JP2556343Y2 - 排気ブレーキ用バタフライバルブの軸受装置 - Google Patents

排気ブレーキ用バタフライバルブの軸受装置

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JP2556343Y2
JP2556343Y2 JP1992073547U JP7354792U JP2556343Y2 JP 2556343 Y2 JP2556343 Y2 JP 2556343Y2 JP 1992073547 U JP1992073547 U JP 1992073547U JP 7354792 U JP7354792 U JP 7354792U JP 2556343 Y2 JP2556343 Y2 JP 2556343Y2
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JP
Japan
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bearing
butterfly valve
bearing device
peripheral surface
seal ring
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JP1992073547U
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JPH0634144U (ja
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英朗 柳沼
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Fuji Oozx Inc
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Fuji Oozx Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のエンジンの排
気路を開閉して、制動力を制御するようにした排気ブレ
ーキ用のバタフライバルブに係り、特に、バタフライバ
ルブを排気ガス管路中に支承する軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バタフライバルブは、一般に、断平面
である図4、及び縦断側面図である図5に示すよう
に、円筒形の断面をなす弁保持体(1)中に設けた弁体
(2)を管路直交する回転軸(3)(4)をもつて回転可
能にするとともに、少なくとも一方の回転軸(3)
弁保持体(1)の壁面を貫通して外部に突出させ、こ
れに係合したハンドル(5)を操作することにより、弁体
(2)を、図5に実線で示す開弁位置と、2点鎖線で示す
閉止位置とに回転させるようになっている。
【0003】弁保持体(1)には、回転軸(3)及び(4)を
支承する軸受部が形成されており、この軸受部には、た
とえば実開昭62−43143号公報に記載されてい
ように、回転軸のための軸受メタル及びシール部材が嵌
着されている。
【0004】図6は、従来の排気ブレーキ用バタフライ
バルブの軸受部の一例を示す断面図で、弁保持体に
た軸受部(101)における保持孔には、弁体(102)に固着
した回転軸(103)が挿通されている。
【0005】軸受部(101)の保持孔の内周面と回転軸(10
3)との間には、円筒形の軸受メタル(104)遊嵌し、か
その外方に外周の一部が切除された径の異なる
ング状の複数個のシールリング(105)(106)を重合し、
受(101)の外面に止着した蓋板(107)をもって、シール
リング(105)(106)及び軸受メタル(104)を定位置に保持
してある。
【0006】シールリング(105)は、軸受(101)の保持
孔の内周面に当接して、回転軸(103)との間には隙間が
形成され、隣接するシールリング(106)は、回転軸(103)
の外周面に当接して、保持孔の内面との間に隙間が
成されている。このように、径の異なる2種のシールリ
ング(105)及び(106)を交互に配置することにより、両者
の間にラビリンスを形成して、管路内を流れる排気ガス
が外部へ漏出するのを防止している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】図6の従来の装置
は、軸受メタル(104)が、管路を流れる高温の排気ガス
に接触して変質し、回転軸(103)に焼き付きが生じて円
滑に回転できなくなることがある。
【0008】すなわち、図6の装置では、軸受メタル(1
04)が、排気ガスの漏出を防止するためのシールリング
(105)(106)よりも内側に位置しているため、排気ガス
は、軸受メタル(104)の内外周面を通過したのち、シー
ルリング(105)(106)により阻止されることになる。
【0009】したがって、軸受メタル(104)は、弁体(10
2)が管路を閉止した際における排気上流側の高温高圧の
排気ガスにさらされて加熱され回転軸(103)の外周面
及び軸受(101)の内周面に焼き付きが生じ易くなる。
【0010】本考案は、この不都合を解消した排気ブレ
ーキ用バタフライバルブの軸受装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、排気ガスが流通する管路内に設けたバタ
フライバルブの両側より突出する1対の回転軸を、管路
と直交する方向に支承する軸受装置であって、前記回転
軸に、外周面に設けた小径部に、その幅よりも軸線方向
の厚さが小さいシールリングを遊嵌したシール保持部材
と、その外側面に当接させた軸受メタルとを嵌合したも
のを、前記管路と直交する保持孔に嵌合し、前記シール
保持部材の内側面をバタフライバルブの外周面に当接さ
せるとともに、前記シールリングの外周面を、前記保持
孔の内周面に当接させたことを特徴としている。
【0012】
【作用】回転軸に装着した軸受メタルの内側方、すなわ
ち、管路側にシール保持部材を設けたことにより、管路
中を流れる排気ガスシール保持部材で阻止されて、軸
メタルまで到達することがなく、従って軸受メタル
高温の排気ガスにさらされるのが防止される。
【0013】シールリングの内側面全面が排気ガスの圧
力を受けるので、シールリングはシール保持部材を強く
軸受メタルへ押し、良好なシールが保たれる。
【0014】
【実施例】図1は、本考案の第1実施例の面図
で、図6の従来例と同様、管路に設けた軸受部(11)にお
ける保持孔に、弁体(12)に固着した回転軸(13)挿通
てある。
【0015】回転軸(13)の弁体(12)に近部分には、
側面が弁体(12)に当接するシール保持部材(14)を嵌合
てある。シール保持部材(14)は、外周面中央に環状の小
径部(15)を設けた円筒形をなしている。
【0016】小径部(15)には、軸線方向の厚さを小径部
(15)の幅よりも小としたシールリング(16)が嵌されて
いる。シールリング(16)は、金属又は耐熱性プラスチッ
ク等の弾性材料からなり、図3に示すように、外周の一
部を切断したリング状をなしている。しかして、これを
シール保持部材(14)の小径部(15)に嵌した際、外周面
が軸受部(11)の内面に弾性的に圧着して、切断部の隙
間(16a)はきわめて小となるようにてある。
【0017】シール保持部材(14)の外側方において、回
転軸(13)には、円筒形の軸受メタル(17)が、回転軸(13)
の外周面及び軸受部(11)の保持孔の内周面との間に、僅
かな隙間を設けて遊嵌されている。
【0018】軸受部(11)の保持孔の面には、蓋板(1
8)が着され、これにより軸受メタル(17)及びシール
保持部材(14)は定位置に保持されている。
【0019】図1は、蓋板(18)の中心部に設けた通孔を
貫通して回転軸(13)が外方へ突出した駆動側を示してい
るが、の従動側では、回転軸(13)は軸受部より外側
方へ突出せず、従って蓋板に通孔を設けていないことを
除いては、図1とほぼ対称的となっている。
【0020】図1の軸受装置によると、軸受メタル(17)
の内側方、すなわち管路に近い部分に、シールリング(1
6)を設けてあるため、管路を流れる排気ガスシールリ
ング(16)によって阻止され軸受メタル(17)までは到達
することはない。
【0021】したがって、軸受メタル(17)が高温の排気
ガスにさらされて加熱されることなく、軸受メタル(1
7)が回転軸(13)や保持孔に焼きついて、円滑な回転を妨
げることはない。
【0022】図2は、本考案の第2実施例を示すが、
受部(11)、弁体(12)および回転軸(13)は、第1実施例と
同様である。
【0023】回転軸(13)の弁体(12)に近い部分に装着さ
れたシール保持部材(21)は、外側面に小径部(22)を有す
円筒形をなし、小径部(22)には、シールリング(23)を
してある。
【0024】シールリング(23)は、第1実施例における
シールリング(16)と同様のリング状のもので、その軸線
方向の厚さは、小径部(22)の軸線方向の長さよりもやや
小である。
【0025】シール保持部材(21)の外側方において回転
軸(13)には、上記第1実施例と同様の円筒形の軸受メタ
ル(24)が遊嵌されている。
【0026】第2実施例においては、蓋板(25)は、中心
外方へ膨出する帽状をなし、その膨出部(26)の内部
において、回転軸(13)の周囲に圧縮ばね(27)を装着し
て、軸受メタル(24)及びシール保持部材(21)を、弁体(1
2)側に向けて押圧してある。
【0027】第2実施例においても、管路を流れる排気
ガスは、シールリング(23)により阻止されて、軸受メタ
ル(24)まで到達することはない。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、次の効果を奏する。 (a) 排気ブレーキ用のバタフライバルブを支承する軸
受メタルを、高温の排気ガスから隔離して、温度上昇を
防止することにより、焼き付き等をなくして、なめらか
な回転を確保することができる。
【0029】(b) シールリングの内側面全面に排気ガ
スの圧力が作用するので、シールリングは、軸受メタル
を強く押圧し、排気ガスの良好なシール性が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す面図である。
【図3】シールリングの拡大斜視図である。
【図4】本考案の適用対象のバタフライバルブの断平
面図である。
【図5】同じく縦断側面図である。
【図6】従来の排気ブレーキ用バタフライバルブの軸受
装置の一例を拡大して示す横断平面図である。
【符号の説明】
(1)弁保持体 (2)バタフライバルブ (3)(4)回転軸 (5)ハンドル (11)軸受部 (12)弁体 (13)回転軸 (14)シール保持部材 (15)小径部 (16)シールリング (17)軸受メタル (18)蓋板 (21)シール保持部材 (22)小径部 (23)シールリング (24)軸受メタル (25)蓋板 (26)膨出部 (27)圧縮ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスが流通する管路内に設けたバタ
    フライバルブの両側より突出する1対の回転軸を管路
    と直交する方向に支承する軸受装置であって、 前記回
    転軸に、外周面に設けた小径部に、その幅よりも軸線方
    向の厚さが小さいシールリングを遊嵌したシール保持部
    材と、その外側面に当接させた軸受メタルとを嵌合した
    ものを、前記管路と直交する保持孔に嵌合し、前記シー
    ル保持部材の内側面をバタフライバルブの外周面に当接
    させるとともに、前記シールリングの外周面を、前記保
    持孔の内周面に当接させたことを特徴とする排気ブレー
    キ用バタフライバルブの軸受装置。
JP1992073547U 1992-09-30 1992-09-30 排気ブレーキ用バタフライバルブの軸受装置 Expired - Lifetime JP2556343Y2 (ja)

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