JP2802869B2 - 安全に接触検知可能な工作機械 - Google Patents

安全に接触検知可能な工作機械

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JP2802869B2
JP2802869B2 JP4358716A JP35871692A JP2802869B2 JP 2802869 B2 JP2802869 B2 JP 2802869B2 JP 4358716 A JP4358716 A JP 4358716A JP 35871692 A JP35871692 A JP 35871692A JP 2802869 B2 JP2802869 B2 JP 2802869B2
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堅一 大野
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手動ハンドルを有し、
ローブまたは工具とワークとを相対的に移動させて接触
検知を行う汎用フライス盤、NCフライス盤、マシニン
グセンタ等の接触検知手段を有した工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用フライス盤、NCフライス盤、マシ
ニングセンタ等の工作機械は、軸送りを手動で行う手動
ハンドルを備えている。このような工作機械において、
接触検知プローブや心出しバーを主軸に装着してワーク
との接触を検知、又は、工具を主軸に装着し、ワークと
の接触を検知する位置合せ作業は、手動ハンドルを用い
て作業者が手動により行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プローブや工
具等(以下工具等と云う)を手動ハンドルによりワーク
に近づけて加工開始点などの位置を検出する場合に、接
触検知信号を受けてから送りを停止しても、送り速度が
速いと食い込みや精度の乱れを生じたり、装置の破損な
どの事故を起こし易い。
【0004】そこで本発明の目的は、手動ハンドル送り
による工具等とワークとの接触検知のための接近速度
を、工具等とワークとがある近接位置より近づいた場合
に、所定値以上にならないよう制限を加えるリミッタを
作動させ、工具等のワークへの食い込みや装置の破損な
どの事故が生じないようにするにある。また、接触検知
後の送り方向の制限を自動的に設定、解除できるように
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明による装置は、下記のような構成を備えたものと
なっている。即ち、軸送り用の手動ハンドルを有した工
作機械において、プローブまたは工具とワークとの接触
を検知する接触検知手段と、前記接触検知手段によって
接触を検知するに当たり前記手動ハンドルで前記プロー
ブまたは工具とワークとを接近させたとき手動でONす
る安全スイッチと、 前記安全スイッチがONした場合、
手動ハンドルによるプローブまたは工具とワークとの接
近方向送り速度が所定値以上にならないよう制限を与
え、前記接触検知手段により接触が検知されると同時に
送りを停止し、プローブまたは工具とワークとの接触検
知後は、前記送り速度の制限を解除するとともに、プロ
ーブまたは工具とワークとが離れる方向の送り動作のみ
有効とし、所定距離離れたとき全方向の送り動作を有効
とする送り制御手段と、を設けてなる安全に接触検知可
能な工作機械。
【0006】
【作用】本発明においては、工具等とワークとが接近し
た時点で手動ハンドルによる送り速度が所定値以上にな
らないよう制限を加えるリミッタが作動して、送り速度
が規制され、接触を検知すると同時に手動ハンドルによ
る送りが停止される。なお、それ以後は前記送り速度の
制限が解除されるとともに、両者が離れる方向にのみの
送りが可能とされ、所定距離離れた後は、全方向の送り
が可能となる。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。図1は本発明による装置のブロック図で、図2
はその作動フローチャートである。図1に示すように、
工作機械1にはNC装置2、機械制御装置(MTC)
3、操作盤4、手動ハンドルによるパルス発生器5、ワ
ークとの接触を検知する接触プローブ6が接続されてい
る。
【0008】工作機械1にはX,Y,Z軸のそれぞれの
変位を検出するためのスケール1a、1b、1cが設け
てあり、手動ハンドルの操作によって手動パルス発生器
5よりのパルスに応じて工作機械1が作動する。また、
工作機械1を操作するための操作盤4には、モード選択
スイッチ4a、送り速度設定スイッチ4b、手動連続送
りスイッチ(ジョグスイッチ)4c、などが設けられて
おり、工作機械1をMTC3、NC装置2を介して操作
するよう構成されている。さらに、接触検知プローブ6
よりの接触検知信号により、MTC3、NC装置2を介
して工作機械1における送り操作が停止されるよう構成
されている。
【0009】また、手動ハンドル操作により生ずる工作
機械における各軸の変位は、スケール1a、1b、1c
よりのパルスとしてNC装置2内の現在位置カウンター
2aに送られるが、スケール1a、1b、1cからの移
動方向をMTC3が検知し、接触検知プローブ6からの
接触信号があると停止信号を出して送りを停止させると
ともに、さらに接触方向に送られるのを規制し、逆方向
への移動はできるようにしてある。しかし、前記したよ
うに、接触検知プローブ6からの信号を受けてから送り
を停止しても、送り速度が速いと食い込みや精度の乱れ
を生じたり、装置の破損などの事故を起こす恐れがあ
る。
【0010】本発明においては、安全スイッチ7を設け
るとともに、安全スイッチ7が押された状態では、手動
ハンドルによる送り速度を一定値以上にならないよう制
限を加えるリミッタ2bをNC装置2内に設けるように
してある。
【0011】実施例を示す図1に従って本発明による工
作機械の作用を説明するに、通常は、手動ハンドルを回
転して送りをかける場合、その送り信号はリミッタ2b
を通さずに工作機械1に送られ、手動ハンドルの回転速
度および回転量に応じて送りが行われるのであるが、接
触検知プローブ6とワークとの間隔がぶつからない程度
の安全な値、例えば5mm程度まで近づいたとき、安全ス
イッチ7を押す(ONする)と、リミッタ2bが作用し
て、手動ハンドルを回してもその送り速度が、接触検知
プローブ6とワークとが接触した際に両者の間に食い込
みや破損が生ずることなく送りを停止できるような所定
値に制限されるように構成されている。
【0012】そして、接触検知プローブ6からの接触検
知信号があると、MTC3、NC装置2により停止信号
を出し、送りを止める。この接触信号が発せられると、
現在位置カウンター2a、MTC3により接触位置、移
動方向が演算検知されるので、この演算検知結果により
リミッタ2bが解除されても、送りが接触する方向(ア
プローチ方向)の送りに対して逆の送り(接触検知プロ
ーブ6とワークとが離れる方向の送り)は自由に行える
ように制御できる。つまり、接触検知プローブ6よりの
接触検知信号があったときは、工具はさらに接触方向に
は送られないが、逃げる方向には動かせるようになる。
【0013】接触検知プローブ6を逃げる方向に所定距
離動かすと、どちらの方向にも自由に動かせるように制
限を全て解除するようにする。
【0014】本発明による工作機械の作動について説明
するに、図2に示すようになっている。即ち、手動ハン
ドルを動かして接触検知プローブ6とワークとがある程
度接近するまで移動させるのであるが、その情報は各軸
スケール1a、1b、1cよりの位置情報と移動方向が
NC装置2、MTC3により認識される。その状態にお
いて、安全スイッチ7を押す(ONする)と、ハンドル
速度がリミッタ2bによりクランプされ、接触検知プロ
ーブ6よりの接触信号があれば不都合を生ずることなく
直ちに送り停止がなされるようになる。
【0015】接触信号があると、送りは停止され、それ
を認識させるためのブザーまたはランプを作動させると
ともに、送りのクランプを解除する。ただし、送りクラ
ンプの解除は逆方向への送りを速くできるようにするた
めのもので、接触方向への移動を可能にするものではな
い。
【0016】所定距離だけ逆方向に動いた後は、送り速
度のクランプは全て解除され、どちらの方向にも自由に
送ることが可能となる。なお、接触位置よりどれだけ逃
げたかの情報は、NC装置2、MTC3により知ること
ができる。
【0017】本実施例では接触検知プローとワークと
を接触させる場合について述べたが、主軸に装着した工
具または心出バーとワークとを接触させ、その接触を
検知する別の接触検知手段を有した工作機械でも同様で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
手動ハンドルによる送り速度がクランプされ、送り速度
が所定値以上にならないよう自動的に制限されるので、
工具等とワークとの接触検知に際して食い込みや破損の
ような事故を起こす恐れがなくなり、位置合せ作業が安
全でかつ精度よく行うことができる。また、位置合せ作
業が熟練を要せず短時間で行え、作業能率の向上が図ら
れる。更に接触検知と同時に送り速度の制限が解除され
るとともに、工具等とワークとが離れる方向のみの送り
動作が可能となり、また所定距離離れると全方向の送り
動作が可能となり、接触検知後の送り方向の制限を自動
的に設定、解除でき、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による工作機械のブロック図である。
【図2】本発明による工作機械の動作フローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 工作機械 1a、1b、1c スケール 2 NC装置 2a 現在位置カウンタ 2b リミッタ 3 機械制御装置(MTC) 4 操作盤 5 手動ハンドルパルス発生器 6 接触検知プローブ 7 安全スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 5/22 B23Q 5/58 B23Q 17/22 G01B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸送り用の手動ハンドルを有した工作機
    械において、 プローブまたは工具とワークとの接触を検知する接触検
    知手段と、前記接触検知手段によって接触を検知するに当たり前記
    手動ハンドルで前記プローブまたは工具とワークとを接
    近させたとき手動でONする安全スイッチと、 前記安全スイッチがONした場合、 手動ハンドルによる
    プローブまたは工具とワークとの接近方向送り速度が所
    定値以上にならないよう制限を与え、前記接触検知手段
    により接触が検知されると同時に送りを停止し、プロー
    ブまたは工具とワークとの接触検知後は、前記送り速度
    の制限を解除するとともに、プローブまたは工具とワー
    クとが離れる方向の送り動作のみ有効とし、所定距離離
    れたとき全方向の送り動作を有効とする送り制御手段
    と、 を設けたことを特徴とする安全に接触検知可能な工作機
    械。
JP4358716A 1992-12-28 1992-12-28 安全に接触検知可能な工作機械 Expired - Lifetime JP2802869B2 (ja)

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