JPH05126260A - 結露防止バタフライ弁およびその製造方法 - Google Patents

結露防止バタフライ弁およびその製造方法

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JPH05126260A
JPH05126260A JP28649491A JP28649491A JPH05126260A JP H05126260 A JPH05126260 A JP H05126260A JP 28649491 A JP28649491 A JP 28649491A JP 28649491 A JP28649491 A JP 28649491A JP H05126260 A JPH05126260 A JP H05126260A
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米男 村井
Masaharu Fukuchi
正晴 福地
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バタフライ弁における弁軸挿通用ネック部と弁
駆動部における結露を防止し、駆動部分の保温被覆を不
要としたバタフライ弁およびその製造方法を提供する。 【構成】弁軸5の挿通用ネック部7をオーステナイトス
テンレス鋼等の熱伝導性の悪い金属パイプ製とし、アル
ミニウムその他の鋳物材による鋳造製本体1の弁軸挿通
部6の鋳造時に一体化する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バタフライ弁に関
し、特に結露防止機能を有するバタフライ弁ならびにそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バタフライ弁は、周知の通り、本体内に
おいて旋回運動を行うことにより流路を開閉可能に設け
た弁体を有し、一端をこの弁体に連結した弁軸の他端部
を本体の弁軸挿通部および弁軸挿通用ネック部を通して
外部に導出し、駆動部に連結した構造を有し、一般的に
は弁軸挿通部を有する本体ならびに挿通用ネック部を同
一材料で一体的に鋳造されている。
【0003】このような鋳造品は、製造が容易であり、
また品質が安定し、弁体が接触するゴムシートの耐える
範囲であればあらゆる流体に使用することができる利点
を有している。
【0004】しかしながら、空調用の冷温水配管などに
使用した場合、冷水通過時の結露現象の発生、冷温水の
放熱、吸熱によるエネルギー損失を防ぐため配管および
弁に断熱保温被覆を施す必要があるが、弁軸挿通用ネッ
ク部と弁駆動部の保温被覆は形状が複雑なため比較的困
難であった。
【0005】このような問題点を解決する一つの手段と
して、特開平3−161691号においては弁軸を挿通
する弁軸筒の基部を本体と一体に形成するとともに、外
方向残部を断熱性非金属材料、例えば硬質塩化ビニー
ル、ポリエチレンなどで形成することによって結露を防
止するバタフライ弁の構造が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記提案で
は、弁軸筒の外方部を断熱性の非金属性材料で形成する
ことにより弁軸筒の外方部を基部から熱的に遮断するよ
うにしたものであるが、金属材料からなる弁本体の弁軸
筒基部と非金属性材料すなわちプラスチックからなる弁
軸筒外方部とは、各々別個に成型した上で連結せざるを
得ず、工程数の増加を来す難点があり、また、接着方式
をとらざるを得ないため、両者の連結状態における品質
管理に意を用いる必要があり、保守点検の必要性も増大
する。
【0007】そこで、この発明の目的とするところは、
バタフライ弁における弁軸挿通用ネック部と弁駆動部に
おける結露を防止し、駆動部分の保温被覆を不要とした
バタフライ弁を提供するところにある。
【0008】また、他の目的とすることろは、製造時の
工程数が増加することのないこの種バタフライ弁を提供
するところにある。
【0009】さらにまた他の目的とするところは、弁軸
挿通用ネック部と本体側との連結状態が一体的であり、
耐久性に信頼をおけるこの種バタフライ弁を提供すると
ころにある。
【0010】また、このようなバタフライ弁の製造方法
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、こ
の発明においては本体内において流路を開閉可能に設け
た弁体に一端部を連結し、他端部を外部に導出して駆動
部に連結する弁軸の挿通用ネック部をオーステナイトス
テンレス鋼等の熱伝導性の悪い金属パイプ製とすること
を一つの特徴としている。
【0012】弁軸挿通部を有する本体は、アルミニウム
その他の鋳物材によって鋳造するものとし、その鋳造時
に上記金属パイプ製の挿通用ネック部を弁軸挿通部に鋳
込むことによって両者を一体成型したことを他の特徴と
している。
【0013】すなわち、この発明のバタフライ弁は、本
体内において流路を開閉可能に設けた弁体に一端部を連
結し、他端部を外部に導出して駆動部に連結する弁軸の
挿通用ネック部を、オーステナイトステンレス鋼等の熱
伝導性の悪い金属パイプ製とし、アルミニウムその他の
鋳物材による鋳造製本体の弁軸挿通部と一体成型したこ
とを特徴とする結露防止バタフライ弁である。
【0014】本体鋳造時に用いる鋳物材としては、挿通
用ネック部の金属材料よりも低溶融点を有する鋳物材と
することが好ましい。
【0015】また、上記バタフライ弁、すなわち、本体
内において流路を開閉可能に設けた弁体に一端部を連結
した弁軸の他端部を弁軸挿通部および挿通用ネック部を
通して外部に導出して駆動部に連結するようにした弁結
露防止バタフライ弁の製造方法としては、弁軸の挿通用
ネック部を、オーステナイトステンレス鋼等の熱伝導性
の悪い金属材料でパイプ状に成型し、弁軸挿通部を有す
る本体の鋳造時、該挿通用ネック部を弁軸挿通部に一体
的に鋳込むことによって弁軸挿通用ネック部と弁軸挿通
部とを本体成形時に同時に一体化する製造方法が採用で
きる。
【0016】
【作用】上記のように、弁軸の挿通用ネック部をオース
テナイトステンレス鋼等の熱伝導性の悪い金属パイプ製
とした場合、挿通用ネック部および駆動部における結露
現象を防止することができるので、駆動部の保温被覆を
省略することができる。また、結露による水滴の落下な
どの事故も防止できる。
【0017】挿通用ネック部と弁軸挿通部は、ともに金
属材料からなり、本体鋳造時に一体化されるので、両者
の連結状態が確実、良好であり、耐久性にすぐれる。
【0018】製造法としては本体鋳造時に一体化できる
ため工程数の増加もなく、耐久性の点においても信頼感
のある製造方法となし得る。
【0019】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例について説明
する。
【0020】図1は、この発明に係るバタフライ弁の一
実施例を示す断面図で、1は鋳造成型した本体、2は本
体内面に取り付けたゴム製シートリング、3は本体内に
おいて旋回可能に設けられ周縁部をシートリング2に対
し圧接・離反することによって流路の開閉を行う弁体、
4は弁体を受けるステム、5は一端部を弁体3に連結
し、他端部を本体1に形成した弁軸挿通部6およびこの
弁軸挿通部6に連結一体化した弁軸挿通用ネック部7を
通して外部に導出した弁軸で、上端部において駆動部に
連結される。8は割ブッシュ、9はフランジ、10は止
めネジ、11はOリング、12はワイヤリング、13は
ブッシュである。
【0021】弁軸挿通用ネック部7は、オーステナイト
ステンレス鋼、インコネル等の熱伝導性の悪い金属パイ
プ製であり、これよりも低融点の金属材料、例えばアル
ミニウム、マグネシウム、鋳鉄等の鋳物材で鋳造した本
体1の弁軸挿通部6に一体化されている。
【0022】弁軸挿通用ネック部7は、このように本体
1の鋳造時に弁軸挿通部6に一体的に鋳込むため、弁軸
挿通部6によって確実に抱き込まれ、密着した確実な連
結状態が得られるが、より確実な鋳込み状態を得るため
には、図1に示すように下方部に異形部14を形成して
おくと良い。また、図3および図4に示すように周面に
凹凸部15を形成することも考えられる。勿論異形部、
凹凸部の形状はこれらに限られず、要するに鋳込んだ状
態において回り止め、抜け止めが確実に達成し得る形状
であれば良く、種々の形状を採用し得る。
【0023】このようなバタフライ弁を製造する際に
は、弁軸5の挿通用ネック部7を、オーステナイトステ
ンレス鋼等の熱伝導性の悪い金属材料でパイプ状に成型
し、弁軸挿通部6を有する本体1の鋳造時、該挿通用ネ
ック部7を弁軸挿通部6に一体的に鋳込むことによって
容易に製造可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、この発明に係る結露防止バ
タフライ弁は、弁軸挿通用ネック部をオーステナイトス
テンレス鋼等の熱伝導性の悪い金属材料でパイプ状に成
型し、弁軸挿通部を有する本体の鋳造時、該挿通用ネッ
ク部を弁軸挿通部に一体的に鋳込む構成としたので、連
結状態が確実で耐久性に富んでおり、信頼性の高い構成
となし得たのであり、しかも目的とする弁軸挿通用ネッ
ク部および駆動部分における結露防止機能を十全に達成
することができ、駆動部分に対する保温被覆も不要とな
し得たのである。
【0025】また、このようなバタフライ弁を製造する
際も、本体の鋳造時に同時に弁軸挿通用ネック部を鋳込
んで一体化することができるため、製造工程数が増加す
ることなく、しかも耐久性に富んだ結露防止バタフライ
弁を製造し得る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る結露防止バタフライ弁の一実施
例を示す断面図、
【図2】同平面図、
【図3】同バタフライ弁本体の弁軸挿通部と弁軸挿通用
ネック部との連結状態を示す要部断面図、
【図4】弁軸挿通用ネック部の下端部の形状を示す斜視
図。
【符号の説明】
1……本体 3……弁体 5……弁軸 6……
弁軸挿通部 7……弁軸挿通用ネック部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内において流路を開閉可能に設けた
    弁体に一端部を連結し、他端部を外部に導出して駆動部
    に連結する弁軸の挿通用ネック部をオーステナイトステ
    ンレス鋼等の熱伝導性の悪い金属パイプ製とし、アルミ
    ニウムその他の鋳物材による鋳造製本体の弁軸挿通部と
    一体成型したことを特徴とする結露防止バタフライ弁。
  2. 【請求項2】 鋳造製本体が、挿通用ネック部の金属材
    料よりも低溶融点を有する鋳物材からなる請求項1記載
    の結露防止バタフライ弁。
  3. 【請求項3】 本体内において流路を開閉可能に設けた
    弁体に一端部を連結した弁軸の他端部を弁軸挿通部およ
    び挿通用ネック部を通して外部に導出して駆動部に連結
    するようにしたバタフライ弁の製造方法において、弁軸
    の挿通用ネック部を、オーステナイトステンレス鋼等の
    熱伝導性の悪い金属材料でパイプ状に成型し、弁軸挿通
    部を有する本体の鋳造時、該挿通用ネック部を弁軸挿通
    部に一体的に鋳込むことを特徴とする結露防止バタフラ
    イ弁の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051341A (ja) * 1997-11-05 2008-03-06 Kitz Corp バタフライ弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03181691A (ja) * 1989-12-11 1991-08-07 Tomoe Gijutsu Kenkyusho:Kk 結露を防止したバタフライ弁

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JP2008051341A (ja) * 1997-11-05 2008-03-06 Kitz Corp バタフライ弁

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