JPH05129469A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents
樹脂封止型半導体装置Info
- Publication number
- JPH05129469A JPH05129469A JP28581191A JP28581191A JPH05129469A JP H05129469 A JPH05129469 A JP H05129469A JP 28581191 A JP28581191 A JP 28581191A JP 28581191 A JP28581191 A JP 28581191A JP H05129469 A JPH05129469 A JP H05129469A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor element
- resin
- sealed
- semiconductor device
- polyimide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】大チップサイズで、かつ小型半導体装置用の高
密度・低熱抵抗パッケージを提供する。 【構成】半導体素子1表面の少なくとも1部にポリイミ
ドコート2を施し、かつ半導体素子1の端部を含む表裏
面の少なくとも一部が、樹脂封止部5外に露出するよう
に構成した半導体装置。
密度・低熱抵抗パッケージを提供する。 【構成】半導体素子1表面の少なくとも1部にポリイミ
ドコート2を施し、かつ半導体素子1の端部を含む表裏
面の少なくとも一部が、樹脂封止部5外に露出するよう
に構成した半導体装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂封止型半導体装置
に関し、特に半導体素子と樹脂封止部との構造に関す
る。
に関し、特に半導体素子と樹脂封止部との構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂封止型半導体装置は、図3
(a),(b)に示すように、半導体素子1は、42合
金または銅合金よりなる半導体素子搭載部4にAgペー
スト等のマウント材3により固着される。その後、直径
25〜30μm程度の金線等からなるボンディングワイ
ヤ7により半導体素子1上の電極パッド8と外部導出リ
ード6との電気的接続をした後、エポキシ系樹脂等によ
りトランスファモールド法等により樹脂封止されてい
た。その際半導体素子1は、半導体素子表面に温度サイ
クル等により加わる樹脂応力緩和のためポリイミドコー
ト2を施こされる場合もあった。また、従来、半導体素
子1は、その全面をとり囲むようにエポキシ系の樹脂等
により樹脂封止されていた。
(a),(b)に示すように、半導体素子1は、42合
金または銅合金よりなる半導体素子搭載部4にAgペー
スト等のマウント材3により固着される。その後、直径
25〜30μm程度の金線等からなるボンディングワイ
ヤ7により半導体素子1上の電極パッド8と外部導出リ
ード6との電気的接続をした後、エポキシ系樹脂等によ
りトランスファモールド法等により樹脂封止されてい
た。その際半導体素子1は、半導体素子表面に温度サイ
クル等により加わる樹脂応力緩和のためポリイミドコー
ト2を施こされる場合もあった。また、従来、半導体素
子1は、その全面をとり囲むようにエポキシ系の樹脂等
により樹脂封止されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こ従来の樹脂封止型半
導体装置では、半導体素子を封止樹脂にて全面をとり囲
むように構成していたため、近年の半導体素子の高集積
・多機能化により大型チップサイズ化に対応するために
は、半導体装置のパッケージサイズを大きくしたり、内
部リードの形成方法をより微細にして限られた樹脂封止
エリアにリードパターンを形成したり、さらにLOC
(Lead On Chip)あるいはCOL(Chi
p On Lead)と言われるようなリードフレーム
と半導体素子の複合的構造をとる必要がでてきた。これ
らは、特にメモリー系の品種で大型チップサイズにもか
かわらず、より小型の半導体装置用パッケージにより高
密度実装を達成しようという際に問題であった。
導体装置では、半導体素子を封止樹脂にて全面をとり囲
むように構成していたため、近年の半導体素子の高集積
・多機能化により大型チップサイズ化に対応するために
は、半導体装置のパッケージサイズを大きくしたり、内
部リードの形成方法をより微細にして限られた樹脂封止
エリアにリードパターンを形成したり、さらにLOC
(Lead On Chip)あるいはCOL(Chi
p On Lead)と言われるようなリードフレーム
と半導体素子の複合的構造をとる必要がでてきた。これ
らは、特にメモリー系の品種で大型チップサイズにもか
かわらず、より小型の半導体装置用パッケージにより高
密度実装を達成しようという際に問題であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂封止型半導
体装置は、半導体素子機能部表面の少なくとも一部をポ
リイミドにて被覆し、かつ半導体素子縁端部の表面と裏
面およびその表裏面に挟まれてある面の少なくとも1部
が、ともにエポキシ系樹脂封止部外に露出するように構
成してある。
体装置は、半導体素子機能部表面の少なくとも一部をポ
リイミドにて被覆し、かつ半導体素子縁端部の表面と裏
面およびその表裏面に挟まれてある面の少なくとも1部
が、ともにエポキシ系樹脂封止部外に露出するように構
成してある。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a),(b)はそれぞれ本発明の第1の実施
例の半導体装置の斜視図および(a)図A−A′線にお
ける断面図である。半導体素子1は、その表面にポリイ
ミドコート2が施こされており、Agペースト等のマウ
ント材3により半導体素子搭載部4に固着される。そし
て、半導体素子1および半導体素子搭載部4の電極パッ
ドのない両端部は、エポキシ系樹脂封止部5の外部に露
出している。このような構造にすることにより、半導体
素子1のサイズが大型化しても、そのすべてを樹脂封止
部5内に封止するのではなく、有効な電極パッドのみを
Au線等のボンディングワイヤで外部導出リード6と結
線をした後樹脂封止することにより、機能部の耐湿性を
従来品と同等以上に確保し、かつ半導体素子1の端部を
露出したことにより自然空冷による低熱抵抗化の効果が
ある。
る。図1(a),(b)はそれぞれ本発明の第1の実施
例の半導体装置の斜視図および(a)図A−A′線にお
ける断面図である。半導体素子1は、その表面にポリイ
ミドコート2が施こされており、Agペースト等のマウ
ント材3により半導体素子搭載部4に固着される。そし
て、半導体素子1および半導体素子搭載部4の電極パッ
ドのない両端部は、エポキシ系樹脂封止部5の外部に露
出している。このような構造にすることにより、半導体
素子1のサイズが大型化しても、そのすべてを樹脂封止
部5内に封止するのではなく、有効な電極パッドのみを
Au線等のボンディングワイヤで外部導出リード6と結
線をした後樹脂封止することにより、機能部の耐湿性を
従来品と同等以上に確保し、かつ半導体素子1の端部を
露出したことにより自然空冷による低熱抵抗化の効果が
ある。
【0006】図2(a),(b)は、それぞれ本発明の
第2の実施例の半導体装置の斜視図および(a)図B−
B′線における断面図である。本実施例では、LOC
(Lead On Chip)構造としたうえで、半導
体素子1のポリイミドコート2を外部導出リード6の下
部に接着しつつ、半導体素子1の端部は樹脂封止部5の
外部に露出させている。半導体素子1の電極パッド8は
極力半導体素子1の内部に形成することにより樹脂封止
部5により従来以上の耐湿性向上が図られている。
第2の実施例の半導体装置の斜視図および(a)図B−
B′線における断面図である。本実施例では、LOC
(Lead On Chip)構造としたうえで、半導
体素子1のポリイミドコート2を外部導出リード6の下
部に接着しつつ、半導体素子1の端部は樹脂封止部5の
外部に露出させている。半導体素子1の電極パッド8は
極力半導体素子1の内部に形成することにより樹脂封止
部5により従来以上の耐湿性向上が図られている。
【0007】また、外部導出リード6の下面に半導体素
子1が厚さ10〜20μm程度の接着面および厚さ20
〜50μm程度のポリイミドコート2を介して接着され
ているため、第1の実施例よりも外部導出リード6を通
じて放散されていく熱も多くより低熱抵抗化が図れる。
さらに、外部導出リード6の下面エリア内であれば、半
導体装置としての実装密度を低下させることなく、より
大型の半導体素子1を搭載可能としている。
子1が厚さ10〜20μm程度の接着面および厚さ20
〜50μm程度のポリイミドコート2を介して接着され
ているため、第1の実施例よりも外部導出リード6を通
じて放散されていく熱も多くより低熱抵抗化が図れる。
さらに、外部導出リード6の下面エリア内であれば、半
導体装置としての実装密度を低下させることなく、より
大型の半導体素子1を搭載可能としている。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
素子機能部表面の少なくとも一部をポリイミドにて被覆
し、かつ半導体素子縁端部の表面と裏面およびその表裏
面に挟まれてなる面(半導体素子側面)の少なくとも1
部が、ともにエポキシ系樹脂封止部外に露出するように
構成したので、半導体素子の大型のものをより高密度実
装し、かつより低熱抵抗で従来より耐湿性的にも同等以
上の確保が可能であるという効果を有する。
素子機能部表面の少なくとも一部をポリイミドにて被覆
し、かつ半導体素子縁端部の表面と裏面およびその表裏
面に挟まれてなる面(半導体素子側面)の少なくとも1
部が、ともにエポキシ系樹脂封止部外に露出するように
構成したので、半導体素子の大型のものをより高密度実
装し、かつより低熱抵抗で従来より耐湿性的にも同等以
上の確保が可能であるという効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例を示し、(a)図は斜視
図、(b)図は(a)図のA−A′線での断面図であ
る。
図、(b)図は(a)図のA−A′線での断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示し、(a)図は斜視
図、(b)図は(a)図のB−B′線での断面図であ
る。
図、(b)図は(a)図のB−B′線での断面図であ
る。
【図3】従来を示し、(a)図は斜視図、(b)図は
(a)図のC−C′線での断面図である。
(a)図のC−C′線での断面図である。
1 半導体素子 2 ポリイミドコート 3 マウント材 4 半導体素子搭載部 5 樹脂封止部 6 外部導出リード 7 ボンディングワイヤ 8 電極パッド
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体素子を樹脂封止してなる半導体装
置において、半導体素子機能部表面の少なくとも一部は
ポリイミドにて被覆され、かつ半導体素子縁端部の表面
と裏面、およびその表裏面に挟まれてなる半導体素子側
面の少なくとも1部が、ともにエポキシ系樹脂封止部外
に露出していることを特徴とする樹脂封止型半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28581191A JPH05129469A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 樹脂封止型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28581191A JPH05129469A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 樹脂封止型半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05129469A true JPH05129469A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=17696396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28581191A Pending JPH05129469A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 樹脂封止型半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05129469A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0645813A3 (en) * | 1993-09-28 | 1996-03-13 | Nat Starch Chem Invest | Method for applying glue to microelectronic chips. |
AU772835B2 (en) * | 1999-07-08 | 2004-05-06 | Osaka Shipbuilding Co., Ltd. | Degasification indication structure of aerosol container, method of indicating degasification, and degasification device |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP28581191A patent/JPH05129469A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0645813A3 (en) * | 1993-09-28 | 1996-03-13 | Nat Starch Chem Invest | Method for applying glue to microelectronic chips. |
AU772835B2 (en) * | 1999-07-08 | 2004-05-06 | Osaka Shipbuilding Co., Ltd. | Degasification indication structure of aerosol container, method of indicating degasification, and degasification device |
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