JPH0512532U - 階段保護ブロツク - Google Patents
階段保護ブロツクInfo
- Publication number
- JPH0512532U JPH0512532U JP5913291U JP5913291U JPH0512532U JP H0512532 U JPH0512532 U JP H0512532U JP 5913291 U JP5913291 U JP 5913291U JP 5913291 U JP5913291 U JP 5913291U JP H0512532 U JPH0512532 U JP H0512532U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stairs
- step surface
- concrete
- construction
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ビル等の建設において、架設階段を別個に設
置することなく、かつ本設の階段を損傷せず、これを安
全な作業路として利用することを可能とした階段保護用
ブロックを提供する 【構成】 補強用鉄筋が露出した階段のステップ面10
上に設置され、このステップ面10に接する底面6に、
前記補強用鉄筋13を収納できる凹部2を形成し、また
表面5は平坦面であり、側面にはこの凹部2内に充填材
を注入するための注入口3を設け、階段上のコンクリー
ト打設によりその全部または一部がコンクリート内に埋
没して、前記ステップ面10上に固定される。
置することなく、かつ本設の階段を損傷せず、これを安
全な作業路として利用することを可能とした階段保護用
ブロックを提供する 【構成】 補強用鉄筋が露出した階段のステップ面10
上に設置され、このステップ面10に接する底面6に、
前記補強用鉄筋13を収納できる凹部2を形成し、また
表面5は平坦面であり、側面にはこの凹部2内に充填材
を注入するための注入口3を設け、階段上のコンクリー
ト打設によりその全部または一部がコンクリート内に埋
没して、前記ステップ面10上に固定される。
Description
【0001】
本考案は階段保護用のブロックに係り、特に高層建築現場等における作業路を 確保するために使用する階段保護用ブロックに関する。
【0002】
通常、高層建築物の工事等においては、下階から順次鉄骨を組み立て、またコ ンクリート型枠を設置して、順次上方階に向かって工事を進行させる。この場合 、作業者を容易に施工階に出入りできるようにし、またその階に建築資材を運搬 するため、先ず最初に、作業路を確保する必要がある。
【0003】 そこで従来は、架設用のステップ板を多数使用した架設階段を組み立て、これ を作業路として使用し、作業終了後は分解して撤去することが行われていた。
【0004】
しかし、従来のような方法では、数十階に及ぶ建築物の場合、各階について架 設階段の組み立て、及び撤去作業を実施するので作業効率が悪い。
【0005】 一方、前記のような作業路は、架設ではなく本設の階段を使用するこにより確 保することも考えられるが、通常、本設の階段は、コンクリートを打設前の状態 であり、階段のステップ面は鉄筋が露出した凹凸面である。
【0006】 したがって作業者が繰り返しこのようなステップ面を通行すれば、鉄筋が折れ 曲がる等の損傷が生じる。そしてコンクリート打設前に、損傷した鉄筋の状態を 点検し、その修復作業を実施する場合には、多くの時間と労力を要し、やはり作 業効率が悪い。
【0007】 また鉄筋が露出していると、通行時に転倒事故が発生する危険が大きい。 本考案は上記のような事情に鑑みてされたものであり、架設階段を別個に設置 することなく、かつ本設の階段を損傷せず、安全な作業路として利用することを 可能とした階段保護用ブロックを提供することを目的とする。
【0008】
本考案は上記の目的を達成するために以下のような構成としている。すなわち 、補強用鉄筋13が露出した階段のステップ面10上に設置され、このステップ 面10に接する底面6に、前記補強用鉄筋13を収納できる凹部2を形成し、ま た表面5は平坦面であり、側面にはこの凹部2内に充填材を注入するための注入 口3を設け、階段上のコンクリート打設によりその全部または一部がコンクリー ト内に埋没して、前記ステップ面10上に固定されるものである。
【0009】
本考案は、ステップ面10に対向する底面6に、補強用鉄筋13を収納する凹 部2を形成して配置されるので、設置後は、平坦なブロック1の表面5がステッ プ面となる。
【0010】 また側面の注出口から凹部内に充填材を注入し、かつ階段上にコンクリート打 設をすればコンクリート内に埋没しステップ面上に固定される。よって工事終了 後は階段の一部となる。
【0011】
次に本考案の一実施例について添付図面を参照して説明する。 図1は本考案のブロックの全体斜視図、図2その断面図である。このブロック 1の全体は方形状であり、通常、ハーフプレキャストコンクリート版として予め 形成される。底面6には、長手方向の全長にわたり、凹部2が設けられている。 この凹部2は、コンクリート打設前の階段11のステップ面5上に露出している 補強鉄筋13を覆い、その全体を収納できる幅と長さを備えている。
【0012】 また、図2のように、ブロック1の内部には、補強用のワイヤーメッシュ3が 埋設されている。 一方、建築工事現場では、図3に示すように、本設の階段11をこれから構築 する階について設置する。この階段11は、両側に配置した鉄骨材12により、 各ステップ面10が支持され、設置前にステップ面の取付が完了しているもので ある。
【0013】 この階段は、各ステップ面10は未仕上げであり、補強用鉄筋13が露出して いる状態である。前記ブロック1は、これらのステップ面10上に、凹部2を形 成した底面6が、このステップ面10に接するように設置する。前記凹部2内に は、補強用鉄筋13がブロック1の重さで加圧され、破損しないように収納され る。
【0014】 このようにすれば、階段のステップ面10はブロック1により覆われ、表面5 には凹凸がないので、本設の階段がコンクリート打設前に作業通路として充分に 使用可能なものとなる。そこでこのまま、施工階の所定の工事が終了するまで使 用する。
【0015】 工事が終了した後は、まず左右側面の開口部4から補強用鉄筋13とブロック 1の間の空間14に充填材を注入し、鉄筋13をこれに埋没させる。充填材は、 例えば、ハイパーフォーマンスコンクリート(H.P.C.)を使用することが できる。
【0016】 この注入作業の際は、必要に応じ、開口部4からエア抜きをして内部全体に充 填材が満たされるようにする。 次に、階段全体、及び床面Aまでコンクリートを打設すると、ステップ面10 とブロック1の間隙部12にコンクリートが流し込まれ、階段のステップ面10 がほぼ平坦になる。このようにしてブロック1は最終的には階段11に一体に固 定され、そのまま本設階段の一部となる。
【0017】
以上説明したように本考案によれば、別設の架設階段を使用することなく、本 設階段上に配置するのみで、直ちに、平坦で安全な作業路の確保が可能である。
【0018】 またこの保護ブロックをステップ面から除去することなく、階段上にそのまま コンクリート打設をすれば、工事を能率的に進めることができ、かつこれが階段 の一部となり、ステップ面が補強される効果もある。。
【図1】 本考案のブロックの全体斜視図
【図2】 本考案のブロックの断面図
【図3】 ブロックを設置した階段の概略図
1 ブロック 2 凹部 3 ワイヤーメッシュ 4 開口部 5 表面 6 底面 10 ステップ面 11 階段
Claims (1)
- 【請求項1】 補強用鉄筋が露出した階段のステップ面
10上に設置され、このステップ面10に接する底面6
に、前記補強用鉄筋13を収納できる凹部2を形成し、
また表面5は平坦面であり、側面にはこの凹部2内に充
填材を注入するための注入口3を設け、階段上のコンク
リート打設によりその全部または一部がコンクリート内
に埋没して、前記ステップ面10上に固定されることを
特徴とする階段保護ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5913291U JPH0512532U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 階段保護ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5913291U JPH0512532U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 階段保護ブロツク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512532U true JPH0512532U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13104484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5913291U Pending JPH0512532U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 階段保護ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512532U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115383882A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-11-25 | 南京旭浦建材科技有限公司 | 一种预制装配式混凝土楼梯成型装置 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP5913291U patent/JPH0512532U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115383882A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-11-25 | 南京旭浦建材科技有限公司 | 一种预制装配式混凝土楼梯成型装置 |
CN115383882B (zh) * | 2022-09-26 | 2023-12-26 | 南京旭浦建材科技有限公司 | 一种预制装配式混凝土楼梯成型装置 |
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