JPH0512903U - 工作機械の異常負荷検出装置 - Google Patents

工作機械の異常負荷検出装置

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JPH0512903U
JPH0512903U JP6584891U JP6584891U JPH0512903U JP H0512903 U JPH0512903 U JP H0512903U JP 6584891 U JP6584891 U JP 6584891U JP 6584891 U JP6584891 U JP 6584891U JP H0512903 U JPH0512903 U JP H0512903U
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JP
Japan
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pressure
abnormal load
turret
axis
pressure sensors
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Application number
JP6584891U
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English (en)
Inventor
寛幸 関谷
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刃物台とワークとの衝突による異常負荷の発
生を、機械破損等の事態に至るまでの早期のうちに確実
に検出する。 【構成】 タレット旋盤1において、送り台3の各軸毎
に、案内レール7,11における案内面に作用する諸方向
の圧力を各々検出する複数個の圧力センサ17…,18…を
設ける。これら圧力センサ17…,18…の圧力検出値から
各案内面に加わる力のベクトルを求め、そのベクトル演
算値と設定値Kとを比較して正常か否かの判定を行う異
常判定手段21を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、NC旋盤等の工作機械の異常負荷検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タレット旋盤等の安全用制御手段として、加工プログラムのミスなどに より刃物台とワーク等と干渉が生じた場合に、刃物台の送りモータの電流を監視 することにより異常負荷を検出し、機械の緊急停止等を行うものが開発されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、送りモータに過電流が生じた時点では、すでに刃物台とワーク等との 間の干渉が相当進んでいて、機械の破損に至っている場合が多く、異常検出後の 機械運転停止などの緊急処理が間に合わないことがあった。
【0004】 この考案の目的は、刃物台とワークとの衝突等による異常負荷の発生を、機械 破損等の事態に至るまでの早期のうちに検出できる工作機械の異常負荷検出装置 を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の構成を実施例に対応する図1と共に説明する。 この工作機械の異常負荷検出装置は、送り台(3)の案内面に作用する圧力を 検出する圧力センサ(17)…(17), (18)…(18) と、この圧力センサ(17)… (17), (18)…(18) の検出値と設定値(K)とを比較して正常か否かの判定を 行う異常判定手段(21)とを設けたものである。 前記圧力センサ(17)…(17), (18)…(18) は、送り台(3)の所定送り方 向の案内面につき、その案内面に作用する諸方向の圧力を各々検出する複数個の ものを設ける。
【0006】
【作用】
例えば工具(19)によるワーク(W)の切削加工中に、送り台(3)の案内面 に作用する諸方向の圧力が複数の圧力センサ(17)…(17), (18)…(18) によ って検出される。これら圧力センサ(17)…(17), (18)…(18) による負荷検 出値は、異常判定手段(21)に取り込まれ、ここで設定値(K)と比較される。 刃物台(2)がワーク(W)と干渉する等により異常負荷となると、これに直ち に応答して圧力センサ(17)…(17), (18)…(18) からの圧力検出値が設定値 (K)を越えることになり、その比較結果により異常判定手段(21)で負荷の異 常が判定される。 この判定結果に基づき、送り台3を停止させるなどの緊急処理が直ちに行え、 、機械破損などの事態を最小限に留めることができる。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。 旋盤1は、タレット2の送り台3を主軸台4の側方に設置したタレット旋盤で あり、主軸チャック5にはワークWを把持するチャック爪5aが設けてある。送 り台3は、ベッド6の案内レール7上にスライダ8を介して摺動自在に設置した タレットスライド9と、このタレットスライド9上に受け溝部材10および案内レ ール11を介して摺動自在に設置したインデックスハウジング12とで構成される。 タレットスライド9およびインデックスハウジング12は、各々送りねじ13,14を 介してX軸サーボモータ15およびZ軸サーボモータ16により、X,Z方向に送ら れる。
【0008】 前記スライダ8は、図2に示すようにタレットスライド9の下面に固定され、 その案内溝8aがベッド6上の案内レール7に係合させてある。案内溝8aの両 端において、案内レール7を囲む各摺動面には、この摺動面に加わる諸方向の圧 力を各々検出する複数の圧力センサ17が配置されている。 また、図3に示すように前記受け溝部材10は、タレットスライド9上に固定さ れ、その案内溝10aがインデックスハウジング12の下面に一体に形成した案内レ ール11に係合させてある。案内溝11aの両端において案内レール11を囲む各摺動 面にも、この摺動面に加わる諸方向の圧力を各々検出する複数の圧力センサ18が 配置されている。
【0009】 図1において、タレット2は正面形状が多角形のドラム状のものであり、イン デックスハウジング12に内蔵された割り出し装置により、水平軸回りで割り出し 回転させられる。タレット2の各周面部分には工具19が装着してある。
【0010】 NC装置20は、刃物台である前記タレット2の送り指令等を与える制御装置で あって、異常判定手段21および停止指令手段22を備えている。演算制御部24は、 加工プログラム23を解析して実行する手段であり、演算制御部24の軸送り指令に より、サーボドライバ25を介して、X軸サーボモータ15やZ軸サーボモータ16等 の各軸サーボモータが駆動される。
【0011】 前記異常判定手段21は、各軸毎に設けた前記圧力センサ17…,18…で検出され る圧力信号を取り込み、その負荷値を設定値Kと比較することにより送り台3に 加わる異常負荷の有無を判定する手段である。停止指令手段22は、異常判定手段 21が異常負荷の発生ありと判定したときに、その判定に応答してサーボドライバ 25に対してタレット2の送り動作を停止させる停止指令を与えるための手段であ る。
【0012】 この異常判定手段21は、各軸の圧力センサ17…,18…からの負荷信号をデジタ ル信号にそれぞれ変換するX軸用およびZ軸用のA/D変換器28,29と、A/D 変換された各圧力信号に基づき圧力のベクトル演算を行うベクトル演算部30と、 このベクトル演算部30による演算結果と設定値Kとを比較して、異常負荷の発生 の有無つまり旋盤1が正常に作動しているか否の判定を行う比較判定部31とを備 えている。なお、図4において、32, 33は各軸サーボモータ15, 16のパルスコー ダを示す。
【0013】 上記構成の動作を、図5に示す異常負荷検出動作のフローチャートを参照して 説明する。 工具19がワークWに向けて送られるタレット2の送り動作中、または工具19で ワークWが切削される切削加工動作中に、送り台3におけるスライダ8の案内溝 8aの各方向の摺動面に加わる圧力(すなわちレール7の案内面に作用する圧力 )は、それぞれの摺動面に配置された圧力センサ17で検出される。また、受け溝 部材10の案内溝10aの各方向の摺動面に加わる圧力も、それぞれの摺動面に配置 された圧力センサ18で検出される。これらの圧力センサ17,18で検出された圧力 検出信号は、アナログ信号としてNC装置20に備わる異常判定手段21に取り込ま れ、それぞれA/D変換器28,29でデジタル信号に変換される(S1)。
【0014】 異常判定手段21のベクトル演算部30では、デジタル信号に変換された圧力信号 に基づき、各軸(X軸,Z軸)毎に、送り台3の案内面に生じている圧力のベク トル演算が行われる(S2)。
【0015】 異常判定手段21の比較判定部31では、ベクトル演算部30で演算された圧力演算 値を設定値Kと比較することにより、その比較結果から旋盤1の作動が正常か否 かの判定が行われる(S3)。例えば、演算された圧力値が設定値K以下であれ ば旋盤1の作動は正常と判定され、圧力値が設定値K以上であれば作動が異常と 判定される。あるいは、設定値Kをベクトル値として、ある程度の広さを持つ範 囲に設定しておき、その範囲から外れた場合に動作異常と判定する。 正常と判定されれば、ステップS1に戻り同様の処理が繰り返される。異常と 判定されれば、これに応答して停止指令手段22からサーボドライバ25に対しタレ ット2の送りを停止させる指令が与えられ、タレット2の送りあるいは切削移動 が緊急停止させられる(S4)。
【0016】 このようにして、例えば加工プログラムのミスにより工具19をワークWに接近 させる送り動作や切削動作において、タレット2がワークWや機械の一部と干渉 した際に、送り台3に加わる異常負荷が直ちに検出され送り動作が緊急停止させ られる。 この場合に、各軸サーボモータ15,16 よりも、異常負荷の発生箇所にもっと近 い案内面に加わる圧力を検出し、異常の判断を行うので、機械の異常をいち早く 検出し、緊急停止によって損害を最小限に留めることができる。
【0017】 なお、前記実施例ではX軸およびZ軸の両方の案内レール7,11に対して圧力 センサ17,18 を設けたが、何れか一方向の案内レール7,11に対してのみ圧力セン サを設け、異常負荷の判断を行うようにしても良い。 また、X軸およびZ軸の各2本の案内レール7,7,11,11 につき複数の圧力セ ンサを設け、異常判定を行うようにすれば、より精度の高い負荷検出が行える。
【0018】
【考案の効果】
この考案の工作機械の異常負荷検出装置は、送り台の案内面に作用する諸方向 の圧力を各々検出する複数個の圧力センサと、これら圧力センサの圧力検出値と 設定値とを比較して正常か否かの判定を行う異常判定手段とを設けため、機械に 異常負荷が生じた場合に、破損に至る前にその異常負荷の発生をいち早く検出で き、これにより迅速な処置がとれるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の構成を示す概念図であ
る。
【図2】その案内レールとスライダとの係合状態を示す
縦断面図である。
【図3】その受け溝部材と案内レールとの係合状態を示
す縦断面図である。
【図4】異常負荷検出装置の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】負荷検出動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…旋盤、2…タレット、3…送り台、7…案内レー
ル、8…スライダ、8a…案内溝、9…タレットスライ
ド、10…受け溝部材、10a…案内溝、11…案内レール、
15…X軸サーボモータ、16…Z軸サーボモータ、17,18
…圧力センサ、19…工具、20…NC装置、21…異常判定
手段、22…停止指令手段、25…サーボドライバ、W…ワ
ーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り台の案内面に作用する諸方向の圧力
    を各々検出する複数個の圧力センサと、これら圧力セン
    サの圧力検出値と設定値とを比較して正常か否かの判定
    を行う異常判定手段とを具備した工作機械の異常負荷検
    出装置。
JP6584891U 1991-07-24 1991-07-24 工作機械の異常負荷検出装置 Pending JPH0512903U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6584891U JPH0512903U (ja) 1991-07-24 1991-07-24 工作機械の異常負荷検出装置

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JP6584891U JPH0512903U (ja) 1991-07-24 1991-07-24 工作機械の異常負荷検出装置

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JPH0512903U true JPH0512903U (ja) 1993-02-19

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JP6584891U Pending JPH0512903U (ja) 1991-07-24 1991-07-24 工作機械の異常負荷検出装置

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JP (1) JPH0512903U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021200403A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 ブラザー工業株式会社 工作機械、加工経路生成方法、及びコンピュータプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021200403A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 ブラザー工業株式会社 工作機械、加工経路生成方法、及びコンピュータプログラム

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