JPH08261338A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JPH08261338A
JPH08261338A JP9008895A JP9008895A JPH08261338A JP H08261338 A JPH08261338 A JP H08261338A JP 9008895 A JP9008895 A JP 9008895A JP 9008895 A JP9008895 A JP 9008895A JP H08261338 A JPH08261338 A JP H08261338A
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JP
Japan
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ball
stem
metal
synthetic resin
ball valve
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JP9008895A
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Sadayuki Nakanishi
定之 中西
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Kitz Corp
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Kitz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製のボールとステムを中子の一部として
用いて合成樹脂を射出して一体形に成形するボデーを有
するボールバルブにおいて、ボデーの成形後の収縮によ
ってステム及びボールの回転が阻害されることがないよ
うにする。 【構成】 金属製のボール3とステム4を中子の一部と
して用いて合成樹脂を射出して一体形に成形するボデー
2を有するボールバルブ1において、ボール3の外表面
に金属製のプロテクタ5を配設して、及び/又は、ステ
ム4の外周面に金属製のブッシュ6を配設して、ボデー
2を射出成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水、油、ガス等の配管
に用いられ、一体形の合成樹脂製ボデーを有するボール
バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示した断面図は、実公平6−19
888号公報及び特開平2−76980号公報に、一体
形の合成樹脂製ボデーを有するボールバルブの従来例と
して示されたものであって、回転部材21は金属製でス
テム部21aとボール部21bとが一体に形成されてお
り、ボデー22は回転部材21を中子(成形用の心材)
の一部として用いて、合成樹脂を射出して一体形に成形
されたものである。
【0003】このボールバルブ23は、図に示された開
弁状態から、回転部材21がハンドル24によってほぼ
90度回転されて、閉弁状態になる。しかし、ボデー2
2の材料である合成樹脂が回転部材21の材料である金
属よりも熱膨張率、即ち、熱収縮率が大きいので、射出
成形した高温状態から常温にまで冷却したときに、ボデ
ー22が回転部材21のステム部21aとボール部21
bとのいずれか又は両方を締付けて、回転部材21の回
転を不能にさせたり、回転を困難にさせたりする問題を
生ずる。
【0004】図4に示した断面図は、図3に示したボー
ルバルブ23と同様に、金属製のボール25とステム2
6を中子の一部として用いて合成樹脂を射出して一体形
に成形したボデー27を有するボールバルブ28を示し
たものであって、29はシートとして作用する金属線
材、30は合成樹脂管を融着させるための抵抗加熱線で
ある。
【0005】このボールバルブ28は、図に示された閉
弁状態において、ボール25が上流側の流体圧に押され
て僅か移動し、下流側のシートである金属線材29に圧
着して密封する構造になっている このボールバルブ28も、ボデー27が射出成形され高
温状態から常温にまで冷却したときに、ボデー27がボ
ール25とステム26のいずれか又は両方を締付けて、
ステム26及びボール25の回転を不能にさせたり、回
転を困難にさせたりする問題を生ずる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明のボールバルブ
は、上記のような従来の、金属製のボールとステムを中
子の一部として用いて合成樹脂を射出して一体形に形成
するボデーを有するボールバルブが、ステム及びボール
の回転が不能になったり、困難になったりする課題を解
決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のボールバルブ
を、上記の課題を解決するために次のように構成した。
金属製のボールとステムを中子の一部として用いて合成
樹脂を射出して一体形に成形するボデーを有するボール
バルブにおいて、このボールの外表面に合成樹脂製又は
金属製のプロテクタを配設してボデーを射出成形した。
【0008】また、同様のボールバルブにおいて、ステ
ムの外周面に合成樹脂製又は金属製のブッシュを配設し
てボデーを射出成形した。
【0009】この場合、ボールの外表面に合成樹脂製又
は金属製のプロテクタを配設すると共に、ステムの外周
面に合成樹脂製又は金属製のブッシュを配設して、ボデ
ーに射出成形するのが好ましい。
【0010】また、ブッシュがステムとの接触面に軸受
性向上のための表面処理を施した金属製であるとよく、
この接触面に合成樹脂の表面被覆を施したものであると
特に好ましい。
【0011】
【作用】金属製のボールとステムを中子の一部として用
いて、合成樹脂を射出してボデーを成形するときに、ボ
ールの外表面の適宜な場所にこの外表面に沿う金属製の
プロテクタを配設し、ステムの外周面にこれに沿う金属
製のブッシュを配設しておくと、これらのプロテクタと
ブッシュは金属製であり、中子の一部である金属製のボ
ール及びステムと熱膨張率、即ち、熱収縮率がほぼ同じ
であるので、射出成形した高温から常温にまで温度が下
ったときに、熱収縮率が高い合成樹脂のボデーの収縮が
プロテクタ及びブッシュによって阻止されて、ボデーが
ボールやステムを締付けてステムとボールの回転を不能
にさせたり、困難にさせたりすることが起きない。
【0012】プロテクタとブッシュを合成樹脂製にする
場合の合成樹脂は、上記の金属製のプロテクタやブッシ
ュと同様に、合成樹脂を射出してボデーを成形する際の
温度に耐えるものでなければならなく、また、その熱膨
張係数は、ボールやステムの金属の熱膨張係数に近似し
ていなければならないが、このような合成樹脂製のプロ
テクタやブッシュを配設して合成樹脂を射出して成形し
たボデーは、上記のプロテクタやブッシュが金属製であ
る場合と同様に、ステムやボールを締付けて、ステムと
ボールの回転を不能にさせたり、困難にさせたりするこ
とが起きない。
【0013】ブッシュを金属製にし、このブッシュのス
テムとの接触面にPTFEの被覆を施したり、接触面の
金属にPTFEなどを含浸させたりして接触面に軸受性
向上のための表面処理を施すと、操作性のよいボールバ
ルブが得られる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明のボールバルブの一実施例を
示す縦断面図であって、1はボールバルブ、2はボデ
ー、3はボール、4はステム、5はプロテクタ、6はブ
ッシュであり、7はOリング、8は金属線材、9は抵抗
加熱線である。なお、このボールバルブ1は、図に示さ
れた閉弁状態において、ボール3が上流側の流体圧に押
されて僅か移動し、下流側のシートである金属線材8に
圧着して密封する構造のものであって、ボール3とステ
ム4との接続部は、これに適する形状に作られている。
【0015】ボデー2は、金属製のボール3とステム4
を中子(成形用の心材)の一部として用いて合成樹脂を
射出して成形されたものであるが、この成形時に、ボー
ル3の外表面に図のような金属製のプロテクタ5を適宜
配設し、また、ステム4の外周面に金属製のブッシュ6
を配設し、更に、シートとして作用する金属線材8と合
成樹脂管を融着させるための抵抗加熱線9とを図のよう
に所定の位置に配設して、射出成形されている。ブッシ
ュ6のステム4との接触面(内径面)にはPTFEの表
面被覆10が施されている。
【0016】図2は、図1に示した実施例を一部変更し
た他の実施例を示す縦断面図であって、ブッシュ6には
PTFE10を施す代りにブッシュ6の接触面(内径
面)の金属にPTFEを含浸させてある。また、Oリン
グ7の代りに位置を変えて2個のOリング11及び12
が設けられている。
【0017】次に、図1及び図2について、その作用を
説明する。ボデー2の射出成形の際に配設されたプロテ
クタ5とブッシュ6は金属製であり、中子の一部として
用いた金属製のボール3及びステム4と熱膨張率、すな
わち熱収縮率がほぼ同じであるので、射出成形した高温
から常温にまで温度が下ったときに、熱収縮率が高い合
成樹脂のボデー2の収縮がプロテクタ5及びブッシュ6
によって阻止されて、ボデー2がボール3やステム4を
締付けて、ステム4とボール3の回転を不能にさせた
り、困難にさせたりすることが起きない。
【0018】なお、ボデー2の内側に埋設された金属線
材8は、下流側においてシートの働きをし、その接触面
積が狭くて接触面圧が高く、高いシール性が得られる。
また、同様にボデー2の接続口の内側に埋設された抵抗
加熱線9は、合成樹脂管を接続するときにこの抵抗加熱
線9に電流を流して、ボデー2とこれに接続するために
挿入した合成樹脂管の接触部付近を溶融させ、電流を断
った後に一体に凝固させて、確実かつ強固に接続するた
めのものである。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のボール
バルブは、金属製のボールとステムを中子の一部として
用いて合成樹脂を射出してボデーを成形しても、射出後
のボデーの収縮によってボールやステムが締付けられ
て、ステムとボールの回転が不能になったり、困難にな
ったりすることが全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールバルブの一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】図1のボールバルブを一部変更した他の実施例
を示す縦断面図である。
【図3】一体形に射出成形したボデーを有するボールバ
ルブの従来例を示す縦断面図である。
【図4】図3と同様のバルブの他の従来例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ボールバルブ 2 ボデー 3 ボール 4 ステム 5 プロテクタ 6 ブッシュ 10 表面被覆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のボールとステムを中子の一部と
    して用いて合成樹脂を射出して一体形に成形するボデー
    を有するボールバルブにおいて、このボールの外表面に
    合成樹脂製又は金属製のプロテクタを配設してボデーを
    射出成形したことを特徴とするボールバルブ。
  2. 【請求項2】 金属製のボールとステムを中子の一部と
    して用いて合成樹脂を射出して一体形に成形するボデー
    を有するボールバルブにおいて、このステムの外周面に
    合成樹脂製又は金属製のブッシュを配設してボデーを射
    出成形したことを特徴とするボールバルブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100462603C (zh) * 2006-07-04 2009-02-18 何建初 尼龙球阀的制造方法
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