JPH05285788A - 工作機械の健康診断装置 - Google Patents

工作機械の健康診断装置

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JPH05285788A
JPH05285788A JP11212392A JP11212392A JPH05285788A JP H05285788 A JPH05285788 A JP H05285788A JP 11212392 A JP11212392 A JP 11212392A JP 11212392 A JP11212392 A JP 11212392A JP H05285788 A JPH05285788 A JP H05285788A
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JP
Japan
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machine tool
monitoring
data
inspection
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP11212392A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakagawa
篤 中川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械が致命的な故障に至る前に機械の異常を
察知することができ、また簡単なデータ処理で異常判断
を可能とする。 【構成】 内部時計で定期点検メーセッジを自動発生す
る手段22を設ける。オぺレータによる点検指令bに応
答して、工作機械1に所定の動作を行わせる点検サイク
ル動作プログラム25を設ける。前記の所定動作時にお
ける工作機械1の加減速時間,サイクルタイム,負荷等
の動作状態を監視する状態監視手段26を設ける。ま
た、前記所定動作が正常に行われた場合の動作状態のデ
ータを記憶する正常状態データ記憶手段29を設ける。
この記憶データと前記の監視により得た動作状態データ
とを比較して工作機械に不具合がないかを判断する正常
判断手段30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤やマシニングセ
ンタ等の工作機械において、機械が致命的な故障に至る
前に機械の異常を察知する工作機械の健康診断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の故障予防を図る場合、
故障しかけていることを機械の異常音等から作業者の経
験により判断したり、あるいは送り軸のモータ負荷を設
定値と比較して異常負荷の場合に自動停止させるように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業者の経験
により判断する場合は、不確実でかつ判断が難しいとい
う問題点がある。また、モータの異常負荷による判断の
場合は、機械各部の相互関係等によって異常と判断すべ
きレベルが変わるため、どのような動作をさせているか
によっても判断レベルが変わることになり、しきい値の
レベル設定が難しい。そのため正確な診断が難しい。
【0004】このような問題点を解消するものとして、
インプロセスで送り軸の負荷、主軸の負荷、各部の温度
や振動、加工精度等をセンサでピックアップし、それら
のデータを処理して異常を予測するものを提案した。
【0005】この発明の目的は、機械が致命的な故障に
至る前に機械の異常を察知することのできる簡単な構成
の工作機械の健康診断装置を提供することであり、最終
的には人による判断を介入させることによって、計算機
では処理しきれない部分を補うと共に、データ処理を容
易にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この健康診断装置は、
点検指令(b)に応答して工作機械(1)に所定の動作
を行わせる点検サイクル実行手段(24)と、前記所定
動作時の工作機械(1)の動作状態を監視する状態監視
手段(26)と、前記所定動作が正常に行われた場合の
動作状態のデータを記憶する正常状態データ記憶手段
(29)と、この記憶データと前記の監視により得た動
作状態データとを比較して工作機械(1)に不具合がな
いかを判断する正常判断手段(30)とを備えたもので
ある。
【0007】
【作用】点検指令(b)が発せられると、点検サイクル
実行手段(24)は予め準備された所定の動作を工作機
械(1)に行わせる。状態監視手段(26)は、この所
定動作を行う間の動作状態、例えば加減速時間や負荷等
の状態を監視する。監視により得たデータは、予め正常
状態データ記憶手段(29)に記憶されたデータと正常
判断手段(30)によって比較され、工作機械(1)に
不具合がないかが判断される。このように、点検時に所
定の固定的な動作を行わせ、この所定動作に対する正常
状態での動作データと点検時の監視データとを比較して
正常判断が行われることになるため、簡単なデータ処理
で正確な判断が行える。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。工作機械1は、タレット2の送り台3を主軸台4の
側方に設置したタレット旋盤であり、主軸台4にはワー
クWをチャックで把持する主軸5が設置してある。送り
台3は、ベッド6のレール7上に設置したタレットスラ
イド8と、タレットスライド8上にレール(図示せず)
を介して設置したインデックスハウジング9とで構成さ
れる。タレットスライド8およびインデックスハウジン
ク9は、各々送りねじ10,11を介してX軸サーボモ
ータ12およびZ軸サーボモータ13によりX,Z方向
に送られる。
【0009】タレット2は、正面形状が多角形のドラム
状のものであり、インデックスハウジング9に内蔵され
た割出装置により、水平軸回りに割出回転させられる。
タレット2の各周面部分には工具14が装着してある。
主軸台4およびタレットスライド8の前方は機体カバー
15の一部で覆われ、かつ主軸5の前方に、工具14の
摩耗量を測定するためのタッチスイッチ等からなる刃先
検定装置16が回動アーム17を介して退避可能に設け
てある。
【0010】制御系を説明する。NC装置18は、数値
制御機能部およびプログラマブルコントローラ機能部を
備えたものであり、演算制御部19は加工プログラム2
0を実行してサーボコントローラ21に各軸の送り指令
を出力する。サーボコントローラ21は、前記の送り指
令に応じてX軸サーボモータ12やZ軸サーボモータ1
3等の各軸サーボモータに負荷電流を供給するものであ
り、Z軸およびY軸サーボモータ12,13に付設され
た位置検出器12a,13aの検出値に応じてフィード
バック制御を行う機能を有している。
【0011】このような基本構成のNC装置18におい
て、健康診断装置を構成する次の各手段が設けてある。
すなわち、定期点検メーセッジ発生手段22、点検指令
スイッチ23、点検サイクル実行手段24、状態監視手
段26、正常状態データ記憶手段29、および正常判断
手段30が設けられている。
【0012】定期点検メーセージ発生手段22は、NC
装置18に付設された操作盤(図示せず)のCRT画面
等に、定期点検を促すメッセージaを表示する手段であ
り、内部の時計機能により一定時間毎に前記メッセージ
aを自動的に発生する。点検指令スイッチ23は、前記
の操作盤に設けられて点検指令bを点検サイクル実行手
段24に出力する手段である。
【0013】点検サイクル実行手段24は、工作機械1
に固定的な所定の動作を行わせるプログラムを記述した
点検サイクル動作プログラム25と、これを実行する演
算制御部19とで構成される。
【0014】状態監視手段26は、点検サイクルの間の
工作機械1の動作状態を監視する手段であり、時間的要
素監視手段27と負荷要素監視手段28とを有する。時
間的要素監視手段27は、タレット2の各軸移動時の加
減速に要する時間や、工作機械1の所定動作に要したサ
イクルタイム等の時間的要素を監視する手段であり、各
軸サーボモータ12,13の位置検出器12a,13a
の検出値等から前記時間的要素を監視する。負荷監視手
段28は、各軸サーボモータ12,13に供給する負荷
電流値を、負荷検出器32,33の検出値によって監視
する手段である。
【0015】正常状態データ記憶手段29は、所定の点
検サイクル動作が正常に行われた場合の動作状態のデー
タを記憶する手段であり、故障がないことが確認された
状態で前記点検サイクルを実行したときの状態監視手段
26の各監視データを記憶させる。なお、正常データ記
憶手段29には、キーボード等の入力手段から適宜のデ
ータを入力設定しても良い。
【0016】正常判断手段30は、状態監視手段26の
監視データを正常状態データ記憶手段29の記憶データ
と比較して、設定基準に基づき、機械に不具合がないか
を判断する手段であり、不具合有りの判断結果により報
知手段31にアラームを発生させる。正常判断手段30
は、具体的な不具合の状態をCRT画面等に表示させの
ものとしても良い。
【0017】上記構成の診断動作を説明する。定期点検
メーセージ発生手段22は、内部の時計により所定の時
間が経過すると定期点検をすべきメッセージを自動発生
させる。オペレータは、このメッセージを見て、運転の
中断が可能なときに、点検スイッチ23をオンにする。
このオン動作による点検指令bに応答して、点検サイク
ル実行手段24の点検サイクル動作プログラム25が実
行され、工作機械1が所定の点検サイクルを行う。例え
ば、タレット2を原点位置から主軸5の近傍位置までX
およびZ軸方向に早送りし、所定の区間を低速送りした
後に原点位置に復帰させるような動作を行わせる。
【0018】この点検サイクルの間、状態監視手段26
は、各動作の時間的要素や負荷を監視する。例えば、タ
レット2をX軸方向に移動させるときの移動開始から等
速状態になるまでの加速時間や、等速状態から停止まで
の減速時間を監視し、かつ点検サイクルの全体または一
部の動作が行われる間のサイクルタイムを監視する。ま
た、各軸の負荷電流値を監視する。
【0019】この監視により得た各データを、正常判断
手段30により正常状態データ記憶手段29の記憶デー
タと比較し、設定基準に基づいて機械が正常状態である
かどうかを判断する。不具合があると、報知手段31に
報知する。
【0020】このようにして定期点検を行うことによ
り、機械が致命的な故障に至る前に機械の異常を察知す
ることができる。また、この健康診断装置によると、点
検時に所定の固定的な動作を行わせ、この所定動作に対
する正常状態での動作データと点検時の監視データとを
比較して正常判断を行わせるようにしたため、正常判断
手段30において、簡単なデータ処理で正確な判断が行
える。
【0021】なお、前記実施例はタレット旋盤に適用し
た場合につき説明したが、この発明は工作機械一般に適
用することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明の工作機械の健康診断装置は、
点検サイクル実行手段、状態監視手段、正常状態データ
記憶手段、および正常判断手段を設けることにより、点
検時に所定の固定的な動作を行わせ、この所定動作に対
する正常状態での動作データと点検時の監視データとを
比較して正常判断を行わせるようにしたため、簡単なデ
ータ処理で正確な判断が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる健康診断装置の概
念図と工作機械の概略平面図とを示した説明図である。
【符号の説明】
1…工作機械、2…タレット、5…主軸、12…X軸サ
ーボモータ、13…Z軸サーボモータ、18…NC装
置、19…演算制御部、22…定期点検メッセージ発生
手段、23…点検指令スイッチ、24…点検サイクル実
行手段、25…点検サイクル動作プログラム、26…状
態監視手段、29…正常状態データ記憶手段、30…正
常判断手段、b…点検指令

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点検指令に応答して工作機械に所定の動
    作を行わせる点検サイクル実行手段と、前記所定動作時
    の工作機械の動作状態を監視する状態監視手段と、前記
    所定動作が正常に行われた場合の動作状態のデータを記
    憶する正常状態データ記憶手段と、この記憶データと前
    記の監視により得た動作状態データとを比較して工作機
    械に不具合がないかを判断する正常判断手段とを備えた
    工作機械の健康診断装置。
JP11212392A 1992-04-03 1992-04-03 工作機械の健康診断装置 Pending JPH05285788A (ja)

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JP11212392A JPH05285788A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 工作機械の健康診断装置

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