JPH0989122A - 結露を防止したバタフライ弁 - Google Patents
結露を防止したバタフライ弁Info
- Publication number
- JPH0989122A JPH0989122A JP24202195A JP24202195A JPH0989122A JP H0989122 A JPH0989122 A JP H0989122A JP 24202195 A JP24202195 A JP 24202195A JP 24202195 A JP24202195 A JP 24202195A JP H0989122 A JPH0989122 A JP H0989122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- valve
- seat ring
- actuator
- clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
- Lift Valve (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結露防止バタフライ弁の組立工数を削減する
と共に、標準組わせ外のアクチュエータを選定して取付
け可能にし、使用時、シートリングが本体内面から浮き
上がらないようにすること。 【解決手段】 本体11をアルミニウムその他の鋳造品
で構成し、該本体11とその内面に装着される弾性シー
トリング12とを加硫接着により一体化すると共に、本
体11とその上部に取付けられるアクチュエータとを、
熱伝導性の低い断熱性に富む樹脂材料による成型品で構
成された固定フランジ16Cと、これと一体化されたク
ランプ16A,16Bと、これを本体11の上部に締結
するボルト・ナットとからなる締結手段を介して連結す
る。また、シートリング12の内面の両端部に、内径を
拡大する錐面状段部12bを設け、弁棒挿通孔を囲んで
弁体5の回転受け座12cを内方の突設させている。
と共に、標準組わせ外のアクチュエータを選定して取付
け可能にし、使用時、シートリングが本体内面から浮き
上がらないようにすること。 【解決手段】 本体11をアルミニウムその他の鋳造品
で構成し、該本体11とその内面に装着される弾性シー
トリング12とを加硫接着により一体化すると共に、本
体11とその上部に取付けられるアクチュエータとを、
熱伝導性の低い断熱性に富む樹脂材料による成型品で構
成された固定フランジ16Cと、これと一体化されたク
ランプ16A,16Bと、これを本体11の上部に締結
するボルト・ナットとからなる締結手段を介して連結す
る。また、シートリング12の内面の両端部に、内径を
拡大する錐面状段部12bを設け、弁棒挿通孔を囲んで
弁体5の回転受け座12cを内方の突設させている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結露を防止するバ
タフライ弁に関し、更に詳しくは管路を流過する流体と
大気との温度差に起因して大気中に露出した部分に結露
が生じてくるのを防止するようにしたバタフライ弁に関
する。
タフライ弁に関し、更に詳しくは管路を流過する流体と
大気との温度差に起因して大気中に露出した部分に結露
が生じてくるのを防止するようにしたバタフライ弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷房や冷凍用配管のような低温流
体が流通する管路は、流通する流体と大気との温度差に
よって、大気中の水分が管路外周面に結露してくるた
め、管路外周面を断熱性のカバーで被覆し結露を防止す
る対策が採られている。そしてこのような断熱性のカバ
ーで被覆された管路に接続されるバタフライ弁にも、結
露を防止する対策が施こされてきた。
体が流通する管路は、流通する流体と大気との温度差に
よって、大気中の水分が管路外周面に結露してくるた
め、管路外周面を断熱性のカバーで被覆し結露を防止す
る対策が採られている。そしてこのような断熱性のカバ
ーで被覆された管路に接続されるバタフライ弁にも、結
露を防止する対策が施こされてきた。
【0003】しかしながら、管路に対して直交した状態
で本体から伸び出す弁軸筒の大部分並びに該弁軸筒の外
端に連結されるアクチュエータ等は、その形状が複雑で
あると共に管路とは方向性が異なり、断熱被覆が困難で
あるため、断熱被覆することなくそのまま大気中に露出
されているのが現状である。このため露出した弁軸筒や
アクチュエータ外面に大気中の水分が結露し、結露した
水滴でこれらが腐蝕したり、滴下した水滴で床面が汚れ
るという問題点があった。
で本体から伸び出す弁軸筒の大部分並びに該弁軸筒の外
端に連結されるアクチュエータ等は、その形状が複雑で
あると共に管路とは方向性が異なり、断熱被覆が困難で
あるため、断熱被覆することなくそのまま大気中に露出
されているのが現状である。このため露出した弁軸筒や
アクチュエータ外面に大気中の水分が結露し、結露した
水滴でこれらが腐蝕したり、滴下した水滴で床面が汚れ
るという問題点があった。
【0004】上記の問題点に対処するために、特開平3
−163286号公報に示されているように、弁軸筒の
外端に熱遮断板を介してアクチュエータを取り付けると
共に、弁軸筒の外周面形状に倣って成形した筒状の断熱
カバーを該弁軸筒に被着し、該断熱カバーの一端を前記
熱遮断板に接すると共に、他端をバタフライ弁の本体外
周面を断熱被覆するリング状断熱カバーに接合させたも
のが提案されているが、このものは構造が複雑になって
しまうという問題点があった。
−163286号公報に示されているように、弁軸筒の
外端に熱遮断板を介してアクチュエータを取り付けると
共に、弁軸筒の外周面形状に倣って成形した筒状の断熱
カバーを該弁軸筒に被着し、該断熱カバーの一端を前記
熱遮断板に接すると共に、他端をバタフライ弁の本体外
周面を断熱被覆するリング状断熱カバーに接合させたも
のが提案されているが、このものは構造が複雑になって
しまうという問題点があった。
【0005】上記従来例における熱遮断板及び筒状の断
熱カバーを省略するために、特開平3−181691号
公報に示されているように、弁軸筒における本体と接す
る基部を本体と一体の金属材料で形成し、弁軸筒の外方
向残部を断熱性非金属材料で形成し、該基部と外方向残
部とをインロー構造により連結すると共に、接着剤等で
接合して強固に一体化したものが、本出願人によって提
案されている。
熱カバーを省略するために、特開平3−181691号
公報に示されているように、弁軸筒における本体と接す
る基部を本体と一体の金属材料で形成し、弁軸筒の外方
向残部を断熱性非金属材料で形成し、該基部と外方向残
部とをインロー構造により連結すると共に、接着剤等で
接合して強固に一体化したものが、本出願人によって提
案されている。
【0006】他方、従来のバタフライ弁本体内面に装着
される弾性シートリングは、図9に示すように、本体1
内面に装着される弾性シートリング2の円筒内面両端
が、パイプ(配管)3の内径とほぼ同径に形成されてお
り、また、このような構造は、図10に示す嵌込み式バ
タフライ弁においても同様であった。なお、図中、4は
配管フランジ、5は弁体、6は弁棒、7は締付けボルト
・ナット(中心線)である。
される弾性シートリングは、図9に示すように、本体1
内面に装着される弾性シートリング2の円筒内面両端
が、パイプ(配管)3の内径とほぼ同径に形成されてお
り、また、このような構造は、図10に示す嵌込み式バ
タフライ弁においても同様であった。なお、図中、4は
配管フランジ、5は弁体、6は弁棒、7は締付けボルト
・ナット(中心線)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にお
いて、本出願人の提案に係る特開平3−181691号
公報記載のものは、本体とは別体で製作した弁軸筒を接
着剤等を用いて本体に接合して一体化するという組立工
程を必要とするため、バタフライ弁の製造コストを充分
には低減することができず、且接着により耐久強度が制
限されるという不具合を避けることができないという問
題点があった。
いて、本出願人の提案に係る特開平3−181691号
公報記載のものは、本体とは別体で製作した弁軸筒を接
着剤等を用いて本体に接合して一体化するという組立工
程を必要とするため、バタフライ弁の製造コストを充分
には低減することができず、且接着により耐久強度が制
限されるという不具合を避けることができないという問
題点があった。
【0008】また、図9に示された従来のバタフライ弁
の弾性シートリング2においては、シートリング2の円
筒内面両端がパイプ3の内径とほぼ同径に形成されてい
るので、配管フランジ4により挟持されるとき、前記シ
ートリング2の両端部が圧縮され、C部のように内径方
向に膨出し、この結果、弁体5の回動トルクの増大或い
は弁体回動軌跡上障害となることがあるという問題点が
あった。
の弾性シートリング2においては、シートリング2の円
筒内面両端がパイプ3の内径とほぼ同径に形成されてい
るので、配管フランジ4により挟持されるとき、前記シ
ートリング2の両端部が圧縮され、C部のように内径方
向に膨出し、この結果、弁体5の回動トルクの増大或い
は弁体回動軌跡上障害となることがあるという問題点が
あった。
【0009】更に、図10に示された従来の嵌込み式バ
タフライ弁において、本体1を前記同様配管フランジ4
によりボルトとナット7を締め付けて挟着することによ
り、弾性シートリング2は、同図(a)のE部のように
本体1から内径方向に浮いた状態となる。この傾向は、
特に図9や図10(a)に示された両端部の角(かど)
部2Aが直角になっている場合に顕著であった。
タフライ弁において、本体1を前記同様配管フランジ4
によりボルトとナット7を締め付けて挟着することによ
り、弾性シートリング2は、同図(a)のE部のように
本体1から内径方向に浮いた状態となる。この傾向は、
特に図9や図10(a)に示された両端部の角(かど)
部2Aが直角になっている場合に顕著であった。
【0010】更に、図10(b)において、弁体5が微
小開度において矢印イに示す流体流れ方向に沿ってオリ
フィス(絞り)ロ状態となり、この結果、弁体5の背面
(二次側)ハは真空状態となって弁体5は閉方向に回動
しようとすると共に、前記同様、嵌込み式バタフライ弁
のシートリング2は、真空状態のためにEのように内径
方向に膨出することになり、流体条件によっては、前記
シートリング2の端部が内径方向に引張られて脱落する
こともあるという問題点があった。
小開度において矢印イに示す流体流れ方向に沿ってオリ
フィス(絞り)ロ状態となり、この結果、弁体5の背面
(二次側)ハは真空状態となって弁体5は閉方向に回動
しようとすると共に、前記同様、嵌込み式バタフライ弁
のシートリング2は、真空状態のためにEのように内径
方向に膨出することになり、流体条件によっては、前記
シートリング2の端部が内径方向に引張られて脱落する
こともあるという問題点があった。
【0011】更に同図(c)において、弁体5は開から
閉に至った状態を示し、2B部は引張られ、又2D部は
圧縮されることになる。又逆に開弁時においては上記の
逆の現象が生じ、常にシートリング2の内面及び両端部
は揺動されることになるという問題点があった。
閉に至った状態を示し、2B部は引張られ、又2D部は
圧縮されることになる。又逆に開弁時においては上記の
逆の現象が生じ、常にシートリング2の内面及び両端部
は揺動されることになるという問題点があった。
【0012】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決し、特に結露防止バタフライ弁における構造を簡単に
して組立工数を削減すると共に、耐久強度を大にし、し
かも標準組合せ外のアクチュエータを選定して取付け可
能にし、また、管路を構成する2本の配管フランジによ
ってバタフライ弁を挟持して使用するとき、シートリン
グが本体内面から浮き上がることのない、結露を防止し
たバタフライ弁を提供することを課題としている。
決し、特に結露防止バタフライ弁における構造を簡単に
して組立工数を削減すると共に、耐久強度を大にし、し
かも標準組合せ外のアクチュエータを選定して取付け可
能にし、また、管路を構成する2本の配管フランジによ
ってバタフライ弁を挟持して使用するとき、シートリン
グが本体内面から浮き上がることのない、結露を防止し
たバタフライ弁を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、円筒状本体の上下に弁棒の軸
受部を一体に設け、該本体に、その内面及び両側端面を
被覆する円筒状の弾性材料からなるシートリングを取付
けてその内側に流体通路を形成し、該流体通路に装着し
た円板状の弁体の上下に弁棒を接続し、これら上下の弁
棒を上記の軸受部で支持したバタフライ弁において、上
記シートリングを、本体の内面を被覆する円筒部と本体
の両端面を被覆するフランジ部とによって構成し、該シ
ートリングの円筒部の内面両端に、内径を拡大する段部
を形成すると共に、上記円筒部の内面に弁棒挿通孔を囲
んで弁体の回転受け座を内方向に突設させ、上記本体を
アルミニウムその他の鋳物材で形成し、該本体と弾性材
料で構成されたシートリングとを加硫接着により一体化
すると共に、本体と該本体の上部に取付けられるアクチ
ュエータとを、熱伝導性の低い材料で構成された別体の
締結手段を介して連結したことを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、円筒状本体の上下に弁棒の軸
受部を一体に設け、該本体に、その内面及び両側端面を
被覆する円筒状の弾性材料からなるシートリングを取付
けてその内側に流体通路を形成し、該流体通路に装着し
た円板状の弁体の上下に弁棒を接続し、これら上下の弁
棒を上記の軸受部で支持したバタフライ弁において、上
記シートリングを、本体の内面を被覆する円筒部と本体
の両端面を被覆するフランジ部とによって構成し、該シ
ートリングの円筒部の内面両端に、内径を拡大する段部
を形成すると共に、上記円筒部の内面に弁棒挿通孔を囲
んで弁体の回転受け座を内方向に突設させ、上記本体を
アルミニウムその他の鋳物材で形成し、該本体と弾性材
料で構成されたシートリングとを加硫接着により一体化
すると共に、本体と該本体の上部に取付けられるアクチ
ュエータとを、熱伝導性の低い材料で構成された別体の
締結手段を介して連結したことを特徴としている。
【0014】また請求項2の発明は、本体とアクチュエ
ータとを連結する締結手段を、アクチュエータを連結す
る固定フランジと、該固定フランジと一体化されたリン
グを二つ割りしたクランプと、該クランプを本体に締結
するボルト・ナットとによって構成し、該固定フランジ
と二つ割りしたクランプとを熱伝導性の低い樹脂製材料
で構成し、該クランプを、本体上部の外周面部に取付け
るようにしたことを特徴としている。
ータとを連結する締結手段を、アクチュエータを連結す
る固定フランジと、該固定フランジと一体化されたリン
グを二つ割りしたクランプと、該クランプを本体に締結
するボルト・ナットとによって構成し、該固定フランジ
と二つ割りしたクランプとを熱伝導性の低い樹脂製材料
で構成し、該クランプを、本体上部の外周面部に取付け
るようにしたことを特徴としている。
【0015】また請求項3の発明は、円筒状本体の内面
及びシートリングの円筒部外面に、互いに噛合い可能の
凹凸部を形成したことを特徴としている。
及びシートリングの円筒部外面に、互いに噛合い可能の
凹凸部を形成したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に記載した実施例を用いて説明する。図1は、本発明
の一実施形態を示すバタフライ弁の全閉状態の縦断面図
であり、図中、図9、図10に記載した符号と同一の符
号は同一ないし同類部分を示すものとする。
面に記載した実施例を用いて説明する。図1は、本発明
の一実施形態を示すバタフライ弁の全閉状態の縦断面図
であり、図中、図9、図10に記載した符号と同一の符
号は同一ないし同類部分を示すものとする。
【0017】図において、11は本体(弁本体)で、ア
ルミニウムその他の鋳物材による鋳造品で構成されてお
り、該本体11の内面に、弾性材料からなるシートリン
グ12が後記する加硫接着により一体化して装着され、
該シートリング12に周縁部を圧接、離反することによ
って流体通路9の開度を増減制御する円板状の弁体5
が、本体11に一体に設けられた軸受10に支持された
上部弁棒6と下部弁棒8によって旋回可能に収納されて
いる。
ルミニウムその他の鋳物材による鋳造品で構成されてお
り、該本体11の内面に、弾性材料からなるシートリン
グ12が後記する加硫接着により一体化して装着され、
該シートリング12に周縁部を圧接、離反することによ
って流体通路9の開度を増減制御する円板状の弁体5
が、本体11に一体に設けられた軸受10に支持された
上部弁棒6と下部弁棒8によって旋回可能に収納されて
いる。
【0018】上記本体11の円筒状本体の内面に加硫接
着により一体化されるシートリング12は、本体11の
内周面を被覆する円筒部12Aと前記本体11の両端面
を被覆するガスケット部12Bとからなり、EPDM、
NBR及びCR等合成ゴムを主体とする弾性材料で成形
され、加硫成形用金型に本体11をセットし、上記材料
を注入加熱する。この際、好ましくは、160℃×30
分間加硫成形を行なう。なお、材料の注入に当り、弁本
体1の成形前処理として脱脂、接着剤塗布等を行なって
おくものとする。
着により一体化されるシートリング12は、本体11の
内周面を被覆する円筒部12Aと前記本体11の両端面
を被覆するガスケット部12Bとからなり、EPDM、
NBR及びCR等合成ゴムを主体とする弾性材料で成形
され、加硫成形用金型に本体11をセットし、上記材料
を注入加熱する。この際、好ましくは、160℃×30
分間加硫成形を行なう。なお、材料の注入に当り、弁本
体1の成形前処理として脱脂、接着剤塗布等を行なって
おくものとする。
【0019】そして、前記円筒部12Aの内面は、上部
弁棒6の挿通部および下部弁棒8の挿通部を除いて実質
的に円筒面12aに形成され、該シートリング12の内
面両端には内径を拡大する錐面状の段部12bが形成さ
れ、図3に示すように、配管時に接続されるフランジ4
及びパイプ3に当接する。前記パイプ3はJIS G3
452他にも規定されている通りパイプの外径寸法
(O.D)は一定であり、この寸法に合致するように、
シートリング12の内面両端を12bのように錐面状に
拡大する必要がある。
弁棒6の挿通部および下部弁棒8の挿通部を除いて実質
的に円筒面12aに形成され、該シートリング12の内
面両端には内径を拡大する錐面状の段部12bが形成さ
れ、図3に示すように、配管時に接続されるフランジ4
及びパイプ3に当接する。前記パイプ3はJIS G3
452他にも規定されている通りパイプの外径寸法
(O.D)は一定であり、この寸法に合致するように、
シートリング12の内面両端を12bのように錐面状に
拡大する必要がある。
【0020】又シートリング12の両端面は本体11の
端面からαだけ突出しており、配管接続時のガスケット
の締め代となり、この部分からの流体漏洩を防止してい
る。なお、上記締め代に対してシートリング12が内径
方向へ膨出しても、前記錐面状段部12bで解消される
ことになる。
端面からαだけ突出しており、配管接続時のガスケット
の締め代となり、この部分からの流体漏洩を防止してい
る。なお、上記締め代に対してシートリング12が内径
方向へ膨出しても、前記錐面状段部12bで解消される
ことになる。
【0021】また、該シートリング12の内面で、上部
弁棒6および下部弁棒8の各挿通部の周囲には、図5に
示すように上記円筒面12aから半径方向内向きに突出
して弁棒6,8に対して垂直な平坦面からなる回転受け
座12cが形成され、該回転受け座12cが、後記する
弁体5の円滑回転を可能にすると共に、弁棒6と8方向
への漏洩防止の第1次シール機構としている。なお、第
2次シール機構として本体上部にグランドパッキンが設
けられ、また下部には、ガスケット13を挿入し底蓋1
4で固定している。
弁棒6および下部弁棒8の各挿通部の周囲には、図5に
示すように上記円筒面12aから半径方向内向きに突出
して弁棒6,8に対して垂直な平坦面からなる回転受け
座12cが形成され、該回転受け座12cが、後記する
弁体5の円滑回転を可能にすると共に、弁棒6と8方向
への漏洩防止の第1次シール機構としている。なお、第
2次シール機構として本体上部にグランドパッキンが設
けられ、また下部には、ガスケット13を挿入し底蓋1
4で固定している。
【0022】また、上部弁棒6の下端部6aは角穴接合
等により弁体5と一体化されており、該上部弁棒6の上
端部6bは、角穴接合等により図示しないアクチュエー
タを連結することにより弁体5の回動が行われる。な
お、下部弁棒8は、通常、本体11の下端部に固定して
設置されており、弁体5の回動に伴う案内役となる。な
お、該下部弁棒8を、上部弁棒6のように弁体5によっ
て一体に回転し軸受によって支持するようにしてもよ
い。
等により弁体5と一体化されており、該上部弁棒6の上
端部6bは、角穴接合等により図示しないアクチュエー
タを連結することにより弁体5の回動が行われる。な
お、下部弁棒8は、通常、本体11の下端部に固定して
設置されており、弁体5の回動に伴う案内役となる。な
お、該下部弁棒8を、上部弁棒6のように弁体5によっ
て一体に回転し軸受によって支持するようにしてもよ
い。
【0023】また、シートリング12の外周面と接合さ
れる本体11の内面には、弁棒6,8の挿通穴を挟んで
左右2本のアリ溝が、またシートリング12の円筒部1
2Aの外面には、上記のアリ溝に嵌合する突条(アリ)
15がそれぞれ周方向に設けられ、このアリ溝と突条の
噛合い、及び前記の加硫接着の併用によって本体11と
シートリング12を一層強固に結合している。なお、前
記本体11の内面及びシートリング12の円筒部12A
の外面に、前記のアリ溝および突条に代えて、図4に示
すような多数本の角溝その他任意の凹凸15Aを互いに
噛合い状に設けてもよい。
れる本体11の内面には、弁棒6,8の挿通穴を挟んで
左右2本のアリ溝が、またシートリング12の円筒部1
2Aの外面には、上記のアリ溝に嵌合する突条(アリ)
15がそれぞれ周方向に設けられ、このアリ溝と突条の
噛合い、及び前記の加硫接着の併用によって本体11と
シートリング12を一層強固に結合している。なお、前
記本体11の内面及びシートリング12の円筒部12A
の外面に、前記のアリ溝および突条に代えて、図4に示
すような多数本の角溝その他任意の凹凸15Aを互いに
噛合い状に設けてもよい。
【0024】一方、上記弁棒6の上端部に形成された角
穴接合部6bに接続される図示しないアクチュエータ
を、本体11の上端部に連結させるために、図6に分割
して示されているような、二つ割りされたクランプ16
A,16Bと、その一方16Aと一体化されている固定
フランジ16Cと、該クランプ16A,16Bを本体1
1の上部に締結して固着するためのボルト・ナット16
Dとからなる締結手段(部材)が、本体11とは別体に
設けられている。
穴接合部6bに接続される図示しないアクチュエータ
を、本体11の上端部に連結させるために、図6に分割
して示されているような、二つ割りされたクランプ16
A,16Bと、その一方16Aと一体化されている固定
フランジ16Cと、該クランプ16A,16Bを本体1
1の上部に締結して固着するためのボルト・ナット16
Dとからなる締結手段(部材)が、本体11とは別体に
設けられている。
【0025】上記の締結手段の一つである両クランプ1
6A,16Bは、アクチュエータの回動トルクに対して
該クランプが揺動しないように、図7と図8に示すよう
な、本体11の断面形状と同形の角断面に形成され、ま
た、該クランプが上下方向に移動しないように本体11
をテーパ状にし、同様にクランプも同形状に形成されて
いる。そしてこれらの締結手段を構成するクランプ16
A,16Bと固定フランジ16Cは、樹脂製材料、例え
ばポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレ
ンサルファイド等のように熱伝導率の低い断熱性に富む
樹脂材料による成型品で構成され、本体11と締結して
一体化されている。
6A,16Bは、アクチュエータの回動トルクに対して
該クランプが揺動しないように、図7と図8に示すよう
な、本体11の断面形状と同形の角断面に形成され、ま
た、該クランプが上下方向に移動しないように本体11
をテーパ状にし、同様にクランプも同形状に形成されて
いる。そしてこれらの締結手段を構成するクランプ16
A,16Bと固定フランジ16Cは、樹脂製材料、例え
ばポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレ
ンサルファイド等のように熱伝導率の低い断熱性に富む
樹脂材料による成型品で構成され、本体11と締結して
一体化されている。
【0026】図2は、前記図1で説明したバタフライ弁
(アクチュエータは図示せず)を配管に取付け、断熱被
覆した状態を示す側面図であって、本体11は配管フラ
ンジ4により挟持され、ボルト・ナット7により固着さ
れている。パイプ3及びフランジ4の外径部に断熱被覆
材(カバー)17と18を、厚さm1 ,m2 を通常30
〜50mm程度施こすことになっている。図示のよう
に、被覆材17,18の施工は容易であるが、通常、前
記のように弁棒を軸挿する本体11の弁軸筒部から外端
部は形状が複雑であり、そのために弁軸筒部の露出部を
熱伝導率の低い断熱性に富む樹脂材料で構成するように
している。
(アクチュエータは図示せず)を配管に取付け、断熱被
覆した状態を示す側面図であって、本体11は配管フラ
ンジ4により挟持され、ボルト・ナット7により固着さ
れている。パイプ3及びフランジ4の外径部に断熱被覆
材(カバー)17と18を、厚さm1 ,m2 を通常30
〜50mm程度施こすことになっている。図示のよう
に、被覆材17,18の施工は容易であるが、通常、前
記のように弁棒を軸挿する本体11の弁軸筒部から外端
部は形状が複雑であり、そのために弁軸筒部の露出部を
熱伝導率の低い断熱性に富む樹脂材料で構成するように
している。
【0027】上記した実施形態において、アクチュエー
タの締結手段を構成するクランプ16A,16Bと本体
11との接合面を、回り止め観点から四角形(図7)又
は六角形(図8)に形成した構造について説明したが、
この形状に限定されないことは勿論である。
タの締結手段を構成するクランプ16A,16Bと本体
11との接合面を、回り止め観点から四角形(図7)又
は六角形(図8)に形成した構造について説明したが、
この形状に限定されないことは勿論である。
【0028】また、締結手段を構成する固定フランジ1
6Cと図示しないアクチュエータとの中間に断熱ガスケ
ットを挿入することにより、より一層断熱効果を向上さ
せることができる。
6Cと図示しないアクチュエータとの中間に断熱ガスケ
ットを挿入することにより、より一層断熱効果を向上さ
せることができる。
【0029】上記した実施形態によれば、本体11と、
該本体11の上部に取付けられるアクチュエータとを、
例えばポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリフェ
ニレンサルファイド等のような熱伝導率の低い断熱性に
富む樹脂材料による成形品で構成されたクランプ16
A,16B及び固定フランジ16Cからなる締結手段
を、本体上部にボルト・ナット16Dにより締結して、
連結したことにより、断熱効果が大きく、アクチュエー
タに結露が生じることがないばかりでなく、別体の樹脂
製クランプを取替えることにより、標準組合わせ外のア
クチュエータを選定して取付けることができる。これに
より、弁本体総べて取替えずに配管したままの状態で頂
部のみの交換が可能となる。
該本体11の上部に取付けられるアクチュエータとを、
例えばポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリフェ
ニレンサルファイド等のような熱伝導率の低い断熱性に
富む樹脂材料による成形品で構成されたクランプ16
A,16B及び固定フランジ16Cからなる締結手段
を、本体上部にボルト・ナット16Dにより締結して、
連結したことにより、断熱効果が大きく、アクチュエー
タに結露が生じることがないばかりでなく、別体の樹脂
製クランプを取替えることにより、標準組合わせ外のア
クチュエータを選定して取付けることができる。これに
より、弁本体総べて取替えずに配管したままの状態で頂
部のみの交換が可能となる。
【0030】また、本体11の内面に装着される弾性シ
ートリング12は、本体11と加硫接着により一体化さ
れているので、本体11をシートリング成形用の型の一
部に使用した方法によって容易に製造することができ、
本体を鋳鉄製にしたものに比して軽量化され、取扱いが
容易になると共に、管路に取付けて使用中にシートリン
グ12の円筒部12Aが本体11の円筒状本体から浮き
上がることがなく、そのためシートリングの一部に過剰
応力が加わることがなくなって耐久性が向上する。
ートリング12は、本体11と加硫接着により一体化さ
れているので、本体11をシートリング成形用の型の一
部に使用した方法によって容易に製造することができ、
本体を鋳鉄製にしたものに比して軽量化され、取扱いが
容易になると共に、管路に取付けて使用中にシートリン
グ12の円筒部12Aが本体11の円筒状本体から浮き
上がることがなく、そのためシートリングの一部に過剰
応力が加わることがなくなって耐久性が向上する。
【0031】また、前記した当該バタフライ弁は、図2
に示すように、管路を構成する2本のパイプ(配管)
3,3の各端部外面に嵌合固着した円板形のフランジ
4,4間に介設され、両側のフランジ4,4を複数組の
ボルト・ナット7によって締結することによって、パイ
プ3,3間に挟着される。この場合、図3に示すよう
に、シートリング12のガスケット部12Bの端面は、
本体11の端面から段差αだけ突出しているため、この
段差αが、前記両フランジ4,4の締付けによる挟着に
対する圧縮代を形成し、前記挟着時に圧縮されて接合面
をシールし、かつ前記の段差αを超える過剰な締付けを
防止する。
に示すように、管路を構成する2本のパイプ(配管)
3,3の各端部外面に嵌合固着した円板形のフランジ
4,4間に介設され、両側のフランジ4,4を複数組の
ボルト・ナット7によって締結することによって、パイ
プ3,3間に挟着される。この場合、図3に示すよう
に、シートリング12のガスケット部12Bの端面は、
本体11の端面から段差αだけ突出しているため、この
段差αが、前記両フランジ4,4の締付けによる挟着に
対する圧縮代を形成し、前記挟着時に圧縮されて接合面
をシールし、かつ前記の段差αを超える過剰な締付けを
防止する。
【0032】また、シートリング12の円筒部12Aの
内面両端に内径を拡大する錐面状段部12bが形成され
ているため、当該バタフライ弁を管路を介設してシート
リング12のフランジ部12Bが圧縮された際、シート
リングの円筒部12Aの縁部が内側に膨らむことがな
く、前記円筒部12Aの内面に弁棒の挿通孔を囲んで弁
体の回転受け座12cが内向きに突設されていることと
あいまって、弁体5の回転が円滑になり、また弁棒方向
への漏洩も防止される。
内面両端に内径を拡大する錐面状段部12bが形成され
ているため、当該バタフライ弁を管路を介設してシート
リング12のフランジ部12Bが圧縮された際、シート
リングの円筒部12Aの縁部が内側に膨らむことがな
く、前記円筒部12Aの内面に弁棒の挿通孔を囲んで弁
体の回転受け座12cが内向きに突設されていることと
あいまって、弁体5の回転が円滑になり、また弁棒方向
への漏洩も防止される。
【0033】また、本体11の材質をアルミニウム・ダ
イカスト法により鋳造することにより、内周面を殆んど
ノー加工にすることになり、工数の削減と同時にシート
リングの組立工数を削減でき、品質向上を計り、コスト
ダウン化ができる。
イカスト法により鋳造することにより、内周面を殆んど
ノー加工にすることになり、工数の削減と同時にシート
リングの組立工数を削減でき、品質向上を計り、コスト
ダウン化ができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1の発明においては、円筒状本体の上下に弁棒の
軸受部を一体に設け、該本体に、その内面及び両側端面
を被覆する円筒状の弾性材料からなるシートリングを取
付けてその内側に流体通路を形成し、該流体通路に装着
した円板状の弁体の上下に弁棒を接続し、これら上下の
弁棒を上記の軸受部で支持したバタフライ弁において、
上記シートリングを、本体の内面を被覆する円筒部と本
体の両端面を被覆するフランジ部とによって構成し、該
シートリングの円筒部の内面両端に、内径を拡大する段
部を形成すると共に、上記円筒部の内面に、弁棒挿通孔
を囲んで弁体の回転受け座を内方向に突設させ、上記本
体をアルミニウムその他の鋳物材で形成し、該本体と弾
性材料で構成されたシートリングとを加硫接着により一
体化すると共に、本体と該本体の上部に取付けられるア
クチュエータとを、熱伝導性の低い材料で構成された別
体の締結手段を介して連結したことにより、次のような
効果を奏することができる。
請求項1の発明においては、円筒状本体の上下に弁棒の
軸受部を一体に設け、該本体に、その内面及び両側端面
を被覆する円筒状の弾性材料からなるシートリングを取
付けてその内側に流体通路を形成し、該流体通路に装着
した円板状の弁体の上下に弁棒を接続し、これら上下の
弁棒を上記の軸受部で支持したバタフライ弁において、
上記シートリングを、本体の内面を被覆する円筒部と本
体の両端面を被覆するフランジ部とによって構成し、該
シートリングの円筒部の内面両端に、内径を拡大する段
部を形成すると共に、上記円筒部の内面に、弁棒挿通孔
を囲んで弁体の回転受け座を内方向に突設させ、上記本
体をアルミニウムその他の鋳物材で形成し、該本体と弾
性材料で構成されたシートリングとを加硫接着により一
体化すると共に、本体と該本体の上部に取付けられるア
クチュエータとを、熱伝導性の低い材料で構成された別
体の締結手段を介して連結したことにより、次のような
効果を奏することができる。
【0035】(i)シートリングの円筒部の内面両端に
内径を拡大する錐面状段部が形成されているため、当該
バタフライ弁を管路を介設してシートリングのフランジ
部が圧縮された際、シートリングの円筒部の縁部が内側
に膨らむことがなく、前記円筒部の内面に弁棒の挿通孔
を囲んで弁体の回転受け座が内向きに突設されているこ
ととあいまって、弁体の回転が円滑になる。また、弁棒
方向への漏洩も防止される。
内径を拡大する錐面状段部が形成されているため、当該
バタフライ弁を管路を介設してシートリングのフランジ
部が圧縮された際、シートリングの円筒部の縁部が内側
に膨らむことがなく、前記円筒部の内面に弁棒の挿通孔
を囲んで弁体の回転受け座が内向きに突設されているこ
ととあいまって、弁体の回転が円滑になる。また、弁棒
方向への漏洩も防止される。
【0036】(ii)本体の内面に装着される弾性シート
リングは、アルミニウムその他の鋳物材で形成された本
体と加硫接着により一体化されているので、本体をシー
トリング成形用の型(外型)の一部に使用した方法によ
って容易に製造することができ、またこの際、本体内周
面は殆んどノー加工にできるので工数が削減され、ま
た、本体を鋳鉄製にしたものに比して軽量化され、取扱
いが容易になると共に、管路に取付けて使用中にシート
リングの円筒部が本体の円筒状本体から浮き上がること
がない。
リングは、アルミニウムその他の鋳物材で形成された本
体と加硫接着により一体化されているので、本体をシー
トリング成形用の型(外型)の一部に使用した方法によ
って容易に製造することができ、またこの際、本体内周
面は殆んどノー加工にできるので工数が削減され、ま
た、本体を鋳鉄製にしたものに比して軽量化され、取扱
いが容易になると共に、管路に取付けて使用中にシート
リングの円筒部が本体の円筒状本体から浮き上がること
がない。
【0037】(iii) 本体とその上部に取付けられるアク
チュエータとを、熱伝導性の低い材料で構成された本体
と別体の締結手段を介して連結したことにより、断熱効
果が大で、弁軸筒部から上部の断熱カバー無しでアクチ
ュエータに結露が生じないばかりでなく、本体をそのま
まにして別体の締結手段のみを取替えることにより、標
準組合わせ外のアクチュエータを選定して取付けること
が可能となる。
チュエータとを、熱伝導性の低い材料で構成された本体
と別体の締結手段を介して連結したことにより、断熱効
果が大で、弁軸筒部から上部の断熱カバー無しでアクチ
ュエータに結露が生じないばかりでなく、本体をそのま
まにして別体の締結手段のみを取替えることにより、標
準組合わせ外のアクチュエータを選定して取付けること
が可能となる。
【0038】また、請求項2の発明においては、本体と
アクチュエータとを連結する締結手段を、アクチュエー
タを連結する固定フランジと、該固定フランジと一体化
されたリングを二つ割りしたクランプと、該クランプを
本体に締結するボルト・ナットとによって構成し、該固
定フランジと二つ割りしたクランプとを熱伝導性の低い
樹脂製材料で構成し、該クランプを、本体上部の外周面
部に取付けるようにしたことにより、断熱効果が大き
く、また本体とは別体に構成された、固定フランジと一
体化された樹脂製クランプを取替えることにより、標準
組合わせ外のアクチュエータを選定して、ボルト・ナッ
トの締結という簡単な作業によって容易に本体に取付け
ることができるので、弁本体総べてを取替えずに配管し
たままの状態で頂部のみの交換が可能となる。
アクチュエータとを連結する締結手段を、アクチュエー
タを連結する固定フランジと、該固定フランジと一体化
されたリングを二つ割りしたクランプと、該クランプを
本体に締結するボルト・ナットとによって構成し、該固
定フランジと二つ割りしたクランプとを熱伝導性の低い
樹脂製材料で構成し、該クランプを、本体上部の外周面
部に取付けるようにしたことにより、断熱効果が大き
く、また本体とは別体に構成された、固定フランジと一
体化された樹脂製クランプを取替えることにより、標準
組合わせ外のアクチュエータを選定して、ボルト・ナッ
トの締結という簡単な作業によって容易に本体に取付け
ることができるので、弁本体総べてを取替えずに配管し
たままの状態で頂部のみの交換が可能となる。
【0039】また請求項3の発明においては、円筒状本
体の内面及びシートリングの円筒部外面に、互いに噛合
い可能の凹凸部を形成したことにより、本体とシートリ
ングとは確実に加硫接着され一体化されるので、シート
リングが内径方向に膨出することなく、又、微小弁開度
においてもシートリングが内径方向に吸引され脱落する
危険性がなく、広範囲な仕様条件に使用することができ
る。
体の内面及びシートリングの円筒部外面に、互いに噛合
い可能の凹凸部を形成したことにより、本体とシートリ
ングとは確実に加硫接着され一体化されるので、シート
リングが内径方向に膨出することなく、又、微小弁開度
においてもシートリングが内径方向に吸引され脱落する
危険性がなく、広範囲な仕様条件に使用することができ
る。
【図1】本発明の一実施形態を示すバタフライ弁の閉弁
時の縦断面図である。
時の縦断面図である。
【図2】本発明のバタフライ弁の配管断熱カバー取付状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すシートリング端部の
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図4】他の実施形態を示すシートリング端部の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】シートリングの弁体回転受け座を示す要部斜視
図である。
図である。
【図6】クランプ部を分割して示した要部斜視図であ
る。
る。
【図7】クランプ部の横断面形状を示す図である。
【図8】他の実施形態を示すクランプ部の横断面形状を
示す図である。
示す図である。
【図9】従来例を示すシートリング端部の要部断面図で
ある。
ある。
【図10】(a)(b)(c)は、従来例を示すシート
リング嵌込式バタフライ弁の弁体開度を異にした作用説
明図である。
リング嵌込式バタフライ弁の弁体開度を異にした作用説
明図である。
3 配管(パイプ) 4 配管フランジ 5 弁体 6,8 弁棒 9 流体通路 10 軸受 11 本体 12 シートリング 12A 円筒部 12B ガスケット部 12a 円筒面 12b 錐面状段部 12c 回転受け座 13 断熱ガスケット 14 底蓋 15,15A 凹凸部 16 締結手段(部材) 16A,16B クランプ 16C 固定フランジ 16D ボルト・ナット 17,18 断熱被覆材
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状本体の上下に弁棒の軸受部を一体
に設け、該本体に、その内面及び両側端面を被覆する円
筒状の弾性材料からなるシートリングを取付けてその内
側に流体通路を形成し、該流体通路に装着した円板状の
弁体の上下に弁棒を接続し、これら上下の弁棒を上記の
軸受部で支持したバタフライ弁において、上記シートリ
ングを、本体の内面を被覆する円筒部と本体の両端面を
被覆するフランジ部とによって構成し、該シートリング
の円筒部の内面両端に、内径を拡大する段部を形成する
と共に、上記円筒部の内面に、弁棒挿通孔を囲んで弁体
の回転受け座を内方向に突設させ、上記本体をアルミニ
ウムその他の鋳物材で形成し、該本体と弾性材料で構成
されたシートリングとを加硫接着により一体化すると共
に、本体と該本体の上部に取付けられるアクチュエータ
とを、熱伝導性の低い材料で構成された別体の締結手段
を介して連結したことを特徴とする結露を防止したバタ
フライ弁。 - 【請求項2】 本体とアクチュエータとを連結する締結
手段を、アクチュエータを連結する固定フランジと、該
固定フランジと一体化されたリングを二つ割りしたクラ
ンプと、該クランプを本体に締結するボルト・ナットと
によって構成し、該固定フランジと二つ割りしたクラン
プとを熱伝導性の低い樹脂製材料で構成し、該クランプ
を、本体上部の外周面部に取付けるようにしたことを特
徴とする請求項1記載の結露を防止したバタフライ弁。 - 【請求項3】 円筒状本体の内面及びシートリングの円
筒部外面に、互いに噛合い可能の凹凸部を形成したこと
を特徴とする請求項1又は請求項2記載の結露を防止し
たバタフライ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07242021A JP3090596B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 結露を防止したバタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07242021A JP3090596B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 結露を防止したバタフライ弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0989122A true JPH0989122A (ja) | 1997-03-31 |
JP3090596B2 JP3090596B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17083096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07242021A Expired - Fee Related JP3090596B2 (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 結露を防止したバタフライ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090596B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103807031A (zh) * | 2012-11-01 | 2014-05-21 | 爱信精机株式会社 | 进气控制阀和进气装置 |
CN105863822A (zh) * | 2016-03-24 | 2016-08-17 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种防卡滞的定位旁通结构 |
KR20180121025A (ko) * | 2017-04-28 | 2018-11-07 | 효성중공업 주식회사 | 방열기용 절연유 밸브 |
CN109386620A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-02-26 | 上海鸿研物流技术有限公司 | 蝶阀 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP07242021A patent/JP3090596B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103807031A (zh) * | 2012-11-01 | 2014-05-21 | 爱信精机株式会社 | 进气控制阀和进气装置 |
EP2728158A3 (en) * | 2012-11-01 | 2015-10-21 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Air intake control valve |
CN103807031B (zh) * | 2012-11-01 | 2017-10-31 | 爱信精机株式会社 | 进气控制阀和进气装置 |
CN105863822A (zh) * | 2016-03-24 | 2016-08-17 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种防卡滞的定位旁通结构 |
CN105863822B (zh) * | 2016-03-24 | 2018-04-06 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种防卡滞的定位旁通结构 |
KR20180121025A (ko) * | 2017-04-28 | 2018-11-07 | 효성중공업 주식회사 | 방열기용 절연유 밸브 |
CN109386620A (zh) * | 2018-11-14 | 2019-02-26 | 上海鸿研物流技术有限公司 | 蝶阀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3090596B2 (ja) | 2000-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3902697A (en) | Butterfly valve | |
US5979053A (en) | Method of assembling a butterfly damper capable of fully stopping the flow of air and/or gases | |
CA1076540A (en) | Tight shutoff butterfly valve | |
JPH0536135Y2 (ja) | ||
JPH0457916B2 (ja) | ||
US4510965A (en) | Elastomer coated butterfly valve body | |
US4253641A (en) | Butterfly valve and perimeter seal | |
US4777977A (en) | Composite butterfly valve housing | |
US4774750A (en) | Method of manufacture of a composite butterfly valve housing | |
JPH0989122A (ja) | 結露を防止したバタフライ弁 | |
JP3121518B2 (ja) | バタフライ弁 | |
US3961405A (en) | Method of fabricating a butterfly valve | |
JPH0972431A (ja) | 結露を防止したバタフライ弁 | |
JPH0882375A (ja) | バルブ | |
JP3218206B2 (ja) | バタフライ弁 | |
JP3121494B2 (ja) | バタフライ弁 | |
JP3084233B2 (ja) | バタフライ弁及びその製造方法 | |
JP4179899B2 (ja) | 面間調節機能付きバタフライ弁及びその製造方法 | |
JP3686656B2 (ja) | バタフライ弁、バタフライ弁用シートリング及びシートリングの製造方法 | |
JP4860589B2 (ja) | バタフライ弁 | |
US11187327B2 (en) | Butterfly valve | |
JPH0750615Y2 (ja) | バタフライバルブ | |
US5885627A (en) | Mold for forming elastomeric flange linings for pipes | |
JPH11315937A (ja) | ウエハ形バタフライ弁の配管継手 | |
JPH09273637A (ja) | バタフライ弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |