスタのエミッタを前記第2のトランジスタのベ
ース及び前記第2のトランジスタのコレクタに接続され
た第2の負荷抵抗の他端とに接続し、前記第1,第2の
トランジスタの共通エミッタに定電流源を接続したこと
を特徴とする。
構成は、差動増幅回路を構成する第1,第2のトランジ
スタとエミッタフォロワ回路を構成する第3,第4のト
ランジスタとで構成された差動増幅回路において、前記
第3のトランジスタのエミッタを前記第1のトランジス
タのベース及び前記第1のトランジスタのコレクタに接
続された第1の負荷抵抗の他端とに接続し、前記第4の
トランジスタのエミッタを前記第2のトランジスタのベ
ース及び前記第2のトランジスタのコレクタに接続され
た第2の負荷抵抗の他端とに接続し、前記第1,第2の
トランジスタの共通エミッタに定電流源を接続したこと
を特徴とする。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の差動増幅回路を示
す回路図である。
す回路図である。
【0009】図1において、本発明の一実施例の差動増
幅回路は、npn型トランジスタQ1 ,Q2 と負荷抵抗
R1 ,R2と定電流源I0 とからなる差動増幅回路と、
それに前置きするエミッタフォロワ回路を構成するラン
ジスタQ3 ,Q4 と電源Vccとからなる。
幅回路は、npn型トランジスタQ1 ,Q2 と負荷抵抗
R1 ,R2と定電流源I0 とからなる差動増幅回路と、
それに前置きするエミッタフォロワ回路を構成するラン
ジスタQ3 ,Q4 と電源Vccとからなる。
【0010】ここで、エミッタフォロワ回路のnpn型
トランジスタQ3 ,Q4 のベース間には、信号源Vs が
印加され、そのトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタ間は
差動増幅回路のQ1 ,Q2 のベース及び差動増幅回路の
負荷抵抗R1 ,R2 へ各々接続されている。
トランジスタQ3 ,Q4 のベース間には、信号源Vs が
印加され、そのトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタ間は
差動増幅回路のQ1 ,Q2 のベース及び差動増幅回路の
負荷抵抗R1 ,R2 へ各々接続されている。
【0011】この回路構成では、エミッタフォロワ回路
のトランジスタQ3,Q4 を流れるバイアス電流は、負
荷抵抗R1 ,R2 を通ってトランジスタQ1 ,Q2 を流
れる。つまり、エミッタフォロワを構成するトランジス
タQ3 ,Q4 のバイアス電流と、差動増幅回路を構成す
るトランジスタQ1 ,Q2 のバイアス電流とを兼用する
ことができる。
のトランジスタQ3,Q4 を流れるバイアス電流は、負
荷抵抗R1 ,R2 を通ってトランジスタQ1 ,Q2 を流
れる。つまり、エミッタフォロワを構成するトランジス
タQ3 ,Q4 のバイアス電流と、差動増幅回路を構成す
るトランジスタQ1 ,Q2 のバイアス電流とを兼用する
ことができる。
【0012】図2は本発明の他の実施例の差動増幅回路
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【0013】図2において、本実施例が図1と異なる部
分はトランジスタQ1 〜Q4 がnpn型となっている点
であり、これにともなって接続関係も変更されている。
その他は、図1と同様である。
分はトランジスタQ1 〜Q4 がnpn型となっている点
であり、これにともなって接続関係も変更されている。
その他は、図1と同様である。
【0014】低ノイズを必要とする差動増幅回路でエミ
ッタフォロワ回路のバイアス電流を多くした時、従来回
路での回路電流Iccは、Icc=I0 +I1 +I
2 (I0 ;差動増幅回路のバイアス電流、I1 ,I2 ;
エミッタフォロワ回路のバイアス電流)となる。
ッタフォロワ回路のバイアス電流を多くした時、従来回
路での回路電流Iccは、Icc=I0 +I1 +I
2 (I0 ;差動増幅回路のバイアス電流、I1 ,I2 ;
エミッタフォロワ回路のバイアス電流)となる。
【0015】本実施例では、エミッタフォロワ回路のバ
イアス電流を差動増幅回路のバイアス電流とするため、
回路電流Iccは、Icc=I0 となり、従来回路より回路
電流を少なくできるため消費電力が小さくなるという効
果がある。
イアス電流を差動増幅回路のバイアス電流とするため、
回路電流Iccは、Icc=I0 となり、従来回路より回路
電流を少なくできるため消費電力が小さくなるという効
果がある。
【0016】たとえば、ここでトランジスタのノイズV
N は次式のようになう。
N は次式のようになう。
【0017】
【0018】この式において、ノイズを1mV以下にし
ようとすると、バイアス電流Ic を5mA以上流さなく
てはならない。これを従来回路の回路電流の式と本実施
例の式にあてはめると、従来回路では、Icc=I0 +I
1 +I2 =10mA+5mA+5mA=20mAとなる
が、本実施例の回路では、Icc=I0 =10mAとな
り、従来回路の回路電流の半分でよいことになる。
ようとすると、バイアス電流Ic を5mA以上流さなく
てはならない。これを従来回路の回路電流の式と本実施
例の式にあてはめると、従来回路では、Icc=I0 +I
1 +I2 =10mA+5mA+5mA=20mAとなる
が、本実施例の回路では、Icc=I0 =10mAとな
り、従来回路の回路電流の半分でよいことになる。
【0019】また、差動増幅回路のまえにエミッタフォ
ロワ回路があるため、差動端子間耐圧は従来回路と同程
度ある。
ロワ回路があるため、差動端子間耐圧は従来回路と同程
度ある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エミッ
タフォロワ回路のバイアス電流を次の差動増幅回路のバ
イアス電流として使用する回路にしたので、従来回路よ
り回路電流を少なくでき、消費電力が小さくなる効果が
ある。
タフォロワ回路のバイアス電流を次の差動増幅回路のバ
イアス電流として使用する回路にしたので、従来回路よ
り回路電流を少なくでき、消費電力が小さくなる効果が
ある。
【図1】本発明の一実施例の差動増幅回路を示す回路図
である。
である。
【図2】本発明の他の実施例の差動増幅回路を示す回路
図である。
図である。
【図3】従来の差動増幅回路を示す回路図である。
Q1 ,Q2 差動増幅回路を構成するトランジスタ Q3 ,Q4 エミッタフォロワ回路を構成するトラン
ジスタ R1 ,R2 負荷抵抗 I0 ,I1 ,I2 バイアス電流用定電流源 Vs 入力信号源 Vcc 電源
ジスタ R1 ,R2 負荷抵抗 I0 ,I1 ,I2 バイアス電流用定電流源 Vs 入力信号源 Vcc 電源
Claims (2)
- 【請求項1】 差動増幅回路を構成する第1,第2のト
ランジスタと、エミッタフォロワ回路を構成する第3,
第4のトランジスタとで構成された差動増幅回路におい
て、前記第3のトランジスタのエミッタを前記第1のト
ランジスタのベース及び前記第1のトランジスタのコレ
クタに接続された第1の負荷抵抗の他端とに接続し、前
記第4のトランジスタのエミッタを前記第2のトランジ
スタのベース及び前記第2のトランジスタのコレクタに
接続された第2の負荷抵抗の他端とに接続し、前記第
1,第2のトランジスタの共通エミッタに定電流源を接
続したことを特徴とする差動増幅回路。 - 【請求項2】 第1乃至第4のトランジスタがnpn型
である請求項1記載の差動増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28580091A JPH05129852A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 差動増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28580091A JPH05129852A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 差動増幅回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05129852A true JPH05129852A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=17696245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28580091A Pending JPH05129852A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 差動増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05129852A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529848A (ja) * | 1990-07-17 | 1993-02-05 | Nec Corp | 差動増幅回路 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP28580091A patent/JPH05129852A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529848A (ja) * | 1990-07-17 | 1993-02-05 | Nec Corp | 差動増幅回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980811 |