JP3387639B2 - 高温用バタフライ弁の断熱構造 - Google Patents

高温用バタフライ弁の断熱構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温ガス流の制御など
に用いられる高温用バタフライ弁の断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】高温高圧のガス流の制御に用いられるバ
タフライ弁は、たとえば図7に示すようなものであり、
弁箱1の内周面にシート部2,3をステップ状に形成
し、弁箱1内に円板状の弁体4を配置して、弁体4を直
径方向に貫通する弁棒5にて弁体4を回転させることに
より内部流路を開閉するようにしている。そして、弁箱
1の内周面に断熱材層6を設けることにより、放熱の防
止と弁箱1の温度低下を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように弁箱1
の内周面に断熱材層6を設ける場合、断熱材7としてキ
ャスタブル(不定形耐火物)やロックウール状のものを
用いるのが通常であり、このような断熱材7を固定する
ために図示したようなV形アンカー8やスタッド9を弁
箱1に溶接する必要があるので、取り付けが容易でない
という問題がある。また、断熱材層6は内部流路を流れ
る流体に晒されるため、断熱材層6を構成するキャスタ
ブルやロックウールなどの断熱材7が流体中に飛散する
可能性が大きいが、このような破損が生じたときの断熱
材層6の補修や取り外しが容易でないという問題があ
る。
【0004】また、前述したように、断熱材層6によっ
て弁箱1の温度低下を図っているので、弁箱1に接する
シート部2,3の外周側は比較的低温になり、高温流体
に晒されて高温になる内周側との間で温度差が大きくな
る。そのため、内外の温度差に起因して、シート部2,
3が変形したり、熱応力が過大になった場合は割れが生
じるという問題がある。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、容易
に取付け・取外しできるとともに、断熱材の流体中への
飛散を防止でき、しかも弁箱の内周面に設けたシート部
の変形を防止できるような断熱構造を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の高温用バタフライ弁の断熱構造は、弁箱内
に直径方向の軸芯まわりに回転して流路を開閉する弁体
を配置し、弁箱の内周に弁体が当接するシート部を設け
るとともに断熱材層を配設した高温用バタフライ弁の断
熱構造であって、前記断熱材層を、弁箱の内周に沿って
環状をなす収納体の内部に断熱材を充填して一体に構成
したことを特徴とする。
【0007】また、本発明の高温用バタフライ弁の断熱
構造は、シート部を中空状に形成するとともに中空部を
シート部の内周面に近接して配置し、このシート部の中
空部を冷却流体を流通させる冷却通路となしたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】上記したように、断熱材層を一体に構成したた
め、断熱材層を別個に製作して容易に弁箱に取付けで
き、取り外しも簡単なのでメンテナンスが容易になる。
また、収納体の内部に断熱材を充填したため、断熱材が
流体に晒されることはなく、断熱材が流体中に飛散する
ことは防止される。
【0009】また、シート部の内周面に近接して冷却通
路を形成したため、高温流体に晒されるシート部の内周
側を冷却流体により冷却することができ、外周側と内周
側における温度差を小さくしてシート部の変形や割れを
防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の一実施例の高温用バタフライ
弁の断熱構造を示し、高温用バタフライ弁は、弁箱11
の内部に直径方向の弁軸12の軸芯まわりに回転して流
路を開閉する弁体13を配置し、弁箱11の内周に、弁
体13の縁部13a,13bが当接するステップ状のシ
ート部14,15を設けている。
【0011】弁箱11の内周には、シート部14の上流
側と下流側にそれぞれ断熱材層16,17が配設され、
シート部15の上流側と下流側にそれぞれ断熱材層1
8,19が配設されている。断熱材層16,17,1
8,19はそれぞれ、耐熱金属等の耐熱材料により中空
状の収納体16a,17a,18a,19aを形成し、
収納体16a,17a,18a,19aの内部に断熱材
20を充填することにより構成されている。
【0012】このように、断熱材層16,17,18,
19をそれぞれ、収納体16a,17a,18a,19
aの内部に断熱材20を充填した一体構成としたため、
断熱材層16,17,18,19を別個に製作して、弁
箱11に容易に取付けることができる。したがって、従
来のような、弁箱11にV形アンカーやスタッドを溶接
して断熱材20を固定する作業は不要になり、取り外し
も簡単であるためメンテナンスが容易になる。断熱材2
0は、収納体16a,17a,18a,19aの内部に
封入されるのでファイバー状のものなど種々のものを用
いることができ、充填した断熱材20は流体に晒されな
いので流体中に飛散することはない。
【0013】図2は本発明の他の実施例の高温用バタフ
ライ弁の断熱構造を示す。この実施例の高温用バタフラ
イ弁の断熱構造は図1に示したものとほぼ同じなので同
一部材に同一符号を付して説明を省略し、断熱材層2
1,22について説明する。
【0014】断熱材層21,22は、耐熱金属等の耐熱
材料により、断面がコの字形の収納体21a,22a
を、コの字形の中央の面が内部流路側に位置するように
形成している。そして、収納体21a,22aの内周面
21b,22bに溶接して設けたV形アンカー23やス
タッド24により、収納体21a,22aの内部に充填
したキャスタブル(レンガやモルタル等)などの断熱材
25を固定している。
【0015】このように、断面がコの字形の収納体21
a,22aを形成した場合も、内周面21b,22aに
V形アンカー23やスタッド24を溶接することで断熱
材25を固定でき、断熱材層21,22を一体に構成で
きる。断熱材25は、収納体21a,22aにより覆わ
れているので流体に晒されることはなく、流体中に飛散
することはない。
【0016】図3は本発明のさらに他の実施例の高温用
バタフライ弁の断熱構造を示す。高温用バタフライ弁
は、弁箱26の内部に直径方向の弁軸27の軸芯まわり
に回転して流路を開閉する弁体28を配置し、弁箱26
の内周にシート部29,30を設けている。シート部2
9,30は、弁軸27と弁体28の縁部28a,28b
を結ぶ直線上に設けられて弁の閉状態において弁体28
の縁部28a,28bに対向し、弁体シート部28c,
28dは弁軸27と弁体28の縁部28a,28bとを
結ぶ直線よりやや上流側および下流側に設けられて弁の
閉状態においてシート部29,30に当接するようにな
っている。
【0017】弁箱26の内周には、シート部29,30
の上流側に筒状の断熱材層31が配設され、シート部2
9,30の下流側に筒状の断熱材層32が配設されてい
る。断熱材層31,32はそれぞれ、図1に示した断熱
材層と同様に、中空状の収納体31a,32aの内部に
断熱材20を充填した構成となっている。
【0018】このように、シート部29,30を弁軸2
7と弁体28の縁部28a,28bとを結ぶ直線上に設
けた高温用バタフライ弁においては、シート部29,3
0の上流側に筒状の断熱材層31を設け、下流側に筒状
の断熱材層32を設ければよく、より容易に取り付け・
取り外しできる。
【0019】なお、図1〜図3に示したような断熱材層
において、収納体の厚み方向の側面に複数のスリットあ
るいは複数の小孔を設け、断熱材層の内部を幾分かの流
体が通過できるようにして、断熱材層の変形を防止して
もよい。
【0020】図4および図5はシート部の一実施例を示
した断面図である。シート部33は中空状に形成されて
おり、その中空部はシート部33の内周面に近接して配
置されて、冷却流体を流通させる冷却通路34を構成し
ている。冷却通路34は、流入口35および流出口36
によって弁箱37の外部に連通しており、流入口35は
弁箱35の外部に配置した冷却流体供給手段(図示せ
ず)に連結されている。38は断熱材層である。
【0021】このような構成において、流入口35より
冷却通路34の内部に冷却流体を導入すると、冷却流体
は冷却通路34を流れる間にシート部33の熱を奪い、
流出口36より流出していく。この結果、高温流体に晒
されるシート部33の内周側の温度上昇は低減され、外
周側と内周側における温度差が小さく維持されて、シー
ト部33の変形や割れは防止される。シート部の形状
は、図4に示したシート部33のように逆凸形の断面を
有するものとしてもよいし、図6に示したシート部34
のように矩形の断面を有するものとしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁箱の内
周に配設する断熱材層を、弁箱の内周に沿って環状をな
す収納体の内部に断熱材を充填した一体構成としたこと
により、断熱材層を別個に製作して、容易に弁箱に取付
けたり弁箱から取り外すことができる。したがって、従
来のような断熱材を取り付けるための溶接などの作業が
不要になり、メンテナンスが容易になる。また、収納体
の内部に断熱材を充填したことにより、断熱材が流体中
に飛散するのを防止できる。
【0023】また、シート部の内周側に冷却通路を形成
したことにより、シート部の内周側の温度上昇を低減で
き、内周側と外周側の温度差を原因とするシート部の変
形や割れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の高温用バタフライ弁の断熱
構造を示した説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の高温用バタフライ弁の断
熱構造を示した説明図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の高温用バタフライ
弁の断熱構造を示した説明図である。
【図4】本発明の高温用バタフライ弁の断熱構造におけ
る冷却通路の一実施例を示した断面図である。
【図5】図4に示した冷却通路を他の方向から示した断
面図である。
【図6】本発明の高温用バタフライ弁の断熱構造におけ
る冷却通路の他の実施例を示した断面図である。
【図7】従来の高温用バタフライ弁の断熱構造を示した
説明図である。
【符号の説明】
11 弁箱 13 弁体 14,15 シート部 16,17,18,19 断熱材層 16a,17a,18a,19a 収納体 20 断熱材 34 冷却通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 39/00 - 51/02 F16K 1/00 - 1/54 F16K 27/00 - 27/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に直径方向の軸芯まわりに回転し
    て流路を開閉する弁体を配置し、弁箱の内周に弁体が当
    接するシート部を設けるとともに断熱材層を配設した高
    温用バタフライ弁の断熱構造であって、前記断熱材層
    は、弁箱の内周に沿って環状をなす収納体の内部に断熱
    材を充填して一体に構成したことを特徴とする高温用バ
    タフライ弁の断熱構造。
  2. 【請求項2】 シート部を中空状に形成するとともに中
    空部をシート部の内周面に近接して配置し、このシート
    部の中空部を冷却流体を流通させる冷却通路となしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の高温用バタフライ弁の断
    熱構造。
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