JPH0751902B2 - スロットルバルブボディ - Google Patents
スロットルバルブボディInfo
- Publication number
- JPH0751902B2 JPH0751902B2 JP63243094A JP24309488A JPH0751902B2 JP H0751902 B2 JPH0751902 B2 JP H0751902B2 JP 63243094 A JP63243094 A JP 63243094A JP 24309488 A JP24309488 A JP 24309488A JP H0751902 B2 JPH0751902 B2 JP H0751902B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal ring
- throttle valve
- resin
- butterfly valve
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M15/00—Carburettors with heating, cooling or thermal insulating means for combustion-air, fuel, or fuel-air mixture
- F02M15/02—Carburettors with heating, cooling or thermal insulating means for combustion-air, fuel, or fuel-air mixture with heating means, e.g. to combat ice-formation
- F02M15/022—Carburettors with heating, cooling or thermal insulating means for combustion-air, fuel, or fuel-air mixture with heating means, e.g. to combat ice-formation near to manually operated throttle valve
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関のスロットルバルブボディに関し、
殊に、樹脂製のボディに関する。
殊に、樹脂製のボディに関する。
従来の技術 内燃機関のスロットルバルブボディは、従来アルミダイ
キャストにて製造されていたが、アルミダイキャストの
場合、鋳ばなしでは精度がでないため後加工が必要であ
る。また、ダイキャストは、すが出来やすく気密性が劣
るため、目止め処理が必要であること等の問題があっ
た。よって、加工のしやすさとコストダウンを図ること
も含めて、スロットルバルブボディの樹脂化の検討がさ
れてきた。
キャストにて製造されていたが、アルミダイキャストの
場合、鋳ばなしでは精度がでないため後加工が必要であ
る。また、ダイキャストは、すが出来やすく気密性が劣
るため、目止め処理が必要であること等の問題があっ
た。よって、加工のしやすさとコストダウンを図ること
も含めて、スロットルバルブボディの樹脂化の検討がさ
れてきた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、樹脂製のスロットルバルブボディでは、 (1)高温下での使用によってボディの寸法収縮が生じ
る。円筒のボディ内には、円板状のバタフライバルブが
配設されており、該バルブを円筒の径方向の軸の回りに
回転させて流量コントロールを行なうが、前記寸法収縮
によってバタフライバルブの周縁がボディ内面に圧接し
た状態となり、バタフライバルブの回転が出来なくなる
危険がある。
る。円筒のボディ内には、円板状のバタフライバルブが
配設されており、該バルブを円筒の径方向の軸の回りに
回転させて流量コントロールを行なうが、前記寸法収縮
によってバタフライバルブの周縁がボディ内面に圧接し
た状態となり、バタフライバルブの回転が出来なくなる
危険がある。
(2)外気温度が低い場合、アイシングによるバタフラ
イバルブとボディ内面の固着を防止するため、ボディ外
側から加熱を行なうが、樹脂の熱伝導率が金属に比べて
小さいため、アイシング防止効果が小さい。
イバルブとボディ内面の固着を防止するため、ボディ外
側から加熱を行なうが、樹脂の熱伝導率が金属に比べて
小さいため、アイシング防止効果が小さい。
本発明は、上記の点に鑑み、スロットルバルブボディの
樹脂化を図ると共に、特にバタフライバルブ配設部分の
加熱による寸法収縮を抑えたスロットルバルブボディを
提供することを目的とする。また、本発明は、前記目的
に加えて、アイシング防止を確実に行なえる樹脂製のス
ロットルバルブボディを提供することも目的とする。
樹脂化を図ると共に、特にバタフライバルブ配設部分の
加熱による寸法収縮を抑えたスロットルバルブボディを
提供することを目的とする。また、本発明は、前記目的
に加えて、アイシング防止を確実に行なえる樹脂製のス
ロットルバルブボディを提供することも目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、円筒のスロット
ルバルブボディを樹脂で形成してなり、バタフライバル
ブ配設部分のボディ内周面を樹脂中にインサートした金
属リングの内周面で構成した点に特徴を有する。
ルバルブボディを樹脂で形成してなり、バタフライバル
ブ配設部分のボディ内周面を樹脂中にインサートした金
属リングの内周面で構成した点に特徴を有する。
また、樹脂製のボディ肉厚部に加熱流体の通路を形成
し、該通路に前記金属リングの少なくとも一部分を露出
させた点に特徴を有する。
し、該通路に前記金属リングの少なくとも一部分を露出
させた点に特徴を有する。
作用 本発明においては、バタフライバルブ配設部分のボディ
内周面を金属リングの内周面で構成している。金属リン
グの存在により、この部分の加熱による寸法収縮を抑制
し、ボディ内周面のバタフライバルブ周縁への圧接防止
を図ることが出来る。
内周面を金属リングの内周面で構成している。金属リン
グの存在により、この部分の加熱による寸法収縮を抑制
し、ボディ内周面のバタフライバルブ周縁への圧接防止
を図ることが出来る。
また、金属リングは、熱の伝導が樹脂に比べてよく、そ
の少なくとも一部分がボディ肉厚部に形成した加熱流体
の通路に露出しているので、加熱流体の熱をバタフライ
バルブ配設部分に良好に伝えて、アイシング防止を図れ
る。
の少なくとも一部分がボディ肉厚部に形成した加熱流体
の通路に露出しているので、加熱流体の熱をバタフライ
バルブ配設部分に良好に伝えて、アイシング防止を図れ
る。
実施例 次に、本発明の実施例を説明する。
第1図において、1は樹脂製の円筒状スロットルバルブ
ボディであり、ガラス繊維強化フェノール樹脂で成形し
てある。ボディ1内には、円筒の径方向の軸2の回りに
回転する円板状のバタフライバルブ3が配設されるが、
この配設部分のボディ1の内周面を真鍮製の金属リング
4の内周面で構成する。金属リング4は、インサート成
形により、ボディ1と一体化されている。
ボディであり、ガラス繊維強化フェノール樹脂で成形し
てある。ボディ1内には、円筒の径方向の軸2の回りに
回転する円板状のバタフライバルブ3が配設されるが、
この配設部分のボディ1の内周面を真鍮製の金属リング
4の内周面で構成する。金属リング4は、インサート成
形により、ボディ1と一体化されている。
金属リング4に2mm厚のものを用いた場合、耐熱試験(1
50℃、500時間)におけるボディ1の内径(φ55mm)の
寸法収縮は、0.02mmであった。一方、金属リングなしの
場合は、同寸法収縮が0.1mmであった。この例では、バ
タフライバルブ3を閉じたとき、バタフライバルブ3の
周縁とボディ1内周面との間に必要なクリアランスは0.
05mmであり、ボディ1としては寸法収縮を0.03mm以下に
抑えなければならないが、本実施例で寸法安定性の効果
を確認できた。
50℃、500時間)におけるボディ1の内径(φ55mm)の
寸法収縮は、0.02mmであった。一方、金属リングなしの
場合は、同寸法収縮が0.1mmであった。この例では、バ
タフライバルブ3を閉じたとき、バタフライバルブ3の
周縁とボディ1内周面との間に必要なクリアランスは0.
05mmであり、ボディ1としては寸法収縮を0.03mm以下に
抑えなければならないが、本実施例で寸法安定性の効果
を確認できた。
尚、金属リング4の肉厚を0.8mmとしたときの寸法収縮
は、0.05mmであり、実際の使用における寸法収縮の許容
範囲内で、金属リング4の肉厚を適宜設定すればよい。
は、0.05mmであり、実際の使用における寸法収縮の許容
範囲内で、金属リング4の肉厚を適宜設定すればよい。
また、ボディ1の肉厚部に加熱流体の通路5を設け、こ
の通路に、金属リング4の外周面の一部を露出させた。
この露出部分から、加熱流体の熱が金属リング4全体に
良好に伝わり、アイシングによるバタフライバルブ3の
ロックを防ぐことが出来る。
の通路に、金属リング4の外周面の一部を露出させた。
この露出部分から、加熱流体の熱が金属リング4全体に
良好に伝わり、アイシングによるバタフライバルブ3の
ロックを防ぐことが出来る。
第2図は、他の実施例を示し、金属リング4の外周面に
設けた凸部6を通路6中に配設している。この場合、金
属リング4の本体は、ボディ1中に埋設されており、加
熱流体が、金属リング4とボディ1を構成する樹脂の間
のわずかの隙間からボディ1内に漏れるのを確実に防止
する上で効果的である。尚、熱の伝導性の点では、第1
図に示したものと変りはない。
設けた凸部6を通路6中に配設している。この場合、金
属リング4の本体は、ボディ1中に埋設されており、加
熱流体が、金属リング4とボディ1を構成する樹脂の間
のわずかの隙間からボディ1内に漏れるのを確実に防止
する上で効果的である。尚、熱の伝導性の点では、第1
図に示したものと変りはない。
バタフライバルブ3と金属リング4を同一材料で構成す
ることにより、高温時のクリアランス精度を高める上で
一層好都合となる。
ることにより、高温時のクリアランス精度を高める上で
一層好都合となる。
発明の効果 上述のように、本発明は、樹脂製のスロットルバルブボ
ディにおいて、バタフライバルブ配設部分のボディ内周
面を金属リングの内周面で構成したものである。この金
属リングの存在により、樹脂の加熱による寸法収縮を抑
制し、バタフライバルブの円滑な作動を確保することが
出来る。
ディにおいて、バタフライバルブ配設部分のボディ内周
面を金属リングの内周面で構成したものである。この金
属リングの存在により、樹脂の加熱による寸法収縮を抑
制し、バタフライバルブの円滑な作動を確保することが
出来る。
また、ボディ肉厚部に形成した加熱流体の通路に金属リ
ングの少なくとも一部を露出させて、金属リング全体へ
の熱の伝導を良くしているので、アイシングによるバタ
フライバルブのロックも回避出来る。
ングの少なくとも一部を露出させて、金属リング全体へ
の熱の伝導を良くしているので、アイシングによるバタ
フライバルブのロックも回避出来る。
金属リングの外周面に設けた凸部を加熱流体の通路に露
出させる構成とした場合には、加熱流体の通路から、金
属リングと樹脂製ボディの界面を伝ってボディ内面に至
る距離が長くなるので、加熱流体がボディ内に漏れるの
を防止する上で都合がよい。金属リングとバタフライバ
ルブを同材質とすれば、両者の間の高温時におけるクリ
アランス精度を高める上で好都合である。
出させる構成とした場合には、加熱流体の通路から、金
属リングと樹脂製ボディの界面を伝ってボディ内面に至
る距離が長くなるので、加熱流体がボディ内に漏れるの
を防止する上で都合がよい。金属リングとバタフライバ
ルブを同材質とすれば、両者の間の高温時におけるクリ
アランス精度を高める上で好都合である。
第1図,第2図は本発明の実施例を示す断面図である。 1はスロットルバルブボディ、2は軸、3はバタフライ
バルブ、4は金属リング、5は通路、6は凸部。
バルブ、4は金属リング、5は通路、6は凸部。
Claims (3)
- 【請求項1】円筒のボディ内に円板状のバタフライバル
ブを備え、該バルブを円筒の径方向の軸の回りに回転さ
せて流量コントロールを行なうスロットルバルブにおい
て、円筒のボディを樹脂で形成してなり、バタフライバ
ルブ配設部分のボディ内周面を樹脂中にインサートした
金属リングの内周面で構成し、樹脂製のボディ肉厚部に
加熱流体の通路を形成し、金属リングの少なくとも一部
を前記通路に露出させたスロットルバルブボディ。 - 【請求項2】金属リングの外周面に設けた凸部を加熱流
体の通路に露出させた請求項1記載のスロットルバルブ
ボディ。 - 【請求項3】バタフライバルブと金属リングを同材質と
した請求項1または2に記載のスロットルバルブボデ
ィ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63243094A JPH0751902B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | スロットルバルブボディ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63243094A JPH0751902B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | スロットルバルブボディ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291431A JPH0291431A (ja) | 1990-03-30 |
JPH0751902B2 true JPH0751902B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=17098700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63243094A Expired - Lifetime JPH0751902B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | スロットルバルブボディ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751902B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4508386B2 (ja) * | 2000-09-04 | 2010-07-21 | 株式会社ミクニ | 吸気制御装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0317241U (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-20 | ||
JP2612099B2 (ja) * | 1991-01-29 | 1997-05-21 | 株式会社日立製作所 | 絞り弁組立体 |
JP3787861B2 (ja) * | 1995-07-14 | 2006-06-21 | 株式会社デンソー | 内燃機関のスロットルバルブ装置 |
DE19625154C1 (de) * | 1996-06-24 | 1997-11-27 | Audi Ag | Vorrichtung zum Beheizen eines in einem Gehäuse untergebrachten beweglichen Steuerelements einer Brennkraftmaschine |
US6408817B2 (en) | 2000-02-16 | 2002-06-25 | Denso Corporation | Throttle body for an internal combustion engine and its manufacturing method and a throttle apparatus using the same |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6133943U (ja) * | 1984-07-31 | 1986-03-01 | 株式会社 京浜精機製作所 | 合成樹脂製気化器のストツプスクリユ−装置 |
JPS62228652A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-07 | Keihin Seiki Mfg Co Ltd | 気化器の回転軸 |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP63243094A patent/JPH0751902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4508386B2 (ja) * | 2000-09-04 | 2010-07-21 | 株式会社ミクニ | 吸気制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0291431A (ja) | 1990-03-30 |
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